JP7474015B2 - 故障診断機能付き列車検知装置および故障部位判別方法 - Google Patents
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Description
故障診断機能付き列車検知装置を利用して行う故障部位判別方法にも関する。
すなわち、列車の走行等による大きな外力を受けた軌道に亀裂・破断・折損といったレール破断障害が発生したときも、そこの通電状態が悪化して、列車非在線状態であっても受電側の電圧や電流が低下したり更には途絶するといった状況に至るため、受電信号からレール破断状態の情報を得るというレール破断検知機能も発揮することができる。
更に、軌道回路の送電端と受電端とから電圧値と電流値とを継続的に測定して、その蓄積データから所定の特性値を算出して、その算出値に基づく場合分けによって送信ケーブルとレールと受信ケーブルとについて短絡と断線を判別するようになったものがある(例えば特許文献4参照)。
更に、レール腹部などに光ファイバセンサを貼り付けることで鉄道用レールに沿って光ファイバセンサを布設し、この光ファイバセンサからの歪み情報に基づいて軌道の歪ひいては列車停止位置を検出するようになったシステムもある(例えば特許文献3参照)。このシステムでは、光ファイバに適した歪み測定・変位測定の手法として、BOTDR(Brillouin Optical Time Domain Reflectmetory)などが用いられている。
そこで、時間領域反射率測定を軌道回路に対して直に適用すれば、レールに光ファイバを付設しなくて済むため、低廉なコストで、レール破断やケーブル断線といった故障の有無に加えて故障の部位までも検出することができそうに思える。
また、軌道回路の重要部であるレールに係る破断位置の検出については、既述したような人力走行式や自走式の検測車を使用するといったことで、リアルタイム性には欠けるが、コストを抑えつつ所望の検出を行うことができる。
そこで、軌道回路に係る通電の良否を診断する故障診断機能付き列車検知装置について軌道回路を障害から容易に復旧させられるように改良することが技術的な課題となる。
列車検知信号は通過させるがパルス信号は反射するインピーダンス整合部材を介して一端がレール部の一端に接続され他端が列車検知信号の送信機および受信機のうち何れか一方に接続される列車検知信号伝送ケーブルと、該ケーブルに接続されてパルス信号を送出するとともにその反射信号を測定する時間領域反射率測定部と、その測定結果に基づいて前記列車検知信号伝送ケーブルに係る不具合の有無および部位を判別する診断部とを具備している。
前記列車検知信号の送信が間欠的に行われるようになっており、前記時間領域反射率測定部が前記列車検知信号の検出を行って該信号の無い時間帯に限って前記パルス信号の送出を行うようになっている、ことを特徴とする。
前記送信部が前記列車検知信号の送信を間欠的に行うとともに該送信のタイミングを前記時間領域反射率測定部に通知するようになっており、前記時間領域反射率測定部が前記通知に応じて前記パルス信号の送出とその反射信号の測定とを行うようになっている、ことを特徴とする。
前記列車検知信号が途絶えたことを検出する列車検知信号途絶検出手段が設けられており、その検出に応じて前記時間領域反射率測定部が前記パルス信号の送出とその反射信号の測定とを行うようになっている、ことを特徴とする。
前記列車検知信号から前記反射信号を弁別する信号弁別手段が設けられており、その弁別にて得られた信号を用いて前記時間領域反射率測定部が反射信号測定を行うようになっている、ことを特徴とする。
列車検知信号は通過させるがパルス信号は反射するインピーダンス整合部材を介して一端がレール部の一端に接続された列車検知信号送信ケーブルを介して列車検知信号を前記レール部に送信する送信部と、前記列車検知信号は通過させるがパルス信号は反射するインピーダンス整合部材を介して前記レール部の他端に接続された列車検知信号受信ケーブルを介して前記列車検知信号を前記レール部から受信する受信部と、前記列車検知信号送信ケーブルに接続されてパルス信号を送出するとともにその反射信号を測定する送信側時間領域反射率測定部と、その測定結果に基づいて前記列車検知信号送信ケーブルに係る不具合の有無および部位を判別する送信側診断部と、前記列車検知信号受信ケーブルに接続されてパルス信号を送出するとともにその反射信号を測定する受信側時間領域反射率測定部と、その測定結果に基づいて前記列車検知信号受信ケーブルに係る不具合の有無および部位を判別する受信側診断部とを備えている。
前記列車検知信号の送信が間欠的に行われるようになっており、前記送信側時間領域反射率測定部も前記受信側時間領域反射率測定部も前記列車検知信号の無い時間帯にパルス信号送出と反射信号測定とを行うようになっている、ことを特徴とする。
前記列車検知信号が途絶えたことを検出する列車検知信号途絶検出手段が設けられており、その検出に応じて前記送信側時間領域反射率測定部も前記受信側時間領域反射率測定部も前記列車検知信号の無い時間帯にパルス信号送出と反射信号測定とを行うようになっている、ことを特徴とする。
前記列車検知信号から前記反射信号を弁別する信号弁別手段が設けられており、その弁別にて得られた信号を用いて前記送信側時間領域反射率測定部も前記受信側時間領域反射率測定部も反射信号測定を行うようになっている、ことを特徴とする。
前記時間領域反射率測定部による測定結果と前記診断部による判別結果とを含む情報を収集して時系列データに蓄積するデータ蓄積手段を具備している、ことを特徴とする。
そのため、多くの場合に、列車検知信号伝送ケーブルのうち不具合発生部分だけ良品と交換して接続し直すといった簡便な修理などで迅速かつ適切に対処できるので、障害復旧作業の負担が軽減される。
したがって、この発明によれば軌道回路を障害から容易に復旧させることができる。
したがって、この発明によれば、列車検知機能を阻害するなく故障診断機能を付加することが簡便にできる。
更に、列車検知信号の途絶検出に基づいて時間領域反射率測定を行う態様では(解決手段4)、送信機の故障といった特定状況下で集中的に故障診断が行われる。
したがって、この発明によれば、列車検知動作に制約を課すことなく故障診断機能を付加することができる。
あるいは(解決手段9)、送信側と受信側いずれの時間領域反射率測定も、パルス信号の反射信号を列車検知信号から弁別することで行われるので、列車検知動作に制約を課すことなく実施することができる。
また(解決手段10)、データ蓄積手段を具備していて時間領域反射率測定部や診断部による測定結果や判別結果を一定周期等で収集・蓄積して時系列データを作成保持することも行うものにあっては、定常的に又は適宜な時期にデータ解析等を行って列車検知信号伝送ケーブルの状態を監視することで、例えば、明白な故障に至るまでに時間を要するような不具合についても、状態基準保全(CBM)による予防保全が可能となる。
また、何れの列車検知信号伝送ケーブルについても診断部では不具合が検出されない状況の下で、列車検知機能に不具合が見つかったときには、例えば列車検知装置の上位に位置する列車運行管理システム等によって列車検知装置の検知結果について誤りが検出されたようなときには、レール破断といったレール部の不具合が想定されるため、直ちに検測車等を用いた故障部位の探索に取り掛かることで(即ち解決手段11の故障部位判別方法を実施することで)、容易かつ迅速に軌道回路を障害から復旧させることができる。
図1~3に示した実施例1は、上述した解決手段1,6,7,10(出願当初の請求項1,6,7,10)を具現化したものである。
なお、それらの図示に際しては、簡明化等のため、ブロック図や記号図を用いて、発明の説明に必要なものや関連するものを中心に図示した。
図1は、故障診断機能付き列車検知装置10のブロック構成図であり、レール区間2Tに係る部分を示している。
さらに、図3は、(a)がパルス信号B,Cとその反射信号BR,CRの波形例を個別に図示したものであり、(b)が列車検知信号伝送ケーブル32,42等が正常なときのパルス信号B,Cと反射信号BR,CRの波形例を示し、(c)が列車検知信号伝送ケーブル32,42が途中で破損している異常時のパルス信号B,Cと反射信号BR,CRの波形例を示している。
なお、図示した波形例は、何れも、要旨を逸脱しない範囲内で簡略化されている。
列車検知装置20+30+40は、レール区間2Tのレール部20と、列車検知信号Aをレール部20に送信する送信部30と、列車検知信号Aをレール部20から受信する受信部40とを具備している。列車5が走行する一連のレール区間1T,2T,3T,…のうち途中のレール区間2Tに付設されたものを図示したが、付設予定品でも良い。
そのようなレール区間の境界(1Tと2Tとの境23a,23b),(2Tと3Tとの境2ca,23d)の近傍には、信号機24a,24bが設置されることが多い。
列車検知信号Aには、一般に数十Hzから数十kHzの交流信号が多用されており、本例でも、その周波数範囲に属する所定周波数の交流信号が採用されている。
バンドパスフィルタを用いた周波数弁別や、制御部80による時間軸上での送受信可否状態の切り替え制御などによって、送信機31からレール部20を経て受信機41に至る列車検知信号Aの送受信が間欠的に行われるようになっている(図2(a)参照)。
本例では(図2(a)参照)、連続した六つのレール区間1T,…,6Tからなるレール区間群1T…6Tや、それに連なる他のレール区間群7T…毎に、列車検知信号の送信先を時間枠経過毎に一区間ずつずらしながら各レール区間群から一区間だけ順次選出して、それぞれの選出区間へ列車検知信号を送信させるようになっている。
そして、パルス信号Bの送出時刻t1から反射信号BRの受信時刻t2までの経過時間(t2-t1)が列車検知信号送信ケーブル32の全長に係る伝搬遅延時間に対応していれば(図3(b)参照)、列車検知信号送信ケーブル32が正常であることを示す判別結果BAを送信側診断部53が出し、パルス信号Cの送出時刻t1から反射信号CRの受信時刻t2までの経過時間(t2-t1)が列車検知信号送信ケーブル42の全長に係る伝搬遅延時間に対応していれば(図3(b)参照)、列車検知信号送信ケーブル42が正常であることを示す判別結果CAを受信側診断部63が出すようになっている。
また、パルス信号Cの送出時刻t1から反射信号CRの受信時刻t3までの経過時間(t3-t1)が上述の正常時の経過時間(t2-t1)より短いときには(図3(c)参照)、列車検知信号受信ケーブル42に破断等の不具合が発生しており、その不具合の発生位置がケーブル42を経過時間の比{(t3-t1)/(t2-t1)}で分けた部位であることを示す判別結果CAを、受信側診断部63が出すようになっている。
そのため(図2(a)における2Tの波形を参照)、基本の列車検知装置20~40に該当する部分によって一連の列車検知信号送信ケーブル32とレール部20と列車検知信号受信ケーブル42とに係る列車検知信号Aの送受信が所定周期で間欠的に行われる。
これに対し(図3(c)参照)、列車検知信号送信ケーブル32に破断等の不具合が有れば、反射信号BRが時刻t2より早い時刻t3に測定される。
更に(図1参照)、そのような測定結果に基づいて送信側診断部53から判別結果BAが出され、その判別結果BAが総合診断部70に伝達される。
これに対し(図3(c)参照)、列車検知信号受信ケーブル42に破断等の不具合が有れば、反射信号CRが時刻t2より早い時刻t3に測定される。
更に(図1参照)、そのような測定結果に基づいて受信側診断部63から判別結果CAが出され、その判別結果CAが総合診断部70に伝達される。
そのため、軌道回路の管理者等は、ランプの点灯状態を目視確認する等のことで容易に、列車検知信号伝送ケーブル32,42に係る不具合の有無を確認することができる。さらに、不具合の発生時には、判別結果BA,CAのデータを確認することで速やかに不具合の発生部位を高い確度で把握するが出来、直ちに修理等に取り掛かることもできる。
そのうち送信機31とインピーダンスボンド25,26と受信機41は、局所に設置されているので、動き回らなくても不具合の有無を調べることができ、それで足りる。
これに対し、列車検知信号送信ケーブル32とレール部20と列車検知信号受信ケーブル42とについては、長物なので、不具合の有無調査にとどまらず不具合発生部位まで探索することが求められる。
レール部20に係る不具合調査は、既述したように人力走行式の軌道回路電流測定装置や自走式の検測車などを使用して行うことができる。
上記実施例では、送信機31が列車検知信号Aの送出を間欠的に行うとともに時間領域反射率測定部52,62がパルス信号B,Cの送出と反射信号BR,CRの受信とを列車検知信号Aの送出の無い時間帯に限定するというタイミング調整が、送信機31に加えて時間領域反射率測定部52,62も制御部71が制御することによって具現化されていたが、上記タイミング調整の具体化はそれに限定される訳でない。
或いは、列車検知信号Aの送信タイミングが送信機31から時間領域反射率測定部52,62へ通知され、その通知に応じて時間領域反射率測定部52,62がパルス信号B,Cの送出等を行うことで、タイミングが調整されるようにしても良い(解決手段3,7)。
或いは、列車検知信号Aから反射信号BR,CRを弁別する信号弁別手段を設けて(図示せず)、その弁別にて得られた信号を用いて時間領域反射率測定部52,62が反射信号BR,CRの測定を行うようにしても良い(解決手段5,9)。
例えば、時間領域反射率測定部52,56による測定結果と診断部53,63による判別結果BA,CAとを含む情報を収集して時系列データに蓄積するデータ蓄積手段を設けて(図示せず)、その時系列データを解析する等のことにより列車検知信号伝送ケーブル32,42の状態を監視するようにしても良い(解決手段10)。
上記実施例では、レール部20の端部と列車検知信号送信ケーブル32,42の端部とに介在するインピーダンス整合部材として、インピーダンスボンド25,26を挙げたが、インピーダンス整合部材は、インピーダンスボンドに限定される訳でなく、列車検知信号Aは通過させるがパルス信号B,Cは通過させないで反射するものであれば良く、例えばマッチングトランスでも良い。
上記実施例では、パルス信号B,Cの送出タイミングが同時刻t1になっていたが、列車検知信号Aの伝送タイミングと重ならなければ、同時でなく、ずれていても、良い。
上記実施例では、パルス信号B,Cのパルス幅が小さめであったが、例えば始端の検出などでパルス伝搬時間が測定できれば足りるので、パルス信号B,Cのパルス幅は大きめであっても良い(図3(d)参照)。
パルス調整手段を手動操作等にて作動させることで簡便に、パルス信号B,Cに係るパルス幅や振幅レベルを列車検知信号伝送ケーブル32,42の測定対象部分の長さに適合させるといったことができる。
10…故障診断機能付き列車検知装置、
20…レール部(軌道回路の央部)、
21,22…レール、23a,23b,23c,23d…絶縁部、
24a,24b…信号機、
25,26…インピーダンスボンド(インピーダンス整合部材)、
30…送信部(軌道回路の一端部)、
31…送信機、32…列車検知信号送信ケーブル(列車検知信号伝送ケーブル)、
40…受信部(軌道回路の他端部)、
41…受信機、42…列車検知信号受信ケーブル(列車検知信号伝送ケーブル)、
50…送信側付加部、
51…切替スイッチ、52…時間領域反射率測定部、53…送信側診断部、
60…受信側付加部、
61…切替スイッチ、62…時間領域反射率測定部、63…受信側診断部、
70…総合診断部、80…制御部、
A…列車検知信号、B,C…パルス信号、BR,CR…反射信号
Claims (11)
- 列車検知信号は通過させるがパルス信号は反射するインピーダンス整合部材を介して一端がレール部の一端に接続され他端が列車検知信号の送信機および受信機のうち何れか一方に接続される列車検知信号伝送ケーブルと、該ケーブルに接続されてパルス信号を送出するとともにその反射信号を測定する時間領域反射率測定部と、その測定結果に基づいて前記列車検知信号伝送ケーブルに係る不具合の有無および部位を判別する診断部とを具備していることを特徴とする故障診断機能付き列車検知装置。
- 前記列車検知信号の送信が間欠的に行われるようになっており、前記時間領域反射率測定部が前記列車検知信号の検出を行って該信号の無い時間帯に限って前記パルス信号の送出を行うようになっている、ことを特徴とする請求項1記載の故障診断機能付き列車検知装置。
- 前記送信部が前記列車検知信号の送信を間欠的に行うとともに該送信のタイミングを前記時間領域反射率測定部に通知するようになっており、前記時間領域反射率測定部が前記通知に応じて前記パルス信号の送出とその反射信号の測定とを行うようになっている、ことを特徴とする請求項1記載の故障診断機能付き列車検知装置。
- 前記列車検知信号が途絶えたことを検出する列車検知信号途絶検出手段が設けられており、その検出に応じて前記時間領域反射率測定部が前記パルス信号の送出とその反射信号の測定とを行うようになっている、ことを特徴とする請求項1記載の故障診断機能付き列車検知装置。
- 前記列車検知信号から前記反射信号を弁別する信号弁別手段が設けられており、その弁別にて得られた信号を用いて前記時間領域反射率測定部が反射信号測定を行うようになっている、ことを特徴とする請求項1記載の故障診断機能付き列車検知装置。
- 列車検知信号は通過させるがパルス信号は反射するインピーダンス整合部材を介して一端がレール部の一端に接続された列車検知信号送信ケーブルを介して列車検知信号を前記レール部に送信する送信部と、前記列車検知信号は通過させるがパルス信号は反射するインピーダンス整合部材を介して前記レール部の他端に接続された列車検知信号受信ケーブルを介して前記列車検知信号を前記レール部から受信する受信部と、前記列車検知信号送信ケーブルに接続されてパルス信号を送出するとともにその反射信号を測定する送信側時間領域反射率測定部と、その測定結果に基づいて前記列車検知信号送信ケーブルに係る不具合の有無および部位を判別する送信側診断部と、前記列車検知信号受信ケーブルに接続されてパルス信号を送出するとともにその反射信号を測定する受信側時間領域反射率測定部と、その測定結果に基づいて前記列車検知信号受信ケーブルに係る不具合の有無および部位を判別する受信側診断部とを備えている故障診断機能付き列車検知装置。
- 前記列車検知信号の送信が間欠的に行われるようになっており、前記送信側時間領域反射率測定部も前記受信側時間領域反射率測定部も前記列車検知信号の無い時間帯にパルス信号送出と反射信号測定とを行うようになっている、ことを特徴とする請求項6記載の故障診断機能付き列車検知装置。
- 前記列車検知信号が途絶えたことを検出する列車検知信号途絶検出手段が設けられており、その検出に応じて前記送信側時間領域反射率測定部も前記受信側時間領域反射率測定部も前記列車検知信号の無い時間帯にパルス信号送出と反射信号測定とを行うようになっている、ことを特徴とする請求項6記載の故障診断機能付き列車検知装置。
- 前記列車検知信号から前記反射信号を弁別する信号弁別手段が設けられており、その弁別にて得られた信号を用いて前記送信側時間領域反射率測定部も前記受信側時間領域反射率測定部も反射信号測定を行うようになっている、ことを特徴とする請求項6記載の故障診断機能付き列車検知装置。
- 前記時間領域反射率測定部による測定結果と前記診断部による判別結果とを含む情報を収集して時系列データに蓄積するデータ蓄積手段を具備している、ことを特徴とする請求項1乃至9のうち何れか一項に記載された故障診断機能付き列車検知装置。
- 請求項6乃至10のうち何れか一項に記載された故障診断機能付き列車検知装置を装備した軌道回路について前記列車検知装置の判別結果を利用して不具合の発生部位を探す故障部位判別方法であって、列車検知機能に係る不具合の発生部位を探すときに、前記列車検知信号送信ケーブルに不具合が無いと前記送信側診断部が判定しており且つ前記列車検知信号受信ケーブルに不具合が無いと前記受信側診断部が判定している場合は、前記列車検知信号送信ケーブルの調査と前記列車検知信号受信ケーブルの調査とに先だって前記レール部の調査を行う、ことを特徴とする故障部位判別方法。
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