JPH0742865B2 - エンジンの過給装置 - Google Patents

エンジンの過給装置

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JPH0742865B2
JPH0742865B2 JP60202713A JP20271385A JPH0742865B2 JP H0742865 B2 JPH0742865 B2 JP H0742865B2 JP 60202713 A JP60202713 A JP 60202713A JP 20271385 A JP20271385 A JP 20271385A JP H0742865 B2 JPH0742865 B2 JP H0742865B2
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JP
Japan
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acceleration
supercharger
air bypass
clutch means
clutch
Prior art date
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JP60202713A
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JPS6263136A (ja
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博文 西村
和憲 冨永
博之 小田
稔益 田中
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエンジンの過給装置に係わり、とくに、エンジ
ンと過給機とを連結するクラッチ手段の改良に関する。
(従来技術) 従来、吸気系に、エンジンに同期し電磁クラッチを介し
て駆動される過給機を設けたものが提案されている(実
開昭57−112033号公報参照)。
ところで、上記従来技術における電磁クラッチの制御
は、エンジンの低回転低負荷時には電磁クラッチをオフ
するとともに、エンジンの高回転高負荷時にはクラッチ
をオンするようになっており、従って、緩加速の場合で
もオン時のつなぎ時間が短いので過給機の起動に伴うト
ルクショックが大きく、運転者に不快感を与えるという
問題がある。
また、過給機に対するクラッチ制御を問題とするもので
はないが、特開昭57−33230号公報には、車両用クラッ
チにおいて急加速状態での変速時は、定常走行状態での
変速時に比べて半クラッチの時間(クラッチのすべり時
間)を短くする構成が開示されている。
(発明の目的) 本発明は上記従来の問題点を解決するためになされたも
ので、電磁作動のクラッチ手段によって過給機をオン・
オフするようにしたエンジンの過給装置において、緩加
速の場合と急加速の場合とでクラッチ手段のすべり時間
を変化させて、緩加速時のトルクショックの低減と急加
速時における加速応答性の向上とを図ることを基本的な
目的とするものである。
(発明の構成) このため本発明は、吸気系に、電磁作動のクラッチ手段
を介しエンジンに同期して駆動される過給機が設けら
れ、少なくとも高回転高負荷時にクラッチ手段がオンさ
れるようになっており、かつ過給機をバイパスするエア
バイパス通路と該エアバイパス通路を開閉するエアバイ
パス弁とが設けられ、クラッチ手段がオンされる運転領
域ではエアバイパス弁が閉じられるようになっているエ
ンジンの過給装置において、上記クラッチ手段がオン領
域に入った時、加速検出手段で検出された加速が緩加速
の場合には、上記クラッチ手段に印加する電流を急加速
の場合よりも緩やかな勾配で徐々に増加させるように制
御する制御手段が設けられ、かつ、上記エアバイパス弁
が、過給機下流側の吸気圧力に応動して作動するアクチ
ュエータに連結され、該アクチュエータが、クラッチ手
段オン領域に入ったときには、過給機下流側の吸気圧力
の上昇に伴って徐々にエアバイパス弁を閉方向に動作さ
せるようになっていることを特徴とするものである。
(発明の効果) 本発明によれば、クラッチ手段がオン領域に入った時、
制御手段により、緩加速の場合には急加速の場合よりも
クラッチ手段に印加する電流を緩やかな勾配で徐々に増
加させるように制御するようにしたものであるから、緩
加速の場合にはすべり時間(つなぎ時間)が長いので過
給機の起動に伴うトルクショックが低減されるととも
に、急加速の場合にはすべり時間が短く過給機を早期に
起動させることができるので加速応答性が向上するよう
になる。
また、クラッチ手段オン領域に入ったときには、エアバ
イパス弁が過給機下流側の吸気圧力に応じた速さで閉じ
られるので、緩加速時にはエアバイパス弁が比較的ゆっ
くり閉じられてトルクショックが低減され、他方急加速
時にはエアバイパスが迅速に閉じられて加速応答性が高
められる。すなわち、クラッチ手段オン領域に入ったか
否かの判別だけでアクチュエータを作動させるといった
非常に簡素な構造で、緩加速時のトルクショックの低減
と急加速時の加速応答性の向上とが図られる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を添付図面について詳細に説明す
る。
第1図に示すように、エンジンの吸気通路10には、上流
側から下流側に向かって、エアクリーナ11と開閉弁12と
スロットル弁13とが順次に設けられていて、該吸気通路
10のエアクリーナ11と開閉弁12との間、及び開閉弁12と
スロットル弁13との間は過給機14の過給通路15で連結さ
れ、該過給通路15の上流側にはエアポンプ16、下流側に
はインタクーラ17がそれぞれ設けられている。
上記吸気通路10の開閉弁12の上流側には過給通路15の過
給圧が所定値以上になたときに過給エアを吸気通路10に
逃がすためのリリーフ弁18が設けられている。
上記開閉弁12は、ダイヤフラム装置19により吸気通路10
を開閉するように制御される。
該ダイヤフラム装置19のダイヤフラム19aは、ロッド19b
を介して開閉弁12に連結されるとともに、負圧室19c
は、三方切換弁20の第3ポート20cに接続され、該三方
切換弁20の第1ポート20aは通路21aを介してスロットル
弁13の上流側の吸気通路10に接続され、第2ポート20b
は、逆止弁22を有する通路21bを介してスロットル弁13
の下流側の吸気通路10に接続されている。
なお、吸気通路10の過給通路15と並行している部分は特
許請求の範囲に記載されたエアバイパス通路に相当し、
開閉弁12は特許請求の範囲に記載されたエアバイパス弁
に相当し、ダイヤフラム装置19は特許請求の範囲に記載
されたアクチュエータに相当する。
一方、上記過給機14のエアポンプ16の入力軸24は、エン
ジンの出力軸23にパウダクラッチ25を介して連結されて
いる。
該パウダクラッチ25は、エンジンの出力軸23とエアポン
プ16の入力軸24との間に、磁性粉末(パウダ)と励磁コ
イルとが内蔵されていて、励磁コイルに印加される電流
値に応じて磁性粉末に作用する磁束密度を変化させるこ
とにより、すべり率を任意にコントロールすることがで
きる。
上記パウダクラッチ25に印加される電流値及び上記三方
切換弁20の切換えは、エンジン回転数、負荷等を入力信
号とする車載のマイクロコンピュータ26により制御され
る。さらに、このマイクロコンピュータ26には、加速検
出センサ27が接続され、加速情報が入力されるようにな
っている。
上記のような構成であれば、エンジンの低回転時には、
過給機14のエアポンプ16の回転数が低いので過給効果が
少なく、逆に、エアポンプ16の回転抵抗によりエンジン
負荷が増加するため、マイクロコンピュータ26により、
パウダクラッチ25をオフするとともに、三方切換弁20
を、第2ポート20bと第3ポート20cとが連結するように
切換える。
これにより、吸気通路10のスロットル弁13の下流側の負
圧が通路21b、逆止弁22、三方切換弁20を介してダイヤ
フラム装置19の負圧室19cに作用し、ダイヤフラム19aに
よりロッド19bを介して開閉弁12が開かれる。従って、
吸気エアは、鎖線で示すように、吸気通路10を通ってエ
ンジンに供給されるようになる。
つぎに、エンジン回転数が高回転側に上ってくると、マ
イクロコンピュータ26により、パウダクラッチ25をオン
するとともに、三方切換弁20を、第1ポート20aと第3
ポート20cとが連通するように切換える。
これにより、過給機14のエアポンプ16が回転して、吸気
通路10のスロットル弁13の上流側の過給圧が、通路21
a、三方切換弁20を介してダイヤフラム装置19の負圧室1
9cに作用し、ダイヤフラム19aによりロッド19bを介して
開閉弁12が閉じられる。従って、吸気エアは、実線で示
すように、エアクリーナ11から過給通路15に入り、エア
ポンプ16で圧縮され、インタクーラ17で冷却されて開閉
弁12の下流側の吸気通路10を通ってエンジンに供給され
るようになる。
このパウダクラッチ25のオン時において、マイクロコン
ピュータ26により、印加する電流値を変化させると、パ
ウダクラッチ25のすべり率を任意にコントロールするこ
とができる。
即ち、第2図に示すように、パウダクラッチ25がオン領
域に入り、エンジンの出力軸23とエアポンプ16の入力軸
24とが完全に接続される(すべり率ゼロ)までの間にお
いて、加速検出センサ27により加速が緩加速であること
を検出すると、マイクロコンピュータ26により、パウダ
クラッチ25に印加される電流値が急加速の場合に比べて
緩やかな勾配で徐々に増加されるようになる。
したがって、パウダクラッチ25のすべり時間が長くなる
ので、接続時のトルクショックが低減する。
また、加速検出センサ27により加速が急加速であること
を検出すると、マイクロコンピュータ26により、パウダ
クラッチ25に印加される電流値が緩加速の場合に比して
大きな勾配で急激に増加されるようになる。
したがって、パウダクラッチ25のすべり時間が短くな
り、早期に過給機が駆動され、吸気の充填量が増加する
ので、加速応答性が向上する。この場合、運転者には加
速によるショックの方が強く感じられるので、パウダク
ラッチ25の接続によるトルクショックはほとんど問題と
ならない。
上記実施例は、パウダクラッチ25を例にとったが、電磁
クラッチ、その他のクラッチでも本発明を適応できるこ
とは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るエンジンの過給装置の構成図、第
2図はパウダクラッチのすべり制御特性を示すグラフで
ある。 10……吸気通路、14……過給機、 23……出力軸、24……入力軸、 25……パウダクラッチ、 26……マイクロコンピュータ、 27……加速検出センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 稔益 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−272419(JP,A) 特開 昭57−33230(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸気系に、電磁作動のクラッチ手段を介し
    エンジンに同期して駆動される過給機が設けられ、少な
    くとも高回転高負荷時にクラッチ手段がオンされるよう
    になっており、かつ過給機をバイパスするエアバイパス
    通路と該エアバイパス通路を開閉するエアバイパス弁と
    が設けられ、クラッチ手段がオンされる運転領域ではエ
    アバイパス弁が閉じられるようになっているエンジンの
    過給装置において、 上記クラッチ手段がオン領域に入った時、加速検出手段
    で検出された加速が緩加速の場合には、上記クラッチ手
    段に印加する電流を急加速の場合よりも緩やかな勾配で
    徐々に増加させるように制御する制御手段が設けられ、 かつ、上記エアバイパス弁が、過給機下流側の吸気圧力
    に応動して作動するアクチュエータに連結され、 該アクチュエータが、クラッチ手段オン領域に入ったと
    きには、過給機下流側の吸気圧力の上昇に伴って徐々に
    エアバイパス弁を閉方向に動作させるようになっている
    ことを特徴とするエンジンの過給装置。
JP60202713A 1985-09-12 1985-09-12 エンジンの過給装置 Expired - Lifetime JPH0742865B2 (ja)

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JP60202713A JPH0742865B2 (ja) 1985-09-12 1985-09-12 エンジンの過給装置

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JP60202713A JPH0742865B2 (ja) 1985-09-12 1985-09-12 エンジンの過給装置

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JPS6263136A JPS6263136A (ja) 1987-03-19
JPH0742865B2 true JPH0742865B2 (ja) 1995-05-15

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60202713A Expired - Lifetime JPH0742865B2 (ja) 1985-09-12 1985-09-12 エンジンの過給装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60112033A (ja) * 1983-11-22 1985-06-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子写真複写機

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JPS6263136A (ja) 1987-03-19

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