JPH0742859U - ボーリングロッド - Google Patents
ボーリングロッドInfo
- Publication number
- JPH0742859U JPH0742859U JP7499193U JP7499193U JPH0742859U JP H0742859 U JPH0742859 U JP H0742859U JP 7499193 U JP7499193 U JP 7499193U JP 7499193 U JP7499193 U JP 7499193U JP H0742859 U JPH0742859 U JP H0742859U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- boring
- ground
- water
- boring rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Earth Drilling (AREA)
- Drilling And Exploitation, And Mining Machines And Methods (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 地中の削り屑(スライム)・泥水等を強制排
出することで掘削効率を高め、削孔の孔壁を荒らさない
で作業が行えるボーリングロッドを提供する。 【構成】 アウターロッド3内にインナーロッド2を挿
入した二重管式ボーリングロッド1に於いて、インナー
ロッド2内に注水路17を設け、又インナーロッド2と
アウターロッド3の間に削り屑・泥水等の排水路18を
形成する。
出することで掘削効率を高め、削孔の孔壁を荒らさない
で作業が行えるボーリングロッドを提供する。 【構成】 アウターロッド3内にインナーロッド2を挿
入した二重管式ボーリングロッド1に於いて、インナー
ロッド2内に注水路17を設け、又インナーロッド2と
アウターロッド3の間に削り屑・泥水等の排水路18を
形成する。
Description
【0001】
本考案は、地中アンカー工事・トンネル工事・地中壁工事・法面工事等の土木 工事における地盤・地山の削孔・掘削を行うボーリングロッドに関する。
【0002】
従来のボーリングロッドは、所定長さで径を異にするインナーロッドをアウタ ーロッド内に挿入し、二重管のホーリングロッドをガイドに沿って多段に順次連 結して長く伸延していくとともに、これを押圧・打撃しながら回転させて先端の ビットで削孔しながら地中深くに推進させるものである。削孔効率を高めるため 及びビットの冷却を行うために地上からインナーロッド内部に水・グラウト・エ ア等を送り込み、ビットの先端から地中に吐出させている。
【0003】
従来のボーリングロッドでは、地上側から水等の液体をインナーロッドを介し てその先端のビットへ送り込んで地中に吐出するが、地中に液体を送り込むだけ であり、液体が地中で充満すると削孔を上昇して地上から排出するが、排出が不 充分になれば水・削り屑(スライム)がビットの削孔力を低下させる。又削孔に 上昇する水流が削孔壁を荒らし孔径が増大し、後で補強材の注入を多く必要にな る等の問題点が生じていた。 本考案が解決しようとする課題は、従来のボーリングロッドの問題点を解消し 、地中の削り屑(スライム)・泥水等を強制排出することで掘削効率を高め、削 孔の孔壁を荒らさないで作業が行えるボーリングロッドを提供することにある。
【0004】
かかる課題を解決した本考案の要旨は、アウターロッド内にインナーロッドを 挿入した二重管式ボーリングロッドに於いて、ボーリングロッド内にボーリング ロッドの上端から下端のビットへ液体を送る注入路と、ビットの位置から地中の 液体・泥水・土砂をボーリングロッドの上端まで送る排水路とを設けたことを特 徴とするボーリングロッドにある。
【0005】
本考案では、ボーリングロッドはガイドに沿って順次連結され伸延され、ハン マー装置等によってボーリングロッドは地中方向に押圧又は打撃されながら回転 させられ、ボーリングロッドの先端のビットで地中・地盤を削孔して地中深くに 推進される。 その時地上側から水・グラウト・ミルク等の液体又は空気をポンプで圧送し、 注水部又は注気部を介してこれら液体又は空気をボーリングロッドの注水路又は 注気路へ送り込んで先端のビットの位置から吐出する。これによって、ビットの 過熱を防止するとともに、地中の削り屑(スライム)を液体又は空気とともに吸 引口から吸引し易くし、ボーリングロッドの排水路へ吸引口を介して送り込み、 吸引ポンプによって地上側に吸引しながら吐出部から地上側へ吐出するものであ る。 このように、ボーリングロッド内に排出路を設けたことにより、地中でビッド で削孔された岩盤・土砂の削り屑(スライム)を液体とともに強制排出でき、ビ ットの削孔力の低下を防ぎ掘削効率を高める。
【0006】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜4に示す実施例1は液体を注入する本考案の実施例、図5に示す実施例 2は空気を注入する実施例であり、装置としては送水ポンプと送気ポンプの違い があるだけで他は同じである。又、いずれの実施例ともボーリングロッドはイン ナーロッドとアウターロッドの二重管の構造の例である。 図1は本考案の実施例1を示す一部切欠平面図、図2は実施例1の正面図、図 3は実施例1のボーリングロッドの先端を示す拡大一部切欠図、図4は実施例1 のボーリングロッドの先端の拡大底面図、図5は実施例のボーリングロッドの接 続部を示す説明図、図6は実施例2の一部切欠平面図である。
【0007】 図中、1はボーリングロッド、2は同ボーリングロッドを構成する内側のロッ ドであるインナーロッド、3はボーリングロッドのアウターロッド、4はボーリ ングロッド1を地中に向けて案内するガイド、5はインナーロッド2の先端に取 付けたビット、6はアウターロッド3の先端に取付けたビット、7はガイド4に 沿って摺動し、ボーリングロッド1を打撃・回転させるハンマー装置、8は同ハ ンマー装置の打撃と回転力をボーリングロッド1に伝達するシャンクロッド、9 はボーリングロッド1の上端部を回転自在に軸支するとともに注入部13と吐出 部15とを設けたスイベル、12はスイベル11の内部にあってシャンクロッド 8と連結されるクリーニングアダプタ、13は注入部、14は注入部13の注入 口、15は吐出部、16は同吐出部の吐出口、17はボーリングロッド1の注水 路、18はボーリングロッド1の排水路、19は注水路17の先端の吐出口、2 0は排水路18の先端の排水吸引口、21は送水ポンプ、22は注入部13と送 水ポンプ21とを接続するホース、23は吸引ポンプ、24は吸引ポンプ23の 排出ホース、25は吸引ポンプ23と吐出口16とを接続するホース、26はイ ンナーロッド2同士の連結部、27はアウターロッド3同士の連結部、28は削 孔、30は送気ポンプ、31は注気部、32は注気口、33は注気路である。
【0008】 この実施例では、ハンマー装置7の回転力と打撃力はシャンクロッド8、クリ ーニングアダプタ12を介してこれと螺合したインナーロッド2,アウターロッ ド3に伝達される。ボーリングロッド1はインナーロッド2,アウターロッド3 の連結部26,27によってガイド4において順次連結され、長いロッドとされ る。 地上側において、水が送水ポンプ21から圧送され、ホース22,注入部13 ,スイベル11内の水路、クリーニングアダプタ12の内部通路、インナーロッ ド2の内部通路を経て下端のビット5に開口した吐出口19から地中に削孔28 の底に排出される。この水はビット5,6の削孔に伴う高温化を防止し、又土砂 ・岩盤の削り屑(スライム)を水流とともに排水吸引口20へ運び、スライムを 含んだ泥水は排水吸引口20,インナーロッド2とアウターロッド3との間の排 水路18を上昇し、クリーニングアダプタ12の外周を経てスイベル11の吐出 部15の吐出口16からボーリングロッド1外へ排出され、ホース25,吸引ポ ンプ23,排出ホース24を介して排出される。
【0009】 図5に示す実施例は、送水ポンプ21が送気ポンプ30に、注入部13の注入 口14が注気部31の注気口32に、注水路17が注気路33に代わっただけで 、他の構造は実施例1と同様である。又、ポンプで水が注入される代わりに空気 が地中に送気され、空気で地中のビット5,6冷却又は削孔28中に貯った水に 流れを生起してその水で冷却する。又、その空気又は空気で起こされた水流を排 水吸引口20へ送り込むもので、他は実施例1と同様である。
【0010】
以上の様に、本考案によれば、ボーリングロッドに水又は空気を送り込んでビ ットを冷却するとともに、削り屑(スライム)等を含む泥水をボーリングロッド の内部へ吸引して地上から排出することができるので、ビットによる削孔力の削 り屑による低下が防止され、又削孔が削孔内の水によって荒されることがなく後 からの補助作業を軽微なものにできるようにする。
【図1】本考案の実施例1を示す一部切欠平面図であ
る。
る。
【図2】実施例1の正面図である。
【図3】実施例1のボーリングロッドの先端を示す拡大
一部切欠図である。
一部切欠図である。
【図4】実施例1のボーリングロッドの先端の拡大底面
図である。
図である。
【図5】実施例のボーリングロッドの接続部を示す説明
図である。
図である。
【図6】実施例2の一部切欠平面図である。
1 ボーリングロッド 2 インナーロッド 3 アウターロッド 4 ガイド 5 ビット 6 ビット 7 ハンマー装置 8 シャンクロッド 9 スイベル 11 スイベル 12 クリーニングアダプタ 13 注入部 14 注入口 15 吐出部 16 吐出口 17 注水路 18 排水路 19 吐出口 20 排水吸引口 21 送水ポンプ 22 ホース 23 吸引ポンプ 24 排出ホース 25 ホース 26 連結部 27 連結部 28 削孔 30 送気ポンプ 31 注気部 32 注気口 33 注気路
Claims (1)
- 【請求項1】 アウターロッド内にインナーロッドを挿
入した二重管式ボーリングロッドに於いて、ボーリング
ロッド内にボーリングロッドの上端から下端のビットへ
液体を送る注入路と、ビットの位置から地中の液体・泥
水・土砂をボーリングロッドの上端まで送る排水路とを
設けたことを特徴とするボーリングロッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7499193U JPH0742859U (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | ボーリングロッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7499193U JPH0742859U (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | ボーリングロッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0742859U true JPH0742859U (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=13563262
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7499193U Pending JPH0742859U (ja) | 1993-12-30 | 1993-12-30 | ボーリングロッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0742859U (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11173058A (ja) * | 1997-12-12 | 1999-06-29 | Ohbayashi Corp | 削孔工法 |
JPH11173057A (ja) * | 1997-12-12 | 1999-06-29 | Ohbayashi Corp | 削孔工法 |
JP2006328756A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Kajima Corp | 削孔装置および削孔方法 |
JP2012062656A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Toshihito Okamoto | ロックボルト形成方法および削孔装置 |
KR101426344B1 (ko) * | 2012-12-06 | 2014-08-06 | (주)삼일이엔씨 | 작동불능 방지 드릴비트 및 그 사용방법 |
-
1993
- 1993-12-30 JP JP7499193U patent/JPH0742859U/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11173058A (ja) * | 1997-12-12 | 1999-06-29 | Ohbayashi Corp | 削孔工法 |
JPH11173057A (ja) * | 1997-12-12 | 1999-06-29 | Ohbayashi Corp | 削孔工法 |
JP2006328756A (ja) * | 2005-05-25 | 2006-12-07 | Kajima Corp | 削孔装置および削孔方法 |
JP4494288B2 (ja) * | 2005-05-25 | 2010-06-30 | 鹿島建設株式会社 | 削孔装置および削孔方法 |
JP2012062656A (ja) * | 2010-09-15 | 2012-03-29 | Toshihito Okamoto | ロックボルト形成方法および削孔装置 |
KR101426344B1 (ko) * | 2012-12-06 | 2014-08-06 | (주)삼일이엔씨 | 작동불능 방지 드릴비트 및 그 사용방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4321974A (en) | Annular drilling hammer | |
KR100534005B1 (ko) | 토양강화장치, 토양강화장치용 공구 및 토양강화방법 | |
JPH0742859U (ja) | ボーリングロッド | |
JP6719638B1 (ja) | トップドライブ式ボーリングマシンを用いた地盤改良装置 | |
JP4834569B2 (ja) | 地盤改良方法および地盤改良装置 | |
US20040104049A1 (en) | Apparatus and method for forming a support column in soil | |
CN110242220B (zh) | 一种用于开挖地热钻井的旋钻钻头 | |
CN207960500U (zh) | 一种地表水压致裂控制地表沉陷用钻孔装置 | |
KR100385769B1 (ko) | 항 매설방법 | |
JP5492394B2 (ja) | 先受材設置方法及び先受材設置装置 | |
JP2005180112A (ja) | 地盤改良構造および地盤改良方法 | |
JP2007170087A (ja) | 掘削装置 | |
JPS5924024A (ja) | 薬液注入工法 | |
JP3896369B2 (ja) | 地盤改良工法 | |
JPH06264435A (ja) | セメントミルク注入式のダウンホールハンマー | |
JP2727153B2 (ja) | 地盤改良装置及び工法 | |
JPH1018285A (ja) | ジェットグラウト工法 | |
JPH0629510B2 (ja) | コンクリ−ト杭基礎工法及びこれに用いる装置 | |
JPH0734089U (ja) | ボーリングロッド | |
JP2024141731A (ja) | 無水削孔によるロックボルト打設方法、及びそれに用いる無水削孔システム | |
KR100894031B1 (ko) | 슬라임 제거용 복합 세미쉴드머신 | |
JPS5845359Y2 (ja) | ケ−シングオ−ガ−の削孔部 | |
JP5290668B2 (ja) | 先受材設置方法 | |
JPH01268992A (ja) | 管の埋設方法及びその装置 | |
KR200204712Y1 (ko) | 항 매설용 굴착헤더 |