JPH0742518U - 太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール

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JPH0742518U
JPH0742518U JP7048693U JP7048693U JPH0742518U JP H0742518 U JPH0742518 U JP H0742518U JP 7048693 U JP7048693 U JP 7048693U JP 7048693 U JP7048693 U JP 7048693U JP H0742518 U JPH0742518 U JP H0742518U
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【目的】 軽量化が容易で、しかも信頼性及び汎用性の
ある太陽電池モジュールを提供すること。 【構成】 基板3上に配置した太陽電池素子4の受光面
側を透光性の粘着層6及び透光性の保護フィルムで被覆
した太陽電池モジュールであって、粘着層6と保護フィ
ルムの厚み合計を100 μm 以下としたことを特徴とす
る。これにより、従来のように大がかりな設備を不要と
し、きわめて簡易な設備で容易に作製でき、しかも太陽
電池素子4を最適な厚みの例えば粘着性のフィルムで覆
うようにしたので劣悪環境から確実に保護できる上に、
従来の加熱処理が全く不要となるのでこれによる悪影響
が全く無い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小型電気機器等に使用される太陽電池モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術とその問題点】
従来、太陽電池モジュールMは、図3に示すように、太陽電池素子11をEV A(エチレン酢酸ビニール)のフィルム12,12で挟んだものを、紙フェノー ル,ガラス,アルミニウム等の基板13に貼りつけ、さらに、例えばアルミニウ ム箔をポリフッ化ビニル等で挟んだ構造のシート14で覆ってラミネート処理を 施したり(ラミネートタイプ)、図4に示すように、ポリカーボネートなどの樹 脂ケース15内に太陽電池素子11を入れ、さらにこれをシリコーン樹脂などの ポッティング材16で封止したり(ポッティングタイプ)、図5に示すように、 ポリエチレンテレフタレートやポリフッ化ビニル等のフィルム17,17で太陽 電池素子11を挟み、これをラミネート処理する(フィルムタイプ)ことが一般 的である。
【0003】 ところが、上記ラミネートタイプでは、特に真空中で加圧ラミネートを行う工 程が複雑であるうえ、このための真空加熱装置 (例えば真空処理室内を約110 ℃ 以上の温度保持が可能なもの) や架橋装置 (例えば処理室内を約160 ℃程度まで 温度保持が可能なもの) が必要となり非常に大がかりな設備を要し、しかも一度 にラミネート処理出来る枚数が限られる。したがって、例えば電力用以外で耐久 性を問われない小型の太陽電池モジュールや民生品用モジュールを製造するには 、生産設備にコストがかかりすぎ、量産には全く不向きである。さらに、ラミネ ート時や架橋時の温度の影響によりフィルムが収縮し、太陽電池モジュールの外 観が悪くなり、これを防止するためエンボス加工等により太陽電池モジュールの 表面に凹凸を強制的につけていた。
【0004】 また、上記ポッティングタイプでは、ケース内にポッティング材を流し込んだ 後にポッティング材を硬化させる必要があり、このための大がかりな設備と処理 時間が多大となるため、このタイプでも効率的な量産を行うことができない。
【0005】 また、上記フィルムタイプでも、一度にラミネート処理出来る枚数が限られ、 量産には不向きである。さらに、強度的にも弱いため軽量化が要求されるレース 用ソーラーカーなどのごく特殊な用途に限られる。
【0006】 なお、太陽電池素子の表面に塗装を施す方法も考えられるが、この場合は一回 に塗装できる膜厚が限られており最大でも数十μm であるため、太陽電池素子表 面の段差部を覆いきれず、この段差部を十分に保護できなかったり、また太陽電 池素子の裏面に塗装材料がまわりにくく、太陽電池素子の裏面が湿度等の影響に より特性劣化を引き起こしやすいといった問題がある。
【0007】
【目的】
そこで、本考案は上記従来技術の諸問題を解消し、軽量化が容易で、しかも信 頼性及び汎用性のある太陽電池モジュールを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の太陽電池モジュールは、基板上に配置し た太陽電池素子の受光面側を透光性の粘着層及び透光性の保護フィルムで被覆し た太陽電池モジュールであって、粘着層と保護フィルムの厚み合計を100 μm 以 下としたことを特徴とする。
【0009】 なおここで、基板は一般に使用される金属板に絶縁シートを覆ったもの、ガラ エポ基板、紙フェノール基板等の絶縁基板の他に、上記粘着層が形成されたフィ ルムを使用することも可能である。
【0010】
【作用】
上記構成の太陽電池モジュールによれば、基板上の太陽電池素子周縁部及び太 陽電池素子の受光面上に、透光性の粘着層及び透光性のフィルムを順次積層する とともに、粘着層とフィルムとの厚み合計を100 μm 以下とするので、従来のよ うに大がかりな設備を不要とし、きわめて簡易な設備で容易に作製でき、しかも 太陽電池素子を最適な厚みの例えば粘着性のフィルムで覆うようにしたので劣悪 環境から確実に保護できる上に、従来の加熱処理が全く不要となるのでこれによ る悪影響が全く無い。
【0011】
【実施例】
本考案に係る実施例について図面に基づき詳細に説明する。 まず、図1に示すように、基材1の受光面側の一領域に絶縁シート2を接着さ せた基板3に、配線を施した厚み200 〜500 μm 程度の太陽電池素子4を配置し 、該太陽電池素子4の受光面4a側に、フィルム5の両面に光透過性の優れた粘 着層6を形成した粘着フィルム7を貼着せしめ、さらにこの粘着フィルム7上に トップフィルム8を貼着することにより、太陽電池素子4を粘着層6及び保護フ ィルムで覆った太陽電池モジュールSが構成される。なお、粘着フィルム7はト ップフィルム8を設けない場合には、図2に示すように下面(太陽電池素子3の 受光面側の面)にのみ粘着層6が形成されたものを使用する。
【0012】 ここで、基板1は放熱を良好とするために例えばアルミニウム製の金属板等の 導体を使用する場合には、上記のごとくPET(ポリエチレンテレフタレート) 等の絶縁シートを使用するが、導体及び絶縁シートを使用する代わりに絶縁体で あるガラエポ基板や紙フェノール基板等を用いてもよい。また、太陽電池素子4 は多結晶、単結晶、又は非晶質の例えばシリコンやガリウム砒素等の高効率の太 陽電池が用いられる。また、太陽電池素子4を保護するための粘着フィルム7を 構成するフィルム5はアクリル系、メラミン系、シリコーン系、ポリカーボネー ト系などの樹脂フィルムを、粘着層6もフィルム5と同様にアクリル系やシリコ ーン系の粘着性樹脂を用いる。また、さらに保護を強化するためのトップフィル ム8はPETやフッ素フィルム等を用いる。これら粘着フィルム7やトップフィ ルム8は光線の400 〜1200nmの波長領域で透過率が80%以上あればよい。
【0013】 また、粘着フィルム7を太陽電池素子4に貼着せしめる場合、太陽電池素子4 の周囲に気泡が生じないように、40〜60℃の温度条件で行う。さらにこのとき、 太陽電池素子4の表面は銅箔、銅線等の配線が施されており凹凸があるので、貼 り合わせ用のロールとしてゴム硬度が20〜40度のものを使用する。
【0014】 次に、上記構成の太陽電池モジュールに関し、トップフィルム8を設けない場 合、及びトップフィルム8を設けた場合に、粘着フィルム7の厚みを20〜400 μ m の範囲において、太陽電池素子4の周囲の空気層の存在や粘着フィルム7の剥 離の様子を観察した結果について説明する。ここで、空気層の存在は目視により 確認を行い、粘着フィルム7の剥離は通常の剥離試験により行った。
【0015】 この試験により、太陽電池素子4を覆う粘着層6、及び粘着フィルム7やトッ プフィルムから構成される保護フィルムの厚み合計が25μm より薄いと、強度的 に問題がある上、作製する際の作業性がきわめて悪く、100 μm 以上となると太 陽電池素子の端面の段差を吸収することが不可能となり、この端面を十分に保護 することができなく剥離しやすくなった。すなわち、この段差部付近に空気層が 生じ、これが原因となって、このように粘着層と保護フィルムの厚み合計が25〜 100 μm であれば太陽電池素子4の周縁部における段差を十分に吸収して、空気 層が生じないことが判明した。
【0016】 なお、上述の実施例においては平面状の太陽電池モジュールの例について示し たが、例えば三次元曲面や凹凸有した太陽電池モジュールにも適用が可能であり 、少なくとも太陽電池素子の受光面側に透光性の粘着層とフィルムとが適度の厚 みで設けられていればよく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更し実施しうる。
【0017】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の太陽電池モジュールは基板上の太陽電池素子周 縁部及び太陽電池素子の受光面上に設けた透光性の粘着層及び透光性のフィルム の厚み合計を100 μm 以下としたので、従来のように大がかりな設備を不要とし 、きわめて簡易な設備で太陽電池モジュールを容易に作製でき、例えば最適な厚 みの粘着性フィルムで覆うようにしたので劣悪環境から確実に保護できる上、従 来の加熱処理による悪影響が全く無い、信頼性の優れた太陽電池モジュールを提 供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例を説明する図であり、太
陽電池モジュールの断面図である。
【図2】本発明に係る他の実施例を説明する図であり、
粘着フィルムの断面図である。
【図3】従来の太陽電池モジュールを製造方法(ラミネ
ートタイプ)を説明する断面図である。
【図4】従来の太陽電池モジュールを製造方法(ポッテ
ィングタイプ)を説明する断面図である。
【図5】従来の太陽電池モジュールを製造方法(フィル
ムタイプ)を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 ・・・ 基材 2 ・・・ 絶縁シ
ート 3 ・・・ 基板 4 ・・・ 太陽電
池素子 5 ・・・ フィルム 6 ・・・ 粘着層 7 ・・・ 粘着フィルム 8 ・・・ トップ
フィルム M ・・・ 太陽電池モジュール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に配置した太陽電池素子の受光面
    側を透光性の粘着層及び透光性の保護フィルムで被覆し
    た太陽電池モジュールであって、前記粘着層と保護フィ
    ルムの厚み合計を100 μm 以下としたことを特徴とする
    太陽電池モジュール。
JP1993070486U 1993-12-28 1993-12-28 太陽電池モジュール Expired - Fee Related JP2603151Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013161982A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Nitto Denko Corp 粘着シートおよび太陽電池モジュール
JP2013161980A (ja) * 2012-02-06 2013-08-19 Nitto Denko Corp 太陽電池モジュール、裏面電極型太陽電池素子ユニットおよび粘着シート

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