JPH0742499Y2 - 乾式整粒装置 - Google Patents

乾式整粒装置

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JPH0742499Y2
JPH0742499Y2 JP1993057244U JP5724493U JPH0742499Y2 JP H0742499 Y2 JPH0742499 Y2 JP H0742499Y2 JP 1993057244 U JP1993057244 U JP 1993057244U JP 5724493 U JP5724493 U JP 5724493U JP H0742499 Y2 JPH0742499 Y2 JP H0742499Y2
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drum
narrow pressure
hopper
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島田泰男
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、薬品や食品等の製造過
程で使用される乾式整粒装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の乾式整粒装置として、例えば特
公昭63−65372号公報に記載された、供給ポッパ
内の粉末を一旦板状成形物にし、その板状成形物をロー
タ式粉砕装置により粉砕し、その粉砕物をパンチングプ
レートにより所定の粗顆粒を生成し、その粗顆粒を対を
なすローラ3段からなるロール型破砕装置に通して、所
望の顆粒を整粒するものが知られている。ロール型破砕
装置の3段のローラは、上段のローラから下段のローラ
にいくにしたがって破砕サイズが小さくなるように、そ
の外周面に形成されている突環の高さが低くしてある。
【0003】また、上記公報のように、材料としての粉
末を装置に供給するのではなく、粗顆粒をロール型破砕
装置の上に配設したホッパに貯留しておき、ホッパとロ
ール型破砕装置との間に設けた直進フィーダを介して、
ロール型破砕装置に粗顆粒を定量的に供給するようにし
たものも知られている。さらには、直進フィーダの代わ
りにコンベアを使用したものも知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記した直
進フィーダを使用するものでは、装置構成上、直進フィ
ーダは、ローラの軸方向にトラフの長手方向を一致させ
て設置するため、破砕するためのローラの軸方向の中央
部分に、供給された粗顆粒が滞留する場合がある。つま
り、直進フィーダのトラフは、ローラの有効幅の全域に
亘って材料が均等に落下するように配置してあるもの
の、トラフに供給される粗顆粒の量やその振動の加減等
により、トラフから落下する粗顆粒は、最上段のローラ
の中央部分に集中する傾向にある。しかして、最上段の
ローラの中央部分に粗顆粒が滞留すると、ロール型破砕
装置の下段のローラにおいては、突環の高さが低いため
に、上段及び中段のローラで破砕された粗顆粒が中央部
分一個所に集中すると、ローラが目詰まりを起こして粗
顆粒を粉砕しなくなり、よってその部分に粗顆粒が滞留
し、そのローラに対する負荷が過大になり、その結果、
ローラの回転が停止し、顆粒が作れなくなる。また、直
進フィーダの場合、トラフを振動させるため、防塵性が
悪く、しかも密閉しにくい構造となる。
【0005】これに対し、コンベアを使用したもので
は、比較的定量的に粗顆粒を供給し得るものの、ロール
型破砕装置の側方にコンベアが突出する形で取り付けね
ばならず、装置の設置面積が大きくなりすぎる傾向があ
るとともに、清掃がしにくい構造となる。
【0006】本考案は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本考案に係る乾式整粒装置は、平行に配
設した対をなす狭圧ロールにより材料を粉砕する整粒装
置本体と、この整粒装置本体上に設けられ最上段の対を
なす狭圧ロール間に材料を供給する供給機構とを具備し
てなる乾式整粒装置であって、前記供給機構が、粉砕す
べき材料が投入されるホッパと、外周面上部をこのホッ
パの下端開口部に臨接させて前記狭圧ロールと略平行に
配置されたドラムと、狭圧ロールと略平行に配向させて
このドラムの外周に間欠的に形成された複数本の凹溝
と、前記ドラムを回転させてホッパの下端開口部から前
記凹溝内に導入された材料を順次狭圧ロール間に落下さ
せるドラム駆動手段とを具備してなることを特徴とす
る。
【0008】ドラムの凹溝に導入される材料を均等にす
るためには、ホッパの下端開口部における少なくともド
ラム回転側端縁に、ホッパとドラム外周面との実質的な
隙間を調整するための調整部材を設けるのが好ましい。
【0009】装置の清掃を容易にするためには、ドラム
駆動手段が、供給機構用ハウジングの一側壁に枢支され
先端側を片持的にハウジング内に延出させた支軸と、こ
の支軸の基端側を減速機を介して回転駆動するモータと
を具備してなるものであり、前記ドラムを前記支軸の先
端側に抜取可能に装着しているものが好ましい。
【0010】
【作用】このような構成のものであれば、粉砕すべき材
料は、ホッパ下端開口部からドラムのそれぞれの凹溝に
導入され、ドラム駆動手段が作動することにより順次狭
圧ロール間に落下する。ドラムは狭圧ロールと略平行に
配置されており、また凹溝は、狭圧ロールと略平行に配
向されて間欠的にドラム外周に形成されているので、狭
圧ロール間に落下する材料は、狭圧ロールの幅の全域に
亘って一斉に落下することになる。つまり、材料は、狭
圧ロールのある一個所に偏って落下することはなく、し
かも連続的に落下するのではなく、ドラムの回転にした
がって間欠的に凹溝の容量で決まる所定量が落下するも
のである。それゆえ、狭圧ロール上に材料が滞留して過
負荷状態になることを防止し、効率よく整粒することが
可能になる。
【0011】また、ホッパの下端開口部とドラム外周面
との間には、ドラムが回転するために必然的に隙間が生
じることになるが、前記下端開口部における少なくとも
ドラム回転側端縁に、その隙間の実質的な大きさを調整
するための調整部材を設けると、隙間から材料が飛散す
ることがなくなる。また、この調整部材により隙間を材
料が飛散しない程度の大きさにまで、あるいは逆にほと
んど隙間がない大きさにまで調整すると、凹溝内に収容
される材料は、調整部材により調整された隙間を通過す
る量の多少により増減されて、狭圧ロールに供給される
ことになる。したがって、材料の粉砕状況に応じて供給
量を調整することができる。
【0012】さらに、ドラム駆動装置を、供給機構用ハ
ウジングの一側壁に枢支され先端側を片持的にハウジン
グ内に延出させた支軸と、この支軸の基端側を減速機を
介して回転駆動するモータとを具備する構成とし、ドラ
ムをその支軸の先端側に抜取可能に装着すれば、材料が
変わるごとに容易に装置を清掃できるようになる。つま
り、ドラムは、支軸が片持的に延出しているので、支軸
のその延出された端部側から抜き取ればよく、抜き取り
後ドラムの凹溝等に付着している前回の材料の残滓分
を、供給装置外で払い除くことが容易になる。これによ
り、材料を変えた際に前回の材料と今回の材料が混ざり
合うのを防止することができる。
【0013】
【実施例】以下、本考案の一実施例を、図1〜4を参照
して説明する。
【0014】図1に示す乾式整粒装置100は、平行に
配設した対をなす狭圧ロール11により材料を粉砕する
整粒装置本体1と、この整粒装置本体1上に設けられ最
上段の対をなす狭圧ロール11間に材料を供給する供給
機構2とを具備している。
【0015】整粒装置本体1は、材料を粉砕するための
対をなす狭圧ロール11が2段に取り付けられたロール
部1aと、それらの狭圧ロール11を駆動する駆動部1
bとからなる。狭圧ロール11は、太径の円筒11a
と、その円筒11aが取り付けられる回転軸11bとか
らなり、円筒11aの外周面には、円筒11aの軸心と
同心円をなす断面形状が三角形の凸環11cが連続して
形成されている。この凸環11cの高さは、上段のほう
が下段に比べて高くなっている。つまり、この凸環11
cの高さは、目的とする顆粒の大きさに対応して設定す
ればよく、顆粒の粒径が小さいほど下段の狭圧ロール1
1において低くなる。このような円筒11aが同軸心に
取り付けられる回転軸11bは、所定の長さだけ円筒1
1aの両端から突出する長さを有している。これは、円
筒11aの外周面に回転軸11bの軸受からの潤滑油等
が付着しないようにするためである。このような構成の
整粒装置本体1自体は、この分野で広く使用されている
ものが利用できる。この実施例では、後述する供給機構
2の粗砕機能を活用しているので、狭圧ロール11は2
段構成で十分な粉砕能力を発揮するようになっている。
そして、整粒装置本体1のロール部1a下方には、整粒
された材料をうける容器7が配置される。
【0016】供給機構2は、ハウジング21と、そのハ
ウジンング21の上端開口部21aに取り付けられる粉
砕すべき材料が投入される上部ホッパ22と、外周面上
部をこの上部ホッパ22の下端開口部22aに臨接させ
て狭圧ロール11と略平行に配設されたドラム23と、
狭圧ロール11と略平行に配向させてこのドラム23の
外周に間欠的に形成された複数本の凹溝24と、ドラム
23から落下した材料を外部に飛び出すことなく整粒装
置本体1に導入するための下部ホッパ25と、ドラム2
3を回転させて上部ホッパ22との下端開口部22aか
ら凹溝24内に導入された材料を順次狭圧ロール11間
に落下させるドラム駆動手段3とを具備している。
【0017】上部ホッパ22は、角錐台を倒立させた本
体部分22bと、その本体部分22bの外周に溶接され
る取付用板部分22cとからなり、取付用板部分22c
がハウジング21の上端開口部21aを塞ぐようにして
着脱可能に取り付けられている。すなわち、取付用板部
分22cは、その四隅に透孔22dが穿設されており、
工具を用いることなく回転することができるボルト4が
その透孔22dに通されて、ハウジング21に固定され
る。これは、粉砕する材料が変わった場合に、前回の材
料と今回の材料とが混ざり合わないように、上部ホッパ
22を容易に清掃できるようにするためである。上部ホ
ッパ22の取付は、その下端開口部22aとドラム23
の外周面23aとの間に隙間5が形成されるように取り
付けられ、下端開口部22aの側面22eは、ドラム2
3の形状に合わせて円弧形状に形成されている。そし
て、この隙間5から材料が零れ落ちないように、下端開
口部22a近傍にはその隙間5の高さを実質的に調整す
るための調整部材6が取り付けられている。この実施例
では、調整部材6は、ドラム回転側端縁E1のみならず
その反対側の端縁にも取り付けられているが、後述する
ドラム23の凹溝24内に収容される材料の調整のため
に設ける場合は、ドラム回転側端縁E1のみに取り付け
るものであってもよい。調整部材6は、手で回転するこ
とができるボルト4で固定されており、ボルト4を緩め
ることにより位置の調整が行えるようになっている。
【0018】ドラム23は、両端にフランジ23aを有
する中空の円筒体23bからなり、後述するドラム駆動
手段3の支軸31に中間取付軸32を介して取り付けら
れ、その外周面に支軸31に略平行に所定のピッチで凹
溝24が形成されている。すなわち、凹溝24は、ドラ
ム23の軸方向に長い溝で、狭圧ロール11の有効幅よ
り若干短い長さ寸法であり、底面に向かって幅が狭くな
る断面形状逆台形状で、材料が付着しないように溝内表
面は表面加工が施されて形成してある。このドラム23
は、上部ホッパ22同様、清掃を容易に行えるよう、工
具を使用することなく抜取りできるように支軸31に取
り付けてある。具体的には、ドラム23は、中間取付軸
32に固定され、その中間取付軸32がボルト4により
支軸31に押さえ付けられるようにして取り付けられて
いる。
【0019】ドラム駆動手段3は、ハウジング21の一
側壁21bに枢支され先端側を片持的にハウジング21
内に延出させた支軸31と、この支軸31の基端側を減
速機33を介して回転駆動するモータ34とを具備して
いる。支軸31は、ドラム23の幅より長く、減速機3
3の出力軸33aを内蔵するようにしてモータ34側と
連結され、円筒31aの一端に形成されたフランジ部3
1bをハウジング21の一側壁21bに固定され、その
円筒31aの両端に回転スリーブ31cにより軸受31
dが固定された軸受体31eに枢支される。軸受体31
eはドラム23の略1/2の長さであり、よって、支軸
31は片持状態に軸受体31eの他端から延出されるこ
とになり、ドラム23の着脱を可能にしている。そし
て、軸受体31e他端に位置し支軸31と一体に回転す
る回転スリーブ31cには、支軸31の軸方向にピン3
1fが植設されており、そのピン31fにより中間取付
軸32が支軸31と連動するようになっている。中間取
付軸32は、一方の端部にピン31fに対応する穴32
aが穿設され、他方の端部にボルト4により押えられる
押え板35が当接する小フランジ32bが形成され、小
フランジ32bの近傍にドラム23を取り付けるための
大フランジ32cが形成されている。したがって、ドラ
ム23は、中間取付軸32に固定された後、その中間取
付軸32の穴32cにピン31fが嵌入されて、ボルト
4を支軸31の先端に穿設されたねじ孔に螺合し、押え
板35とボルト4とにより中間取付軸32を回転スリー
ブ31cに押し付けることによって支軸31に装着され
るものであり、その装着状態で支軸31とともに回転す
るものとなる。また、ボルト4を緩め、押え板35を取
り外せば、ドラム23は中間取付軸32ともども支軸3
1から抜き取ることができる。
【0020】下部ホッパ25は、上部ホッパ22同様
に、角錐台を倒立させた本体部分25aと、その本体部
分25aの外周に溶接される取付用板部分25bとから
なり、取付用板部分25bがハウジング21の下端開口
21cを塞ぐようにして着脱可能に取り付けられてい
る。下部ホッパ25の上端開口部25cは、ハウジング
21の内壁に接するまでに大きくしてあり、材料の飛散
を防止するべくドラム23の下半部が上端開口部25c
より下に位置し得るように、下部ホッパ25の側面25
dの上端開口部25cより下側を半円形状に切り欠いて
いる。
【0021】以上の構成において、乾式整粒装置100
が運転されると、狭圧ロール11が回転し始めるととも
に、供給機構2のドラム23が回転し始める。通常、使
用される材料の大きさは、凹溝24の内法より小さな粒
状のものであり、上部ホッパ22に材料が投入される
と、材料は上部ホッパ22の下端開口部22aからその
下側にあるドラム23へと達する。ドラム23は一定速
度で回転しており、投入された材料が順次下端開口部2
2a内側に入ってくる凹溝24の中に、その長さ方向に
均等に入っていく。そして、材料の入っている凹溝24
が、下端開口部22aのドラム回転側端縁E1から外側
に出ていく際に、調整部材6により凹溝24上部に堆積
している材料を一定のレベルに整えられ、どの凹溝24
にも同量の材料が収容されているように調整される。つ
まり、調整部材6は、隙間5を調整可能に塞ぐだけでな
く、積極的に隙間5を形成するようにすることにより、
凹溝24内の材料量を一定にする機能も有している。そ
して、ドラム回転側端縁E1からさらに回転側の位置に
回転した凹溝24から順に、その内部の材料が下部ホッ
パ25を介して整粒装置本体1に落下していき、最上段
の狭圧ロール11に達した材料は粉砕され、同様にして
各狭圧ロール11に達した材料はそれぞれ粉砕され、全
ての狭圧ロール11を通過した後に所定粒径の顆粒とな
る。なお、凹溝24の内法より大きな形状の材料が上部
ホッパ22に投入されても、凹溝24と隙間5とにより
粗砕されるので、特に材料の大きさを考慮する必要はな
い。しかも、供給機構2のこのような粗砕機能により粗
砕された材料は、狭圧ロール11に対して好ましい大き
さの粒径となっているので、前述したような小さい粒径
の材料の場合と同様の狭圧ロール11構成であっても、
その狭圧ロール11上に滞留することなく粉砕される。
【0022】材料が落下するに際して、ドラム23は狭
圧ロール11と略平行に配設されており、しかもその外
周面23aの凹溝24は狭圧ロール11と略平行に配向
されているので、狭圧ロール11へと落下する材料は、
狭圧ロール11の幅方向のどの位置においても略同量と
なる。すなわち、材料は、凹溝24に導入されることに
より、一度に落下する量が規定されるとともに、落下開
始位置が狭圧ロール11に対して一律にされるので、狭
圧ロール11の幅方向の特定の部分に集中することな
く、その幅方向の全域に亘って均等な量が落下してい
く。したがって、2段目以下の狭圧ロール11の特定の
位置に、粗く粉砕された材料が集中して、粉砕能力以上
となりその部分に滞留するといった自体はなくなり、狭
圧ロール11に過負荷がかかることが防止される。また
その結果、粉砕が停滞なく連続して行えるので、粉砕能
力が向上する。
【0023】また、供給機構2のドラム23は、片持的
に枢支された支軸31に押え板35と工具なしで回転さ
せることができるボルト4とで取り付けられているの
で、ドラム23をモータ34とは反対方向に容易に抜き
取ることができ、供給機構2とドラム23との清掃が容
易に行えるものである。また、ドラム23と下端開口部
22aとの間に隙間5は形成されるものの、上部ホッパ
22についても容易にハウジング21から取り外せるよ
うになっており、装置の保守を容易にしている。しか
も、隙間5を塞ぐべく下端開口部22aのドラム回転側
端縁E1に調整部材6を取り付けることにより、ドラム
23の凹溝24に導入された材料の量を各凹溝24とも
略同一に整えることができ、間欠的に定量の材料を整粒
装置本体1に供給することができる。
【0024】なお、本考案は以上説明した実施例に限定
されるものではなく、狭圧ロール11の段数は、3段構
成とするものであってもよい。
【0025】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本考案の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
【0026】
【考案の効果】本考案は、以上に詳述したように、供給
機構のドラムは、整粒装置本体の狭圧ロールと略平行に
配設され、そのドラムの外周面に間欠的に設けられる凹
溝は、狭圧ロールと略平行に配向されるので、材料を整
粒装置本体に定量的に供給できるとともに、間欠的に、
かつ各凹溝とも狭圧ロールの幅方向に均等に供給するこ
とができる。これによって、狭圧ロール上に材料が滞留
して過負荷状態になることが防止でき、整粒能力を向上
させることができる。また、ドラムは、ホッパの下端開
口部に臨設してあるので、ドラムとホッパとの間に隙間
が形成されるが、この隙間とドラムの凹溝とでホッパ内
に投入された比較的形状の大きな材料を挾んで、ドラム
が回転することにより、材料を粗砕することができる。
このような供給機構の粗砕機能により、材料を整粒装置
本体に至までに細粒にすることができるので、狭圧ロー
ルの段数を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図。
【図2】同実施例の要部を拡大して示す斜視図。
【図3】同実施例の供給機構の内部を正面から示す断面
図。
【図4】同実施例の供給機構の内部を側面から示す断面
図。
【符号の説明】
1…整粒装置本体 2…供給機構 3…ドラム駆動手段 5…隙間 6…調整部材 11…狭圧ロール 21…ハウジング 21b…一側壁 22a…下端開口部 23…ドラム 23a…外周面 31…支軸 33…減速機 34…モータ 24…凹溝

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行に配設した対をなす狭圧ロールにより
    材料を粉砕する整粒装置本体と、この整粒装置本体上に
    設けられ最上段の対をなす狭圧ロール間に材料を供給す
    る供給機構とを具備してなる乾式整粒装置であって、前
    記供給機構が、粉砕すべき材料が投入されるホッパと、
    外周面上部をこのホッパの下端開口部に臨接させて前記
    狭圧ロールと略平行に配置されたドラムと、狭圧ロール
    と略平行に配向させてこのドラムの外周に間欠的に形成
    された複数本の凹溝と、前記ドラムを回転させてホッパ
    の下端開口部から前記凹溝内に導入された材料を順次狭
    圧ロール間に落下させるドラム駆動手段とを具備してな
    ることを特徴とする乾式整粒装置。
  2. 【請求項2】ホッパの下端開口部における少なくともド
    ラム回転側端縁に、ホッパとドラム外周面との実質的な
    隙間を調整するための調整部材を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の乾式整粒装置。
  3. 【請求項3】ドラム駆動手段が、供給機構用ハウジング
    の一側壁に枢支され先端側を片持的にハウジング内に延
    出させた支軸と、この支軸の基端側を減速機を介して回
    転駆動するモータとを具備してなるものであり、前記ド
    ラムを前記支軸の先端側に抜取可能に装着していること
    を特徴とする請求項1又は2記載の乾式整粒装置。
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