JPH074232Y2 - 液体注出装置 - Google Patents
液体注出装置Info
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- JPH074232Y2 JPH074232Y2 JP6867389U JP6867389U JPH074232Y2 JP H074232 Y2 JPH074232 Y2 JP H074232Y2 JP 6867389 U JP6867389 U JP 6867389U JP 6867389 U JP6867389 U JP 6867389U JP H074232 Y2 JPH074232 Y2 JP H074232Y2
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- cylinder
- pouring
- liquid
- air chamber
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、収納液を発泡状にして噴出するノズル筒を突
設したエアゾール容器の頭部に組付けられる液体注出装
置に関するものである。
設したエアゾール容器の頭部に組付けられる液体注出装
置に関するものである。
或る種の化粧料にあっては、液体を泡状に発泡させて噴
出して使用することが行われている。この種の液体化粧
料は、エアゾール容器内に収納され、容器の頭部に突設
されたノズル筒を内方に押下げることにより、このノズ
ル筒の基部に設けた弁機能部分を開放し、容器内の高い
圧力によりノズル筒から液体化粧料である収納液を発泡
状に噴出させるのである。
出して使用することが行われている。この種の液体化粧
料は、エアゾール容器内に収納され、容器の頭部に突設
されたノズル筒を内方に押下げることにより、このノズ
ル筒の基部に設けた弁機能部分を開放し、容器内の高い
圧力によりノズル筒から液体化粧料である収納液を発泡
状に噴出させるのである。
この収納液の噴出は、ノズル筒の先端に、発泡状の収納
液の噴出方向を案内するため、およびノズル筒に押下げ
力を作用させ易くするために注出体を直接組付け、この
注出体を押下げることにより収納液の発泡注出を達成し
ている。そして、注出体への押下げ力を取り去ると、ノ
ズル筒の基部に内蔵された弁機能部分の弾材の弾力によ
りノズル筒が上昇復帰して弁を閉じるので、収納液の注
出は停止する。
液の噴出方向を案内するため、およびノズル筒に押下げ
力を作用させ易くするために注出体を直接組付け、この
注出体を押下げることにより収納液の発泡注出を達成し
ている。そして、注出体への押下げ力を取り去ると、ノ
ズル筒の基部に内蔵された弁機能部分の弾材の弾力によ
りノズル筒が上昇復帰して弁を閉じるので、収納液の注
出は停止する。
このように、従来の技術にあっては、注出体をノズル筒
に直接組付け、ノズル筒から噴出された発泡状の収納液
を注出体が形成する注出路を通して注出するので、収納
液の一回の注出の度に発泡状となった収納液の一部が注
出体の注出路内に残存することになる。
に直接組付け、ノズル筒から噴出された発泡状の収納液
を注出体が形成する注出路を通して注出するので、収納
液の一回の注出の度に発泡状となった収納液の一部が注
出体の注出路内に残存することになる。
このようにして、注出路内に残存した収納液の一部は、
時間の経過により液体状態に復帰して注出路路面付着す
る。注出路路面に液状となって付着した収納液は、次の
発泡注出操作の際に、発泡状となって注出される収納液
と一緒に液状のまま注出され、収納液の使用状況を劣化
させることになるばかりか、収納液の発泡状態を劣化さ
せ、さらには注出路路面に付着した収納液が粘状に乾燥
した場合には、発泡した収納液の通りが悪くなって円滑
な発泡注出が達成できなくなると云う問題があった。
時間の経過により液体状態に復帰して注出路路面付着す
る。注出路路面に液状となって付着した収納液は、次の
発泡注出操作の際に、発泡状となって注出される収納液
と一緒に液状のまま注出され、収納液の使用状況を劣化
させることになるばかりか、収納液の発泡状態を劣化さ
せ、さらには注出路路面に付着した収納液が粘状に乾燥
した場合には、発泡した収納液の通りが悪くなって円滑
な発泡注出が達成できなくなると云う問題があった。
本考案は、上記した従来技術における問題点を解消すべ
く考案されたもので、収納液の発泡注出動作完了後に、
注出路内に残存する発泡状の収納液を注出路内から除去
することを目的とするものである。
く考案されたもので、収納液の発泡注出動作完了後に、
注出路内に残存する発泡状の収納液を注出路内から除去
することを目的とするものである。
上記目的を達成する本考案の手段は、 内方への押下がりにより収納液を噴出するノズル筒を突
設したエアゾール容器の頭部に組付けられる液体注出装
置であること、 内部に空気室を形成してエアゾール容器の頭部に組付け
られ、ノズル筒に対向する頂部に組付き口を開設した弾
性材製の吸引体を有すること、 下端部に空気室と連通する連通路を形成した注出筒の一
部に、指先の押下げ操作力を受ける押下げ片を設け、下
部を組付き口内に密に嵌入組付けした注出体を有するこ
と、 注出体を、きういん体の弾力に逆らって一定距離だけ押
下げることにより、吸引体を、この吸引体の空気室の容
積を減少させる方向に弾性変形させると共に、注出筒内
と空気室との連通路による連通を遮断し、さらに注出筒
をノズル筒に連通させた状態でこのノズル筒に押下げ力
を作用させる構成としたこと、 にある。
設したエアゾール容器の頭部に組付けられる液体注出装
置であること、 内部に空気室を形成してエアゾール容器の頭部に組付け
られ、ノズル筒に対向する頂部に組付き口を開設した弾
性材製の吸引体を有すること、 下端部に空気室と連通する連通路を形成した注出筒の一
部に、指先の押下げ操作力を受ける押下げ片を設け、下
部を組付き口内に密に嵌入組付けした注出体を有するこ
と、 注出体を、きういん体の弾力に逆らって一定距離だけ押
下げることにより、吸引体を、この吸引体の空気室の容
積を減少させる方向に弾性変形させると共に、注出筒内
と空気室との連通路による連通を遮断し、さらに注出筒
をノズル筒に連通させた状態でこのノズル筒に押下げ力
を作用させる構成としたこと、 にある。
吸引体と注出体とは、組合さってノズル筒に直接組付け
ても良いし、また吸引体と注出体とを、個々にエアゾー
ル容器の頭部に組付けてもよい。
ても良いし、また吸引体と注出体とを、個々にエアゾー
ル容器の頭部に組付けてもよい。
押下げ片に押下げ力を作用させて注出体を吸引体の弾力
に逆らって押下げると、吸引体は空気室の容積を減少さ
せる方向に弾性変形して、空気室内の空気の一部を連通
路から注出筒内を通して外部に排気する。この注出体の
押下げ下降が一定距離に達すると、連通路を通しての注
出筒内と空気室内との連通が遮断されると共に、ノズル
筒が注出筒だけと連通する。この状態からさらに注出体
に押下げ力を作用させてノズル筒を内方に押下げると、
ノズル筒の基部に内蔵された弁機構が開状態となってエ
アゾール容器内の収納液が発泡状になって噴出され、注
出筒を通って注出されて使用に供される。
に逆らって押下げると、吸引体は空気室の容積を減少さ
せる方向に弾性変形して、空気室内の空気の一部を連通
路から注出筒内を通して外部に排気する。この注出体の
押下げ下降が一定距離に達すると、連通路を通しての注
出筒内と空気室内との連通が遮断されると共に、ノズル
筒が注出筒だけと連通する。この状態からさらに注出体
に押下げ力を作用させてノズル筒を内方に押下げると、
ノズル筒の基部に内蔵された弁機構が開状態となってエ
アゾール容器内の収納液が発泡状になって噴出され、注
出筒を通って注出されて使用に供される。
注出体に対する押下げ力を取り去ると、ノズル筒が上昇
復帰して閉状態となって収納液の発泡注出が停止し、注
出筒内には発泡状態のままの収納液の一部が残存する
が、注出体は、このノズル筒の復帰による上昇変位達成
後、さらに空気室の容積を増大させる吸引体の弾性復帰
力により上昇変位し、連通路に対する遮断を解除するの
で、外気が注出筒から連通路を通って空気室内に引き込
まれる。この注出筒を通っての外気の空気室内への引き
込みにより、注出筒内に残存していた発泡状の収納液
は、この吸引外気と一緒に空気室内に引き込まれる。
復帰して閉状態となって収納液の発泡注出が停止し、注
出筒内には発泡状態のままの収納液の一部が残存する
が、注出体は、このノズル筒の復帰による上昇変位達成
後、さらに空気室の容積を増大させる吸引体の弾性復帰
力により上昇変位し、連通路に対する遮断を解除するの
で、外気が注出筒から連通路を通って空気室内に引き込
まれる。この注出筒を通っての外気の空気室内への引き
込みにより、注出筒内に残存していた発泡状の収納液
は、この吸引外気と一緒に空気室内に引き込まれる。
この吸引体による吸引作用は、収納液の注出動作完了
後、直ちに達成されるので、注出筒内に残存している収
納液の一部は、まだ充分な発泡状態にあって気流の流れ
の影響を極めて受け易い状態にあるので、吸引外気と一
緒に確実にかつ円滑に空気室内に吸引されることにな
る。
後、直ちに達成されるので、注出筒内に残存している収
納液の一部は、まだ充分な発泡状態にあって気流の流れ
の影響を極めて受け易い状態にあるので、吸引外気と一
緒に確実にかつ円滑に空気室内に吸引されることにな
る。
空気室内に吸引された発泡状態の収納液の一部は、その
まま空気室の壁面に付着するので、また多くの場合、付
着して液状に復帰するので、次の収納液噴出動作時に、
空気室の容積減少に伴って注出筒内に押出されることは
なく、新たに発泡注出される収納液に悪影響を与えるこ
とはない。
まま空気室の壁面に付着するので、また多くの場合、付
着して液状に復帰するので、次の収納液噴出動作時に、
空気室の容積減少に伴って注出筒内に押出されることは
なく、新たに発泡注出される収納液に悪影響を与えるこ
とはない。
以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明する。
第1図ないし第6図に示した実施例において、エアゾー
ル容器1は、発泡させて使用する収納液を収納するもの
であって、頭部2にはノズル筒3が突設されている。
ル容器1は、発泡させて使用する収納液を収納するもの
であって、頭部2にはノズル筒3が突設されている。
吸引体4は、ゴム等の軟質弾性材料により製造されてい
て、筒状となった周壁5の上端からドーム状の頂部6を
一体に連設し、この頂部6の上端中央部に組付き口7を
開設し、組付き口7の下方開口周縁に短筒8を垂下設
し、周壁5の内周面に係止条9を周設している。
て、筒状となった周壁5の上端からドーム状の頂部6を
一体に連設し、この頂部6の上端中央部に組付き口7を
開設し、組付き口7の下方開口周縁に短筒8を垂下設
し、周壁5の内周面に係止条9を周設している。
周壁5の下端開口部に気密に嵌合された底板10は硬質材
製であり、係止条9と係止する係止突条12を外周面に周
設し、周壁5下端開口部内に密嵌入する筒壁11を上面周
縁に立設し、中央に上下に開口した嵌入筒13を立設し、
この嵌入筒13の上端に嵌入筒13よりも外径の小さいガイ
ド筒14を延長した形態で立設している。なお、嵌入筒13
の下半分の内径はやや大きく成形されていて内周面に段
部15が形成され、この段部15のノズル筒3上端面への突
当りによるノズル筒3への組付き限が設定される。
製であり、係止条9と係止する係止突条12を外周面に周
設し、周壁5下端開口部内に密嵌入する筒壁11を上面周
縁に立設し、中央に上下に開口した嵌入筒13を立設し、
この嵌入筒13の上端に嵌入筒13よりも外径の小さいガイ
ド筒14を延長した形態で立設している。なお、嵌入筒13
の下半分の内径はやや大きく成形されていて内周面に段
部15が形成され、この段部15のノズル筒3上端面への突
当りによるノズル筒3への組付き限が設定される。
注出体17は、注出筒18の外周面ほぼ中央部に、外鍔状の
押下げ片19を周設し、この押下げ片19の下方に突出高さ
の低い係止片20を周設し、この係止片20よりも下位の下
端部分を吸引体4の組付き口7、すなわち短筒8内に係
止片20を突き当てた状態で密に嵌入させて吸引体4との
組付きを達成し、注出筒18の下端には、ガイド筒14の外
径と等しい値まで内径を拡径したスライド筒21が延長垂
下設されており、このスライド筒21には、その全高さ範
囲に渡って複数の縦割溝が形成され、この縦割溝が連通
路22を形成している。このスライド筒21は、吸引体4が
弾性変形していない状態、すなわち注出体17が上昇変位
限に位置している状態で、その下端部内にガイド筒14の
上端部が嵌入する高さに成形されている。
押下げ片19を周設し、この押下げ片19の下方に突出高さ
の低い係止片20を周設し、この係止片20よりも下位の下
端部分を吸引体4の組付き口7、すなわち短筒8内に係
止片20を突き当てた状態で密に嵌入させて吸引体4との
組付きを達成し、注出筒18の下端には、ガイド筒14の外
径と等しい値まで内径を拡径したスライド筒21が延長垂
下設されており、このスライド筒21には、その全高さ範
囲に渡って複数の縦割溝が形成され、この縦割溝が連通
路22を形成している。このスライド筒21は、吸引体4が
弾性変形していない状態、すなわち注出体17が上昇変位
限に位置している状態で、その下端部内にガイド筒14の
上端部が嵌入する高さに成形されている。
従って、注出体17が上昇限に位置している第3図図示状
態では、空気室16は連通路22を通して注出筒18内と連通
している。この状態から、第4図に示すように、注出体
17を押下げると、注出体17に組付いた頂部6中央部分の
下降変位により空気室16の容積が減少し、空気室16内の
空気の一部が連通路22を通って排気される。この空気室
16内の空気の排気は、ガイド筒14の上端面が注出筒18と
スライド筒21との内周面境界部分に形成される段部に密
に突き当たるまで継続され、ガイド筒14の上端面の注出
筒18とスライド筒21との内周面境界部分の段部への突当
りにより連通路22による空気室16と注出筒18内との連通
が遮断される。
態では、空気室16は連通路22を通して注出筒18内と連通
している。この状態から、第4図に示すように、注出体
17を押下げると、注出体17に組付いた頂部6中央部分の
下降変位により空気室16の容積が減少し、空気室16内の
空気の一部が連通路22を通って排気される。この空気室
16内の空気の排気は、ガイド筒14の上端面が注出筒18と
スライド筒21との内周面境界部分に形成される段部に密
に突き当たるまで継続され、ガイド筒14の上端面の注出
筒18とスライド筒21との内周面境界部分の段部への突当
りにより連通路22による空気室16と注出筒18内との連通
が遮断される。
次いで、第5図に示すように、さらに注出体17を押下げ
ると、ノズル筒3に内蔵された弁機構が開状態となって
収納液が発泡状態でノズル筒3、嵌入筒13およびガイド
筒14、そして注出筒18を通って注出される。
ると、ノズル筒3に内蔵された弁機構が開状態となって
収納液が発泡状態でノズル筒3、嵌入筒13およびガイド
筒14、そして注出筒18を通って注出される。
収納液の所望料の発泡注出が完了して注出体17に対する
押下げ力を取り去ると、第6図に示すように、注出体17
は吸引体4および底板10に対して上昇変位し、もって注
出筒18内の発泡状の残存収納液を空気室16内に外気と一
緒に吸引する。
押下げ力を取り去ると、第6図に示すように、注出体17
は吸引体4および底板10に対して上昇変位し、もって注
出筒18内の発泡状の残存収納液を空気室16内に外気と一
緒に吸引する。
なお、第1図および第3図中、23はキャップである。
この第1図ないし第6図に示した実施例は、吸引体4と
注出体17との組合せ物を、ノズル筒3に直接組付けた場
合の実施例を示すものであるが、次に第7図を参照しな
がら、吸引体4と注出体17とを個々にエアゾール容器1
に組付けた場合の実施例を説明する。
注出体17との組合せ物を、ノズル筒3に直接組付けた場
合の実施例を示すものであるが、次に第7図を参照しな
がら、吸引体4と注出体17とを個々にエアゾール容器1
に組付けた場合の実施例を説明する。
吸引体4は、エアゾール容器1の頭部2の周縁に、周壁
5の下端から垂下設した組付き筒24を密嵌合させて組付
けられており、組付き口7の口縁には、短筒8に代わっ
て高さの大きい固定筒25が設けられている。
5の下端から垂下設した組付き筒24を密嵌合させて組付
けられており、組付き口7の口縁には、短筒8に代わっ
て高さの大きい固定筒25が設けられている。
注出体17は、吸引体4の組付き筒24の頭部2周縁への嵌
合を締付ると共に、下端をエアゾール容器1に当接させ
ることにより、エアゾール容器1への強固で安定した組
付きを達成維持する二重壁構造の嵌込み筒26の上端に、
有頂短筒形状に成形された押下げ片19をヒンジ28結合し
て構成されている。押下げ片19は、嵌込み筒26の上端開
口縁との間にヒンジ28を除いてスリット27を形成し、も
ってヒンジ28を軸とした揺動により嵌込み筒26に対して
出入り変位することになる。注出筒18の下端には、ノズ
ル筒3の外径よりも充分に大きい内径のスカート筒30が
延長垂下設されており、この注出筒18とスカート筒30と
の境界部分内周面には、ノズル筒3のノズル口と等しい
内径を有する内鍔31が周設されており、またスカート筒
30の内周面には、スカート筒30の全高さ範囲にわたって
縦溝を成形して連通路22を形成している。内鍔31は、注
出体17からの押下げ力をノズル筒3に作用させる部分
で、押下げ片19のヒンジ28を中心軸とした揺動下降によ
り、その下面がノズル筒3の上端面にできる限り均一に
面接触できるように、その下面を平坦な傾斜した面とし
ている。また、吸引体4の頂部6にに対向する押下げ片
19の下面箇所には、下端を頂部6に当接させた押下げ筒
29が垂下設されており、押下げ片19の下降変位時に、固
定筒25を注出筒18に密嵌合させた中央部分だけではな
く、頂部6をもこの押下げ筒29で押下げ変形させること
により、押下げ片19の下降変位に対する空気室16の容積
減少変化を大きくし、もって注出筒18内の残存発泡収納
液の吸引排出能力を大きなものとしている。
合を締付ると共に、下端をエアゾール容器1に当接させ
ることにより、エアゾール容器1への強固で安定した組
付きを達成維持する二重壁構造の嵌込み筒26の上端に、
有頂短筒形状に成形された押下げ片19をヒンジ28結合し
て構成されている。押下げ片19は、嵌込み筒26の上端開
口縁との間にヒンジ28を除いてスリット27を形成し、も
ってヒンジ28を軸とした揺動により嵌込み筒26に対して
出入り変位することになる。注出筒18の下端には、ノズ
ル筒3の外径よりも充分に大きい内径のスカート筒30が
延長垂下設されており、この注出筒18とスカート筒30と
の境界部分内周面には、ノズル筒3のノズル口と等しい
内径を有する内鍔31が周設されており、またスカート筒
30の内周面には、スカート筒30の全高さ範囲にわたって
縦溝を成形して連通路22を形成している。内鍔31は、注
出体17からの押下げ力をノズル筒3に作用させる部分
で、押下げ片19のヒンジ28を中心軸とした揺動下降によ
り、その下面がノズル筒3の上端面にできる限り均一に
面接触できるように、その下面を平坦な傾斜した面とし
ている。また、吸引体4の頂部6にに対向する押下げ片
19の下面箇所には、下端を頂部6に当接させた押下げ筒
29が垂下設されており、押下げ片19の下降変位時に、固
定筒25を注出筒18に密嵌合させた中央部分だけではな
く、頂部6をもこの押下げ筒29で押下げ変形させること
により、押下げ片19の下降変位に対する空気室16の容積
減少変化を大きくし、もって注出筒18内の残存発泡収納
液の吸引排出能力を大きなものとしている。
この第7図図示実施例のものと第1図図示実施例のもの
とを比べると、ノズル筒3に直接組付ける第1図図示実
施例の方が全体構造、特に注出体17の構成が簡単となる
利点が有る反面、可動部分であるノズル筒3に組付ける
のではなく、エアゾール容器1本体部分である頭部2に
直接組付ける第7図図示実施例の方が、安定した動作を
得ることができると共に、より大きな効果を得ることが
できる。
とを比べると、ノズル筒3に直接組付ける第1図図示実
施例の方が全体構造、特に注出体17の構成が簡単となる
利点が有る反面、可動部分であるノズル筒3に組付ける
のではなく、エアゾール容器1本体部分である頭部2に
直接組付ける第7図図示実施例の方が、安定した動作を
得ることができると共に、より大きな効果を得ることが
できる。
本考案は、上記した構成となっているので、以下に示す
効果を奏する。
効果を奏する。
注出動作後、注出筒内に残存した発泡収納液の一部を、
確実に注出筒内から排除できるので、注出筒内への収納
液の残存による、新たな収納液の発泡注出動作の不良、
および発泡収納液と一緒に注出される残存収納液による
使用感の劣化、収納液の発泡の劣化等の不都合の発生を
完全に消滅させることができ、これにより収納液の発泡
注出を長期間にわりれ安定して良好に維持できる。
確実に注出筒内から排除できるので、注出筒内への収納
液の残存による、新たな収納液の発泡注出動作の不良、
および発泡収納液と一緒に注出される残存収納液による
使用感の劣化、収納液の発泡の劣化等の不都合の発生を
完全に消滅させることができ、これにより収納液の発泡
注出を長期間にわりれ安定して良好に維持できる。
残存発泡収納液の排除は、収納液発泡注出のための押下
げ操作に伴う昇降変位を利用しているので、残存発泡収
納液排除のためだけの操作が全くなく、従来通りの注出
操作により、操作毎に確実に残存発泡収納液の排除を達
成できるので、その取扱が極めて簡単である。
げ操作に伴う昇降変位を利用しているので、残存発泡収
納液排除のためだけの操作が全くなく、従来通りの注出
操作により、操作毎に確実に残存発泡収納液の排除を達
成できるので、その取扱が極めて簡単である。
第1図は、本考案の一実施例を示す全体縦断面図であ
る。 第2図は、第1図に示した実施例における吸引体と注出
体との組合せ物と底板との分解斜視図である。 第3図ないし第6図は、第1図に示した実施例の動作を
示す説明図で、第3図は非動作状態を、第4図は吸引体
を弾性変形させて空気室の容積を減少変化させている状
態を、第5図は収納液の発泡注出動作状態を、第6図は
吸引体の作用により残存発泡収納液の吸引排除動作状態
を示すものである。 第7図は、本考案の他の実施例を示す全体縦断面図であ
る。 符号の説明 1;エアゾール容器、2;頭部、3;ノズル筒、4;吸引体、5;
周壁、6;頂部、7;組付き口、8;短筒、9;係止条、10;底
板、11;筒壁、12;係止突条、13;嵌入筒、14;ガイド筒、
15;段部、16;空気室、17;注出体、18;注出筒、19;押下
げ片、20;係止片、21;スライド筒、22;連通路、23;キャ
ップ、24;組付き筒、25;固定筒、26;嵌込み筒、27;スリ
ット、28;ヒンジ、29;押下げ筒、30;スカート筒。
る。 第2図は、第1図に示した実施例における吸引体と注出
体との組合せ物と底板との分解斜視図である。 第3図ないし第6図は、第1図に示した実施例の動作を
示す説明図で、第3図は非動作状態を、第4図は吸引体
を弾性変形させて空気室の容積を減少変化させている状
態を、第5図は収納液の発泡注出動作状態を、第6図は
吸引体の作用により残存発泡収納液の吸引排除動作状態
を示すものである。 第7図は、本考案の他の実施例を示す全体縦断面図であ
る。 符号の説明 1;エアゾール容器、2;頭部、3;ノズル筒、4;吸引体、5;
周壁、6;頂部、7;組付き口、8;短筒、9;係止条、10;底
板、11;筒壁、12;係止突条、13;嵌入筒、14;ガイド筒、
15;段部、16;空気室、17;注出体、18;注出筒、19;押下
げ片、20;係止片、21;スライド筒、22;連通路、23;キャ
ップ、24;組付き筒、25;固定筒、26;嵌込み筒、27;スリ
ット、28;ヒンジ、29;押下げ筒、30;スカート筒。
Claims (3)
- 【請求項1】内方への押下がりにより収納液を噴出する
ノズル筒(3)を突設したエアゾール容器(1)の頭部
(2)に組付けられる液体注出装置であって、 内部に空気室(16)を形成して前記エアゾール容器
(1)の頭部(2)に組付けられ、前記ノズル筒(3)
に対向する頂部(6)に組付き口(7)を開設した弾性
材製の吸引体(4)と、 下端部に前記空気室(16)と連通する連通路(22)を形
成した注出筒(18)の一部に、指先の押下げ操作力を受
ける押下げ片(19)を設け、下部を前記組付き口(7)
内に密に嵌入組付けした注出体(17)と、 を有し、前記注出体(17)を、前記吸引体(4)の弾力
に逆らって一定距離だけ押下げることにより、前記吸引
体(4)を空気室(16)の容積を減少させる方向に弾性
変形させると共に、前記注出筒(18)内と空気室(16)
との連通路(22)による連通を遮断し、さらに前記注出
筒(18)をノズル筒(3)に連通させた状態で該ノズル
筒(3)に押下げ力を作用させる構成として成る液体注
出装置。 - 【請求項2】吸引体(4)と注出体(17)との組合せ物
を、ノズル筒(3)に直接組付けた請求項1記載の液体
注出装置。 - 【請求項3】吸引体(4)と注出体(17)とを、個々に
エアゾール容器(1)の頭部(2)に組付けた請求項1
記載の液体注出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6867389U JPH074232Y2 (ja) | 1989-06-13 | 1989-06-13 | 液体注出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6867389U JPH074232Y2 (ja) | 1989-06-13 | 1989-06-13 | 液体注出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH038187U JPH038187U (ja) | 1991-01-25 |
JPH074232Y2 true JPH074232Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=31603309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6867389U Expired - Fee Related JPH074232Y2 (ja) | 1989-06-13 | 1989-06-13 | 液体注出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074232Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4499257B2 (ja) * | 2000-08-03 | 2010-07-07 | 株式会社ダイゾー | 吐出部材 |
-
1989
- 1989-06-13 JP JP6867389U patent/JPH074232Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH038187U (ja) | 1991-01-25 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |