JPH0742212U - 静止衛星自動追尾アンテナ装置 - Google Patents

静止衛星自動追尾アンテナ装置

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JPH0742212U
JPH0742212U JP7381093U JP7381093U JPH0742212U JP H0742212 U JPH0742212 U JP H0742212U JP 7381093 U JP7381093 U JP 7381093U JP 7381093 U JP7381093 U JP 7381093U JP H0742212 U JPH0742212 U JP H0742212U
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JP
Japan
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antenna
support portion
unit
controller
adjusting motor
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Application number
JP7381093U
Other languages
English (en)
Inventor
尚己 鮫島
Original Assignee
三輪精機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】固定支持部1に電磁アクチュエータにより回転
支持部5に対して進退するブレーキ機構28を付設する
とともに、回転支持部5に電磁アクチュエータによりア
ンテナ部16に対して進退するブレーキ機構22を付設
し、方位調整用モータ部及び仰角調整用モータ部を制御
するコントローラの動作停止時に、前記各ブレーキ部材
を前進させて可動部を固定することを特徴とする。 【効果】アンテナの支持系に付与された自由度により、
アンテナ部等の慣性によってアンテナの姿勢が維持され
るため、移動体の変動の影響が避けられる。しかも、コ
ントローラの動作停止時には、前記各ブレーキ部材が前
進して可動部を固定するので、アンテナを停止直前の衛
星の方向に向いた状態で固定することができる。また、
走行中の移動体においても、アンテナの姿勢制御が不要
な場合には、コントローラを停止して可動部を固定する
ことにより耐久性を向上できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、上空の静止衛星を利用する無線車等に用いられ、常にアンテナが静 止衛星に向くように姿勢制御する静止衛星自動追尾アンテナ装置に関する。特に 、姿勢制御を停止している間、アンテナの支持系における可動部を固定するよう に改良した改良技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
地震や台風等の災害時において現場と対策本部等との間の連絡を行なう手段と して無線車が広く使用され、近年、上空に打ち上げられた静止衛星を利用するこ とにより遠く離れた場所間でも明瞭な通信が行えるようになった。 このような静止衛星を利用した無線通信を行なう場合、アンテナを所定の静止 衛星に正しく向ける必要がある。現在上空には多くの静止衛星が打ち上げられて おり、アンテナの向きが僅か5度程度、ずれた場合でも、アンテナが目標の静止 衛星でなく隣の静止衛星の方に向いてしまい、無線通信が行なえなくなることが あるからである。
【0003】 一方、車載のアンテナ装置の場合、無線車の向きが頻繁に変わるため、この無 線車の走行中にも通信を行なえるようにするためには、無線車に対するアンテナ の水平方向の向きを頻繁に調整し、アンテナを常に前記静止衛星に向けておく必 要がある。このため、従来から、無線車にアンテナを垂直軸及び水平軸を中心と して回転し得るように支持し、そのアンテナの支持系を回転制御することにより アンテナを常に静止衛星に向ける姿勢制御が行われている。また、このアンテナ の支持系においては、前記垂直軸及び水平軸回りの自由度を増すためベアリング 等が使用され、移動体に伴う固定支持台の姿勢の変動に関わらず、アンテナ部等 からなる制御対象部分の慣性によってアンテナがその姿勢を維持して変動を抑え るように構成されている。図3は従来例の概略を示したもので、図中、101は 固定支持部、102は垂直軸Yを中心に回転可能な回転支持部、103は水平軸 Xを中心に回転可能なアンテナ部である。
【0004】 ところで、前述のように、従来のアンテナの支持系は、垂直軸及び水平軸回り の自由度が大きく、アンテナ部の慣性により姿勢が維持されるため、移動体の変 動による影響を避けられる点では有効であるが、制御動作中はよいものの、移動 体の停止等に伴ってコントローラの動作を停止した場合に、アンテナを衛星の方 向へ固定しておくことは困難であった。また、走行中の移動体においてアンテナ の姿勢制御が不要な場合においても、前記アンテナ部の慣性による固定支持部と の間の相対運動により、スリップリングなどの摺動部等に無駄な摩耗を進めるこ とになった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは 、移動体の変動の影響が避けられるように、前記水平軸及び垂直軸回りに自由度 が付与され、アンテナ部等の慣性によって移動体の変動に関わらずアンテナの姿 勢が維持できるとともに、コントローラの動作の停止に合わせて可動部を自動的 に固定できる静止衛星追尾アンテナ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述のように、アンテナの支持系に自由度が付加された静止衛星自 動追尾アンテナ装置において、前記固定支持部に電磁アクチュエータにより前記 回転支持部に対して進退するブレーキ部材を付設するとともに、前記回転支持部 に電磁アクチュエータにより前記アンテナ部に対して進退するブレーキ部材を付 設し、前記方位調整用モータ部及び仰角調整用モータ部を制御するコントローラ の動作停止時に、前記各ブレーキ部材を前進させて可動部を固定することを特徴 とする。
【0007】
【作用】
本考案によれば、アンテナの支持系に付与された自由度により、移動体の変動 に関わらず、アンテナ部等の慣性によってアンテナの姿勢が維持されるため、移 動体の変動の影響が避けられる。しかも、コントローラの動作停止時には、前記 各ブレーキ部材が前進して可動部を固定するので、アンテナが衛星の方向に向い た状態で固定される。また、移動体の走行中においてもコントローラの動作を停 止することにより可動部を自動的に固定することができる。
【0008】
【実施例】
以下、図面を用いて本考案の実施例に関して説明する。図1は本考案の実施例 の要部を示した縦断面図である。図中、1は無線車の屋根面等に図示しない支持 脚などを介して固定される固定支持部である。この固定支持部1の垂直方向に延 びる中空軸部2にはベアリング3,4を介して回転支持部5が垂直軸Yを中心に 回転自在に配設されている。この回転支持部5には、支持部材6を介して方位調 整用モータ7を構成するコイル8が支持されている。他方、固定支持部1側には 、支持部材9を介してマグネット10がコイル8に対向して固定されている。図 中、11はホールIC等からなる磁気センサである。これらのコイル8、マグネ ット10、磁気センサ11から方位調整用モータ7が構成され、図示しないコン トローラにより制御される。
【0009】 また、回転支持部5には、支持部材12,13が立設され、ベアリング14, 15を介してアンテナ部16が水平軸Xを中心に回転自在に支持されている。支 持部材12には、コイル17が固定され、これに対向してアンテナ部16側に支 持部材18を介してマグネット19が取り付けられている。図中、20はホール IC等からなる磁気センサである。これらのコイル17、マグネット19、磁気 センサ20から仰角調整用モータ21が構成され、図示しないコントローラによ り制御される。
【0010】 次に、本考案の特徴部分に関して説明する。前記回転支持部5の支持部材12 には、ブレーキ機構22が付設されている。このブレーキ機構22は、図2に示 すように、電磁コイル23、固定鉄芯24及び可動鉄芯25からなる電磁アクチ ュエータと、可動鉄芯24に付設されたゴム等からなるブレーキ部材26から構 成される。図中、27は押圧用バネである。また、前記固定支持部1にも、この ブレーキ機構22と同様のブレーキ機構28が支持部材29を介して付設されて いる。なお、前記電磁コイル23への通電は、コントローラの動作と関連付けら れており、コントローラの動作停止により電磁コイル23への通電も遮断される ように構成されている。
【0011】 しかして、コントローラの動作中は、電磁コイル23に通電されるため、可動 鉄芯25は固定鉄芯24側へ引き付けられ、ブレーキ部材26が後退位置にある ので、ブレーキ作用はない。したがって、本実施例のアンテナの支持系において は、ベアリング3,4,14,15を介して付与される自由度によって、アンテ ナ部16等の慣性によりアンテナの姿勢が維持されるため、移動体の変動の影響 が避けられる。他方、移動体が停止中の場合や、移動中でもアンテナの姿勢制御 が必要でない場合には、コントローラの電源を遮断すると、これに伴い電磁コイ ル23への通電も停止される。これにより、前記可動鉄芯25は押圧用バネ27 により前進し、ブレーキ部材29を可動側の支持部材18あるいは6の側面に圧 接する。その結果、アンテナの支持系における可動部は全て固定されることにな る。したがって、コントローラの動作の停止の際には、通常、アンテナはBS電 波を一番強く受ける姿勢に制御されているので、その姿勢で固定されることにな る。また、移動体の走行中においてアンテナの姿勢制御が不要な場合には、コン トローラを停止することによって可動部を固定して無駄な動きを防ぐことができ る。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、アンテナの支持系に付与された自由度によって、アンテナの 姿勢は、移動体の変動に関わらず、そのアンテナ部等の慣性により維持され、変 動が少なく装置の安定性が確保される。しかも、コントローラの動作停止時には 、前記各ブレーキ部材が前進して可動部を固定するので、アンテナをその停止直 前の衛星の方向に向いた状態で固定することができる。また、走行中の移動体に おいても、アンテナの姿勢制御が不要な場合には、コントローラを停止すること により可動部を固定して摺動部などの無駄な摩耗を回避することにより耐久性を 向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施例の要部を示した縦断面図であ
る。
【図2】 同実施例の部分拡大図である。
【図3】 従来例の要部を示した斜視図である。
【符号の説明】
1…固定支持部、2…中空軸部、3,4…ベアリング、
5…回転支持部、6…支持部材、7…方位調整用モー
タ、12,13…支持部材、16…アンテナ部、18…
支持部材、21…仰角調整用モータ、22…ブレーキ機
構、23…電磁コイル、24…固定鉄芯、25…可動鉄
芯、26…ブレーキ部材、27…押圧用バネ、28…ブ
レーキ機構、29…支持部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも車体等の移動体に固定される
    固定支持部と、該固定支持部上に配設され、方位調整用
    モータ部により垂直軸を中心に回転制御される回転支持
    部と、該回転支持部上に配設され、仰角調整用モータ部
    により水平軸を中心に回転制御されるアンテナ部とを備
    え、前記方位調整用モータ部及び仰角調整用モータ部に
    よって自動追尾動作を行う静止衛星自動追尾アンテナ装
    置において、前記固定支持部に電磁アクチュエータによ
    り前記回転支持部に対して進退するブレーキ部材を付設
    するとともに、前記回転支持部に電磁アクチュエータに
    より前記アンテナ部に対して進退するブレーキ部材を付
    設し、前記方位調整用モータ部及び仰角調整用モータ部
    を制御するコントローラの動作停止時に、前記各ブレー
    キ部材を前進させて可動部を固定することを特徴とする
    静止衛星自動追尾アンテナ装置。
JP7381093U 1993-12-25 1993-12-25 静止衛星自動追尾アンテナ装置 Pending JPH0742212U (ja)

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JP7381093U JPH0742212U (ja) 1993-12-25 1993-12-25 静止衛星自動追尾アンテナ装置

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JPH0742212U true JPH0742212U (ja) 1995-07-21

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JP7381093U Pending JPH0742212U (ja) 1993-12-25 1993-12-25 静止衛星自動追尾アンテナ装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011102766A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Japan Radio Co Ltd 衛星捕捉装置
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