JPH0742211B2 - 水性皮膚及び頭皮・頭髪化粧料 - Google Patents
水性皮膚及び頭皮・頭髪化粧料Info
- Publication number
- JPH0742211B2 JPH0742211B2 JP4060893A JP6089392A JPH0742211B2 JP H0742211 B2 JPH0742211 B2 JP H0742211B2 JP 4060893 A JP4060893 A JP 4060893A JP 6089392 A JP6089392 A JP 6089392A JP H0742211 B2 JPH0742211 B2 JP H0742211B2
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- JP
- Japan
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- skin
- cells
- scalp
- hair
- hair cosmetics
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は水性皮膚及び頭皮・頭髪
化粧料に係わり、皮膚細胞に対して異物（アレルゲン）
に成らない理想的なメディア（環境）を提供しつつ、皮
膚病変部において、経皮吸収により病的又は老化皮膚細
胞に直接エネルギーを供給すると共に、表皮又は真皮細
胞内にある神経伝達物質（ＮＰ；ｎｅｕｒｏｐｅｐｔｉ
ｄｅ）の分泌を促し、間接的に皮膚血流を調節・制御す
る事によって病的又は老化皮膚細胞の正常・活性化を図
り、健常皮膚細胞の生成・増殖を促進する様にした水性
皮膚及び頭皮・頭髪化粧料に関するものである。
化粧料に係わり、皮膚細胞に対して異物（アレルゲン）
に成らない理想的なメディア（環境）を提供しつつ、皮
膚病変部において、経皮吸収により病的又は老化皮膚細
胞に直接エネルギーを供給すると共に、表皮又は真皮細
胞内にある神経伝達物質（ＮＰ；ｎｅｕｒｏｐｅｐｔｉ
ｄｅ）の分泌を促し、間接的に皮膚血流を調節・制御す
る事によって病的又は老化皮膚細胞の正常・活性化を図
り、健常皮膚細胞の生成・増殖を促進する様にした水性
皮膚及び頭皮・頭髪化粧料に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】塩化ナトリウムは０．９％溶液が生理食
塩水として人体における細胞外液と濃度が等しく、人体
の内部環境（ｉｎｔｅｒｎａｌ ｅｎｖｉｒｏｍｅｎ
ｔ）とも言われる細胞外液の生体恒常性（ｈｏｍｅｏｓ
ｔａｓｉｓ）維持に重要で大きな役割を果たしており、
これまでは殺菌や肌を和らげる目的で化粧品の中に配合
されている。
塩水として人体における細胞外液と濃度が等しく、人体
の内部環境（ｉｎｔｅｒｎａｌ ｅｎｖｉｒｏｍｅｎ
ｔ）とも言われる細胞外液の生体恒常性（ｈｏｍｅｏｓ
ｔａｓｉｓ）維持に重要で大きな役割を果たしており、
これまでは殺菌や肌を和らげる目的で化粧品の中に配合
されている。
【０００３】無機塩やミネラル、糖類等を含む水溶液は
主に静脈注射によって体内に補給されるものであるが、
これらは外用剤の一成分として数多くの化粧品や医薬品
にも配合されており、外用剤としての効果は皮膚の保
護、保湿、湿潤、殺菌作用等である。
主に静脈注射によって体内に補給されるものであるが、
これらは外用剤の一成分として数多くの化粧品や医薬品
にも配合されており、外用剤としての効果は皮膚の保
護、保湿、湿潤、殺菌作用等である。
【０００４】化粧品は薬事法により「身体を清潔にし、
魅力を増し、容貌を変えまたは皮膚もしくは毛髪をすこ
やかに保つために身体に塗布、散布その他これに類似す
る方法で使用することが目的とされるもので、人体に対
する作用が緩和なものをいう」（薬事法第二条第三項）
と定義されている。ところが無機塩や糖類を個々単体と
した外用剤としての効果は期待しにくく、同じ化粧品の
一成分として配合される防腐剤、界面活性剤、殺菌剤等
によってむしろ健常皮膚細胞が破壊され掻痒感、発赤、
浮腫等の炎症症状を出現させたりしている。
魅力を増し、容貌を変えまたは皮膚もしくは毛髪をすこ
やかに保つために身体に塗布、散布その他これに類似す
る方法で使用することが目的とされるもので、人体に対
する作用が緩和なものをいう」（薬事法第二条第三項）
と定義されている。ところが無機塩や糖類を個々単体と
した外用剤としての効果は期待しにくく、同じ化粧品の
一成分として配合される防腐剤、界面活性剤、殺菌剤等
によってむしろ健常皮膚細胞が破壊され掻痒感、発赤、
浮腫等の炎症症状を出現させたりしている。
【０００５】また化粧水とする溶液に皮膚を滑らかにす
るためデキストラン等の多糖類を配合したりしている
が、それら多糖類は単糖類の重合体であり分子量が一万
以上にもなるという性質上、皮膚に対して異物（アレル
ゲン）となりやすく、溶液が乾き切った後の突っ張り感
も刺激になる等、化粧品としての本質を失っているもの
が多い。
るためデキストラン等の多糖類を配合したりしている
が、それら多糖類は単糖類の重合体であり分子量が一万
以上にもなるという性質上、皮膚に対して異物（アレル
ゲン）となりやすく、溶液が乾き切った後の突っ張り感
も刺激になる等、化粧品としての本質を失っているもの
が多い。
【０００６】これらは一連の炎症症状やアレルギー症状
を起こすだけで無く、反復的な使用によって皮膚表面又
は表皮内に障害をもたらし、酸・塩基のアンバランスや
電解質異常を来し、その結果として細胞膜における物質
輸送が円滑に行われず、細胞内での酸素や糖類、脂質や
蛋白質などの代謝を低下させ、その結果として細胞にお
けるエネルギーの単位であるＡＴＰ（アデノシン３リン
酸）の生産を低下させる等悪循環の原因となっている
を起こすだけで無く、反復的な使用によって皮膚表面又
は表皮内に障害をもたらし、酸・塩基のアンバランスや
電解質異常を来し、その結果として細胞膜における物質
輸送が円滑に行われず、細胞内での酸素や糖類、脂質や
蛋白質などの代謝を低下させ、その結果として細胞にお
けるエネルギーの単位であるＡＴＰ（アデノシン３リン
酸）の生産を低下させる等悪循環の原因となっている
【０００７】そしてそれらは色素沈着（シミ）、掻痒感
（カユミ）、発赤（赤ら顔）、脱毛という症状や症候と
して一次的に現れ、以前は何ともなかった紫外線や化粧
品、薬品の使用によって諸症状が二次的に反復出現する
こともまれではない。
（カユミ）、発赤（赤ら顔）、脱毛という症状や症候と
して一次的に現れ、以前は何ともなかった紫外線や化粧
品、薬品の使用によって諸症状が二次的に反復出現する
こともまれではない。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のような
問題点に着目してなされたものであり、表皮及び皮膚
表面において異物（アレルゲン）とならない理想的環境
を提供し、皮膚細胞内外の酸・塩基のアンバランスを
緩和させる電解質を供給し、細胞のエネルギー源とし
て単糖類を提供し、神経伝達物質の分泌を促進させ、
真皮の血流を調節・制御しながら健常皮膚細胞の生成・
増殖を図り、自然治癒能力を高める化粧料を提供するこ
とを課題とするものである。
問題点に着目してなされたものであり、表皮及び皮膚
表面において異物（アレルゲン）とならない理想的環境
を提供し、皮膚細胞内外の酸・塩基のアンバランスを
緩和させる電解質を供給し、細胞のエネルギー源とし
て単糖類を提供し、神経伝達物質の分泌を促進させ、
真皮の血流を調節・制御しながら健常皮膚細胞の生成・
増殖を図り、自然治癒能力を高める化粧料を提供するこ
とを課題とするものである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者は鋭意研究の結果、果糖３〜１２％（以下
重量％を表わす）、葡萄糖４〜１６％、キシリット（ｘ
ｉｌｉｔｏｌ）２〜８％、塩化ナトリウム０．１〜０．
９％、塩化カリウム０．０１〜０．０４５％、塩化カル
シウム０．０１〜０．０３％、乳酸ナトリウム０．１５
〜０．４５％からなる各成分を、３０〜４９℃の温度で
水相成分に溶解した外用剤が、理想的な皮膚および頭皮
・頭髪化粧料となることを見出し、本発明に到達したも
のである。
に、本発明者は鋭意研究の結果、果糖３〜１２％（以下
重量％を表わす）、葡萄糖４〜１６％、キシリット（ｘ
ｉｌｉｔｏｌ）２〜８％、塩化ナトリウム０．１〜０．
９％、塩化カリウム０．０１〜０．０４５％、塩化カル
シウム０．０１〜０．０３％、乳酸ナトリウム０．１５
〜０．４５％からなる各成分を、３０〜４９℃の温度で
水相成分に溶解した外用剤が、理想的な皮膚および頭皮
・頭髪化粧料となることを見出し、本発明に到達したも
のである。
【００１０】本発明においては塩化ナトリウムの配合量
は、０．９％を人体内の細胞と等張と考え、必要以上の
浸透圧や刺激にならないようにこの値を上限として酸・
塩基バランスを整え、特に果糖や葡萄糖のエネルギー源
としての細胞内への二次的な能動輸送は、ナトリウムイ
オンによるものであることから下限を０．１％とする。
塩化カリウム、塩化カルシウム、乳酸ナトリウムの濃度
は、前記塩化ナトリウムと同様な理由によりそれぞれ
０．０１〜０．０４５％、０．０１〜０．０３％、０．
１５〜０．４５％とする。
は、０．９％を人体内の細胞と等張と考え、必要以上の
浸透圧や刺激にならないようにこの値を上限として酸・
塩基バランスを整え、特に果糖や葡萄糖のエネルギー源
としての細胞内への二次的な能動輸送は、ナトリウムイ
オンによるものであることから下限を０．１％とする。
塩化カリウム、塩化カルシウム、乳酸ナトリウムの濃度
は、前記塩化ナトリウムと同様な理由によりそれぞれ
０．０１〜０．０４５％、０．０１〜０．０３％、０．
１５〜０．４５％とする。
【００１１】カリウムイオンは細胞内の陽イオンとして
一番濃度が高く、細胞外液中の陽イオンとして一番濃度
が高いナトリウムイオンと電気的平衡関係を保ち、物質
の能動輸送にも重要な役割を果たしている。カルシウム
イオンは、特に細胞外液中にて細胞膜のイノシトールリ
ン脂質の分解を起こしジアシルグリセロール（ＤＧ）を
産出させることにより、プロテインカイナーゼＣ（ＰＫ
Ｃ）を活性化させ細胞間接着装置を形成し、角質細胞の
増殖・分化に重要な役割をはたしている。乳酸ナトリウ
ムは、生体内で代謝され等モルの炭酸水素ナトリウムと
なって緩和作用（ｂｕｆｆｅｒ ａｃｔｉｏｎ）を発揮
し酸・塩基平衡を正常に維持する。
一番濃度が高く、細胞外液中の陽イオンとして一番濃度
が高いナトリウムイオンと電気的平衡関係を保ち、物質
の能動輸送にも重要な役割を果たしている。カルシウム
イオンは、特に細胞外液中にて細胞膜のイノシトールリ
ン脂質の分解を起こしジアシルグリセロール（ＤＧ）を
産出させることにより、プロテインカイナーゼＣ（ＰＫ
Ｃ）を活性化させ細胞間接着装置を形成し、角質細胞の
増殖・分化に重要な役割をはたしている。乳酸ナトリウ
ムは、生体内で代謝され等モルの炭酸水素ナトリウムと
なって緩和作用（ｂｕｆｆｅｒ ａｃｔｉｏｎ）を発揮
し酸・塩基平衡を正常に維持する。
【００１２】以上の無機塩類及び電解質が皮膚細胞内
外、人体にとって固有のものであるがゆえに皮膚表面及
び表皮内で異物（アレルケン）とならず、酸・塩基平衡
を整え、細胞膜における物質輸送を円滑にし、エネルギ
ー源としての酸素や糖類、蛋白質や脂質の供給をスムー
ズにする。
外、人体にとって固有のものであるがゆえに皮膚表面及
び表皮内で異物（アレルケン）とならず、酸・塩基平衡
を整え、細胞膜における物質輸送を円滑にし、エネルギ
ー源としての酸素や糖類、蛋白質や脂質の供給をスムー
ズにする。
【００１３】一方果糖、葡萄糖、キシリット（ｘｉｌｉ
ｔｏｌ）等の糖類は上記電解質による皮膚表面及び表皮
内の諸条件、つまり酸・塩基平衡、細胞内外の電解質供
給、細胞膜を通しての物質輸送等が円滑におこなわれて
こそ、細胞のエ未ルギー源として酸素や蛋白質、脂質と
共に有効に利用される。
ｔｏｌ）等の糖類は上記電解質による皮膚表面及び表皮
内の諸条件、つまり酸・塩基平衡、細胞内外の電解質供
給、細胞膜を通しての物質輸送等が円滑におこなわれて
こそ、細胞のエ未ルギー源として酸素や蛋白質、脂質と
共に有効に利用される。
【００１４】果糖は糖類の中で最も活性度の高い六単糖
で、細胞外液層から細胞内への速やかな移行により皮膚
細胞のエネルギー源として利用されやすく、約２倍の浸
透圧で葡萄糖の細胞通過を容易にし、合理的なエネルギ
ー供給の道具としても役立っており、微生物生育阻止最
低濃度も葡萄糖やショ糖に比べると低く、皮膚表面及び
表皮内における雑菌又は糸状菌の発育を効率的に阻止す
る。そしてその配合量は３〜１２％とする。
で、細胞外液層から細胞内への速やかな移行により皮膚
細胞のエネルギー源として利用されやすく、約２倍の浸
透圧で葡萄糖の細胞通過を容易にし、合理的なエネルギ
ー供給の道具としても役立っており、微生物生育阻止最
低濃度も葡萄糖やショ糖に比べると低く、皮膚表面及び
表皮内における雑菌又は糸状菌の発育を効率的に阻止す
る。そしてその配合量は３〜１２％とする。
【００１５】葡萄糖も細胞にとって重要なエネルギー源
であると共に、蛋白異化の抑制、抗ケトン作用を有し皮
膚の細胞代謝に重要な役割を果たしており、水分やカロ
リー補給、解毒作用をもち、その配合量は４〜１６％と
する。
であると共に、蛋白異化の抑制、抗ケトン作用を有し皮
膚の細胞代謝に重要な役割を果たしており、水分やカロ
リー補給、解毒作用をもち、その配合量は４〜１６％と
する。
【００１６】キシリット（ｘｉｌｉｔｏｌ）は、葡萄糖
や果糖と同様に細胞のエネルギー源として同時に核酸の
生合成等にも関与しており、抗ケトン作用が強く脂質代
謝を改善し、表皮内の老化した細胞でも十分に利用さ
れ、その配合量は２〜８％とする。
や果糖と同様に細胞のエネルギー源として同時に核酸の
生合成等にも関与しており、抗ケトン作用が強く脂質代
謝を改善し、表皮内の老化した細胞でも十分に利用さ
れ、その配合量は２〜８％とする。
【００１７】上記塩化ナトリウムをはじめとする電解質
の配合量範囲は、人体内における電解質の中で一番重要
な塩化ナトリウムの濃度が、０．９％であることを基準
にとり、それに対する比率を考慮して決めたものであ
り、各単糖類の配合量は度重なる臨床データを元にして
一番結果のよかった配合量の範囲で決定した。
の配合量範囲は、人体内における電解質の中で一番重要
な塩化ナトリウムの濃度が、０．９％であることを基準
にとり、それに対する比率を考慮して決めたものであ
り、各単糖類の配合量は度重なる臨床データを元にして
一番結果のよかった配合量の範囲で決定した。
【００１８】本発明の化粧料は以上のような成分で構成
されており、直接皮膚に塗布することによって、皮膚最
外層が脂肪膜（ｓｋｉｎ ｓｕｒｆａｃｅ ｌｉｐｉ
ｄ）でおおわれた健常皮膚以外に、皮膚病変部や汗腺、
毛包（脂腺を含む）から吸収され、直接エネルギー源を
供給し、表皮及び真皮細胞内にある自由神経終未・マイ
スネル小体・肥満細胞・動脈から毛細血管を経た静脈・
毛包・神経束から、神経伝達物質（ＮＰ；ｎｅｕｒｏｐ
ｅｐｔｉｄｅ）の分泌を促すなど、自律神経を経て二次
的に皮膚血流を調節・制御することによりカドヘリン
のような細胞接着分子を生成して細胞間の支持構造を強
固にし、表皮内創傷部にＰＡ／ｐｌａｓｍｉｎ系によ
る表皮細胞遊走がスムーズに行われ、創傷部を早期治癒
に導き、有効なカルシウムイオンの濃度下にてＰＫＣ
（プロテインカイナーゼＣ）を活性化させ表皮角質細胞
の増殖・分化を促進させ、細胞間接着装置によりデスモ
ゾームの形成を促し、細胞成長因子による表皮直下の
皮膚微小血管内皮細胞と皮膚細胞の分化・増殖を促進さ
せるなど、健常皮膚の現状維持は勿論しいては細胞膜を
通し細胞外液から細胞内への物質輸送を円滑にし、酸素
や糖類、蛋白質や脂質の代謝を改善し、その結果として
細胞のエネルギー単位であるＡＴＰ（アデノシン３リン
酸）の生産を高めることによって、皮膚表面及び表皮内
における障害細胞又は組織の早期修復を図るものであ
る。
されており、直接皮膚に塗布することによって、皮膚最
外層が脂肪膜（ｓｋｉｎ ｓｕｒｆａｃｅ ｌｉｐｉ
ｄ）でおおわれた健常皮膚以外に、皮膚病変部や汗腺、
毛包（脂腺を含む）から吸収され、直接エネルギー源を
供給し、表皮及び真皮細胞内にある自由神経終未・マイ
スネル小体・肥満細胞・動脈から毛細血管を経た静脈・
毛包・神経束から、神経伝達物質（ＮＰ；ｎｅｕｒｏｐ
ｅｐｔｉｄｅ）の分泌を促すなど、自律神経を経て二次
的に皮膚血流を調節・制御することによりカドヘリン
のような細胞接着分子を生成して細胞間の支持構造を強
固にし、表皮内創傷部にＰＡ／ｐｌａｓｍｉｎ系によ
る表皮細胞遊走がスムーズに行われ、創傷部を早期治癒
に導き、有効なカルシウムイオンの濃度下にてＰＫＣ
（プロテインカイナーゼＣ）を活性化させ表皮角質細胞
の増殖・分化を促進させ、細胞間接着装置によりデスモ
ゾームの形成を促し、細胞成長因子による表皮直下の
皮膚微小血管内皮細胞と皮膚細胞の分化・増殖を促進さ
せるなど、健常皮膚の現状維持は勿論しいては細胞膜を
通し細胞外液から細胞内への物質輸送を円滑にし、酸素
や糖類、蛋白質や脂質の代謝を改善し、その結果として
細胞のエネルギー単位であるＡＴＰ（アデノシン３リン
酸）の生産を高めることによって、皮膚表面及び表皮内
における障害細胞又は組織の早期修復を図るものであ
る。
【００１９】又乾燥肌、色素沈着、フケ症の場合は真皮
からの栄養供給を円滑にし、健康な皮膚細胞を生成させ
治療に導き、頭髪に対しては毛根への血行改善により毛
母細胞への栄養供給を増加させることによって育毛を促
進させるものである。
からの栄養供給を円滑にし、健康な皮膚細胞を生成させ
治療に導き、頭髪に対しては毛根への血行改善により毛
母細胞への栄養供給を増加させることによって育毛を促
進させるものである。
【００２０】
果糖 ５ ％ 葡萄糖 １６ ％ キシリット（ｘｉｌｉｔｏｌ） ２ ％ 塩化ナトリウム ０．１ ％ 塩化カリウム ０．０１％ 塩化カルシウム ０．０１％ 乳酸ナトリウム ０．１５％ 以上の成分を３０〜４９℃の温度で水７６．３％に混合
して溶解し、水溶液にして、本発明の外用剤を得た。
して溶解し、水溶液にして、本発明の外用剤を得た。
【００２１】本発明の外用剤の効能は、下記の効能試験
により、上述の組成からなる本発明の外用剤を使用した
場合（ケース）を表１に示し、比較例としこ葡萄糖２０
％、塩化ナトリウム５％、デキストラン１５％、水７０
％からなる外用剤を使用した場合（コントロール）を表
２に示した。
により、上述の組成からなる本発明の外用剤を使用した
場合（ケース）を表１に示し、比較例としこ葡萄糖２０
％、塩化ナトリウム５％、デキストラン１５％、水７０
％からなる外用剤を使用した場合（コントロール）を表
２に示した。
【００２２】本発明の外用剤の効能試験は乾燥肌、手荒
れ、アトピー性皮膚炎に悩む成人女子、フケ症とアトピ
ー性皮膚炎に悩む成人男子の各５０名（アトピー性皮膚
炎は男女各２５名ずつとした）に６ケ月間実施し、コン
トロールによる効能試験は前記患者各５０名中から各２
５名をランダムに選出し実施した。
れ、アトピー性皮膚炎に悩む成人女子、フケ症とアトピ
ー性皮膚炎に悩む成人男子の各５０名（アトピー性皮膚
炎は男女各２５名ずつとした）に６ケ月間実施し、コン
トロールによる効能試験は前記患者各５０名中から各２
５名をランダムに選出し実施した。
【００２３】効能結果は、本発明による効果をあり→２
点、ややあり→１点、なし→０点としてその点数を算出
し、有効性を（合計点／５０）×１００％で表示した。
なお、表中の（ ）内の数値は有効性を示す。
点、ややあり→１点、なし→０点としてその点数を算出
し、有効性を（合計点／５０）×１００％で表示した。
なお、表中の（ ）内の数値は有効性を示す。
【００２４】
【表１】
【００２５】
【表２】
【００２６】
【発明の効果】本発明によると、皮膚表面及び表皮内に
おいて異物（アレルゲン）とならない理想的なメディア
（環境）を提供し、表皮を含む皮膚の障害細胞に対して
エネルギーを与えることがこき、それら障害細胞を正常
・活性化することに成功した。
おいて異物（アレルゲン）とならない理想的なメディア
（環境）を提供し、表皮を含む皮膚の障害細胞に対して
エネルギーを与えることがこき、それら障害細胞を正常
・活性化することに成功した。
【００２７】本発明の外用剤は、皮膚細胞内外の酸−塩
基のアンバランスを緩和させ、細胞のエネルギー源とし
て単糖類を提供し、神経伝達物質の分泌を促進しつつ、
真皮の血流を調節・制御しながら健常皮膚細胞の生成・
増殖を図り得る理想的な外用剤であり、乾燥肌、アトピ
ー性皮膚炎、フケ症、色素沈着（シミ）、掻痒感（カユ
ミ）、発赤（赤顔）等の治療に多大な効果を発揮し、従
来の外用剤こは治ゆしなかったり、又その副作用で悩み
続けて来た人々に極めて重要な貢献をなすものである。
基のアンバランスを緩和させ、細胞のエネルギー源とし
て単糖類を提供し、神経伝達物質の分泌を促進しつつ、
真皮の血流を調節・制御しながら健常皮膚細胞の生成・
増殖を図り得る理想的な外用剤であり、乾燥肌、アトピ
ー性皮膚炎、フケ症、色素沈着（シミ）、掻痒感（カユ
ミ）、発赤（赤顔）等の治療に多大な効果を発揮し、従
来の外用剤こは治ゆしなかったり、又その副作用で悩み
続けて来た人々に極めて重要な貢献をなすものである。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ａ６１Ｋ 7/06 7/48
Claims (1)
- 【請求項】 果糖３〜１２％、（以下重量％を表わす）
葡萄糖４〜１６％、キシリット（ｘｉｌｉｔｏｌ）２〜
８％、塩化ナトリウム０．１〜０．９％、塩化カリウム
０．０１〜０．０４５％、塩化カルシウム０．０１〜
０．０３％、乳酸ナトリウム０．１５〜０．４５％から
なる各成分を、３０〜４９℃の温度で水相成分に溶解し
た水性皮膚及び頭皮・頭髪化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4060893A JPH0742211B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 水性皮膚及び頭皮・頭髪化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4060893A JPH0742211B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 水性皮膚及び頭皮・頭髪化粧料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05221823A JPH05221823A (ja) | 1993-08-31 |
| JPH0742211B2 true JPH0742211B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=13155495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4060893A Expired - Lifetime JPH0742211B2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 水性皮膚及び頭皮・頭髪化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0742211B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2713086B1 (fr) * | 1993-12-02 | 1996-01-05 | Sa Sederma | Nouvelles compositions cosmétiques contenant des polyols simples. |
| JPH10511360A (ja) * | 1994-12-21 | 1998-11-04 | コスメダーム・テクノロジーズ | 皮膚刺激を軽減するための製剤および方法 |
| JPH11106797A (ja) * | 1997-10-08 | 1999-04-20 | Kao Corp | 崩壊性粒子及び洗浄剤組成物 |
| BR9904471A (pt) * | 1999-08-02 | 2001-03-13 | Mateus Sommer Neto | Composção coloidal para correção estética |
| US6800302B2 (en) | 2001-03-30 | 2004-10-05 | L'oreal S.A. | Heat activated durable styling compositions comprising C1 to C22 Substituted C3-C5 monosaccharides and methods for same |
| DE10123771B4 (de) * | 2001-05-16 | 2019-01-10 | Beiersdorf Ag | Verwendung von Elektrolyten zur Stärkung der Barrierefunktion der Haut |
| JP4081408B2 (ja) * | 2003-06-06 | 2008-04-23 | 株式会社ナリス化粧品 | 皮膚外用剤 |
| FR2863887B1 (fr) * | 2003-12-23 | 2008-05-16 | Jean Noel Thorel | Procede d'innoformulation d'une base galenique biocompatible |
| JP2019085345A (ja) * | 2017-11-02 | 2019-06-06 | ロート製薬株式会社 | 発毛因子産生促進剤及び／又は細胞接着分子産生促進剤 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03240730A (ja) * | 1990-02-15 | 1991-10-28 | Japan Fine Chem Kk | 細胞活性促進外用剤 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4060893A patent/JPH0742211B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03240730A (ja) * | 1990-02-15 | 1991-10-28 | Japan Fine Chem Kk | 細胞活性促進外用剤 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05221823A (ja) | 1993-08-31 |
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