JPH0742180A - アンカー - Google Patents

アンカー

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JPH0742180A
JPH0742180A JP5208882A JP20888293A JPH0742180A JP H0742180 A JPH0742180 A JP H0742180A JP 5208882 A JP5208882 A JP 5208882A JP 20888293 A JP20888293 A JP 20888293A JP H0742180 A JPH0742180 A JP H0742180A
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JP
Japan
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tunnel
anchor
piles
seabed
pile
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JP5208882A
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English (en)
Inventor
Atsuhiro Kitazawa
厚宏 北澤
Morio Oura
盛夫 大浦
Shohachiro Daimaru
正八郎 大丸
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Mitsui Construction Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大きな繋留力で水中トンネルを繋留する。 【構成】海底面2aに沈没する形の基盤部31の下側
に、該基盤部31に接続する形で複数の杭体33を、海
底地盤2中に設け、該杭体33によって、隣接する杭体
33相互間の海底地盤2を接続一体化することによっ
て、土塊20を形成する。PCワイヤ7等を介して基盤
部31を、浮力を受ける水中トンネルのトンネル構造体
5に接続すると、アンカー構造3は、土塊20全体の重
量を介してトンネル構造体5を牽引する形で、該トンネ
ル構造体5を水中6における所定の位置に安定的に繋留
することが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水中トンネルの繋留に
用いるに好適なアンカーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、海や湖等の水域中に設けられるト
ンネルでは、トンネル構造体の自重によって該トンネル
構造体を構成するための沈埋函を水底に沈設したり、或
いは、水底下の地盤深くに基礎を打設して、該基礎によ
ってトンネル構造体を支持させる形で、該水域における
所定の位置にトンネルを留置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最近、トン
ネル全体が浮力を受けるような構造によって水中トンネ
ルを形成し、該水中トンネルを水底地盤に繋留すること
によって、安価にして長大なトンネルを構築せんとする
水中トンネル工法が検討されている。こういった水中ト
ンネル工法では、トンネルに作用する浮力に抗して堅固
にトンネル構造体を繋留する必要があるところから、水
底において強力な繋留力を発現し得るアンカーが必須に
求められており、この要求を満たすような適当なるアン
カーは今までなかった。そこで本発明は、上記事情に鑑
み、強力な繋留力を発現し得るアンカーを提供するもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち本発明は、水底(2
a)に沈没する形で被繋留物(5)に接続自在な本体
(31)を有し、前記本体(31)に複数の杭体(3
3)を、該本体(31)と該複数の杭体(33)がそれ
ぞれ接続された形で該本体(31)の下方の地盤(2)
中に設け、該複数の杭体(33)によって隣接する杭体
(33)相互間の地盤(2)を接続一体化したことを特
徴として、構成される。なお、( )内の番号等は、図
面における対応する要素を示す、便宜的なものであり、
従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるもので
はない。以下の作用の欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明は、複数の杭体
(33)によって接続一体化された隣接する杭体(3
3)相互間の地盤(2)が土塊(20)となって、該土
塊(20)全体で被繋留物(5)を繋留するように作用
する。
【0006】
【実施例】図1は本発明によるアンカーを用いた水中ト
ンネルの一例を示す斜視図、図2は本発明によるアンカ
ーの一実施例を示す斜視図、図3は図2に示すアンカー
の断面図である。
【0007】水中トンネル1は、図1に示すように、海
等の水中6に浮遊する形のトンネル構造体5を有してお
り、トンネル構造体5の内部にはトンネル空間5sが、
図5矢印A、B方向に伸延する形で横転円柱状に形成さ
れている。トンネル構造体5は、その全体比重が海水の
比重より小さくなるように形成された形で、水中6にお
いて矢印C方向に浮力F1が作用した形になっており、
トンネル構造体5は、海底地盤2が形成している水底で
ある海底面2a下に設置されたアンカー構造3によっ
て、該浮力F1に抗して水中6に繋留された形で、該ア
ンカー構造3に対しては被繋留物になっている。
【0008】即ち、水中トンネル1が設けられた海域の
海底地盤2には、図1に示すように、アンカー設置位置
2Pが、水中6に位置する前記トンネル構造体5の下方
において、図1矢印D、E方向に所定の間隔L1をもっ
て2列をなす形で、それぞれ設けられており、各アンカ
ー設置位置2Pには、該トンネル構造体5を繋留するた
めのアンカー構造3が、図1矢印A、B方向に沿って複
数並ぶ形でそれぞれ設けられている。各アンカー構造3
の上端部には、PCワイヤ7が、トンネル構造体5の矢
印D、E方向相互間に懸架されるように該トンネル構造
体5の周面上部に沿って巻着された形で、実施例におい
ては1ヶのアンカー構造3に3本づつ接続装着されてお
り、各PCワイヤ7は、その両端部がアンカー構造3の
コンクリート体30中に埋設定着された形になってい
る。
【0009】アンカー構造3は、コンクリート体30と
該コンクリート体30を介してその周囲の海底地盤2に
よって形成された土塊20によって構成されており、コ
ンクリート体30の上部には、図2又は図3に示すよう
に、所定の重量をなす形で平板状に打設形成された基盤
部31が、アンカー構造3の本体部分として海底面2a
に沈没するよう設けられている。基盤部31は、その上
面部分がアンカー構造3の上面3aを形成する形で、該
上面3aが海底面2aに略整合した位置に配置されてお
り、基盤部31はまた、前記PCワイヤ7の両端部が該
基盤部31中に埋設配置する形で、該PCワイヤ7を介
して前記トンネル構造体5に接続自在になっている。一
方、コンクリート体30の下部には、杭部32が、基盤
部31の下側に位置する形で海底面2a下の地盤2中に
打設形成されており、杭部32には、その各々が所定長
さL2をなす形で中空軸状に形成された杭体33が、基
盤部31の底面部分にそれぞれ接続された形で、各アン
カー構造3に所定本数づつ複数設けられている。従っ
て、アンカー構造3には複数の杭体33が、基盤部31
と該複数の杭体33の各々がそれぞれ接続された形で、
該基盤部31の下方の海底地盤2中に位置するように設
けられている。また、杭体33の上下方向2か所には、
突起部33aが、該突起部33aの外径が杭体33にお
ける他の部分の外径より大きく形成された形で、各杭体
33に2ヶづつそれぞれ設けられている。
【0010】また、コンクリート体30には、図2又は
図3に示すように、基盤部31から杭部32の各杭体3
3に内通した形の注入孔35が、該コンクリート体30
中に上下方向に貫通形成された形で、各杭体33の数量
分だけそれぞれ設けられており、各注入孔35の上端部
には、前記上面3a部分において開口形成する形の注入
口35aが、該注入孔35の内外を連通させた形でそれ
ぞれ設けられている。また、注入孔35には複数の吐出
口35bが、各杭体33における前記突起部33aと下
端部33bにおいて該注入孔35が該杭体33の外側に
連通した形で設けられており、注入孔35には水中打設
に適したモルタル等からなる注入材36が、該注入孔3
5を埋め尽くす形でここに打設充填されている。
【0011】各杭体33間と脚部32の周囲の海底地盤
2中には、図3に示すように、先に述べたように注入孔
35に打設充填された注入材36が、該杭体33の突起
部33a及び下端部33bに複数設けられた吐出口35
bを介して該海底地盤2中に吐出浸入された形になって
おり、従って、海底地盤2においては、隣接する杭体3
3相互間の該海底地盤2が、注入材36を含めた複数の
杭体33によって接続一体化された形で、土塊20が、
コンクリート体30の外側形状に対応した外側形状をな
すように形成されている。土塊20は、アンカー構造3
の配設数量に対応した形で、前記アンカー設置位置2P
に沿ってそれぞれ形成されており、コンクリート体30
とその周囲に形成された土塊20は注入材36を介して
一体化した形で、アンカー構造3が、図1に示すよう
に、そのそれぞれが直方体状に形成されている。よっ
て、複数のアンカー構造3は、図1矢印A、B方向に示
すトンネル構造体5の伸延方向に沿って所定のピッチで
巻着されたPCワイヤ7を介して、各アンカー構造3の
杭部32が形成している各土塊20全体の重量でトンネ
ル構造体5を、該トンネル構造体5に作用する浮力F1
に抗して図1矢印G、H方向に牽引する形で、該トンネ
ル構造体5を水中6における所定の位置に繋留する形に
なっている。
【0012】水中トンネル1は、以上のような構成を有
しているので、該水中トンネルを構築する際には、トン
ネル構造体5を水中6の所定の位置に位置決めしたとこ
ろで、該トンネル構造体5に所定ピッチで所定本数のP
Cワイヤ7を巻着し、該PCワイヤ7のそれぞれの両端
部が、アンカー構造3のコンクリート体30の任意位置
に埋設された形になるよう該アンカー構造3のコンクリ
ート体30を構築し、該アンカー構造3によって、アン
カー設置位置2P、2Pからトンネル構造体5を浮力F
1に抗して図1矢印G方向及びH方向に牽引する形で、
水中6の所定の位置に繋留する。
【0013】そこで、アンカー構造3を構築するために
は、まず、アンカー構造3を形成するための各杭体33
を、各アンカー設置位置2Pにおける各アンカー構造3
の構築位置において所定本数づつ海底地盤2中に打設す
る。これには、まず、各杭体33の打設位置において海
底面2a下の海底地盤2を、例えばケーシング等を用い
て下方に向けてコア状に掘削し、その後該ケーシング中
に杭体33を設置していく形で、海底面2a下に打設す
る。なお、杭体33は、これに設けられた突起部33
a、33aによって、海底地盤2に定着されるので、そ
の設置完了と略同時に、即ち注入材36注入以前にケー
シングを取り外しても、海底地盤2中において安定した
状態を呈することが出来る。
【0014】こうして、杭体33を所定本数打設したと
ころで、次に、該所定本数の杭体33をフーチングで纏
める形で、水中コンクリートを平板状に打設することに
よって、基盤部31を形成する。この際、基盤部31を
打設するためのコンクリート型枠中には、PCワイヤ7
の端部を配置させておき、また、該基盤部31には各杭
体33の注入孔35と連通するよう注入口35aを形成
しておく。そして、複数の杭体33の上側に該複数の杭
体33の頭部と接続する形になるよう、基盤部31のコ
ンクリートを打設する。すると、先に打設された所定本
数の杭体33が基盤部31によって群状に纏められる形
で、脚部32になり、これによって、コンクリート体3
0が海底地盤2の所定位置に形成設置される。すると、
コンクリート体30は、その平板状に形成された基盤部
31の重量によって、水中6から各アンカー設置位置2
Pにおける所定の位置の海底面2aより下に沈む形でこ
こに設置される。この際、コンクリート体30は、その
基盤部31がその重量によって水中6に沈没した形で設
置されるので、この状態で、該基盤部31の重量に対応
した分だけの牽引力を保有することが出来る。
【0015】そこで次に、杭体33にそれぞれ設けられ
た各注入孔35に、水中打設に適したモルタル等の注入
材36を、その各々の注入口35aから所定圧力で静か
に注入していく。すると、注入材36は注入孔35を充
填し、さらに、その注入圧力を介して、吐出口35bか
ら該注入孔35の外側に吐出される。これによって、各
吐出口35bが設けられた杭体33の周囲の海底地盤2
中に注入材36が浸入し、該注入材36が浸入した領域
中の海底地盤2が該注入材36の硬化によって後に該そ
れぞれの杭体33と共に一体になる形で、土塊20が形
成される。この際、コンクリート体30には、多数の杭
体33による杭部32が設けられていて、該杭体33に
はそれぞれ突起部33aが設けられているところから、
該突起部33aによって該海底地盤2との付着強度が増
大する形で、確実にコンクリート体30と海底地盤2が
一体化する。こうして形成された土塊20は、既存の海
底地盤2を形成していた土粒子が注入材36によって接
続一体化された形で、堅牢なる状態を呈することが出来
る。
【0016】こうして、各コンクリート体30におい
て、全ての注入孔35に注入材36を注入充填し、該注
入孔35が設けられた杭体33周囲に土塊20を形成す
ると、該土塊20は、図1に示すように、その外側形状
が本体2の外側形状に沿った形で、直方体状に形成され
る。即ち、土塊20の内部にコンクリート体30が、注
入材36を介して所定本数の杭体33が海底地盤2と確
実に一体をなすように定着された形で、アンカー構造3
が形成される。こうして形成されたアンカー構造3は、
基盤部31によって纏められた所定本数の複数の杭体3
3が、隣接する杭体33相互間の海底地盤2を接続一体
化した形で、堅牢なる土塊20を形成する。これによっ
てアンカー構造3は、土塊20全体の重量を支持力とし
て有効に利用した形で、極めて強力な繋留力を発現する
ことが出来る。即ち、こうしてアンカー設置位置2Pに
アンカー構造3を順次設置したところで、該設置された
アンカー構造3に先に述べたようにその両端部を埋設定
着したPCワイヤ7を、トンネル構造体5の周面上部に
沿って架け渡す形になるよう、図1矢印D、E方向に所
定の幅L1で対をなす2ヶのアンカー構造3、3を結ぶ
形で巻着していく。これによって、アンカー構造3とト
ンネル構造体5を接続する。
【0017】すると、トンネル構造体5は、先に述べた
ように、その全体比重が海水の比重より小さくなるよう
に形成された形で、水中6において図1矢印C方向に浮
力F1が作用する形になっている。これに対して、該ト
ンネル構造体5にPCワイヤ7を介して巻着されたアン
カー構造3のコンクリート体30は、基盤部31の重量
に加えて、その杭部32の多数の杭体33が形成してい
る土塊20全体の重量を介して、トンネル構造体5を図
1矢印G、H方向に牽引する形で、該浮力F1に抗す
る。即ち、1本1本の杭体33が保有しているアンカー
力を集合させたよりはるかに大きな土塊20の支持力で
トンネル構造体5を繋留することが出来る。これによっ
て、トンネル構造体5は浮力F1によって浮上すること
無く、水中6における所定の位置に繋留される。
【0018】また、こうしてアンカー構造3がトンネル
構造体5を矢印G、H方向に牽引する際に、該アンカー
構造3のコンクリート体30は、これに設けられた杭部
32の各杭体33が、その2段の突起部32a、32a
を介して強力な摩擦抗力を発揮することが出来るので、
これによって該コンクリート体30は海底地盤2に対し
て強力な定着強度を保有する形になる。よって、浮力F
1によって、コンクリート体30が海底地盤2から引き
抜かれることは防止される。また、アンカー構造3は、
図1に示すように、トンネル構造体5の下方において矢
印D、E方向に所定の間隔L1をなすアンカー設置位置
2P、2Pにおいて、それぞれ矢印A、B方向に並ぶ形
で設置されているところから、矢印A、B方向に隣接す
るアンカー構造3、3の土塊20、20は、それぞれの
土塊20形成時に海底地盤2中に注入された注入材36
によって相互に接続された形になる。これによって、そ
れぞれのアンカー設置位置2Pに設置された複数のアン
カー構造3のそれぞれは、一層堅固に一体となる形でト
ンネル構造体5を矢印G方向又は矢印H方向に牽引する
ことが出来る。
【0019】従って、アンカー構造3は、そのコンクリ
ート体30の所定本数の複数の杭体33が、隣接する杭
体33相互間の海底地盤2を接続することによって形成
する土塊20の重量によって、トンネル構造体5に対し
て大きな繋留力を発現することが出来るので、該トンネ
ル構造体5は、水中6の所定の位置に安定的に繋留され
る。よって、本発明を用いれば、トンネル全体が浮力を
受けるような構造によって水中トンネルを形成し、該水
中トンネルを水中6の所定の位置に繋留しておくこと
が、アンカー構造3が保有している強力な繋留力をもっ
て出来るので、こういった水中トンネル工法によって、
安価にして長大なトンネルを構築することが可能とな
る。
【0020】なお、上述した実施例においては、その各
々を予め中空軸状に形成した複数の杭体33を海底地盤
2中に打設し、該複数の杭体33の頭部を接続する形
で、該複数の杭体33の上側に水中コンクリートを打設
することによって、基盤部31を形成してこれをアンカ
ー構造3の本体とした例を述べたが、各杭体33は該本
体部分の下方の海底地盤2中に、該本体と接続する形で
設けられるものであれば、現場打設コンクリート或いは
その他の鋼材等によって形成されても構わない。また、
基盤部31等の本体や杭体33の形状及びその施工手順
は任意である。さらに、アンカー構造3とトンネル構造
体5との接続手法はPCワイヤ7に限定されるものでは
ない。。また、実施例においては、海等の水中6に浮遊
する形のトンネル構造体5を繋留するために、アンカー
構造3を海底地盤2に設置した例を述べたが、本発明の
適用は海中トンネルに限定されるものではなく、湖や運
河その他の水域の水中トンネルに適用されても、全く同
等の効果を発現することが出来る。さらには、本発明
は、その非常に大きな繋留力を利用して、水中トンネル
以外の水中構造物の繋留に適用しても構わない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、海
底面2a等の水底に沈没する形でトンネル構造体5等の
被繋留物に接続自在な基盤部31等の本体を有し、前記
本体に複数の杭体33を、該本体と該複数の杭体33が
それぞれ接続された形で該本体の下方の海底地盤2等の
地盤中に設け、該複数の杭体33によって隣接する杭体
33相互間の地盤を接続一体化したことを特徴として、
アンカー構造3等のアンカーを構成したので、複数の杭
体33によって接続一体化された隣接する杭体33相互
間の地盤2が土塊20となって、該土塊20全体で被繋
留物を繋留することが出来る。即ち、本発明によるアン
カーは、杭体33の地盤に対する引き抜き強度を利用し
た該杭体33の1本1本のアンカー力を集合させた繋留
力に留まることなく、複数の杭体33が該杭体33と一
体に接続形成した土塊20全体の重量を介して、被繋留
物を堅固に繋留支持することが出来る。従って、水底に
おいて極めて強力な繋留力を発現することが出来る。そ
こで、本発明によるアンカーを用いれば、トンネル全体
が浮力を受けるような構造によって水中トンネルを形成
し、該水中トンネルを被繋留物として本体に接続してお
くことによって、該水中トンネルを該浮力に抗して水中
の所定位置に安定的に繋留しておくことが出来る。これ
を行うことによって、沈埋函を設置したり、水底下の地
盤深くに打設した基礎に支持させる形でトンネル構築を
行う必要なく、安価にして長大なる水中トンネルを構築
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアンカーを用いた水中トンネルの
一例を示す斜視図である。
【図2】本発明によるアンカーの一実施例を示す斜視図
である。
【図3】図2に示すアンカーの断面図である。
【符号の説明】
2……地盤(海底地盤) 2a……水底(海底面) 3……アンカー(アンカー構造) 31……本体(基盤部) 33……杭体 5……被繋留物(トンネル構造体)
フロントページの続き (72)発明者 大丸 正八郎 福岡県福岡市博多区店屋町1番35号 博多 三井ビルディング2号館 三井建設株式会 社九州支店内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水底に沈没する形で被繋留物に接続自在な
    本体を有し、 前記本体に複数の杭体を、該本体と該複数の杭体がそれ
    ぞれ接続された形で該本体の下方の地盤中に設け、 該複数の杭体によって隣接する杭体相互間の地盤を接続
    一体化して構成したことを特徴とするアンカー。
JP5208882A 1993-07-30 1993-07-30 アンカー Pending JPH0742180A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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