JPH074215U - 点火装置駆動回路 - Google Patents

点火装置駆動回路

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JPH074215U
JPH074215U JP3212393U JP3212393U JPH074215U JP H074215 U JPH074215 U JP H074215U JP 3212393 U JP3212393 U JP 3212393U JP 3212393 U JP3212393 U JP 3212393U JP H074215 U JPH074215 U JP H074215U
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squeeze
ignition device
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JP3212393U
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English (en)
Inventor
和弘 柴田
Original Assignee
株式会社カンセイ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数のスクイーブに供給される電力量を制御
し、それぞれのスクイーブの点火を確実にでき、また限
りある電力を有効に使用する。 【構成】 電力供給手段から、並列接続された点火装置
に供給される電力量を制御する電流制御手段を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば自動車に設けられるエアバックシステムのうち、運転席用 、助手席用、後席用等の複数のスクイーブ(雷管)を有するものの点火装置駆動 回路に関するもので、特にDC/DCコンバータが機能を停止、または機能でき なくなった場合の複数スクイーブへの点火電流の供給に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のエアバッグシステムとしては、例えば特開昭50ー14603 8号公報があり、それに基づく概略説明図を図5に示し、それを説明する。 すなわち、図5において、1はバッテリ、2はDC/DCコンバータで、その 入力端子は前記バッテリ1に逆流防止用ダイオード3を介して接続されている。 また、このDC/DCコンバータ2の出力端子は抵抗4及びバックアップコンデ ンサ5を直列に介して接地されている。6は逆流防止用ダイオードで、前記バッ テリ1とDC/DCコンバータ2の出力端子との間に接続され、バックアップコ ンデンサ5に対してDC/DCコンバータ2と並列的に給電している。
【0003】 7は放電用ダイオードで、バックアップコンデンサ5の急速放電路を形成して いる。8、9は加速度スイッチで、車両が重大衝突した場合にオンする。10、 11はヒューズで、その一方のヒューズ10は前記加速度スイッチ8と一方のス クイーブ12との間に接続され、また他方のヒューズ11は前記加速度スイッチ 9と他方のスクイーブ13との間に接続されて、スクイーブ12、13が通電さ れた直後に短絡した場合に、そのスクイーブに過電流がながれ、他方のスクイー ブに点火電流が流れなくなることを防止している。
【0004】 また、前記加速度スイッチ8とヒューズ10とスクイーブ12との直列回路は 、前記加速度スイッチ9とヒューズ11とスクイーブ13との直列回路と並列接 続されて、DC/DCコンバータ2の出力端子と加速度スイッチ14との間に接 続されている。また前記加速度スイッチ14は、前記加速度スイッチ8、9より も小さな加速度でオンするように設定されている。
【0005】 このような構成において、軽衝突または中規模衝突が発生した場合には加速度 スイッチ14はオンするが、他方の加速度スイッチ8、9がオンしないためにス クイーブ12、13には電流が供給されない。
【0006】 また、重大衝突が発生した場合には、全ての加速度スイッチ8、9、14がオ ンされるために、DC/DCコンバータ2から双方のスクイーブ12、13に点 火電流が供給されて火薬に点火され、エアバッグが瞬時に膨張して乗員を保護す る。
【0007】 一方、スクイーブ12、13に点火電流が供給された直後にスクイーブ12、 13のいずれか一方の入出力間が短絡した場合には、それに接続された方のヒュ ーズ10またはヒューズ11に過電流が流れ、ヒューズが溶断されてその入出力 間が短絡したスクイーブには電流が流れなくなるので、他方のスクイーブに点火 電流が確実に流れるようになる。 なお、このときDC/DCコンバータ2とバッテリ1との給電ラインが断線し ていた場合には、特にバックアップコンデンサ5に蓄えられた電荷でのみ双方の スクイーブ12、13を作動させなくてはならないので、ヒューズ10、11が 溶断されることによる効果は非常に大きい。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のエアバッグシステム等の点火装置駆動回路にあ つては、ヒューズが非常に柔らかい金属であり、かつ外力によってもすぐに曲が ってしまい、切れ易く製造ラインでの取扱いが非常に難しいという問題点あった 。また、ヒューズの線長、線径等の管理が難しく、ばらつきなく作ることが困難 であるという問題点があり、非常に高い品質が要求されるものへの使用を難しく していた。
【0009】 さらに、ヒューズは経年変化を起こし、自動車用電装品の如く耐用年数が10 年を越え、かつその間に重要保安部品としての性能を維持しなくてはならないと いう要求を満足することは非常に難しいという問題点があった。 またさらに、一度溶断されたらユニットケースを開かなくてはならず、管理が 非常に難しくなるという問題点があった。
【0010】 そこで、この考案は、上記のような問題点に着目してなされたもので、上記ヒ ューズのスイッチ機能と同様な機能を有する電子回路に置き換え、複数のスクイ ーブのそれぞれに流れる電流を制御し、必要なときに確実にスクイーブを作動さ せることができ、かつ管理の容易な回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る点火装置駆動回路は、加速度センサからの検出信号に基づいて 電源用大容量コンデンサからの放電電流を、並列接続された複数の点火装置に供 給して作動せしめる点火装置駆動回路において、前記コンデンサから前記複数の 点火装置のそれぞれへの給電ラインにスイッチ手段を介挿し、かつ、該スイッチ 手段のそれぞれに前記加速度センサからの検出信号に基づいて放電を開始せしめ る信号を出力し、かつ所定時間後に前記放電を停止せしめる信号を出力するか、 または前記スクイーブへの給電開始から所定時間の経過後に前記スイッチ手段の それぞれをオフせしめるスイッチ制御手段を備えてなる。
【0012】
【作用】
この考案によれば、複数の並列接続されたスクイーブの入出力間が短絡したと き、複数のスクイーブに供給される電流が所定時間で遮断されるようにして、そ れぞれのスクイーブの点火を確実にし、また限りある電力を有効に使用する。
【0013】
【実施例】
まず、図1に基づいて構成を詳細に説明する。 なお、図1において、図5に示す従来例の構成と同一のもの、または均等なも のには同一符号を付してその詳細説明は省略し、異なる部分についてのみ説明す る。
【0014】 図1において、15はコンデンサ充電量判断回路で、基準コンデンサ16(バ ックアップコンデンサ5よりも小容量に設定されている)、該基準コンデンサ1 6の充電量とバックアップコンデンサ5の充電量とを比較するためのコンパレー タ17を有して、バックアップコンデンサ5の充電電圧が基準コンデンサ16の 充電電圧よりも小さくなった場合(または双方の間の電位差が所定以下の電位差 に達した場合)には前記マイクロコンピュータ23に対して、スクイーブ12、 13への必要以上の放電を防止し、安全向上を図るための放電停止信号を出力す る。
【0015】 20は一方のスクイーブ12の非接地側とDC/DCコンバータ2の出力ライ ンとの間に介挿された第1スイッチングトランジスタ、21は他方のスクイーブ 13の非接地側とDC/DCコンバータ2の出力ラインとの間に介挿された第2 スイッチングトランジスタ、22は衝突時等に車両に発生する加速度を検出する 加速度センサ、23はマイクロコンピュータで、前記加速度センサ22で検出さ れた加速度信号を入力して、その加速度信号の波形に基づいて、衝突にともなっ て乗員に加わる傷害の大きさを判断し、乗員に重大な傷害を加える恐れがあると 判断した場合には、前記第1及び第2スイッチングトランジスタ20、21を所 定の時間の間オンさせるためのトリガ信号を作成する。
【0016】 また、前記マイクロコンピュータ23は前記コンデンサ充電量判断回路15か ら放電停止信号が供給されると、第1及び第2スイッチイングトランジスタ20 、21へ出力されるハイレベルなトリガ信号の供給を停止する。 なお、放電停止信号の発生終了のタイミングはトリガ信号の発生終了のタイミ ングよりも遅くなるように設定され、トリガ信号の発生終了が遅くなった場合で あっても、確実に終了するように設定されている。
【0017】 24、25は第1及び第2スクイーブ短絡判断回路で、前記マイクロコンピュ ータ23からハイレベルなトリガ信号が供給されると、それと同時に所定の時間 の間タイマ機能を作動させて、所定のタイマ動作が終了するか、またはマイクロ コンピュータ23からのトリガ信号の供給が停止されると、出力をハイレベルに して、第1及び第2スイッチングトランジスタ20、21をオフせしめる。なお 、38、39、40及び41はハーネスである。
【0018】 次に、前記第1及び第2スクイーブ短絡判断回路24、25について詳細説明 を図2に基づいて、以下に行う。 なお、第1及び第2スクイーブ短絡判断回路24、25は互いに同一構成で、 かつ同一機能であるので、その一方である第1スクイーブ短絡判断回路24につ いてのみ説明を行う。
【0019】 すなわち、30は第3スイッチングトランジスタで、そのベース端子は抵抗3 1を介してマイクロコンピュータ23の出力端子に、コレクタ端子は第1スイッ チングトランジスタ20のベース端子に、またエミッタ端子は第4スイッチング トランジスタ32のコレクタ端子に接続されている。また、第3スイッチングト ランジスタ30のベース・エミッタ端子間には並列接続された抵抗33、ダイオ ード34が接続され、またエミッタ端子は基準コンデンサ35を介して接地され ている。
【0020】 第4スイッチングトランジスタ32のエミッタ端子は接地され、またベース端 子は抵抗36を介して接地されると共に、抵抗37を介してスクイーブ12の非 接地側に接続されている。
【0021】 次に、点火電流の供給にともなってスクイーブ12の入出力間が短絡しない場 合についての動作を図1乃至図3を参照して説明する。 車両の衝突にともなって、乗員に重大な傷害を及ぼすような加速度信号が供給 されたことをマイクロコンピュータ23でt1時点で判断され(図3(A))、 それに伴ってマイクロコンピュータ23でハイレベルなトリガ信号が作成される と(図3(E))、それによって抵抗31、33を介してコンデンサ35の充電 が開始され(図3(F))、かつそれと同時に第3スイッチングトランジスタ3 0がオンする。それに伴って、第1スイッチングトランジスタ20がオンしてス クイーブ12に点火電流が供給され、スクイーブ12の非接地側に電圧が発生す る(図3(G))。
【0022】 そのために、前記バックアップコンデンサ5の充電電圧(図3(B))、基準 コンデンサ35の充電電圧(図3(C))の電圧波形は放物線を描いて低下を始 め、その放電にともなってスクイーブ12の非接地側にも電圧が発生し(図3( G))、その電圧によって第4スイッチングトランジスタ32がオンする。
【0023】 なお、この第4スイッチングトランジスタ32のオン状態は、コンパレータ1 7の入力端子のそれぞれの電圧のレベルが逆転するまで(または所定の範囲内に 入るように小さくなるまで)、またはマイクロコンピュータ23が内蔵タイマに 基づくトリガ信号の出力停止まで続き、その間にエアバッグ等が作動するように 設定されている。
【0024】 次に、スクイーブ12(または13)の入出力間が、点火電流の供給にともな って短絡した場合について説明する。 上記と同様に車両の衝突にともなって、乗員に重大な傷害を及ぼすような加速 度信号が供給されたことをマイクロコンピュータ23でt1時点で判断され(図 4(A))、それに伴ってマイクロコンピュータ23でハイレベルなトリガ信号 が作成されると(図4(E))、それによって抵抗31、33を介してコンデン サ35の充電が開始され(図3(F))、かつそれと同時に第3スイッチングト ランジスタ30がオンする。それに伴って、第1スイッチングトランジスタ20 がオンしてスクイーブ12に点火電流が供給される。 そのために、バックアップコンデンサ2の充電電圧(図3(B))、基準コン デンサの充電電圧(図3(C))の電圧波形は放物線を描いて低下を始める。
【0025】 しかしながら、そのスクイーブ12への点火電流の供給にともなって、その入 出力間が短絡すると、第4スイッチングトランジスタ32がオフのままであるの で、コンデンサ35の充電が続き、その充電電圧が飽和して(図4(F))、第 3スイッチングトランジスタ30のエミッタ端子の電位を押し上げ、第3スイッ チングトランジスタ30の作動をオフせしめ(図4(I))、この入出力間が短 絡したスクイーブ12への電力の供給が停止され、無駄な放電が停止され、残っ た電荷は他方のスクイーブに供給される。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案よれば、スクイーブに所定時間の間のみ点火電 流が供給されるので、その入出力端子間が短絡しても、複数のスクイーブに供給 される電流が遮断されるようにしたので、それぞれのスクイーブの点火を確実に でき、また限りある電力を有効に使用することができるという効果が発揮される 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による点火装置駆動回路の実施例を説明
するための回路構成ブロック図である。
【図2】図1のスクイーブ短絡判断回路24(25)の
具体的回路図である。
【図3】実施例において、スクイーブの入出力間が短絡
しない場合の波形説明図である。
【図4】実施例において、スクイーブの入出力間が短絡
した場合の波形説明図である。
【図5】本考案の従来例を説明するための回路ブロック
図である。
【符号の説明】
1 バッテリ 2 DC/DCコンバータ 5 バックアップコンデンサ 8、9、14 加速度スイッチ 10、11 ヒューズ 12、13 スクイーブ 22 加速度センサ 23 マイクロコンピュータ 20 第1スイッチングトランジスタ 21 第2スイッチングトランジスタ 24 第1スクイーブ短絡判断回路 25 第2スクイーブ短絡判断回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加速度センサからの検出信号に基づいて
    電源用大容量コンデンサからの放電電流を、並列接続さ
    れた複数の点火装置に供給して作動せしめる点火装置駆
    動回路において、前記コンデンサから前記複数の点火装
    置のそれぞれへの給電ラインにスイッチ手段を介挿し、
    かつ該スイッチ手段のそれぞれに前記加速度センサから
    の検出信号に基づいて放電を開始せしめる信号を出力
    し、かつ所定時間後に前記放電を停止せしめる信号を出
    力するか、または前記スクイーブへの給電開始から所定
    時間の経過後に前記スイッチ手段のそれぞれをオフせし
    めるスイッチ制御手段を備えてなることを特徴とする点
    火装置駆動回路。
JP3212393U 1993-06-15 1993-06-15 点火装置駆動回路 Pending JPH074215U (ja)

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