JPH074194A - 泥土圧シールド機における止水、山留め制御方法 - Google Patents

泥土圧シールド機における止水、山留め制御方法

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Publication number
JPH074194A
JPH074194A JP5146273A JP14627393A JPH074194A JP H074194 A JPH074194 A JP H074194A JP 5146273 A JP5146273 A JP 5146273A JP 14627393 A JP14627393 A JP 14627393A JP H074194 A JPH074194 A JP H074194A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw
shield machine
mud
soil
water
Prior art date
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Pending
Application number
JP5146273A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideji Miyazawa
秀治 宮澤
Koji Yoshino
広司 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujita Corp
Original Assignee
Fujita Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujita Corp filed Critical Fujita Corp
Priority to JP5146273A priority Critical patent/JPH074194A/ja
Publication of JPH074194A publication Critical patent/JPH074194A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクリューコンベヤのスクリューを回転する
駆動機構に発生するトルクを、掘削地盤の土質、土水圧
にあわせて自動制御することによって、スクリューコン
ベヤ内で止水、山留効果を発揮するように制御する。 【構成】 泥土圧シールド機のチャンバー3及び同チャ
ンバー3に接続されたスクリューコンベヤ5のスクリュ
ー駆動モータ制御盤内に配設されたトルクセンサーによ
る計測値を入力したコンピュータによる演算で、最適ス
クリュー回転負荷トルクを算出し、前記スクリューコン
ベヤ5の後端部に接続された長さを自由に変えられるプ
ラグゾーンLの長さを自動調整して、スクリューコンベ
ヤ5内の排土抵抗値を調整して止水、山留を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は特に高水圧地盤を掘進す
る泥土圧シールド機における止水、山留めの制御方法に
係るものである。
【0002】
【従来の技術】泥土圧シールド機における掘削土砂の排
土は、通常シールド機に装着された排土用スクリューコ
ンベヤにおけるスクリューの回転をシールド機の掘削速
度に合わせて行い、止水、山留はスクリューコンベヤ内
にある泥土の不透水性と内部摩擦角や粘性による抵抗力
によって行われていた。
【0003】特に高水圧地盤を掘進する泥土圧シールド
機は、シールド機に装着されるスクリューコンベヤの終
端部にロータリバルブ等の機械的方法による止水、山留
め装置を装着して、噴発等の異常事態を防止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記スクリューコンベ
ヤ内にある泥土の不透水性と内部摩擦角や粘性による抵
抗力を利用した止水、山留めは、土質の変化や土水圧の
変動が少なく、且つ比較的低い土水圧では有効であっ
た。しかし高水圧地盤の掘進では、スクリューコンベヤ
内にある泥土が土水圧によって崩壊する危険性があっ
た。
【0005】また、スクリューコンベヤの終端部に装着
されたロータリーバルブ等の機械的方法による止水、山
留装置は、噴発等の異常事態の発生は防止してはいた
が、泥土の取り込み量の不足や、排土不良、連続排土か
らバッチ排土に変わるときに発生するチャンバーへの脈
動圧力伝播等の不具合を、排土中に発生していた。本発
明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案されたも
ので、その目的とする処は、スクリューコンベヤのスク
リューを回転する駆動機構に発生するトルクを、掘削地
盤の土質、土水圧にあわせて自動制御することによっ
て、スクリューコンベヤ内で、止水・山留め効果を有効
に発揮しうる泥圧土圧シールド機における止水、山留の
制御方法を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る泥土圧シールド機における止水、山留
め制御方法によれば、シールド機に装架された排土用ス
クリューコンベヤの後端部に長さを自由に変えられるプ
ラグゾーンを設け、シールド機のチャンバーに発生する
土水圧に即応して排土中のスクリュー回転の駆動力に、
一定範囲幅の負荷トルクを常時発生せしめるように前記
プラグゾーン長を変化させ、スクリューコンベヤ内にあ
る泥土に止水・山留め用土圧を発生せしめるものであ
る。
【0007】
【作用】本発明に係る制御方法によれば前記したよう
に、泥土圧シールド掘削機の推進時におけるチャンバー
に加わる土水圧に対して、同掘削機に装架されたスクリ
ューコンベヤ後端部におけるプラグゾーン長を自動制御
することによって、スクリュー回転の駆動力に一定範囲
幅の負荷トルクを常時発生させながら排土することとな
る。この際、その土圧によって泥土は密実に圧縮された
状態でスクリューコンベヤ内を移動する作用が与えられ
る。
【0008】このように密実に圧縮された状態の泥土
が、高水圧水の浸透と、土水圧による泥土の崩壊を防止
し、この結果、止水、山留めがなされるものである。
【0009】
【実施例】以下本発明を図示の実施例について説明す
る。1はシールド掘削機のカッターディスク、2は混練
翼、3はチャンバー、4はカッター駆動モータである。
前記シールド掘削機には前端部がチャンバー3に開口す
るスクリューコンベヤ5が装架され、後端部はシールド
掘削機の上方に沿って後方に水平に延びている。図中6
は前記スクリューコンベヤ5のトラフ、7はスクリュ
ー、8はスクリューコンベヤ5及び後述のプラグゾーン
に配設されたセンサー(土圧計)、9はスクリュー駆動
モータである。
【0010】前記スクリューコンベヤ5の後端部には長
さを自由に変えることができるプラグゾーンLが設けら
れ、同プラグゾーンLはスクリュー鞘部10と鞘部移動
ジャッキ11とより構成されている。図中12は排土ゲ
ート、13はシールド機のシールドジャッキ、14は中
折れジャッキ、15はシールド機の推進に伴って形成さ
れるトンネル穴に組込まれるセグメント、16は泥土排
出用コンベヤである。
【0011】図1は泥土のプラグゾーンLにおける移動
抵抗値が高く、スクリューの回転負荷トルクを上限値以
下にするために、プラグゾーン長を短くした場合を示
し、前記鞘部移動ジャッキ11を退縮して、スクリュー
鞘部10端部の排土ゲート12を切羽側に最も近接せし
め、プラグゾーン長を最短し、とした場合を示す。図2
はプラグゾーンLでの泥土の移動抵抗値が低く、スクリ
ュー回転負荷トルクを下限値以上にするために、プラグ
ゾーン長を長くした場合で、前記鞘部移動ジャッキを伸
長して排土ゲート12を切羽側から最も離隔せしめて、
プラグゾーンの長さを最長L2 とした場合を示す。
【0012】而してトラフ6に内蔵されたスクリュー7
はスクリュー駆動モータ9によって駆動回転され、シー
ルド機のチャンバー3内の土砂を掻き上げるが、スクリ
ューの回転駆動トルクをスクリュー駆動モータ制御盤内
に配設されたトルクセンサーによって計測して、計測デ
ータをコンピュータに送り、同コンピュータによって演
算された設定負荷トルクの範囲内に収まるように鞘部移
動ジャッキ11を伸縮して、プラグゾーンLの長さを調
節し、調節されたプラグゾーンLは、スクリュートラフ
6内の泥土に土圧を発生させ、このようにして密実に締
った状態の泥土により高圧水の浸透と、土水圧による泥
土の崩壊を防止することによって止水、山留を行う。
【0013】図中、aは普通の泥土の状態を示し、bは
プラグゾーンにより締め固められ、土圧の発生した泥土
の状態を示し、cはプラグゾーン部の強固な圧密泥土の
状態を示す。
【0014】
【発明の効果】本発明は前記したように、泥土圧シール
ド機に装架された排土用のスクリューコンベヤ後端部に
長さを自由に変えられるプラグゾーンを設け、掘削土質
及びシールド機のチャンバー、スクリュートラフに発生
する土水圧に即応して、プラグゾーンの長さを変化さ
せ、一定範囲幅の負荷トルクを常時発生せしめ、スクリ
ューコンベヤ内の泥土に止水、山留め用土圧を発生せし
めるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】プラグゾーンを短くセットした状態の本発明に
係る泥土圧シールド掘削機の縦断側面図である。
【図2】プラグゾーンを長くセットした状態の前記泥土
圧シールド掘削機の縦断側面図である。
【符号の説明】
1 カッターディスク 2 混練翼 3 チャンバー 4 カッター駆動モータ 5 スクリューコンベヤ 6 トラフ 7 スクリュー 8 センサー(土圧計) 9 スクリュー駆動モータ 10 スクリュー鞘部 11 鞘部移動ジャッキ 12 排土ゲート 13 シールドジャッキ 14 中折れジャッキ 15 セグメント 16 泥土排出用コンベヤ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド機に装架された排土用スクリュ
    ーコンベヤの後端部に長さを自由に変えられるプラグゾ
    ーンを設け、シールド機のチャンバーに発生する土水圧
    に即応して排土中のスクリュー回転の駆動力に、一定範
    囲幅の負荷トルクを常時発生せしめるように前記プラグ
    ゾーン長を変化させ、スクリューコンベヤ内にある泥土
    に止水・山留め用土圧を発生せしめることを特徴とする
    泥土圧シールド機における止水、山留め制御方法。
JP5146273A 1993-06-17 1993-06-17 泥土圧シールド機における止水、山留め制御方法 Pending JPH074194A (ja)

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JP5146273A JPH074194A (ja) 1993-06-17 1993-06-17 泥土圧シールド機における止水、山留め制御方法

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JP5146273A JPH074194A (ja) 1993-06-17 1993-06-17 泥土圧シールド機における止水、山留め制御方法

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JPH074194A true JPH074194A (ja) 1995-01-10

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ID=15404011

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