JPH0741947U - 電気自動車用高圧大電流分電装置の限流ヒューズ取付構造 - Google Patents

電気自動車用高圧大電流分電装置の限流ヒューズ取付構造

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JPH0741947U
JPH0741947U JP7381693U JP7381693U JPH0741947U JP H0741947 U JPH0741947 U JP H0741947U JP 7381693 U JP7381693 U JP 7381693U JP 7381693 U JP7381693 U JP 7381693U JP H0741947 U JPH0741947 U JP H0741947U
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JP
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current limiting
case
screw
current
electric vehicle
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JP7381693U
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正剛 若林
泰宏 田渕
卓 伊藤
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、ケーブルやヒューズソケットを
用いずに限流ヒューズの取付け及び電気的接続を行える
ようにすることを目的とする。 【構成】 ケース内に設けた接続導体22,23の限流
ヒューズ17の接続部位にねじ遊通孔24を透設し、絶
縁板20の各ねじ遊通孔24の下方位置それぞれに透孔
25を形成し、これら各透孔25に金属ナット或いはヘ
リサートを埋設してめねじを形成し、ワッシャ27,2
8を介して限流ヒューズ17の端部の取付孔29及び各
ねじ遊通孔24にねじ26を挿通して各透孔25のめね
じに螺合し、限流ヒューズ17を絶縁板20に固定する
と共に接続導体22,23に電気的に接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、バッテリを駆動源とする電気自動車に適用される電気自動車用高 圧大電流分電装置の限流ヒューズ取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般の自動車の場合、各電装品の定格電圧はDC24V以下であるため、電流 も小さく、使用するケーブルも公称断面積の小さいものでよいが、バッテリを駆 動源とする電気自動車用高圧大電流分電装置の場合、動力ラインの定格電圧がD C48V〜400Vと高くなるため、電流も格段に大きく、使用するケーブルと して公称断面積の大きなものが必要になる。
【0003】 このようなバッテリを駆動源とする電気自動車において、一般の自動車のジャ ンクションボックスと同じように、リレー,ヒューズ等の電気部品を集中的に配 設した分電装置を設けることが考えられており、この分電装置は例えば図5に示 すように各電気部品が配設されて構成されている。
【0004】 即ち、図5に示すように、絶縁材からなるケース1内に複数個のリレー2a, 2b,ヒューズ3a及びヒューズソケット4に装着された複数個の限流ヒューズ 3bが配設され、これらの各電気部品が、ケーブル5,その先端の圧着端子6及 びねじ7によりケース1内において相互に接続されると共に、ケース1を貫通し て図外のバッテリやモータ,ライトなどの各種負荷に接続されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記したようにケーブル5は公称断面積が大きく、例えば150Aの 電流が流れる場合には公称断面積が38mm2 のものを使用しなければならず、 柔軟性に欠けるため、ケース1内にケーブル5のスペースを確保しなければなら ず、しかも各限流ヒューズ3bの取付け,固定にヒューズソケット4を必要とし 、各限流ヒューズ3bの電気的接続をケーブル5により行っているため、装置の 大型化を招くという問題がある。
【0006】 そこでこの考案は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、ケ ーブルやヒューズソケットを用いずに限流ヒューズの取付け及び電気的接続を行 えるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る電気自動車用高圧大電流分電装置の限流ヒューズ取付装置は、 ケース内に配設され、前記ケース外のバッテリ及び各種負荷に接続される複数個 の限流ヒューズを前記ケース内に取付け,固定する電気自動車用高圧大電流分電 装置の限流ヒューズ取付構造において、前記ケース内に水平に固定して設けられ た絶縁板と、前記各限流ヒューズとの接続部位が前記絶縁板上に載置された状態 で前記ケース内に配設された接続導体と、前記接続導体の前記各接続部位に透設 された複数個のねじ遊通孔と、前記絶縁板の前記各ねじ遊通孔の下方位置それぞ れに透設された透孔と、前記各透孔の内面にそれぞれ形成されためねじと、前記 接続導体の前記各接続部位上に載置された前記各限流ヒューズの端部の取付孔及 び前記各ねじ遊通孔に挿通され前記各透孔のめねじに螺合したねじとを備えてい る。
【0008】
【作用】
この考案によれば、ケース内において、各限流ヒューズの端部の取付孔及び接 続導体の各ねじ遊通孔にねじが挿通されて絶縁板の各透孔のめねじにこのねじが 螺合され、各限流ヒューズが絶縁板に固定されると共に接続導体に電気的に接続 され、従来のように公称断面積の大きいケーブルやヒューズソケットを用いるこ とが不要になる。
【0009】
【実施例】
図1はこの考案の一実施例の一部の斜視図、図2は平面図、図3は異なる一部 の分解斜視図、図4は更に異なる一部の斜視図である。
【0010】 これらの図に示すように、絶縁材からなるケース11が設けられ、このケース 11の上部は開閉自在の図外の蓋体により構成され、このケース11内の仕切板 12の左,右の両側に後述する接続導体を設置するための所定距離を隔てて左, 右絶縁板13,14が立設され、ケース11内の左絶縁板13の左方にリレー1 5が配設されると共に、ケース11内の右絶縁板14の右方に複数個のリレー1 6が配設され、ケース11内の左絶縁板13の左方でリレー15の上方に2個の 限流ヒューズ17が配設されると共に、ケース11内の右絶縁板14の右方でリ レー16の上方に複数個の限流ヒューズ18が配設され、これら各限流ヒューズ 18間は絶縁板19により仕切られている(図1参照)。
【0011】 このとき、各リレー15,16には水素ガス密閉型の高電流リレーを用いるの が好ましく、これにより上下方向におけるアーク放電距離を確保する必要がなく なる。
【0012】 また、ケース11内の左絶縁板13の左側でリレー15の上方及びケース11 内の右絶縁板14の右側で上方には、図1に示すようにそれぞれケース11内を 上下に仕切ると同時に各ヒューズ17,18の固定用の絶縁板20,21が設置 されている。
【0013】 そして、それぞれ銅,黄銅,アルミニウム,ベリリウム銅などからなる2個の 負側接続導体22及び正側絶縁導体23が仕切板12の左,右の両側に設けられ 、両負側接続導体22それぞれの前後方向の基部22aが仕切板12と左絶縁板 13との間に上下に配置され、正側接続導体23の前後方向の基部23aが仕切 板12と右絶縁板14との間に配設され、図3に示すように、両負側接続導体2 2それぞれの基部22aの後端には上方への延出片22bがそれぞれ一体に形成 され、これらの延出片22bの上端に一体に左方に延出して接続片22cがそれ ぞれ形成され、これらの接続片22cに両ヒューズ17の負端子が接続されるよ うになっており、基部22a,延出片22b,接続片22cそれぞれにより両負 側接続導体22が構成されている。
【0014】 また、正側接続導体23の基部23aにも複数個の上方への延出片23bが一 体に形成され、最前の延出片23bの上端に右方に延び出し更にその先が後方に 屈曲したL字片23cが一体に形成され、残りの延出片23bの上端に一体に左 方に延出して接続片23dがそれぞれ形成され、L字片23cに各ヒューズ18 の正端子が接続されると共に、接続片23dにヒューズ17の正端子が接続され 、基部23a,延出片23b,L字片23c,接続片23dにより正側接続導体 23が構成されている。
【0015】 さらに、各接続片22c,23dやL字片23cの各ヒューズ17,18との 接続部位には、図3に示すようにねじ遊通孔24が透設されると共に、図4に示 すように、両絶縁板20,21の各ねじ遊通孔24の下方にも透孔25が透設さ れ、両絶縁板20,21の各透孔25にめねじを構成する金属ナット或いはヘリ サートと呼ばれるコイル体が埋設され、ねじ26がばねワッシャ27及び平ワッ シャ28を介して限流ヒューズ17,18の端部の取付孔29,ねじ遊通孔24 に挿通され、これら金属ナット或いはヘリサートにねじ26が螺合されて各ヒュ ーズ17,18と各接続導体22,23とが電気的に接続されると同時に、各ヒ ューズ17,18が取付け,固定されている。
【0016】 ところで、各接続導体22,23の基部22a,23aの前端はケース11を 貫通してその前方に導出され、導出された基部22a,23aの前端それぞれが ケーブルによってバッテリの出力端子或いはモータやライト等の各種負荷に接続 されるようになっている。
【0017】 また、図4に示すように、各接続導体22,23のヒューズ17,18と電気 的に接続部位以外にはエポキシ,ポリエチレン,塩化ビニルなどの熱硬化性樹脂 からなる絶縁被膜30が形成されて、絶縁されており、異常発生時にヒューズ1 7,18と接続導体22,23との間で不要なアーク放電が発生することが防止 されている。
【0018】 従って、ねじ26により、各限流ヒューズ17,18が絶縁板20,21に固 定されると共に各接続導体22,23に電気的に接続されるため、従来のように 公称断面積の大きいケーブルやヒューズソケットを用いることが不要になり、し かも各接続導体22,23の断面積を、従来使用しているケーブル5(図5参照 )の公称断面積に等しく設定しておくことによって、従来のようなケーブル用の 余分なスペースをケース11内に確保する必要がなく、装置を小型にすることが できる。
【0019】 また、リレー15,16に水素ガス密閉型の高電流リレーを用いることによっ て、上下方向におけるアーク放電距離を確保する必要がなく、上下方向の寸法の 縮小を図ることができる。
【0020】 さらに、仕切板12の両側に負側,正側接続導体22,23を配設することに よって、仕切板12の両側に各電気部品を配設する場合に各接続導体22,23 それぞれに接続し易い方を選択して各部品を配設し、各部品の位置に合わせて各 接続導体22,23の形状を設定することによって、ケース11内のスペースの 有効利用を図って効果的に装置を小型化できる。
【0021】 なお、ケースを絶縁材により形成してその外側面或いは内側面の少なくとも一 方を透磁率の高いアルミニウム,鉄などの金属でコーティングし、又はケースを アルミニウム等の透磁率の高い金属により形成してその外側面或いは内側面の少 なくとも一方を絶縁材によりコーティングすることにより、ケースの内部を電磁 的にシールドして外部からの電磁ノイズの影響を遮断でき、信頼性の向上を図る ことができる。
【0022】 また、各接続導体22,23は上記実施例の形状に限定されるものでないのは 勿論である。
【0023】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、ケース内において、ねじにより各限流ヒュ ーズを絶縁板に固定すると共に接続導体に電気的に接続したため、従来のように 公称断面積の大きいケーブルやヒューズソケットを用いることが不要になり、装 置の小型化を図ることができ、電気自動車に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の一部の斜視図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1の異なる一部の分解斜視図である。
【図4】図1の更に異なる一部の斜視図である。
【図5】従来例の平面図である。
【符号の説明】
11 ケース 12 仕切板 15,16 リレー 17,18 限流ヒューズ 22 負側接続導体 23 正側接続導体 24 ねじ遊通孔 25 透孔 26 ねじ 29 取付孔 30 絶縁被膜

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース内に配設され、前記ケース外のバ
    ッテリ及び各種負荷に接続される複数個の限流ヒューズ
    を前記ケース内に取付け,固定する電気自動車用高圧大
    電流分電装置の限流ヒューズ取付構造において、 前記ケース内に水平に固定して設けられた絶縁板と、前
    記各限流ヒューズとの接続部位が前記絶縁板上に載置さ
    れた状態で前記ケース内に配設された接続導体と、前記
    接続導体の前記各接続部位に透設された複数個のねじ遊
    通孔と、前記絶縁板の前記各ねじ遊通孔の下方位置それ
    ぞれに透設された透孔と、前記各透孔の内面にそれぞれ
    形成されためねじと、前記接続導体の前記各接続部位上
    に載置された前記各限流ヒューズの端部の取付孔及び前
    記各ねじ遊通孔に挿通され前記各透孔のめねじに螺合し
    たねじとを備えた電気自動車用高圧大電流分電装置の限
    流ヒューズ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記接続導体が前記各接続部位以外に絶
    縁被膜を有している請求項1記載の電気自動車用高圧大
    電流分電装置の限流ヒューズ取付構造。
  3. 【請求項3】 前記ケースが絶縁材からなることを特徴
    とする請求項1記載の電気自動車用高圧大電流分電装置
    の限流ヒューズ取付構造。
  4. 【請求項4】 前記ケースが絶縁材からなり、その外側
    面或いは内側面の少なくとも一方が透磁率の高い金属に
    よりコーティングされていることを特徴とする請求項1
    記載の電気自動車用高圧大電流分電装置の限流ヒューズ
    取付構造。
  5. 【請求項5】 前記ケースが透磁率の高い金属からな
    り、その外側面又は内側面の少なくとも一方が絶縁材に
    よりコーティングされていることを特徴とする請求項1
    記載の電気自動車用高圧大電流分電装置の限流ヒューズ
    取付構造。
JP7381693U 1993-12-24 1993-12-24 電気自動車用高圧大電流分電装置の限流ヒューズ取付構造 Pending JPH0741947U (ja)

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JP7381693U JPH0741947U (ja) 1993-12-24 1993-12-24 電気自動車用高圧大電流分電装置の限流ヒューズ取付構造

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114188196A (zh) * 2021-11-26 2022-03-15 星恒电源股份有限公司 拉力限流保险器及锂电池模组

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