JPH0741874Y2 - 自走車両用走行エンジンのスロットル制御装置 - Google Patents

自走車両用走行エンジンのスロットル制御装置

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JPH0741874Y2
JPH0741874Y2 JP1990041588U JP4158890U JPH0741874Y2 JP H0741874 Y2 JPH0741874 Y2 JP H0741874Y2 JP 1990041588 U JP1990041588 U JP 1990041588U JP 4158890 U JP4158890 U JP 4158890U JP H0741874 Y2 JPH0741874 Y2 JP H0741874Y2
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JP
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lever
throttle
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clutch pedal
rod
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努 戸塚
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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Maruyama Manufacturing Co Inc
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、スピードスプレーヤ等の自走車両における
走行用エンジンのスロットル制御装置に係り、詳しくは
走行用エンジンの無用な出力を低減することができるス
ロットル制御装置に関するものである。
〔従来の技術〕
自走車両用走行エンジンのスロットル制御装置は、例え
ば特開昭60−230521号公報(以下先行例という)に記載
されていて、これにはクラッチペダルを踏み込んだと
き、スロットルを低速方向へ移行させる機構が示されて
いる。すなわち上記先行例においては、クラッチペダル
を踏み込んだとき、エンジンのスロットル弁に連動する
レバーは揺動されるが、このレバーと前記スロットルレ
バーとの間にダンパーが介在するため前記スロットルレ
バーは揺動せず、作業者が定めた位置に保持され、その
故上記ダンパーの作用でクラッチを「切」にしてもスロ
ットル弁がゆつくり低速へ向かうという目的が達成さ
れ、またスロットルレバーのみでエンジン回転を調整す
るときスロットルレバーを動かすとダンパーを介してレ
バーが動かされると同時にワイヤとクラッチペダルとの
間のばねを伸長させる引張力が加わるものである。
上記した先行例では、クラッチペダルを踏み込んでスロ
ットル弁がゆつくり低速に向かつたあと、その踏み込み
をやめるとスロットルは高速側へ戻ることになり、また
スロットルレバーのみによつてエンジン回転を調整しよ
うとすると可成り大きな操作力を必要とするという問題
がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
この考案は、クラッチペダルを踏み込んでスロットルレ
バーを高速側から低速側へ揺動させたのち、踏み込みを
解除した後も、スロットルレバーの操作力を軽減するよ
うな改善を企図するものである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使用して説
明する。
この考案の自走車両用エンジンのスロットル制御装置
は、エンジン(34)から駆動輪(12,14)への動力伝達
を断接するクラッチを操作するクラッチペダル(30)
と、手動操作されて前記エンジン(34)の出力を制御す
るスロットルレバー(32)と、前記クラッチペダル(3
0)が踏み込まれると前記スロットルレバー(32)を高
速位置から低速位置へ操作する操作部材(52)とを有し
てなる自走車両用走行エンジンのスロットル制御装置に
おいて、前記スロットルレバー(32)に連動する操作レ
バー(50)と、この操作レバー(50)の中間部に回転自
在に嵌挿される回転体(54)と、一端部においてクラッ
チペダル(30)と一体的に回動するアーム(46)に回動
自在に結合し他端部において前記回転体(54)の案内孔
(58)に軸方向へ変位自在なロッド(64)と、前記操作
レバー(50)から適当な距離を有するこのロッド(64)
の個所に形成されるフランジ(66)と、このフランジ
(66)と前記操作レバー(50)との間において前記ロッ
ド(64)に摺動自在に嵌装されるばね座(68)と、この
ばね座(68)と前記フランジ(66)との間において前記
ロッド(64)に巻装される圧縮コイルばね(70)とから
なり、もつて前記スロットルレバー(32)を高速位置か
ら低速位置方向へのみ操作する一方向連行装置(A)を
構成してなる。
〔作用〕
この考案において、自走車両(10)を停止するために、
クラッチペダル(30)が踏み込まれると、スロットルレ
バー(32)は低速側へ揺動され、この場合、一方向連行
装置(A)がスロットルレバー(32)を高速位置から低
速位置へのみ操作し、これによつて踏み込み解除後もス
ロットルレバー(32)は低速位置に保持される。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明する。
第4図はスピードスプレーヤ10の側面図である。スピー
ドスプレーヤ10は前輪12及び後輪14により前後進自在と
なっており、フレーム15には、スピードスプレーヤ10の
前方から順番に運転席16、薬液タンク18、エンジン室2
0、噴頭22及び送風機24が載設される。運転席16には、
運転手が坐る座席26、スピードスプレーヤ10を操蛇する
ためのステアリングホィール28、踏み込み操作されるク
ラッチペダル30及び手動操作されるスロットルレバー32
が設けられる。エンジン34は、エンジン室20内に収容さ
れ、スロットルレバー32によりスロットル、すなわち出
力を制御される。エンジン34の回転動力は、クラッチペ
ダル30により断接されるクラッチ(図示せず)を経て、
前輪12及び後輪14へ伝達される。複数個のノズル36は、
噴頭22の周辺部に沿って配設され、エンジン34により駆
動されるポンプ(図示せず)から圧送されて来る薬液タ
ンク18内の薬液を周囲へ噴出する。送風機24の動翼38
は、エンジン34から動力を伝達されて回転し、後方から
吸入した空気を噴頭22へ吐出する。
第1図はクラッチペダル30とスロットルレバー32との連
結関係を示す構成図である。クラッチペダル30は、床パ
ネル40を貫通して配設され、下端部において床パネル40
の下側の軸42に回転自在に支持されている。アーム44,4
6は、クラッチペダル30の下端部に固定されて、クラッ
チペダル30の下端部と一体的に回動する。クラッチワイ
ヤ48は、一端においてアーム44に係止され、エンジン34
から前輪12及び後輪14への動力伝達を操作するクラッチ
(図示せず)へ、クラッチペダル30の操作力を伝達し、
クラッチペダル30の踏み込み時ではクラッチを断にす
る。操作レバー50は、床パネル40の下側に配設され、下
端部においてフレーム15に揺動自在に取り付けられる。
操作ワイヤ52は、両端においてそれぞれスロットルレバ
ー32及び操作レバー50に係止され、スロットルレバー32
と操作レバー50とを、相互に連動させるように連結す
る。
第3図は操作レバー50への組付け物の構造図である。回
転体54は、操作レバー50の中間部に回転自在に嵌挿さ
れ、止め輪56により操作レバー50からの抜けを阻止さ
れ、案内孔58を有している。ボルト60は、操作レバー50
の下端部及びフレーム15に嵌挿されてからナット62を螺
合され、操作レバー50を回転自在にフレーム15に支持し
ている。
第1図に戻って、ロッド64は、一端部において回転自在
にアーム46に結合し、他端部において回転体54の案内孔
58(第3図)に軸方向へ変位自在に嵌挿されている。フ
ランジ66は、操作レバー50から適当な距離を有するロッ
ド64の個所に形成され、ばね座68はフランジ66と操作レ
バー50との間においてロッド64に摺動自在に嵌装され
る。圧縮コイルばね70はフランジ66とばね座68との間に
おいてロッド64に嵌装され、ばね座68を操作レバー50の
方へ付勢する。上記各部材により一方向連行装置(A)
が構成される。
第2図はクラッチペダル30が踏み込まれているときの操
作レバー50及びロッド64の状態を示す図である。
実施例の作用について説明する。
薬液の散布作業では、スピードスプレーヤ10を一定速度
で走行させつつ、送風機24及び薬液圧送用ポンプを運転
する。このため、エンジン34は高出力にする必要がある
が、アクセルペダルを踏み込むことなく、エンジン34の
高出力を維持するために、スロットルレバー32は高速位
置(第1図)とされる。
薬液の散布を終了して、あるいは一時的に中止して、ス
ピードスプレーヤ10を停止する場合、運転手は、変速機
を中立位置に切り替えるために、クラッチペダル30を踏
み込む。これに伴って、ロッド64は操作レバー50の方へ
移動し、フランジ66もまた操作レバー50の方へ操作す
る。これにより、圧縮コイルばね70は、第2図のように
圧縮されて、ばね座68を操作レバー50へ押圧する。操作
レバー50は、この押圧力を受けて、ボルト60の周りに回
転し、操作ワイヤ52をスロットルレバー32の方へ変位さ
せる。この結果、スロットルレバー32は高速位置から低
速位置へ切り替えられ、エンジン34の出力は低下する。
したがって、エンジン34、並びにエンジン34により駆動
される送風機24及び薬液圧送用ポンプの騒音及び振動が
低下する。
変速機の中立位置(ニュートラル)への切り替えが終了
して、クラッチペダル30の踏み込むを解除すると、これ
に伴って、フランジ66は操作レバー50から離反する方向
へ変位する。フランジ66のこの変位においては、ロッド
64は回転体54の案内孔58を摺動するのみであり、操作レ
バー50は、フランジ66の変位方向の連行力を受けないの
で、操作レバー50は第2図の位置を維持し、スロットル
レバー32もまた低速位置を維持する。
クラッチペダル30が踏み込まれていないときは、フラン
ジ66は、第1図に示されるように、操作レバー50から十
分に離れた位置にあり、圧縮コイルばね70は十分な長さ
を確保される。操作レバー50はスロットルレバー32の揺
動操作に連動して揺動し、ばね座68も変位するが、その
際の圧縮コイルばね70の圧縮により圧縮コイルばね70か
らフランジ66に作用する操作力は小さいので、スロット
ルレバー32の揺動操作に対して、圧縮コイルばね70の弾
性的に伸縮するのみであり、操作レバー50からロッド64
への変位の伝達は阻止される。こうして、クラッチペダ
ル30は、スロットルレバー32の手動操作による影響を受
けることなく、踏み込み解除位置を保持される。
図示の実施例では、スロットルレバー32と操作レバー50
とが操作ワイヤ52により連結されているが、操作レバー
50をスロットルレバー32に連動させることができるもの
であれば、操作ワイヤ52以外のロッドやリンク等の他の
連結手段を用いることが可能である。
〔考案の効果〕
この考案では、自走車両が停止されるときには、スロッ
トルレバーが自動的に低速位置へ切り替えられ、したが
って、スロットルレバーを一々手動で低速位置へ切り替
える手間を省略することができるとともに、エンジンの
無用の出力を低減することができ、特に自走車両がスピ
ードスプレーヤ等の散布作業車である場合には、エンジ
ン、送風機及びポンプの騒音及び振動を速やかに低下さ
せて、作業環境を改善することができると共に、クラッ
チペダルの踏み込みに連動する一方向連行装置の作用に
より、クラッチペダルの踏み込み時では、フランジが操
作レバーを押しやって、スロットルレバーを切り替え操
作する構造となっているので、クラッチペダルが戻され
るときや、スロットルレバーの手動操作の際では、操作
レバーとフランジとの連結は切られ、クラッチペダルが
スロットルレバーの手動操作の影響を受けることを排除
しつつ、クラッチペダルが戻る際にスロットルレバーが
高速位置へ戻ったりするのを防止することができるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例に関し、第1図はクラッチペダ
ルとスロットルレバーとの連結関係を示す構成図、第2
図はクラッチペダルが踏み込まれているときの操作レバ
ー及びロッドの状態を示す図、第3図は操作レバーへの
組付け物の構造図、第4図はスピードスプレーヤの側面
図である。 10……スピードスプレーヤ(自走車両)、12……前輪
(駆動輪)、14……後輪(駆動輪)、30……クラッチペ
ダル、32……スロットルレバー、34……エンジン、46…
…アーム、50……操作レバー、52……操作部材(操作ワ
イヤ)、54……回転体、58……案内孔、64……ロッド、
66……フランジ、68……ばね座、70……圧縮コイルば
ね、A……一方向連行装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジン(34)から駆動輪(12,14)への
    動力伝達を断接するクラッチを操作するクラッチペダル
    (30)と、手動操作されて前記エンジン(34)の出力を
    制御するスロットルレバー(32)と、前記クラッチペダ
    ル(30)が踏み込まれると前記スロットルレバー(32)
    を高速位置から低速位置へ操作する操作部材(52)とを
    有してなる自走車両用走行エンジンのスロットル制御装
    置において、前記スロットルレバー(32)に連動する操
    作レバー(50)と、この操作レバー(50)の中間部に回
    転自在に嵌挿される回転体(54)と、一端部においてク
    ラッチペダル(30)と一体的に回動するアーム(46)に
    回動自在に結合し他端部において前記回転体(54)の案
    内孔(58)に軸方向へ変位自在なロッド(64)と、前記
    操作レバー(50)から適当な距離を有するこのロッド
    (64)の個所に形成されるフランジ(66)と、このフラ
    ンジ(66)と前記操作レバー(50)との間において前記
    ロッド(64)に摺動自在に嵌装されるばね座(68)と、
    このばね座(68)と前記フランジ(66)との間において
    前記ロッド(64)に巻装される圧縮コイルばね(70)と
    からなり、もつて前記スロットルレバー(32)を高速位
    置から低速位置方向へのみ操作する一方向連行装置
    (A)を構成してなることを特徴とする自走車両用走行
    エンジンのスロットル制御装置。
JP1990041588U 1990-04-20 1990-04-20 自走車両用走行エンジンのスロットル制御装置 Expired - Lifetime JPH0741874Y2 (ja)

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JPH041648U JPH041648U (ja) 1992-01-08
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JP1990041588U Expired - Lifetime JPH0741874Y2 (ja) 1990-04-20 1990-04-20 自走車両用走行エンジンのスロットル制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60230521A (ja) * 1984-04-27 1985-11-16 Iseki & Co Ltd 原動機のスロツトル操作装置

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JPH041648U (ja) 1992-01-08

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