JPH0741858Y2 - セル形消音器 - Google Patents

セル形消音器

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JPH0741858Y2
JPH0741858Y2 JP1988129471U JP12947188U JPH0741858Y2 JP H0741858 Y2 JPH0741858 Y2 JP H0741858Y2 JP 1988129471 U JP1988129471 U JP 1988129471U JP 12947188 U JP12947188 U JP 12947188U JP H0741858 Y2 JPH0741858 Y2 JP H0741858Y2
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JP
Japan
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sound absorbing
silencer
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tubular body
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JP1988129471U
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孝男 脇山
貢 伊東
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Meidensha Corp
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Meidensha Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本考案は、構造の簡単なセル形消音器に関する。
B.考案の概要 本考案は、筒状体の内部に吸排気を通過させることで消
音作用を行わせるセル形消音器において、筒状体の内部
に略パイプ状に成形した吸音材を充填するとともに筒状
体の両端を網状部材で閉塞することにより、 小さくてかつ消音効果の高いセル形消音器を提供するも
のである。
C.従来の技術 発電機室の吸排気孔などには、発電機室の外部へ音が漏
れないように消音器が設けられる。斯かる消音器として
は、第3図(a),(b)に示すように筒状体1の内周
面に吸音材2を図示しない固定バンド等によって要所要
所を固定して配設した吸音ダクト式消音器や、第4図
(a),(b)に示すように筒状体1の内部を仕切板3,
4を介して2方向に仕切って複数の通風路を形成すると
ともに夫々の通風路の内周面全体に吸音材2を配設した
セル形消音器や、第5図(a),(b)に示すように筒
状体1の内部を仕切板5を介して一方向に仕切って複数
の通風路を形成するとともに夫々の通風路の内周面全体
に吸音材2を配設したスプリッター形消音器や、図示し
ない共鳴形消音器,膨張形消音器等がある。
D.考案が解決しようとする課題 ところが、斯かる消音器は、筒状体や仕切板の壁面に吸
音材を取り付ける構成であるため、穴明パンチングメタ
ルや金網やメタルバンドで吸音材を壁面に押さえ付けて
おかねばならない。
そのため押さえるための部材の加工と吸音材の取り付け
に時間がかかり、製造コストが高くなるという欠点があ
る。
そこで本考案は、斯かる課題を解決したセル形消音器を
提供することを目的とする。
E.課題を解決するための手段 斯かる目的を達成するための本考案の構成は、筒状体の
内部に、パイプ状に成形された複数の吸音材を、筒状体
の長さ方向と吸音材の長さ方向とを一致させて充填する
とともに吸音材どうしの間に空間を形成し、筒状体の両
端を網状部材で閉塞したことを特徴とする。
F.作用 吸排気によって移動する気体は、チューブ状に形成され
た吸音材の内部及び吸音材どうしの間の空間を通過す
る。吸音材の内外を通過する吸排気が内外の両面から直
接に吸音材に接触するため、吸音効果が大きい。従って
消音器を大きくする必要はなく、従来と同じ消音効果を
得るのには従来の1/3の大きさで足りる。
一方、筒状体の内部に吸音材を充填するだけの構造なの
で、構造が著しく容易となる。
G.実施例 以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。なお、本実施例は従来のセル形消音器の一部を改
良したものなので、従来と同一部分には同一符号を付し
て説明を省略し、異なる部分のみを説明する。
(a)実施例の構成 本考案によるセル形消音器の構成を、第1図(a),
(b)に基づいて説明する。
第1図に示すように、四角形の筒状体11の内部にチュー
ブ状に形成した吸音材12が複数充填され、吸音材12どう
しの間には空間15が形成される。
筒状体11は、厚さが2〜3mmのSS材又はSUS材で形成され
る。筒状体11の形状としては、四角形に限らず円形等で
あってもよい。
吸音材12としては、グラスウールやロックウールなどで
形成された保温筒を用いる。吸音材12としては予めチュ
ーブ状に形成されているものでもよく、または長さ方向
に沿って裂け目が有るチューブ状にしたものであっても
よい。排気の通路ができればよいからである。
筒状体11の両端には、吸音材12が筒状体11の内部から脱
落しないように網状部材13が取り付けられる。網状部材
13は吸音材12の脱落防止の目的を果たせればよく、本実
施例では金網が用いられる。
なお、網状部材13の外側に更にフィルター14を取り付け
てもよい。
(b)実施例の作用 次に、セル形消音器の作用を第2図に基づいて説明す
る。
消音器内を通る吸排気は、第2図に示すように、各吸音
材12の中空部12a及び吸音材12どうしの空間15を流れ
る。つまり、吸音材12の内外を通過する吸排気が他の部
材を介することなく、吸音材12の内外の両面から直接に
吸音材12と接触することになる。従って、吸音材12の吸
音能力を最大限に利用できる。また、吸音材の内部及び
外部の空間の双方を吸排気が流れるので、圧力損失が極
めて少ない。
吸音材として、JIS A 9505保温筒成形品であって40A×2
5tのものを使用したときのセル形消音器の減音量を表1
に示す。
表に示されるように消音効果は十分満足できるものであ
り、ダクト抵抗はセル形ゆえに小さく、このセル形消音
器の大きさは従来の消音器の約1/3である。
H.考案の効果 以上説明したように本考案によるセル形消音器によれ
ば、筒状体の内部にパイプ状に形成された複数の吸音材
を吸音材どうしの間に空間ができるように充填し、筒状
体の両端を網状部材で閉塞して構成したので、消音器の
製造が著しく容易となり製造コストも低減する。一方消
音器を通過する吸排気が吸音材の内部だけでなく外部か
らも直接に吸音材と接触することになり、吸音効果が大
きい。また、従来の消音器に比べて小さく、吸音効率を
略同一にした場合、従来の消音器の約1/3の大きさとな
る。更に、吸音材の内部及び外部の空間の双方に吸排気
が流れるので、圧力損失が少ない。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は本考案によるセル形消音器の実施例に
係り、第1図(a)はセル形消音器の平面図、第1図
(b)はセル形消音器の正面図、第2図は作用説明図、
第3図〜第5図は従来のセル形消音器に係り、第3図
(a),(b)は吸音ダクト式消音器の平面断面図と正
面断面図、第4図(a),(b)はセル形消音器の平面
断面図と正面断面図、第5図(a),(b)はスプリッ
ター形消音器の平面断面図と正面断面図である。 11…筒状体、12…吸音材、13…網状部材、14…フィルタ
ー、15…空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状体の内部に、パイプ状に成形された複
    数の吸音材を、筒状体の長さ方向と吸音材の長さ方向と
    を一致させて充填するとともに吸音材どうしの間に空間
    を形成し、筒状体の両端を網状部材で閉塞したことを特
    徴とするセル形消音器。
JP1988129471U 1988-10-01 1988-10-01 セル形消音器 Expired - Fee Related JPH0741858Y2 (ja)

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JPH0250112U JPH0250112U (ja) 1990-04-09
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