JPH0741845A - ビームアニール装置とそれを用いたtft製造方法 - Google Patents

ビームアニール装置とそれを用いたtft製造方法

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JPH0741845A
JPH0741845A JP5208395A JP20839593A JPH0741845A JP H0741845 A JPH0741845 A JP H0741845A JP 5208395 A JP5208395 A JP 5208395A JP 20839593 A JP20839593 A JP 20839593A JP H0741845 A JPH0741845 A JP H0741845A
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JP
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beam spot
scanning
spot
annealing apparatus
elliptical
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Kunio Masushige
邦雄 増茂
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Abstract

(57)【要約】 【目的】最適なビームアニール条件を得る。 【構成】ビーム光源1から出射した円形ビーム9Aは、
シリンドリカルレンズを備えた縦横方向で倍率の違うビ
ームエキスパンダ2によって楕円形ビーム9Bに拡大さ
れ、ガルバノスキャナーを備えるミラー駆動装置4によ
り駆動されるスキャンミラー3により偏向され、スキャ
ンレンズ5に入射され、その焦点位置に置かれた被照射
体8にビームスポット9Cが10m/秒以上の線走査速
度で照射される。 【効果】高速かつ最適エネルギー効率で均一な多結晶化
処理が行える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高機能で大面積、かつ
精密パターンを有するアクティブマトリクス画像表示素
子等の半導体装置に用いられる薄膜トランジスタ(以
下、TFTと呼ぶ)の製造工程に用いられているビーム
アニール装置に関する。つまり、非単結晶から多結晶化
せしめるという重要な工程において多結晶化達成手段の
1つとして用いられているビームアニール装置である。
なお、具体的にビームとしては連続発振アルゴンイオン
レーザ等のレーザビームのことを指す。
【0002】
【従来の技術】従来よりTFTのビームアニールは行わ
れているが、そのほとんどは半導体薄膜の溶融再結晶あ
るいは実質的に熱処理であり、これらの方法の場合に
は、ビーム照射により誘起される熱現象は、被照射体上
でのビームスポットの走査速度にあまり依存しない。
【0003】また、これとは別にビームスポットを高速
走査し、被照射体をほとんど温度上昇させず、もちろん
熔融せしめることなく、例えば、水素化アモルファスシ
リコン膜を多結晶化する手法も知られている。このと
き、ビームアニール装置の光学系において、ビームをレ
ンズで絞って用いる場合、そのレンズでビームスポット
径を小さくでき、かつエネルギー密度を最大化できる最
適入射径にし、円形形状のビームスポットを通常用い
る。これは、エネルギー効率の観点からいっても望まし
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この高速走査ビームア
ニール法、すなわちビームスポット径×5000/秒以
上の高速度でビームスポットを被照射体上で走査し、非
単結晶半導体薄膜を完全な溶融状態に至らしめることな
く多結晶化する高速走査ビームアニール法においてはそ
の走査速度により多結晶部分の平面形状や表面凹凸の様
相がかなり変化し、大画面かつ高精細の画像表示に用い
るTFTとして、高い素子性能の製品を安定して製造し
得るためには走査速度を精密に制御することが求められ
る。
【0005】そして、この高速走査ビームアニール法に
用いるビームアニール装置には以下のような問題があ
る。
【0006】生産性の面においては、1回のビームスポ
ット走査で多結晶化される領域の幅(走査方向に直交す
る方向でのビームスポット径の有効長さ)の広い方が望
ましい。従来は、この幅を広げる目的でビーム源の出力
を大きくしていた。この高出力化によりある程度幅を広
げることができたが、さらにビーム出力を増大するとビ
ームスポットは幅方向のみならず走査方向にも広がって
しまう。
【0007】すると走査方向における照射領域が広がる
ことになり、走査方向のビームスポット径の中で照射さ
れている時間も長くなる。その結果、最適な実効照射時
間の範囲を逸脱してしまうことになる。
【0008】また、さらにビーム出力を増大するとビー
ムスポットの中心部ではエネルギー密度が過大となり半
導体薄膜の剥離等が生じてしまう。この悪影響を防止す
る対策としては走査速度を増大することが考えられる
が、この方法では幅を広げる効果が逆に損なわれる。
【0009】また、この高速走査ビームアニール法で
は、用いる線走査速度値が絶対的にかなり大きい範囲に
あり、線走査速度をそれ以上増大させることは光学的に
も機械的にも限界に近くTFT素子形成の上で信頼性
や、再現性や、安定性を欠くことになる。
【0010】あるいは逆に、ビームアニール装置のビー
ム走査を行う機械的能力等にまだ余裕がある場合には、
生産性を高めるために走査速度をさらに増大させること
ができるが、従来の方法では非単結晶半導体薄膜の多結
晶化に最適な走査速度の範囲が主体的な制限となり機械
的能力の限界まで生産性を高めることができないことに
なる。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、ビーム源が出
力7W以上であり、被照射体に線速度10m/s以上で
ビームスポットを走査するビームアニール装置であっ
て、走査方向におけるビームスポット走査方向長と、そ
の直交方向におけるビームスポット幅との比率が可変さ
れ、非等方形状のビームスポットが生成せしめられるこ
とを特徴とするビームアニール装置(1)を提供する。
【0012】また、上記のビームアニール装置(1)に
おいて、ビームスポット走査方向長×100000/秒
以上の線速度でビームスポットが走査されることを特徴
とするビームアニール装置(2)を提供する。
【0013】また、ビームアニール装置(1)または
(2)において、楕円形状のビームスポットが生成せし
められ、その楕円率と線走査速度の双方が調整されるこ
とを特徴とするビームアニール装置(3)を提供する。
【0014】また、ビームアニール装置(3)におい
て、ビーム源から出力されたビームがビームエキスパン
ダによって楕円形状せしめられ、さらにビームスポット
の走査がスキャンミラーとスキャンレンズの組合せによ
り行われ、スキャンミラーに入射されるビームスポット
の形状が楕円形状とされ、スキャンレンズでビームスポ
ットが形状反転され、さらに、被照射体上で楕円形状の
ビームスポットが得られることを特徴とするビームアニ
ール装置(4)を提供する。
【0015】また、ビームアニール装置(1)〜(4)
のいずれか1つが用いられ、非単結晶膜をビームアニー
ルし、多結晶化せしめてTFTの多結晶層を得る工程を
備えたことを特徴とするTFT製造方法(1)を提供す
る。
【0016】また、ビームアニール装置(1)〜(4)
のいずれか1つが用いられ、ビームスポット幅を50μ
m〜300μmとし、走査ビームアニールライン間隙を
20μm〜1000μmとし、基板上にあらかじめ設け
られた非単結晶膜をビームアニールしてTFTの多結晶
層とし、そして、1基板上に300×200のマトリッ
クス以上、好ましくは600×400以上、さらに好ま
しくは、1000×600以上の画素用または周辺回路
用のTFTを形成することを特徴とするTFT製造方法
(2)を提供する。
【0017】次に図を参照しながら、本発明を概説す
る。図1に本発明のビームアニール装置の配置構成を示
す。ビーム光源より出射した円形ビームは、シリンドリ
カルレンズ等の組み込まれた直角方向に倍率の違うビー
ムエキスパンダによって楕円形ビームに拡大され、そし
てスキャンミラーにより偏向されスキャンレンズに入射
する。
【0018】本発明では、スキャンレンズ焦点面でのビ
ームスポット径は入射ビーム径に反比例することを利用
している。つまり、入射ビームの楕円の長軸が走査方向
であれば焦点面でのビームスポットは長軸が幅方向の楕
円形となり、入射ビームの楕円の長軸が幅方向であれば
焦点面でのビームスポットは長軸が走査方向の楕円形と
なる。
【0019】図2に示すように、円形のビームスポット
が適正な照射時間を得るような線走査速度で走査され、
半導体薄膜の結晶化がなされている状態から、1回の走
査で多結晶化される領域の幅を広げることを考えてみ
る。図中、矢の方向が走査方向であり、破線は走査後の
アニールされた領域の一部を示す。なお、破線は間欠的
に表現している。V1は線速度を意味する。
【0020】本図から、線走査速度の変化で照射される
箇所の累積被照射状態が変わることがわかる。前述した
ようにビーム出力を増大するかスキャンミラーに入射す
るビーム径を小さくするなどの方法によりビームスポッ
トを大きくするとビームスポットは幅方向のみならず走
査方向にも広がるため、最終的には絶対線速度が小さく
なってしまい、最適な照射時間の範囲を逸脱してしま
う。
【0021】また、さらにビーム出力を増大するとビー
ムスポットの中心部ではエネルギー密度が過大となり半
導体薄膜の剥離等が生じてしまう。そこで本発明の方法
によりスキャンミラーに走査方向に長軸のある楕円形ビ
ームを入射し図3に示すような幅方向に長い楕円形のビ
ームスポットを用いれば照射時間の条件は適正のまま幅
のみ広げることができる。
【0022】次に、図2に示した参考例1において、円
形のビームが適正な照射時間を得るような線走査速度で
走査され、半導体薄膜の結晶化がなされている状態か
ら、線走査速度を増大し生産性を向上させることを考え
る。ビーム出力を増大するかスキャンミラーに入射する
ビーム径を小さくするなどの方法によりビームスポット
を大きくし、その分だけ線走査速度を増大すると実効的
な照射時間を変えずに線走査速度を速めることができ
る。
【0023】しかし、この方法では幅方向にも同じ割合
でビーム径が大きくなっているため走査速度の増加率の
2乗の割合でビーム出力を増大させる必要がある。1回
の走査で多結晶化される領域の幅を広げることの必要が
ないか、逆に不適当である場合にはそのための設備コス
ト、エネルギー消費は本来不要なものである。
【0024】そこで本発明では、スキャンミラーに幅方
向に長軸のある楕円形ビームを入射し図5に示すように
走査方向に走査速度の増大率の分だけ長い楕円形のビー
ムスポットを用いれば必要最小限のビーム出力増加で、
幅方向には変化を与えることなく走査速度を増大し生産
性を向上させることができる。
【0025】そして、ビームスポットの形状を楕円形と
しその楕円率を微妙に調整することにより最適な実効照
射時間を維持しながら、1回の走査で多結晶化される領
域の幅、線走査速度、ビーム出力の3条件を調和させる
ことができる。
【0026】また、本発明はビームスポットの走査をス
キャンミラーとスキャンレンズの組合せ機構により行
い、スキャンミラーに入射するビームスポットの形状を
楕円形にすることにより実現することができる。
【0027】スキャンミラーへの入射ビーム径および楕
円率は、例えばビームエキスパンダの縦横の倍率を適当
な値に設定することにより決定する。楕円率の微調整は
楕円の長短軸を走査方向・幅方向から微妙にずらすこと
によっても可能である。以上においては、具体例として
楕円形状のビームスポットについて説明したが、これ以
外に例えば、矩形の両端が丸くせしめられたような、も
しくは菱形の端が丸くせしめられたような非等方形状の
ビームスポットについても、本発明は適用できる。例え
ば、簡易的にアパーチャを用いて得られるこれらのビー
ムスポット形状においても同様の効果が得られる。
【0028】
【実施例】
(実施例1)以下に、本発明の実施例を説明する。図1
に実施例1のビームアニール装置の構成を示す。連続発
振モードのアルゴンイオンレーザをビーム光源1として
用い、これより出射した円形ビーム9Aは、直径がおよ
そ2mmである。なお、ここで直径とはエネルギー密度
が最大値の13.5%となる径のことを指す。
【0029】そして、この円形ビーム9Aは、シリンド
リカルレンズの組み込まれた直角方向に倍率の違うビー
ムエキスパンダ2によって楕円形ビーム9Bに拡大さ
れ、ガルバノスキャナーを備えるミラー駆動装置4によ
り駆動されるスキャンミラー3により偏向されスキャン
レンズ5として用いられるf・θレンズに入射する。被
照射体8はf・θレンズの焦点面に置かれビームスポッ
ト9Cにより、10〜30m/秒の線走査速度でビーム
アニールされる。好ましくは、15m/s以上、さら
に、高速処理が必要であるならば20m/sの線速度以
上が好ましい。
【0030】図2は、出力7Wのビームをビームエキス
パンダにより直径10mm(5倍)に拡大しスキャンミ
ラーにより偏向、スキャンレンズにより集光した直径約
70μmの円形のビームスポットとなり、13m/秒の
線走査速度で走査され、1回の走査で約25μm幅の半
導体薄膜の多結晶化が適正な条件でなされている状態を
示す。
【0031】次に、このビームアニール条件を参考にし
て、1回の走査で多結晶化される領域の幅を広げること
を考えてみる。ビーム出力を8Wに増大することにより
幅は約25μmから約30μmまで広げることができた
がそれ以上ビーム出力を増大するとビームスポットの中
心部ではエネルギー密度が過大となり半導体薄膜の剥離
等が生じた。
【0032】ビームエキスパンダの倍率を4倍としスキ
ャンミラーに入射するビーム径を8mmと小さくするこ
とによりビームスポットを約90μmと大きくすること
ができたが、このときはビームスポットは幅方向のみな
らず走査方向にも広がるため、13m/秒の線走査速度
のままでは実効的な照射時間は長くなってしまい、ビー
ムアニール時の均一性が失われ、多結晶化された半導体
薄膜の表面にむらが生じた。
【0033】線走査速度を17m/秒、ビーム出力(レ
ーザ光源出力)を9.8Wに増大することにより32μ
m幅の半導体薄膜の多結晶化が適正な条件でなされた。
しかし、ビーム出力をこれ以上増大させることは装置コ
ストなどの観点から好ましくなく、一定の限界がある。
そこで本発明の方法によりビームエキスパンダの倍率を
走査方向5倍・幅方向4倍としスキャンミラーに入射す
るビーム径を走査方向10mm・幅方向8mmの楕円形
状のビームとすることによりビームスポットを幅方向の
み約90μmと大きくすることができ、このとき走査方
向は約70μmと変わらないことになる。
【0034】そのため、13m/秒の線走査速度のまま
で実効的な照射時間は変化せずビーム出力9Wで約33
μm、9.8Wで約37μm幅の半導体薄膜の多結晶化
が可能となった。このように図3に示すような幅方向に
長い楕円形のビームスポットを用いることにより照射時
間の条件は適正のまま幅のみ広げることができた。この
ときの線走査速度がV2である。
【0035】(実施例2)以下に図4と図5を参照しな
がら、実施例2について説明する。ビームアニール装置
の構成は実施例1と同じである。
【0036】図4は、参考例2であって、ビーム出力
7.5Wのビームをビームエキスパンダにより直径10
mm(5倍)に拡大しスキャンミラーにより偏向、スキ
ャンレンズにより集光した直径約100μmの円形のビ
ームが17m/秒の線走査速度で走査され、1回の走査
で約25μm幅の半導体薄膜の多結晶化が適正な条件で
なされている状態を示す。V3が線走査速度である。
【0037】次にこの状態から、線走査速度を増大し生
産性を向上させることを考える。ビームエキスパンダの
倍率を走査方向4倍・幅方向5倍としスキャンミラーに
入射するビーム径を走査方向8mm・幅方向10mmの
楕円形状ビームとしたときビームスポットを走査方向の
み約130μmと大きくすることができた。これを図5
に示す。V4が線走査速度である。
【0038】このときV4=22m/秒と線走査速度を
増大させても実効的な走査速度は変化せず、必要なビー
ム出力は9.8Wであった。必要最小限のビーム出力の
増加でビームアニールの生産性を約3割向上させること
ができた。
【0039】本発明においては、実施例で説明した以外
にビームスポット走査方向長として50μm〜300μ
mの範囲、ビームスポット幅として50μm〜300μ
mの範囲が可能である。そして、ビーム光源の出力とし
ては、7W〜25Wの範囲が用いられ得る。そして、ビ
ームスポット走査方向長×50000/秒以上、好まし
くは、ビームスポット走査方向長×100000/秒以
上、かつ、ビーム源出力7W以上の範囲で行うことがで
きる。
【0040】さらに、ビームスポット走査方向長が80
μm〜120μm、ビームスポット幅が80μm〜12
0μm、ビーム源出力8W以上の範囲でより好ましい条
件が得られる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、高速走査ビームアニー
ル用のビームアニール装置に改良を施し、ビームスポッ
トの形状を楕円形とし、さらにその楕円率を調整するこ
とにより最適な実効照射時間を維持しながら、1回の走
査で処理される領域の幅、線走査速度、ビーム出力の3
条件を調和させることができる。
【0042】すなわち1回の走査で処理される領域の幅
を大きくする必要のある場合は、最適な実効照射時間を
維持しながら必要最小限のビーム出力の増大で幅を拡大
することができる。
【0043】また、線走査速度を高くしてスループット
をできるだけ大きくする必要のある場合にも最適な実効
照射時間を維持しながら必要最小限のビーム出力の増大
で線走査速度を増大することができる。
【0044】また、本発明ではビームスポットの走査を
スキャンミラーとスキャンレンズの組合せにより行って
いるので、これらの調整は容易に高精度に達成できる。
スキャンミラーに入射するビームスポットの形状を楕円
形にすることによりビームスポット調整を実現すること
ができる。そして、光源の出力エネルギーを最適効率で
ビームスポットに集約してビームアニールを行うことが
できる。
【0045】スキャンミラーへの入射ビーム径と楕円率
の設定は、例えばビームエキスパンダの縦横の倍率を適
当な値に設定することにより決定することができる。す
なわち、本発明によれば比較的簡単な装置構成で、種々
の用途に応じた最適なビームアニール条件を実現するこ
とができるという効果がある。
【0046】なお、ビームとしては連続発振アルゴンイ
オンレーザを用いることができるが、他の連続発振レー
ザまたは電子線等の他のエネルギービームを用いること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビームアニール装置の構成例を示す斜
視図。
【図2】参考例1での円形ビームスポットと走査方向の
関係を示す平面図。
【図3】幅方向に長い楕円ビームスポットと走査方向の
関係を示す平面図。
【図4】参考例2での円形ビームスポットと走査方向の
関係を示す平面図。
【図5】走査方向に長い楕円ビームスポットと走査方向
の関係を示す平面図。
【符号の説明】
1:ビーム光源 2:ビームエキスパンダ 3:スキャンミラー 4:ミラー駆動装置 5:スキャンレンズ 6:ステージ 8:被照射体 9A:円形ビーム 9B:楕円形ビーム 9C:ビームスポット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/336

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビーム源が出力7W以上であり、被照射体
    に線速度10m/s以上でビームスポットを走査するビ
    ームアニール装置であって、走査方向におけるビームス
    ポット走査方向長と、その直交方向におけるビームスポ
    ット幅との比率が可変され、非等方形状のビームスポッ
    トが生成せしめられることを特徴とするビームアニール
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1のビームアニール装置において、
    ビームスポット走査方向長×100000/秒以上の線
    速度でビームスポットが走査されることを特徴とするビ
    ームアニール装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2のビームアニール装置に
    おいて、楕円形状のビームスポットが生成せしめられ、
    その楕円率と線走査速度の双方が調整されることを特徴
    とするビームアニール装置。
  4. 【請求項4】請求項3のビームアニール装置において、
    ビーム源から出力されたビームがビームエキスパンダに
    よって楕円形状せしめられ、さらにビームスポットの走
    査がスキャンミラーとスキャンレンズの組合せにより行
    われ、スキャンミラーに入射されるビームスポットの形
    状が楕円形状とされ、スキャンレンズでビームスポット
    が形状反転され、さらに、被照射体上で楕円形状のビー
    ムスポットが得られることを特徴とするビームアニール
    装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項のビームアニ
    ール装置が用いられ、非単結晶膜をビームアニールし、
    多結晶化せしめてTFTの多結晶層を得る工程を備えた
    ことを特徴とするTFT製造方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれか1項のビームアニ
    ール装置が用いられ、ビームスポット幅を50μm〜3
    00μmとし、走査ビームアニールライン間隙を20μ
    m〜1000μmとし、基板上にあらかじめ設けられた
    非単結晶膜をビームアニールしてTFTの多結晶層と
    し、そして、1基板上に300×200のマトリックス
    以上の画素用または周辺回路用のTFTを形成すること
    を特徴とするTFT製造方法。
JP5208395A 1993-07-30 1993-07-30 ビームアニール装置とそれを用いたtft製造方法 Pending JPH0741845A (ja)

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