JPH0741794A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

Info

Publication number
JPH0741794A
JPH0741794A JP20716593A JP20716593A JPH0741794A JP H0741794 A JPH0741794 A JP H0741794A JP 20716593 A JP20716593 A JP 20716593A JP 20716593 A JP20716593 A JP 20716593A JP H0741794 A JPH0741794 A JP H0741794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
surfactant
sugar residue
examples
organopolysiloxane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP20716593A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomiyuki Nanba
富幸 難波
Kazuhiko Koyama
和彦 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shiseido Co Ltd filed Critical Shiseido Co Ltd
Priority to JP20716593A priority Critical patent/JPH0741794A/ja
Publication of JPH0741794A publication Critical patent/JPH0741794A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記一般式化1 【化1】 [上記化1中、R及びRaは各々同一又は異る炭素数1
〜8の炭化水素基を示す。R1〜R6は各々同一又は異な
り、少なくとも一つが一般式化2 【化2】−R7−O−G (化2中、R7は炭素数2〜20の有機基を示し、Gは
単糖、オリゴ糖ないしは多糖から誘導される糖残基を示
す。)で表わされる有機基を示し、残りが炭素数1〜8
の炭化水素基又はヒドロキシ基を示す。m及びnの平均
値は、同一又は異なる0又は正数を示し、且つ1≦m+
n≦1000である。]で表わされる糖残基を有するオ
ルガノポリシロキサン誘導体の一種又は二種以上と、ア
ニオン性界面活性剤、両性界面活性剤又はノニオン性界
面活性剤の一種又は二種以上と、を配合したことを特徴
とする洗浄剤組成物。 【効果】 使用性の改善とともに、皮膚刺激性を低減さ
せることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は洗浄剤組成物、特に糖残
基を有するオルガノポリシロキサン誘導体を配合した乳
化組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】工業用、家庭用など各種分野においてそ
の目的に応じ洗浄剤組成物が用いられており、むろんこ
の洗浄剤組成物の主成分はアニオン性界面活性剤、ノニ
オン性界面活性剤あるいは両性界面活性剤などの界面活
性剤である。前記アニオン性界面活性剤の代表例として
は、アルキルサルフェート、アルキルエーテルサルフェ
ートなどがある。これらは洗浄力に優れていることか
ら、洗顔用やシャンプーなどの人体に適用される洗浄剤
組成物にも用いられているが、一方で皮膚刺激性が強く
手荒れなどの皮膚障害を起こしやすいという問題点があ
る。また、シャンプーなどの毛髪用洗浄剤に使用した場
合には、前記界面活性剤が毛髪に吸着しやすく、しかも
洗浄性が強いことから毛髪の油脂成分が必要以上に除去
されてしまい、毛髪の滑らかさ、櫛通りなどを悪化させ
ることがあり、その改善が強く望まれている。
【0003】これに対して皮膚刺激性の低い界面活性剤
としてノニオン性界面活性剤が挙げられる。このノニオ
ン性界面活性剤の代表例としては、グリセリン高級脂肪
酸エルテル、ショ糖高級脂肪酸エステル、ソルビタン高
級脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらのノニオン
性界面活性剤は、アニオン性界面活性剤に比較し皮膚に
対して低刺激性ではあるものの、泡立ちが悪く、シャン
プー、洗顔料、ボディー洗浄剤や台所用洗浄剤としての
要求を満足するまでには至っていない。
【0004】しかも、通常よく使用されているノニオン
性界面活性剤として、脂肪酸とアミンの縮合体であるア
マイド類があり、前記アニオン性界面活性剤との併用で
使用されることも多い。しかしながら、このようなアマ
イド系ノニオン界面活性剤とアニオン性界面活性剤の併
用により、アニオン性界面活性剤の有する皮膚刺激性を
さらに強めてしまうことすらある。
【0005】また、人体に対して適用される洗浄剤組成
物に用いられる界面活性剤として、イミダゾリウム型ベ
タインや、前記アニオン性界面活性剤と同程度の刺激を
持つジメチルベタインあるいはアミンオキサイドなどが
挙げられる。そして、これらの両性界面活性剤は泡質、
洗浄力などの点で不十分であるため、単独で使用するこ
とは少なくアニオン性界面活性剤との併用が試みられて
いる。そして、特定のアニオン性界面活性剤との特定の
比率の配合によって皮膚刺激性が改善されるという特性
が見られる。しかし、その皮膚刺激性に関する改善の程
度も十分なものではなく、より一層の皮膚刺激性低減が
強く望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来一
般的に用いられるアニオン性界面活性剤、ノニオン性界
面活性剤あるいは両性界面活性剤はいずれも皮膚刺激性
あるいは洗浄性に課題を残しており、これら両特性を備
える洗浄剤組成物の開発が強く望まれている。本発明は
前記従来技術の課題に鑑みなされたものであり、十分な
洗浄性能を有するとともに人体に対し安全性の高い洗浄
剤組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明者らが鋭意検討を行なった結果、特定のオルガ
ノポリシロキサン誘導体を共存させることにより、前記
アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤あるいはノニオ
ン性界面活性剤の持つ皮膚刺激性ないし洗浄性について
の著しい改善が認められることを見出し、本発明を完成
するに至った。すなわち、本発明の請求項1記載の洗浄
剤組成物は、下記一般式化3
【化3】 [上記化3中、R及びRaは各々同一又は異なる炭素数
1〜8の炭化水素基を示す。R1〜R6は各々同一又は異
なり、少なくとも一つが一般式化4
【化4】−R7−O−G (化4中、R7は炭素数2〜20の有機基を示し、Gは
単糖、オリゴ糖ないしは多糖から誘導されるグリコシル
基を示す。)で表わされる有機基を示し、残りが炭素数
1〜8の炭化水素基又はヒドロキシ基を示す。m及びn
の平均値は、同一又は異なる0又は正数を示し、且つ1
≦m+n≦1000である。]で表わされる糖残基を有
するオルガノポリシロキサン誘導体の一種又は二種以上
と、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤及びノニオ
ン界面活性剤の一種又は二種以上と、を配合したことを
特徴とする。
【0008】以下、本発明の構成をさらに詳細に説明す
る。前記化3に示す糖残基含有オルガノポリシロキサン
誘導体において、R及びRaは各々同一又は異なる炭素数
1〜8の炭化水素基を示し、メチル基、エチル基、ブチ
ル基或いはフェニル基などが例示される。また、R7
示される炭素数2〜20の有機基としては、−(C
22−,−(CH23−,−CH2CH(CH3)CH
2−,−(CH24−,−(CH25−,−(CH26
−,−(CH27−,−(CH28−,−(CH22
CH(CH2CH2CH3)−,−CH2−CH(CH2
3)−,−(CH23−O−(CH22−,−(C
23−O−(CH22−O−(CH22−,−(CH
2 3−O−CH2CH(CH3)−,−CH2−CH(C
3)−COO(CH22−等を例示することができ
る。
【0009】本発明において、Gで示される単糖、オリ
ゴ糖ないしは多糖から誘導される糖残基としては、例え
ばグリコシル基、マンノシル基、ガラクトシル基、リボ
シル基、アラビノシル基、キシロシル基、フルクトシル
基などの単糖基、マルトシル基、セロビオシル基、ラク
トシル基、マルトトリオシル基などのオリゴ糖基、セル
ロース、澱粉などの多糖基が例示され、好ましい基とし
ては、単糖基及びオリゴ糖基が挙げられる。
【0010】また、m及びnの平均値は、同一又は異な
る0又は正数を示し、且つ1≦m+n≦1000、好ま
しくは1≦m+n≦500、さらに好ましくは1≦m+
n≦150である。一般式化3の化合物の製造法は特に
制限がないが、一般によく知られた、オルガノハイドロ
ジェンポリシロキサンと、末端に二重結合を有する糖誘
導体とのヒドロシリル化反応によって製造することがで
きる。すなわち、一般式化5
【化5】 [化5中、R及びRaは同一又は異なる炭素数1〜8の
炭化水素基を示す。R1a〜R6aは、各々同一又は異な
り、少なくとも一つが水素原子を示し、残りが炭素数1
〜8の炭化水素基を示す。m及びnの平均値は、同一又
は異なった0又は正数を示し、且つ1≦m+n≦100
0である]で表わされるオルガノハイドロジェンポリシ
ロキサンと、一般式化6
【化6】R8−O−G [式中、R8は分子内に二重結合を有する炭素数2〜2
0の有機基を示し、Gは単糖、オリゴ糖ないしは多糖か
ら誘導されるグリコシル基を示す。]で表わされる糖誘
導体とを白金系触媒の存在下に反応させて製造すること
ができる。
【0011】反応終了後Siに結合した未反応の水素原
子が残っている場合には、反応終了後にオレフィン系化
合物を加え、未反応の水素原子をできるだけ反応させて
おくことが好ましい。また、下記化7で表わされる糖残
基含有オルガノポリシロキサン誘導体のうち、Gbで示
される糖残基がグルコシル基であり、R11で示される炭
化水素基がメチル基で、R12が−(CH23−基であ
り、且つmが0〜50で、nが1〜50のものは汎用性
があり、本発明にかかる洗浄剤組成物を得るのに好適で
ある。
【0012】
【化7】 本発明にしたがって乳化組成物に配合される糖残基含有
オルガノポリシロキサンの量には特に制限はないが、好
ましくは0.1重量%以上、さらに好ましくは1.0重
量%以上である。0.1重量%未満の場合には、皮膚刺
激性低減効果及び使用感向上効果が得られなくなる可能
性がある。配合の上限についても特に制限はないが、著
しく多量の場合には必然的に洗浄剤組成物を構成する他
の成分の割合が低くなるため、好ましくは30重量%程
度までが好適である。
【0013】一方、本発明において使用されるアニオン
性界面活性剤としては、脂肪酸石鹸、α−アシルスルホ
ン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリルおよび
アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル硫酸塩、ア
ルキルアミド硫酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルアミ
ドリン酸塩、アシルメチルタウリン塩、アシルグルタミ
ン酸塩等が挙げられる。
【0014】本発明に用いられるノニオン性界面活性剤
としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アル
キルアリルポリオキシエチレンエーテル、アルキルグリ
セリンエーテル型ポリオキシエチレンエーテル、プロピ
レングリコールエステルのポリオキシエチレンエーテ
ル、ポリオキシンエチレン脂肪酸エステル、グリセリン
と脂肪酸のエステルのポリオキシエチレンエーテル、脂
肪酸のソルビタンエステルのポリオキシエチレンエーテ
ル、ソルビトールポリオキシエチレンの脂肪酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸
アミド、ポリオキシエチレンアルキルアミン等が挙げら
れる。
【0015】本発明で用いられる両性界面活性剤として
は、ベタイン型(カルボキシベタイン、スルフォベタイ
ン)、アミノカルボン酸塩型、イミダゾリン誘導体型等
が挙げられる。配合量は特に制限はないが、組成物中に
1.0〜50重量%であり、特に好ましくは2〜30重
量%が配合される。配合量が1重量%未満では洗浄効果
が十分に発揮されず、50重量%以上配合すると使用感
触が悪くなり、また皮膚刺激性も高くなる。
【0016】本発明の洗浄剤組成物には、本発明の効果
を損なわない範囲で上記必須の成分の他に必要に応じて
疎水性シリコーン、分岐高級アルコール、炭化水素油、
エステル油等の油分を配合することが出来、更に必要に
応じて保湿剤、香料、防腐剤等を適宜配合することが出
来る。本発明の洗浄剤組成物は、シャンプー、ボディー
洗浄剤、洗顔料、ウェットティッシュ(洗浄用)、ウェ
ットティッシュ(洗顔用)、メーキャップリムーバー
(マスカラ、アイシャドー、ファンデーション用)等の
各種用途に利用できる。
【0017】
【実施例】次に本発明を実施例により更に詳細に説明す
るが、本発明はこれにより限定されるものではない。配
合量はいずれも重量%を示す。実施例の説明に先立ち評
価法を以下に示す。皮膚刺激性試験 皮膚刺激性に関しては、界面活性剤や界面活性剤組成物
の蛋白質変性力の強弱(蛋白質変性率)により評価でき
ることが知られており(特公昭59−42038)、本
発明にかかる組成物の刺激性はこの評価法に基づき蛋白
質変性率により評価した。
【0018】(蛋白質変性率)水系高速液体クロマトグ
ラフィーを利用し、卵白アルブミンpH7緩衝溶媒に、
試料濃度1%になるように試料を加えた場合の、卵白ア
ルブミン変性率を220nmの吸収ピークを用いて測定し
た。 変性率=(H0−Hs)/H0×100 ここで、 H0=卵白アルブミンの220nm吸収ピークの高さ Hs=卵白アルブミン緩衝溶媒に試料を加えたときの2
20nm吸収ピークの高さ
【0019】(評価) 以下の4段階評価で行なった。 ◎…皮膚刺激性が非常に少ない−卵白アルブミン変性率
30%未満 ○…皮膚刺激性が少ない−卵白アルブミン変性率30%
以上60%未満 △…皮膚刺激性が中程度−卵白アルブミン変性率60%
以上80%未満 ×…皮膚刺激性が強い−卵白アルブミン変性率80%以
【0020】洗髪後の髪のなめらかさ テスターが実際に洗髪して、すすいだ後及び自然乾燥後
の髪のなめらかさについて官能評価した。 ○ :なめらか △ :少しなめらか × :なめらかでない
【0021】洗髪後の髪の櫛通り易さ テスターが実際に洗髪して、すすいだ後及び乾燥後の櫛
通り易さを官能評価した。 ○ :櫛の通りが容易 △ :やや通りにくい × :ひっかかって通りにくい
【0022】実施例1〜5、比較例1 下記表1に示すシャンプー組成物を調整評価した。
【表1】 ──────────────────────────────────── 比較例 実施例 実施例 実施例 実施例 実施例 1 1 2 3 4 5 ────────────────────────────────────ト゛テ゛シル 硫酸ナトリウム 10 10 10 10 10 10 ──────────────────────────────────── 糖残基含有オルカ゛ノホ゜リキロキサン 化8でGがク゛リコシル基 0 2 4 6 8 10 ──────────────────────────────────── 精製水 to 100 to 100 to 100 to 100 to 100 to 100 ──────────────────────────────────── 皮膚刺激性 × ○ ◎ ◎ ◎ ◎ ──────────────────────────────────── なめらかさ × ○ ○ ○ ○ ○ ──────────────────────────────────── 髪の櫛通り × ○ ○ ○ ○ ○ ────────────────────────────────────
【化8】
【0023】表1より明らかなようにアニオン性界面活
性剤であるドデシル硫酸ナトリウム単独では刺激性、使
用性に問題があるが、糖残基含有オルガノポリシロキサ
ンを共存させた場合には、刺激が少なく、なめらかさ及
び櫛通り性に優れたものとなることがわかる。
【0024】実施例6〜8、比較例2〜4 下記表2に示すシャンプー組成物を調整し評価した。
【表2】 ──────────────────────────────────── 比較例 実施例 比較例 実施例 比較例 実施例 2 6 3 7 4 8 ──────────────────────────────────── ラウリン酸カリウム 10 10 − − − − ──────────────────────────────────── POE(20)ラウリルエーテル − − 10 10 − − ──────────────────────────────────── イミダゾリンベタイン − − − − 10 10 ──────────────────────────────────── 糖残基含有オルカ゛ノホ゜リキロキサン 化9でGはク゛リコシル基 0 6 0 6 0 6 ──────────────────────────────────── 精製水 to 100 to 100 to 100 to 100 to 100 to 100 ──────────────────────────────────── 皮膚刺激性 × ○ ◎ ◎ ○ ◎ ──────────────────────────────────── なめらかさ × ○ × ○ × ○ ──────────────────────────────────── 髪の櫛通り × ○ × ○ × ○ ────────────────────────────────────
【化9】
【0025】表2から明らかなようにアニオン性界面活
性剤(ラウリン酸カリウム)、ノニオン性界面活性剤
(POE(20)ラウリルエーテル)あるいは両性界面
活性剤(イミダゾリンベタイン)単独ではやはり刺激
性、使用性に問題があるが、いずれも糖残基含有オルガ
ノポリシロキサンとともに用いることにより、刺激が少
なく、なめらかさ及び櫛通り性に優れたものとなること
がわかる。
【0026】下記表3に示すシャンプー組成物を調整し
評価した。
【表3】 ──────────────────────────────────── 比較例 比較例 実施例 実施例 実施例 比較例 比較例 5 6 9 10 11 7 8 ────────────────────────────────────ト゛テ゛シル 硫酸ナトリウム 10 7 7 5 3 3 0 ────────────────────────────────────イミタ゛ソ゛リンヘ゛タイン 0 3 3 5 7 7 10 ──────────────────────────────────── 糖残基含有オルカ゛ノホ゜リキロキサン 化10 でGはク゛リコシル基 0 0 6 6 6 0 0 ──────────────────────────────────── 精製水 残余 残余 残余 残余 残余 残余 残余 ──────────────────────────────────── 皮膚刺激性 × △ ◎ ◎ ◎ ○ ○ ──────────────────────────────────── なめらかさ × × ○ ○ ○ × × ──────────────────────────────────── 髪の櫛通り × × ○ ○ ○ × × ────────────────────────────────────
【化10】
【0027】表3から明らかなようにアニオン性界面活
性剤(ドデシル硫酸ナトリウム)と両性界面活性剤(イ
ミダゾリンベタイン)を共存させた場合、それぞれ両者
単独よりも皮膚刺激性がやや低くなる場合もあるが、糖
残基含有オルガノポリシロキサンを共存させることによ
り一層の使用性の改善とともに、刺激性の大幅な低下を
図ることができる。
【0028】実施例12〜14、比較例9〜11 下記表4に示すウェットティッシュ用洗浄剤組成物を調
整し評価した。下記組成物を一定量(ティッシュ2枚に
対し5g)含浸させたものを試料とした。上腕にファン
デーション0.1gを指で広げて塗布し乾燥後この試験
ティッシュを使ってふきとり後、冷水で洗浄評価した。
【0029】
【表4】 ──────────────────────────────────── 比較例 比較例 比較例 実施例 実施例 実施例 9 10 11 12 13 14 ──────────────────────────────────── ラウリン酸カリウム 2 6 10 2 5 10 ──────────────────────────────────── 糖残基含有オルカ゛ノホ゜リキロキサン 化11でGはク゛リコシル基 0 0 0 1.2 3 6 ──────────────────────────────────── 精製水 to 100 to 100 to 100 to 100 to 100 to 100 ──────────────────────────────────── 皮膚刺激性 ○ △ × ◎ ◎ ◎ ──────────────────────────────────── 洗浄処理後の 肌のなめらかさ × × × ○ ○ ○ ────────────────────────────────────
【化11】 表4から明らかなように本発明は、毛髪に対してばかり
でなく、ボディーシャンプー、洗顔料等の皮膚外用剤に
適用した場合にも、刺激が少なくなめらかさに優れたも
のとなることがわかる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる洗浄
剤組成物によれば、界面活性剤とともに糖残基含有オル
ガノポリシロキサンを共存させたので、使用性の改善と
ともに、皮膚刺激性を低減させることができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式化1 【化1】 [上記化1中、R及びRaは各々同一又は異る炭素数1
    〜8の炭化水素基を示す。R1〜R6は各々同一又は異な
    り、少なくとも一つが一般式化2 【化2】−R7−O−G (化2中、R7は炭素数2〜20の有機基を示し、Gは
    単糖、オリゴ糖ないしは多糖から誘導される糖残基を示
    す。)で表わされる有機基を示し、残りが炭素数1〜8
    の炭化水素基又はヒドロキシ基を示す。m及びnの平均
    値は、同一又は異なる0又は正数を示し、且つ1≦m+
    n≦1000である。]で表わされる糖残基を有するオ
    ルガノポリシロキサン誘導体の一種又は二種以上と、 アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤又はノニオン性
    界面活性剤の一種又は二種以上と、 を配合したことを特徴とする洗浄剤組成物。
JP20716593A 1993-07-28 1993-07-28 洗浄剤組成物 Withdrawn JPH0741794A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20716593A JPH0741794A (ja) 1993-07-28 1993-07-28 洗浄剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20716593A JPH0741794A (ja) 1993-07-28 1993-07-28 洗浄剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0741794A true JPH0741794A (ja) 1995-02-10

Family

ID=16535310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20716593A Withdrawn JPH0741794A (ja) 1993-07-28 1993-07-28 洗浄剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0741794A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0832644A1 (fr) * 1996-09-30 1998-04-01 L'oreal Utilisation d'un polydiméthysiloxane à groupements glucosides comme agent hydratant dans une composition cosmétique ou dermatologique
WO1998050006A1 (de) * 1997-05-07 1998-11-12 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Haarbehandlungsmittel
JPH11349450A (ja) * 1998-06-01 1999-12-21 Shiseido Co Ltd 毛髪化粧料
JP2005502773A (ja) * 2001-09-10 2005-01-27 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 親油性流体系のためのシリコーンポリマー
JP2015107941A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 ナガセケムテックス株式会社 二糖類化合物、変性オルガノポリシロキサン化合物及び界面活性剤
US10829718B2 (en) 2016-04-27 2020-11-10 Dow Silicones Corporation Detergent composition comprising a carbinol functional trisiloxane

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0832644A1 (fr) * 1996-09-30 1998-04-01 L'oreal Utilisation d'un polydiméthysiloxane à groupements glucosides comme agent hydratant dans une composition cosmétique ou dermatologique
FR2753901A1 (fr) * 1996-09-30 1998-04-03 Oreal Utilisation d'un polydimethylsiloxane a groupements glucosides comme agent hydratant dans une composition composition cosmetique ou dermatologique
WO1998050006A1 (de) * 1997-05-07 1998-11-12 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Haarbehandlungsmittel
JPH11349450A (ja) * 1998-06-01 1999-12-21 Shiseido Co Ltd 毛髪化粧料
JP2005502773A (ja) * 2001-09-10 2005-01-27 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 親油性流体系のためのシリコーンポリマー
US7244699B2 (en) 2001-09-10 2007-07-17 The Procter & Gamble Company Silicone polymers for lipophilic fluid systems
JP2015107941A (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 ナガセケムテックス株式会社 二糖類化合物、変性オルガノポリシロキサン化合物及び界面活性剤
WO2015083561A1 (ja) * 2013-12-05 2015-06-11 ナガセケムテックス株式会社 二糖類化合物、変性オルガノポリシロキサン化合物及び界面活性剤
US10829718B2 (en) 2016-04-27 2020-11-10 Dow Silicones Corporation Detergent composition comprising a carbinol functional trisiloxane

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4142272B2 (ja) クレンジング化粧組成物
JPH0768115B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP5041894B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2002179552A (ja) 洗浄剤組成物
JPH0352807A (ja) 洗浄剤組成物
WO1995008615A1 (fr) Composition detergente
US5783535A (en) Detergent composition comprising an amidoether derivative mixture and a conditioning component
JPH0741794A (ja) 洗浄剤組成物
WO2008063501A1 (en) Compounds
JP4291717B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP3400126B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2979285B2 (ja) 洗浄剤組成物
JPH04308524A (ja) 洗浄剤組成物
JP2002293732A (ja) 洗浄用化粧料
JP2000095651A (ja) 頭皮洗浄剤
JPH0553199B2 (ja)
JP2005179303A (ja) 洗浄剤組成物
JP3563494B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2010037484A (ja) 洗浄剤組成物
JPH10175934A (ja) ビス−アミドカルボン酸又はその塩及びこれを含有する洗浄剤組成物
JP3932031B2 (ja) シャンプー
JP2920023B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2747660B2 (ja) 洗浄剤組成物
JPH04170499A (ja) 洗浄剤組成物
JPH02273618A (ja) 洗浄剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20001003