JPH074171B2 - ペツトフ−ド用缶詰 - Google Patents

ペツトフ−ド用缶詰

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JPH074171B2
JPH074171B2 JP61112533A JP11253386A JPH074171B2 JP H074171 B2 JPH074171 B2 JP H074171B2 JP 61112533 A JP61112533 A JP 61112533A JP 11253386 A JP11253386 A JP 11253386A JP H074171 B2 JPH074171 B2 JP H074171B2
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JP
Japan
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food
meat
canned
pet
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JP61112533A
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JPS62269648A (ja
Inventor
誠之助 大島
正克 草薙
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Nihon Nosan Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Nosan Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は嗜好性の優れたペットフード用缶詰、特に猫用
の缶詰に関するものである。
〔従来の技術〕
ペットフードは大別してドライフード、セミモイストフ
ード、缶詰フード、ソーセージフードの4種類に分類さ
れる。これらペットフードはタイプにより使用する原料
が若干異なること、含有する水分含量が異なることなど
から、各タイプにより嗜好性が異なるが、いずれの形態
においても犬、猫等の動物が好んで食べないとか、食べ
飽きるなどの問題がなお残っている。
特に缶詰タイプのペットフードにおいては例えば鶏肉、
畜肉およびこれらの内臓あるいは副産物、マグロ、カツ
オなどの魚の屑肉等を使用してペットフード用缶詰とし
ていることから嗜好性が良いとされているため、それ以
上にペット動物の嗜好性を向上させるようとする試みは
殆どなされていないのが現状である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明はペットフード用缶詰において、従来畜肉あるい
は魚肉を主体とした原料を単に味付けないしは水煮をし
てペットフード用缶詰としていたものを、より嗜好性の
よい缶詰とし、しかも栄養的にも優れたペットフード用
缶詰を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、嗜好性の優れたペットフード用缶詰を開
発すべく研究を重ねた結果、畜肉あるいは魚肉を主体と
した原料にアミノエチルスルホン酸を添加するとペット
動物、特に猫の嗜好性を特異的に向上させ、しかもペッ
ト動物の育成に非常に好ましいことを見出し本発明を完
成した。
すなわち、本発明は畜肉あるいは魚肉を主体とする原料
にアミノエチルスルホン酸を添加してなることを特徴と
するペットフード用缶詰であって、その目的とするとこ
ろは嗜好性の非常に優れたペットフード用缶詰を提供す
るにある。
以下、本発明につき詳細に説明する。
本発明に使用するアミノエチルスルホン酸は哺乳動物、
魚類、軟体動物、甲殻類などの筋肉中に存在し、別名タ
ウリンと呼ばれるものであり,工業的にも製造され日本
薬局方に収録されているものである。
本発明において、上記アミノエチルスルホン酸を添加す
る畜肉あるいは魚肉を主体とする原料としては、例えば
畜肉としては牛肉、豚肉、兎肉、鶏肉、あるいはこれら
のレバー類などが挙げられ、また魚肉類としてはかつ
お、まぐろ等の魚肉類が挙げられる。またこれらの畜肉
あるいは魚肉類の他の原料としては、キャベツ、白菜、
人参等の野菜粉末あるいはエキス類;食塩、砂糖等の調
味料;胡椒、セージ等の香辛料;カラギーナン、寒天等
の安定剤およびビタミン類、ミネラル類;肉類使用にお
いては亜硝酸塩等が挙げられるが、これら原料は対象と
する犬、猫の種類、品種あるいはその成長度合および味
付け度合等に応じて適宜選択して用いることができる。
なかでも野菜粉末あるいは野菜エキスをアミノエチルス
ルホン酸と併用して添加すると、嗜好性をさらに増進さ
せるものとなる。
次に本発明において、畜肉あるいは魚肉を主体とする原
料にアミノエチルスルホン酸を添加する添加量として
は、対象とするペット動物の種類、品種あるいはその成
長度合等により異なるが、少なすぎると嗜好性増進とな
らず、また多すぎても効果的な嗜好増進とならないの
で、0.01〜0.5%の範囲で添加するのが望ましい。
そして、これらアミノエチルスルホン酸を畜肉あるいは
魚肉を主体とする原料に添加する手段としては、製品を
得るまでの任意の工程を選んで添加することができる。
本発明のペットフード用缶詰は通常次のようにして製造
される。先ず主体とする原料が畜肉の場合は、例えば凍
結された鶏肉、牛肉等の原料を解凍し、所定のサイズに
整形するかないしはミンチにした後、約80〜100℃にて
数分から数十分間ボイルする。また、主体とする原料が
魚肉の場合、凍結魚をまずクッカーにてよく煮熟した
後、分割・骨除去、可食部の身ほぐしなどを行う。次
に、このように前処理した畜肉あるいは魚肉はそのまま
缶に充填し、ビタミン、ミネラル類および野菜エキス等
と共にアミノエチルスルホン酸を添加した調味液を添加
するか又は畜肉あるいは魚肉にアミノエチルスルホン酸
等を添加しミキサーまたはニーダーにて混合した後、缶
に詰め、更に必要に応じて調味液ないしはカラギーナン
等安定剤を溶解した液を添加する。次いで、真空巻締め
機にて巻締めし、レトルト装置等にて110〜125℃にて60
〜120分間殺菌し、冷却・洗缶して本発明のペットフー
ド用缶詰を得ることができる。
本発明のペットフード用缶詰は特に猫用として使用する
と猫の嗜好性を増進させるものであるが、犬用としても
利用することができる。
〔発明の効果〕
本発明のペットフード用缶詰は嗜好性が極めてよいばか
りでなく、アミノエチルスルホン酸を添加したためか畜
肉等を主体とした缶詰においては色調が美味しそうな良
いものとなるなどの効果がある。また,アミノエチルス
ルホン酸はアミノ酸として猫の生体内で利用され、猫の
生理上好ましいものである。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を示しさらに本発明を具体的に説明
するが本発明はこれにより制限されるものではない。
実施例1 凍結された牛肉を解凍後ミートチョッパーにて挽肉とし
た後、85℃で約5分ボイルした。このボイルした挽肉を
約70gずつ缶に入れ、更に野菜エキス、ビタミン、ミネ
ラル類等を含有する調味液に、アミノエチルスルホン酸
を第1表の割合で添加し、これら調味液30gを充填し
た。次いで真空巻締め機にて巻締めし、120℃60分にて
殺菌し、ペットフード用缶詰A、B、Cを得た。
なお上記の調味液においてアミノエチルスルホン酸を添
加しない以外は上記と同様にして製造したペットフード
用缶詰を対照とした。
上記のようにして得たアミノエチルスルホン酸を添加し
たペットフード用缶詰と無添加のペットフード用缶詰
(対照)の内容物を別々の食器に同量測りこみ、16匹の
猫に2日間給与して採食させ、その採食比より嗜好性の
優劣を比較した。
その結果は第2表のとおりで本実施例によるペットフー
ド用缶詰はいずれも採取食比が多く、嗜好性の良さが確
認された。
実施例2 凍結したかつおを丸ごと煮熟した後解体し、さらに身ほ
ぐしを行った。次いで血合肉50部にフレーク肉を15部と
ビタミン・ミネラル類1.5部およびアミノエチルスルホ
ン酸を0.1部添加して混合した。これらの混合物を缶に6
0gずつ充填し、さらに安定剤を添加した調味液35gを添
加し真空巻締め機にて巻締めし、115℃70分にて殺菌
し、ペットフード用缶詰を得た。
このようにして得たアミノエチルスルホン酸を添加した
ペットフード用缶詰を猫に与えたところ実施例1の結果
と同様に猫が好んで食べ、嗜好性の良さが確認された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】畜肉あるいは魚肉を主体とする原料にアミ
    ノエチルスルホン酸を添加してなることを特徴とするペ
    ットフード用缶詰。
JP61112533A 1986-05-19 1986-05-19 ペツトフ−ド用缶詰 Expired - Lifetime JPH074171B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61112533A JPH074171B2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19 ペツトフ−ド用缶詰

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JP61112533A JPH074171B2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19 ペツトフ−ド用缶詰

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JPS62269648A JPS62269648A (ja) 1987-11-24
JPH074171B2 true JPH074171B2 (ja) 1995-01-25

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ID=14589023

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JP61112533A Expired - Lifetime JPH074171B2 (ja) 1986-05-19 1986-05-19 ペツトフ−ド用缶詰

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JPS6158554A (ja) * 1984-08-20 1986-03-25 フリーズ アンド フリーズ,インコーポレイテッド バターノートを有するフレーバ物質の製造方法
JPS61249353A (ja) * 1985-04-30 1986-11-06 Nisshin Flour Milling Co Ltd キヤツトフ−ド

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