JPH0741604Y2 - 車輪状態検出装置 - Google Patents

車輪状態検出装置

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JPH0741604Y2
JPH0741604Y2 JP1990012124U JP1212490U JPH0741604Y2 JP H0741604 Y2 JPH0741604 Y2 JP H0741604Y2 JP 1990012124 U JP1990012124 U JP 1990012124U JP 1212490 U JP1212490 U JP 1212490U JP H0741604 Y2 JPH0741604 Y2 JP H0741604Y2
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wheel
sensor
air pressure
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sensors
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悦夫 藤井
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Description

【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、車輪の各種状態を検出するための車輪状態検
出装置に関する。
(2)従来の技術 車両において、車輪の状態に応じて車体の制御(たとえ
ばアンチロックブレーキ制御、トラクション制御、四輪
操舵制御および四輪駆動制御等)や運転者への警報(た
とえばディスクブレーキのパッド摩耗や温度、タイヤの
空気圧)等を行なうために車輪の状態を電気量として検
出するものが、たとえば特開昭61−127931号公報、実開
昭62−97936号公報および実開昭63−43974号公報等によ
り知られている。
(3)考案が解決しようとする課題 ところで、上記各広報には、1種類の車輪状態を電気量
として検出、その検出値を車体側に配設されている電子
制御装置や、アクチュエータ、表示・警報機等に個別に
伝送する技術が開示されている。しかるに、1つの車輪
から複数種類の車輪状態たとえばディスクブレーキのパ
ッド摩耗や温度、タイヤの空気圧等を検出する場合に、
各センサを車体側の対応する電子制御装置や、アクチュ
エータ、表示・警報器等に個別に接続していたのでは、
配線レイアウトが煩雑となる。すなわち車輪の転舵、バ
ンプおよびリバウンド等により車輪は車体に対して相対
位置が変化するものであり、また雪路走行時の車輪への
チェーンの装着、ならびに車輪への雪の付着等も考慮す
ると、複数種類のセンサからのハーネスが車体側に個別
に延設されるのでは、配線レイアウトが困難となる。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、1
つの車輪に取付けられた複数種類のセンサからの各種検
出信号を車体側に伝送するための配線レイアウトを単純
化可能とした車輪状態検出装置を提供することを目的と
する。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案は、車輪の状態を出力
電圧の変化として検出する第1のセンサと、車輪の他の
状態を出力周波数の変化として検出する第2のセンサと
を1つの車輪に配設し、それら第1,第2のセンサの検出
信号を同時に入力すべく車体側に配設される制御装置
に、該第1,第2のセンサを直列に接続したことを特徴と
する。
(2)作用 上記制御装置には、車輪の状態を出力電圧変化として検
出する第1のセンサの検出信号と、車輪の他の状態を出
力周波数変化として検出する第2のセンサの検出信号と
が同時に重畳的に伝送、入力され、その結果、それらセ
ンサも検出機能が損なわれずに制御装置に各検出信号を
的確に読み込ませることが可能となる。
また特に制御装置に第1,第2のセンサが直列に接続され
るため、それだけ車輪から車体側へ信号線の配線レイア
ウトが単純化される。しかも、制御装置に伝送、入力さ
れる第1,第2のセンサからの検出信号は、電圧変化及び
周波数変化という形で車輪状態に関する複数の情報を同
時に有しているから、それら情報が短時間で得られる。
(3)実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
先ず第1図において、車輪Wは、車軸1に同軸に取付け
られたホィール2にタイヤ3が装着されて成り、該車輪
Wにはディスクブレーキ4が装着される。
而して、複数種類の車輪状態を電気量として検出する複
数種類のセンサ、すなわちタイヤ3の空気圧を検出する
空気圧センサ5、ディスクブレーキ4におけるブレーキ
パッド9の摩耗状態を検出するパッド摩耗センサ6、な
らびに車輪Wの回転速度を検出する回転速度センサ7
が、車輪Wに配設される。
空気圧センサ5は、空気圧が小となるにつれて電気抵抗
が大となるように空気圧の変化に応じて電気抵抗を変化
させるものであり、タイヤ3内に臨むようにしてホィー
ル2に取付けられる。
ディスクブレーキ4は、ホィール3に同軸に取付けられ
たブレーキディスク8の両面に、車体側に支持されてい
るホィールシリンダ10によりブレーキパッド9,9を押付
けて制動力を得る従来周知のもであり、非導電性材料か
ら成るブレーキパッド9,9の少なくとも一方にパッド摩
耗センサ6が埋設される。すなわちパッド摩耗センサ6
は、導線を略U字状に曲げて形成されるものであり、ブ
レーキパッド9が設定量だけ摩耗したときにブレーキデ
ィスク8との摺接により断線する位置でブレーキパッド
9に埋設される。
回転速度センサ7は、車輪Wの回転速度を周波数として
ピックアップすべく、車軸1に取付けられているパルサ
ギヤ11の外周に対向して車体側に固定配置される。
而して上記各センサ5,6,7は、車体側に配設されている
電子制御装置ECUに直列に接続される。ところで、パッ
ド摩耗センサ6および回転速度センサ7は、車体に対し
て相対回転することがないのに対し、空気圧センサ5は
車体に対して相対回転するものであるので、空気圧セン
サ5の検出信号は、相互間を絶縁状態に保ちながら車軸
1に取付けられた一対のスリップリング12,13と、車体
側に固定配置されながら各スリップリング12,13に摺接
する一対のブラシ14,15とを介して取出される。
また電子制御装置ECUには、空気圧センサ5の検出値に
応じてタイヤ3の空気圧を表示する空気圧計16、ブレー
キパッド9の摩耗量は所定値以上となったときに点灯す
るパッド摩耗警報ランプ17、ならびに制動時に車輪Wが
ロック状態に入りそうになったときにディスクブレーキ
4の制動圧を緩めてロック状態に入ることを防止するよ
うに制御するためのアンチロック制御装置18が接続され
ており、電子制御装置ECUは各センサ5,6,7から入力され
る信号を処理して、空気圧計16,パッド摩耗警報ランプ1
7およびアンチロック制御装置18に駆動あるいは制御信
号をそれぞれ入力する。
次にこの実施例の作用について説明すると、各センサ5,
6,7は電子制御装置ECUに直列に接続されており、各セン
サ5,6,7により電気量として検出された各状態量は重畳
されて電子制御装置ECUに入力される。ところで、空気
圧センサ5は、タイヤ3内の空気圧の変化に応じて電気
抵抗を変化させるものであり、パッド摩耗センサ6は、
ブレーキパッド9が設定量だけ摩耗したときに断線する
ものであり、回転速度センサ7は、車輪Wの回転速度を
周波数としてピックアップするものであるので、各セン
サ6,6,7が直列に接続されている電子制御装置ECUには、
第2図で示すような信号が入力されることになる。すな
わちブレーキパッド9の摩耗量が所定値未満であるとき
には、タイヤ3内の空気圧に応じた空気圧センサ5の電
気抵抗変化により電圧の絶対値を変化させながら、車輪
Wの回転速度に応じて周波数を変化させる回転速度セン
サ7から電圧信号が電子制御装置ECUに入力される。
而して前記空気圧センサ5及びパッド摩耗センサ6は、
車輪の状態を出力電圧の変化として検出する本考案の第
1のセンサを構成し、また前記回転速度センサ7は、車
輪の他の状態を出力周波数の変化として検出する本考案
の第2のセンサを構成する。そしてこれら第1,第2のセ
ンサは、制御装置としての電子制御装置ECUに直列に接
続される。
前記電子制御装置ECUでは、上記入力周波数に基づいて
演算した車輪Wの回転速度をアンチロック制御装置18に
入力するとともに、入力された電圧信号の絶対値からタ
イヤ3内の空気圧を演算して空気圧計16に駆動信号を入
力する。しかもブレーキパッド9が設定量以上摩耗する
とパッド摩耗センサ6が断線して電子制御装置ECUに電
圧信号が入力されなくなるので、電子制御装置ECUは、
パッド摩耗警報ランプ17を点灯するとともにアンチロッ
ク制御装置18にアンチロック制御を停止するための信号
を入力する。
このように各センサ5,6,7を電子制御装置ECUに直列に接
続することにより、転舵、バンブおよびリバウンド等に
より車体に対して相対位置が変化する車輪Wから車体側
への配線レイアウトを極めて単純化することができ、雪
路走行時の車輪Wへのチェーンの装着、ならびに車輪W
への雪の付着等に対して支障のない配線レアウトを選択
することが極めて容易となる。
しかもブレーキパッド9が所定量以上摩耗するのに応じ
て断線するパッド摩耗センサ6と、ディスクブレーキ4
の制動圧制御を行なうアンチロック制御に必要な回転速
度を検出する回転速度センサ7とを直列接続することに
より、特別な信号の授受を行なうことなしに、ブレーキ
パッド9が所定量以上摩耗したときにはアンチロック制
御装置18を非作動とすることができる。
またタイヤ3内の空気圧変化に応じて電気抵抗を変化す
る空気圧センサ5と、車輪Wの回転速度を周波数として
ピックアップする回転速度センサ7とを直列接続するこ
とにより、電気抵抗の変化に伴う検出電圧の絶対値で空
気圧を検出し、周波数で車輪Wの速度を検出することが
できる。
さらに電子制御装置ECUにおいて、タイヤ3内の空気圧
信号に基づいてタイヤ3の外径変化を演算し、それによ
り補正した回転速度信号をアンチロック制御装置18に与
えることや、タイヤ3内の空気圧が所定値以下となった
ときにアンチロック制御装置18を非作動とするための信
号を電子制御装置ECUからアンチロック制御装置18に入
力させるようにすることも可能である。
上記実施例では、アンチロック制御用に車輪Wの状態量
の1つたとえば回転速度を検出するようにした場合につ
いて説明したが、本考案は、トラクション制御、四輪操
舵制御および四輪駆動制御等に車輪Wの状態量を検出す
る場合についても適用可能であることは言うまでもな
い。
C.考案の効果 以上のように本考案によれば、車輪の状態を出力電圧の
変化として検出する第1のセンサと、車輪の他の状態を
出力周波数の変化として検出する第2のセンサとを1つ
の車輪に配設し、それら第1,第2のセンサの検出信号を
同時に入力すべく車体側に配設される制御装置に、該第
1,第2のセンサを直列に接続したので、前記制御装置に
は、車輪の状態を出力電圧変化として検出する第1のセ
ンサの検出信号と、車輪の他の状態を出力周波数変化と
して検出する第2のセンサの検出信号とが同時に重畳的
に伝送、入力され、従ってそれらセンサの検出機能を損
なうことなく制御装置に各検出信号を的確に読み込ませ
ることが可能となる。また特に制御装置に第1,第2のセ
ンサが直列に接続されることで、車輪から車体側への検
出信号授受のための配線レイアウトを単純化することが
でき、しかも、制御装置に伝送、入力される第1,第2の
センサからの検出信号は、電圧変化及び周波数変化とい
う形で車輪状態に関する複数の情報を同時に有している
ため、それだけ短時間で得られる情報量が多くなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第1図は車
輪への各センサの取付状態ならびに接続状態を示す図、
第2図は各センサから取出される信号を示す図である。 5……第1のセンサとしての空気圧センサ、6……第1
のセンサとしてのパッド摩耗センサ、7……第2のセン
サとしての回転速度センサ、ECU……制御装置としての
電子制御装置、W……車輪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車輪(W)の状態を出力電圧の変化として
    検出する第1のセンサ(5,6)と、車輪(W)の他の状
    態を出力周波数の変化として検出する第2のセンサ
    (7)とを1つの車輪(W)に配設し、それら第1,第2
    のセンサ(5,6,7)の検出信号を同時に入力すべく車体
    側に配設される制御装置(ECU)に、該第1,第2のセン
    サ(5,6,7)を直列に接続したことを特徴とする車輪状
    態検出装置。
JP1990012124U 1990-02-09 1990-02-09 車輪状態検出装置 Expired - Fee Related JPH0741604Y2 (ja)

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