JPH074153Y2 - 食肉スライサーの当板電源しゃ断装置 - Google Patents

食肉スライサーの当板電源しゃ断装置

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JPH074153Y2
JPH074153Y2 JP5131888U JP5131888U JPH074153Y2 JP H074153 Y2 JPH074153 Y2 JP H074153Y2 JP 5131888 U JP5131888 U JP 5131888U JP 5131888 U JP5131888 U JP 5131888U JP H074153 Y2 JPH074153 Y2 JP H074153Y2
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switch
meat
plate
rod
support box
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JP5131888U
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JPH01155196U (ja
Inventor
睦 竹田
Original Assignee
株式会社日立工機原町
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は食肉スライサーの当板電源しゃ断装置に関する
ものである。
〔従来の技術〕
肉塊を順次薄切りする食肉スライサーは、機台上に回転
駆動される丸刃と、この丸刃の刃面に対し丸刃と並設さ
れ、かつ後退可能で取り外しも可能な当板とを有し、こ
の丸刃と当板との正面側位置を機台上に設けられたレー
ルを案内として往復駆動される肉箱から丸刃、当板側に
向って送り出された肉塊の先端を、回転中の丸刃で切断
する。
このような機能を有する食肉スライサーの機体の掃除の
際は、当板を取り外すが、取り外しの際にスイッチが誤
って操作されると、丸刃および肉箱が動き出し作業者が
怪我をする場合があり、非常に危険である。
このため実公昭62-40794号公報に図示されているよう
に、食肉スライサーの始動を禁止するスイッチをスイッ
チ箱、すなわち当板を支持する当板支持箱に設け、当板
には作動棒を突設させ、作動棒が挿入される孔をスイッ
チ箱に設けて作動棒を挿入し、作動棒でスイッチを開閉
可能にする。このようにして当板を取り外すと、作動棒
がスイッチ箱より抜け出し、スイッチが作動し食肉スラ
イサーの始動が禁止されるような安全装置、すなわち当
板電源しゃ断装置が設けられている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来技術で当板を取り外して機体を掃除中にスイッ
チ箱に設けられている孔から何等かの事情で金属片が入
り込んでしまった場合、スイッチとして使用されている
のは磁性近接スイッチ(以下スイッチと称する)であ
り、このスイッチは磁性体である金属の接近により作動
するので、当板が取り付けられたのと同じ状態になり、
スイッチが作動し、安全装置、すなわち当板電源しゃ断
装置が働かなくなる。このように従来の当板電源しゃ断
装置はその装置を構成するスイッチに作動棒等の物体を
係合させた時に動作するようになっているので、当板に
設けた作動棒の外に別なものを係合させると、装置とし
ての機能が失われ、危険が状態となる欠点があった。
本考案は以上の点に鑑みなされたものであり、安全性を
向上することを可能とした食肉スライサーの当板電源し
ゃ断装置を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、装置に、スイッチの接点を常時閉とし、当
板を当板支持箱に取り付けた場合は磁性体がスイッチか
ら離れ、当板を当板支持箱から取り外した場合は磁性体
がスイッチに近づくような手段を設けることにより、達
成される。
〔作用〕
装置に、スイッチの接点を常時閉とし、当板を当板支持
箱に取り付けた場合は磁性体がスイッチから離れ、当板
を当板支持箱から取り外した場合は磁性体がスイッチに
近づくような手段を設けたので、当板を当板支持箱から
取り外した場合は磁性体がスイッチに近づいてスイッチ
の接点が開き、操作回路の電源がしゃ断されるようにな
って、磁性体以外の同動物体がスイッチに近づいてもス
イッチの接点は開いたままとなり、電源しゃ断装置の確
実性を向上することができ、安全性を向上することがで
きる。
〔実施例〕
以下、図示した実施例に基づいて本考案を説明する。第
1図から第7図には本考案の一実施例が示されている。
肉塊を収容する肉箱1と対向配置された丸刃2と併設さ
れ、かつ当板支持箱3に支持された当板4を当板支持箱
3から取り外した際に、丸刃2および肉箱1を夫々駆動
するモータ5、6の電源を磁性体が近づくとその接点が
開く磁気近接スイッチ7でしゃ断する食肉スライサーの
当板電源しゃ断装置で、本実施例では、装置に、スイッ
チ7の接点を常時閉とし、当板4を当板支持箱3に取り
付けた場合は磁性体がスイッチ7から離れ、当板4を当
板支持箱3から取り外した場合は磁性体がスイッチ7に
近づくような手段を設けた。このようにすることによ
り、当板4を当板支持箱3から取り外した場合は磁性体
がスイッチ7に近づいてスイッチ7の接点が開き、操作
回路8の電源がしゃ断されるようになって、磁性体以外
の同種物体がスイッチ7に近づいてもスイッチ7の接点
は開いたままとなり、安全性を向上することを可能とし
た食肉スライサーの当板電源しゃ断装置を得ることがで
きる。
すなわち当板4を当板支持箱3から取り外した場合は磁
性体がスイッチ7に近づくような手段を設けたが、その
手段を、当板4上に並設され、かつ肉箱1側に突出した
案内棒9および案内バー10と、当板支持箱3に設けら
れ、かつ案内棒9および案内バー10と遊嵌する孔11およ
び案内孔12と、当板支持箱3に軸支され、孔11および案
内孔12の中心とその芯をずらして孔11および案内孔12に
夫々直交配置された回転自在な作動棒13およびハンドル
軸14と、作動棒13に設けられると共に、モータ5、6の
電源の操作回路8に接続された常時閉のスイッチ7に挿
入自在な磁性体のピース15と、作動棒13に巻回し、その
一方端を作動棒13、他方端を当板支持箱3に固定し、ピ
ース15をスイッチ7に挿入されるようにしたスプリング
16と、作動棒13に設けられ、案内棒9を孔11に挿入した
際案内棒9と係合する位置に配置された切り欠き17とで
形成した。
すなわち丸刃ベース18は機台19の片隅に立設し、モート
ル5により回転駆動される丸刃2を軸支している。肉箱
1は機台19上に設けられたレール20を案内として丸刃2
に向け丸刃2の正面側位置を往復動可能に設けられ、モ
ートル6により往復駆動される。当板支持箱3は機台19
上に固定され、その内部にはスイッチ7が装着されてい
る。当板4は丸刃2と並設するように設けられ、肉箱1
側に突出するように案内棒9と案内バー10とが夫々平行
に突設され、当板支持箱3に設けた孔11と案内孔12とに
夫々遊嵌挿入されている。当板4の案内バー10にはラッ
ク21が設けられ、当板支持箱3に軸支されたハンドル軸
14の歯車部22とかみ合うようになっている。当板支持箱
3の内部には作動棒13が軸支され、作動棒13の軸芯と孔
11の軸芯はその芯をずらして、かつ直交するように設け
られている。また、作動棒13にはその外形部より突設さ
せたピース15をスイッチ7と係合する位置に設け、スプ
リング16を巻回し一端を当板支持箱3に、他端を作動棒
13に夫々掛止させ、スプリング16により作動棒13を回転
させてピース15がスイッチ7と係合する位置に戻って停
止するように設けられている。更に作動棒13には当板4
の案内棒9が挿入された時、案内棒9と係合する位置に
切り欠き17を設け、案内棒9により作動棒13が回転する
ように設けられている。
電気回路は第7図に示されているように、電源は操作回
路8に接続され、モータ5、6が夫々操作回路8に接続
されている。操作スイッチSWの常開接点とリレーLの常
開接点とを並列に接続し、これ等と直列にスイッチ7の
常閉接点とリレーLのコイルとを接続した回路の一方を
電源に接続し、他方をリレーLの常開接点を介して操作
回路8に接続されている。
このようにすることにより、第3図および第4図にも示
されているように当板4が当板支持箱3に取り付けられ
ている時、当板4の案内棒9は作動棒13に設けられてい
る切り欠き17と係合し、ピース15はスイッチ7から離れ
た状態であり、スイッチ7の接点は閉じている。この状
態の時操作スイッチSWを押し常開接点を閉じると、リレ
ーLが励磁され、リレーLの常開接点が閉じ、モータ
5、6が回転し、丸刃と肉箱1とが駆動される。この状
態から第5図および第6図にも示されているように、ハ
ンドル軸14をまわし当板4を肉箱1側から遠ざけ、歯車
部22から当板4の案内バー10部のラック21が離れた時、
または当板4を当板支持箱3から取り外した時、当板4
の案内棒9は作動棒13の切り欠き17からの係合がはず
れ、作動棒13はスプリング16により図中表示の矢印方向
に回転し、ピース15がスイッチ7と係合する。これによ
りスイッチ7の接点が開き、リレーLのコイルの励磁が
解除され、リレーLの常開接点が閉じ、操作回路8の電
源しゃ断され、モータ5、6は停止する。この状態で操
作スイッチSWを押してもスイッチ7の接点は開いている
ので、操作回路8に電源は供給されない、すなわち食肉
スライサーの始動が禁止されている。
このように本実施例によれば、食肉スライサーの始動を
禁止する操作回路のスイッチの接点を常閉接点とし、こ
のスイッチは磁性体が近づくと動動し接点が開く磁気近
接スイッチを使用し、当板を取り外した時磁性体のピー
スをスイッチに近づけるようにし、当板を取り付けた時
磁性体のピースをスイッチから遠ざかるようにしたの
で、当板の案内棒の孔から別な磁性体のピースが間違っ
て入り込みスイッチ7に近づいた時も、また、スイッチ
の接続が操作回路から外れたり切断した時もスイッチの
接点は開状態かまたはそれに近い状態で操作回路の電源
がしゃ断され、安全性の高い食肉スライサーが得られ
る。
〔考案の効果〕
上述のように本考案は食肉スライサーの当板電源しゃ断
装置の安全性が向上するようになって、安全性を向上す
ることを可能とした食肉スライサーの当板電源しゃ断装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の食肉スライサーの当板電源しゃ断装置
の一実施例の食肉スライサーの正面図、第2図は第1図
の左側面図、第3図は同じく一実施例の電源しゃ断装置
の部分拡大縦断側面図、第4図は第3図のA−A線に沿
う断面図、第5図は同じく一実施例の電源しゃ断装置の
部分拡大縦断側面図、第6図は第5図のB−B線に沿う
断面図、第7図は同じく一実施例の電源しゃ断装置の電
気回路図である。 1……肉箱、2……丸刃、3……当板支持箱、4……当
板、5、6……モータ、7……磁気近接スイッチ、8…
…操作回路、9……案内棒、10……案内バー、11……
孔、12……案内孔、13……作動棒、14……ハンドル軸、
15……ピース、16……スプリング、17……切り欠き。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】肉塊を収容する肉箱と対向配置された丸刃
    と併設され、かつ当板支持箱に支持された当板を前記当
    板支持箱から取り外した際に、前記丸刃および肉箱を夫
    々駆動するモータの電源を磁性体が近づくとその接点が
    開く磁気近接スイッチでしゃ断する食肉スライサーの当
    板電源しゃ断装置において、前記装置に、前記スイッチ
    の接点を常時閉とし、前記当板を前記当板支持箱に取り
    付けた場合は前記磁性体が前記スイッチから離れ、前記
    当板を前記当板支持箱から取り外した場合は前記磁性体
    が前記スイッチに近づくような手段を設けたことを特徴
    とする食肉スライサーの当板電源しゃ断装置。
  2. 【請求項2】前記手段が、前記当板上に並設され、かつ
    前記肉箱側に突出した案内棒および案内バーと、前記当
    板支持箱に設けられ、かつ前記案内棒および案内バーと
    遊嵌する孔および案内孔と、前記当板支持箱に軸支さ
    れ、前記孔および案内孔の中心とその芯をずらして前記
    孔および案内孔に夫々直交配置された回転自在な作動棒
    およびハンドル軸と、前記作動棒に設けられると共に、
    前記モータの電源の操作回路に接続された前記常時閉の
    磁気近接スイッチに挿入自在な磁性体のピースと、前記
    作動棒に巻回し、その一方端を前記作動棒、他方端を前
    記当板支持箱に固定し、前記ピースを前記スイッチに挿
    入されるようにしたスプリングと、前記作動棒に設けら
    れ、前記案内棒を前記孔に挿入した際案内棒と係合する
    位置に配設された切り欠きとで形成されたものである実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の食肉スライサーの当
    板電源しゃ断装置。
JP5131888U 1988-04-15 1988-04-15 食肉スライサーの当板電源しゃ断装置 Expired - Lifetime JPH074153Y2 (ja)

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JPH01155196U JPH01155196U (ja) 1989-10-25
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JPH01155196U (ja) 1989-10-25

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