JPH0741354Y2 - ホ−ス巻取機遠隔制御装置 - Google Patents

ホ−ス巻取機遠隔制御装置

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JPH0741354Y2
JPH0741354Y2 JP6322892U JP6322892U JPH0741354Y2 JP H0741354 Y2 JPH0741354 Y2 JP H0741354Y2 JP 6322892 U JP6322892 U JP 6322892U JP 6322892 U JP6322892 U JP 6322892U JP H0741354 Y2 JPH0741354 Y2 JP H0741354Y2
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元信 浦
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元信 浦
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、水田や畑作、果樹園で
の防除作業において、また高圧洗浄機、洗車機による洗
浄作業において遠隔地からのホ−スの自動巻取装置とし
て利用されるホ−ス巻取機遠隔制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ホ−ス巻取りの遠隔操作は、作業者がラ
ジコンの送信機を持ちセット型動力噴霧機に受信機に取
り付けた無線信号を送り巻取機を駆動させるラジコン
形、また高圧ポンプの調圧弁の余水系路に絞りを設け、
その手前に圧力スイッチや流量スイッチを付けて、手元
コックの開閉によって生じる余水量の変化によってスイ
ッチをオンオフさせその信号を元にした一定のシ−ケン
ス制御で作業を進め、遠隔地からホ−スを巻取る余水圧
力検出式自動巻取り形などがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながらラジコン
形では、電波法で定められた微弱電波を使用するためセ
ット動噴より遠く離れると電波が届きにくくなる場合が
あることや、また電波の混信等の問題がある。また余水
圧力検出式では条件に適した吐出量を出すノズルを使っ
た場合は良いが、口径の小さいノズルを使用した場合に
は噴霧作業時と停止時で余水流量に大きな違いがなくな
り期待した圧力差が得られないためホ−スの巻取りに誤
動作が生じることがある。また常に大気圧であるべき余
水系路に圧力をかけることによって、調圧弁の劣化が早
くなることが予想される。また、手元コックの開閉によ
るオンオフ信号よりシ−ケンス制御でホ−スの自動巻取
りを行わせようとしているため、作業に柔軟性を欠くと
云った不都合が生じる。
【0004】本考案は、以上のような問題点を解決する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、このような目
的を達成するために、次のような構成を採用したもので
ある。すなわち、本考案によるホース巻取機遠隔制御装
置は、原動機によって駆動される高圧ポンプと、ポンプ
の高圧系路の一部をなすホースを巻取るためのものであ
って同じく原動機により電磁クラッチを介して駆動され
るホース巻取機と、ホースの先端に取り付けたノズル
と、ノズルからの液体の噴出を出したり止めたりするた
めの手元コックとからなるセット型動力噴霧機において
手元コックを開→閉→開と操作し、高圧ポンプの吐出口
に介在させた流量検出手段に、オンオフ信号を出させ、
電磁クラッチの制御回路の一部であるカウンタを一定時
間のみカウント状態とし、手元コック開時に流量検出手
段が発生する2個の信号パルスを2回カウントすること
によって、電磁クラッチを自己保持し、ホース巻取機を
駆動させホースを巻取らせる。次の手元コックの開操作
により電磁クラッチの自己保持を解きホースの巻取機を
停止させる制御装置を具備している。
【0006】
【作用】ホースを巻取るべき地点において手元コックを
開→閉→開と操作し、高圧ポンプの吐出口に介在させた
流量検出手段に、流れがあるか無いかの状態によってオ
ンオフ信号を出させ、電磁クラッチの制御回路の一部で
あるカウンタを一定時間のみカウント状態として、手元
コック開時の2個の流量検出手段からのパルス信号をカ
ウントすることにより電磁クラッチを自己保持させてホ
ースを巻取らせる。そして次の手元コックの開操作によ
って電磁クラッチの自己保持を解き、ホース巻取機を停
止させる。すなわち1回の開動作でホース巻取機停止、
2回の開動作でホース巻取機駆動と云った簡単な論理に
よってホースの自動巻取りを行わせる。
【0007】
【実施例】以下、本考案の実施例を図1と図2と図3を
参照して説明する。
【0008】1はエンジンであり、高圧ポンプ2と、ホ
ース巻取機7を駆動するものである。高圧ポンプは図2
に示すようにVベルト15によって直接駆動される。ホ
ース巻取機7は以下のように減速されて駆動される。す
なわち、Vベルト16を介して中間軸20を回転させ、
Vベルト17を介してクラッチ軸21に取り付けた電磁
クラッチ22のVプーリ22aを駆動する。そして電磁
クラッチ22が通電した場合にはクラッチ軸21よりホ
ース巻取機7の側板7aにかけたVベルト18によって
動力が伝達されホース巻取機が回転する。3は液剤タン
クであり、4は高圧ポンプの吐出圧力を決めるための調
圧弁である。5はポンプの主系路である。
【0009】流量検出手段6はこの高圧系路5の上流
部、すなわち高圧ポンプ2の吐出出口に位置するもので
ある。流量検出手段6より下流の高圧系路は高圧ホース
によって構成され、ホースの一部は巻取機7に巻かれ、
高圧ホース先端にはノズル9がつけられノズル9の元部
には手元コック8が介在する。流量検出手段6は手元コ
ック8を開くと高圧系路5内部に発生する流れによって
内部のウキが上がりウキの中に封入された磁石がリード
リレーのコイルを励磁し、接点を閉じる。また手元コッ
ク8を閉じるとウキが重力とバネの力で下に下がりリー
ドリレーの接点を開くという簡単な機構を有し、高圧系
路5内の流量が少ないときにも鋭敏に応答するものであ
る。
【0010】手元コック8開時に流量検出手段6内部の
リードリレーで補助リレー30を駆動し、補助リレー3
0の接点が閉じた後、一定時間’L’レベルを保持する
回路32を通してカウンタ33をカウント状態にする。
一方補助リレー30のもう一つの接点からの信号は、パ
ルス遅延型波形整形回路31に入力され、カウンタ33
がカウント状態になってからクロックパルスとしてカウ
ンタ33に入力される。カウンタ33の機能として、
元コック8の1回目の開動作ではカウンタ33の出力A
が’H’レベルになり、2度目の開動作ではAが’L’
レベルBが’H’レベルとなるように定められている。
また、カウンタ33がこのような出力A、Bの状態にな
ると、電磁クラッチ22を自己保持するようにカウンタ
33の出力A、Bを自己保持回路34に入力し、ホース
巻取機7を駆動してホースを遠隔地より自動的に巻取ら
せる。巻取り時は手元コック8を開いていても、閉じて
いても同じであるが、巻取りの停止は次の手元コック8
の開動作によってカウンタ33の出力Aを’H’レベル
とし、電磁クラッチ22の自己保持を解除することによ
って行われる。
【0011】図4は以上の作用を表したタイムチャート
である。最初の手元コック8が開動作されることによっ
て、その信号パルスでカウンタ33が一定時間カウント
状態にされる。この一定時間内にもう一度手元コック8
の開動作があった場合にのみ、その2個目の信号パルス
で電磁クラッチ22が働いてホース巻取機7を作動さ
せ、ホースを巻き取る。そして、その後に手元コック8
を再度開動作することによって、電磁クラッチ22の自
己保持が解除され、ホースの巻き取りが停止する。
【0012】また、図5は以上の作用に基づいて行われ
る実作業の一例を示すタイムチャートである。先ず、手
元コック8を開の状態にしたまま、行き防除を行う。こ
のとき、カウンタ33はカウント状態にはなくリセット
状態にある。次に、行き防除の終点で手元コック8を一
旦閉にした後に開に入れ直すと、その開動作時の信号パ
ルスによってカウンタ33が一定時間カウント状態にな
る。そして、その一定時間内にもう一度手元コック8を
開→閉→開と入れ直すと、その2個目の信号パルスによ
ってホースの巻き取りが開始される。その後手元コック
8を開状態のままにしておけば、戻り防除を行うことが
できる。そして、戻り防除の途中あるいは終点で手元コ
ック8を開→閉→開と入れ直すと、電磁クラッチ22の
自己保持が解除されて、ホースの巻き取りが停止する。
【0013】
【考案の効果】本考案のホース巻取機遠隔制御装置では
遠隔地からのホース巻取指令を手元コックの開閉動作に
より行えるため、一人作業が容易になったポンプの吐出
側に流量検出手段(流量スイッチ)を付ける構造である
ため検出可能流量範囲が広くなり、ほとんどのノズルが
使用可能となった。またセット型動力噴霧機の構成が簡
単で、故障の発生も少なくなった。
【0014】1回の手元コックの開動作でホース巻取停
止、2回の手元コックの開動作でホース巻取開始といっ
た簡単な論理によってホースの自動巻取りを行わせるた
め、操作が簡単となり、作業性が向上した。
【0015】手元コックの開動作でホース巻取機を制御
するため、散布をしないで最終地点までホースを引っ張
って行き、戻りながら散布する復路散布方法、また、行
きは左側を散布して帰りは右側を散布して戻る往復散布
方法が容易に選べ、作業に柔軟性を持たせられた。
【0016】手元コックを開いて、流量スイッチがオン
になってから一定時間のみカウンタのリセット信号を’
L’レベルにして、カウント可能な状態とし、流量スイ
ッチからのクロック信号を受け付けるようにしたためエ
ンジンノイズや電磁クラッチまた、周辺機器から出るノ
イズによってホース巻取機が誤動作することを防いだ。
散布中にタンクの液剤が無くなった場合も高圧ポンプが
空気を吸って圧力が0になり流量スイッチがオフの状態
となるので、巻取機の誤動作の発生はない。作業時はエ
ンジンを停止し、液をタンクに入れてから再スタートと
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すホース巻取機遠隔制御
装置の配管の説明図。
【図2】本考案の一実施例を示すホース巻取機遠隔制御
装置の動力伝達の説明図。
【図3】本考案の一実施例を示すホース巻取機遠隔制御
装置の制御方式の説明図。
【図4】同実施例の基本動作を示すタイムチャート。
【図5】同実施例の実作業時の操作例を示すタイムチャ
ート。
【符号の説明】
1…エンジン 2…高圧ポンプ 3…液剤タンク 4…調圧弁 5…高圧系路 6…流量検出手段 7…ホース巻取機 7a…ホース巻取機側板 8…手元コック 9…ノズル 15…Vベルト 16…Vベルト 17…Vベルト 18…Vベルト 20…中間軸 21…クラッチ軸 22…電磁クラッチ 22a…電磁クラッチVプーリ 30…補助リレー 31…パルス遅延型波形整形回路 32…パルス立ち上がり後一定時間 ’L’レベルを保持する回路 33…カウンタ 34…自己保持回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】原動機によって駆動される高圧ポンプと、
    ポンプの高圧系路の一部をなすホ−スを巻取るためのも
    のであって同じく原動機により電磁クラッチを介して駆
    動されるホ−ス巻取機と、ホ−スの先端に取り付けたノ
    ズルと、ノズルからの液剤の噴出を出したり止めたりす
    るための手元コックとからなるセット型動力噴霧機にお
    いて手元コックを開→閉→開と操作し、高圧ポンプの吐
    出口に介在させた流量検出手段に、オンオフ信号を出さ
    せ、電磁クラッチの制御回路の一部であるカウンタを一
    定時間のみカウント状態とし、手元コック開時に流量検
    出手段が発生する2個の信号パルスをカウントすること
    によって、電磁クラッチを自己保持し、ホ−ス巻取機を
    駆動させホ−スを巻き取らせるとともに、次の手元コッ
    クの開操作により電磁クラッチの自己保持を解きホ−ス
    の巻取機を停止させる制御装置を具備してなるホ−ス巻
    取機遠隔制御装置。
JP6322892U 1992-09-09 1992-09-09 ホ−ス巻取機遠隔制御装置 Expired - Lifetime JPH0741354Y2 (ja)

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JPH0624482U JPH0624482U (ja) 1994-04-05
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ID=13223147

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3332075B2 (ja) * 1998-06-22 2002-10-07 オリンピア工業株式会社 自走式散布機

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JPH0624482U (ja) 1994-04-05

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