JPH0721238Y2 - 液体噴射装置 - Google Patents

液体噴射装置

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JPH0721238Y2
JPH0721238Y2 JP14684989U JP14684989U JPH0721238Y2 JP H0721238 Y2 JPH0721238 Y2 JP H0721238Y2 JP 14684989 U JP14684989 U JP 14684989U JP 14684989 U JP14684989 U JP 14684989U JP H0721238 Y2 JPH0721238 Y2 JP H0721238Y2
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pump
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、液体を噴射せしめる液体噴射装置に関するも
ので、例えば、高圧水を噴射して各種機械などの洗浄を
行う高圧洗浄機や、農薬液などを散布する農薬散布機等
として用いることができる装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、前記液体噴射装置として、例えば、第4図に
示す高圧洗浄機Bが提供されている。
第4図は該高圧洗浄機Bの概略構成を示す回路図で、電
気回路及び流体圧回路の双方を含んでいる。
第4図において、1はプランジャ式等のポンプ、2は該
ポンプ1を駆動する電動モータ、3は水を収容したタン
ク、4はアンローダ弁、5は噴射ガンである。
前記ポンプ1の吸入口1aには前記タンク3内の水を導く
吸入管路6が接続され、前記ポンプ1の吐出口1bは吐出
管路7を介して前記アンローダ弁4のインポート4aに接
続され、前記アンローダ弁4のアウトポート4bはノズル
管路8を介して前記噴射ガン5に接続されており、前記
ポンプ1が電動モータ2により駆動されると、該ポンプ
1が、タンク3内の水を吸入管路6を介して吸入し、そ
の水を吐出管路7、アンローダ弁4及びノズル管路8を
介して噴射ガン5の先端に設けられた噴射ノズル9から
噴射せしめるようになっている。なお、前記噴射ガン5
は、前記ノズル管路8により導かれた水を前記噴射ノズ
ル9に案内する通路(図示せず)を内部に有するととも
に、該通路を開閉する開閉弁10を備えており、該開閉弁
10が前記噴射ノズル9からの噴射を制御することとな
る。なお、前記開閉弁10は、トリガレバー11に連動して
開閉するように構成され、該トリガレバー11を把持部12
側に引くと開くとともに、該トリガレバー11から手を離
すと図示しないスプリングにより該トリガレバー11が復
帰して自動的に閉じるようになっている。
また、前記アンローダ弁4のバイパスポート4cは、戻し
管路13を介して前記吸入管路6に接続されている。な
お、前記アンローダ弁4は、開閉弁10に接続されたポン
プ1側のノズル管路8内の圧力が所定圧力以上となった
ときに作動するようになっている。すなわち、前記アン
ローダ弁4は、ノズル管路8内の圧力が所定圧力以下の
とき(不作動時)には、インポート4aに流入した水をア
ウトポート4bから吐出し、他方、ノズル管路8内の圧力
が所定圧力以上となったとき(作動時)には、インポー
ト4aに流入した水をバイパスポート4cから吐出して前記
戻し管路13を介して前記吸入管路6に戻し、ポンプ1を
無負荷にするようになっている。
また、第4図において、20は交流電源、21は自己保持型
の手動スイッチ、22は電磁接触器、23は前記吐出管路7
内の圧力を受けて作動する圧力スイッチ、24は前記ノズ
ル管路8内の圧力を受けて作動するもう一つの圧力スイ
ッチであり、これらが第4図に示すように電気的に接続
されている。
なお、第4図中、22aは前記電磁接触器22のコイル部、2
2b及び22cは接点であり、これ等の接点22b及び22cは、
前記コイル部22aが通電されると閉じるとともに、前記
コイル部22aへの通電が遮断されると開かれるものであ
る。
また、前記一方の圧力スイッチ23は、前記吐出管路7内
の圧力が所定圧力以上となったときに閉じるとともに、
所定圧力以下のときには開くものである。他方、前記の
もう一つの圧力スイッチ24は、前記ノズル管路8内の圧
力が所定圧力以上となったときに開くとともに、所定圧
力以下のときには閉じるものである。
なお、前記ノズル管路8の噴射ガン5側部分には可撓性
を有する比較的長尺のホースが用いられ、作業者は噴射
ガン5のみを手に持って洗浄作業を行うことができるよ
うになっている。
前記構成の従来の液体噴射装置Bによれば、最初に運転
を開始する前には、手動スイッチ21が開、開閉弁10が
閉、アンローダ弁4が不作動、吐出管路側圧力スイッチ
23が開、ノズル管路側圧力スイッチ24が閉、電動モータ
2及びポンプ1が停止の状態となっている。
そして、この状態において、運転可能状態にするべく、
手動スイッチ21を閉じると、電磁接触器22のコイル部22
aが通電され、接点22b,22cが閉じ、電動モータ2が作動
し、ポンプ1が駆動される。その結果、タンク3内の水
が、タンク3→吸入管路6→ポンプ1→吐出管路7→ア
ンローダ弁4→噴射ガン5の経路で送り出されていく。
したがって、吐出管路7内の圧力及びノズル管路8内の
圧力が高まっていき、吐出管路7内の圧力が所定圧力に
達して吐出管路側圧力スイッチ23が閉じ、その後にノズ
ル管路8内の圧力が所定圧力に達してノズル管路側圧力
スイッチ24が開く。そして、開閉弁10が閉じられている
ことから、ノズル管路8内の圧力がさらに高まってい
き、ノズル管路8内の圧力が所定圧力に達すると、アン
ローダ弁4が作動し、アンローダ弁4のインポート4aに
流入してアウトポート4bから吐出されていた水がバイパ
スパスポート4cから戻し管路13を介して吸入管路6に戻
され、ポンプ1が無負荷にされる。その結果、吐出管路
7内の圧力が所定圧力を下回り、吐出管路側圧力スイッ
チ23が開き、電磁接触器22のコイル部22aの通電が遮断
され、電動モータ2が停止し、ポンプ1も停止する。な
お、この状態では、ノズル管路8内の圧力が高まったま
まであるので、ノズル管路側圧力スイッチ24は開いたま
まである。
次に、噴射ガン5を手に持って洗浄作業を行うべく、ト
リガレバー11の操作により開閉弁10を開くと、ノズル管
路8内の高圧水が噴射ノズル9から噴射される。その結
果、ノズル管路8内の圧力が低下し、アンローダ弁4が
不作動状態となるとともにノズル管路側圧力スイッチ24
が閉じ、コイル部22aが通電され、接点22b,22cが閉じ、
電動モータ2が再び作動し、ポンプ1が駆動され、タン
ク3内の水が、タンク3→吸入管路6→ポンプ1→吐出
管路7→アンローダ弁4→噴射ガン5の経路で送り出さ
れ、噴射ノズル9から高圧水が噴射され続け、洗浄作業
を行うことができる。なお、前述の如くポンプ1が駆動
された直後から、吐出管路7内の圧力及びノズル管路8
内の圧力が高まっていくので、吐出管路7内の圧力が所
定圧力に達して吐出管路側圧力スイッチ23が閉じ、その
後にノズル管路8内の圧力が所定圧力に達してノズル管
路側圧力スイッチ24が開き、その後は高圧水が噴射され
ている間この状態が維持されるものである。
次に、高圧水の噴射を一旦停止させるべく、トリガレバ
ー11の自動戻し操作により開閉弁10を閉じると、高圧水
の噴射が停止され、ノズル管路8内の圧力が高まってい
き、ノズル管路8内の圧力が所定圧力に達すると、アン
ローダ弁4が作動し、アンローダ弁4のインポート4aに
流入した水がバイパスポート4cから戻し管路13を介して
吸入管路6に戻され、ポンプ1が無負荷にされる。その
結果、吐出管路7内の圧力が所定圧力を下回り、吐出管
路側圧力スイッチ23が開き、コイル部22aの通電が遮断
され、電動モータ2が停止し、ポンプ1も停止する。な
お、この状態では、ノズル管路8内の圧力が高まったま
まであるので、ノズル管路側圧力スイッチ24は開いたま
まである。
そして、再び高圧水を噴射する場合には、トリガレバー
11の操作により開閉弁10を開くと、前述と同様の動作に
よって噴射ノズル9から高圧水が噴射されるものであ
る。
以上説明したように、前記従来の高圧洗浄機Bによれ
ば、予め手動スイッチ21を閉じておけば、手元の開閉弁
10を開閉するだけで高圧水の噴射及びその停止を行うこ
とができ、操作性が良く、しかも、二つの圧力スイッチ
23及び24の作用により前記開閉弁10の開閉に応じて自動
的に電動モータ2及びポンプ1の運転及び停止が行われ
るので、省エネルギーや耐久性の向上等を図ることがで
きるものであった。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記従来の高圧洗浄機Bでは、センサとして二つの圧力
スイッチ23及び24が必要であったため、トラブルが生じ
やすく、信頼性が低いとともに、コストアップを免れな
かった。また、圧力スイッチ23及び24がそれぞれ吐出管
路7又はノズル管路8に設けられていたので、配管系統
に制約が多くて複雑となり、その点からも信頼性の低下
及びコストアップを招いていた。
ところで、前記第4図において、吐出管路側圧力スイッ
チ23の代りに、吸入管路6のX部分の流量を受けて作動
し、その流量が所定流量以上のときには閉じるととも
に、その流量が所定流量以下のときには開く流量スイッ
チ(図示せず)を設けた高圧洗浄機も提供されている
が、この高圧洗浄機も前述の高圧洗浄機Bと同様の問題
が生じていた。
さらに、これらの事情は、高圧洗浄機のみならず、農薬
散布機等の他の液体噴射装置についても、同様であっ
た。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので、省エネ
ルギーや耐久性の向上等を図ることができ、しかも、信
頼性が高く安価な液体噴射装置を提供しようとするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するため、本考案は、電動モータにより
駆動され液体を噴射ノズルから噴射せしめるポンプと、
前記噴射ノズルを開閉せしめる開閉弁と、該開閉弁に接
続された前記ポンプ側の管路内の圧力が所定圧力以上と
なったときに作動するアンローダ弁とを備えてなる液体
噴射装置において、前記アンローダ弁の作動状態に応じ
て変位する部材の変位状態に応じて作動し前記アンロー
ダ弁の作動時に前記電動モータを停止せしめるスイッチ
を設けた構成としたものである。
〔作用〕
本考案によれば、アンローダ弁の作動時にスイッチによ
り電動モータが自動的に停止させられるとともに、アン
ローダ弁の不作動時に電動モータが作動させられるの
で、噴射ノズルを開閉せしめる開閉弁の開閉に応じて自
動的に電動モータ及びポンプの運転及び停止が行われる
こととなり、省エネルギーや耐久性の向上等を図ること
ができる。
そして、本考案では、前述の従来技術と異なり、電動モ
ータの自動停止のためのセンサとして単一のスイッチが
用いられているので、前述の従来技術に比べてトラブル
が生じにくく、信頼性が向上するとともに、安価とな
る。
また、前記スイッチは、アンローダ弁の作動状態に応じ
て変位する部材の変位状態に応じて作動するものであ
り、圧力スイッチや流量スイッチ等と異なり配管系統に
設けるものではないため、配管系統に制約が少なく配管
系統が簡単となり、その点からも信頼性が向上するとと
もに安価となる。
〔実施例〕
以下、本考案を高圧水を噴射して各種機械などの洗浄す
る高圧洗浄機に適用した一実施例について説明する。
第1図は本考案の一実施例である高圧洗浄機Aの概略構
成を示す回路図で、電気回路及び流体圧回路の双方を含
んでいる。
第1図において、31はプランジャ式等の高圧ポンプ、32
は該ポンプ31を駆動する電動モータ、33は水を収容した
タンク、34はアンローダ弁、35は噴射ガンである。
前記ポンプ31の吸入口31aには前記タンク33内の水を導
く吸入管路36が接続され、前記ポンプ31の吐出口31bは
吐出管路37を介して前記アンローダ弁34のインポート61
に接続され、前記アンローダ弁34のアウトポート62はノ
ズル管路38を介して前記噴射ガン35に接続されており、
前記ポンプ31が電動モータ32により駆動されると、該ポ
ンプ31が、タンク33内の水を吸入管路36を介して吸入
し、その水を吐出管路37、アンローダ弁34及びノズル管
路38を介して噴射ガン35の先端に設けられた噴射ノズル
39から噴射せしめるようになっている。なお、前記噴射
ガン35は前記第4図に示す噴射ガン5と同様に構成され
ている。すなわち、前記噴射ガン35は、前記ノズル管路
38により導かれた水を前記噴射ノズル39に案内する通路
(図示せず)を内部に有するとともに、該通路を開閉す
る開閉弁40を備えており、該開閉弁40が前記噴射ノズル
39からの噴射を制御することとなる。また、前記開閉弁
40は、トリガレバー41に連動して開閉するように構成さ
れ、該トリガレバー41を把持部42側に引くと開くととも
に、該トリガレバー41から手を離すと図示しないスプリ
ングにより該トリガレバー41が復帰して自動的に閉じる
ようになっている。もっとも、本考案では、必ずしも前
記噴射ガン35を用いる必要はない。
また、前記アンローダ弁34のバイパスポート63は、戻し
管路43を介して前記吸入管路36に接続されている。な
お、前記アンローダ弁34は、前記開閉弁40に接続された
ポンプ31側のノズル管路38内の圧力が所定圧力以上とな
ったときに作動するようになっている。すなわち、前記
アンローダ弁34は、ノズル管路38内の圧力が所定圧力以
下のとき(不作動時)には、インポート61に流入した水
をアウトポート62から吐出し、他方、ノズル管路38内の
圧力が所定圧力以上となったとき(作動時)には、イン
ポート61に流入した水をバイパスポート63から吐出して
前記戻し管路43を介して前記吸入管路36に戻し、ポンプ
31を無負荷にするようになっており、具体的には、例え
ば、後述の如く構成される。
なお、第1図において、50は交流電源、51は手動スイッ
チ、52は電磁接触器、53aは、前記アンローダ弁34の作
動状態に応じて変位する後述の部材81の変位状態に応じ
て作動し、前記アンローダ弁34の作動時に前記電動モー
タ32を停止せしめるマイクロスイッチ53の接点であり、
これらが第1図に示すように電気的に接続されている。
なお、前記手動スイッチ51は、いわゆるロータリ型のも
ので、図示しないつまみを自動運転位置に回動すると、
その位置で保持されて共通接点51aと自動用接点51bの間
のみが導通し、前記つまみを第1図に示す停止位置に回
動すると、その位置で保持されて共通接点51aと無効接
点51cとの間のみが導通し、前記つまみを手動運転位置
に回動すると、共通接点51aと手動用接点51dとの間のみ
が導通するが、その位置で前記つまみから手を離すと自
動的に前記停止位置に復帰するようになっている。な
お、前記つまみを前記手動運転位置に回動するのは、点
検やメインテナンス等のために、前記マイクロスイッチ
53の接点53aの開閉にかかわらずに電動モータ32を作動
させるときである。もっとも、前記手動スイッチ51の代
りに、前記第4図に示す手動スイッチ21を用いてもよ
い。その場合には、第1図において、前記手動スイッチ
51を取り除き、前記共通接点51aが接続されている箇所
と前記自動用接点51bが接続されている箇所との間に、
第4図に示す前記手動スイッチ21を接続すればよい。
また、第1図中、52aは前記電磁接触器52のコイル部、5
2b及び52cは同じく接点であり、これ等の接点52b及び52
cは、前記コイル部52aが通電されると閉じるとともに、
前記コイル部52aの通電が遮断されると開かれるもので
ある。
次に、前記アンローダ弁34の具体例を第2図及び第3図
に基づいて説明する。
第2図は前記アンローダ弁34の正面図、第3図は第2図
におけるIII-III矢視断面図である。
これらの図面において、60はケーシング、61は前記イン
ポート、62は前記アウトポート、63は前記バイパスポー
ト、64は前記ケーシング60内において第3図中左右動自
在のスプール状のハウジング、65及び66はOリング、67
は逆止弁としてのボール弁、68は前記ハウジング64の右
端に設けられたボール弁座、69はボール弁受70を介して
前記ボール弁67を前記ボール弁座68に向けて軽く付勢す
るスプリング、71は前記ハウジング64の位置保持用スプ
リング、72は前記ハウジング64の右端に固着された伝動
部材83の受けを兼ねるポペット弁、73はポペット弁座、
74はプッシュロッド、75は該プッシュロッド74の周囲か
らの液漏れを阻止する無圧シール、76は調圧スプリング
受、77は調圧スプリング、78は調圧スプリング受、79は
調圧ねじ、80は調圧ハンドルである。
この第2図及び第3図に示すアンローダ弁34によれば、
前記ノズル管路38内の圧力、すなわち、アウトポート62
側の圧力が所定圧力以下のとき(アンローダ弁不作動
時)には、インポート61から流入した水は、調圧スプリ
ング77の力を受けてポペット弁72が閉じているのでバイ
パスポート63からは吐出されず、流入した水の圧力を受
けてボール弁67が開くのでアウトポート62から吐出され
ることとなる。他方、前記ノズル管路38内の圧力、すな
わち、アウトポート62側の圧力が所定圧力以上のとき
(アンローダ弁作動時)には、アウトポート62側の水が
逆流しようとするので、ボール弁67が閉じてその逆流を
阻止しつつ、ハウジング64がボール弁67と一体となって
調圧スプリング77の力に抗して第3図中右方に移動し、
ポペット弁72を押し開くので、インポート61から流入し
た水はアウトポート62から吐出されずにバイパスポート
63から吐出されることとなる。
そして、前記アンローダ弁34では、その作動状態に応じ
て変位する前記部材81として、前記調圧スプリング受76
にピン状の部材が突設され、該部材81がケーシング60の
前記調圧スプリング77の収容部の周壁に軸線方向に沿っ
て設けられた切欠(図示せず)から外部に突出されてい
る。したがって、前記アンローダ弁34は前述の如く動作
することから、前記ピン状部材81は、ケーシング60に対
して、アンローダ弁34の不作動時には第2図中実線で示
す左側位置に変位するとともに、アンローダ弁34の作動
時には第2図中想像線で示す右側位置に変位することと
なる。
そして、第2図に示すように、前記マイクロスイッチ53
が前記アンローダ弁34のケーシング60の外側に取付板82
を介して取り付けられ、前記ピン状部材81が第2図中左
側(アンローダ弁不作動)位置に変位したときに、該ピ
ン状部材81によって前記マイクロスイッチ53のアクチュ
エータ53bが押され、前記マイクロスイッチ53の接点53a
が閉じ、他方、前記ピン状部材81が第2図中右側(アン
ローダ弁作動)位置に変位したときに、前記マイクロス
イッチ53のアクチュエータ53bが自動復帰し、前記マイ
クロスイッチ53の接点53aが開くようになっている。し
たがって、マイクロスイッチ53の接点53aは、アンロー
ダ弁34の不作動時には閉じるとともに、アンローダ弁34
の作動時には開くこととなる。
なお、アンローダ弁34の構成は図示の例に限定されるも
のではないことは勿論である。
前記構成の本考案に係る高圧洗浄機Aによれば、最初に
運転を開始する前には、手動スイッチ51の共通接点51a
と自動用接点51bとの間が不導通、開閉弁40が閉、アン
ローダ弁34が不作動、マイクロスイッチ53の接点53aが
閉、電動モータ32及びポンプ31が停止の状態となってい
る。
そして、この状態において、運転可能にするべく、手動
スイッチ51を操作してその共通接点51aと自動用接点51b
との間を導通せしめると、電磁接触器52のコイル部52a
が通電され、接点52b,52cが閉じ、電動モータ32が作動
し、ポンプ31が駆動される。その結果、タンク33内の水
が、タンク33→吸入管路36→ポンプ31→吐出管路37→ア
ンローダ弁34→噴射ガン35の経路で送り出されていく。
この状態で、開閉弁40が閉じられている場合には、ノズ
ル管路38内の圧力が高まっていき、その圧力が、例えば
150kg/cm2程度の所定圧力に達すると、アンローダ弁34
が作動し、該アンローダ弁34のインポート61に流入した
水がバイパスポート63から戻し管路43を介して吸入管路
36に戻され、ポンプ31が無負荷にされるとともに、マイ
クロスイッチ53の接点53aが開き、電子接触器52のコイ
ル部52aの通電が遮断され、電動モータ32が停止し、ポ
ンプ31も停止する。
次に、噴射ガン35を手に持って洗浄作業を行うべく、ト
リガレバー41を引いて開閉弁40を開くと、ノズル管路38
内の高圧水が噴射ノズル39から噴射される。その結果、
ノズル管路38内の圧力が低下し、アンローダ弁34が不作
動状態となり、マイクロスイッチ53のアクチュエータ53
bがピン状部材81によって押されて接点53aが閉じ、コイ
ル部52aが通電され、接点52b,52cが閉じ、電動モータ32
が作動し、ポンプ31が駆動され、タンク33内の水が、タ
ンク33→吸入管路36→ポンプ31→吐出管路37→アンロー
ダ弁34→噴射ガン35の経路で送り出され、噴射ノズル39
から高圧水が噴射され続け、洗浄作業を行うことができ
る。
次に、高圧水の噴射を一旦停止させるべく、トリガレバ
ー41を放して開閉弁41を閉じると、高圧水の噴射が停止
され、ノズル管路38内の圧力が高まっていき、該ノズル
管路38内の圧力が所定圧力に達すると、アンローダ弁34
が作動し、アンローダ弁34のインポート61に流入した水
がバイパスポート63から戻し管路43を介して吸入管路36
に戻され、ポンプ31が無負荷にされるとともに、ピン状
部材81がマイクロスイッチ53のアクチュエータ53bから
離れるので、コイル部52aへの通電が遮断され、電動モ
ータ32が停止し、ポンプ31も停止する。
そして、再び高圧水を噴射する場合には、トリガレバー
41を引いて開閉弁40を開くと、前述と同様の動作によっ
て噴射ノズル39から高圧水が噴射される。
以上説明したように、前記本考案に係る高圧洗浄機Aに
よれば、予め手動スイッチ51の共通接点51aと自動用接
点51bとの間を導通させておけば、手元の開閉弁40を開
閉するだけで高圧水の噴射及びその停止を行うことがで
き、操作性が良く、しかも、マイクロスイッチ53の作用
により前記開閉弁40の開閉に応じて自動的に電動モータ
32及びポンプ31の運転及び停止が行われるので、省エネ
ルギーや耐久性の向上等を図ることができる。
そして、前記本考案に係る高圧洗浄機Aでは、前述の従
来の高圧洗浄機Bと異なり、電動モータ32の自動停止の
ためのセンサとして単一のマイクロスイッチ53が用いら
れているので、従来の高圧洗浄機Bに比べてトラブルが
生じにくく、信頼性が向上するとともに、安価となる。
また、前記マイクロスイッチ53は、アンローダ弁34の作
動状態に応じて変位するピン状部材81の変位状態に応じ
て作動するものであり、圧力スイッチや流量スイッチ等
と異なり配管系統に設けるものではないため、配管系統
に制約が少なく配管系統が簡単となり、その点からも信
頼性が向上するとともに安価となる。
以上の説明においては、本考案を高圧洗浄機に適用した
例を挙げたが、本考案は、農薬液を散布する農薬散布機
などの他の液体噴射装置にも適用することができるのは
勿論である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、省エネルギーや耐久性の向上等を図る
ことができ、しかも、信頼性が向上するとともに安価と
なる等の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る高圧洗浄機の概略構成
を示す回路図、第2図はアンローダ弁の一例を示す正面
図、第3図は第2図におけるIII-III矢視断面図、第4
図は従来の高圧洗浄機の概略構成を示す回路図である。 31……ポンプ、32……電動モータ、34……アンローダ
弁、38……管路、39……噴射ノズル、40……開閉弁、53
……スイッチ、81……変位部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動モータ32により駆動され液体を噴射ノ
    ズル39から噴射せしめるポンプ31と、前記噴射ノズル39
    を開閉せしめる開閉弁40と、該開閉弁40に接続された前
    記ポンプ31側の管路38の圧力が所定圧力以上となったと
    きに作動するアンローダ弁34とを備えてなる液体噴射装
    置において、前記アンローダ弁34の作動状態に応じて変
    位する部材81の変位状態において作動し、前記アンロー
    ダ弁34の作動時に前記電動モータ32を停止せしめるとと
    もに、前記アンローダ弁34の不作動時に前記電動モータ
    32を作動せしめるスイッチ53を設けてなることを特徴と
    する液体噴射装置。
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