JPH0741317B2 - テンシヨンレベラ− - Google Patents
テンシヨンレベラ−Info
- Publication number
- JPH0741317B2 JPH0741317B2 JP61296160A JP29616086A JPH0741317B2 JP H0741317 B2 JPH0741317 B2 JP H0741317B2 JP 61296160 A JP61296160 A JP 61296160A JP 29616086 A JP29616086 A JP 29616086A JP H0741317 B2 JPH0741317 B2 JP H0741317B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- leveler
- rolled material
- rolls
- backup
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はテンションレベラーに関するものである。
[従来の技術] 一般にテンションレベラーは、小径のレベラーロールを
千鳥状に配設し、該千鳥状に配設したレベラーロールの
間に圧延材を通して圧延材に所要曲率半径の塑性曲げを
交互に与え、圧延材の形状矯正を行うものである。
千鳥状に配設し、該千鳥状に配設したレベラーロールの
間に圧延材を通して圧延材に所要曲率半径の塑性曲げを
交互に与え、圧延材の形状矯正を行うものである。
斯かるテンションレベラーを使用した圧延ラインでは、
圧延材の通板・尻抜けによる作業時間のロスをなくすた
めに、先行する圧延材の後端と後行する圧延材の先端と
を重ね合せて接合し連続させた圧延材を、レベラー内に
通す必要がある。この重ね合せて段差の付いた圧延材接
合部がレベラー内に入るとレベラーロールと衝突してレ
ベラーロールにロール傷を発生させ、或いはレベラーロ
ールの軸受を損傷させる畏れがあるため、圧延材接合部
がレベラー内を通過するときにはレベラーロールを上下
方向にオープンして各レベラーロールを圧延材から離し
ている。
圧延材の通板・尻抜けによる作業時間のロスをなくすた
めに、先行する圧延材の後端と後行する圧延材の先端と
を重ね合せて接合し連続させた圧延材を、レベラー内に
通す必要がある。この重ね合せて段差の付いた圧延材接
合部がレベラー内に入るとレベラーロールと衝突してレ
ベラーロールにロール傷を発生させ、或いはレベラーロ
ールの軸受を損傷させる畏れがあるため、圧延材接合部
がレベラー内を通過するときにはレベラーロールを上下
方向にオープンして各レベラーロールを圧延材から離し
ている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来のテンションレベラーでは、レ
ベラーロールをオープンして各レベラーロールを圧延材
から引き離し、段差の付いた圧延材接合部をレベラー内
から通過させた後、再び圧延材の形状矯正を行うためレ
ベラーロールを圧延材に接触させる際に、圧延材から離
れて回転速度が落ち或いは回転が止ったレベラーロール
が、圧延材との速度差から圧延材に対してスリップを起
こし圧延材の表面に傷を付けてしまう。
ベラーロールをオープンして各レベラーロールを圧延材
から引き離し、段差の付いた圧延材接合部をレベラー内
から通過させた後、再び圧延材の形状矯正を行うためレ
ベラーロールを圧延材に接触させる際に、圧延材から離
れて回転速度が落ち或いは回転が止ったレベラーロール
が、圧延材との速度差から圧延材に対してスリップを起
こし圧延材の表面に傷を付けてしまう。
本発明は上述の実情に鑑み、レベラーロールを圧延材と
接触させる際に、圧延材の送り速度と同一の外周速度で
レベラーロールを回転させ、圧延材に対するスリップを
防止することができるようにしたテンションレベラーを
提供することを目的とするものである。
接触させる際に、圧延材の送り速度と同一の外周速度で
レベラーロールを回転させ、圧延材に対するスリップを
防止することができるようにしたテンションレベラーを
提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、重ね合せて段状に接合した圧延材接合部が通
る際にレベラーロールを圧延材から引き離すために、レ
ベラーロールを上下方向に往復動可能としたテンション
レベラーにおいて、前記レベラーロールを支持する複数
本のバックアップロールのうちの一本のみに、ギア式の
減速機を介して駆動装置を接続し、レベラーロールを圧
延材の送り速度と同一の外周速度で回転可能とすると共
に、残りのバックアップロールを摩擦駆動可能とし、更
に、上レベラーロールを対応する各バックアップロール
へ圧接させるスプリングを設けたものである。
る際にレベラーロールを圧延材から引き離すために、レ
ベラーロールを上下方向に往復動可能としたテンション
レベラーにおいて、前記レベラーロールを支持する複数
本のバックアップロールのうちの一本のみに、ギア式の
減速機を介して駆動装置を接続し、レベラーロールを圧
延材の送り速度と同一の外周速度で回転可能とすると共
に、残りのバックアップロールを摩擦駆動可能とし、更
に、上レベラーロールを対応する各バックアップロール
へ圧接させるスプリングを設けたものである。
[作用] 従って本発明では、レベラーロールを圧延材と接触する
際に、駆動装置でレベラーロールの外周速度を圧延材の
送り速度と同一とすることができるため、圧延材とレベ
ラーロールのスリップは起らず、従って圧延材に傷が付
かない。
際に、駆動装置でレベラーロールの外周速度を圧延材の
送り速度と同一とすることができるため、圧延材とレベ
ラーロールのスリップは起らず、従って圧延材に傷が付
かない。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図乃至第3図は本発明の一実施例の説明図である。
圧延材1のライン方向に下レベラーロール2及び上レベ
ラーロール3を千鳥状に配設する。下レベラーロール2
を中間ロール4,5を介してバックアップロール6,7,8で支
持する。同様に上レベラーロール3を中間ロール9,10を
介してバックアップロール11,12,13で支持する(第3
図)。
ラーロール3を千鳥状に配設する。下レベラーロール2
を中間ロール4,5を介してバックアップロール6,7,8で支
持する。同様に上レベラーロール3を中間ロール9,10を
介してバックアップロール11,12,13で支持する(第3
図)。
上記の如く各ロール2乃至13を保持するために、圧延材
1の幅方向に伸びる下フレーム14及び上フレーム15を、
鉛直上下に配設し、下フレーム14及び上フレーム15の対
向面の両側に、各ロール2乃至13のロールチョックを保
持する取付板16,17をボルト18,19で取付ける。
1の幅方向に伸びる下フレーム14及び上フレーム15を、
鉛直上下に配設し、下フレーム14及び上フレーム15の対
向面の両側に、各ロール2乃至13のロールチョックを保
持する取付板16,17をボルト18,19で取付ける。
下側のバックアップロール6は複数の短いロール6′を
端部どうし合わせて圧延材1幅方向に並べ、各ロール
6′の合わせ部をロールチョック20で回転自在に保持
し、各ロールチョック20を取付板16に固定する。バック
アップロール8も同様に取付板16に固定する。該バック
アップロール6,8の両端部に、両方のバックアップロー
ル6,8を同時に回転自在に保持するロールチョック21,22
を設け、各ロールチョック21,22を取付板16に固定す
る。
端部どうし合わせて圧延材1幅方向に並べ、各ロール
6′の合わせ部をロールチョック20で回転自在に保持
し、各ロールチョック20を取付板16に固定する。バック
アップロール8も同様に取付板16に固定する。該バック
アップロール6,8の両端部に、両方のバックアップロー
ル6,8を同時に回転自在に保持するロールチョック21,22
を設け、各ロールチョック21,22を取付板16に固定す
る。
残る下側のバックアップロール7は、軸芯を中空にした
複数の短いロール7′に、各ロール7′端部の中空部23
の回りにスプラインギア24を噛合する穴25を穿設し、該
穴25に噛合させたスプラインギア24でロール7′の端部
どうしを圧延材1幅方向に連結し、又該連結したロール
7′の一方の端部を下フレーム14の端部位置まで延長
し、更に各ロール7′の連通する中空部23に一本のタイ
ロッド26を貫通させ、タイロッド26両端にネジ山を設け
てボルト27を螺着し、ボルト27を締め込んで各ロール
7′の密着度を高め、バックアップロール7の各ロール
7′を一体化する。該バックアップロール7は各ロール
7′の連結部或いは端部等を軸受28を介してロールチョ
ック29で回転自在に保持し、各ロールチョック29を取付
板16に固定する。
複数の短いロール7′に、各ロール7′端部の中空部23
の回りにスプラインギア24を噛合する穴25を穿設し、該
穴25に噛合させたスプラインギア24でロール7′の端部
どうしを圧延材1幅方向に連結し、又該連結したロール
7′の一方の端部を下フレーム14の端部位置まで延長
し、更に各ロール7′の連通する中空部23に一本のタイ
ロッド26を貫通させ、タイロッド26両端にネジ山を設け
てボルト27を螺着し、ボルト27を締め込んで各ロール
7′の密着度を高め、バックアップロール7の各ロール
7′を一体化する。該バックアップロール7は各ロール
7′の連結部或いは端部等を軸受28を介してロールチョ
ック29で回転自在に保持し、各ロールチョック29を取付
板16に固定する。
又、該バックアップロール7の前記延長部30の先端を、
カップリング31を用いて、下フレーム14に突設したブラ
ケット32上に設けた減速機33と接続する。減速機33は、
バックアップロール7と同一軸線上に、カップリング31
側から順に、ケーシング34に設けた軸受35、クラッチ3
6、小径ギア37を有し、且つ小径ギア37と噛合する軸線
の異なる大径ギア38を有する構造とし、該大径ギア38の
軸線上にモータ39を接続する。
カップリング31を用いて、下フレーム14に突設したブラ
ケット32上に設けた減速機33と接続する。減速機33は、
バックアップロール7と同一軸線上に、カップリング31
側から順に、ケーシング34に設けた軸受35、クラッチ3
6、小径ギア37を有し、且つ小径ギア37と噛合する軸線
の異なる大径ギア38を有する構造とし、該大径ギア38の
軸線上にモータ39を接続する。
上記した下側のバックアップロール6,7,8上に端部軸線
上に半球状の突出部を設けた中間ロール4,5を積置し、
中間ロール4,5上に端部軸線上に半球状の突出部を設け
た下レベラーロール2を積置し、中間ロール4,5及び下
レベラーロール2の端部をバックアップロール6,8の両
端側のロールチョック21,22に固定したロール押え40,41
で回転自在ではあるが軸線方向へは移動できないように
拘束する。
上に半球状の突出部を設けた中間ロール4,5を積置し、
中間ロール4,5上に端部軸線上に半球状の突出部を設け
た下レベラーロール2を積置し、中間ロール4,5及び下
レベラーロール2の端部をバックアップロール6,8の両
端側のロールチョック21,22に固定したロール押え40,41
で回転自在ではあるが軸線方向へは移動できないように
拘束する。
上記下側の各ロール2,4乃至8と略同様に、上側の各ロ
ール3,9乃至12を、上フレーム15にボルト19で固定され
た取付板17に対して固定する。即ち上側のバックアップ
ロール11は複数の短いロール11′を圧延材1幅方向に並
べ、各ロール11′合わせ部をロールチョック42を用いて
取付板17に固定し、バックアップロール13も同様に取付
け板17に固定する。又バックアップロール11,13の両端
部は両方のバックアップロール11,13を同時に保持する
ロールチョック43,44を用いて取付板17に固定する。
ール3,9乃至12を、上フレーム15にボルト19で固定され
た取付板17に対して固定する。即ち上側のバックアップ
ロール11は複数の短いロール11′を圧延材1幅方向に並
べ、各ロール11′合わせ部をロールチョック42を用いて
取付板17に固定し、バックアップロール13も同様に取付
け板17に固定する。又バックアップロール11,13の両端
部は両方のバックアップロール11,13を同時に保持する
ロールチョック43,44を用いて取付板17に固定する。
残る上側のバックアップロール12は、複数の短いロール
12′をスプラインギア及びタイロッドを用いて接続して
一体化し、ロールチョック45を用いて取付板17に固定す
ると共に、一端側を延長し上フレーム15から突設したブ
ラケット46に固定され且つモータ47に接続された減速機
48にカップリング49を介して接続する。
12′をスプラインギア及びタイロッドを用いて接続して
一体化し、ロールチョック45を用いて取付板17に固定す
ると共に、一端側を延長し上フレーム15から突設したブ
ラケット46に固定され且つモータ47に接続された減速機
48にカップリング49を介して接続する。
上側のバックアップロール11,12,13の下に中間ロール9,
10を配して、バックアップロール11,13両端側のロール
チョック43,44に固定したロール押え50,51で中間ロール
9,10の端部を回転自在に支持し且つ軸線方向の移動を拘
束する。
10を配して、バックアップロール11,13両端側のロール
チョック43,44に固定したロール押え50,51で中間ロール
9,10の端部を回転自在に支持し且つ軸線方向の移動を拘
束する。
上レベラーロール3は、中間ロール9,10より長く形成し
て中間ロール9,10の下に配し、且つ両端部近傍を軸受52
を有する軸箱53及び同様の軸箱54で回転自在に保持す
る。軸箱53,54にフック55,56を取付け、上フレーム15両
端側にスプリングボックス57,58を突設する。スプリン
グボックス57,58にスプリング59,60の一端側をボルト6
1,62で固定すると共に、スプリング59,60の他端側に係
止具63,64を取付けて、係止具63,64を軸箱53,54に設け
たフック55,56に引掛け、軸箱53,54ごと上レベラーロー
ル3をスプリング59,60の作用で上方に向けて押し付け
て上レベラーロール3及び中間ロール9,10並びにバック
アップロール11,12,13を相互に密着する。更に、上レベ
ラーロール3両端部軸線上に半球状の突出部65,66を設
け、取付板17に設けたロール押え67,68で上レベラーロ
ール3の突出部65,66を両端側から回転自在に支持する
と共に軸線方向の移動を拘束する。
て中間ロール9,10の下に配し、且つ両端部近傍を軸受52
を有する軸箱53及び同様の軸箱54で回転自在に保持す
る。軸箱53,54にフック55,56を取付け、上フレーム15両
端側にスプリングボックス57,58を突設する。スプリン
グボックス57,58にスプリング59,60の一端側をボルト6
1,62で固定すると共に、スプリング59,60の他端側に係
止具63,64を取付けて、係止具63,64を軸箱53,54に設け
たフック55,56に引掛け、軸箱53,54ごと上レベラーロー
ル3をスプリング59,60の作用で上方に向けて押し付け
て上レベラーロール3及び中間ロール9,10並びにバック
アップロール11,12,13を相互に密着する。更に、上レベ
ラーロール3両端部軸線上に半球状の突出部65,66を設
け、取付板17に設けたロール押え67,68で上レベラーロ
ール3の突出部65,66を両端側から回転自在に支持する
と共に軸線方向の移動を拘束する。
上記レベラーには、下レベラーロール2と上レベラーロ
ール3を圧延材1から離すために、下フレーム14或いは
上フレーム15の一方又は双方を圧延材1と反対側に移動
する図示しないシリンダ等を設けてある。
ール3を圧延材1から離すために、下フレーム14或いは
上フレーム15の一方又は双方を圧延材1と反対側に移動
する図示しないシリンダ等を設けてある。
圧延材1の形状矯正を行う場合には、減速機33,48のク
ラッチ36を切り、モータ39,47の駆動力をバックアップ
ロール7,12に伝達させないようにしておき、千鳥状に配
した下レベラーロール2と上レベラーロール3間に圧延
材1を通すと、圧延材1は下レベラーロール2と上レベ
ラーロール3により所要曲率半径の塑性曲げを与えられ
形状を矯正される。
ラッチ36を切り、モータ39,47の駆動力をバックアップ
ロール7,12に伝達させないようにしておき、千鳥状に配
した下レベラーロール2と上レベラーロール3間に圧延
材1を通すと、圧延材1は下レベラーロール2と上レベ
ラーロール3により所要曲率半径の塑性曲げを与えられ
形状を矯正される。
このとき下レベラーロール2の回転は中間ロール4,5に
伝わり、更に中間ロール4,5の回転はバックアップロー
ル6,7,8に伝達されて、各ロール2,3乃至8は圧延材1の
送り速度と同一の外周速度で回転している。同様に上レ
ベラーロール3及び中間ロール9,10並にバックアップロ
ール11,12,13も圧延材1の送り速度と同一の外周速度で
回転している。
伝わり、更に中間ロール4,5の回転はバックアップロー
ル6,7,8に伝達されて、各ロール2,3乃至8は圧延材1の
送り速度と同一の外周速度で回転している。同様に上レ
ベラーロール3及び中間ロール9,10並にバックアップロ
ール11,12,13も圧延材1の送り速度と同一の外周速度で
回転している。
圧延材接合部が通過する場合には、シリンダを作動させ
て下レベラーロール2及び上レベラーロール3を圧延材
1から引き離し、圧延材1の接合部が上下のレベラーロ
ール2,3に衝突するのを防止する。圧延材1の接合部が
通過し終ったら、減速器33のクラッチ36をつなぐと、モ
ータ軸から減速器33の大径ギア38に伝わり、大径ギア38
から噛合する小径ギア37に伝わっていたモータ39の駆動
力が、クラッチ36によりバックアップロール7に伝達さ
れる。バックアップロール7はスプラインギヤ24とタイ
ロッド26により一体化されているため、モータ39に駆動
されて圧延材1の送り速度と同一の外周速度で全てのロ
ール7′が回転し、バックアップロール7の回転は中間
ロール4,5に伝わり、中間ロール4,5の回転は下レベラー
ロール2に伝わり、下レベラーロール2は圧延材1の送
り速度と同一の外周速度で回転する。同様に上フレーム
15側では、モータ47の駆動力を減速機48からバックアッ
プロール12に伝え、バックアップロール12の回転を中間
ロール9,10に伝え、中間ロール9,10の回転を上レベラー
ロール3に伝えて上レベラーロール3を圧延材1の送り
速度と同一の外周速度で回転させる。上レベラーロール
3はスプリング59,60により上方に押し付けられている
ため各ロール3,9,10,11,12,13の密着性が良く従ってバ
ックアップロール12の回転を中間ロール9,10を介して正
しく上レベラーロール3に伝えられる。下レベラーロー
ル2と上レベラーロール3の外周速度が圧延材1の送り
速度と同一になったら、シリンダを作動させて、下レベ
ラーロール2と上レベラーロール3が千鳥状の配置とな
るように、下フレーム14及び上フレーム15の一方或いは
双方を圧延材1に向けて移動する。下レベラーロール2
と圧延材1及び圧延材1と上レベラーロール3は同一の
速度で回転或いは進行しているため、接触する時にスリ
ップを起こさず、従って圧延材1に傷が付くことはな
い。圧延材1との接触後、下レベラーロール2と上レベ
ラーロール3は更に押し込まれて再び圧延材1に対して
千鳥状の配置となる。
て下レベラーロール2及び上レベラーロール3を圧延材
1から引き離し、圧延材1の接合部が上下のレベラーロ
ール2,3に衝突するのを防止する。圧延材1の接合部が
通過し終ったら、減速器33のクラッチ36をつなぐと、モ
ータ軸から減速器33の大径ギア38に伝わり、大径ギア38
から噛合する小径ギア37に伝わっていたモータ39の駆動
力が、クラッチ36によりバックアップロール7に伝達さ
れる。バックアップロール7はスプラインギヤ24とタイ
ロッド26により一体化されているため、モータ39に駆動
されて圧延材1の送り速度と同一の外周速度で全てのロ
ール7′が回転し、バックアップロール7の回転は中間
ロール4,5に伝わり、中間ロール4,5の回転は下レベラー
ロール2に伝わり、下レベラーロール2は圧延材1の送
り速度と同一の外周速度で回転する。同様に上フレーム
15側では、モータ47の駆動力を減速機48からバックアッ
プロール12に伝え、バックアップロール12の回転を中間
ロール9,10に伝え、中間ロール9,10の回転を上レベラー
ロール3に伝えて上レベラーロール3を圧延材1の送り
速度と同一の外周速度で回転させる。上レベラーロール
3はスプリング59,60により上方に押し付けられている
ため各ロール3,9,10,11,12,13の密着性が良く従ってバ
ックアップロール12の回転を中間ロール9,10を介して正
しく上レベラーロール3に伝えられる。下レベラーロー
ル2と上レベラーロール3の外周速度が圧延材1の送り
速度と同一になったら、シリンダを作動させて、下レベ
ラーロール2と上レベラーロール3が千鳥状の配置とな
るように、下フレーム14及び上フレーム15の一方或いは
双方を圧延材1に向けて移動する。下レベラーロール2
と圧延材1及び圧延材1と上レベラーロール3は同一の
速度で回転或いは進行しているため、接触する時にスリ
ップを起こさず、従って圧延材1に傷が付くことはな
い。圧延材1との接触後、下レベラーロール2と上レベ
ラーロール3は更に押し込まれて再び圧延材1に対して
千鳥状の配置となる。
尚、本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、バ
ックアップロール7,12に限らず、バックアップロール6,
8,11,13のいずれかを駆動するようにし得ること、その
他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得
ること等は勿論である。
ックアップロール7,12に限らず、バックアップロール6,
8,11,13のいずれかを駆動するようにし得ること、その
他本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更を加え得
ること等は勿論である。
[発明の効果] 上記したように、本発明のテンションレベラーによれ
ば、レベラーロールを駆動して圧延材の送り速度と同一
の外周速度で回転させることができるので、圧延材接合
部通過時にオープンして圧延材から引き離したレベラー
ロールをリターンし圧延材に接触させる際に、圧延材と
ロール間の速度差から生じていた圧延材及びロール表面
の傷を防止し得、又、ギア式の減速機を介して駆動装置
を接続するメカタイ構造としているので、各部のガタが
極小となって回転振動などの発生を抑えることができ、
更に、レベラーロールを支持する複数本のバックアップ
ロールのうちの一本のみを駆動して残りのバックアップ
ロールを摩擦駆動としたので、各バックアップロールが
磨耗して互いに径差が生じた場合でも支障なく運転を継
続することができる等の優れた効果を奏し得る。
ば、レベラーロールを駆動して圧延材の送り速度と同一
の外周速度で回転させることができるので、圧延材接合
部通過時にオープンして圧延材から引き離したレベラー
ロールをリターンし圧延材に接触させる際に、圧延材と
ロール間の速度差から生じていた圧延材及びロール表面
の傷を防止し得、又、ギア式の減速機を介して駆動装置
を接続するメカタイ構造としているので、各部のガタが
極小となって回転振動などの発生を抑えることができ、
更に、レベラーロールを支持する複数本のバックアップ
ロールのうちの一本のみを駆動して残りのバックアップ
ロールを摩擦駆動としたので、各バックアップロールが
磨耗して互いに径差が生じた場合でも支障なく運転を継
続することができる等の優れた効果を奏し得る。
第1図は本発明の一実施例の説明図、第2図は第1図の
全体図、第3図は第2図のIII−III矢視図である。 図中1は圧延材、2は下レベラーロール、3は上レベラ
ーロール、39,47はモータを示す。
全体図、第3図は第2図のIII−III矢視図である。 図中1は圧延材、2は下レベラーロール、3は上レベラ
ーロール、39,47はモータを示す。
Claims (1)
- 【請求項1】重ね合わせて段状に接合した圧延材接合部
が通る際にレベラーロールを圧延材から引き離すため
に、レベラーロールを上下方向に往復動可能としたテン
ションレベラーにおいて、前記レベラーロールを支持す
る複数本のバックアップロールのうちの一本のみに、ギ
ア式の減速機を介して駆動装置を接続し、レベラーロー
ルを圧延材の送り速度と同一の外周速度で回転可能とす
ると共に、残りのバックアップロールを摩擦駆動可能と
し、更に、上レベラーロールを対応する各バックアップ
ロールへ圧接させるスプリングを設けたことを特徴とす
るテンションレベラー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61296160A JPH0741317B2 (ja) | 1986-12-11 | 1986-12-11 | テンシヨンレベラ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61296160A JPH0741317B2 (ja) | 1986-12-11 | 1986-12-11 | テンシヨンレベラ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63149017A JPS63149017A (ja) | 1988-06-21 |
JPH0741317B2 true JPH0741317B2 (ja) | 1995-05-10 |
Family
ID=17829933
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP61296160A Expired - Fee Related JPH0741317B2 (ja) | 1986-12-11 | 1986-12-11 | テンシヨンレベラ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0741317B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101157661B1 (ko) * | 2004-01-06 | 2012-06-20 | 지멘스 바이 메탈스 테크놀로지 에스에이에스 | 금속 밴드의 템퍼 롤링 장치와, 금속 밴드의 템퍼 롤링을개선하는 방법 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6384729A (ja) * | 1986-09-30 | 1988-04-15 | Kawasaki Steel Corp | テンシヨンレベラの運転方法 |
-
1986
- 1986-12-11 JP JP61296160A patent/JPH0741317B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101157661B1 (ko) * | 2004-01-06 | 2012-06-20 | 지멘스 바이 메탈스 테크놀로지 에스에이에스 | 금속 밴드의 템퍼 롤링 장치와, 금속 밴드의 템퍼 롤링을개선하는 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63149017A (ja) | 1988-06-21 |
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