JPH0741087U - ディスクブレーキの目視式ウエアインジケータ - Google Patents

ディスクブレーキの目視式ウエアインジケータ

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JPH0741087U
JPH0741087U JP6907093U JP6907093U JPH0741087U JP H0741087 U JPH0741087 U JP H0741087U JP 6907093 U JP6907093 U JP 6907093U JP 6907093 U JP6907093 U JP 6907093U JP H0741087 U JPH0741087 U JP H0741087U
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JP
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lining
rotor
disc brake
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JP6907093U
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仁 古川
茂 吉澤
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Akebono Brake Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ライニングが摩耗限度まで摩耗したときにロ
ータに着色痕を形成する型のディスクブレーキにおい
て、製造容易な、着色材を組込んだパッドを得ようとす
る。 【構成】 大径部10a、小径部10bを持つホルダ1
0を、ライニングを外れた位置においてロータに向けて
取付板13に固定する。大径部10aに固形着色材12
を嵌入し支持させる。着色材12の先端は、ライニング
の摩耗限度の厚さ位置に突出させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案に係るディスクブレーキの目視式ウエアインジケータは、自動車、鉄 道車輛、産業機械等に使用されるディスクブレーキ全般に使用して、パッドのラ イニングの摩耗程度を目視により知り得るようにしたウエアインジケータに関す る。
【0002】
【従来の技術】
ディスクブレーキは、例えば自動車の車輪等の回転部分に連結されて連動する ロータの両側面にパッドを押付け、そのライニングとロータとの摩擦によりロー タを介して車輪等を制動する装置である。
【0003】 パッドのライニングは、制動する毎にロータと摩擦するため次第に摩耗する。 摩耗が極端に進んで、パッドの裏金がロータと接触するようになると、制動作用 が失なわれてしまうので危険である。そこでライニングが所定の摩耗限度まで摩 耗すると、十分厚いライニングを持つ新しいパッドと交換しなければならない。
【0004】 ライニングが摩耗限度まで摩耗したことを知るのは、種々の手段が考えられて いるが、例えば特公昭47−11017号公報には、図4、図5に示したような 、ライニング1が限度まで摩耗すると、空洞2のロータ側端部が削り開かれて、 空洞2内に充填した着色剤3がロータ4に付着し、パッドを交換する時期に達し たことを知らせるようにしたディスクブレーキの目視式ウエアインジケータが記 載されている。図4、図5において15は空洞2の入口を塞ぐ蓋、5はパッドの 裏金、6はピストン、7はキャリパ、8はロータ4に付着した着色痕を示す。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記の従来例は、ライニング1中に空洞2を形成して着色剤3を充填し、蓋1 5を施した上、裏金5に接着するものであるから、パッドの製作が面倒になると 共に、使用材料によっては加熱接着工法を使用できないという不便があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ディスクブレーキのライニングが使用限度まで摩耗したときにロー タに着色する型の目視式ウエアインジケータを改良したものであって、ライニン グを外れた位置において裏金に、固形着色材を支持するホルダを取付けたもので ある。
【0007】
【作用】
着色材のホルダは、ライニングを外れた位置において裏金に取付けるから、裏 金とライニングとを接着する作業とは互に影響されることなく、取付けをするこ とができ、取付け作業を円滑に行なうことができる。
【0008】
【実施例】
図1〜図3は、鉄道車輛用ディスクブレーキのパッドについて本考案の実施例 を示し、図1はパッドのライニング側から見た正面図、図2は図1のB−B拡大 断面図、図3は着色材ホルダの拡大斜視図である。
【0009】 ホルダ10は銅板製で、図3のように筒状をなし、大径部10aには切込み1 1を設けてチョーク又はクレヨン等の棒状の固形着色材12を弾力的に挟持する 。ホルダの小径部10bは、ライニング1を外れた位置において取付板13に穿 設した孔14に挿通され、端部10cをかしめ広げて取付板13に固定される。 接着剤、ろう付けにより取付けてもよい。この実施例は、鉄道車輛用ディスクブ レーキであるため、裏金5とライニング1とを結合したものを取付板13に取付 けてパッドとし、これをディスクブレーキに組込むようにしているが、裏金5と 結合された取付板13は、通常のディスクブレーキの裏金と同等に作用するもの であるから、この明細書では、これをも裏金と称している。取付板を使用しない ディスクブレーキの場合は、ホルダを通常の裏金に取付ければよい。
【0010】 このように構成されるから、ライニング1がロータと摩擦して使用限度まで摩 耗が進むと、ホルダ10の大径部10aの先端がロータ側面に接触するようにな る。こうなるとホルダ10は、大径部10aの先端でロータに摩擦されてそれ自 体も摩耗しながら着色材12をロータ側面に押付け、ロータ側面に着色痕を形成 する。これによりライニングが摩耗限度に達したことを目視により知ることがで きる。
【0011】 ホルダ10を裏金に取付ける位置は、制動時に着色痕がライニングで摺られな い位置が望ましいが、着色材はロータに形成される凹凸条にくい込むので、色が 薄れることはあっても視認することは可能である。殊に鉄道車輛用ディスクブレ ーキのように硬質のライニングを使用するものでは、認識し易い。
【0012】 ライニングの摩耗に従ってロータ側面に着色痕を形成するから、車輛の検査場 に設置されたビデオカメラによりロータ側面を撮影し、又はロータ側面の状況を 撮影するビデオカメラを車輛に設置して、その出力をコンピュータで画像処理し て着色痕の発生を検知し信号を発するようにすれば、ディスクブレーキ保守の省 人化、効率化を行なうことができる。鉄道車輛のような大型車輛においては、こ のように構成することは容易である。
【0013】
【考案の効果】
(1) 着色材を挟持する筒状のホルダ10を裏金に取付けるから、着色材の取付け が容易である。
【0014】 (2) ロータに付着する着色材を目視してライニングが摩耗限度に達したことを知 ることができる。
【0015】 (3) この着色痕をカメラで撮影し画像をコンピュータ処理することにより、パッ ドが交換時期に来たことを自動的に検知し警告でき、車輛保守の省人化、効率化 に貢献できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すパッドのライニング側か
ら見た正面図。
【図2】図1のB−B拡大断面図。
【図3】ホルダの拡大斜視図。
【図4】着色痕による目視式ウエアインジケータの従来
例を示すパッドの正面図。
【図5】図4のA−A断面図。
【符号の説明】
1 ライニング 2 空洞 3 着色剤 4 ロータ 5 裏金 6 ピストン 7 キャリパ 8 着色痕 10 ホルダ 10a 大径部 10b 小径部 10c 端部 11 切込み 12 着色材 13 取付板 14 孔 15 蓋

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形着色材を支持するホルダを、車輪と
    共に回転するロータ側に先端を向けて、ライニングから
    外れた位置において裏金に取付けたディスクブレーキの
    目視式ウエアインジケータ。
JP1993069070U 1993-12-24 1993-12-24 ディスクブレーキの目視式ウエアインジケータ Expired - Lifetime JP2596827Y2 (ja)

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JPH0741087U true JPH0741087U (ja) 1995-07-21
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100436282B1 (ko) * 2000-07-13 2004-06-16 주식회사 지앤지테크놀러지 라이닝 마모 한계 표시장치를 갖는 브레이크 장치
JP2012042045A (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Endless Project:Kk ブレーキパッド

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KR100436282B1 (ko) * 2000-07-13 2004-06-16 주식회사 지앤지테크놀러지 라이닝 마모 한계 표시장치를 갖는 브레이크 장치
JP2012042045A (ja) * 2010-08-23 2012-03-01 Endless Project:Kk ブレーキパッド

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