JPH0740949Y2 - 自動販売機の防水構造 - Google Patents

自動販売機の防水構造

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JPH0740949Y2
JPH0740949Y2 JP8948289U JP8948289U JPH0740949Y2 JP H0740949 Y2 JPH0740949 Y2 JP H0740949Y2 JP 8948289 U JP8948289 U JP 8948289U JP 8948289 U JP8948289 U JP 8948289U JP H0740949 Y2 JPH0740949 Y2 JP H0740949Y2
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JP
Japan
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main body
door
gutter
opening
rainwater
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光雄 鈴木
正夫 三井田
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東芝機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、本体とその前面開口側に開閉可能に装着され
る前面扉との間から浸入される雨水によって、本体内の
電装部品などに漏洩が及ばないようにした自動販売機の
防水構造のに関する。
(従来の技術) この種防水構造としては、例えば実開昭62-23374号公報
に見られるように、前面扉と本体の前面開口部との間に
介在されるシール部材として設けられるパッキンなどが
経時変化などで劣化するなどして、このパッキンと上記
開口部の上端縁部との間から雨水が浸入するような場合
に備えて、本体の前面開口部に枢着される開閉自在の前
面扉側の内側上部に、断面U字状をなす樋部材が配設さ
れており、これによって閉扉時において浸入する雨水
を、上記樋部材内に受け入れてその両端から前面扉の外
方へと排水できるようにしたもので、防水構造として上
記前面扉が一枚扉である限りにおいては何等の問題もな
いものである。
(考案が解決しょうとする課題) しかしながら、扱い商品数が増大するなどして自動販売
機が大型化されるような場合には、これに付随して前面
扉も大型化されるために、この前面扉が片開の一枚扉で
構成されていると、メンテナンス時などにおいて、この
前面扉を開閉する際の安定性が極めて悪いものとなる。
また、その開放操作に支障なきよう本体の前方に大きな
スペースを確保する必要性があり、設置スペース上の制
約も受ける。
このようなことから、上記前面扉の構成としては、左右
に二分させた観音扉式としたものを採用することが考え
られるが、雨水の浸入に対する内部の防水構造として、
従来の前面扉側に樋部材を設けるものでは、樋自体も二
分させねばならず、扉中央の合わせ目に相当する部分に
発生する隙間に対しての防水効果が阻害されると言う新
たな問題が発生する。
本考案は、このような問題を解決しょうとするもので、
自動販売機の設置スペース上の制約を受けにくく、開閉
時の安定性にも優れた左右両開とする観音扉式の前面扉
を採用するに好適した自動販売機の防水構造を提供する
ことを目的とする。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 本考案は、左右に二分された観音扉式の前面扉を、シー
ル部材を介して本体の前面開口部に開閉可能に枢着させ
るものにおいて、本体上方の前面開口部に沿って、その
全長に渡り上記開口部から前方に突出形成させた樋を本
体側に取着させ、この樋を前面扉の閉扉時に、左右に二
分される両扉の裏面側上方の後端縁部と、本体の前面開
口部側の上方前端縁部とが、シール部材を介して接合す
る直下に位置させて、上記開口部と前面扉との接合上部
から浸入される雨水を、上記樋内に受け止めて本体外に
排水させるようにしたものである。
(作用) 本考案では、前面扉を観音扉式とすることによって、そ
の閉扉時に、中央に発生し易い隙間であるとか、シール
部材の劣化などによって前面開口部と前面扉とが接合当
接する上方に発生するような隙間から、雨水が浸入する
ようなことがあっても、これらいずれの隙間から浸入す
る雨水に対しても、全て本体開口部の上方側に設けられ
た樋内で受け止めて、本体外に導出排水される。しかも
前面扉を開放させた場合にも、本体の天板上に溜まって
開口部側に流動する雨水も上記樋内に受け入れることが
できるので、天板上から流れ落ちる雨水が、本体の内方
に迄で浸入するようなことも未然に防止される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例の構成を図面を参照して説明す
る。
第3図において、1は自動販売機の本体で、この本体1
は前面が開口する箱形状に構成されている。そしてこの
本体1の前面開口部2には、左右に二分された観音扉式
の前面扉3、3が開閉可能に枢着されている。この前面
扉3、3の一方側には、販売口4が形成されているとと
もに、他方側には購入商品を選択する多数の選択釦5、
5…と、コイン投入口6および釣り銭返却口7などが夫
々に配備されている。またその詳細は周知構造として省
略するが、前面扉3、3の裏面側には第1図乃至第2図
に示すように、例えば上記販売口4からカップ入りの飲
料を販売させるものでは、その注出飲料を受け入れるカ
ップを格納して排出させるカップ格納ケース8であると
か、電装品などを包囲格納するカバーケース9などが、
各扉3,3の後方にその一部を張出す状態で分散装着され
ている。また、これら前面扉3,3の裏面側のケース8、
9上には、本体1の前面開口部2に沿って後述する樋1
0、11が配設される空間12が形成されるように、その裏
面側の上方端を下方に向けて折曲させた後端縁部13が、
上記本体1の前面開口部2側上方の前端縁部14と閉扉時
において対向接合するようになっている。そして、上記
本体1の開口部2側と前面扉3、3の裏面側とが接合す
る部分には、パッキングなどのシール部材15が介在取着
されており、本体1のその上方側では、開口部2の前端
縁部14に取着されており、閉扉時においてこれらのシー
ル部材15によって、本体1内の気密が保てるようになっ
ている。ところで、自動販売機は室外の店頭に設置され
る場合が多く雨天時、経時変化などで上記シール部材15
の気密性に変化が生じると、前面扉3、3と本体1上方
の接合部から雨水が浸入することがあり、これに供えて
下記する樋10および樋11、11が配設されることになる。
すなわち、符号10で示す樋は、本体1の前面開口部2の
上方側前端縁部14の裏面に一側面側を取着するととも
に、その開口部2の左右方向に沿った全長に渡って他側
面側を前方に突設させて形成したもので、この樋10を本
体1側に取り付けられている点が本案の特徴とする部分
であって上述した前面扉3、3の閉扉時に、この前面扉
3、3の裏面側上方の後端縁部13と、シール部材15を介
して本体1の上記前面開口部2側上方の前端縁部14とが
接合される直下に位置するようになる。そしてその直下
となる上記開口部2と各前面扉3、3とが接合する本体
1の上方側から浸入する雨水が、この樋10内に受け入れ
られると、その雨水はこの樋10の案内作用で左右に導か
れた後、本体1外に排水される。
一方符号11,11で示す樋は、必ずしも必要とするもので
はないが、何等かの原因によって上記樋10から溢れ出た
雨水を受け入れるべく、補助的に設けられたもので、従
来構成と同様に前面扉3,3側に設けているが、この各扉
3,3に二分された状態で上述した裏面側の上方に形成さ
れる空間12に位置されて、閉扉時の状態では本体1側に
取着した上記樋10の下面側に重合するように取着配設さ
せている。したがってこの樋11、11は、上記上部側の樋
10に、例えば塵埃などが詰まるなどして排水バランスが
崩れて、上部側の樋10から溢れ出るような雨水が受け入
れられて、この樋11を介して溢れ出た雨水を本体1外に
導いてやることができるから、万一に備えた本体1内部
への浸入水に対しても防水作用の確実性がを増す。
また、左右に二分された前面扉3,3同志の中央の合せ目
部分の後方に、第1図に示すようにその各扉3,3の裏面
側が、前後に互い違いとなって重なり合う重合部分16、
16を設けて、その一方側には、パッキンとしてのシール
部材17を貼着させている。このようにすると、単に本体
1内に対する前面扉3,3の前方側の隙間を封じるだけに
止まらず、上部側の上述した樋10から溢れ出た雨水を受
け入れて排水させる、前面扉3,3側に設けた樋11、11内
から流動する雨水の本体1内への浸入も阻止できこの雨
水は、その重合部分16、16の前方の側面同志の合せ目部
分に沿って、この部分からも下方側に導いて本体1外に
排水させることができる。
したがって、上述した実施例によれば自動販売機の大型
化に伴って発生する従来の片開きとする一枚扉構成の不
具合点を回避する目的において、観音式の前面扉3,3
を、本体1の前面開口部2に開閉可能に枢着させたこと
によって、その閉扉時において発生する前面扉3,3同志
の上部中央の隙間から入り易い雨水であるとか、或いは
前面開口部2上方の前端縁部14と、各前面扉3,3の裏面
側上方の後端縁部13とが接合する間に介在装着されたシ
ール部材15が劣化するなどして、その気密性が阻害され
ることによって生じる上方の隙間から浸入するような雨
水に対しても、そのいずれもを本体1側に取着され、開
口部2上方の全長に渡って前方に突出させた上方側の一
つの樋10で受け入れることができ、したがって上記各隙
間から浸入される全ての雨水は、この樋10を介して本体
1外に排水できる。また、この上方側の樋10は、メンテ
ナンス時に前面扉3,3を開放させた場合でも、例えば本
体1の天板上に溜まって流れ落ちるような雨水に対して
も、これを受け入れて排水できるので、本体1内に格納
される機械や電装品を濡らさずにすみこの点でも好都合
なものとなる。さらに何等かの原因によって、上記上方
側の樋10から溢れ出るような雨水があったとしても、こ
の樋10の下方には、前面扉3,3側に設けた樋11、11で受
け入れて本体1内に流れ出すことも防止しているので、
万が一に備えての防水性も向上させることもできる。
[考案の効果] 以上のように本考案によれば、前面扉の開閉時の安定性
が向上し、かつその開放を妨げない範囲で制約を受ける
自動販売機の設置スペースを軽減できるなどの点で自動
販売機を大型化する場合に有利となる。また観音扉式の
前面扉を採用する上で、雨水の浸入に対して本体内への
防水性に対しての阻害要因となる樋を本体側に取着した
一本の樋で受け止めて、本体外に導いて排水させること
ができるので本体内部の電装品などに漏洩が及ぶことも
確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す要部の分解斜視図、第
2図は同要部の縦断面図、第3図は外観斜視図である。 1……本体、2……前面開口部、3、3……前面扉、10
……樋、13……後端縁部、14……前端縁部、15……シー
ル部材、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右に二分された観音扉式の前面扉を、シ
    ール部材を介して本体の前面開口部に開閉可能に枢着さ
    せるものにおいて、本体上方の前面開口部に沿って、か
    つその全長に渡り上記開口部から前方に突出形成させた
    樋を本体側に取着させ、この樋を前面扉の閉扉時に、左
    右に二分される両扉の裏面側上方の後端縁部と、本体の
    前面開口部側の上方前端縁部とが、シール部材を介して
    接合する直下に位置させて、上記開口部と前面扉との接
    合上部から浸入される雨水を、上記樋内に受け止めて排
    水させるようにしたことを特徴とする自動販売機の防水
    構造。
JP8948289U 1989-07-28 1989-07-28 自動販売機の防水構造 Expired - Fee Related JPH0740949Y2 (ja)

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JPH0330185U JPH0330185U (ja) 1991-03-25
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