JPH0740456U - 箱状ケース - Google Patents

箱状ケース

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JPH0740456U JP7451493U JP7451493U JPH0740456U JP H0740456 U JPH0740456 U JP H0740456U JP 7451493 U JP7451493 U JP 7451493U JP 7451493 U JP7451493 U JP 7451493U JP H0740456 U JPH0740456 U JP H0740456U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 重ね合わせが容易で特定方向のみからスライ
ドするように取り出すことが容易な箱状ケースを提供す
る。 【構成】 積み重ねることができる箱状ケース1におい
て、重ね面の一方に凸部3、他方に前記凸部3に嵌合す
る凹部6が形成されており、凸部3はその側面からみて
先細りとなる傾斜面からなり、上方から見て鋭角をなす
頂点部24が設けられており、この傾斜面上の頂点部24に
つながる稜線18に沿うように容易にずれる特定ズレ方向
を設けた構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は各種の物品を収納する箱状ケースに関し、特に、合成樹脂等で成型さ れたもので、これを複数個積み重ねて保管や搬送したりする際に、その取り扱い 勝手が向上するように改善された箱状ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えば物流あるいは各種製品の生産工場等において、特定の物品を 収納する箱状ケースが利用されている。この箱状ケースは収納する物品の取り扱 い性の向上や該物品を保護するべく使用するものであって、多くの場合、成形性 や取り扱い性の点から合成樹脂製のものが多用されており、原料、半製品あるい は製品をその目的に応じて適宜収納することができる。 この箱状ケースの一例として、例えば磁気テープカセットを収納するものがあ り、これは一般ユーザーや業務用として使用されている。特に業務用の場合にお いては、磁気テープカセットを多量に取り扱うために、箱状ケースに入れて複数 個重ね合わせて運んだりすることが頻繁に行われる。このような使用条件におい て、保管や搬送に際して箱状ケースが例えば荷ぐずれを生じないようにして取り 扱い性を向上させるべく下記の如き種々の提案がなされている。
【0003】 その一つに、例えばEPO217254B1に示されたものがある。この構成 は、比較的滑り易い材質にて形成された箱状ケースの外側表面の一部又は全体に 規則的に丸いボタン状(半球形状)の突起を設け、ケースを2つ積み重ねた時に 突起が引掛り滑り落ちないようにしたことを特徴とするものである。
【0004】 また、実開昭54−33114号公報に開示されたものは、磁気テープカセッ トを収納する収納部と、これを閉塞する蓋体との外側面部に連結機構として対を なす凹凸部であって、この凹部が奥広がりである一方、凸部は先端広がりの構成 であり、1つのケース上に他のケースを重ねるときに前記連結機構の凸部に他方 の凹部を嵌合させて係止させるもので、この凹部は磁気テープカセットのリール の回り止めフィンの反対面に該フィンの肉厚を利用して比較的深く形成されたも ので、この凹凸部の嵌合量が比較的大きく構成されている。
【0005】 また、実開昭54−176312号公報に開示されたものは、磁気テープカセ ットを収納する箱状ケースの上面に凹部、この凹部に対応する形の凸部分が下面 にあり、側面の一方に凹部分、この凹部に対応する形の凸部分が反対の側面にあ り、これらの凹部分、凸部分はいずれも内側にくいこむ傾斜角度のあるもので、 この凹部に対応する凸部をスライドさせて脱着が自由にできるものである。この 公報に示された構成のように凹凸のくいこみ嵌合のものは、実開昭57−228 83号、実開平1−76477号公報等にも開示されている。
【0006】 さらに、実開昭54−145128号公報に示されたものは、外筐における左 右側板の互いに対応する複数の水平位置に、ガイド突起および切欠溝を設け、且 つこれらの前後の位置が両側板に於いて互いに逆に対応する如く形成され、一方 の側板のガイド突起および切欠溝が他方の側板の切欠溝およびガイド突起にそれ ぞれ係合される様に、二以上の外筐を結合し得る如く構成した磁気テープカセッ トの収納ケースである。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記各号の公報に提案されたものは、ケース同志の連結および ケースを積み重ねた時の荷くずれや位置ずれを防止はしているが、上記EPO2 17254B1に示された構成の場合には、重ね合わせる接触面の接触抵抗を増 大させてケース同士のずれを回避する構成であり、重ね合わせるには容易である が運搬中には何れの方向に傾けて滑落してしまうという問題がある。一方、実開 昭54−33114号公報に示された構成の場合には凸部が比較的大きく突出し ていることから、折れ易く且つ重ね合わせをする時に凸部と凹部との位置を確認 しなければならなかったり、或は嵌合をきつくすると嵌め合い操作並びに嵌合を 解除する操作が容易でなくなったりする欠点がある。
【0008】 また、実開昭54−176312号公報に示された構成の場合には、ケース同 士をスライドさせるような操作をしなければ脱着できないため、多数個を積み重 ねるには時間が掛るばかりか、積み重ねられた内の一つを取り出すには煩雑にな るという問題がある。さらに、実開昭54−145128号公報に示された構成 の場合には、前述の実開昭54−176312号公報に示された構造の場合より はケース同士の着脱の手間が少ないが、同一面上の一方側にガイド突起があり他 方側に切欠溝が設けられている構成であることから、ケース同士を組み付けの時 の操作に注意を必要とする等の欠点を有している。
【0009】 また、上記した嵌合構造のものにおいては、何れの場合にも凹凸部分が引っ掛 かるような形状であることから、ケース同士の着脱操作が大変なだけでなく、金 型製作上のコストアップは否定し難く、加えて、業務用として多数のケースを積 み重ねたものから必要なものを取り出すには、凹凸部による嵌合構造、ガイド溝 と凸状とによるスライド構造では、その取出方向は設定し易いもののケース同士 の分離に手間が掛ることから、素早く箱状ケースを送りだす操作を必要とすると きには、対応できないという欠点があった。 本考案は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、積み 重ねが容易であるだけでなく、積み重ねた状態から特定の方向へ取り出すことが 簡単に行なえて自動送りだしが容易にでき、且つ製品形状(金型構造)が複雑で なく荷くずれ(横ずれ)を防止できる使い勝手に優れた箱状ケースを提供しよう とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本考案の上記目的は、ケース外面同士を対向させるようにして積み重ねること ができる箱状ケースにおいて、前記箱状ケースの重ね面の一方に凸部、他方に前 記凸部に対応する凹部が形成されており、前記凸部はその側面が凸部上方の頂面 に向って該凸部を先細りにする傾斜面に形成され、且つ該凸部の上端側には上方 から見て鋭角をなす形状の頂点部が設けられ、前記傾斜面によって前記頂点部か ら前記重ね面にわたって延びる稜線が形成されており、前記凸部と前記凹部とが 対応するように重ね合わされたケース同士は前記稜線と該稜線に接触する部分と により該稜線に沿う方向にケース同士の特定ズレ方向を形成するように構成され たことを特徴とする箱状ケースにより達成することができる。 また、前記箱状ケースにおいて、前記稜線によって形成される特定ズレ方向が 一致する複数の前記凸部を設けた構成、前記凸部が前記頂面が前記重ね面と平行 な構成によっても上記目的を達成することができる。
【0011】 また、本考案の同様の目的は、ケース外面同士を対向させるようにして積み重 ねることができる箱状ケースにおいて、前記箱状ケースの重ね面の一方に凸部、 他方に前記凸部に対応する凹部が形成されており、前記凹部はそのへこみを構成 する側面が凹部底面に向ってへこみ形状を先細りにする傾斜面に形成され、前記 凹部底面には前記重ね面側から見て鋭角をなす形状の頂点部が設けられ、且つ前 記傾斜面によって前記頂点部から前記重ね面にわたって延びる谷線が形成されて おり、前記凸部と前記凹部とが対応するように重ね合わされたケース同士は前記 谷線と該谷線に接触する部分とにより該谷線に沿う方向にケース同士の特定ズレ 方向を形成するように構成されたことを特徴とする箱状ケースによっても達成す ることができる。 そして、この箱状ケースにおいて、前記谷線によって形成される特定ズレ方向 が一致する複数の前記凹部を設けた構成や、前記凹部が前記凹部底面が前記重ね 面と平行な構成によっても上記目的を達成することができる。
【0012】
【実施態様】
以下、本考案の一実施態様について図1乃至図8を参照して詳細に説明する。 なお、本実施態様はVHS式の磁気テープカセットを収納する箱状ケースであり 、図1は凸部が形成された部分の部分斜視図、図2は凸部の平面図、図3は図2 のX−X線の沿った部分の凸部の断面図、図4は凹部が形成された部分の部分斜 視図、図5は図4のY−Y線に沿った部分の凹部の断面図、図6は凸部と凹部と の対応状態を示す要部断面図、図7は箱状ケースの凸部を設けた面を上にした全 体斜視図であり、図8は凹部を設けた面を上にした箱状ケースの全体斜視図であ る。
【0013】 先ず、箱状ケース1の全体的な構成について、図7および図8を参照して説明 する。 図7に示すように、箱状ケース1は蓋部分10がヒンジとなる背面部分11( 連続的な壁面構成や両端部分で繋がった不連続な壁面構成のいずれでもよい)を 介して開閉自在に底部分12に連結された合成樹脂製のものであって、該箱状ケ ース1は射出成形等により極めて容易に成形される。そして、前記蓋部分10と 前記底部分12とは図示しない適宜係止手段により、閉じ状態を維持できるよう に構成されている。前記箱状ケース1の蓋部分10の上面2(重ね面)の四隅に は凸部3が配設されている。前記凸部3は平面形状が略三角形に構成されている 。そして、詳細については後述する前記凸部3の稜線18が皆一定方向に設けて ある。 また、図8は前記箱状ケース1の下面5の四隅で前記複数個の凸部3に対応し た位置に該凸部3を受容する凹部6が設けられている。このように1つの前記箱 状ケース1の上面2に前記凸部3を設け、該箱状ケース1の下面5に前記凸部3 に対応する凹部6を設けておくことにより、該箱状ケース1の積み重ねに際して は、前記凹凸部を対応させるようにして、ケース同士の横ずれ等の荷くずれを効 果的に回避できる。また、後述するように前記稜線18により該稜線18に沿う 方向の特定な方向にケース同士がズレ易い方向を設定することができる。
【0014】 以下、図1乃至図6を用いて前記凸部3および前記凹部6の構成並びに作用に ついてより詳細に述べる。 図1乃至図3において、前記箱状ケース1の上面2に設けられた前記凸部3は 該箱状ケース1と一体的に設けられたもので、その平面形状は二等辺三角形や正 三角形状であって、立体的に見ると略三角錐台ともいえる形状である。すなわち 、前記凸部3は凸部上方部分において各角24、25、26を有した三角形の頂 面4を有し、凸部下方部分が各角21、22、23を有して前記頂面4の面積よ りも大きい面積であって、更に、側面14が前記頂面4に向って該凸部3を先細 りにする傾斜面に形成されている。 また、前記凸部3における前記各角は本態様の場合には図示の如く全て鋭角で あるが、特に他の角よりも小さい角度の角を頂点部24として構成している。そ して、前記頂点部24からは前記上面2側の前記角21に向かって延びる稜線1 8が形成されている。この稜線18が上面2との成す角度θは他の稜線48の角 度β並びに各側面14の傾斜角度αよりも小さく構成されている。したがって、 前記凸部3と後述する凹部とが対応するように重ね合わされたケース1同士は前 記稜線18と該稜線18に接触する部分とにより該稜線18に沿う方向にケース 同士の特定ズレ方向(図1中の矢印)を形成することができる。
【0015】 図4および図5において、前記箱状ケース1の下面5には前記凸部3を設けた 位置に対応した位置に、前記凸部3を収納する凹部6が設けてある。前記凹部6 は前記箱状ケース1と一体的に設けられたもので、その深さ並びに形状は例えば 前記凸部3と略一致した構成とすることができる。すなわち、底の角34、35 、36を有した面積の小さい底面7を下にして開口縁の角31、32、33を有 した開口からなる逆三角錐台の形状であり、前記稜線18に対応した谷線19が 底側の頂点部34と角31との間に形成されている。 したがって、図6に示すように、前記凸部3上に図5に示した前記凹部6を裏 返しにして被せると、前記上面2上に前記下面5が接し、前記凸部3と前記凹部 6とは対応して該凸部3の頂面4と該凹部6の底面7とは略接するような状態で 対応する。この状態によって前記箱状ケース1の下段のものと上段のものとは図 6の紙面に対して垂直方向に力が加わっても、前記稜線48や前記凸部3の側面 14と前記凹部3の側面とが係合してケース同士の該方向への横ずれを防ぐこと ができる。
【0016】 また、図6において下側の前記箱状ケース1に対して右側から左側に向う力を 加えても、前記側面14が前記凸部3の対向する側面に当接しているので横ずれ が防止される。 これに対して、下側の前記箱状ケース1の稜線18と上側の前記箱状ケース1 谷線19とが当接する方向の力を加えれば、すなわち図6中において下側の前記 箱状ケース1においては矢印A方向であり、上側の前記箱状ケース1においては 矢印B方向の力が加えられたときに、前記稜線18および前記谷線19に沿った 特定ズレ方向(矢印AおよびB方向)にケース同士を横ズレさせることができる 。このことは、例えば、多数積み重ねられた前記箱状ケース1を上から或は下か ら順にまた中段のものを一定方向に送りだすような押し出し型の自動送りだし装 置を用いたときに、極めて正確な送りだしを行うことができる。 また、積み重ねた状態で搬送や保管するときには、この特定ズレ方向のみにず れないようにすれば良く、前記箱状ケース1の保管や搬送の作業性を高めること ができる。すなわち、搬送中等において多少の外力が加わったときでもズレが発 生することがない。
【0017】 次に本考案の第2の実施態様を図9ないし図12によって詳細に説明する。図 9は凸部の斜視図、図10は凹部の平面図、図11は複数の凸部を設けた箱状ケ ースの斜視図、図12は複数の凹部を設けた箱状ケースの斜視図である。 図9において、箱状ケース1の上面2には凸部8が設けてある。前記凸部8は 前記箱状ケース1と一体的に設けられたもので、4つの稜線18、86、87、 88を有する菱形の四角錐台形状である。ここで、頂面4における頂点部81と 角83は鋭角であるが角82および84は鈍角に構成されている。そして前記各 稜線は頂面4の前記各角81、82、83、84から前記上面2に向かって所定 角度で延びるものであり、このうち頂点部81から下側の角85に延びる稜線1 8の角度θは、例えば前記角81よりも前記角83の平面方向から見た角度を大 きくする等により他の稜線の角度θ1 、θ2 よりも小さく構成することができる 。また、前記凸部8の側面の幅を適宜に変化させるような構成によっても、角度 θと角度θ1 、θ2 との差を付けることができる。
【0018】 図10において、前記箱状ケース1の下面5には前記凸部8を設けた位置に対 応した位置に、前記凸部8を収納する凹部9が設けてある。前記凹部9の形状は 前記凸部8を逆さにした凹み形状であり、前記凸部8の稜線18には、前記底面 7の頂点部91から下面5側の角95に延びる谷線19が対応し、他の前記稜線 86、87、88には谷線96、97、98が対応する形状である。 したがって、図9において前記凸部8上に図10に示した前記凹部9を裏返し にして被せるように、ケース同士を重ねた場合に、下側の前記箱状ケース1(図 9に示した方の箱状ケース)を図9の矢印A方向に移動させるべく力を加えたと きには、前記稜線18が前記谷線19に当接して容易に移動する。しかし、これ とは逆方向に力を加えたときには、前記凹部9の谷線98と前記稜線88(立ち 上がり角度θ1 が大きい) とが当接するので、引っ掛かって移動を阻止する。こ の引っ掛かり作用は、前記稜線86および87の方向、更には前記凸部8の側面 が当接する方向にはケース同士の横ずれを防ぐことができる。 なお、前記稜線88を前記稜線18と同様な小さい角度に設定した場合には、 図9に示す矢印A方向とは逆方向にも移動し易くすることができる。
【0019】 図11は前記箱状ケース1の上面2の四隅に前記凸部8を配設したものである 。この配設においては前記凸部8の前記稜線18を例えばケース開放側に向けた 構成である。そして、図11に示す前記箱状ケース1の反対面側である下面5の 四隅で前記凸部8を設けた位置に対応して前記凹部9を配設したものである。 上記各実施態様の凹凸部はその側面がいずれも傾斜面に構成されているので、 前記箱状ケース1を射出成形するときにおいて抜きテーパ面となり、この凹凸部 を設けたことによる成形性の低下はないだけでなく、前記箱状ケース1同士を積 み重ねるときの位置合わせが容易となる機能を備えることができる。
【0020】 上記各実施態様においては、凹部のへこみ形状と凸部の突出形状とは、相互の 逆にしたような形状としたが、本考案においては特定ズレ方向を決定することの できる凸部の稜線あるいは凹部の谷線のいずれかが存在すればよく、この凹部と 凸部との形状は必ずしも殆ど隙間無く対応する構造でなくてもよい。 また、本考案は上記実施態様の如き磁気テープカセットを収納する箱状ケース について述べたが、冒頭にのべたように本考案の箱状ケースは種々のケースに適 用できることは勿論である。
【0021】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案の箱状ケースはその重ね面の一方に凸部、 他方に該凸部に対応する凹部が形成されており、この凸部はその側面が凸部上方 の頂面に向って該凸部を先細りにする傾斜面(凹部においては凹みの底に向かっ て凹み径を小さくするような傾斜面)に形成され、且つ凸部の上端側(凹部にお いては底側)には上方から見て鋭角をなす形状の頂点部を有し、この頂点部を通 り他の側面より小さい傾斜の稜線或は谷線が形成されているので、前記凸部と前 記凹部とが対応するように重ね合わされたときに、ケース同士は前記稜線若しく は谷線と接触する部分とにより該稜線もしくは谷線に沿う特定の方向にもに容易 に横ズレする特定ズレ方向を形成することができる。 したがって、本考案は上記の凹部を有する面と凸部を有する面とを合わせるよ うにするだけで、重ね面に設けられた凸部と凹部とは容易に対応されて、ケース 同士の積み重ね状態は横ズレしないように安定に保たれ、荷くずれの発生は防止 される。一方、このように積み重ねられた箱状ケースから必要となるものを取り 出すには、凸部に設けた傾斜角度の小さい特定の稜線或は凹部に設けた特定の谷 線に一致している方向に所望する箱状ケースを押し出すことができる。 また、前記稜線あるいは前記谷線を形成するために、凹凸部を形成するための 抜きテーパ面を利用することができて、金型形状等を複雑化することなく極めて 容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の箱状ケースの一実施態様における凸部
の斜視図である。
【図2】図1に示した凸部の平面図である。
【図3】図2のX−X線に沿った部分の断面図である。
【図4】本考案の箱状ケースの一実施態様における凹部
の斜視図である。
【図5】図4に示した凹部のY−Y線に沿った部分の断
面図である。
【図6】図1に示した凸部と、図4に示した凹部との対
応状態を示す断面図である。
【図7】図1に示した凸部を複数個設けた箱状ケースの
斜視図である。
【図8】図4に示した凹部を複数個設けた箱状ケースの
斜視図である。
【図9】本考案の他の実施態様における凸部の斜視図で
ある。
【図10】本考案の他の実施態様における凹部の平面図
である。
【図11】図11に示した凸部を複数個設けた箱状ケー
スの斜視図である。
【図12】図10に示した凹部を複数個設けた箱状ケー
スの斜視図である。
【符号の説明】
1 箱状ケース 2 上面 3 凸部 4 頂面 5 下面 6 凹部 7 底面 18 稜線 19 谷線 24、81 (凸部の)頂点部 34、91 (凹部の)頂点部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケース外面同士を対向させるようにして
    積み重ねることができる箱状ケースにおいて、 前記箱状ケースの重ね面の一方に凸部、他方に前記凸部
    に対応する凹部が形成されており、前記凸部はその側面
    が凸部上方の頂面に向って該凸部を先細りにする傾斜面
    に形成され、且つ該凸部の上端側には上方から見て鋭角
    をなす形状の頂点部が設けられ、前記傾斜面によって前
    記頂点部から前記重ね面にわたって延びる稜線が形成さ
    れており、前記凸部と前記凹部とが対応するように重ね
    合わされたケース同士は前記稜線と該稜線に接触する部
    分とにより該稜線に沿う方向にケース同士の特定ズレ方
    向を形成するように構成されたことを特徴とする箱状ケ
    ース。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の箱状ケースにおいて、 前記稜線によって形成される特定ズレ方向が一致する複
    数の前記凸部を設けたことを特徴するする箱状ケース。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の箱状ケースにおいて、 前記凸部は前記頂面が前記重ね面と平行に構成されたこ
    と特徴とする箱状ケース。
  4. 【請求項4】 ケース外面同士を対向させるようにして
    積み重ねることができる箱状ケースにおいて、 前記箱状ケースの重ね面の一方に凸部、他方に前記凸部
    に対応する凹部が形成されており、前記凹部はそのへこ
    みを構成する側面が凹部底面に向ってへこみ形状を先細
    りにする傾斜面に形成され、前記凹部底面には前記重ね
    面側から見て鋭角をなす形状の頂点部が設けられ、且つ
    前記傾斜面によって前記頂点部から前記重ね面にわたっ
    て延びる谷線が形成されており、前記凸部と前記凹部と
    が対応するように重ね合わされたケース同士は前記谷線
    と該谷線に接触する部分とにより該谷線に沿う方向にケ
    ース同士の特定ズレ方向を形成するように構成されたこ
    とを特徴とする箱状ケース。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の箱状ケースにおいて、 前記谷線によって形成される特定ズレ方向が一致する複
    数の前記凹部を設けたことを特徴するする箱状ケース。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の箱状ケースにおいて、 前記凹部は前記凹部底面が前記重ね面と平行に構成され
    たこと特徴とする箱状ケース。
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