JPH0740417Y2 - トラクターのオートクルーズ装置 - Google Patents
トラクターのオートクルーズ装置Info
- Publication number
- JPH0740417Y2 JPH0740417Y2 JP1988136281U JP13628188U JPH0740417Y2 JP H0740417 Y2 JPH0740417 Y2 JP H0740417Y2 JP 1988136281 U JP1988136281 U JP 1988136281U JP 13628188 U JP13628188 U JP 13628188U JP H0740417 Y2 JPH0740417 Y2 JP H0740417Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle speed
- tractor
- trailer brake
- control unit
- target value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はトラクターのオートクルーズ装置に関する。
例えば、トラックにおいては、公知のオートクルーズ装
置の付設により、その車速を昇坂，降坂にもかかわらず
±a km/hの設定巾に自動的に保持して走行することが可
能である。
置の付設により、その車速を昇坂，降坂にもかかわらず
±a km/hの設定巾に自動的に保持して走行することが可
能である。
しかしながらトラクターにおいては、オートクルーズ装
置を付設しても、第３図側面図に示すように、降坂時に
は、オートクルーズが効かなくなり、その車速が＋a km
/hの上限を大巾に越してしまうので、甚だ危険である。
置を付設しても、第３図側面図に示すように、降坂時に
は、オートクルーズが効かなくなり、その車速が＋a km
/hの上限を大巾に越してしまうので、甚だ危険である。
これは、降坂時にはトラクターがトラクター及びトレー
ラーの全重量の降坂勾配に沿った成分に等しい巨大な推
力を受けて、エンジンがこの巨大な推力のために駆動さ
れる結果、車速がオートクルーズの制動能力を越えるこ
とによる。
ラーの全重量の降坂勾配に沿った成分に等しい巨大な推
力を受けて、エンジンがこの巨大な推力のために駆動さ
れる結果、車速がオートクルーズの制動能力を越えるこ
とによる。
そこで、従来は止むを得ず、トラクターの補助ブレーキ
を使用することで急場をしのいでいるのであるが、その
ために補助ブレーキの摩耗は大きくなるから、メンテナ
ンス上不経済である。
を使用することで急場をしのいでいるのであるが、その
ために補助ブレーキの摩耗は大きくなるから、メンテナ
ンス上不経済である。
〔考案が解決しようとする課題〕 本考案はこのような事情に鑑みて提案されたもので、ト
レーラーに付設されたトレーラーブレーキを利用して降
坂時でも目標車速を大巾に越えることなく、安全に運転
することのできるトラクターのオートクルーズ装置を提
供することを目的とする。
レーラーに付設されたトレーラーブレーキを利用して降
坂時でも目標車速を大巾に越えることなく、安全に運転
することのできるトラクターのオートクルーズ装置を提
供することを目的とする。
そのために本考案は、トラクターに付設されたオートク
ルーズによる車速制御と並行的に、車速が目標値を設定
巾以上に増加したときは、コントロールユニットの出力
によりトレーラーブレーキをオンし、車速が目標値を設
定巾以上に減小したときは、上記コントロールユニット
の出力により上記トレーラーブレーキをオフすることを
特徴とする。
ルーズによる車速制御と並行的に、車速が目標値を設定
巾以上に増加したときは、コントロールユニットの出力
によりトレーラーブレーキをオンし、車速が目標値を設
定巾以上に減小したときは、上記コントロールユニット
の出力により上記トレーラーブレーキをオフすることを
特徴とする。
トラクターにおけるオートクルーズ装置の作用による燃
料ラックの制御と並行的に車速が目標値をa km/hを越え
たときは、トレーラーブレーキがオンとなりその制動力
が効いて減速し、車速が目標値よりa km/h以下になった
ときは、トレーラーブレーキはオフとなりその制動力が
解除される作用をくり返えすことで、車速の平均値をほ
ぼ目標値に保つことができる。その結果、トラクターの
補助ブレーキは使用せずにすむ。
料ラックの制御と並行的に車速が目標値をa km/hを越え
たときは、トレーラーブレーキがオンとなりその制動力
が効いて減速し、車速が目標値よりa km/h以下になった
ときは、トレーラーブレーキはオフとなりその制動力が
解除される作用をくり返えすことで、車速の平均値をほ
ぼ目標値に保つことができる。その結果、トラクターの
補助ブレーキは使用せずにすむ。
本考案の一実施例を図面について説明すると、第１図は
そのブロック線図、第２図は第１図の装置による車速の
変化を示す線図である。
そのブロック線図、第２図は第１図の装置による車速の
変化を示す線図である。
まず、第１図において、コントロールユニット１にはエ
ンジン回転数センサー2,車速センサー３及びオートクル
ーズスイッチ４の出力が入力する。
ンジン回転数センサー2,車速センサー３及びオートクル
ーズスイッチ４の出力が入力する。
いま、第２図ａに示すように、車速が目標値を設定巾a
km/h越えたとすると、コントロールユニット１の作用に
より、燃料ラックの突出量制御が行われるとともにトレ
ーラーブレーキスイッチ６がオンとなるので、トラクタ
ーの出力制御が行われるとともに、トレーラーブレーキ
の制動力が効いて、車速は第２図ｂに示すように減速す
る。
km/h越えたとすると、コントロールユニット１の作用に
より、燃料ラックの突出量制御が行われるとともにトレ
ーラーブレーキスイッチ６がオンとなるので、トラクタ
ーの出力制御が行われるとともに、トレーラーブレーキ
の制動力が効いて、車速は第２図ｂに示すように減速す
る。
その結果、第２図ｃに示すように、車速が目標値に対し
−a km/h以下になると、コントロールユニット１の出力
によりトレーラーブレーキスイッチ６がオフとなり、燃
料ラックの突出量制御と協働して車速は増加し、第２図
ｄに示すように目標値に近づく。
−a km/h以下になると、コントロールユニット１の出力
によりトレーラーブレーキスイッチ６がオフとなり、燃
料ラックの突出量制御と協働して車速は増加し、第２図
ｄに示すように目標値に近づく。
以上の動作をくり返えすことにより、トラクターの車速
は降坂時でも、トレーラーブレーキの利用により目標値
を中心として±a km/hの範囲でほぼ正弦曲線的に変動を
くり返えし、その平均値をほぼ目標値に保つことができ
る。
は降坂時でも、トレーラーブレーキの利用により目標値
を中心として±a km/hの範囲でほぼ正弦曲線的に変動を
くり返えし、その平均値をほぼ目標値に保つことができ
る。
なお、トレーラーブレーキのオン・オフ制御は、必要に
応じて、ドライバーが手動操作により行うことができる
ことは、いうまでもない。
応じて、ドライバーが手動操作により行うことができる
ことは、いうまでもない。
このような、トレーラーブレーキを利用するオートクル
ーズ走行によれば、急ブレーキ時のジャックナイフ現象
の発生を防止することもできるので、トレーラーの安全
運転にも大きく役立つ。
ーズ走行によれば、急ブレーキ時のジャックナイフ現象
の発生を防止することもできるので、トレーラーの安全
運転にも大きく役立つ。
なお、トレーラーブレーキとしては、ホイールブレーキ
のみでは頻繁な降坂走行では、過熱の惧れがあるので、
リターダーを付設することが望まれ、その際、ホイール
ブレーキの温度検出，ブレーキ作動圧等を行ってリター
ダーを並列運転することができる。
のみでは頻繁な降坂走行では、過熱の惧れがあるので、
リターダーを付設することが望まれ、その際、ホイール
ブレーキの温度検出，ブレーキ作動圧等を行ってリター
ダーを並列運転することができる。
車速が目標値に対し±a km/hの範囲内にあるときは、コ
ントロールユニットによるトレーラーブレーキのオン・
オフ制御は行われず、第１図鎖線枠に示すように、オー
トクルーズ走行が行われる。
ントロールユニットによるトレーラーブレーキのオン・
オフ制御は行われず、第１図鎖線枠に示すように、オー
トクルーズ走行が行われる。
要するに本考案によれば、トラクターに付設されたオー
トクルーズによる車速制御と並行的に、車速が目標値を
検設定巾以上に増加したときは、コントロールユニット
の出力によりトレーラーブレーキをオンし、車速が目標
値を設定巾以上に減小したときは、上記コントロールユ
ニットの出力により上記トレーラーブレーキをオフとす
ることにより、トレーラーに付設されたトレーラーブレ
ーキを利用して降坂時でも目標車速を大巾に越えること
なく、安全に運転することのできるトラクターのオート
クルーズ装置を得るから、本考案は産業上極めて有益な
ものである。
トクルーズによる車速制御と並行的に、車速が目標値を
検設定巾以上に増加したときは、コントロールユニット
の出力によりトレーラーブレーキをオンし、車速が目標
値を設定巾以上に減小したときは、上記コントロールユ
ニットの出力により上記トレーラーブレーキをオフとす
ることにより、トレーラーに付設されたトレーラーブレ
ーキを利用して降坂時でも目標車速を大巾に越えること
なく、安全に運転することのできるトラクターのオート
クルーズ装置を得るから、本考案は産業上極めて有益な
ものである。
第１図は本考案の一実施例を示すブロック線図、第２図
は第１図の装置による車速の変化を示す線図である。 第３図は公知のトラクターの降坂時の状態を示す側面図
である。 １……コントロールユニット、２……エンジン回転数セ
ンサー、３……車速センサー、４……オートクルーズス
イッチ、６……トレーラーブレーキスイッチ。
は第１図の装置による車速の変化を示す線図である。 第３図は公知のトラクターの降坂時の状態を示す側面図
である。 １……コントロールユニット、２……エンジン回転数セ
ンサー、３……車速センサー、４……オートクルーズス
イッチ、６……トレーラーブレーキスイッチ。
Claims (1)
- 【請求項１】トラクターに付設されたオートクルーズに
よる車速制御と並行的に、車速が目標値を設定巾以上に
増加したときは、コントロールユニットの出力によりト
レーラーブレーキをオンし、車速が目標値を設定巾以上
に減小したときは、上記コントロールユニットの出力に
より上記トレーラーブレーキをオフとすることを特徴と
するトラクターのオートクルーズ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988136281U JPH0740417Y2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | トラクターのオートクルーズ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988136281U JPH0740417Y2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | トラクターのオートクルーズ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0256727U JPH0256727U (ja) | 1990-04-24 |
| JPH0740417Y2 true JPH0740417Y2 (ja) | 1995-09-20 |
Family
ID=31396642
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988136281U Expired - Lifetime JPH0740417Y2 (ja) | 1988-10-19 | 1988-10-19 | トラクターのオートクルーズ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0740417Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0790722B2 (ja) * | 1986-03-17 | 1995-10-04 | いすゞ自動車株式会社 | 定速走行装置 |
-
1988
- 1988-10-19 JP JP1988136281U patent/JPH0740417Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0256727U (ja) | 1990-04-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP3341255B1 (en) | A method and a system for controlling vehicle speed | |
| EP1727700B1 (de) | Einspurfahrzeug mit einer bremsenregelungseinheit | |
| US10647320B2 (en) | Method and a system for controlling vehicle speed | |
| JP3025261B2 (ja) | 自動車ストップランプの操作信号の発生方法および装置 | |
| JPS6335449B2 (ja) | ||
| JP2007516127A (ja) | 事故による損傷を低減する方法及び装置 | |
| US4867288A (en) | Process for actuating a motor vehicle retarding brake controlled by an electrohydraulic valve system | |
| JPH03500520A (ja) | 牽引車によって牽引されている航空機の前輪装置の過剰負荷を防止する方法及び該方法を実施するための牽引車 | |
| EP3069946A1 (en) | Control circuit for electronically controlled parking brake | |
| WO2006119838A1 (de) | Verfahren zum steuern von fahrfunktionen eines fahrzeuges | |
| EP1303432B1 (de) | Vorrichtung und verfahren zur einstellung einer sollverzögerung eines fahrzeuges | |
| JPH0740417Y2 (ja) | トラクターのオートクルーズ装置 | |
| GB2265042A (en) | A process for adjusting the driving speed of a motor vehicle | |
| WO2012079844A1 (de) | Verfahren zur ansteuerung eines retarders eines kraftfahrzeuges | |
| DE19523235A1 (de) | Elektronisch geregeltes Bremssystem | |
| JPS5634551A (en) | Antiskid control device | |
| GB2388206A (en) | Traction control system with protection means for a torque converter of an automatic transmission | |
| JP3719876B2 (ja) | 車両用自動制動制御装置 | |
| JPH04368265A (ja) | 自動ブレーキ装置 | |
| JPH02262457A (ja) | 車両の制動法 | |
| GB2345523A (en) | Movement control arrangement for a motor vehicle | |
| KR970004009B1 (ko) | 제동유지기능을 겸비한 자동차용 피칭저감장치 | |
| JPS6312827B2 (ja) | ||
| JPH035330B2 (ja) | ||
| JPS6317161A (ja) | 制動液圧保持機能付き自動車用アンチスキツドブレ−キ装置 |