JPH0740399Y2 - 電磁誘導加熱式アイロン装置 - Google Patents

電磁誘導加熱式アイロン装置

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JPH0740399Y2
JPH0740399Y2 JP1989104190U JP10419089U JPH0740399Y2 JP H0740399 Y2 JPH0740399 Y2 JP H0740399Y2 JP 1989104190 U JP1989104190 U JP 1989104190U JP 10419089 U JP10419089 U JP 10419089U JP H0740399 Y2 JPH0740399 Y2 JP H0740399Y2
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信弘 川嶋
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、電磁誘導加熱装置を応用したアイロン装置に
関するもので、特にアイロン本体側の温度制御を行なう
ものである。
〈従来技術〉 電磁誘導加熱式のアイロン装置の加熱原理は、アイロン
台に内装した電磁誘導加熱装置の誘導コイルに高周波電
流を流し、高周波交番磁界を発生させ、その交番磁界を
アイロン本体の磁性体金属からなるこて面に透磁させ
て、それにより誘起されるうず電流のジユール熱損によ
り加熱するものである。
従来考案されていた電磁誘導加熱式アイロンの温度制御
装置としては、特開昭53-48243号に開示された如く、無
線装置を用い、アイロン本体側から温度信号を送信し、
アイロン台にある受信機で受信し、受信信号に応じて電
磁誘導コイルへの通電制御を行ない温度を調節してい
た。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記従来技術の無線装置では、外来ノイズや電磁誘導ノ
イズにより信号を誤受信したり受信できなかつたりする
ため、信頼性に問題があつた。また、アイロン本体側に
送信用として電源を含めた回路が必要となり、コスト的
にも課題があつた。
本考案は、上記に鑑み、通信媒体として電波を使用する
ことなく、外乱ノイズの影響を受けないようにして信頼
性を向上させ、しかもアイロン本体側に電源を含む制御
回路を必要とせずコスト的に安価にできる電磁誘導加熱
式アイロン装置の提供を目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 本考案による課題解決手段は、第1図〜第4図の如く、
アイロン台1に内装された電磁誘導加熱装置4と、アイ
ロン本体2のこて面2aに配され電磁誘導加熱装置4の加
熱コイル3により加熱される磁性体材料からなる被加熱
体8とを備え、前記アイロン本体2側に、こて面2aの温
度により変形する温度依存性変形材9を設けると共に、
この変形材9にアイロン台1に対向する反射体10を設
け、 前記アイロン台1側のアイロン予熱位置であって前記反
射体10に対応する位置に、当該反射体10に光を照射し、
その反射光を検出するための光結合装置11を設け、この
検出出力により前記加熱コイル3への通電を行うもので
ある。
〈作用〉 上記課題解決手段において、アイロン本体2を第1図の
ようにアイロン予熱位置に置き、アイロン台1側の電磁
誘導加熱装置4内の光結合装置11から光を送出する。そ
うすると、送出された光がアイロン本体2内の温度依存
性変形材9に密着している反射体10に当たり、その反射
光が光結合装置11に戻り、反射光が検知されている間
は、制御部12から加熱オン信号が出力され、加熱コイル
3に通電し、被加熱体8を加熱する。
そして、アイロン本体2が十分加熱されて設定温度以上
になると、第2図のように温度依存性変形材9は上方に
曲がり、光結合装置11から送出される光に対し、温度依
存性変形材9に密着している反射体10の角度が変わり、
その反射光はアイロン台1側の光結合装置11には戻らな
い。すると、その反射光が検知されなくなり、制御部12
から加熱オフ信号が出力され、加熱コイル3に通電され
ず、被加熱体8は加熱されない。
このように、アイロン本体2側に反射体10を取り付けた
温度依存性変形材9を配し、反射光の受光により電磁誘
導加熱装置4の加熱コイル3の通電を制御し、アイロン
本体2のこて面2aの温度制御を行なうため、無線装置を
用いた場合のようにノイズにより電磁誘導加熱装置4が
誤動作を起こすこともなく、温度制御の信頼性が上が
る。
また、アイロン本体2側では、構造的にも温度依存性変
形材9と光の反射体10だけで済み、無線装置を用いた場
合のように電源を含めた回路の必要もなく、コスト的に
も安価にできる。
〈実施例〉 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例の電磁誘導加熱式アイロン装
置の要部断面図、第2図は同じくこて面の昇温時の要部
断面図、第3図はアイロン台側の電気回路図、第4図は
本考案に係る電磁誘導加熱式アイロン装置の全体を示す
構成図である。
本実施例の電磁誘導加熱式アイロン装置は、第4図の如
く、アイロン台1とアイロン本体2とを備えている。ア
イロン台1の内部には、略全面にわたる加熱コイル3
と、該加熱コイル3に高周波電流を印加するインバータ
回路等を備えた電磁誘導加熱装置4とが設けられてい
る。加熱コイル3の上面には、衣服類5をアイロン掛け
するための布地等からなるアイロン掛け面6が形成され
ている。
電磁誘導加熱装置4には、電源コード7が接続されてお
り、電源コード7を通して商用電源から給電され、加熱
コイル3により高周波磁界が発生している。発生した高
周波磁界は、アイロン掛け面6およびその上に置かれた
アイロン掛けを行いたい衣服類5を通過して、アイロン
本体2のこて面2aに設けた磁性体材料からなる被加熱体
8を加熱し、こて面2aの温度を上げることにより、アイ
ロン掛け作業が行われる。
そして、第1,3図の如く、アイロン本体2側に、こて面2
aの温度により変形する温度依存性変形材9が配され、
温度依存性変形材9のアイロン台1と対向する側に反射
体10が取付けられている。
アイロン台1側の電磁誘導加熱装置4に、前記反射体10
に光を照射しその反射光を検出するための光結合装置11
と、該光結合装置11からの出力信号により前記加熱コイ
ル3の通電制御を行なう制御部12とが設けられている。
前記温度依存変形材9は、バイメタルからなる平板で、
一端が前記被加熱体8の上面に固定支持されており、こ
て面2aの温度上昇に伴ない、第2図に示すように上方に
振れる。
前記反射体10は、反射鏡からなり、温度依存性変形材9
の下面に支持枠13により密着固定されている。そして、
反射体10の下方に対向する被加熱体8に、光透過用開口
14が穿設され、熱硬化性透光樹脂等で充填されている。
前記光結合装置11は、反射型フオトインタラプタが用い
られ、電磁誘導加熱装置4の一端のアイロン予熱位置に
取付けられている。そして、光結合装置11の上方に、加
熱コイル3からアイロン掛け面6まで貫通する光透過路
15が形成されており、その開口部は透光樹脂等で覆われ
ている。
前記制御部12は、一般的なマイクロコンピユータから構
成され、内部にデータRAM、プログラムROM、CPU等を有
するものである。そして、制御部12は、光結合装置11か
らの反射光の検出信号に基づき電磁誘導加熱装置4をオ
ンオフする加熱制御機能を有せしめられている。
前記電磁誘導加熱装置4は、第3図の如く、電源プラグ
16から供給される交流電圧を直流電圧に変換するための
整流回路17と、該整流回路17で整流された直流を高周波
電流として加熱コイル3に供給するため高周波スイツチ
ングを行なうスイツチング素子(パワートランジスタ)
18と、該スイツチング素子18を高周波スイツチングする
ための高周波インバータ19とから構成されている。そし
て、該高周波インバータ19に制御部12から加熱信号が出
力され、電磁誘導加熱装置4が制御される。なお、図
中、20は平滑コンデンサ、21は共振コンデンサ、22は加
熱コイル3からの逆起電力を阻止するダイオードであ
る。
上記構成において、まず、アイロン本体2を第1図のよ
うにアイロン予熱位置に置き、アイロン台1側の電磁誘
導加熱装置4内の光結合装置11の発光部から光を透過路
15を通して送出する。
そして、送出された光が被加熱体8の開口14を通して、
アイロン本体2内の被加熱体8に取り付けられた温度依
存性変形材9に密着している反射体10に当たり、その反
射光が再び透過路15を通つて光結合装置11の受光部に戻
り、反射光が検知されている間は、制御部12から加熱オ
ン信号が出力され、スイツチング素子18はオンされ加熱
コイル3に通電し、被加熱体8を加熱する。
アイロン本体2が十分加熱されて設定温度以上になる
と、第2図のように温度依存性変形材9は上方に曲が
り、光結合装置11から送出される光に対し、温度依存性
変形材9に密着している反射体10の角度が変わり、その
反射光はアイロン台1側の光透過路15を通らず光結合装
置11の受光部には戻らない。すると、その反射光が検知
されなくなり、制御部12から加熱オフ信号がスイツチン
グ素子18に出力され、加熱コイル3に通電されず、被加
熱体8は加熱されない。
このように、アイロン本体2の被加熱体8にバイメタル
構造の反射体10を取り付け、反射体10からの反射光の受
光により電磁誘導加熱装置4の加熱コイル3の通電を制
御し、アイロン本体2のこて面2aの温度制御を行なうた
め、無線装置を用いた場合のようにノイズにより電磁誘
導加熱装置4が誤動作を起こすこともなく、温度制御の
信頼性が上がる。
また、アイロン本体2側では、構造的にもバイメタルと
光の反射体10だけで済み、無線装置を用いた場合のよう
に電源を含めた回路の必要もなく、コスト的にも安価に
できる。
なお、本考案は、上記実施例に限定されるものではな
く、本考案の範囲内で上記実施例に多くの修正および変
更を加え得ることは勿論である。
例えば、光結合装置11として発光素子と受光素子を別々
の位置に設けたものでもよい。また、光結合装置11を予
熱位置に1個だけでなく予熱位置以外においても複数個
設けることにより、アイロン掛け作業中の温度制御を可
能にすることもできる。
温度依存性変形材9として、バイメタルの代わりに形状
記憶合金を用いてもよい。また、変形材9および反射体
10を被加熱体8に取付ける代わりに、こて面2aに配して
もよい。
〈考案の効果〉 以上の説明から明らかな通り、本考案によると、アイロ
ン台に内装された電磁誘導加熱装置と、アイロン本体の
こて面に配され電磁誘導加熱装置の加熱コイルにより加
熱される磁性体材料からなる被加熱体とを備え、前記ア
イロン本体側に、こて面の温度により変形する温度依存
性変形材を設けると共に、この変形材にアイロン台に対
向する反射体を設け、 前記アイロン台側のアイロン予熱位置であって前記反射
体に対応する位置に、当該反射体に光を照射し、その反
射光を検出するための光結合装置を設け、この検出出力
により前記加熱コイルへの通電を行うので、無線装置を
用いた場合のようにノイズにより電磁誘導加熱装置が誤
動作をおこすこともなく、温度制御の信頼性が上がると
共に予熱時における過熱も防止することができる。アイ
ロン本体側では、構造的にも温度依存性変形材と光の反
射体だけで済み、無線装置を用いた場合のように電源を
含めた回路の必要もなく、コスト的にも安価にできると
いつた優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の電磁誘導加熱式アイロン装
置の要部断面図、第2図は同じくこて面の昇温度時の要
部断面図、第3図はアイロン台側の電気回路図、第4図
は本考案に係る電磁誘導加熱式アイロン装置の全体を示
す構成図である。 1:アイロン台、2:アイロン本体、2a:こて面、3:加熱コ
イル、4:電磁誘導加熱装置、8:被加熱体、9:温度依存性
変形材、10:反射体、11:光結合装置、12:制御部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アイロン台に内装された電磁誘導加熱装置
    と、アイロン本体のこて面に配され前記電磁誘導加熱装
    置の加熱コイルにより加熱される磁性体材料からなる被
    加熱体とを備え、 前記アイロン本体側に、こて面の温度により変形する温
    度依存性変形材を設けると共に、この変形材にアイロン
    台に対向する反射体を設け、 前記アイロン台側のアイロン予熱位置であって前記反射
    体に対応する位置に、当該反射体に光を照射し、その反
    射光を検出するための光結合装置を設け、 この検出出力により前記加熱コイルへの通電を行うこと
    を特徴とする電磁誘導加熱式アイロン装置。
JP1989104190U 1989-09-04 1989-09-04 電磁誘導加熱式アイロン装置 Expired - Lifetime JPH0740399Y2 (ja)

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JPH0349100U JPH0349100U (ja) 1991-05-13
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5248243A (en) * 1975-10-14 1977-04-16 Tsuneo Ito Built up fire proof capsule
JPS6341733B2 (ja) * 1977-08-17 1988-08-18 Teijin Ltd

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6341733U (ja) * 1986-09-04 1988-03-18

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