JPH0740367Y2 - 保護カバー付き鋏 - Google Patents

保護カバー付き鋏

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JPH0740367Y2
JPH0740367Y2 JP1990102597U JP10259790U JPH0740367Y2 JP H0740367 Y2 JPH0740367 Y2 JP H0740367Y2 JP 1990102597 U JP1990102597 U JP 1990102597U JP 10259790 U JP10259790 U JP 10259790U JP H0740367 Y2 JPH0740367 Y2 JP H0740367Y2
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JP
Japan
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blades
blade
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JP1990102597U
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JPH0460172U (ja
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稔 兼松
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Kaijirushi Hamono Center KK
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Kaijirushi Hamono Center KK
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 〔産業上の利用分野〕 この考案は開閉可能に支持した両刀身の刃先の尖端付近
において刀身に保護カバーを取付けた鋏に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来、この種の鋏としては、例えば実開昭54-60388号公
報に示すものがある。この鋏においては、袋状の保護カ
バーが両刀身に挿嵌され、両刃先の尖端付近において刃
先及び両刀身の重合面が保護カバーにより覆われてい
る。そのため、両刀身を互いに閉じた時に両保護カバー
が互いに当接し、両刃先の尖端が互いに合致せず離れた
状態となり、両刀身の刃先の噛み合いに支障を来たして
切れ味が悪くなる欠点があった。
そこで、例えば実開昭57-132662号公報に示すような鋏
が考案されている。この鋏の保護カバーは両刀身の重合
面とは反対側になる両刀身の外面に面する外壁部と、刃
先とは反対側になる両刀身の背部に面する側壁部とから
なり、この外壁部と側壁部との間の段差部に背部が当て
がわれた状態で保護カバーが両刀身に対し接着等により
取付けられている。この保護カバーでは、両刃先の尖端
付近で同尖端を含む刃先及び両刀身の重合面が露出して
いるため、両刀身の噛み合いに支障を来たすおそれは少
なくなる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、この鋏においては、保護カバーを刀身に対し
て着脱することができず、保護カバーがあるためにかえ
って不便な場合には保護カバーを刀身から取外すことが
できなかった。
本考案は保護カバーの形状を改良して、両刀身の噛み合
いを良好にするとともに、刀身に対する保護カバーの着
脱を容易にしかつ刀身に対する保護カバーの不用意な離
脱を防止することを目的としている。
考案の構成 〔課題を解決するための手段〕 この目的を達成するため、本考案では開閉自在に支持し
た一対の刀身の相対向する内側縁に刃先を設け、この刃
先の尖端付近で刃先とは反対側になる両刀身の背部のう
ち少なくとも一方のものに保護カバーを取付け、尖端を
含む刃先を露出させるとともに、刃先の尖端付近で両刀
身の重合面を摺接可能にして両尖端を互いに合致させた
鋏において、保護カバーを刀身の背部に面する側壁部
と、刀身の重合面に面する内壁部と、刀身の重合面とは
反対側になる刀身の外面に面する外壁部とから構成し、
この各壁部間に形成した溝に刀身の背部側を挿嵌した時
互いに嵌着される凹凸部を保護カバーと刀身との間に設
け、同保護カバーを刃先先端の背部寄りを少なくとも包
被するように取り付けるとともに、両尖端を互いに合致
させた状態において一方の刀身に取り付けた保護カバー
の内壁部が他方の刀身の刃先と当接しないように内壁部
端と刃先との間隔を保持するような構成とした。
〔作用〕
両刀身を閉じると、両刀身の重合面が刃先の尖端まで摺
接して刃先の尖端が互いに合致する。また、刃先の尖端
の背部寄りを包被したため、鋏の尖端が露出するのが防
止され安全である。そして、この尖端が合致した状態に
おいて一方の刀身に取り付けた保護カバーの内壁部は他
方の刀身の刃先と当接することはなく、両刀身の噛み合
いに不具合が生ずることはない。また、保護カバーを刀
身から離す方向へ引くと、凸部が凹部から抜け、保護カ
バーを刀身から取り外すことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
第1図に示すように一対の刀身1,2は開閉中心軸3によ
り回動可能に支持され、同軸3よりも先端側で相対向す
る両刀身1,2の内側縁には刃先4,5が形成されている。こ
の開閉中心軸3よりも基端側で両刀身1,2には把持環6,7
が取着され、両刀身1,2が完全に閉じた時互いに当接す
るストッパ部6a,7aが両把持環6,7に形成されている。
特に、第1図及び第2図(a)(b)に示すように、両
刀身1,2を閉じた時互いに摺接する両刀身1,2の重合面8,
9には刃先4,5の尖端4a,5a付近において凹部10,11が形成
されている。この両凹部10,11は両刃先4,5とは反対側に
なる両刀身1,2の背部12,13付近でこれに沿って細長く延
びている。
第1図及び第3(a)(b)に示すように、プラスチッ
ク製の保護カバー14,15は外壁部16と側壁部17と内壁部1
8とより断面コ字形状をなし、それらの間には刃先4,5の
尖端4a,5a付近における刀身1,2の背部12,13の形状に合
わせた溝19が形成されている。側壁部17と内壁部18とは
ほぼ90度に交差しているが、外壁部16は側壁部17に対し
鋭角状に交差し、内外両壁部18,16間の間隔は溝19の開
放側程狭くなっている。保護カバー14,15の先端側で側
壁部17には弧状膨出部20が形成されている。内壁部18の
内側には細長い凸部21が側壁部17に沿って形成されてい
る。
第4図及び第5(a)(b)に示すように、保護カバー
14,15は刃先4,5の尖端4a,5a付近で両刀身1,2に取付けら
れるようになっている。両保護カバー14,15は刀身1,2の
先端の背部12,13寄りの尖端4a,5a部分を包被するように
取り付けられている。両刀身1,2の背部12,13は両保護カ
バー14,15の溝19に挿嵌され、両刀身1,2の凹部10,11に
両保護カバー14,15の凸部21が嵌着される。両保護カバ
ー14,15の側壁部17は両刀身1,2の背部12,13に面し、両
保護カバー14,15の内壁部18は両刀身1,2の重合面8,9に
面し、両保護カバー14,15の外壁部16はこの重合面8,9と
は反対側になる両刀身1,2の外面22,23に面する。内外両
壁部18,16はその弾性に抗して互いに広がり、刀身1,2は
それらの間で圧接される。このように両保護カバー14,1
5を両刀身1,2に取付けた状態では、尖端4a,5aを含む刃
先4,5が露出するとともに、この刃先4,5から連続する重
合面8,9も刃先4,5と内壁部18との間で露出する。
第6図及び第7図に示すように、両把持環6,7のストッ
パ部6a,7aが互いに当接するまで両刀身1,2を閉じると、
両刀身1,2の重合面8,9が刃先4,5の尖端4a,5aまで摺接し
て刃先4,5が保護カバー14,15の内壁部18に近接し、刃先
4,5の尖端4a,5aが互いに合致する。その結果、保護カバ
ー14,15が両刀身1,2間に噛んでしまう不具合が生ずるこ
とがない。
この保護カバー14,15を刀身1,2から離す方向へ引くと、
内壁部18がその弾性により撓んで、内壁部18の内側にあ
る凸部21が刀身1,2の凹部10,11から抜け、保護カバー1
4,15を刀身1,2から容易に取外すことができる。
このような保護カバー14,15の付いた鋏は使用上大変安
全であるばかりではなく、刀身1,2に対し保護カバー14,
15を着脱することができるので、保護カバー14,15があ
るとかえって不便な場合にこれを取外せば、使用上より
一層便利になる。しかも、保護カバー14,15を刀身1,2に
取付けた時、保護カバー14,15側の凸部21が刀身1,2側の
凹部10,11に嵌着されるので、保護カバー14,15が刀身1,
2から不用意に抜け落ちず紛失するおそれはなくなる。
なお、前記実施例では保護カバー14,15を刃先4,5の尖端
4a,5a付近で刀身1,2に取付けたが、保護カバーを両刀身
1,2の開閉中心軸3側へ延ばしてもよい。また、両刀身
1,2のうち少なくとも一方のものに保護カバー14,15を取
付けるようにしてもよい。
考案の効果 本考案に係る保護カバー付き鋏によれば、使用上大変安
全であるばかりではなく、保護カバーがあるとかえって
不便な場合にこれを取り外せば、使用上より一層便利に
なる。しかも、保護カバーが刀身から不用意に抜け落ち
ず紛失するおそれもなく、更に、両刀身の噛み合いに不
具合が生ずることもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は両刀身から両保護カバーを取外して両刀身を互
いに開いた状態ほ示す平面図、第2図(a)は第1図の
A-A線拡大断面図、第2図(b)は第1図のB-B線拡大断
面図、第3図(a)は第1図のC-C線拡大断面図、第3
図(b)は第1図のD-D線拡大断面図、第4図は両刀身
に両保護カバーを取付けて両刀身を互いに開いた状態を
示す平面図、第5図(a)は第4図のE-E線拡大断面
図、第5図(b)は第4図のF-F線拡大断面図、第6図
は両刀身に両保護カバーを取付けて両刀身を互いに閉じ
た状態を示す平面図、第7図は第6図のG-G線拡大断面
図である。 1,2……刀身、3……開閉中心軸、4,5……刃先、4a,5a
……尖端、8,9……重合面、10,11……凹部、12,13……
背部、14,15……保護カバー、16……外壁部、17……側
壁部、18……内壁部、19……溝、20……弧状膨出部、21
……凸部、22,23……外面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開閉可能に支持した一対の刀身(1,2)の
    相対向する内側縁に刃先(4,5)を設け、この刃先(4,
    5)の尖端(4a,5a)付近で刃先(4,5)とは反対側にな
    る両刀身(1,2)の背部(12,13)のうち少なくとも一方
    のものに保護カバー(14,15)を取付け、尖端(4a,5a)
    を含む刃先(4,5)を露出させるとともに、刃先(4,5)
    の尖端(4a,5a)付近で両刀身(1,2)の重合面(8,9)
    を摺接可能にして両尖端(4a,5a)を互いに合致させた
    鋏において、 保護カバー(14,15)を刀身(1,2)の背部(12,13)に
    面する側壁部(17)と、刀身(1,2)の重合面(8,9)に
    面する内壁部(18)と、刀身(1,2)の重合面(8,9)と
    は反対側になる刀身(1,2)の外面(22,23)に面する外
    壁部(16)とから構成し、この各壁部(16,17,18)間に
    形成した溝(19)に刀身(1,2)の背部(12,13)側を挿
    嵌した時互いに嵌着される凹凸部(10,11,21)を保護カ
    バー(14,15)と刀身(1,2)との間に設け、同保護カバ
    ー(14,15)を刃先(4,5)尖端(4a,5a)の背部(12,1
    3)寄りを少なくとも包被するように取り付けるととも
    に、両尖端(4a,5a)を互いに合致させた状態において
    一方の刀身(1,2)に取り付けた保護カバー(14,15)の
    内壁部(18)が他方の刀身(1,2)の刃先(4,5)と当接
    しないように内壁部(18)端と刃先(4,5)との間隔を
    保持するようにしたことを特徴とする保護カバー付き
    鋏。
JP1990102597U 1990-09-28 1990-09-28 保護カバー付き鋏 Expired - Lifetime JPH0740367Y2 (ja)

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JPH0460172U JPH0460172U (ja) 1992-05-22
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JPS5299080U (ja) * 1976-01-16 1977-07-26
JPH01104966U (ja) * 1987-12-30 1989-07-14

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