JPH0740278U - ヘッドランプレベリングシステム - Google Patents

ヘッドランプレベリングシステム

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Publication number
JPH0740278U
JPH0740278U JP7437293U JP7437293U JPH0740278U JP H0740278 U JPH0740278 U JP H0740278U JP 7437293 U JP7437293 U JP 7437293U JP 7437293 U JP7437293 U JP 7437293U JP H0740278 U JPH0740278 U JP H0740278U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
light distribution
ccd camera
vehicle body
headlight
Prior art date
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Pending
Application number
JP7437293U
Other languages
English (en)
Inventor
房夫 深沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koito Manufacturing Co Ltd filed Critical Koito Manufacturing Co Ltd
Priority to JP7437293U priority Critical patent/JPH0740278U/ja
Publication of JPH0740278U publication Critical patent/JPH0740278U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤差が少なく、配線引き回し性、組み付け性
の良い装置を得る。 【構成】 無荷重時にCCDカメラ1で撮像したのタイ
ヤ2のエッジをコントローラに記憶させておき、荷重時
におけるCCDカメラ1で撮像して記号ロの像を得て、
その位置変化から車体の傾斜角を算出し、その傾斜角を
補正する信号をヘッドライト部内のアクチュエータに供
給してヘッドライトの配光角度を制御し、無荷重時と、
荷重時で同じ配光特性が得られるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のヘッドライト配光を水平に保持するためのヘッドランプレベ リングシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両の荷重が変化すると車体が傾き、ヘッドライトのランプ配光が変化するの で、その変化の状態によっては対向車にグレアを与えたり、自車にとっても視距 離の低下をもたらせたりして、非常に危険である。そのため、配光が変化したと き、運転席に設けた手動スイッチで数段階に配光を調整できるようにしておき、 対向車にグレアを与えないようにしているものがある。 この方法ではその都度調整が必要なために、前後輪のショックアブソーバにピ エゾ素子を用い、車体前後の車高を検出して、その車高差より車体の傾きを検出 し、レベリングを行う方式がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の装置はショックアブソーバの特性変化、空気圧 変化による誤差や、センサと駆動部が別々なため、配線引き回し性、組み付け性 が悪いなどの問題がある。
【0004】 本考案はこのような状況に鑑みてなされたもので、誤差が少なく、配線引き回 し性、組み付け性の良い装置を得るようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために本考案は、駆動信号に応じて配光角度を制御 可能なヘッドライト部と、前輪の前端部を撮像する撮像素子と、荷重変化に基づ く前記撮像素子における車輪前端部位置変化から車体傾斜角度を算出し、その傾 斜角度を補正する駆動信号を前記ヘッドライト部に供給するコントローラとを備 えたものである。
【0006】
【作用】
車体前方に設けられ前輪の前端部をCCDカメラで撮像し、荷重時と無荷重時 におけるその前端部位置変化から車体傾斜角を算出し、その傾斜角に応じた駆動 信号をアクチュエータに供給して、傾斜した角度だけヘッドライトの配光角度を 制御し、荷重時も無荷重時も同様の配光特性が得られるようにする。
【0007】
【実施例】
図1は本考案を適用した自動車を示す図であり、点線で示す前輪付近にCCD カメラからなるセンサと、そのセンサによって検出された車体傾斜角θを基にヘ ッドライトの配光角度を調整する配光角度調整部が設けられている。
【0008】 図2(a)は前輪の一方側の車体に、センサとなるCCDカメラ1が取り付け られ、それがタイヤ2を撮像している状態を示し、図2(b)はそのCCDカメ ラ1によって撮像された画像を示している。図2(a)において、CCDカメラ 1の実線で示す部分は無荷重の状態の時であり、点線で示す部分は荷重がかかり 車体後方が下がったために、CCDカメラ1の上部が右方向に傾いた状態を示し ている。但し、図は理解の容易なように極端な変化として示している。
【0009】 図2(b)において、記号イで示す斜線の部分は無荷重時のタイヤ2のエッジ を含む部分を示す撮像画像であり、図2(c)において記号ロで示す斜線の部分 は荷重がかかり、車体が傾斜したときのタイヤ2のエッジを含む部分示す撮像画 像である。
【0010】 図3はコントローラ6とアクチュエータ7およびランプの関係を示したもので あり、アクチュエータ7はコントローラ6によって駆動量が制御され、その駆動 量に応じて可動部材8の位置を前後に調節するようになっており、これによって ヘッドランプを備えた反射鏡9が支点10を中心に回動するようになっている。 このため、アクチュエータ7によって駆動された量だけ反射鏡9が支点10を中 心に回動し、配光角度の調整された照明光がレンズ11より射出される。なお記 号12は車体である。
【0011】 図4は荷重時と無荷重時の角度変化によってカメラ角度が変化する状態を示す 図であり、実線は無荷重時、点線は荷重時の状態を示している。無荷重時、CC Dカメラ1は例えばタイヤ2のエッジの真上から真下を移すように設定されてい るので、CCDカメラ1の中心線に対してそれぞれθ1の画角を有した状態でタ イヤを撮像している。 この状態から荷重がかかることによってCCDカメラ1がθ傾くので、撮像範 囲も図4の点線で示すようにθだけずれ、撮像されるタイヤの画像はそのずれ量 だけ小さくなる。
【0012】 図5はセンサを構成するCCDカメラ1、CPUで構成されるコントローラ6 と、アクチュエータ7の間の接続状態を示すブロック図である。
【0013】 図6はこのように構成された装置における、エンジンスタート時および車両停 止時および発車時の動作を示すフローチャートであり、ステップ100に示すよ うに、先ずリフレクタを中立位置(原点)に移動するが、この中立位置は例えば 工場等でドライバを一人乗せた状態でヘッドランプの配光を調節する。そして、 配光が規格内に入ったときのリフレクタ位置を中立位置としてその位置をCPU 内に記憶させておく。なお、この中立位置への移動は、図示しないスイッチ等の マニュアル操作によって設定変更が可能なように構成されている。
【0014】 ヘッドライトが中立位置に移動した時点で、ステップ101に示すようにCC Dカメラ1からの画像をコントローラ6に取り込み、ステップ102に示すよう に荷重時におけるタイヤのエッジ位置L1、すなわち図2(b)において記号ロ で示すタイヤエッジ位置を取り込む。
【0015】 そして、コントローラ6はステップ103に示すように、中立位置のタイヤエ ッジ位置L0と荷重時におけるタイヤエッジ位置L1より車体の傾き角θを算出 する。 この車体の傾き角θは次のようにして算出される。 θ=tan-1{H(L0−L1)/(L0L1+H2)}
【0016】 このようにして車体傾斜角θが検出されたらアクチュエータ7を駆動して、ス テップ104に示すように、反射鏡9を傾きと反対側、この例では中心位置に対 して反時計方向に角度θだけ回動させ、配光調整を行う。これにより、負荷時で も配光特性は無負荷時と同じ状態に制御される。 なお、実施例では前輪の一方だけにCCDカメラを配置したが、これは両輪に 配置すれば前後傾斜だけでなく、左右傾斜も検出でき、より精度の良い配光確保 性が行える。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、前輪に設けたCCDカメラに前輪のエッジ付近 を撮像し、荷重時と無荷重時における前輪のエッジ位置変化から車体の傾きを検 出し、その傾き量だけヘッドライトの配光を補正するようにしたので、CCDカ メラは経年変化による特性変化がほとんどないことから、特性変化による誤差の ない安定した制御が行える。また、この装置は従来の方法のように前後輪の情報 から車高を求めるのでなく、前輪情報だけから車体の傾きを求めるようにしたの で、ヘッドライト付近で全ての処理をすることができ配線引き回しが少なく、こ のため組み付け性が良いという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した自動車を示す図である。
【図2】前輪付近に設けたCCDカメラの取付状態およ
び撮像状態を示す図である。
【図3】ヘッドライト配光の調整機構を示す図である。
【図4】車体の傾きによって傾き角を検出する状態を示
している図である。
【図5】全体構成を示すブロック図である。
【図6】動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 CCDカメラ 2 タイヤ 6 コントローラ 7 アクチュエータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータに供給される駆動信号に
    応じて配光角度を制御可能なヘッドライト部と、 前輪の前端部を撮像する撮像素子と、 荷重変化に基づく前記撮像素子における車輪前端部位置
    変化から車体傾斜角度を算出し、その傾斜角度を補正す
    る駆動信号を前記ヘッドライト部のアクチュエータに供
    給するコントローラとを備えたヘッドランプレベリング
    システム。
JP7437293U 1993-12-28 1993-12-28 ヘッドランプレベリングシステム Pending JPH0740278U (ja)

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JP7437293U JPH0740278U (ja) 1993-12-28 1993-12-28 ヘッドランプレベリングシステム

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JPH0740278U true JPH0740278U (ja) 1995-07-18

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ID=13545279

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007230483A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具の照射方向制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007230483A (ja) * 2006-03-03 2007-09-13 Koito Mfg Co Ltd 車両用灯具の照射方向制御装置
JP4664219B2 (ja) * 2006-03-03 2011-04-06 株式会社小糸製作所 車両用灯具の照射方向制御装置

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