JPH0740218U - 自動車用簡易暖房装置 - Google Patents

自動車用簡易暖房装置

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JPH0740218U
JPH0740218U JP7586893U JP7586893U JPH0740218U JP H0740218 U JPH0740218 U JP H0740218U JP 7586893 U JP7586893 U JP 7586893U JP 7586893 U JP7586893 U JP 7586893U JP H0740218 U JPH0740218 U JP H0740218U
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JP
Japan
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temperature
heater
vehicle
turned
comparator
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JP7586893U
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Inventor
浩司 角野
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U-SHINLTD.
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U-SHINLTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車内温度を考慮しつつ送風温度を調整する。 【構成】 ヒータ制御手段5は、送風口温度検出センサ
Th2からの検出温度に基づいてヒータ1への通電量を
調整する温調制御を行なうと共に、温調制御中であって
も内気センサTh1での検出温度に基づいて車内温度が
所定温度以上に上昇した時点で前記ヒータ1への通電を
停止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車用簡易暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車用暖房装置では、冬場、路上に長時間駐車した場合等には、エンジンが 冷え、暖房に利用されるエンジン冷却水が低温状態となるので、たとえイグニッ ションスイッチによりエンジンを駆動してエンジン冷却水を循環させることによ り暖房を開始したとしても、急には車内への送風温度を上昇させることができな い。
【0003】 このため、最近では、前記暖房装置以外に簡易暖房装置を設け、エンジンが暖 まるまでの間、バッテリー電源を利用して加熱したヒータにより短時間で車内に 温風を供給するようにしたものが考えられている。このような簡易暖房装置では 、車内前方部の運転席近傍に設けたスイッチを入れてヒータに通電すると共にフ ァンを駆動して早期に温風を車内に供給することができるようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記自動車用簡易暖房装置では、スイッチを切り替えることに より、ヒータへ通電するか否かを選択するようにしただけであるので、車内温度 の高低に拘わらず、送風温度が一定となり好ましい空調状態を得ることができな かった。
【0005】 また、前記スイッチは手動で切り替えるようにしていたので、車内温度が高く 、暖房を行なう必要がない場合であっても、オン状態となってバッテリー電源が 無駄に消費されることがあった。 本考案は前記問題点に鑑み、車内温度を考慮しつつ送風温度を調整可能な自動 車用簡易暖房装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するため、バッテリー電源を利用してヒータを加熱す ることにより、車内に温風を供給するようにした自動車用簡易暖房装置において 、車内温度を検出する内気センサと、送風口温度を検出する送風口温度検出セン サと、該送風口温度検出センサからの検出温度に基づいて前記ヒータへの通電量 を調整する温調制御を行なうと共に、該温調制御中であっても前記内気センサで の検出温度に基づいて車内温度が所定温度以上に上昇した時点で前記ヒータへの 通電を停止するヒータ制御手段とを設けたものである。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について添付図面に従って説明する。 図1は本考案に係る自動車用簡易暖房装置のヒータ1及びファン2の駆動用電 気回路である。この電気回路は、大略、メインスイッチ回路3、第1温度検出回 路4、第2温度検出回路5、タイマー回路6を備え、これらにより第1ないし第 3切替回路7,8,9をオン・オフすることによりヒータ1及びファン2を駆動 ・停止するようになっている。なお、10はエンジン冷却水により暖房を行なう 暖房装置のファン駆動用回路である。
【0008】 前記メインスイッチ回路3では、イグニッションIGの端子に第1及び第2ト ランジスタTr1,Tr2とメインスイッチSW1が接続され、メインスイッチSW1 をオンすると、両トランジスタTr1,Tr2がオン状態となり、その後は前記メイ ンスイッチSW1をオフしても、オン状態を維持するようになっている。また、 前記第1トランジスタTr1のコレクタは、第1比較器11の両入力端子にそれぞ れ接続され、マイナス入力端子はコンデンサC1を介して接地されている。この ため、前記第1比較器11のプラス入力端子に入力される電圧値が一定であるの に対し、マイナス入力端子に入力される電圧は、コンデンサC1が充電されるに 従って徐々に上昇し、放電されるに従って徐々に降下する。したがって、前記第 1比較器11の出力端子からは、High信号及びLow信号が交互に出力され てパルス状となる。
【0009】 前記第1温度検出回路4では、車内に設けた内気センサである第1サーミスタ Th1が第2比較器12のマイナス入力端子に接続されている。したがって、内 気温度の高低によって前記第1サーミスタTh1の抵抗が上下動し、第2比較器 12のマイナス入力端子に入力される電圧値が変化する。この結果、第2比較器 12の出力端子では、内気温度が低い間はLow信号を出力し、高くなればHi gh信号を出力することになる。
【0010】 前記第2温度検出回路5では、第3比較器13のマイナス入力端子には送風口 温度センサである第2サーミスタTh2が接続され、送風口温度の変化に応じて 入力電圧が上下動するようになっている。また、前記第3比較器13のプラス入 力端子には前記メインスイッチ回路3からの鋸歯状の電圧が入力されている。し たがって、送風口温度に従って第2サーミスタTh2の抵抗が上下動することによ りマイナス入力端子の電圧値が変化するので、温度が高くなれば出力端子からの High信号の出力時間が長くなり、逆に温度が低くなればLow信号の出力時 間が長くなる。
【0011】 前記タイマー回路6では、前記メインスイッチ回路3の第1比較器11からの High及びLowからなるパルス信号に基づいて第3トランジスタTr3がオン ・オフする。これにより、コンデンサC2に充電が開始され、充電が続行される に従って第4比較器14のプラス入力端子での入力電圧が徐々に大きくなる。こ の間、マイナス入力端子に入力される電圧は一定値である。したがって、前記第 4比較器14の出力端子から出力される信号はLow信号から所定時間経過後、 すなわち、前記コンデンサC2が所定容量充電された時点でHigh信号に切り 替わる。この場合、前記コンデンサC2にはパルス状の信号が入力されるので、 その静電容量をそれ程大きくすることなく前記第4比較器14からの出力信号の 切替用として利用することができる。なお、SW2はヒータ1及びファン2をオ フするためのスイッチである。
【0012】 前記第1ないし第3切替回路7,8,9では、いずれか1つでもオフすれば、 ヒータ1及びファン2には通電しないように直列接続されている。第1切替回路 7では、トランジスタTr4のベースにはタイマー回路6の第4比較器14の出力 端子が接続され、メインスイッチSW1をオン状態にしてから所定時間経過後に 、前記トランジスタTr4がオフ状態となる。また、第2切替回路8では、トラン ジスタTr5のベースには、第1温度検出回路4の第2比較器12の出力端子が接 続され、車内温度が上昇して第1サーミスタTh1の抵抗値が低下することによ り前記トランジスタTr5がオフ状態なる。さらに、前記第3切替回路9では、ト ランジスタTr6のベースには第2温度検出回路5の第3比較器13の出力端子が 接続され、送風口温度の変化に基づいてオン・オフの割合が変化するようになっ ている。
【0013】 前記ファン駆動用回路10では、前記第1及び第2切替回路7,8が共にオン 状態である場合にトランジスタTr7,Tr8,Tr10が順次オンし、トランジスタ Tr11がオフすることにより、図示しないユニット内に設けたブロアをオフ状態 とするようになっている。これにより、簡易暖房装置が駆動している間はエンジ ン冷却水を利用する暖房装置からは車内に送風されることがない。そして、前記 切替回路7,8のいずれか一方でもオフ状態となれば、トランジスタTr7,Tr8 ,Tr10が順次オフし、トランジスタTr11がオンすることにより、前記ブロアは オン状態となって通常の暖房運転が開始される。
【0014】 前記構成からなる電気回路を備えた自動車用簡易暖房装置では、冬季等の外気 温度が低く、かつ、駐車等で長時間エンジンを停止してエンジン冷却水温度が低 下している場合に使用される。
【0015】 この簡易暖房では、まず、メインスイッチSW1をオン状態とすることにより 、第1及び第2トランジスタTr1,Tr2をオン状態する。この場合、メインスイ ッチSW1をオフ状態としても、前記両トランジスタTr1,Tr2によりオン状態 が維持される。こうして第1比較器11に信号が入力されるようになると、コン デンサC1への充電中ではマイナス入力端子に比べてプラス入力端子への入力電 圧が大きくなるので、出力端子にはHigh信号が出力される。そして、コンデ ンサC1に充電されるに従ってマイナス入力端子への入力電圧が大きくなれば、 プラス入力端子との電圧関係が逆転し、Low信号が出力される。さらに、コン デンサC1への印加電圧が低下し、コンデンサC1が放電すると、マイナス入力端 子への入力電圧が徐々に低下してLow信号からHigh信号に切り替わる。以 下、同様にして第1比較器11の出力が切り替わりパルス信号が発せられる。
【0016】 また、前記コンデンサC1への充電状態の変化により、第2温度検出回路5で は、第3比較器13のプラス入力端子に鋸歯状の信号が入力される。前記メイン スイッチSW1をオンした直後では簡易暖房装置の送風口での温度は低いため、 第2サーミスタTh2の抵抗値が高く、プラス入力端子に入力される電圧値が高 くなる時間が短いので、出力端子から出力される信号はLowの方が長くなる。 したがって、第3切替回路9でのオン時間が長くなり、トランジスタTRのオン 時間すなわちヒータ1への通電時間が十分なものとなると共に、コンデンサC3 への充電が瞬時に終了してヒータ1による周囲空気の加熱が開始された時点でト ランジスタTr7,Tr8,Tr9が順次オンすることによりファン2が駆動し、温風 が車内に供給される。そして、第2サーミスタTh2での検出温度が高くなれば 、ヒータ1への通電時間が短くなり、送風温度は適切に調整される。 このように、前記第2サーミスタTh2を設けることにより、前記第3比較器 13での出力信号のHigh又はLowの割合を調整するようにしたので、ヒー タ1による加熱を送風口温度の変化に対して柔軟に対応させることができる。
【0017】 一方、車内温度は、前記メインスイッチSW1をオンした直後では低いため、 第1温度検出回路4では、内気センサである第1サーミスタTh1の抵抗値が高 く、第2比較器12の入力電圧では、プラス入力端子の方が低くなっている。こ の状態では、第2切替回路8はオン状態を維持する。そして、エンジンが暖まり 、暖房装置による暖房が適切に行われるようになって車内温度が上昇してくれば 、前記第1サーミスタTh1の抵抗値が低下することにより、第2比較器12の 出力がHigh信号に切り替わる。これにより、前記第2切替回路8がオフ状態 となり、ヒータ1及びファン2は前記第2温度検出回路による温調中であるにも 拘わらず共に停止する。この場合、ユニット内のブロアは、前述のようにしてオ ン状態となる。
【0018】 また、前記第1温度検出回路4の制御と平行してタイマー回路6では次のよう にしてヒータ1及びファン2の制御を行なう。 すなわち、タイマー回路6では、前記第1比較器11の出力端子からトランジ スタTr3のベースにはパルス信号が入力される。これにより、このトランジスタ Tr3はオン・オフを繰り返し、コンデンサC2への充電が開始される。充電開始 直後では、第4比較器14のマイナス入力端子の電圧が高く、出力端子にはLo w信号が出力され、第1切替回路7のトランジスタTr4はオン状態を維持する。 そして、前記コンデンサC2への充電が完了すると、前記第3比較器13のプラ ス入力端子の入力電圧が高くなり、出力端子にはHigh信号が出力される。こ れにより、内気温度が所望温度まで上昇していなくても、第1切替回路7はオフ 状態となり、ヒータ1及びファン2は共に停止される。この場合も、前記同様、 ユニット内のブロアは前述のようにしてオン状態となる。
【0019】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係る自動車用簡易暖房装置によれば 、送風口温度検出センサを設け、送風口温度を調整可能としたので、車内温度に 応じて適切に送風温度を調整でき、快適な簡易暖房状態を得ることができる。 また、たとえ簡易暖房中であっても車内温度が所定温度以上に上昇していれば 、ヒータへの通電を停止するようにしたので、バッテリー電源の無駄な消費がな くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る自動車用簡易暖房装置の制御
回路図である。
【符号の説明】
1…ヒータ、2…ファン、5…第2温度検出回路、Th
1…第1サーミスタ(内気センサ)、Th2…第2サーミ
スタ(送風口温度検出センサ)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バッテリー電源を利用してヒータを加熱
    することにより、車内に温風を供給するようにした自動
    車用簡易暖房装置において、 車内温度を検出する内気センサと、送風口温度を検出す
    る送風口温度検出センサと、該送風口温度検出センサか
    らの検出温度に基づいて前記ヒータへの通電量を調整す
    る温調制御を行なうと共に、該温調制御中であっても前
    記内気センサでの検出温度に基づいて車内温度が所定温
    度以上に上昇した時点で前記ヒータへの通電を停止する
    ヒータ制御手段とを設けたことを特徴とする自動車用簡
    易暖房装置。
JP7586893U 1993-12-28 1993-12-28 自動車用簡易暖房装置 Pending JPH0740218U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005096756A (ja) * 2003-09-22 2005-04-14 Catem Gmbh & Co Kg 温度センサが組み込まれた電気加熱装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991005