JPH0740160B2 - 像形成装置 - Google Patents

像形成装置

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JPH0740160B2
JPH0740160B2 JP60131286A JP13128685A JPH0740160B2 JP H0740160 B2 JPH0740160 B2 JP H0740160B2 JP 60131286 A JP60131286 A JP 60131286A JP 13128685 A JP13128685 A JP 13128685A JP H0740160 B2 JPH0740160 B2 JP H0740160B2
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目出雄 桃原
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は像形成装置に関し、特に、磁気記録部が備えら
れている像記録用紙に、トナー像を形成すると共に、磁
気情報をも記録し得るものである。
(ロ)従来の技術 用紙に磁気記録部を記録したものとして、キヤッシュカ
ード、電車や航空券などの各種きっぷあるいは値札など
が知られている。これらは、いずれもその特定の用途の
ために準備されたものであり、それらは磁気情報のみを
記録する装置に供給されるものである。
また、所謂普通紙にトナー像を形成する装置は周知であ
る。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 従来の磁気記録部を形成したカードや各種きっぷなど
は、その外形寸法が限られ、目視可能に記録できる文
字,図形などの像の種類や大きさに制約があり、複写機
のような任意の像を記録する像記録装置には使用できな
かった。また、文字や図形などの像を用紙に目視可能に
複写するのに加えて、秘密事項に関する情報を目視でき
ないように磁気記録したり、複写用紙を高度情報処理の
ために利用する目的で複写内容に関連した情報を磁気記
録できる装置は存在しなかった。
(ニ)問題点を解決するための手段 この発明は、像記録用紙の像記録部にトナー像を形成す
ると共に像記録用紙の磁気記録部に磁気情報を記録する
ための、静電潜像担持体と、静電潜像担持体に静電潜像
を形成する手段と、静電潜像を現像剤にてトナー現像す
る手段と、トナー像を像記録用紙に転写する手段と、転
写後のトナー像を像記録用紙の前記像記録部のみ加熱定
着する手段と、前記磁気記録部の磁気情報を読み取る手
段と、前記磁気記録部の磁気情報を消磁する手段と、前
記消磁手段の像記録用紙搬送方向下流側に設けられ、前
記磁気記録部に磁気情報を記録する手段とが備えられて
いる像形成装置である。
(ホ)作用 本発明では、像記録用紙の磁気記録部に磁気情報を記録
する手段が設けられているので、像記録用紙にトナー像
のみならず磁気情報を磁気記録できる。
(ヘ)実施例 第1図はこの発明の一実施例に使用される像記録用紙を
示す平面図である。この像記録用紙は、静電記録式の複
写機の複写用紙、および静電記録式のプリンタのプリン
タ用紙などの各種の像記録用の用紙としても利用され得
る。
用紙1は、普通紙が用いられ、その一辺の端部に沿っ
て、帯状磁気記録部2が形成される。この磁気記録部2
の形成方法としては、帯状の磁気テープを用紙1に接着
剤などで接着したり、熱圧着したり、磁性材料の塗料を
塗布するなどの各種の方法によって形成される。帯状磁
気記録部2の形成方向は、用紙1がたとえば複写機によ
って帯状磁気記録部2を除く残りの像記録部3に像を複
写する際に、用紙1の進行方法となる方向に沿って形成
される。
このように、帯状磁気記録部2を用紙1の一辺の端部に
沿って形成するのは、用紙1に像を形成する際に邪魔に
ならず、定着装置に含まれる加熱ローラ(第4図および
第5図に示す70参照)によって加熱されないようにする
ためである。また、用紙1の進行方向に沿って帯状磁気
記録部2を形成するのは、像を目視可能に記録(複写)
するのに併せて、目視できないように記録すべき情報を
同時的に磁気記録可能にするためである。
次に、本発明の一実施例としての電子複写機について詳
細に説明する。
第2図は電子複写機を示す全体外観図である。電子複写
機10は本体12を含む。本体12の上面には、原稿台14が設
けられる。この原稿台14は、左右に移動可能に支持され
る。本体12の一端側には給紙カセット16を装脱自在に装
着するための給紙部が形成され、本体12の他方端側には
排紙トレイ18を含む排紙部が形成される。したがって、
原稿台14に載せられた原稿が、給紙カセッ16から供給さ
れた用紙1に記録されて、排紙トレイ18上に排出され
る。
給紙カセット16は、第3図に示すように、用紙1を最大
収納枚数分だけ収納したとき、帯状磁気記録部2の形成
されている辺側の高さaがこれに対向する帯状磁気記録
部2の形成されていない辺側の高さbよりも大きくなる
ようにすなわちa>bとなるように選ばれる。すなわ
ち、給紙カセット16の底面が第1図に示す用紙1を積層
したとき、帯状磁気記録部2の厚みに拘らずその最上層
の用紙が平面に形成するように、傾斜して形成される。
本体12の上面には、操作パネル20が形成される。この操
作パネル20には、テンキー22,選択キー群24およびスタ
ートキー26が設けられる。テンキー22は、たとえばコピ
ー枚数を設定するために利用される。選択キー群24は、
後に第8図を参照して詳細に説明するように、複数のキ
ーを含み、帯状磁気記録部2に磁気記録すべき付加情報
の種類を選択するために利用される。スタートキー26は
コピースタートを指令するために利用される。
さらに、操作パネル20には、たとえば液晶などからなる
表示パネル28が形成される。この表示パネル28には、後
に第7図を参照して詳細に説明するように、所望のコピ
ー枚数を表示したり、選択キー群24で選択された付加情
報の種類をコードで表示するための7−セグメント表示
器が含まれる。
ここで、第4図を参照して、電子複写機10の内部構造に
ついて詳細に説明する。本体12の上面には、原稿台14が
上面を左右方向に移動可能に設けられる。この原稿台14
はたとえば透明ガラス板からなり、その上面には原稿カ
バー30が開閉可能に装着される。この本体12の上面には
スリットが形成される。このスリットに関連して、本体
12内には例えばハロゲンランプのような光源32が固定的
に設けられる。光源32に関連して、断面が楕円形の反射
鏡が設けられる。光源32からの光は、反射鏡によって反
射されて、原稿台14上に載せられた原稿に照射される。
したがって、原稿台14が矢印方向に移動されることに応
じて、原稿が前述のスリットを介して光源32からの光を
受けてそれを反射する。原稿からの反射光すなわち原稿
像は、スリットの下方に固定的に設けられた短焦点レン
ズアレイ34を通して静電潜像担持体としての感光体ドラ
ム36上に投影されて結像される。この短焦点レンズアレ
イ34は、多数のロッドレンズを密接配列した集束性光伝
導体からなる。なお、このような短焦点レンズアレイ34
は、他のプラスチックレンズアレイや凸レンズに代えて
もよいことは勿論である。
感光体ドラム36は、本体12のほぼ中央部に配置され、駆
動源(図示せず)によって原稿台14の移動に同期して矢
印方向(時計方向)に回転される。この感光体ドラム36
は、導電性サブストレートおよびその上に積層的に形成
されたアモルファスシリコンからなる光導電層を含む。
短焦点レンズアレイ34よりも感光体ドラム36の回転方向
上流側には、感光体ドラム36を均一にプラス帯電(約60
0V)するための帯電用コロトロン38が固定的に取り付け
られる。この帯電用コロトロン38,光源32,短焦点レンズ
アレイ34および原稿台14上に載置された原稿によって、
感光体ドラム36に原稿の静電潜像が形成される。
感光体ドラム36の周側面近傍の短焦点レンズアレイ34よ
りも下流側には、静電潜像をトナーによって現像するた
めの現像装置40が設けられる。この現像装置40には、ト
ナーと磁性のキャリアとからなる現像剤が収納される。
この現像剤は、マグネットローラ42によって、感光体ド
ラム36に向けて付勢される。このとき、マグネットロー
ラ42の感光体ドラム36と対峙する部分には、現像剤の穂
立が形成される。この穂立が感光体ドラム36に接触する
ことによって、マイナス帯電されたトナーが、プラス電
荷によって形成された静電潜像に付着する。このように
して、感光体ドラム36上に形成された静電潜像が現像装
置40によってトナー像として現像される。
本体12の一端側に挿脱自在に装着された給紙カセット16
内には、用紙1が積層的に収納される。給紙カセット16
の底部には、その上に用紙1を載置するための支持プレ
ート44が上下方向に揺動自在に設けられる。支持プレー
ト44の下部には、開口46が形成される。この開口46に
は、その基端が本体12の内底部に揺動自在に装着された
押上レバー48の自由端が挿通される。この押上レバー48
に関連して、押上レバー48を時計方向に回転付勢するた
めのばね(図示せず)が設けられる。支持プレート44
は、この押上レバー48によって上方に押し上げられる。
したがって、給紙カセット16内に積層的に収納された用
紙1が押上レバー48によって押し上げられ、最上部の用
紙1が給紙ローラ50に接触して取り込まれる。なお、必
要に応じて、給紙カセット16に関連して紙サイズ検知器
49が設けられる。
給紙ローラ50の用紙1の搬送方向下流側には、レジスタ
ローラ52が設けられる。このレジスタローラ52によって
給紙カセット16から送られた用紙1が一旦停止され、そ
の後原稿台14の移動と同期して、感光体ドラム36の方向
へ給送される。なお、用紙1の搬送経路における給紙ロ
ーラ50とレジスタローラ52との間には、磁気読取器54が
設けられ、レジスタローラ52と感光体ドラム36との間に
は消磁器56が設けられる。このように消磁器56が感光体
ドラム36とレジスタローラ52との間に位置していると、
仮に感光体ドラム36上に磁性のキャリアが付着していて
も、このキャリアは用紙1の磁気記録部2に磁着せず、
当該部分2を破損することがない。
感光体ドラム36の周側面近傍であって、レジスタローラ
52から用紙1が供給される位置には、現像装置40によっ
て現像されたトナー像を用紙1に転写するための転写用
コロトロン58が設けられる。この転写用コロトロン58と
一体的に、分離用コロトロン60が設けられる。この分離
用コロトロン60は、感光体ドラム36上に形成されたトナ
ー像の転写された用紙1が感光体ドラム36上の残留電荷
によって吸着されるのを防止するために、転写後の用紙
1に交流コロナ放電を与えてその電荷を中和させる。
分離用コロトロン60の下流側には、トナー像の転写され
た用紙1を搬送するためのバキュームコンベア62が設け
られる。このバキュームコンベア62によって、用紙1が
定着装置64の方向に向けて搬送される。なお、バキュー
ムコンベア62の搬送通路には、後で第6図を参照して詳
細に説明する磁気書込装置66が設けられる。
定着装置64はヒータ68を内蔵した加熱ローラ70、および
加熱ローラ70に圧接される加圧ローラ72によって構成さ
れる。加熱ローラ70は第5図に示すように、その軸方向
一方端側部が段差状に形成され、用紙1に形成された帯
状磁気記録部2を加熱および加圧しないようにしてい
る。そして、トナー像の転写された用紙1の像記録部3
の部分が加熱ローラ70と加圧ローラ72との間に挿入され
ることによって、加熱および加圧されて、トナー像の定
着が行われる。この定着装置64の下流側には、定着後の
用紙1を排紙トレイ上に排出するための排紙ローラ74が
設けられる。
前述のバキュームコンベア62の上方でありかつ感光体ド
ラム36の周側面近傍には、クリーニング装置76が設けら
れる。このクリーニング装置76は、用紙1に転写されず
に感光体ドラム36上に残留しているトナーを除去するも
のである。このクリーニング装置76には、感光体ドラム
36上の残留トナーをかきとるためのブレード78およびブ
レード78によってかきとられたトナーを排トナー容器80
に搬送するためのスクリューコンベア82が含まれる。
このような複写機全体の動作を制御しかつ付加情報を帯
状磁気記録部2に磁気記録または磁気記録されている情
報を読み取り制御するために、制御ボックス83が設けら
れる。この制御ボックス83には、後述のたとえば第11図
に示すような制御システムに必要な種々のコンポーネン
トが収納されている。
第6図を参照して、表示パネル28は、テンキー22(第1
図)で設定されるコピー枚数を表示するための数値表示
部28aと、選択キー群24(第1図)によって選択された
付加情報の種類を示す番号またはコードを表示するため
の番号表示部28bとを含む。この2つの表示部28aおよび
28bは、いずれも複数の7−セグメント表示器を含む。
そして、後述の選択キー群24に含まれるたとえばキー24
aが押された後、たとえばキー243が押されると、番号表
示部28bの左端の7−セグメント表示器には「3」が表
示され、同様に操作されたキー番号が7−セグメント表
示器によって順次表示されることになる。
なお、表示パネル28には、これらの7−セグメント表示
部28aおよび28b以外に、通常の電子複写機に必要な紙サ
イズなどを表すディスプレスキャラクタが形成されてい
る。
選択キー群24は、第7図に詳細に示すように、複数(図
示の例では11個)のキーを含む。最初のキー24aは、選
択キー群24を使って付加情報を用紙1の帯状磁気記録部
2へ磁気記録することを指令するために利用される。最
後のキー24bは、付加情報の種類選択操作が終了するこ
とを知らせるための利用される。そして、たとえば9種
類の付加情報を選択するために、9つの選択キー241〜2
49が設けられる。
第8図は選択キー群の操作に応じて帯状磁気記録部に磁
気記録される情報の内容の一例を示す図解図である。選
択キー群241〜249は用紙1の配布先を指令するために利
用され、特にキー241が部単位に配布することを指令
し、キー242が課単位に配布することを指令し、キー243
が配布先をコードによって指定することを指令する。た
だし、配布先をコードによって指定する場合は、キー24
3の操作の後、テンキー22を操作して配布先のコード番
号が入力される。キー244および245は、用紙1の保存区
分を指令するために利用され、特にキー244はたとえば
保存期間が10年のように長い重要な複写物であることを
指令するのに用いられ、キー245は保存期間が3年程度
と短い保存の必要な複写物であることを指令するのに用
いられる。そして、キー246,247および248は、それぞれ
価格,数量および商品を設定するのに用いられ、それぞ
れのキーの押圧後テンキー22を操作して価格,数量また
は商品コードが入力される。キー249は、日付を磁気記
録させる場合に利用され、このキー249が操作されると
自動的に日付が設定される。これらの選択キー群24の操
作によって指定された付加情報が用紙1の帯状磁気記録
部2に磁気記録されることになる。
第9図は表示パネルの表示例と付加情報を入力するため
のキー操作例と用紙の記録例との関係を示す図解図であ
る。たとえば、キー243が押圧されると、7−セグメン
ト表示器28bの最上桁に「3」が表示される。このと
き、7−セグメント表示器28aは全ての桁が0を表示し
ている。ここで、「3」は配布先コードを指令するキー
なので、その後にテンキー22の操作によって配布先たと
えば「販売部」のコード番号である「32」が入力され
る。このコード番号「32」が7−セグメント表示器28a
によって「032」と表示される。次に、保存期間が3年
であることを示すキー245が押圧されると、7−セグメ
ント表示器28bの上から2桁目に番号「5」が表示され
る。次に、商品コードを指定するためのキー248が押圧
されると、番号「8」が7−セグメント表示器28bの上
から3桁目に表示される。次に、その商品の(たとえば
形式名SFT-1000)のコードたとえば「54」が入力される
と、コードを示す「054」が7−セグメント表示器28aに
表示される。次に、価格であることを示すキー246が押
圧されると、7−セグメント表示器28bの上から4桁目
に番号「6」が表示され、さらに、テンキー22の操作に
よって価格たとえば69万円を示す「069」が7−セグメ
ント表示器28aに表示される。
このようにして、帯状磁気記録部2に機械的に読み出し
可能なようにかつ目視できないように記録すべきデータ
が入力された後、テンキー22を操作してコピー枚数が設
定される。それまでは7−セグメント表示器28aおよび2
8bの表示状態が継続される。そして、このようにして入
力された付加情報が用紙1の複写に合わせて帯状磁気記
録部2に磁気記録されることになる。この場合、用紙1
の像記録部3には、磁気記録情報に関連する原稿像が複
写される。
なお、原稿像の内容は、利用方法によって異なるので、
帯状磁気記録部2の磁気記録内容と異なるものでもよい
ことはいうまでもない。
第10図は制御システムの一例を示すブロック図である。
制御システムには、たとえばNEC製のμPD8085AC/D−2
のような8ビットのCPU102が含まれる。このCPU102に
は、後述の制御プログラムなどを格納しておくためのRO
M104,およびCPU102による制御の際にデータを一時格納
しかつ制御に必要な種々のフラグのための領域やカウン
タの領域を有するRAM106が接続される。ROM104として
は、たとえばNEC製のμPD2764が、またRAM106としてはN
EC製のμPD8155HCが用いられる。
CPU102のI/Oボードの不足を補うために、プログラマブ
ル入力/出力インタフェース(PIO)108が設けられる。
このPIO108は、CPU102およびROM104によって制御される
コピー機構部110に対する入出力ボードとして働く。こ
のPIO108としては、たとえばNEC製のμPD8255AC/D−2
を用いることができる。コピー機構部110には、電子複
写機の動作に関する部分の全ての制御機構が集約され
る。
上述のコンポーネントは、CPU102やその他のコンポーネ
ントとともに、バス112によって接続される。このバス1
12には、アドレスバス,データバスおよびコートロール
バスが含まれる。
バス112には、ダイレクトメモリアクセスコントローラ
(DMAC)114が接続される。DMAC114は、CPU102の仲介な
しにダイナミックRAM(DRAM)116に記憶された内容を選
択して、キャラクタ発生器118に直接与える。キャラク
タ発生器118は、たとえばEPROMからなり、DRAM116から
送られた情報ないし内容を表わすキャラクタコードに基
づいて磁気書込信号を発生する。したがって、磁気書込
器66は、キャラクタ発生器118すなわちDRAM116の内容に
応じた磁気信号を帯状磁気記録部2に記録する。なお、
DMAC114としてはたとえばNEC製のμPD8257C/D−2を、
またキャラクタ発生器118としてはたとえばNEC製のμPD
2764Dを利用することができる。
さらに、バス112には、PIO120を介してキーマトリック
ス122が接続される。このPIO120は、先のPI0108と同じ
ようなI/Oボードである。キーマトリックス122には、第
2図および第7図を参照して説明したそれぞれのキーが
接続される。したがって、キーマトリックス122は電子
複写機10のための操作キーだけでなく、付加情報を選択
するためのキー群24からの操作信号を受けて、キーコー
ド信号をPIO120を介してCPU102に与える。
先のDRAM116は、選択キー群24で選択された付加情報の
種類を表わすキーコードを一時的に格納する。そのキー
コードは8ビットのデータとして記憶される。具体的に
は、たとえばいずれかの選択キーが操作されると、その
キーを表わすキーコードがDRAM116にストアされる。こ
のDRAM116からは操作されたキーに相当する付加情報の
キャラクタのコードが出力され、このキャラクタコード
がキャラクタ発生器118のアドレスを選択してキャラク
タを順次出力され、これが磁気記録制御回路124に与え
られる。したがって、DRAM116には、付加情報の種類を
表わす1つの番号のキーコードに基づいて、その付加情
報を構成するキャラクタのコードとして順次出力できる
ような変換部が含まれる。しかしながら、このような変
換部は、付加情報の入力がいわゆるワープロ機能を有す
る場合には不要であろう。
LCDドライバ126は、たとえば第6図に示すような表示パ
ネルないしLCD28を表示駆動するものである。なお、こ
のような表示パネル28としては、ドットマトリックス形
式のディスプレイを用いてもよい。
さらに、UART(Universal Synchronous/Asynchronous R
eceiver/Transmitter)128は、外部との信号のやりとり
を行うためのシリアル−パラレル変換デコーダとして作
用し、たとえばNEC製のμPD8251AFC/Dが利用可能であ
る。このUART128は、付加情報の入力手段がたとえば磁
気カードまたは別の複写用紙の帯状磁気記録部である場
合に有利に用いられる。すなわち、磁気読取器54が別の
複写用紙の帯状磁気記録部2等に記録されたデータを読
み取り、その読み取り信号を変換して表示パネル28に表
示する。
次に、第10図を参照して、第11図に示すフロー図に基づ
いて、この実施例の操作ないし動作について説明する。
なお、通常電子複写機の動作に関する制御はよく知られ
ているので、ここでの説明は主として付加情報を帯状磁
気記録部2に磁気記録するための制御について説明す
る。
最初のステップS1では、CPU102はDRAM116をクリアす
る。続いて、ステップS2においてPIO120からの信号に基
づいて、キーマトリックス122からの入力すなわちキー
操作があったか否かが判断される。もし、キー操作があ
れば、次のステップS3において選択キー241〜249(第7
図参照)の内の操作されたキーに応じたキーコードがCP
U102内のAレジスタにロードされる。ステップS4におい
て、Aレジスタの内容、すなわち選択されたキーに対応
するキーコードがDRAM116に転送される。したがって、
次のステップS5では、操作された選択キーに対応する付
加情報を構成する各キャラクタのコードを記憶するDRAM
116のアドレスが指定されて、付加情報が出力される。
ステップS6において、そのキーコードすなわち付加情報
の種類の番号が表示パネル28に含まれる番号表示部28b
に表示される。
次のステップS7において、スタートキー26が操作された
ことが検出されると、ステップS8においてコピー機構部
110を駆動させて、通常のコピー動作を実行させる。
次のステップS9において、位置検出器89が用紙1の先端
を検出したか否かが判断され、用紙1の到来したことが
判断されるとステップS10においてDMAC114がイニシャラ
イズされる。次のステップS11においてDRAM116からキャ
ラクタ発生器118へのDMAのためのスタートアドレスおよ
び転送バイト数が設定される。
次のステップS12において、DMA動作が開始される。した
がって、キャラクタ発生器118からは付加情報のキャラ
クタが読み出され、これが磁気記録制御回路124に与え
られる。続いて、付加情報の磁気記録が開始される。す
なわち、磁気記録制御回路124は、パルスコントロール1
32から与えられるパルスに同期して、キャラクタ発生器
118から与えられる付加情報のキャラクタコードを磁化
信号に変換して、磁気書込器66に与える。これによっ
て、原稿台14上に載せられた原稿の像が搬送される用紙
1の像記録部3部分に静電記録されるのに続いて、付加
情報が帯状磁気記録部2に磁気記録される。
続いて、ステップS14において、設定された付加情報が
全て磁気記録されたか否かが判断され、付加情報の磁気
記録が完了していないことが判断されるとステップS10
へ戻り、前述のステップS10ないしS13の動作が繰り返さ
れる。一方、設定された付加情報の全てが磁気記録され
ていることが判断されると、ステップS15においてCPU10
2は電子複写機としての複写動作に関する全ての動作が
終了したかどうかを判断し、もしそうれあればこの処理
ルーチンを終了する。
このように、通常の複写動作による像が像記録部3に静
電記録されかつ付加情報が帯状磁気記録部2に磁気記録
された用紙1は、種々の応用が可能である。たとえば、
目視可能なように静電記録された内容と目視できないよ
うに磁気記録された内容とが異なる場合であれば、秘密
事項のみが帯状磁気記録部2に磁気記録され、秘密事項
を知ることの許された特定人が磁気リーダを利用して帯
状磁気記録部2に磁気記録されている内容を知ることが
できる。
また、第12図に示すように、静電記録された内容と磁気
記録された内容とが同じかまたは相互に関連のある場合
は、帯状磁気記録部2の記録内容を磁気リーダで機械的
に読み取り、用紙1を分類したり、所定の順序で並べ換
えるなどの各種の機械的処理のために利用される。
第13図は本発明の他の実施例を示す全体外観図である。
前述の第1図に示す電子複写機の例では、付加情報とし
て予め決められた内容しか磁気記録できなかった。これ
に対して、この例では、いわゆるワープロ機能を持たせ
て、付加情報として任意の情報を磁気記録できるように
したものである。その目的で、複写機10の本体12の操作
パネル20には、英数字キー134が配列される。この英数
字キー134には、数字0〜9,アルファベットA〜Zおよ
びその他の記号に対応した複数のキーが含まれる。さら
に、LCDパネル136が第6図に示す表示パネル28とともに
設けられる。このLCDパネル136はドットマトリックス態
様のディスプレイである。なお、この例では、表示パネ
ル28の番号表示部28bは不要となる。
次に、第10図および第13図を参照してワープロ機能によ
って付加情報を磁気記録する場合の操作ないし動作につ
いて簡単に説明する。帯状磁気記録部2に磁気記録すべ
き付加情報が英数字キー134を操作して入力される。こ
の英数字キー134の操作に基づくキーコードがバス112を
介してCPU102に与えられる。CPU102はそのキーコードを
入力順次にRAM106に格納する。このようにしてワープロ
機能に基づいて入力された付加情報がスタートキー26の
操作に応じてRAM106から読み出され、バス112を介して
磁気記録制御回路124に直接与えられる。これによっ
て、複写動作に関連して、磁気記録制御回路124が付加
情報の磁化信号を磁気書込器66に与えて、用紙1の帯状
磁気記録部2に書き込ませる。
(ト)発明の効果 この発明によれば、像記録用紙の像記録部にトナー像を
形成すると共に像記録用紙の磁気記録部に磁気情報を記
録するための像形成装置であって、転写後のトナー像を
定着すべく像記録用紙の前記像記録部のみ加熱する手段
を備えたので、像記録用紙の磁気記録部を加熱しないた
め、磁気記録部を熱破壊する恐れがない。従って像記録
用紙にトナー像のみならず磁気情報を磁気記録すること
ができる。
また、消磁手段の像記録用紙搬送方向下流側に磁気情報
を記録する手段を設けたので、不必要な記録された磁気
情報を確実に消磁した後に新たな磁気情報を記録した
り、経時変化により劣化した磁気情報を確実に消磁した
後に再度同じ情報を記録する、いわゆるリフレッシュを
することができる。従って、高品質の磁気情報を長期間
にわたって維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に使用され得る用紙を示す
平面図である。 第2図はこの発明の一実施例としての電子複写機の一例
を示す全体外観図である。 第3図は用紙を収納するための給紙カセットの斜視図で
ある。 第4図は第2図に示す複写機の内部構造を説明するため
の構造図解図である。 第5図は定着装置の斜視図である。 第6図は表示パネルの一例を示す図解図である。 第7図は付加情報の種類を選択するための選択キー群の
配列の一例を示す図解図である。 第8図は選択キー群の操作に応じて帯状磁気記録部に磁
気記録される情報の内容の一例を示す図解図である。 第9図は表示パネルの表示例と選択キー群の操作例と用
紙の記録例との関係を示す図解図である。 第10図は電子複写機の制御システムの一例を示すブロッ
ク図である。 第11図は付加情報を磁気記録するための操作ないし動作
を説明するためのフロー図である。 第12図はこの実施例に使用され得る用紙の用途例を示す
図解図である。 第13図はワープロ機能付き電子複写機の一例を示す全体
外観図である。 図において、1は用紙、2は帯状磁気記録部、3は像記
録部、32は光源、34は短焦点レンズアレイ、36は感光体
ドラム(静電潜像担持体)、40は現像装置、54は磁気読
取器、56は消磁器(消磁手段)、58は転写用コロトロ
ン、62はバキュームコンベア(搬送通路)、64は定着装
置、66は磁気書込器(磁気記録手段)である。
フロントページの続き (72)発明者 土田 康之 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−5762(JP,A) 特開 昭49−49600(JP,A) 特開 昭57−98108(JP,A) 実開 昭49−149700(JP,U) 実開 昭57−204514(JP,U) 特公 昭53−37040(JP,B1)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像記録用紙の像記録部にトナー像を形成す
    ると共に像記録用紙の磁気記録部に磁気情報を記録する
    ための、静電潜像担持体と、静電潜像担持体に静電潜像
    を形成する手段と、静電潜像を現像剤にてトナー現像す
    る手段と、トナー像を像記録用紙に転写する手段と、転
    写後のトナー像を定着すべく像記録用紙の前記像記録部
    のみ加熱する手段と、前記磁気記録部の磁気情報を読み
    取る手段と、前記磁気記録部の磁気情報を消磁する手段
    と、前記消磁手段の像記録用紙搬送方向下流側に設けら
    れ、前記磁気記録部に磁気情報を記録する手段とが備え
    られている像形成装置。
JP60131286A 1985-04-19 1985-06-17 像形成装置 Expired - Lifetime JPH0740160B2 (ja)

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JP60131286A JPH0740160B2 (ja) 1985-06-17 1985-06-17 像形成装置
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JPS49149700U (ja) * 1973-04-28 1974-12-25
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