JPH0740087Y2 - アクチュエータ - Google Patents
アクチュエータInfo
- Publication number
- JPH0740087Y2 JPH0740087Y2 JP1989028212U JP2821289U JPH0740087Y2 JP H0740087 Y2 JPH0740087 Y2 JP H0740087Y2 JP 1989028212 U JP1989028212 U JP 1989028212U JP 2821289 U JP2821289 U JP 2821289U JP H0740087 Y2 JPH0740087 Y2 JP H0740087Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- wire
- output plate
- retaining
- groove
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Actuator (AREA)
Description
(産業上の利用分野) この考案は、自動車の走行速度をある設定した値に自動
的に制御する車速自動制御装置に利用されるアクチュエ
ータに関する。 (従来の技術) 従来、上記のようなアクチュエータとしては、例えば第
5図および第6図に示すものがあった。 図示するアクチュエータ100は、ダイヤフラム101および
ダイヤフラム101に取付けた出力プレート102とケーシン
グ103とで形成されており、ダイヤフラム101により容積
が変化する負圧室104に容積拡大用の戻しばね105を設
け、負圧室104の負圧レベルの増大時に出力プレートに
連結したケーブル106を第5図において左方向に移動さ
せ且つ負圧レベルの減少時にケーブル106を第5図にお
いて右方向に移動させる。ケーブル106は図示しないエ
ンジンのスロットルバルブに連結してあり、このケーブ
ル106の移動に対応してスロットルバルブの開度を変更
する。 出力プレート102の第5図において左側部分のケーブル
連結部102aに備えた抜け止め嵌め入れ部102bに、ケーブ
ル106のワイヤ106aの端部に取付けた球体状の抜け止め1
06bを嵌め入れた状態で、ワイヤ106aをケーブル連結部1
02aに備えた切欠き102cに挿入し、さらにケーブル連結
部102aに備えたリング装着用溝102dにストップリング10
7を装着することにより、抜け止め106bが外れるのを防
止してケーブル106を出力プレート102のケーブル連結部
102aに連結していた。 (考案が解決しようとする課題) ところが、上記した従来のアクチュエータにおいては、
出力プレート102のケーブル連結部102aに備えた抜け止
め嵌め入れ部102bに、ケーブル106のワイヤ106aの端部
に取付けた球体状の抜け止め106bを嵌め入れた状態で、
ワイヤ106aをケーブル連結部102aに備えた切欠き102cに
挿入し、さらにケーブル連結部102aに備えたリング装着
用溝102dにストップリング107を装着することにより、
ケーブル106を出力プレート102に連結した構造であるの
で、ワイヤ106aが横方向(第5図において上側)に倒れ
た場合には抜け止め106bが出力プレート102から外れて
しまうことが絶対にないとは言えず、ケーブル106が出
力プレート102から外れてしまったときには、アクチュ
エータ100の出力が伝達されなくなる可能性を有すると
いう問題点があり、確実に出力伝達できるものにするこ
とが望まれるという課題を有していた。 (考案の目的) そこでこの考案は上記した従来の課題に鑑みてなされた
もので、確実な作動を行えるアクチュエータを提供する
ことを目的としている。
的に制御する車速自動制御装置に利用されるアクチュエ
ータに関する。 (従来の技術) 従来、上記のようなアクチュエータとしては、例えば第
5図および第6図に示すものがあった。 図示するアクチュエータ100は、ダイヤフラム101および
ダイヤフラム101に取付けた出力プレート102とケーシン
グ103とで形成されており、ダイヤフラム101により容積
が変化する負圧室104に容積拡大用の戻しばね105を設
け、負圧室104の負圧レベルの増大時に出力プレートに
連結したケーブル106を第5図において左方向に移動さ
せ且つ負圧レベルの減少時にケーブル106を第5図にお
いて右方向に移動させる。ケーブル106は図示しないエ
ンジンのスロットルバルブに連結してあり、このケーブ
ル106の移動に対応してスロットルバルブの開度を変更
する。 出力プレート102の第5図において左側部分のケーブル
連結部102aに備えた抜け止め嵌め入れ部102bに、ケーブ
ル106のワイヤ106aの端部に取付けた球体状の抜け止め1
06bを嵌め入れた状態で、ワイヤ106aをケーブル連結部1
02aに備えた切欠き102cに挿入し、さらにケーブル連結
部102aに備えたリング装着用溝102dにストップリング10
7を装着することにより、抜け止め106bが外れるのを防
止してケーブル106を出力プレート102のケーブル連結部
102aに連結していた。 (考案が解決しようとする課題) ところが、上記した従来のアクチュエータにおいては、
出力プレート102のケーブル連結部102aに備えた抜け止
め嵌め入れ部102bに、ケーブル106のワイヤ106aの端部
に取付けた球体状の抜け止め106bを嵌め入れた状態で、
ワイヤ106aをケーブル連結部102aに備えた切欠き102cに
挿入し、さらにケーブル連結部102aに備えたリング装着
用溝102dにストップリング107を装着することにより、
ケーブル106を出力プレート102に連結した構造であるの
で、ワイヤ106aが横方向(第5図において上側)に倒れ
た場合には抜け止め106bが出力プレート102から外れて
しまうことが絶対にないとは言えず、ケーブル106が出
力プレート102から外れてしまったときには、アクチュ
エータ100の出力が伝達されなくなる可能性を有すると
いう問題点があり、確実に出力伝達できるものにするこ
とが望まれるという課題を有していた。 (考案の目的) そこでこの考案は上記した従来の課題に鑑みてなされた
もので、確実な作動を行えるアクチュエータを提供する
ことを目的としている。
【考案の構成】 (課題を解決するための手段) この考案に係わるアクチュエータは、ケーシングと、弾
性部材によってカップ状に形成され、ケーシング内に収
容され、ケーシングに支持されたダイヤフラムと、略円
盤状に形成され、ダイヤフラムの底部に固着された基部
と、ケーシングを挿通して配置されたケーブル連結部と
を備えた出力プレートと、ケーシングと出力プレートと
の間に配置された戻しばねと、車両のスロットルバルブ
に連結されるワイヤと、このワイヤの端部に固着され、
ワイヤの外径寸法よりも大きな外径寸法に形成された球
体状をなし、出力プレートのケーブル連結部に嵌合され
た抜け止め部とからなるケーブルと、出力プレートのケ
ーブル連結部に固定され、ケーブルの抜け止め部が出力
プレートのケーブル連結部より外れるのを防ぐストップ
リングとを備えたアクチュエータにおいて、出力プレー
トのケーブル連結部には、ケーブルのワイヤの外径寸法
よりもわずかに大きい幅に形成された凹溝状をなし、ワ
イヤが挿入されるワイヤ挿入溝と、ワイヤ挿入溝に連設
して形成され、ケーブルの抜け止め部よりもわずかに大
きい形状に形成された凹溝状をなし、抜け止め部が嵌合
される嵌合用溝部とが形成され、嵌合用溝部のワイヤ挿
入溝との連設した部位には、ケーブルの抜け止め部と球
面対偶をなし、ワイヤ挿入溝側に凹状に形成され、ケー
ブルの抜け止め部を係止する抜け止め用係止部が形成さ
れている構成としたことを特徴としている。 (考案の作用) この考案に係わるアクチュエータにおいて、ケーブル
は、ワイヤがケーブル連結部に形成されたワイヤ挿入溝
に挿入され、抜け止め部がケーブル連結部に形成された
嵌合用溝部に嵌合され、抜け止め部がケーブル連結部に
形成された抜け止め用係止部によって球面対偶をもって
係止される。それ故、ケーブルの抜け止め部は嵌合用溝
部内で抜け止め用係止部によって抜け方向側を押さえら
れてケーブル連結部に取付けられているため、ケーブル
は出力プレートから容易に外れることはない。 (実施例) 以下、この考案に係わるアクチュエータの一実施例を第
1図ないし第4図に基いて説明する。 図示するアクチュエータ1において、負圧室2は可撓性
を有する弾性部材によってカップ状に形成されたダイヤ
フラム3およびダイヤフラム3の開口部3aに取付けた出
力プレート4とケーシング5とで形成されており、この
負圧室2に戻しばね6が設けられている。そして、負圧
室2の負圧レベルの増大時に出力プレート4に連結した
ケーブル7を戻しばね6の押圧力に抗して第1図の右方
向に移動させ、これに反して、負圧レベルの減少時に戻
しばね6の押圧力によってケーブル7を第1図の左方向
に移動させるようになっている。 ケーブル7には、アクチュエータ1との連結側となるワ
イヤ7aの一端部にワイヤ7aの外径寸法よりも大きな外径
を有するものとして球体状に形成された抜け止め部7bが
形成されているとともに、ワイヤ7aの他端部が図示しな
いスロットルバルブに連結されるようになっているた
め、ケーブル7の移動に対応してスロットルバルブの開
度が変更される。 ケーブル7が連結されている出力プレート4には、若干
の弾性を有する樹脂部材によって略円盤状に形成された
基部4aにダイヤフラム取付部4bが備えられており、この
ダイヤフラム取付部4bはダイヤフラム3の底部に備えた
開口部3aに嵌め入れられたうえで、環状をなす押え部材
4cによってダイヤフラム3に固着されている。 また、出力プレート4には、基部4aから第1図において
左側に向けて略円柱状に突出したケーブル連結部4dが形
成されており、このケーブル連結部4dにワイヤ挿入溝4
h、嵌合用溝部4f、抜け止め用係止部4k、ストップリン
グ装置溝4nがそれぞれ備えられている。 ワイヤ挿入溝4hは、ケーブル7のワイヤ7aの外径寸法よ
りもわずかに大きい幅をなすものとして凹溝状に形成さ
れており、このワイヤ挿入溝4hにワイヤ7aが挿入され
る。 嵌合用溝部4fは、ワイヤ挿入溝4hに連設してケーブル7
の抜け止め部7bよりもわずかに大きい凹溝状に形成され
ている。嵌合用溝部4fにはケーブル7の抜け止め部7bが
嵌合される。嵌合用溝部4fの第2図において左方に備え
た底壁4iには外周側壁4eの第2図中の左側に連通する角
孔4jが形成されている。 抜け止め用係止部4kは、嵌合用溝部4fのワイヤ挿入溝4h
に連設した部位に配置されており、嵌合用溝部4fの第2
図中の上側となるワイヤ挿入溝4h側に位置する溝壁4gに
ケーブル7の抜け止め部7bに球面対偶をなして係止可能
にして凹状に形成されている。抜け止め用係止部4kは嵌
合用溝部4f内に嵌め入れられた抜け止め部7bの抜け方向
となる第2図中横方向に抜け止め部7bの移動を阻止する
機能を有する。 ストップリング装置溝4nは、嵌合用溝部4fの開口に一致
した外周側壁4eに環状の凹状に形成されているため、こ
のストップリング装置溝4nにストップリング8が装着さ
れる。ストップリング装置溝4nにストップリング8が装
着されることによって嵌合用溝部4f内に嵌め入れられた
ケーブル7の抜け止め部7bは第2図中の下方にずれたと
してもストップリング8に係止されて嵌合用溝部4fから
抜け出ることはない。 このような構造をなすアクチュエータ1は、ケーブル7
の抜け止め部7bをケーブル連結部4dの嵌合用溝部4fに嵌
め入れて、ケーブル7のワイヤ7aをケーブル連結部4dの
ワイヤ挿入溝4hに挿入し、さらに、ストップリング8を
ケーブル連結部4dのストップリング装着溝4nに装着して
ケーブル7がアクチュエータ1に連結される。 ケーブル7のワイヤ7aの他端部は図示しないスロットル
バルブに連結され、負圧室2は図示しない負圧発生手段
に連通接続される。この負圧発生手段を作動させること
によって負圧室2の負圧レベルを大きくすると、出力プ
レート4は戻しばね6の押圧力に抗して第1図の右方向
に移動されるため、ケーブル7のワイヤ7aを引張し、ワ
イヤ7aの引張によってスロットルバルブの開度を大きく
調整して車両の速度を高い値に変更して定速走行させ、
これに反して、負圧発生手段を作動させずに負圧室に大
気を導入することによって負圧室2の負圧レベルを小さ
くすると、出力プレート4は戻しばね6の押圧力によっ
て第1図の左方向に戻り移動されるため、ケーブル7の
ワイヤ7aを戻し、ワイヤ7aの戻りによってスロットルバ
ルブの開度を小さく調整して車両の速度を低い値に変更
して定速走行させる。 ケーブル7のワイヤ7aを引張したり戻したりする間、ケ
ーブル7の抜け止め部7bはケーブル連結部4dにおいて嵌
合用溝部4f内で抜け方向を抜け止め用係止部4kに係止さ
れ、さらに、ストップリング8によってずれ方向への移
動を阻止されているため、ケーブル7のワイヤ7aは第1
図中の上側の方向の抜け方向に移動を阻止されることに
よって抜け止めされるものとなる。
性部材によってカップ状に形成され、ケーシング内に収
容され、ケーシングに支持されたダイヤフラムと、略円
盤状に形成され、ダイヤフラムの底部に固着された基部
と、ケーシングを挿通して配置されたケーブル連結部と
を備えた出力プレートと、ケーシングと出力プレートと
の間に配置された戻しばねと、車両のスロットルバルブ
に連結されるワイヤと、このワイヤの端部に固着され、
ワイヤの外径寸法よりも大きな外径寸法に形成された球
体状をなし、出力プレートのケーブル連結部に嵌合され
た抜け止め部とからなるケーブルと、出力プレートのケ
ーブル連結部に固定され、ケーブルの抜け止め部が出力
プレートのケーブル連結部より外れるのを防ぐストップ
リングとを備えたアクチュエータにおいて、出力プレー
トのケーブル連結部には、ケーブルのワイヤの外径寸法
よりもわずかに大きい幅に形成された凹溝状をなし、ワ
イヤが挿入されるワイヤ挿入溝と、ワイヤ挿入溝に連設
して形成され、ケーブルの抜け止め部よりもわずかに大
きい形状に形成された凹溝状をなし、抜け止め部が嵌合
される嵌合用溝部とが形成され、嵌合用溝部のワイヤ挿
入溝との連設した部位には、ケーブルの抜け止め部と球
面対偶をなし、ワイヤ挿入溝側に凹状に形成され、ケー
ブルの抜け止め部を係止する抜け止め用係止部が形成さ
れている構成としたことを特徴としている。 (考案の作用) この考案に係わるアクチュエータにおいて、ケーブル
は、ワイヤがケーブル連結部に形成されたワイヤ挿入溝
に挿入され、抜け止め部がケーブル連結部に形成された
嵌合用溝部に嵌合され、抜け止め部がケーブル連結部に
形成された抜け止め用係止部によって球面対偶をもって
係止される。それ故、ケーブルの抜け止め部は嵌合用溝
部内で抜け止め用係止部によって抜け方向側を押さえら
れてケーブル連結部に取付けられているため、ケーブル
は出力プレートから容易に外れることはない。 (実施例) 以下、この考案に係わるアクチュエータの一実施例を第
1図ないし第4図に基いて説明する。 図示するアクチュエータ1において、負圧室2は可撓性
を有する弾性部材によってカップ状に形成されたダイヤ
フラム3およびダイヤフラム3の開口部3aに取付けた出
力プレート4とケーシング5とで形成されており、この
負圧室2に戻しばね6が設けられている。そして、負圧
室2の負圧レベルの増大時に出力プレート4に連結した
ケーブル7を戻しばね6の押圧力に抗して第1図の右方
向に移動させ、これに反して、負圧レベルの減少時に戻
しばね6の押圧力によってケーブル7を第1図の左方向
に移動させるようになっている。 ケーブル7には、アクチュエータ1との連結側となるワ
イヤ7aの一端部にワイヤ7aの外径寸法よりも大きな外径
を有するものとして球体状に形成された抜け止め部7bが
形成されているとともに、ワイヤ7aの他端部が図示しな
いスロットルバルブに連結されるようになっているた
め、ケーブル7の移動に対応してスロットルバルブの開
度が変更される。 ケーブル7が連結されている出力プレート4には、若干
の弾性を有する樹脂部材によって略円盤状に形成された
基部4aにダイヤフラム取付部4bが備えられており、この
ダイヤフラム取付部4bはダイヤフラム3の底部に備えた
開口部3aに嵌め入れられたうえで、環状をなす押え部材
4cによってダイヤフラム3に固着されている。 また、出力プレート4には、基部4aから第1図において
左側に向けて略円柱状に突出したケーブル連結部4dが形
成されており、このケーブル連結部4dにワイヤ挿入溝4
h、嵌合用溝部4f、抜け止め用係止部4k、ストップリン
グ装置溝4nがそれぞれ備えられている。 ワイヤ挿入溝4hは、ケーブル7のワイヤ7aの外径寸法よ
りもわずかに大きい幅をなすものとして凹溝状に形成さ
れており、このワイヤ挿入溝4hにワイヤ7aが挿入され
る。 嵌合用溝部4fは、ワイヤ挿入溝4hに連設してケーブル7
の抜け止め部7bよりもわずかに大きい凹溝状に形成され
ている。嵌合用溝部4fにはケーブル7の抜け止め部7bが
嵌合される。嵌合用溝部4fの第2図において左方に備え
た底壁4iには外周側壁4eの第2図中の左側に連通する角
孔4jが形成されている。 抜け止め用係止部4kは、嵌合用溝部4fのワイヤ挿入溝4h
に連設した部位に配置されており、嵌合用溝部4fの第2
図中の上側となるワイヤ挿入溝4h側に位置する溝壁4gに
ケーブル7の抜け止め部7bに球面対偶をなして係止可能
にして凹状に形成されている。抜け止め用係止部4kは嵌
合用溝部4f内に嵌め入れられた抜け止め部7bの抜け方向
となる第2図中横方向に抜け止め部7bの移動を阻止する
機能を有する。 ストップリング装置溝4nは、嵌合用溝部4fの開口に一致
した外周側壁4eに環状の凹状に形成されているため、こ
のストップリング装置溝4nにストップリング8が装着さ
れる。ストップリング装置溝4nにストップリング8が装
着されることによって嵌合用溝部4f内に嵌め入れられた
ケーブル7の抜け止め部7bは第2図中の下方にずれたと
してもストップリング8に係止されて嵌合用溝部4fから
抜け出ることはない。 このような構造をなすアクチュエータ1は、ケーブル7
の抜け止め部7bをケーブル連結部4dの嵌合用溝部4fに嵌
め入れて、ケーブル7のワイヤ7aをケーブル連結部4dの
ワイヤ挿入溝4hに挿入し、さらに、ストップリング8を
ケーブル連結部4dのストップリング装着溝4nに装着して
ケーブル7がアクチュエータ1に連結される。 ケーブル7のワイヤ7aの他端部は図示しないスロットル
バルブに連結され、負圧室2は図示しない負圧発生手段
に連通接続される。この負圧発生手段を作動させること
によって負圧室2の負圧レベルを大きくすると、出力プ
レート4は戻しばね6の押圧力に抗して第1図の右方向
に移動されるため、ケーブル7のワイヤ7aを引張し、ワ
イヤ7aの引張によってスロットルバルブの開度を大きく
調整して車両の速度を高い値に変更して定速走行させ、
これに反して、負圧発生手段を作動させずに負圧室に大
気を導入することによって負圧室2の負圧レベルを小さ
くすると、出力プレート4は戻しばね6の押圧力によっ
て第1図の左方向に戻り移動されるため、ケーブル7の
ワイヤ7aを戻し、ワイヤ7aの戻りによってスロットルバ
ルブの開度を小さく調整して車両の速度を低い値に変更
して定速走行させる。 ケーブル7のワイヤ7aを引張したり戻したりする間、ケ
ーブル7の抜け止め部7bはケーブル連結部4dにおいて嵌
合用溝部4f内で抜け方向を抜け止め用係止部4kに係止さ
れ、さらに、ストップリング8によってずれ方向への移
動を阻止されているため、ケーブル7のワイヤ7aは第1
図中の上側の方向の抜け方向に移動を阻止されることに
よって抜け止めされるものとなる。
以上説明してきたように、この考案に係わるアクチュエ
ータによれば、ケーブルは、ワイヤがケーブル連結部に
形成されたワイヤ挿入溝に挿入され、抜け止め部がケー
ブル連結部に形成された嵌合用溝部に嵌合され、抜け止
め部がケーブル連結部に形成された抜け止め用係止部に
よって球面対偶をもって係止されるため、ケーブルの抜
け止め部は嵌合用溝部内で抜け止め用係止部によって抜
け方向側を押さえられてケーブル連結部に取付けられる
ので、ケーブルは出力プレートから容易に外れることは
なく、出力を確実に伝達することができるという優れた
効果を奏する。
ータによれば、ケーブルは、ワイヤがケーブル連結部に
形成されたワイヤ挿入溝に挿入され、抜け止め部がケー
ブル連結部に形成された嵌合用溝部に嵌合され、抜け止
め部がケーブル連結部に形成された抜け止め用係止部に
よって球面対偶をもって係止されるため、ケーブルの抜
け止め部は嵌合用溝部内で抜け止め用係止部によって抜
け方向側を押さえられてケーブル連結部に取付けられる
ので、ケーブルは出力プレートから容易に外れることは
なく、出力を確実に伝達することができるという優れた
効果を奏する。
第1図はこの考案に係わるアクチュエータの一実施例を
示す縦断側面図、第2図は第1図に示したアクチュエー
タにおいてのケーブル連結部まわりの断面図、第3図は
第2図に示したアクチュエータのケーブル連結部まわり
の平面図、第4図は第2図に示したアクチュエータのケ
ーブル連結部の側面図、第5図は従来のアクチュエータ
の縦断側面図、第6図は第5図に示したアクチュエータ
においてのケーブル連結部まわりの斜視図である。 1…アクチュエータ 3…ダイヤフラム 4…出力プレート 4a…基部 4d…ケーブル連結部 4f…嵌合用溝部 4h…ワイヤ挿入溝 4k…抜け止め用係止部 5…ケーシング 6…戻しばね 7…ケーブル 7a…ワイヤ 7b…抜け止め部 8…ストップリング
示す縦断側面図、第2図は第1図に示したアクチュエー
タにおいてのケーブル連結部まわりの断面図、第3図は
第2図に示したアクチュエータのケーブル連結部まわり
の平面図、第4図は第2図に示したアクチュエータのケ
ーブル連結部の側面図、第5図は従来のアクチュエータ
の縦断側面図、第6図は第5図に示したアクチュエータ
においてのケーブル連結部まわりの斜視図である。 1…アクチュエータ 3…ダイヤフラム 4…出力プレート 4a…基部 4d…ケーブル連結部 4f…嵌合用溝部 4h…ワイヤ挿入溝 4k…抜け止め用係止部 5…ケーシング 6…戻しばね 7…ケーブル 7a…ワイヤ 7b…抜け止め部 8…ストップリング
Claims (1)
- 【請求項1】ケーシングと、 弾性部材によってカップ状に形成され、前記ケーシング
内に収容され、前記ケーシングに支持されたダイヤフラ
ムと、 略円盤状に形成され、前記ダイヤフラムの底部に固着さ
れた基部と、前記ケーシングを挿通して配置されたケー
ブル連結部とを備えた出力プレートと、 前記ケーシングと前記出力プレートとの間に配置された
戻しばねと、 車両のスロットルバルブに連結されるワイヤと、このワ
イヤの端部に固着され、ワイヤの外径寸法よりも大きな
外径寸法に形成された球体状をなし、前記出力プレート
のケーブル連結部に嵌合された抜け止め部とからなるケ
ーブルと、 前記出力プレートのケーブル連結部に固定され、前記ケ
ーブルの抜け止め部が出力プレートのケーブル連結部よ
り外れるのを防ぐストップリングとを備えたアクチュエ
ータにおいて、 前記出力プレートのケーブル連結部には、前記ケーブル
のワイヤの外径寸法よりもわずかに大きい幅に形成され
た凹溝状をなし、ワイヤが挿入されるワイヤ挿入溝と、
前記ワイヤ挿入溝に連設して形成され、前記ケーブルの
抜け止め部よりもわずかに大きい形状に形成された凹溝
状をなし、抜け止め部が嵌合される嵌合用溝部とが形成
され、嵌合用溝部のワイヤ挿入溝との連設した部位に
は、ケーブルの抜け止め部と球面対偶をなし、ワイヤ挿
入溝側に凹状に形成され、ケーブルの抜け止め部を係止
する抜け止め用係止部が形成されていることを特徴とす
るアクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989028212U JPH0740087Y2 (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989028212U JPH0740087Y2 (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | アクチュエータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02119504U JPH02119504U (ja) | 1990-09-26 |
JPH0740087Y2 true JPH0740087Y2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=31251388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989028212U Expired - Lifetime JPH0740087Y2 (ja) | 1989-03-13 | 1989-03-13 | アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740087Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5277133B2 (ja) * | 2009-09-30 | 2013-08-28 | 株式会社ケーヒン | 減圧弁の弁軸連結構造および方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5647369U (ja) * | 1979-09-20 | 1981-04-27 | ||
JPS6348058U (ja) * | 1986-09-17 | 1988-04-01 |
-
1989
- 1989-03-13 JP JP1989028212U patent/JPH0740087Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02119504U (ja) | 1990-09-26 |
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JPS62814U (ja) | ||
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