JPH0740038Y2 - 屋根瓦施工用テント - Google Patents

屋根瓦施工用テント

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JPH0740038Y2
JPH0740038Y2 JP9066589U JP9066589U JPH0740038Y2 JP H0740038 Y2 JPH0740038 Y2 JP H0740038Y2 JP 9066589 U JP9066589 U JP 9066589U JP 9066589 U JP9066589 U JP 9066589U JP H0740038 Y2 JPH0740038 Y2 JP H0740038Y2
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roof
pipe
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tile
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一八 田中
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株式会社フクヤマ
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は屋根の上に組立てて、瓦を葺く作業で使用する
屋根瓦施工用テントに関するものである。
(従来の技術) 一般に屋根の上に瓦を葺く作業では、屋根板の上に軒先
側から上部の棟側に向かって順次瓦を葺いて行く。この
場合、多少の雨でも作業を行なっているが、棟瓦を葺く
場合には雨の中では作業をしない。
これは、第1図に示すように、棟瓦1を葺く場合には、
平瓦2を棟まで葺き終った後、棟の上にのし瓦3を数段
重ね、このとき粘土4やモルタルを詰めながら接着し最
後に丸瓦5を載せて完成している。
このように、粘土4やモルタルを詰めながら行なう棟瓦
1の施工は、粘土4やモルタルが雨で流されてしまうた
め雨が止むのを待ってから作業を行なっている。
しかしながら、工期が遅れている時などは雨が降ってい
ても無理をして作業することがあるため十分な接着強度
が得られないこともあり、しかも瓦が濡れて滑り易くな
っていので作業性が悪く危険であった。
また工期が遅れると照明しながら夜間まで作業すること
もあるが、屋根の上での作業となるため照明器具の取付
けが面倒であり、また日差しの強い夏や風の寒い冬の作
業は大変であった。
また瓦葺き作業は屋根の上での高所作業であるため転落
の危険性が多い。このような高所作業ではロープに接続
した安全帯を体に付けて作業することがあるが、屋根の
上ではこのロープ取付ける場所がないので、通常は安全
帯を付けないで作業しているのが実情で危険性が大きか
った。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案はかかる点に鑑みてなされたもので、屋根の上で
容易に組立てられ、雨の中でも棟瓦の施工が行なえると
共に、強い日差や寒い風も遮られて作業性がよく、しか
も手摺にもなる上、照明器具や安全帯ロープの取付けも
でき安全性を向上させた屋根瓦施工用テントを提供する
ものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、屋根パイプと脚パイプを組合わせ、ここにシ
ートを取付けたテントの長手方向に沿った少なくとも片
側に配列された脚パイプを伸縮自在に形成し、各脚パイ
プの底部に受台を回動自在に連結すると共に、テントの
長手方向に沿って少なくとも片側に配列された脚パイプ
の受台を帯板で形成すると共に、この帯板の一端側に屋
根に葺いた瓦の上部側面に係合する折曲部を形成したこ
とを特徴とするものである。
更に本考案はシートが複数に分割され、強風によって剥
離するように屋根パイプと脚パイプに着脱自在に取付け
られた構造でもよい。
(作用) 次に本考案の作用について説明すると、平瓦を棟まで葺
き終った後、屋根パイプを組立てて脚パイプと連結す
る。
この後、受台となる帯板を上から数枚目の平瓦の上面に
載せ、この上方の平瓦を持ち上げてこの下に帯板の先端
側を差し込んで折曲部を平瓦の上部側面に係合させる。
次にパイプの長さを屋根の傾斜に合わせて調整し屋根パ
イプを水平にした後、シートを被せて組立てを完了す
る。
このように棟の上にテントを組立ててから作業するので
雨が降ってきても粘土が流されず棟瓦の施工を雨の中で
も進めることができる。
また夜間まで作業する場合には、屋根パイプに照明器具
を吊下げられ、またパイプに安全帯のロープを結べるの
で転落を防止することもできる。
また屋根パイプの底部に取付けた受台は回動自在に連結
され、しかも脚パイプは伸縮自在となっているので屋根
の傾斜に合わせて水平に設置することができる。
更にシートを複数枚のシート片で面ファスナーなどによ
り接合できるようにしたものは突風などが吹いた時には
面ファスナーが剥れてシート片がバラバラになって飛ぶ
ので、作業者の体に巻付いても力が小さく、シートごと
飛ばされる危険が少なくなる。
(実施例) 以下、本考案を図面に示す実施例を参照して詳細に説明
する。
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示すもので屋根
瓦施工用テント6と屋根パイプ7と脚パイプ8を組合わ
せ、ここにシート9を取付けたもので、このシート9は
第5図に示すように複数のシート片9a…に分割され、分
割面に図示しない面ファスナーが取付けられ容易に剥離
できるようになっている。
テント6の長手方向に沿った片側(第1図の図中左側)
に配列された脚パイプ8…は上部側パイプ8aと下部側パ
イプ8bを長さの調整ができる継手10で伸縮自在に形成さ
れている。
また各脚パイプ8…の底部には受台11が夫々回動自在に
連結されている。
またテント6の長手方向に沿った片側(第1図の図中右
側)に配列されている長い脚パイプ8…に取付けた受台
11は第4図に示すように帯板12で形成されている。
この帯板12の一端側に折曲部13が形成され、他端側に脚
パイプ8との連結部14が設けられ、中間にL字形の足場
板取付部15が設けられている。更に折曲部13の先端側に
は釘孔16が開孔されて、屋根板17に釘で固定できるよう
になっている。
なお18は足場板、19は脚パイプ8、8間に取付けた手
摺、20はパイプ8に接続したロープ取付けリング、21は
補強ワイヤーである。
次に上記構造をなす屋根瓦施工用テントの組立て方法に
ついて説明する。
平瓦2を棟まで葺き終った後、屋根板17の上にテント6
の部品を運び上げ、ここで屋根パイプ7を組立てて脚パ
イプ8と回動自在に連結する。
この後、脚パイプ8を立てて棟の片側に配列された脚パ
イプ8…のピッチに合わせて第4図に示すように受台11
となる帯板12を、棟から3枚目の平瓦2の上面に載せ
る。
次でこの上方の平瓦2を持ち上げてこの下に帯板12の先
端側を差し込んで折曲部13を平瓦2の上部側面に係合さ
せる。この後、釘孔16に釘を打って屋根板17に固定して
から、剥した2枚目の平瓦2を重ねる。
次に棟の反対側に配列された脚パイプ8…の下部パイプ
8bの長さを屋根の傾斜に合わせて継手10で調整して、屋
根パイプ7を水平にする。この後、脚パイプ8と軒先と
をワイヤー21で連結して補強し、更に足場板取付部15に
足場板18を取付けて第2図の状態に組立てる。
次に、分離されたシート片9a…を面ファスナーで互いに
接着しながら、屋根パイプ7と脚パイプ8に取付けて第
3図の状態に完成し、ここまでの組立作業は10分程度で
終了する。
このように棟の上にテント6を組立ててから作業するの
で雨が降ってきても粘土4が流されず棟瓦1の施工を雨
の中でも進めることができる。
またテント6の内側の平瓦2も濡れにくく、更に平瓦2
の上に足場板18が敷いてあるので足もとが滑らず安全に
作業することができる。
また日差の強い夏にはテント6が日よけになり、また寒
い北風が吹く冬には風よけになるので作業が楽になる。
また夜間まで作業する場合でも、屋根パイプ7に照明器
具を吊下げられるので夜間でも作業を進めることができ
る。
またパイプ8に接続したロープ取付けリング20に安全帯
のロープを結べるので、安全帯を体に付けて作業でき、
また手摺19も設けられているので転落を防止することも
できる。
また屋根パイプ7の底部に取付けた受台11は回動自在に
連結され、しかも片側の脚パイプ8は伸縮自在となって
いるので、屋根の傾斜に合わせて水平に設置することが
できる。
更にシート9は複数枚のシート片9a…を面ファスナーな
どにより接合されており、突風などが吹いた時には面フ
ァスナーが剥れてシート片9a…がバラバラになって飛ぶ
ようになっている。
これは風で飛ばされたシート9が1枚の大きなものであ
ると、大きな風圧が加わってこれが飛んできて作業者の
体に巻付くと、シートごとと飛ばされる危険があるが、
本考案では小さなシート片9a…にしてその危険を少なく
することができる。
なおシート9は複数枚のシート片9a…に分割したものだ
けでなく、多数の風抜き孔を開孔して風圧を小さくする
ようにしたものでもよい。
またシート片9a…の接合は面ファスナーに限らず、軟質
のプラスチック磁石や、シート片9aにロープを結び、こ
のロープをスリットに挟込む構造でもよい。
なお上記実施例では片側の脚パイプ8だけ伸縮自在にし
て長さを調整できる構造について示したが、平瓦2は上
面が波形になっており、受台11の載る部分の高さが異な
る所もあるので両側の脚パイプ8とも伸縮自在にした構
造にすれば水平調整が更に容易である。
(考案の効果) 以上説明した如く本考案に係わる屋根瓦施工用テントに
よれば、屋根の上で容易に組立てられ、雨の中でも棟瓦
の施行が行なえると共に、強い日差や寒い風も遮られて
作業性がよく、しかも手摺にもなる上、照明器具や安全
帯ロープの取付けもでき安全性に優れているなど種々の
効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図は屋根瓦施工用テントの縦断側面図、第2図は屋根
の上に組立てたテントのパイプを示す斜視図、第3図は
組立てを完了したテントの斜視図、第4図は受台を平瓦
に係合させた状態を示す斜視図、第5図はテントの背面
図である。 1……棟瓦、2……平瓦 3……のし瓦、4……粘土 6……テント、7……屋根パイプ 8……脚パイプ、9……シート 9a……シート片、11……受台 12……帯板、13……折曲部 14……連結部、15……足場板取付部 17……屋根板、18……足場板 20……取付けリング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根パイプと脚パイプを組合わせ、ここに
    シートを取付けたテントの長手方向に沿った少なくとも
    片側に配列された脚パイプを伸縮自在に形成し、各脚パ
    イプの底部に受台を回動自在に連結すると共に、テント
    の長手方向に沿って少なくとも片側に配列された脚パイ
    プの受台を帯板で形成すると共に、この帯板の一端側に
    屋根に葺いた瓦の上部側面に係合する折曲部を形成した
    ことを特徴とする屋根瓦施工用テント。
  2. 【請求項2】シートが複数に分割され、強風によって剥
    離するように屋根パイプと脚パイプに着脱自在に取付け
    られていることを特徴とする請求項1記載の屋根瓦施工
    用テント。
JP9066589U 1989-08-01 1989-08-01 屋根瓦施工用テント Expired - Fee Related JPH0740038Y2 (ja)

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JPH0329665U JPH0329665U (ja) 1991-03-25
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