JPH0739960U - ボルト・ナット締結部などの塗装具 - Google Patents

ボルト・ナット締結部などの塗装具

Info

Publication number
JPH0739960U
JPH0739960U JP6980693U JP6980693U JPH0739960U JP H0739960 U JPH0739960 U JP H0739960U JP 6980693 U JP6980693 U JP 6980693U JP 6980693 U JP6980693 U JP 6980693U JP H0739960 U JPH0739960 U JP H0739960U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mouse
bolt
paint
discharge pipe
nut fastening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6980693U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2599611Y2 (ja
Inventor
能生 山田
曜 山崎
泰正 山本
長男 山本
政昭 仙坊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Toryo KK
Original Assignee
Dai Nippon Toryo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Toryo KK filed Critical Dai Nippon Toryo KK
Priority to JP1993069806U priority Critical patent/JP2599611Y2/ja
Publication of JPH0739960U publication Critical patent/JPH0739960U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2599611Y2 publication Critical patent/JP2599611Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ボルト頭部あるいはボルト・ナット締結部に
対して、厚膜の塗装が実現でき、塗装されるボルトのね
じ部の突出量に応じて、マウスに対する吐出パイプの挿
入量を調整し、適応性を向上した道具の提供。 【構成】 被塗装部であるボルト・ナット締結部などを
正面から被嵌するカップ状の塗料供給マウス1と、上記
マウスの背面からそのマウス内部に連通する吐出パイプ
2と、エアレス・ガン3を介して吐出パイプ2に加圧し
た高粘度塗料を圧送する塗料供給手段4とを具備してな
り、エアレス・ガン3の操作で、塗料の供給/遮断操作
を行なうように構成すると共に、マウス1は、その内部
が、被塗装部に対して、適当な空隙を隔てて被嵌できる
大きさを持っており、また、吐出パイプ2は、進退可能
にマウス1に螺合されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として、高層建築、橋梁などの建設施工の現場にてボルト頭部あ るいはボルト・ナット締結部に対して、塗料を厚膜になるように塗装し、防錆等 の効果をあげるための塗装作業に供する塗装具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
このような高層建築、橋梁などの建設施工の現場では、作業環境が危険、劣悪 な場合が多く、作業者の注意力が散漫になるから、かなりラフな作業状態でも、 確かな塗装作業ができるような工夫がなされなければならない。また、作業者の 疲労をできるだけ排除するように、作業の容易性を高めなければならない。
【0003】 しかし、一方において、十分な防錆効果などを発揮するために、ボルト頭部あ るいはボルト・ナット締結部に対して、塗料を厚膜になるように塗装する必要が あり、これが、先の要求に対して、相反する作業条件になっている。
【0004】 即ち、塗装仕様として、上述の厚膜が300μmないし1000μm程度に設 定されている場合、刷毛塗り作業では、数回の塗増しが必要であり、到底、効率 の良い作業が期待できないし、また、塗り漏れ、塗りがすれなどがあり、その塗 装の確実性も期し難い。そこで、例えば、特開昭61−146365号公報に記 載されているように、塗料筒の先端を、ボルト頭部あるいはボルト・ナット締結 部に対して、正面から被嵌し、そして、手動操作で、高粘度の塗料を、上記塗料 筒の先端に供給し、一回で、十分な厚さの塗膜を、万遍なく、塗布する塗装方法 が提唱された。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の塗装方法では、手動操作で高粘度の塗料を加圧供給する ために、作業者に大きな労力負担を掛けることになるだけでなく、塗料筒の交換 など、作業の連続性が断たれる欠点があり、更に、この塗装方法で使用する道具 では、エア抜きがしにくい欠点がある。そこで、本出願人は、先に、作業者に、 できるだけ労力負担を掛けることなく、しかも、容易・確実に、ボルト頭部ある いはボルト・ナット締結部に対して、厚膜の塗装が実現でき、ランニング・コス トを大幅に低減した道具を提唱した。この場合、被塗装部であるボルト・ナット 締結部などを正面から被嵌するカップ状の塗料供給マウスと、エアレス・ガンを 介して上記塗料供給マウスに加圧した高粘度塗料を圧送する塗料供給手段とを用 いるが、ナット側の、ボルトのねじ部の突出量には、格差があり、上記マウスに 接続される塗料吐出パイプの内端が、上記ねじ部に当り、マウス開口部を具合い よく閉塞できなくなる虞がある。
【0006】
【考案の目的】
本考案は上記事情に基いてなされたもので、作業者に、できるだけ労力負担を 掛けることなく、しかも、容易・確実に、ボルト頭部あるいはボルト・ナット締 結部に対して、厚膜の塗装が実現でき、ランニング・コストを大幅に低減でき、 しかも、塗装されるボルトのねじ部の突出量に応じて、マウスに対する吐出パイ プの挿入量を調整し、適応性を向上した道具を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このため、本考案では、建設施工の現場にてボルト頭部あるいはボルト・ナッ ト締結部に対して、塗料を厚膜になるように塗装し、防錆等の効果をあげるため の塗装作業に供する塗装具において、被塗装部であるボルト・ナット締結部など を正面から被嵌するカップ状の塗料供給マウスと、上記マウスの背面からそのマ ウス内部に連通する吐出パイプと、エアレス・ガンを介して上記吐出パイプに加 圧した高粘度塗料を圧送する塗料供給手段とを具備してなり、上記エアレス・ガ ンの操作で、塗料の供給/遮断操作を行なうように構成すると共に、上記塗料供 給マウスは、その内部が、被塗装部に対して、適当な空隙を隔てて被嵌できる大 きさを持っており、また、上記吐出パイプは、進退可能に上記マウスに螺合され ていることを特徴とする。
【0008】
【作用】
これにより、作業者は、エアレス・ガンの開閉操作だけで、エア抜きなどを考 慮する必要がなく、簡単、且つ、連続的に、マウス内で、ボルト頭部あるいはボ ルト・ナット締結部に対して、十分な厚さの塗装が確実に行なえる。また、ボル トねじ部の突出量がばら付いても、これに対応するように、マウスに対する吐出 パイプの挿入量を調整できるので、状況に応じた適応性を発揮できる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を、図面を参照して具体的に説明する。図において、 符号1は、被塗装部であるボルト頭Aやボルト・ナット締結部Bなど(実施例で はワッシャーCを含めて)を正面から被嵌するカップ状の塗料供給マウスであり 、吐出パイプ2を介して、エアレス・ガン3の噴射口に対して、着脱自在に連結 されている。マウス1の首部には、ボルトねじ部aを受け入れる小径部1Aが、 内部の収容部1Bに連続した形で、形成されている。そして、上記吐出パイプ2 は、マウス1の背面からそのマウス1の小径部内に連通するように、ねじ部2A を介して、進退自在に螺合されており、その内部先端には、小径部1Aに摺動す るパッキング2B、これを挟む座金2Cが装着されている。
【0010】 また、エアレス・ガン3は、塗料供給手段としてのエアレス塗装機4に接続さ れ、そこに装備したポンプ機構の加圧供給力(例えば、1〜2kg/cm2 )の 働きで、ホッパー5から塗料の供給を受けるようになっている。塗装機4は、例 えば、圧縮比率が28:1〜60:1程度の能力を持っているとよい。また、こ こで使用される塗料は、例えば、60〜200ポイズ程度の高粘度で、ホッパー 5に供給される。塗料の材質としては、ダレ性が1〜2mm位(これは目的とす る膜厚で相違するが)、2時間程度の可使時間(長いほうが好ましいが、硬化時 間との兼ね合いで決められる)のもの(例えば、二液型エポシキ樹脂塗料)が選 択される。特に、塗膜は、1〜2mm程度の膜厚勾配を伴って塗装されても、経 時的に割れを生じない物性であることが必要であり、また、仕上り外観上から、 適当なレベリング性も必要である。従って、ここで使用される塗料は、高いダレ 限界膜厚と適当なレベリング性を、バランスして、保持できる粘度、粘性を持つ ことが要求される。
【0011】 この実施例では、塗料供給マウス1は、その内部空間(小径部1Aおよび収容 部1B)の形状を、例えば、図2あるいは図3に示すように、ボルト頭Aやボル ト・ナット締結部Bの形状にほぼ倣う形をなしており、上記対象物表面との間に 所要寸法t(例えば、t=0.6〜1.0mm程度)の空隙を確保できるように 、その大きさを設定している。この場合、上記吐出パイプ2の挿入量の調整幅は 、小径部1Aの長さにほぼ相当する。
【0012】 このような構成では、建設現場において、作業者は、マウス1を、対象物に被 嵌して、その状態で、エアレス・ガン3の引き金を操作し、予め、加圧された塗 料をマウス1内に供給し、対象物表面に行き渡らせる。この時、内部空気は、塗 料の流れによって、空隙を介して、先端開口部の縁から外部に押出される。また 、その開口部の縁から、塗料の一部がはみ出す段階で、エアレス・ガン3による 塗料供給を断ち、対象物からマウス1を外す。これによって、簡単に、且つ、確 実に対象物表面に対する所要膜厚の塗装を実現できる。また、図3に示すように 、ボルトのねじ部aの突出量Lに合わせて、吐出パイプ2の螺合調整を行うこと ができるので、上記突出量にばら付きがあっても、これに対応できるから、被塗 装物に対する適応性が向上される。
【0013】
【考案の効果】
本考案は、以上詳述したようになり、建設施工の現場にてボルト頭部あるいは ボルト・ナット締結部に対して、塗料を厚膜になるように塗装し、防錆等の効果 をあげるための塗装作業に供する塗装具において、被塗装部であるボルト・ナッ ト締結部などを正面から被嵌するカップ状の塗料供給マウスと、上記マウスの背 面からそのマウス内部に連通する吐出パイプと、エアレス・ガンを介して上記吐 出パイプに加圧した高粘度塗料を圧送する塗料供給手段とを具備してなり、上記 エアレス・ガンの操作で、塗料の供給/遮断操作を行なうように構成すると共に 、上記塗料供給マウスは、その内部が、被塗装部に対して、適当な空隙を隔てて 被嵌できる大きさを持っており、また、上記吐出パイプは、進退可能に上記マウ スに螺合されているので、作業者は、エアレス・ガンの開閉操作だけで、エア抜 きなどを考慮する必要がなく、簡単、且つ、連続的に、マウス内で、ボルト頭部 あるいはボルト・ナット締結部に対して、十分な厚さの塗装が確実に行なえ、ま た、塗装されるボルトのねじ部の突出量に応じて、マウスに対する吐出パイプの 挿入量を調整し、適応性を向上できるという実用上の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す模式的な構成図であ
る。
【図2】上記実施例の要部の拡大断面図である。
【図3】別の実施例の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 塗料供給マウス 1A 小径部 1B 収容部 2 吐出パイプ 2A ねじ部 2B パッキング 2C 座金 3 エアレス・ガン 4 塗装機 5 ホッパー A ボルト頭 B ボルト・ナット締結部 a 突出部
フロントページの続き (72)考案者 山本 泰正 大阪府南河内郡美原さつき野東3−17−8 (72)考案者 山本 長男 大阪府吹田市山田西3−21 A305 (72)考案者 仙坊 政昭 兵庫県明石市魚住町西岡2075番地の2

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設施工の現場にてボルト頭部あるいは
    ボルト・ナット締結部に対して、塗料を厚膜になるよう
    に塗装し、防錆等の効果をあげるための塗装作業に供す
    る塗装具において、被塗装部であるボルト・ナット締結
    部などを正面から被嵌するカップ状の塗料供給マウス
    と、上記マウスの背面からそのマウス内部に連通する吐
    出パイプと、エアレス・ガンを介して上記吐出パイプに
    加圧した高粘度塗料を圧送する塗料供給手段とを具備し
    てなり、上記エアレス・ガンの操作で、塗料の供給/遮
    断操作を行なうように構成すると共に、上記塗料供給マ
    ウスは、その内部が、被塗装部に対して、適当な空隙を
    隔てて被嵌できる大きさを持っており、また、上記吐出
    パイプは、進退可能に上記マウスに螺合されていること
    を特徴とするボルト・ナット締結部などの塗装具。
JP1993069806U 1993-12-27 1993-12-27 ボルト・ナット締結部などの塗装具 Expired - Lifetime JP2599611Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993069806U JP2599611Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ボルト・ナット締結部などの塗装具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993069806U JP2599611Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ボルト・ナット締結部などの塗装具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0739960U true JPH0739960U (ja) 1995-07-18
JP2599611Y2 JP2599611Y2 (ja) 1999-09-13

Family

ID=13413369

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993069806U Expired - Lifetime JP2599611Y2 (ja) 1993-12-27 1993-12-27 ボルト・ナット締結部などの塗装具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2599611Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040001179A (ko) * 2002-06-27 2004-01-07 이제현 볼트와 너트 이음부의 방식방법
JP2006102725A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Hiroshi Kubota 円筒形手回し塗装用具
JP2011025236A (ja) * 2009-06-30 2011-02-10 Mitsubishi Heavy Industries Bridge & Steel Structures Engineering Co Ltd ボルト連結部の塗装装置および塗装方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040001179A (ko) * 2002-06-27 2004-01-07 이제현 볼트와 너트 이음부의 방식방법
JP2006102725A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Hiroshi Kubota 円筒形手回し塗装用具
JP2011025236A (ja) * 2009-06-30 2011-02-10 Mitsubishi Heavy Industries Bridge & Steel Structures Engineering Co Ltd ボルト連結部の塗装装置および塗装方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2599611Y2 (ja) 1999-09-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6913407B2 (en) Tube with resilient applicator for dispensing texture materials
KR100335955B1 (ko) 도장막 보호용 코팅 시스템
CA2621551A1 (en) Coating apparatus for highly viscous material
US8177453B2 (en) Mechanical ball joint for finishing tools
US5129135A (en) Repair method for exterior on a concrete structure
JPH0739960U (ja) ボルト・ナット締結部などの塗装具
US1989696A (en) Pressure gun for the application of heavy asphalt fibered mastic
CN1436603A (zh) 喷涂器
JP2574824Y2 (ja) ボルト・ナット締結部などの塗装具
US20170043361A1 (en) Continuous flow industrial products applicator device
EP1005936A3 (de) Ausblas- und Ausspritzeinrichtung für Schnellspannzylinder mit Deckel
JP5606183B2 (ja) ボルト連結部の塗装装置および塗装方法
JPH0614816Y2 (ja) 塗布器具
US7556486B1 (en) Repair apparatus
US20110258825A1 (en) Spray gun modifications for polymeric coating applicators
US20050110189A1 (en) Method for affixing panel forms, liners and other objects to material surfaces coated with a releasing agent
CN2836927Y (zh) 一种气动喷枪
JPH0618610Y2 (ja) エアーガン用カートリッジ塗料塗布器具
CN108894472A (zh) 一种新型材料的精准喷涂设备
CN204564493U (zh) 一种涂胶工具及工装
KR930004838Y1 (ko) 스프레이건의 분사 각도 조절구
JPH10227121A (ja) 建築物用壁装材の吹き付け塗装装置
CN215940370U (zh) 一种喷涂均匀的类真空喷涂设备
JPH0536539Y2 (ja)
CN210098126U (zh) 一种密封胶涂布装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19990628