JPH073976A - 仕上材の剥落防止工法 - Google Patents
仕上材の剥落防止工法Info
- Publication number
- JPH073976A JPH073976A JP14480493A JP14480493A JPH073976A JP H073976 A JPH073976 A JP H073976A JP 14480493 A JP14480493 A JP 14480493A JP 14480493 A JP14480493 A JP 14480493A JP H073976 A JPH073976 A JP H073976A
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- JP
- Japan
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- mortar
- finishing
- coating
- finishing material
- mortar layer
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- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】モルタル塗等の仕上材が長期にわたり剥落する
ことがない。 【構成】コンクリート壁１に複数のアンカーピン３を打
ち込んだ後、下地モルタル塗を行い、次に、各アンカー
ピン３間に補強用線材５を張設した後、下地モルタル層
２の上に中塗モルタル層６および仕上モルタル層７を形
成させる。
ことがない。 【構成】コンクリート壁１に複数のアンカーピン３を打
ち込んだ後、下地モルタル塗を行い、次に、各アンカー
ピン３間に補強用線材５を張設した後、下地モルタル層
２の上に中塗モルタル層６および仕上モルタル層７を形
成させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、外壁モルタル塗および
モルタルを下地としてタイル貼り等の仕上をした壁面等
の仕上材の剥落防止工法に関する。
モルタルを下地としてタイル貼り等の仕上をした壁面等
の仕上材の剥落防止工法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の外壁モルタル塗の工法を図３によ
り説明する。先ず、コンクリート面の下地処理として、
超高圧水洗によりコンクリート面の脆弱部の除去および
ドライアウト防止材の塗布を行った後、下地モルタル塗
を行う。養生後、中塗モルタル塗を行い、さらに養生
後、仕上モルタル塗を行い、タイル貼り仕上げの場合
は、最後にタイル貼りを行って目地詰めを行っている。
り説明する。先ず、コンクリート面の下地処理として、
超高圧水洗によりコンクリート面の脆弱部の除去および
ドライアウト防止材の塗布を行った後、下地モルタル塗
を行う。養生後、中塗モルタル塗を行い、さらに養生
後、仕上モルタル塗を行い、タイル貼り仕上げの場合
は、最後にタイル貼りを行って目地詰めを行っている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところで、建物の仕上
材は永久的なものではなく経年劣化によりその性能が低
下し、外壁モルタル塗およびモルタルを下地としてタイ
ル貼り等の仕上をした壁面においては、剥落、浮きの現
象が生じる場合がある。その要因は、物件毎に異なるが
共通点として、下地モルタルの塗厚が２５ｍｍを越えて
厚すぎ、コンクリート面と下地モルタル塗界面からの剥
離が挙げられる。従来、この場合の壁面の補修方法とし
ては、剥落箇所の面積が小さい場合には、樹脂注入・ピ
ンニング併用工法でモルタルの押さえ込みが行われ、剥
落箇所の面積が大きい場合には、既設のモルタルを剥し
て塗り替えるようにしている。
材は永久的なものではなく経年劣化によりその性能が低
下し、外壁モルタル塗およびモルタルを下地としてタイ
ル貼り等の仕上をした壁面においては、剥落、浮きの現
象が生じる場合がある。その要因は、物件毎に異なるが
共通点として、下地モルタルの塗厚が２５ｍｍを越えて
厚すぎ、コンクリート面と下地モルタル塗界面からの剥
離が挙げられる。従来、この場合の壁面の補修方法とし
ては、剥落箇所の面積が小さい場合には、樹脂注入・ピ
ンニング併用工法でモルタルの押さえ込みが行われ、剥
落箇所の面積が大きい場合には、既設のモルタルを剥し
て塗り替えるようにしている。
【０００４】本発明は上記課題を解決するものであっ
て、モルタル塗等の仕上材が長期にわたり剥落すること
がない剥落防止工法を提供することを目的とする。
て、モルタル塗等の仕上材が長期にわたり剥落すること
がない剥落防止工法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そのために本発明の仕上
材の剥落防止工法は、コンクリート壁１に複数のアンカ
ーピン３を打ち込んだ後、下地モルタル塗を行い、次
に、各アンカーピン３間に補強用線材５を張設した後、
下地モルタル層２の上に中塗モルタル層６および仕上モ
ルタル層７を形成させることを特徴とする。なお、上記
構成に付加した番号は、本発明の理解を容易にするため
に、図面と対比させるものであり、これにより本発明の
構成が何ら限定されるものではない。
材の剥落防止工法は、コンクリート壁１に複数のアンカ
ーピン３を打ち込んだ後、下地モルタル塗を行い、次
に、各アンカーピン３間に補強用線材５を張設した後、
下地モルタル層２の上に中塗モルタル層６および仕上モ
ルタル層７を形成させることを特徴とする。なお、上記
構成に付加した番号は、本発明の理解を容易にするため
に、図面と対比させるものであり、これにより本発明の
構成が何ら限定されるものではない。
【０００６】
【作用】本発明においては、例えば図１に示すように、
下地モルタル層２、中塗モルタル層６および仕上モルタ
ル層７が、補強用線材５とアンカーピン３により強固に
固定支持されるため、モルタル塗等の仕上材が長期にわ
たり剥落することがない。
下地モルタル層２、中塗モルタル層６および仕上モルタ
ル層７が、補強用線材５とアンカーピン３により強固に
固定支持されるため、モルタル塗等の仕上材が長期にわ
たり剥落することがない。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図１および図２は本発明の仕上材の剥落防止工
法の１実施例を示し、図１（Ａ）は下地モルタル塗層の
断面図、図１（Ｂ）は下地モルタル塗層の平面図、図２
は施工順序を説明するための図である。
明する。図１および図２は本発明の仕上材の剥落防止工
法の１実施例を示し、図１（Ａ）は下地モルタル塗層の
断面図、図１（Ｂ）は下地モルタル塗層の平面図、図２
は施工順序を説明するための図である。
【０００８】図１において、コンクリート壁１には、下
地モルタル層２が形成され、下地モルタル層２を介して
アンカーピン３がコンクリート壁１に打ち込まれてい
る。アンカーピン３は、例えば１０ｍｍ程度の直径を有
するステンレス製で、５００ｍｍ程度の間隔で打ち込ま
れる。アンカーピン３の先端には貫通孔４が形成されて
おり、各アンカーピン３の貫通孔４を通して補強用線材
５が格子状に張設される。補強用線材５は、例えば２．
３ｍｍ程度の直径を有するステンレス製線材からなる。
そして、各アンカーピン３に補強用線材５が張設された
状態で、中塗モルタル層６および仕上モルタル層７が形
成される。なお、補強用線材５としてワイヤーメッシュ
を用いてもよい。
地モルタル層２が形成され、下地モルタル層２を介して
アンカーピン３がコンクリート壁１に打ち込まれてい
る。アンカーピン３は、例えば１０ｍｍ程度の直径を有
するステンレス製で、５００ｍｍ程度の間隔で打ち込ま
れる。アンカーピン３の先端には貫通孔４が形成されて
おり、各アンカーピン３の貫通孔４を通して補強用線材
５が格子状に張設される。補強用線材５は、例えば２．
３ｍｍ程度の直径を有するステンレス製線材からなる。
そして、各アンカーピン３に補強用線材５が張設された
状態で、中塗モルタル層６および仕上モルタル層７が形
成される。なお、補強用線材５としてワイヤーメッシュ
を用いてもよい。
【０００９】本発明の工法をタイル貼り仕上げを例とし
て図２により説明する。先ず、ステップＳ１で複数のア
ンカーピン３をコンクリート壁１に打ち込み、ステップ
Ｓ２でコンクリート面の下地処理として、超高圧水洗に
よりコンクリート面の脆弱部の除去を行った後、ステッ
プＳ３でドライアウト防止材の塗布を行った後、ステッ
プＳ４で下地モルタル塗を行う。次に、ステップＳ５で
各アンカーピン３に補強用線材５を取り付けた後、ステ
ップＳ６で中塗モルタル塗を行い、さらに養生後、ステ
ップＳ７で仕上モルタル塗を行い、最後にステップＳ
８、Ｓ９でタイル貼りを行って目地詰めを行うものであ
る。本発明によれば、各モルタル層の塗厚は７ｍｍ程度
とし、塗厚の合計が２５ｍｍを越えてもモルタル塗等の
仕上材が長期にわたり剥落することがない。
て図２により説明する。先ず、ステップＳ１で複数のア
ンカーピン３をコンクリート壁１に打ち込み、ステップ
Ｓ２でコンクリート面の下地処理として、超高圧水洗に
よりコンクリート面の脆弱部の除去を行った後、ステッ
プＳ３でドライアウト防止材の塗布を行った後、ステッ
プＳ４で下地モルタル塗を行う。次に、ステップＳ５で
各アンカーピン３に補強用線材５を取り付けた後、ステ
ップＳ６で中塗モルタル塗を行い、さらに養生後、ステ
ップＳ７で仕上モルタル塗を行い、最後にステップＳ
８、Ｓ９でタイル貼りを行って目地詰めを行うものであ
る。本発明によれば、各モルタル層の塗厚は７ｍｍ程度
とし、塗厚の合計が２５ｍｍを越えてもモルタル塗等の
仕上材が長期にわたり剥落することがない。
【００１０】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、下地モルタル層、中塗モルタル層および仕上モ
ルタル層が、補強用線材とアンカーピンにより強固に固
定支持されるため、モルタル塗等の仕上材が長期にわた
り剥落することがないという効果を奏する。
よれば、下地モルタル層、中塗モルタル層および仕上モ
ルタル層が、補強用線材とアンカーピンにより強固に固
定支持されるため、モルタル塗等の仕上材が長期にわた
り剥落することがないという効果を奏する。
【図１】本発明の仕上材の剥落防止工法の１実施例を示
し、図１（Ａ）は下地モルタル塗層の断面図、図１
（Ｂ）は下地モルタル塗層の平面図である。
し、図１（Ａ）は下地モルタル塗層の断面図、図１
（Ｂ）は下地モルタル塗層の平面図である。
【図２】本発明の仕上材の剥落防止工法の施工順序を説
明するための図である。
明するための図である。
【図３】従来の外壁モルタル塗工法を説明するための図
である。
である。
１…コンクリート壁、２…下地モルタル層、３…アンカ
ーピン、４…貫通孔 ５…補強用線材、６…中塗モルタル層、７…仕上モルタ
ル層
ーピン、４…貫通孔 ５…補強用線材、６…中塗モルタル層、７…仕上モルタ
ル層
Claims (1)
- 【請求項１】コンクリート壁に複数のアンカーピンを打
ち込んだ後、下地モルタル塗を行い、次に、前記各アン
カーピン間に補強用線材を張設した後、前記下地モルタ
ル層の上に中塗モルタル層および仕上モルタル層を形成
させることを特徴とする仕上材の剥落防止工法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05144804A JP3120261B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 仕上材の剥落防止工法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05144804A JP3120261B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 仕上材の剥落防止工法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH073976A true JPH073976A (ja) | 1995-01-06 |
| JP3120261B2 JP3120261B2 (ja) | 2000-12-25 |
Family
ID=15370856
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05144804A Expired - Fee Related JP3120261B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 仕上材の剥落防止工法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3120261B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6238269B1 (ja) * | 2017-07-05 | 2017-11-29 | 株式会社ヒロコーポレーション | タイル剥落防止用補助金具 |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP05144804A patent/JP3120261B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6238269B1 (ja) * | 2017-07-05 | 2017-11-29 | 株式会社ヒロコーポレーション | タイル剥落防止用補助金具 |
| JP2019015050A (ja) * | 2017-07-05 | 2019-01-31 | 株式会社ヒロコーポレーション | タイル剥落防止用補助金具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3120261B2 (ja) | 2000-12-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |