JPH0739592A - 放射線治療装置 - Google Patents

放射線治療装置

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JPH0739592A
JPH0739592A JP18469893A JP18469893A JPH0739592A JP H0739592 A JPH0739592 A JP H0739592A JP 18469893 A JP18469893 A JP 18469893A JP 18469893 A JP18469893 A JP 18469893A JP H0739592 A JPH0739592 A JP H0739592A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、三次元的にひろがった患部に対
して患者を動かすことなく放射線の三次元照射ができる
放射線治療装置を得ることを目的とする。 【構成】 X線ターゲット1は、アイソセンタ6を中心
に回転するとともに、この回転面がアイソセンタ6を通
る軸を中心に回転するようになっている。このX線ター
ゲット1のX線放射側にはコリメータ4が取り付けられ
ている。さらに、コリメータ4のアイソセンタ6側に
は、小孔5aを有するラジオサージェリ用コリメータ5
が設けられている。このラジオサージェリ用コリメータ
5は駆動装置16によりX線ターゲット1とアイソセン
タ6とを結ぶ軸に直交する平面上を二次元的に移動でき
るように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、患者を乗せたベッド
を動かすことなく、コリメータをXY方向に移動して放
射線、例えばX線の照射位置を三次元的に制御できる放
射線治療装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7および図8は従来の放射線治療装置
であるラジオサージェリ用三次元照射ライナックの一例
を示す側面図および正面図、図9はそのヘッド部を示す
断面図である。
【0003】図において、1は放射線源としてのX線タ
ーゲット、2は加速管、3は電子銃、4はX線遮蔽材、
例えば鉛のブロックに円錐状の孔を設けてなり、X線タ
ーゲット1のX線放射側に位置してX線ターゲット1か
ら放射されるX線を円錐状の孔から通過させてX線の照
射野を限定するコリメータ、5はX線遮蔽材、例えば鉛
のブロックに小孔5aを設けてなり、コリメータ4のア
イソセンタ6側に位置してコリメータ4で照射野が限定
されたX線をさらに小孔5aから通過させて限定するラ
ジオサージェリ用コリメータであり、これらのX線ター
ゲット1、加速管2、電子銃3、コリメータ4およびラ
ジオサージェリ用コリメータ5はヘッド部7内に配設さ
れている。8はCアームであり、このCアーム8はその
両端部のそれぞれにヘッド部7と対向板9とがアイソセ
ンタ6を介して相対するように取り付けられ、さらにC
アーム支持部10に支持されて図中θ方向およびψ方向
に回動可能になっている。11は筐体、12はベッド、
13はベッド支持柱、14は患者である。ここで、ライ
ナック用の電源、Cアーム8の駆動機構等は省略してい
る。
【0004】つぎに、上記従来のライナックの動作につ
いて説明する。まず、患者14はベッド12に乗せら
れ、その患部17がアイソセンタ6の位置にくるように
固定される。電子銃3から出射された電子ビームは加速
器2で加速されてX線ターゲット1に入射し、X線ター
ゲット1でX線が発生する。そして、X線ターゲット1
から放射されたX線はコリメータ4およびラジオサージ
ェリ用コリメータ5により照射野が限定されて、アイソ
センタ6の位置に固定された患部17に照射される。こ
の時、一方向のみからのX線の照射では皮膚や患部17
のまわりの正常組織へのX線の照射線量が大きくなるた
めに、アイソセンタ6を通る水平軸19を中心にしてC
アーム8をθ方向に回転させている。さらに、頭部に対
するラジオサージェリでは、同時にCアーム8を駆動し
てψ方向に回転させて、つまりX線ターゲット1が水平
軸19を中心として回転することによってできる面をψ
方向に回転させて、X線を三次元的に患部17に照射
し、皮膚や正常組織へのX線の照射線量を低減させてい
る。
【0005】ここで、患部17が球状で小さい場合に
は、円形のラジオサージェリ用コリメータ5を使用して
治療を行っており、特に頭部の場合には、ラジオサージ
ェリ用コリメータ5の小孔5aの内径をアイソセンタ6
の位置で5〜40mmφとなるように選んでいる。ま
た、患部17が大きい場合、複雑な形状をしている場合
あるいは患部17が数ケ所に点在している場合には、ラ
ジオサージェリ用コリメータ5で照射野が限定されたX
線を、上述したように二次元的または三次元的にX線タ
ーゲット1を動かして患部17のアイソセンタ6に位置
する部位に照射して治療する。そして、ベット12を動
かして患部17の未治療部をアイソセンタ6に位置させ
て、同様の治療を実施する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のラジオサージェ
リ用三次元照射ライナックは以上のように構成されてい
るので、X線照射中あるいはX線の照射と照射の間に患
者14を乗せたままベット12を動かさなければなら
ず、その際にベット12を患部固定具とともに精度良く
動かすことが必要となり、装置が高価となるという課題
があった。また、患者14には通常局部麻酔しかしてい
ないので、患者12は意識がありベット12を動かすこ
とによる不安感を与え、さらにベット12を動かすこと
により患者12に危害を与える可能性が増えるという課
題もあった。
【0007】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、三次元的にひろがった患部に対
して患者を動かすことなく放射線の三次元照射が可能な
放射線治療装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る放射線治療装置は、アイソセンタを中心に回転する
とともに、この回転面がアイソセンタを通る軸を中心に
回転するように設けられた放射線源と、放射線源側に設
けられ、放射線源から放射される放射線を通過させる小
孔を有するラジオサージェリ用コリメータと、ラジオサ
ージェリ用コリメータを放射線源とアイソセンタとを結
ぶ軸に直交する平面上を二次元的に移動させる移動手段
とを備えたものである。
【0009】また、この発明の第2の発明に係る放射線
治療装置は、アイソセンタを中心に回転するとともに、
この回転面がアイソセンタを通る軸を中心に回転するよ
うに設けられた放射線源と、放射線源側に設けられ、放
射線源から放射される放射線の照射野を限定するコリメ
ータと、コリメータのアイソセンタ側に設けられ、コリ
メータで照射野が限定された放射線を通過させる小孔を
有するラジオサージェリ用コリメータと、ラジオサージ
ェリ用コリメータを放射線源とアイソセンタとを結ぶ軸
に直交する平面上を二次元的に移動させる移動手段とを
備えたものである。
【0010】また、この発明の第3の発明に係る放射線
治療装置は、アイソセンタを中心に回転するとともに、
この回転面がアイソセンタを通る軸を中心に回転するよ
うに設けられた放射線源と、放射線源側に直列に設けら
れ、放射線源から放射される放射線を通過させる小孔を
有する複数のラジオサージェリ用コリメータと、複数の
ラジオサージェリ用コリメータのそれぞれの小孔の中心
が放射線源と放射線照射位置とを結ぶ直線と一致するよ
うに複数のラジオサージェリ用コリメータのそれぞれを
放射線源とアイソセンタとを結ぶ軸に直交する平面上を
二次元的に移動させる移動手段とを備えたものである。
【0011】また、この発明の第4の発明に係る放射線
治療装置は、アイソセンタを中心に回転するとともに、
この回転面がアイソセンタを通る軸を中心に回転するよ
うに設けられた放射線源と、放射線源側に設けられ、放
射線源から放射される放射線を通過させる小孔を有する
ラジオサージェリ用コリメータと、複数のラジオサージ
ェリ用コリメータのそれぞれを放射線源とアイソセンタ
とを結ぶ軸に直交する平面上を二次元的に移動させる移
動手段と、アイソセンタを介して放射線源と対向して配
置された対向板と、対向板に二次元的に配置された放射
線検出器と、放射線検出器の出力により線量分布を算出
する演算手段と、演算手段で算出された線量分布を表示
する表示手段とを備えたものである。
【0012】
【作用】この発明の第1の発明においては、放射線源
が、アイソセンタを中心に回転し、かつ、その回転面が
アイソセンタを通る軸を中心に回転するので、アイソセ
ンタを中心として三次元的に回転できる。そして、ラジ
オサージェリ用コリメータが、移動手段により放射線源
とアイソセンタとを結ぶ軸に直交する平面上を二次元的
に移動するので、小孔を通過する放射線の照射野の方向
が変えられ、放射線の照射位置をアイソセンタ以外の位
置にとることができる。そこで、放射線源の回転とラジ
オサージェリ用コリメータの移動とを制御することによ
り、三次元的にひろがった患部に対して患者を動かすこ
となく放射線の三次元照射が実施できる。
【0013】また、この発明の第2の発明においては、
上記第1の発明の構成に加えて、放射線源から放射され
る放射線の照射野を限定するコリメータを放射線源側に
設けているので、コリメータにより放射線の照射野を患
部の大きさにまで限定でき、ラジオサージェリ用コリメ
ータの外形寸法を小さくできる。
【0014】また、この発明の第3の発明においては、
上記第1の発明の構成に加えて、複数のラジオサージェ
リ用コリメータを放射線源側に直列に設け、移動手段に
より複数のラジオサージェリ用コリメータのそれぞれの
小孔の中心が放射線源と放射線照射位置とを結ぶ直線と
一致するように複数のラジオサージェリ用コリメータの
それぞれを放射線源とアイソセンタとを結ぶ軸に直交す
る平面上を二次元的に移動させるようにしているので、
ラジオサージェリ用コリメータによる半影が小さくな
り、高精度のラジオサージェリを行うことができる。
【0015】また、この発明の第4の発明においては、
上記第1の発明の構成に加えて、アイソセンタを介して
放射線源と対向して対向板を配置し、放射線検出器を対
向板に二次元的に配置し、さらに放射線検出器の出力に
より線量分布を算出する演算手段と、演算手段で算出さ
れた線量分布を表示する表示手段とを備えたので、患部
に照射される放射線線量分布が演算手段により放射線源
の回転角度と放射線検出器からの出力とから三次元的に
算出され、表示装置により表示され、操作者が治療計画
装置等により予め求められている線量分布と比較しなが
ら治療を行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.この実施例1は、この発明の第1の発明に係
る一実施例である。図1および図2はそれぞれこの発明
の実施例1に係るラジオサージェリ用三次元照射ライナ
ックのヘッド部を示す断面図およびヘッド部を下方から
見た状態を示す平面図であり、図において図7乃至図9
に示した従来のラジオサージェリ用三次元照射ライナッ
クと同一または相当部分には同一符号を付し、その説明
を省略する。
【0017】図において、16は移動手段としての駆動
装置であり、この駆動装置16はX方向駆動装置16a
およびY方向駆動装置16bからなり、ラジオサージェ
リ用コリメータ5をX線ターゲット1とアイソセンタ6
とを結ぶ軸に直交する平面上をX方向およびY方向(二
次元的)に移動できるようになっている。ここで、X方
向駆動装置16aおよびY方向駆動装置16bは図示し
ていないが例えばギアとサーボモータとで構成すること
ができる。18は患部17の内現在X線を照射して治療
している被照射患部、20は被照射患部18とX線ター
ゲット1とを結ぶ直線である。
【0018】つぎに、この実施例1の動作について説明
する。まず、患者14をベッド12に乗せ、その患部1
7がアイソセンタ6の位置にくるように固定する。つい
で、X線ターゲット1から放射されたX線をコリメータ
4で照射野を限定し、さらにラジオサージェリ用コリメ
ータ5で照射野を限定して、アイソセンタ6の位置に固
定された患部17に照射する。そして、ヘッド部7をθ
方向およびψ方向に回転させながら、患部17に対して
三次元的に照射する。
【0019】この時、患部17が大きい場合あるいは複
雑な形状をしている場合、一度に患部17全体にわたっ
てX線を照射させて治療を行うことは難しい。そこで、
駆動装置16によりラジオサージェリ用コリメータ5を
X線ターゲット1とアイソセンタ6とを結ぶ軸に直交す
る平面上をX方向およびY方向に二次元的に移動させ
る。このことにより、ラジオサージェリ用コリメータ5
の小孔5aを通過したX線の照射野の方向は変えられ、
X線の照射位置がアイソセンタ6よりずれた位置とな
る。ここで、ヘッド部7の回転角度(θ,ψ)を検出
し、その値から予め計算された患部17の照射情報に基
づいて直線20の方向を算出し、その直線20にラジオ
サージェリ用コリメータ5の小孔5aの中心がくるよう
に駆動装置16によりラジオサージェリ用コリメータ5
を移動させる。そして、被照射患部18がアイソセンタ
6の近傍で三次元的にずれていても、X線を集中的に照
射できる。所定の被照射患部18に規定の線量を照射し
た後、予め計算された患部17の照射情報に基づいてX
線の照射位置を患部17の中の別な位置に移動して集中
的に照射する。これを繰り返して行うことにより、大き
なあるいは複雑な形状の患部17全体にわたってラジオ
サージェリを実施する。
【0020】このように、この実施例1によれば、ヘッ
ド部7をアイソセンタ6を中心に三次元的に回転してい
るので、X線を患部17に三次元的に照射でき、皮膚や
正常組織へのX線の照射線量を低減されるという効果が
ある。
【0021】また、駆動装置16によりラジオサージェ
リ用コリメータ5をX線ターゲット1とアイソセンタ6
とを結ぶ軸に直交する平面上をX方向およびY方向に二
次元的に移動させているので、X線の照射野の方向をず
らすことができ、ヘッド部7の三次元的な回転と組み合
わせて、X線の三次元照射ができる。その結果、患部1
7が複雑な形状である場合等、三次元的にひろがってい
る患部17に対して、患者14を動かすことなく、X線
の三次元照射ができる。そして、ベッド12を動かすこ
とによる患者14に与える不安感や危害をなくすことが
できる。さらに、ベッド12を患部固定具とともに精度
良く動かす必要がなく、装置を安価にすることができ
る。
【0022】実施例2.この実施例3は、この発明の第
1の発明に係る他の実施例である。上記実施例1では、
被照射患部18に対して規定の線量を照射して治療した
後、患部17の別な部位にX線を照射して治療を行うよ
うに駆動装置16によるラジオサージェリ用コリメータ
5の移動を制御するものとしているが、この実施例2で
は、被照射患部18を患部17の全体にわたって動かし
ながら一様にX線を照射して治療を行うように駆動装置
16によるラジオサージェリ用コリメータ5の移動を制
御するものとし、同様の効果を奏する。
【0023】実施例3.この実施例3は、この発明の第
2の発明に係る一実施例である。図3はこの発明の実施
例3に係るラジオサージェリ用三次元照射ライナックの
ヘッド部を示す断面図、図4は図3のIVーIV線に沿った
断面図である。図において、51はX線を通過させる開
口の開度が調整可能に構成されたX方向コリメータ、5
2はX線を通過させる開口の開度が調整可能に構成され
たY方向コリメータであり、これらのX方向コリメータ
51およびY方向コリメータ52とでX線の照射野を限
定するコリメータを構成している。この実施例3では、
上記実施例1の構成において、コリメータ4とラジオサ
ージェリ用コリメータ5との間にX方向コリメータ51
とY方向コリメータ52とを直列に配置している。
【0024】つぎに、この実施例3の動作について説明
する。X線ターゲット1から放射されたX線は、まずコ
リメータ4により照射野が限定される。ついでX線ター
ゲット1とアイソセンタ6とを結ぶ軸を中心としてX方
向コリメータ51の開口の開度を調整してX方向の照射
野が限定され、さらにX線ターゲット1とアイソセンタ
6とを結ぶ軸を中心としてY方向コリメータ52の開口
の開度を調整してY方向の照射野が限定される。この
時、X方向コリメータ51およびY方向コリメータ52
の開口の開度を調整して、X線の照射野を患部17の最
大外形に合わせている。その後、X線はラジオサージェ
リ用コリメータ5の小孔5aを通過して、患部17に照
射される。なお、他の動作は、上記実施例1と同様に動
作する。
【0025】この実施例3によれば、コリメータ4とラ
ジオサージェリ用コリメータ5との間にX線の照射野を
限定するX方向コリメータ51およびY方向コリメータ
52を設けているので、X線の照射野を患部17の最大
外形に合わせることができ、ラジオサージェリ用コリメ
ータ5の外寸法を小さくできる。
【0026】また、ラジオサージェリ用コリメータ5を
着脱可能とすることにより、一般治療用ライナックとし
ても使用することができる。
【0027】実施例4.この実施例4は、この発明の第
3の発明に係る一実施例である。上記実施例1では、放
射線源側に1つのラジオサージェリ用コリメータ5をX
線ターゲット1とアイソセンタ6とを結ぶ軸に直交する
平面上を二次元的に移動可能に配設するものとしている
が、この実施例4では、図5に示すように、放射線源側
に2つのラジオサージェリ用コリメータ53、54を直
列に配設し、かつ、駆動装置55、56によりラジオサ
ージェリ用コリメータ53、54のそれぞれをX線ター
ゲット1とアイソセンタ6とを結ぶ軸に直交する平面上
を二次元的に移動可能としている。
【0028】つぎに、この実施例4の動作について説明
する。ラジオサージェリを行う際に、ラジオサージェリ
用コリメータ53、54は、駆動装置55、56により
X線ターゲット1とアイソセンタ6とを結ぶ軸に直交す
る平面上を二次元的に移動される。この時、X線ターゲ
ット1と被照射患部18とを結ぶ直線20がラジオサー
ジェリ用コリメータ53、54のそれぞれの小孔53
a、54aの中心を通るように駆動装置55、56の駆
動を制御している。そして、小孔53a、54aを通過
したX線が被照射患部18に照射される。なお、他の動
作は、上記実施例1と同様に動作する。
【0029】この実施例4によれば、ラジオサージェリ
用コリメータ53、54を設け、X線ターゲット1と被
照射患部18とを結ぶ直線20が小孔53a、54aの
それぞれの中心を通るようにラジオサージェリ用コリメ
ータ53、54の駆動を制御しているので、ラジオサー
ジェリ用コリメータ53、54によるX線の半影を小さ
くでき、より高精度のラジオサージェリを行うことがで
きる。
【0030】なお、上記実施例4では、ラジオサージェ
リ用コリメータを2つのラジオサージェリ用コリメータ
53、54で構成するものとしているが、3つ以上のラ
ジオサージェリ用コリメータで構成してもよい。
【0031】実施例5.この実施例5は、この発明の第
4の発明に係る一実施例である。この実施例5では、上
記実施例1の構成に加えて、図6に示すように、対向板
9のヘッド部7と相対する面に二次元的に放射線検出器
21を配置し、さらに放射線検出器21の出力とヘッド
部7の回転角度(θ,ψ)とから患者14へのX線の照
射線量分布を三次元的に算出する演算手段としての計算
機22と、計算機22で算出された線量分布を表示する
表示手段としてのCRT23とを設けたものである。
【0032】つぎに、この実施例5の動作について説明
する。まず、患者14のラジオサージェリを行うに先立
って患部17の各部に対するX線の照射線量分布が治療
計画装置等により求められる。ついで、上記実施例1と
同様にしてヘッド部7を回転させながら、かつ、駆動装
置16によりラジオサージェリ用コリメータ5を駆動さ
せて患部17にX線を照射する。患部17を透過したX
線は放射線検出器21により検出される。そして、計算
機22で放射線検出器21の出力とヘッド部7の回転角
度(θ,ψ)とから患部17のX線の照射線量分布が三
次元的に算出され、この線量分布がCRT23に表示さ
れる。そこで、操作者は、予め求められた患部17の各
部に対するX線の照射線量分布とCRT23に表示され
たX線の照射線量分布とを比較しながら、ヘッド部7の
回転とラジオサージェリ用コリメータ5の駆動とを制御
して治療を行う。
【0033】この実施例5では、上記実施例1の構成に
加えて、放射線検出器21、計算機22およびCRT2
3を備えているので、患部17に照射されているX線の
照射線量分布が三次元的にリアルタイムで目視認識で
き、治療計画装置等により予め求められたX線の照射線
量分布と比較しながら治療を行うことができ、ラジオサ
ージェリを確実にかつ安全に行うことができる。
【0034】なお、上記各実施例では、放射線治療装置
としてX線を利用した装置について説明しているが、電
子線、中間子善、陽子線、重粒子線を用いた治療装置の
場合にも同様の効果を奏する。
【0035】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0036】この発明の第1の発明に係る放射線治療装
置では、アイソセンタを中心に回転するとともに、この
回転面がアイソセンタを通る軸を中心に回転するように
設けられた放射線源と、放射線源側に設けられ、放射線
源から放射される放射線を通過させる小孔を有するラジ
オサージェリ用コリメータと、ラジオサージェリ用コリ
メータを放射線源とアイソセンタとを結ぶ軸に直交する
平面上を二次元的に移動させる移動手段とを備えている
ので、三次元的にひろがった患部に対して患者を動かす
ことなく放射線の三次元照射が実施でき、動かすことに
よって患者に与える不安感や危害をなくしてラジオサー
ジェリを実施できる。また、ベッドを患部固定具ととも
に精度良く動かす必要がなく、装置を安価にできる。
【0037】また、この発明の第2の発明に係る放射線
治療装置では、アイソセンタを中心に回転するととも
に、この回転面がアイソセンタを通る軸を中心に回転す
るように設けられた放射線源と、放射線源側に設けら
れ、放射線源から放射される放射線の照射野を限定する
コリメータと、コリメータのアイソセンタ側に設けら
れ、コリメータで照射野が限定された放射線を通過させ
る小孔を有するラジオサージェリ用コリメータと、ラジ
オサージェリ用コリメータを放射線源とアイソセンタと
を結ぶ軸に直交する平面上を二次元的に移動させる移動
手段とを備えたので、上記第1の発明の効果に加えて、
ラジオサージェリ用コリメータの外寸法を小さくでき
る。
【0038】また、この発明の第3の発明に係る放射線
治療装置では、アイソセンタを中心に回転するととも
に、この回転面がアイソセンタを通る軸を中心に回転す
るように設けられた放射線源と、放射線源側に直列に設
けられ、放射線源から放射される放射線を通過させる小
孔を有する複数のラジオサージェリ用コリメータと、複
数のラジオサージェリ用コリメータのそれぞれの小孔の
中心が放射線源と放射線照射位置とを結ぶ直線と一致す
るように複数のラジオサージェリ用コリメータのそれぞ
れを放射線源とアイソセンタとを結ぶ軸に直交する平面
上を二次元的に移動させる移動手段とを備えたので、上
記第1の発明の効果に加えて、放射線の半影を小さくで
き、より高精度のラジオサージェリを実施することがで
きる。
【0039】また、この発明の第4の発明に係る放射線
治療装置では、アイソセンタを中心に回転するととも
に、この回転面がアイソセンタを通る軸を中心に回転す
るように設けられた放射線源と、放射線源側に設けら
れ、放射線源から放射される放射線を通過させる小孔を
有するラジオサージェリ用コリメータと、複数のラジオ
サージェリ用コリメータのそれぞれを放射線源とアイソ
センタとを結ぶ軸に直交する平面上を二次元的に移動さ
せる移動手段と、アイソセンタを介して放射線源と対向
して配置された対向板と、対向板に二次元的に配置され
た放射線検出器と、放射線検出器の出力により線量分布
を算出する演算手段と、演算手段で算出された線量分布
を表示する表示手段とを備えたので、上記第1の発明の
効果に加えて、予め求められた患部の各部に対する放射
線の照射線量分布と比較しながらラジオサージェリを実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に係るラジオサージェリ用
三次元照射ライナックのヘッド部を示す断面図である。
【図2】この発明の実施例1に係るラジオサージェリ用
三次元照射ライナックのヘッド部を下方から見た状態を
示す平面図である。
【図3】この発明の実施例3に係るラジオサージェリ用
三次元照射ライナックのヘッド部を示す断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図である。
【図5】この発明の実施例4に係るラジオサージェリ用
三次元照射ライナックのヘッド部を示す断面図である。
【図6】この発明の実施例1に係るラジオサージェリ用
三次元照射ライナックを示す側面図である。
【図7】従来のラジオサージェリ用三次元照射ライナッ
クを示す側面図である。
【図8】従来のラジオサージェリ用三次元照射ライナッ
クを示す正面図である。
【図9】従来のラジオサージェリ用三次元照射ライナッ
クのヘッド部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 X線ターゲット(放射線源) 5 ラジオサージェリ用コリメータ 5a 小孔 6 アイソセンタ 9 対向板 16 駆動装置(移動手段) 20 直線 21 放射線検出器 22 計算機(演算手段) 23 CRT(表示手段) 51 X方向コリメータ(コリメータ) 52 Y方向コリメータ(コリメータ) 53 ラジオサージェリ用コリメータ 53a 小孔 54 ラジオサージェリ用コリメータ 54a 小孔
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】つぎに、上記従来のライナックの動作につ
いて説明する。まず、患者14はベッド12に乗せら
れ、その患部17がアイソセンタ6の位置にくるように
固定される。電子銃3から出射された電子ビームは加速
器2で加速されてX線ターゲット1に入射し、X線ター
ゲット1でX線が発生する。そして、X線ターゲット1
から放射されたX線はコリメータ4およびラジオサージ
ェリ用コリメータ5により照射野が限定されて、アイソ
センタ6の位置に固定された患部17に照射される。こ
の時、一方向のみからのX線の照射では皮膚や患部17
のまわりの正常組織へのX線の照射線量が大きくなるた
めに、アイソセンタ6を通る水平軸19を中心にしてC
アーム8をθ方向に回転させている。さらに、頭部に対
するラジオサージェリでは、同時にCアーム8を駆動し
てψ方向に回転させて、つまりX線ターゲット1をアイ
ソセンタ6を中心とする球面上を動くように回転させ
て、X線を三次元的に患部17に照射し、皮膚や正常組
織へのX線の照射線量を低減させている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のラジオサージェ
リ用三次元照射ライナックは以上のように構成されてい
るので、X線照射中あるいはX線の照射と照射の間に患
者14を乗せたままベット12を動かさなければなら
ず、その際にベット12を患部固定具とともに精度良く
動かすことが必要となり、装置が高価となるという課題
があった。また、患者14には通常局部麻酔しかしてい
ないので、患者14は意識がありベット12を動かすこ
とによる不安感を与え、さらにベット12を動かすこと
により患者14に危害を与える可能性が増えるという課
題もあった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る放射線治療装置は、アイソセンタを中心に回転する
とともに、アイソセンタを通る軸を中心に回転し、アイ
ソセンタを中心とする球面上を動くように設けられた放
射線源と、放射線源側に設けられ、放射線源から放射さ
れる放射線を通過させる小孔を有するラジオサージェリ
用コリメータと、ラジオサージェリ用コリメータを放射
線源とアイソセンタとを結ぶ軸に直交する平面上を二次
元的に移動させる移動手段とを備えたものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、この発明の第2の発明に係る放射線
治療装置は、アイソセンタを中心に回転するとともに
イソセンタを通る軸を中心に回転し、アイソセンタを
中心とする球面上を動くように設けられた放射線源と、
放射線源側に設けられ、放射線源から放射される放射線
の照射野を限定するコリメータと、コリメータのアイソ
センタ側に設けられ、コリメータで照射野が限定された
放射線を通過させる小孔を有するラジオサージェリ用コ
リメータと、ラジオサージェリ用コリメータを放射線源
とアイソセンタとを結ぶ軸に直交する平面上を二次元的
に移動させる移動手段とを備えたものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、この発明の第3の発明に係る放射線
治療装置は、アイソセンタを中心に回転するとともに
イソセンタを通る軸を中心に回転し、アイソセンタを
中心とする球面上を動くように設けられた放射線源と、
放射線源側に直列に設けられ、放射線源から放射される
放射線を通過させる小孔を有する複数のラジオサージェ
リ用コリメータと、複数のラジオサージェリ用コリメー
タのそれぞれの小孔の中心が放射線源と放射線照射位置
とを結ぶ直線と一致するように複数のラジオサージェリ
用コリメータのそれぞれを放射線源とアイソセンタとを
結ぶ軸に直交する平面上を二次元的に移動させる移動手
段とを備えたものである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】また、この発明の第4の発明に係る放射線
治療装置は、アイソセンタを中心に回転するとともに
イソセンタを通る軸を中心に回転し、アイソセンタを
中心とする球面上を動くように設けられた放射線源と、
放射線源側に設けられ、放射線源から放射される放射線
を通過させる小孔を有するラジオサージェリ用コリメー
タと、複数のラジオサージェリ用コリメータのそれぞれ
を放射線源とアイソセンタとを結ぶ軸に直交する平面上
を二次元的に移動させる移動手段と、アイソセンタを介
して放射線源と対向して配置された対向板と、対向板に
二次元的に配置された放射線検出器と、放射線検出器の
出力により線量分布を算出する演算手段と、演算手段で
算出された線量分布を表示する表示手段とを備えたもの
である。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【作用】この発明の第1の発明においては、放射線源
が、アイソセンタを中心に回転し、かつ、アイソセンタ
を中心とする球面上を動くように回転するので、アイソ
センタを中心として三次元的に回転できる。そして、ラ
ジオサージェリ用コリメータが、移動手段により放射線
源とアイソセンタとを結ぶ軸に直交する平面上を二次元
的に移動するので、小孔を通過する放射線の照射野の方
向が変えられ、放射線の照射位置をアイソセンタ以外の
位置にとることができる。そこで、放射線源の回転とラ
ジオサージェリ用コリメータの移動とを制御することに
より、三次元的にひろがった患部に対して患者を動かす
ことなく放射線の三次元照射が実施できる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】この発明の第1の発明に係る放射線治療装
置では、アイソセンタを中心に回転するとともに、ア
ソセンタを通る軸を中心に回転し、アイソセンタを中心
とする球面上を動くように設けられた放射線源と、放射
線源側に設けられ、放射線源から放射される放射線を通
過させる小孔を有するラジオサージェリ用コリメータ
と、ラジオサージェリ用コリメータを放射線源とアイソ
センタとを結ぶ軸に直交する平面上を二次元的に移動さ
せる移動手段とを備えているので、三次元的にひろがっ
た患部に対して患者を動かすことなく放射線の三次元照
射が実施でき、動かすことによって患者に与える不安感
や危害をなくしてラジオサージェリを実施できる。ま
た、ベッドを患部固定具とともに精度良く動かす必要が
なく、装置を安価にできる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】また、この発明の第2の発明に係る放射線
治療装置では、アイソセンタを中心に回転するととも
、アイソセンタを通る軸を中心に回転し、アイソセン
タを中心とする球面上を動くように設けられた放射線源
と、放射線源側に設けられ、放射線源から放射される放
射線の照射野を限定するコリメータと、コリメータのア
イソセンタ側に設けられ、コリメータで照射野が限定さ
れた放射線を通過させる小孔を有するラジオサージェリ
用コリメータと、ラジオサージェリ用コリメータを放射
線源とアイソセンタとを結ぶ軸に直交する平面上を二次
元的に移動させる移動手段とを備えたので、上記第1の
発明の効果に加えて、ラジオサージェリ用コリメータの
外寸法を小さくできる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】また、この発明の第3の発明に係る放射線
治療装置では、アイソセンタを中心に回転するととも
、アイソセンタを通る軸を中心に回転し、アイソセン
タを中心とする球面上を動くように設けられた放射線源
と、放射線源側に直列に設けられ、放射線源から放射さ
れる放射線を通過させる小孔を有する複数のラジオサー
ジェリ用コリメータと、複数のラジオサージェリ用コリ
メータのそれぞれの小孔の中心が放射線源と放射線照射
位置とを結ぶ直線と一致するように複数のラジオサージ
ェリ用コリメータのそれぞれを放射線源とアイソセンタ
とを結ぶ軸に直交する平面上を二次元的に移動させる移
動手段とを備えたので、上記第1の発明の効果に加え
て、放射線の半影を小さくでき、より高精度のラジオサ
ージェリを実施することができる。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】また、この発明の第4の発明に係る放射線
治療装置では、アイソセンタを中心に回転するととも
、アイソセンタを通る軸を中心に回転し、アイソセン
タを中心とする球面上を動くように設けられた放射線源
と、放射線源側に設けられ、放射線源から放射される放
射線を通過させる小孔を有するラジオサージェリ用コリ
メータと、複数のラジオサージェリ用コリメータのそれ
ぞれを放射線源とアイソセンタとを結ぶ軸に直交する平
面上を二次元的に移動させる移動手段と、アイソセンタ
を介して放射線源と対向して配置された対向板と、対向
板に二次元的に配置された放射線検出器と、放射線検出
器の出力により線量分布を算出する演算手段と、演算手
段で算出された線量分布を表示する表示手段とを備えた
ので、上記第1の発明の効果に加えて、予め求められた
患部の各部に対する放射線の照射線量分布と比較しなが
らラジオサージェリを実施することができる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アイソセンタを中心に回転するととも
    に、この回転面が前記アイソセンタを通る軸を中心に回
    転するように設けられた放射線源と、前記放射線源側に
    設けられ、前記放射線源から放射される放射線を通過さ
    せる小孔を有するラジオサージェリ用コリメータと、前
    記ラジオサージェリ用コリメータを前記放射線源と前記
    アイソセンタとを結ぶ軸に直交する平面上を二次元的に
    移動させる移動手段とを備えたことを特徴とする放射線
    治療装置。
  2. 【請求項2】 アイソセンタを中心に回転するととも
    に、この回転面が前記アイソセンタを通る軸を中心に回
    転するように設けられた放射線源と、前記放射線源側に
    設けられ、前記放射線源から放射される放射線の照射野
    を限定するコリメータと、前記コリメータの前記アイソ
    センタ側に設けられ、前記コリメータで照射野が限定さ
    れた前記放射線を通過させる小孔を有するラジオサージ
    ェリ用コリメータと、前記ラジオサージェリ用コリメー
    タを前記放射線源と前記アイソセンタとを結ぶ軸に直交
    する平面上を二次元的に移動させる移動手段とを備えた
    ことを特徴とする放射線治療装置。
  3. 【請求項3】 アイソセンタを中心に回転するととも
    に、この回転面が前記アイソセンタを通る軸を中心に回
    転するように設けられた放射線源と、前記放射線源側に
    直列に設けられ、前記放射線源から放射される放射線を
    通過させる小孔を有する複数のラジオサージェリ用コリ
    メータと、前記複数のラジオサージェリ用コリメータの
    それぞれの小孔の中心が前記放射線源と放射線照射位置
    とを結ぶ直線と一致するように前記複数のラジオサージ
    ェリ用コリメータのそれぞれを前記放射線源と前記アイ
    ソセンタとを結ぶ軸に直交する平面上を二次元的に移動
    させる移動手段とを備えたことを特徴とする放射線治療
    装置。
  4. 【請求項4】 アイソセンタを中心に回転するととも
    に、この回転面が前記アイソセンタを通る軸を中心に回
    転するように設けられた放射線源と、前記放射線源側に
    設けられ、前記放射線源から放射される放射線を通過さ
    せる小孔を有するラジオサージェリ用コリメータと、前
    記複数のラジオサージェリ用コリメータのそれぞれを前
    記放射線源と前記アイソセンタとを結ぶ軸に直交する平
    面上を二次元的に移動させる移動手段と、前記アイソセ
    ンタを介して前記放射線源と対向して配置された対向板
    と、前記対向板に二次元的に配置された放射線検出器
    と、前記放射線検出器の出力により線量分布を算出する
    演算手段と、前記演算手段で算出された線量分布を表示
    する表示手段とを備えたことを特徴とする放射線治療装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011125238A1 (ja) * 2010-04-07 2011-10-13 国立大学法人東北大学 モニタリング装置、モニタリング方法、放射線治療システム及びファントム
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