JPH0739529Y2 - 油圧式シャーリングマシンのラムストローク量制御装置 - Google Patents
油圧式シャーリングマシンのラムストローク量制御装置Info
- Publication number
- JPH0739529Y2 JPH0739529Y2 JP1990023139U JP2313990U JPH0739529Y2 JP H0739529 Y2 JPH0739529 Y2 JP H0739529Y2 JP 1990023139 U JP1990023139 U JP 1990023139U JP 2313990 U JP2313990 U JP 2313990U JP H0739529 Y2 JPH0739529 Y2 JP H0739529Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ram
- pressure
- shearing machine
- side chamber
- lower side
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、油圧シリンダによりラムを下フレームに向け
て移動することでラムに設けた上刃と下フレーム3に設
けた下刃で材料を切断する油圧式シャーリングマシンの
ラムストローク量を制御する装置に関する。
て移動することでラムに設けた上刃と下フレーム3に設
けた下刃で材料を切断する油圧式シャーリングマシンの
ラムストローク量を制御する装置に関する。
シャーリングマシンの上刃は下刃に対して斜めとなり、
ラムのストローク量により上刃と下刃が重なり合う長手
方向の長さが異なるので、ラムのストローク量によって
切断できる材料の長さが異なる。
ラムのストローク量により上刃と下刃が重なり合う長手
方向の長さが異なるので、ラムのストローク量によって
切断できる材料の長さが異なる。
このために従来は材料長さに応じてラムのストローク量
を設定して材料長さに見合うストローク量だけラムが下
降するようにして切断作業の作業能率を向上している。
を設定して材料長さに見合うストローク量だけラムが下
降するようにして切断作業の作業能率を向上している。
例えば、オペレータが材料の長さに応じてラム下降時間
を設定するタイマーを調節し、ラムの下降時間を変えて
ラムのストローク量を材料の長さに合わせている。
を設定するタイマーを調節し、ラムの下降時間を変えて
ラムのストローク量を材料の長さに合わせている。
また、実開昭52−123392号公報に示すように、ラムの位
置を検出するリミットスイッチを設け、このリミットス
イッチの位置を材料の長さに応じて調節し、ラムの位置
をリミットスイッチが検出することでラムを停止してラ
ムのストローク量を材料の長さに応じた値とする装置。
置を検出するリミットスイッチを設け、このリミットス
イッチの位置を材料の長さに応じて調節し、ラムの位置
をリミットスイッチが検出することでラムを停止してラ
ムのストローク量を材料の長さに応じた値とする装置。
また、実開昭57−91517号公報に示すように、材料を押
える板押えシリンダ内に材料の有無を感知する検出装置
を設けて材料の長さを検出し、その検出した材料の長さ
に応じてラムのストローク量を自動的に設定する装置。
える板押えシリンダ内に材料の有無を感知する検出装置
を設けて材料の長さを検出し、その検出した材料の長さ
に応じてラムのストローク量を自動的に設定する装置。
ラムのストローク量をタイマー調節やリミットスイッチ
の位置調節で行なうものでは、材料の長さに応じてその
都度オペレータが調節操作しなければならず作業能率が
悪いばかりか、調節誤りによって材料の長さに見合うス
トローク量よりも短く設定したり、調節操作を忘れた場
合には途中までしか切断できず不良品を出すことが度々
発生する。
の位置調節で行なうものでは、材料の長さに応じてその
都度オペレータが調節操作しなければならず作業能率が
悪いばかりか、調節誤りによって材料の長さに見合うス
トローク量よりも短く設定したり、調節操作を忘れた場
合には途中までしか切断できず不良品を出すことが度々
発生する。
また、板押えシリンダ内に材料の有無を感知する検出装
置を設けたものでは、複数の板押えシリンダ内に検出装
置を設けるために構造が大がかりとなって高価となる。
置を設けたものでは、複数の板押えシリンダ内に検出装
置を設けるために構造が大がかりとなって高価となる。
そこで、本考案は前述の課題を解決できるようにした油
圧式シャーリングマシンのラムストローク量制御装置を
提供することを目的とする。
圧式シャーリングマシンのラムストローク量制御装置を
提供することを目的とする。
油圧シリンダの下げ側室に流体圧を供給する流体圧回路
に、材料切断時の圧力変化を検出する手段と、その検出
信号によって下げ側室への流体圧供給を切換える手段を
設けて、材料切断完了するとラムが自動的に上昇してラ
ムストローク量を材料長さに応じた必要最小に自動的に
設定できるようにしたものである。
に、材料切断時の圧力変化を検出する手段と、その検出
信号によって下げ側室への流体圧供給を切換える手段を
設けて、材料切断完了するとラムが自動的に上昇してラ
ムストローク量を材料長さに応じた必要最小に自動的に
設定できるようにしたものである。
第4図に示すように、ラム1は一対の油圧シリンダ2,2
で下フレーム3に向けて移動され、ラム1の下部に上刃
4が水平に対して斜めに取付けてあると共に、下フレー
ム3に下刃5が水平に取付けてあり、ラム1を下降する
ことで上刃4が材料6の左端より切断を始め、右端で切
断を完了し、切断する材料6の長さWに応じてラム1の
必要ストローク量Sは変化し、作業能率を向上するため
には必要最小のストローク量で切断する必要がある。
で下フレーム3に向けて移動され、ラム1の下部に上刃
4が水平に対して斜めに取付けてあると共に、下フレー
ム3に下刃5が水平に取付けてあり、ラム1を下降する
ことで上刃4が材料6の左端より切断を始め、右端で切
断を完了し、切断する材料6の長さWに応じてラム1の
必要ストローク量Sは変化し、作業能率を向上するため
には必要最小のストローク量で切断する必要がある。
第1図に示すように、モータ7で駆動される油圧ポンプ
8はタンク9内の油をフィルタ10を経て吸い込んで吐出
し、その吐出圧油は第1電磁弁11で一方の油圧シリンダ
2の下げ側室2aに供給制御され、かつ第2電磁弁12で板
押えシリンダ13の押し下げ室13aに供給制御されると共
に、油圧シリンダ2の下げ側室2aの圧力を検出する圧力
検出器14とリリーフ弁15が設けてあり、ラム1はラム引
上げスプリング16で引き上げられて上限に保持され、ラ
ム1の下限は下限リミットスイッチ17で検出される。
8はタンク9内の油をフィルタ10を経て吸い込んで吐出
し、その吐出圧油は第1電磁弁11で一方の油圧シリンダ
2の下げ側室2aに供給制御され、かつ第2電磁弁12で板
押えシリンダ13の押し下げ室13aに供給制御されると共
に、油圧シリンダ2の下げ側室2aの圧力を検出する圧力
検出器14とリリーフ弁15が設けてあり、ラム1はラム引
上げスプリング16で引き上げられて上限に保持され、ラ
ム1の下限は下限リミットスイッチ17で検出される。
前記第1・第2電磁弁11,12はバネ力でドレーン位置I
に保持されて油圧シリンダ2の下げ側室2a、板押えシリ
ンダ13の押し下げ室13aはタンクに連通してラム1は上
限に保持されると共に、板押えシリンダ13の押え片13b
はバネ13cで上昇しており、ソレノイド11a,12aに通電す
ると第1・第2電磁弁11,12は圧油供給位置IIとなって
油圧ポンプ8の吐出圧油が油圧シリンダ2の下げ側室2
a、板押えシリンダ13の押し下げ室13aに供給される。な
お、板押えシリンダ13は複数設けてあるが第1図では省
略してある。
に保持されて油圧シリンダ2の下げ側室2a、板押えシリ
ンダ13の押し下げ室13aはタンクに連通してラム1は上
限に保持されると共に、板押えシリンダ13の押え片13b
はバネ13cで上昇しており、ソレノイド11a,12aに通電す
ると第1・第2電磁弁11,12は圧油供給位置IIとなって
油圧ポンプ8の吐出圧油が油圧シリンダ2の下げ側室2
a、板押えシリンダ13の押し下げ室13aに供給される。な
お、板押えシリンダ13は複数設けてあるが第1図では省
略してある。
次に第2図に示すラム駆動電気回路図に基づいて材料の
切断動作を説明する。
切断動作を説明する。
フートスイッチ20をONすると第1リレー21に通電されて
その常開接点21aがONするので第1リレー21は自己保持
されると共に、第1・第2電磁弁11,12のソレノイド11
a,12aに通電されて圧油供給位置IIとなる。
その常開接点21aがONするので第1リレー21は自己保持
されると共に、第1・第2電磁弁11,12のソレノイド11
a,12aに通電されて圧油供給位置IIとなる。
これにより、油圧シリンダ2の下げ側室2aに圧油が供給
されてラム1が下降すると共に、板押えシリンダ13の押
し下げ室13aに圧油が供給されて押え片13bが下降して材
料6を押える。
されてラム1が下降すると共に、板押えシリンダ13の押
し下げ室13aに圧油が供給されて押え片13bが下降して材
料6を押える。
上刃4が材料6の左端に当接して切断開始すると油圧シ
リンダー2の下げ側室2a内の圧力が第3図のように急激
に上昇して設定圧P1以上となり、圧力検出器14の常開接
点14aがONし、常閉接点14bがOFFするので、第2リレー2
2が通電してその常開接点22aがONして第2リレー22が自
己保持される。
リンダー2の下げ側室2a内の圧力が第3図のように急激
に上昇して設定圧P1以上となり、圧力検出器14の常開接
点14aがONし、常閉接点14bがOFFするので、第2リレー2
2が通電してその常開接点22aがONして第2リレー22が自
己保持される。
ラム1が更に下降して上刃4による材料6の切断が完了
すると油圧シリンダ2の下げ側室2a内の圧力が第3図の
ように設定圧P1以下となり、圧力検出器14の常開接点14
aがOFF、常閉接点14bがONとなるので、第3リレー23に
通電されて常閉接点23bがOFFし、第1・第2リレー21,2
2に通電されなくなって常開接点21a,22aがOFFするから
ソレノイド11a,12aに通電されなくなって第1・第2電
磁弁11,12がドレーン位置Iとなる。
すると油圧シリンダ2の下げ側室2a内の圧力が第3図の
ように設定圧P1以下となり、圧力検出器14の常開接点14
aがOFF、常閉接点14bがONとなるので、第3リレー23に
通電されて常閉接点23bがOFFし、第1・第2リレー21,2
2に通電されなくなって常開接点21a,22aがOFFするから
ソレノイド11a,12aに通電されなくなって第1・第2電
磁弁11,12がドレーン位置Iとなる。
これにより、油圧シリンダ2の下げ側室2a、板押えシリ
ンダ13の押し下げ室13aはタンクに接続してラム1は上
昇し、押え片13bが上昇する。
ンダ13の押し下げ室13aはタンクに接続してラム1は上
昇し、押え片13bが上昇する。
また、材料を切断せずにラム1を下降、上昇する時には
油圧シリンダ2の下げ側室2a内の圧力は第3図のように
設定圧P1以下であるから、圧力検出器14が作動せずにラ
ム1は下限リミットスイッチ17をONするまで下降し、下
限リミットスイッチ17がONすると第3リレー23に通電さ
れて常閉接点23bがOFFするので、前述と同様にラム1は
上昇する。
油圧シリンダ2の下げ側室2a内の圧力は第3図のように
設定圧P1以下であるから、圧力検出器14が作動せずにラ
ム1は下限リミットスイッチ17をONするまで下降し、下
限リミットスイッチ17がONすると第3リレー23に通電さ
れて常閉接点23bがOFFするので、前述と同様にラム1は
上昇する。
以上の説明において、圧力検出器14が作動する時の設定
圧力P1は薄い材料を切断する時でも作動するように空運
転時の圧力より若干高い圧力に設定してある。
圧力P1は薄い材料を切断する時でも作動するように空運
転時の圧力より若干高い圧力に設定してある。
また、第2図において、ソレノイド11a,12aへの通電回
路には非常停止スイッチ24が設けられ、非常時には非常
停止スイッチ24をOFFすることで第1・第2電磁弁11,12
をドレーン位置Iとしてラム1を上昇できるようにして
ある。
路には非常停止スイッチ24が設けられ、非常時には非常
停止スイッチ24をOFFすることで第1・第2電磁弁11,12
をドレーン位置Iとしてラム1を上昇できるようにして
ある。
ラム1の下降による材料切断完了時の油圧シリンダ2に
おける下げ側室2a内の圧力変化によってラム1が自動的
に上昇するので、材料の長さに応じた必要最小のラムス
トローク量とすることができると共に、材料の長さが異
なってもオペレータが面倒な調節操作を行なう必要がな
く、作業能率が大幅に向上するばかりか、調節誤差によ
る不良品の発生がなく、しかも流体回路中に圧力検出手
段と切換手段を設ければ良いので構成が簡単で安価とな
る。
おける下げ側室2a内の圧力変化によってラム1が自動的
に上昇するので、材料の長さに応じた必要最小のラムス
トローク量とすることができると共に、材料の長さが異
なってもオペレータが面倒な調節操作を行なう必要がな
く、作業能率が大幅に向上するばかりか、調節誤差によ
る不良品の発生がなく、しかも流体回路中に圧力検出手
段と切換手段を設ければ良いので構成が簡単で安価とな
る。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は全体構成説明
図、第2図はラム駆動電気回路図、第3図はラムストロ
ークと圧力と圧力検出器、ソレノイドの動作を示す図
表、第4図は油圧式シャーリングマシンの概略説明図で
ある。 1はラム、2は油圧シリンダ、2aは下げ側室、3は下フ
レーム、4は上刃、5は下刃、6は材料。
図、第2図はラム駆動電気回路図、第3図はラムストロ
ークと圧力と圧力検出器、ソレノイドの動作を示す図
表、第4図は油圧式シャーリングマシンの概略説明図で
ある。 1はラム、2は油圧シリンダ、2aは下げ側室、3は下フ
レーム、4は上刃、5は下刃、6は材料。
Claims (1)
- 【請求項1】上刃4を備えたラム1を油圧シリンダ2で
下フレーム3に設けた下刃5に向けて移動することで材
料6を切断する油圧式シャーリングマシンにおいて、 前記油圧シリンダ2の下げ側室2aに流体圧を供給する流
体回路に、その下げ側室2a内の材料切断時の圧力変化を
感知する圧力検出手段と、その圧力検出手段の材料切断
完了時の圧力変化検出信号により下げ側室2aへの流体圧
供給を切換える切換手段を設けて、材料切断完了時にラ
ム1が自動的に上昇するようにしたことを特徴とする油
圧式シャーリングマシンのラムストローク量制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990023139U JPH0739529Y2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 油圧式シャーリングマシンのラムストローク量制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990023139U JPH0739529Y2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 油圧式シャーリングマシンのラムストローク量制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03113713U JPH03113713U (ja) | 1991-11-21 |
JPH0739529Y2 true JPH0739529Y2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=31526135
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990023139U Expired - Lifetime JPH0739529Y2 (ja) | 1990-03-09 | 1990-03-09 | 油圧式シャーリングマシンのラムストローク量制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739529Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53122192A (en) * | 1977-03-31 | 1978-10-25 | Amada Co Ltd | Device for automatically controlling drill feed |
JPS6117774U (ja) * | 1984-07-06 | 1986-02-01 | 株式会社東芝 | 通過ケ−ブル保護機能付筐体 |
JPH0753855Y2 (ja) * | 1988-06-15 | 1995-12-13 | 株式会社 アマダ | シャーリングマシン |
-
1990
- 1990-03-09 JP JP1990023139U patent/JPH0739529Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03113713U (ja) | 1991-11-21 |
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