JPH0739476Y2 - アルミニウム溶湯脱ガス装置 - Google Patents

アルミニウム溶湯脱ガス装置

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JPH0739476Y2
JPH0739476Y2 JP785688U JP785688U JPH0739476Y2 JP H0739476 Y2 JPH0739476 Y2 JP H0739476Y2 JP 785688 U JP785688 U JP 785688U JP 785688 U JP785688 U JP 785688U JP H0739476 Y2 JPH0739476 Y2 JP H0739476Y2
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JP
Japan
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degassing apparatus
apparatus main
aluminum
stirring
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実三 茂木
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は、不活性ガスをアルミニウム溶湯に供給しつつ
アルミニウム溶湯を攪拌してアルミニウム溶湯に溶け込
んでいるガスを抜くいわゆる不活性ガスバブリング方式
によるアルミニウム溶湯脱ガス装置の改良に関する。
(従来の技術) 従来から、第5図に示すようなアルミニウム溶湯脱ガス
装置が知られている。この第5図において、1は機枠で
あり、機枠1にはポスト2が固定されており、ポスト2
には昇降可能に支持部材3が設けられていると共に、昇
降装置としてのモータ4が設けられている。この支持部
材3の先端部には脱ガス装置本体5が取付けられてお
り、脱ガス装置本体5は不活性ガスをアルミニウム溶湯
に供給するガス供給部6とアルミニウム溶湯を攪拌する
攪拌部7とを有し、攪拌部7はモータ8、攪拌羽根9に
より概略構成されている。
この従来のアルミニウム溶湯脱ガス装置は、昇降装置に
より支持部材3を昇降させて、脱ガス装置本体5のアル
ミニウム溶湯保温炉(図示を略す)に対する高さを調節
し、脱ガス装置本体5のガス供給部6と攪拌羽根9とを
アルミニウム溶湯保温炉に浸漬してガス抜きを行なうも
のである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、この従来のアルミニウム溶湯脱ガス装置
は所定の箇所に固定されており、占有空間が大きいため
に、設置場所に制約を受け、かつ、他の場所に容易に移
動させにくく、取り扱いずらい、稼動率が低いという欠
点がある。
(考案の目的) 本考案は、従来の事情に鑑みて為されたもので、その目
的とするところは、取り扱いが容易で稼動率を高めるこ
とができるコンパクトな構成のアルミニウム溶湯脱ガス
装置を提供する。
考案の構成 (課題を解決するための手段) 本考案に係るアルミニウム溶湯脱ガス装置は、不活性ガ
スをアルミニウム溶湯に供給するガス供給部と前記アル
ミニウム溶湯を攪拌する攪拌部とを有する脱ガス装置本
体に、作業架台に設けられたアルミニウム溶湯保温炉に
対する位置決め部材を形成する一方、台車に前記位置決
め部材が嵌合されて前記脱ガス装置本体を支持する支持
ポストを設けて前記脱ガス装置本体を移動式とすると共
に、前記作業架台に前記位置決め部材が嵌合されて前記
脱ガス装置本体をセットするセットポストを設けたこと
を特徴とする。
(作用) 本考案に係るアルミニウム溶湯脱ガス装置は、不活性ガ
スをアルミニウム溶湯に供給するガス供給部とアルミニ
ウム溶湯を攪拌する攪拌部とを有する脱ガス装置本体を
支持ポストを有する台車に支持させて保管するものであ
るから、脱ガス装置本体を作業箇所に容易に移動させて
運ぶことができる。また、作業箇所の作業架台には位置
決め部材が嵌合されて脱ガス装置本体をセットするセッ
トポストを設けてあるので、作業架台に脱ガス装置本体
を容易にセットすることができる。
(実施例) 以下に、本考案に係るアルミニウム溶湯脱ガス装置の実
施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図において、10は脱ガス装置本体である。この脱ガ
ス装置本体10は、アルミニウム溶湯に不活性ガスを供給
するガス供給部11と、アルミニウム溶湯を攪拌する攪拌
部12と、アルミニウム溶湯保温炉に対してその脱ガス装
置本体10の位置決めを図るための位置決め部材13とから
なっている。その位置決め部材13は水平連結部14と嵌合
部15、15とからなっている。攪拌部12は駆動筺体部16を
有している。この駆動筺体部16は水平連結部14に固定さ
れ、駆動筺体部16にはモータ17が設けられている。
その水平連結部14には、筺体18が取付けられると共に、
ホイスト吊り金具19、19が取付けられている。筺体18に
はガス供給管20が回転可能に支持されており、そのガス
供給管20の一端にはプーリ21が取付けられ、そのプーリ
21とモータ17の出力軸に取付けられたプーリ22とにはベ
ルト23が掛け渡され、ガス供給管20はそのモータ17によ
って回転駆動されるものである。
ガス供給管20の他端には、攪拌羽根部材24が設けられ、
攪拌羽根部材24は攪拌金25、25を有する。この攪拌羽根
部材24はガス供給管20と一体回転される。攪拌部12はこ
のように駆動筺体部16、モータ17、ガス供給管20、プー
リ21、22、ベルト23、攪拌羽根部材24から構成されてい
る。ガス供給管20には、ガス吹き出し管26が連結されて
いる。このガス吹き出し管26はガス供給管20と共にガス
供給部11を構成している。
このように構成された脱ガス装置本体10は、第2図に示
す台車28に立設された支持ポスト29、29に支承されるも
ので、支持ポスト29、29には、位置決め部材13の嵌合部
15、15が嵌合される嵌合孔30、30が形成されている。
作業箇所には、第3図に示すように、作業架台31が設け
られ、32はその作業架台31に設けられたアルミニウム溶
湯保温炉であり、このアルミニウム溶湯保温炉32の両側
にはセットポスト33、33が立設され、セットポスト33、
33は嵌合部15、15が嵌合される嵌合孔34、34を有する。
セットポスト33、33は作業架台31に形成された嵌合孔3
5、35に対して取り外し可能に嵌め合わされ、作業架台
の31の高さに応じて各種の寸法のものが準備されてい
る。
この実施例では、第4図に示すように、ガスポンベ36も
運搬可能の台車37が準備されており、そのガスボンベ36
と脱ガス装置本体10とを作業架台31が設置されている作
業場所にまで、台車28、37により運搬し、脱ガス装置本
体10のホイスト吊り金具19、19に鎖を通して図示を略す
ホイストにより脱ガス装置本体10を吊り上げ、位置決め
部材13の嵌合部15、15をセットポスト33、33に嵌合させ
て、脱ガス装置本体10を作業架台31にセットし、アルミ
ニウム溶湯保温炉32にガス吹き出し管26の先端部分と攪
拌羽根25の先端部分とを浸漬し、不活性ガスを脱ガス装
置本体10に供給するための配管と、図示を略す操作盤と
脱ガス装置本体10との配線接続とを行なって、アルミニ
ウム溶湯の脱ガスを行なう。
このアルミニウム溶湯の脱ガス作業終了後は、以上と逆
の手順を踏んで、脱ガス装置本体10、ガスボンベ36、36
を元の保管場所に戻す。
考案の効果 本考案に係るアルミニウム溶湯脱ガス装置は、以上説明
したように、不活性ガスをアルミニウム溶湯に供給する
ガス供給部とそのアルミニウム溶湯を攪拌する攪拌部と
を有する脱ガス装置本体に、作業架台に設けられたアル
ミニウム溶湯保温炉に対する位置決め部材を形成する一
方、台車にその位置決め部材が嵌合されて脱ガス装置本
体を支持する支持ポストを設けてその脱ガス装置本体を
移動式とすると共に、前記作業架台に前記位置決め部材
が嵌合されてその脱ガス装置本体をセットするセットポ
ストを設けたから、容易に脱ガス装置本体を運搬できる
ことになり、取り扱いが容易で稼動率を高めることがで
きるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る脱ガス装置本体の概略構成を示す
斜視図、第2図はその脱ガス装置本体の運搬台車の構成
を示す斜視図、第3図はその脱ガス装置本体がセットさ
れる作業架台の概略構成を示す斜視図、第4図はガスボ
ンベの運搬用台車の斜視図、第5図は従来のアルミニウ
ム溶湯脱ガス装置の正面図である。 10……脱ガス装置本体、11……ガス供給部 12……攪拌部、13……位置決め部材 19……ホイスト吊り金具、20……ガス供給管 24……攪拌羽根部材、25……攪拌羽根、28……台車 29……支持ポスト、31……作業架台 32……アルミニウム溶湯保温炉、36……ガスボンベ、37
……台車

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】不活性ガスをアルミニウム溶湯に供給する
    ガス供給部と前記アルミニウム溶湯を攪拌する攪拌部と
    を有する脱ガス装置本体に、作業架台に設けられたアル
    ミニウム溶湯保温炉に対する位置決め部材を形成する一
    方、台車に前記位置決め部材が嵌合されて前記脱ガス装
    置本体を支持する支持ポストを設けて前記脱ガス装置本
    体を移動式とすると共に、前記作業架台に前記位置決め
    部材が嵌合されて前記脱ガス装置本体をセットするセッ
    トポストを設けたことを特徴とするアルミニウム溶湯脱
    ガス装置。
JP785688U 1988-01-25 1988-01-25 アルミニウム溶湯脱ガス装置 Expired - Lifetime JPH0739476Y2 (ja)

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JP785688U JPH0739476Y2 (ja) 1988-01-25 1988-01-25 アルミニウム溶湯脱ガス装置

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JP785688U JPH0739476Y2 (ja) 1988-01-25 1988-01-25 アルミニウム溶湯脱ガス装置

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JPH01114139U JPH01114139U (ja) 1989-08-01
JPH0739476Y2 true JPH0739476Y2 (ja) 1995-09-13

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101300702B1 (ko) * 2011-01-20 2013-08-26 대우조선해양 주식회사 탈가스 장치

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KR101300702B1 (ko) * 2011-01-20 2013-08-26 대우조선해양 주식회사 탈가스 장치

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JPH01114139U (ja) 1989-08-01

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