JPH0739471A - たて形電気掃除機 - Google Patents

たて形電気掃除機

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Publication number
JPH0739471A
JPH0739471A JP18802093A JP18802093A JPH0739471A JP H0739471 A JPH0739471 A JP H0739471A JP 18802093 A JP18802093 A JP 18802093A JP 18802093 A JP18802093 A JP 18802093A JP H0739471 A JPH0739471 A JP H0739471A
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JP
Japan
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chamber
exhaust
lamp
air flow
lamp chamber
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Application number
JP18802093A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Inui
浩章 乾
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0739471A publication Critical patent/JPH0739471A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 家庭用もしくは業務用たて形電気掃除機にお
いて、集塵室が塵やゴミで一杯になってきたとき十分に
ランプ室を冷却できない等の問題を解決し、掃除機のあ
らゆる使用状態においても効率良くランプ室の冷却を行
い、使用性の優れた電気掃除機を提供することを目的と
している。 【構成】 ノズル部36の排気口50と対面する位置に
排気取入口51を設けて、ランプ室41と排気取入口5
1を空気流通路53で連結し、ノズル部36に外気取入
口54を排気取入口51と同一平面上の近接した位置に
設け、かつ空気流通路53と外気取入口54を結ぶ二次
空気流通路52を設けて、集塵室に塵やゴミが十分にた
まってきたときでも十分な風量でかつ外気という温度の
低い空気流が混ざった排気流をランプ室に送り込むこと
ができ、高い冷却効果を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭用または業務用の
たて形電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、たて形電気掃除機は掃除の使用性
向上のためランプのハイワッテージ化が進められるよう
になってきた。
【0003】以下に従来のたて形電気掃除機について説
明する。図12、図13、図14および図15におい
て、1は掃除機本体(以下本体という)で、下方にモー
タ2を内蔵したモータ室3を、上部吸引側には集塵室4
を形成し、さらに上部にはハンドル5を配設している。
6はモータ室3に設けたモータ排気口、22はランプ冷
却のための冷却用補助排気口、7は集塵室4とモータ排
気口6を覆う蓋で、隔壁8により吸引側と排気側を隔離
している。9は蓋7に形成した蓋排気口で、排気フィル
ター10を着脱自在に配設している。11はモータ室3
に回動自在に軸支持された床ノズルで、下方に吸気口1
2を形成している。13は吸気口12に臨ませた回転ブ
ラシで、ベルト14を介してモータ2により駆動され
る。15は一端を吸気口12に、他端を集塵室4に連絡
したホースであり、16は集塵室4に配設し、前記ホー
ス15の吸気側と接続した集塵袋である。13は回転ブ
ラシである。
【0004】また床ノズル11内には床面を照らすため
にランプ17とブリキ板等からなる反射板18を具備し
たランプ室19があり、上記床ノズル11の蓋排気口9
と対面する位置に排気取入口20を設け、ランプ室19
と排気取入口20を空気流通路21で連結して、排気流
でランプ室の冷却をする。
【0005】ところで一般的には、デザインの関係や排
気フィルターの付加などにより2つの排気構造が上げら
れる。1つは図14の構造のように、本体の排気口の位
置がノズルより高く、新たに冷却用補助排気口22を本
体の蓋排気口9の下に設けたものであり、もう一つは図
15に示すように本体の排気口23がノズルと対面する
位置にある排気構造がある。
【0006】そこで本発明の説明においては図14に示
す排気構造について述べるが、これは図15における排
気口と図14における冷却用補助排気口とはノズルに対
する冷却のための排気流を取り入れるということから考
えれば同一の意味を持つためであり、以降排気口に統一
して説明する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記たて形電気掃除機
でベッドなどの下または机の下等を掃除するとき、床面
を照らすためのランプは掃除をする人にとってゴミや障
害物などが良く判りとても便利である。そのためより明
るいランプが求められているが、明るいランプはそれだ
け熱を発生し、場所によっては100度を越えるため、
ランプ室を構成する樹脂は変形し、充電部に容易にさわ
れ感電の恐れが生じたり、火傷をしたりする安全性の問
題がある。
【0008】しかしノズル部に、この様な熱に耐えうる
ような高価な樹脂を使うことはコストアップになり簡単
にはできない。また、床面における照度を上げるために
反射板の角度を微調整する方法があるが、これだけでは
限界があり、どうしてもランプ自体の出力を上げる方向
にあった。すなわち、ランプの出力を上げるとその熱に
よりランプの近傍のノズル部の温度が上がり過ぎるとい
う課題を生じた。
【0009】また、ランプ室を覆うレンズは一般にラン
プが切れたときに取り替えやすいように上から爪ではめ
こんである構成が多い。そのため、ランプの温度が上が
り過ぎているのにレンズを外してランプ近傍に触れてし
まうという安全上の問題もある。一般にランプ室は、ラ
ンプの交換を行うため、レンズ部が外せたり、または、
裏蓋を外した後で外せるようになっており、完全に閉ざ
された室ではない。そのため、ランプ上部に孔を設け、
熱の対流によってランプの冷却も考えられるが、デザイ
ン上の問題から上部カバーに穴を開けて空気通路にはで
きない。また、十分に冷却ができないのが実情となって
いる。
【0010】そこで、掃除機本体の排気流をランプ室の
冷却に使用することが考えられるが、この方法だと基本
的に排気温度が高いことに加えてアップライト状態、実
使用状態の両方で十分に排気流をランプ室に送り込むこ
とができなかったり、集塵室に塵やゴミがほとんど無い
場合には、排気温度は50〜60度であり排気風速も十
分高くランプ室の冷却効果もあるが、集塵室が塵やゴミ
で一杯になってきたときには排気流の排気温度が上昇
し、しかも排気風速も減少したりと十分にランプ室を冷
却できない等の問題がある。
【0011】特に仕事率競争によるモータの入力電力が
増大している今日では、モータの排気温度も上昇傾向に
あり、熱問題に対する対策が急務になってきた。
【0012】そこで本発明は上記従来の問題点を解決す
るもので、掃除機のあらゆる使用状態においても効率よ
くランプ室の冷却を行い、使用性の優れた電気掃除機を
提供することを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、第1の手段として、下方にモータ室、モー
タ室上方に集塵室及び、前記モータ室を前方から覆うモ
ータ室蓋とその上部の集塵室蓋からなり、前面部に排気
口を有した本体部と、前記モータ室あるいは前記モータ
室蓋あるいはその双方の側面に軸あるいは穴部を設け、
この軸もしくは穴部を回動中心とするノズル部からな
り、このノズル部は上部カバーと裏蓋によりなり、上部
カバーにはランプと反射板とを具備しレンズに覆われた
ランプ室とモータの回転を回転ブラシに伝達するベルト
が駆動するベルト室、床面のゴミを吸引するブラシ室、
ブラシ室から吸引されたゴミを集塵室に運ぶための吸気
ホース室が配設されており、上記ノズル部の前記排気口
と対面する位置に排気取入口を設けて、ランプ室と排気
取入口を空気流通路で連結した構成において、上記空気
流通路に空気流通路内を流れる排気風向に略鋭角にノズ
ル部外気と連通させた外気取入口を連結する構成を有し
ている。
【0014】第2の手段として、前記外気取入口をノズ
ル部の略下面に位置させる構成を有している。
【0015】第3の手段として、前記外気取入口をノズ
ル部の略側面に位置させる構成を有している。
【0016】第4の手段として、前記ランプ室と排気取
入口とを連結した空気流通路上に温度により変色する塗
料を塗布した板を具備し、かつノズルの外観からその色
が見えるようにしたインジケータ機構を備えた構成を有
している。
【0017】第5の手段として、前記ブラシ室とランプ
室との間に空気の流通するための穴を設け、かつその穴
の開閉蓋は形状記憶合金でできた構成を有している。
【0018】
【作用】以上の構成により、第1の作用としては従来の
排気流の流れと共に、二次空気流通路を通って外気取入
口から空気の巻込み効果により室温に近い外気がランプ
室の中に導入されることになり、ランプ室の冷却効果が
増大される。この冷却効果について言えば、従来の技術
でも述べた構成によっても集塵室に塵やゴミがほとんど
無い場合には排気温度は50〜60度であり排気風速も
十分高くランプ室の冷却効果もあるが、集塵室に塵やゴ
ミが十分にたまってきたときには排気流の排気温度が上
昇し、しかも排気風速も減少したりと、十分にランプ室
を冷却できない等の問題がある。
【0019】しかしながらこの第1の構成により、集塵
室に塵やゴミが十分にたまってきたときでも十分な風量
でかつ外気という温度の低い空気流が混ざった排気流を
ランプ室に送り込むことができる。
【0020】第2の作用としては、外気取入口を排気取
入口に近接して設ける時、本体の補助排気口に対面する
位置に外気取入口をもってくると、二次空気流通路を通
って外気取入口から室温に近い外気がランプ室の中に導
入されるといっても高温の排気流の影響を強く受けるた
めにランプ室への冷却効果も半減されてしまう。
【0021】まずノズル室の上方に位置させても同様に
高温の排気流の影響を強く受けるため、冷却効果が得ら
れなくなってしまう。
【0022】そこで第2の構成によれば、外気取入口を
床ノズルの下方にもってくるため排気流の影響を受けづ
らく、ランプ室の冷却効果を損なうことがない。
【0023】また、掃除機本体をアップライト状態にし
て家具ノズルや床ノズルを使用するときには排気風によ
る床面上のゴミ飛ばしなどの問題があったが、外気取入
口が床ノズルの下方に位置しているため、床ノズル下部
を通る排気流の一部は外気取入口からランプ室の中に取
り入れるために、排気風による床面上のゴミ飛ばしにつ
いても軽減される。
【0024】第3の作用としては、外気取入口をノズル
部の略側面に位置させているため、まったく排気流の影
響を受けることはなく、効率良くランプ室を冷却するこ
とができる。また新たに設けた外気導入路によるランプ
室への塵、ゴミなどの侵入がないため、反射板及びレン
ズ、ランプの汚れが少なくランプ照度の低下を起こすこ
とはない。
【0025】第4の作用としては、ランプ室と排気取入
口とを連結した空気流通路上に温度により変色する塗料
を塗布した板を具備したことにより、集塵室にある塵や
ゴミ量によって変化する排気流の排気温度に反応して、
温度により変色する塗料を塗布した板も刻々と変色して
いく。そして使用者はこの色の変化から紙袋の交換時期
を知ることができる。
【0026】またこのインジケータ機構は集塵室の圧力
変化を利用したものと違い、大気との差圧を利用するこ
とによる空気漏れで仕事率の低下等を伴う欠点がない。
【0027】第5の作用としては、本体からの排気流の
温度がある温度に達したときに形状記憶合金でできた開
閉蓋が開くことによって、前記ランプ室とブラシ室がつ
ながり、回転ブラシの回転による空気流がランプ室に入
り込みランプ室を冷却するものである。
【0028】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1、図2において31はダスト
ボックス、32はモータ室、33はハンドル、34はモ
ータ室蓋、35は集塵室蓋、36はノズル部で回動中心
37にてダストボックス31、モータ室蓋34、集塵室
蓋35からなる本体に回動自在に固定され、ノズル部
は、上部カバー38と裏蓋39によりなり、上部カバー
38にはランプ40を有するランプ室41を持ちレンズ
42に覆われたランプ室41には、光を反射させる反射
板43が設けられている。また47はモータ44の回転
を回転ブラシ45に伝達するベルト46が駆動するベル
ト室、48は床面のゴミを吸引するブラシ室、49はブ
ラシ室48から吸引されたゴミを集塵室35に運ぶため
の吸気ホース室、ノズル部36の排気口50と対面する
位置に排気取入口51を設けて、ランプ室41と排気取
入口51を空気流通路53で連結し、一方の開口部52
aを空気流通路53内を流れる排気風向に略鋭角になる
ように設け、他方を外気と連通させかつ排気取入口51
と同一面上に位置させた外気取入口54を有する二次空
気流通路52を設けている。
【0029】以上のように構成された本実施例につい
て、図1、図2を用いてその動作を説明する。
【0030】上記排気口50から排出された排気流の一
部は、ノズル部36の排気口50に対面する位置に設け
られた外気取入口54から空気流通路53を通ってラン
プ室41に導入されるが、この時空気流通路53を通る
空気の流れに引き寄せられて新たに外気取入口54から
二次空気流通路52を通って室温の外気がランプ室41
に導入される。よってランプ室41にはモータ排気流よ
りも低温の排気冷却風が導入されることになる。
【0031】以上のように本実施例によれば、集塵室に
塵やゴミが十分にたまってきたときでも十分な風量でか
つ外気という温度の低い空気流が混ざった排気流をラン
プ室に送り込むことができ、高い冷却効果を得ることが
できる。
【0032】またさらに本構成によれば、ノズル部にラ
ンプ室やモータとそれに伴う排気構造を有した例えばキ
ャニスタータイプの電気掃除機の床ノズルなどについて
も同様の効果が得られる。
【0033】(実施例2)以下本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図3、図4、図
5において61はダストボックス、62はモータ室、6
3はハンドル、64はモータ室蓋、65は集塵室蓋、6
6はノズル部で回動中心67にてダストボックス61、
モータ室蓋64、集塵室蓋65からなる本体に回動自在
に固定され、ノズル部は、上部カバー68と裏蓋69に
よりなり、上部カバー68にはランプ70を有するラン
プ室71を持ちレンズ72に覆われたランプ室71に
は、光を反射させる反射板73が設けられている。また
77はモータ74の回転を回転ブラシ75に伝達するベ
ルト76が駆動するベルト室、78は床面のゴミを吸引
するブラシ室、79はブラシ室78から吸引されたゴミ
を集塵室65に運ぶための吸気ホース室、ノズル部66
の排気口80と対面する位置に排気取入口81を設け
て、ランプ室71と排気取入口82を空気流通路83で
連結しており、以上は図1の構成と同様なものであり、
図1と異なるのは外気取入口84をノズル部66の略下
方に位置させてその間に空気流通路83と外気取入口8
4を結ぶ二次空気流通路85を形成した構成を取るとこ
ろにある。
【0034】以上のように構成された本実施例につい
て、図3、図4、図5を用いてその動作を説明する。
【0035】上記排気口80から排出された排気流の一
部は、ノズル部66の略下面の位置に設けられた外気取
入口84から空気流通路83を通ってランプ室71に導
入されるが、この時空気流通路83を通る空気の流れに
引き寄せられて新たに外気取入口84から二次空気流通
路85を通って室温の外気がランプ室71に導入され
る。よってランプ室71にはモータ排気流よりも低温の
排気冷却風が導入されることになる。
【0036】これは外気取入口84をノズル部66の下
方にもってきたことにより、実施例1の場合においては
外気といっても排気口80の近傍に外気取入口84を設
けているため、実際室温よりはかなり暖かい外気を導入
しているが、実施例2の場合においては外気取入口84
をノズル部66の下方にもってくることにより排気流の
影響を受けにくく、ランプ室71の冷却効果はさらに向
上する。
【0037】また、掃除機本体をアップライト状態にし
て家具ノズルや床ノズルを使用するときには排気風によ
る床面上のゴミ飛ばしなどの問題があったが、外気取入
口84がノズル部66の下方に位置しているため、床ノ
ズル下部を通る排気流の一部は外気取入口84からラン
プ室71の中に取り入れるために、排気風による床面上
のゴミ飛ばしについても軽減される。
【0038】以上のように本実施例によれば、外気取入
口を床ノズルの下方にもってくるため排気流の影響を受
けづらく、ランプ室の冷却効果を損なうことがない。
【0039】また、掃除機本体をアップライト状態にし
て家具ノズルや床ノズルを使用するときには排気風によ
る床面上のゴミ飛ばしなどの問題があったが、外気取入
口が床ノズルの下方に位置しているため、床ノズル下部
を通る排気流の一部は外気取入口からランプ室の中に取
り入れるために、排気風による床面上のゴミ飛ばしにつ
いても軽減される。
【0040】またさらに本構成によれば、ノズル部にラ
ンプ室やモータとそれに伴う排気構造を有した例えばキ
ャニスタータイプの電気掃除機の床ノズルなどについて
も同様の効果が得られる。
【0041】(実施例3)以下本発明の第3の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図6、図7にお
いて91はダストボックス、92はモータ室、93はハ
ンドル、94はモータ室蓋、95は集塵室蓋、96はノ
ズル部で回動中心97にてダストボックス91、モータ
室蓋94、集塵室蓋95からなる本体に回動自在に固定
され、ノズル部は、上部カバー98と裏蓋99によりな
り、上部カバー98にはランプ100を有するランプ室
101を持ちレンズ102に覆われたランプ室101
は、光を反射させる反射板103が設けられている。ま
た107はモータ104の回転を回転ブラシ105に伝
達するベルト106が駆動するベルト室、108は床面
のゴミを吸引するブラシ室、109はブラシ室108か
ら吸引されたゴミを集塵室95に運ぶための吸気ホース
室、ノズル部96の排気口110と対面する位置に排気
取入口111を設けて、ランプ室101と排気取入口1
12を空気流通路113で連結しており、以上は図1の
構成と同様なものであり、図1と異なるのは外気取入口
114をノズル部96の略側方に位置させてその間に空
気流通路113と外気取入口114を結ぶ二次空気流通
路115を形成した構成を取るところにある。
【0042】以上のように構成された本実施例につい
て、図6、図7を用いてその動作を説明する。上記排気
口110から排出された排気流の一部は、ノズル部96
の略側面の位置に設けられた外気取入口114から空気
流通路113を通ってランプ室101に導入されるが、
この時空気流通路113を通る空気の流れに引き寄せら
れて新たに外気取入口114から二次空気流通路115
を通って室温の外気がランプ室101に導入される。よ
ってランプ室101にはモータ排気流よりもはるかに低
温の排気冷却風が導入されることになる。
【0043】これは外気取入口114をノズル部96の
略側方にもってきたことにより、実施例1の場合におい
ては外気といっても排気口110の近傍に外気取入口1
14を設けているため、実際室温よりはかなり暖かい外
気を導入しているが、実施例3の場合においては排気流
の影響を全く受けず、ランプ室101の冷却効果は飛躍
的に向上する。
【0044】また外気取入口114をノズル部96の略
側面にもってくることにより、床面の塵やゴミがランプ
室101へ侵入することがないため、反射板103及び
レンズ102、ランプの汚れが少なくランプ照度の低下
を起こすことはない。
【0045】以上のように本実施例によれば、外気取入
口をノズル部の略側面に位置させているため、全く排気
流の影響を受けることはなく、効率良くランプ室を冷却
することができる。また新たに設けた外気導入路による
ランプ室への塵、ゴミなどの侵入がないため、反射板及
びレンズ、ランプの汚れが少なくランプ照度の低下を起
こすことはない。またランプ自体を冷却することによっ
てランプの寿命を延ばすことができる。
【0046】またさらに本構成によれば、ノズル部にラ
ンプ室やモータとそれに伴う排気構造を有した例えばキ
ャニスタータイプの電気掃除機の床ノズルなどについて
も同様の効果が得られる。
【0047】(実施例4)以下本発明の第4の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図8、図9、図
10の構成は図1と同様なものであり、図1と異なるの
は、ランプ室120と排気取入口121とを連結した空
気流通路122上に温度により変色する塗料を塗布した
板123を空気の流れに対して略水平方向に設け、かつ
使用者がノズル124の外観からその色が見えるように
ノズル部上部カバーの一部に透明カバー125を取付け
た構成を取るところにある。
【0048】またこの板123は排気取入口121と二
次空気流通路129の開口部129aとの間にあり、板
123は外気による影響を受けることなく排気温度を測
定できるようになっている。
【0049】以上のように構成された本実施例につい
て、図8、図9、図10を用いてその動作を説明する。
排気口126から排出された排気流の一部は、排気取入
口121から空気流通路122へ導入されるが、排気流
はたえず板123に接触しているため、板123は排気
温度に応じて変色していく。そして集塵室127にあま
り塵やゴミが溜まっていない状態では、排気温度は低く
例えば板123は緑色を呈する。そして集塵室127に
塵やゴミが溜まりだしていくに従って排気温度は徐々に
高くなり、板123も排気流の排気温度に反応して緑か
ら赤に変色していく。この時、空気の流れに引き寄せら
れて新たに外気取入口128から二次空気流通路129
を通って室温の外気がランプ室120に導入されるが、
板123は外気の影響を受けない位置に設置してあるの
で、排気温度の変化を十分とらえることができる。
【0050】以上のように本実施例によれば、ランプ室
と排気取入口とを連結して空気流通路上に温度により変
色する塗料を塗布した板を具備したことにより、使用者
はこの色の変化から紙袋の交換時期を知ることができ
る。またこのインジケータ機構は集塵室の圧力変化を利
用したものと違い、大気との差圧を利用することによる
空気漏れで仕事率の低下等を伴う欠点がない。
【0051】また本構成はランプ室のない床ノズルにお
いても同様の効果が得られる。さらに本構成によれば、
ノズル部にモータとそれに伴う排気構造を有した例えば
キャニスタータイプの電気掃除機の床ノズルなどについ
ても同様の効果が得られる。
【0052】(実施例5)以下本発明の第5の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。図11の構成は
図1と同様なものであり、図1と異なるのは、ブラシ室
とランプ室との間に空気の流通するための穴を設け、か
つその穴の開閉蓋は形状記憶合金でできていることにし
た構成を取るところにある。
【0053】以上のように構成された本実施例につい
て、図11を用いてその動作を説明する。排気温度が低
いとき排気口130から排出された排気流の一部は、排
気取入口131から空気流通路132を通ってランプ室
133に導入されるが、この時空気流通路132を通る
空気の流れに引き寄せられて新たに外気取入口133か
ら二次空気流通路134を通って室温の外気がランプ室
133に導入される。
【0054】しかしながら排気温度が高いときには、8
0度前後で形状が変形するように設定された形状記憶合
金製の開閉蓋135が開いて、回転ブラシ136の回転
による空気流がランプ室133に送り込んで室温により
冷却する。
【0055】この時床面のゴミなどがランプ室133に
侵入しないようにフィルター136を開閉蓋135に設
置しておく。
【0056】以上のように本実施例によれば、使用者が
高温の部屋で集塵室に塵やゴミが一杯たまった状態の掃
除機で掃除をするようなきびしい条件下において、排気
温度が極度に上がりかつ排気流速も極端に減少してしま
い、ランプ室を冷却することができなくなってしまう場
合においても、形状記憶合金でできた開閉蓋が開き、回
転ブラシの回転による空気流をランプ室に送り込むこと
ができるため、十分な冷却効果が得られる。
【0057】このように異常な条件下で使用された場合
においても、ランプ室を構成する樹脂が変形し、充電部
に容易にさわれ感電の恐れが生じたり、火傷をしたりす
ることはなく、安全性も確保できる。
【0058】またこの開閉蓋を通る空気の流れを考える
と一般的には吸気によるサクッションでランプ室からブ
ラシ室に空気が引き戻されて行くように思えるが、実際
実験によるとブラシの回転による空気流の方が勝ってお
り、空気の流れはブラシ室からランプ室の方に空気が吹
き出しているのであり、これによる冷却効果は絶大であ
る。例えばランプ室内の100度にも温度が上がる樹脂
部分でも、50度ぐらいに冷却されてしまう。
【0059】さらに本構成によれば、ノズル部にモータ
とそれに伴う排気構造を有した例えばキャニスタータイ
プの電気掃除機の床ノズルなどについても同様の効果が
得られる。
【0060】
【発明の効果】以上のように第1の発明の電気掃除機
は、本体部のモータ室に配置した排気口に対向させてノ
ズル部に排気取入口を設け、このランプ室に連結させる
空気流通路を形成させるとともに、この空気流通路に空
気流通路内を流れる排気風向に略鋭角にノズル部外気と
連通させた外気取入口を連結することでノズル部に新た
に外気取入口を排気取入口に近接して設け、かつ上記空
気流通路と外気取入口を連通する構成を取ることによ
り、巻き込み効果により外気を導入することができ、ラ
ンプより発生する熱を冷却する効果が得られる。
【0061】また第2の発明の電気掃除機は、外気取入
口をノズル部の略下面に位置させることにより、排気流
の影響を受けづらく、ランプ室の冷却効果を損なうこと
がない。
【0062】また、掃除機本体をアップライト状態にし
て家具ノズルや床ノズルを使用するときの排気風による
床面上のゴミ飛ばしについても軽減される。
【0063】また第3の発明の電気掃除機は、外気取入
口をノズル部の略側面に位置させることにより、全く排
気流の影響を受けることはなく、効率良くランプ室を冷
却することができる。また新たに設けた外気導入路によ
るランプ室への塵、ゴミなどの侵入がないため、反射板
及びレンズ、ランプの汚れが少なくランプ照度の低下を
起こすことはない。またランプ自体を冷却することによ
ってランプの寿命を延ばすことができる。
【0064】また第4の発明の電気掃除機は、温度によ
り変色する塗料を塗布した板を、前記ランプ室と排気取
入口とを連結した空気流通路上でかつ前記空気流通路が
上記空気流通路と交わる位置と上記排気取入口との間に
設け、かつノズルの外観からその色が見えるようにした
視認性の高いインジケータ機構を備えたことにより、使
用者はこの色の変化から紙袋の交換時期を知ることがで
きる。またこのインジケータ機構は集塵室の圧力変化を
利用したものと違い、大気との差圧を利用することによ
る空気漏れで仕事率の低下等を伴う欠点がない。
【0065】さらに第5の発明の電気掃除機は、ブラシ
室とランプ室との間に空気の流通するための穴を設け、
かつその穴の開閉蓋は形状記憶合金でできているため、
使用者が高温の部屋で集塵室に塵やゴミが一杯たまった
状態の掃除機で掃除をするようなきびしい条件下におい
ても、ランプ室を構成する樹脂が変形し、充電部に容易
にさわれ感電の恐れが生じたり、火傷をしたりすること
はない。
【0066】このように使用者にとって安全性、経済性
の高い、使用性の優れた電気掃除機を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示した要部部分断面図
【図2】本発明の第1の実施例を示したたて形電気掃除
機の斜視図
【図3】本発明の第2の実施例を示したたて形電気掃除
機の斜視図
【図4】本発明の第2の実施例を示した床ノズルの裏面
断面図
【図5】本発明の第2の実施例を示した要部部分縦断面
【図6】本発明の第3の実施例を示した要部部分断面図
【図7】本発明の第3の実施例を示したたて形電気掃除
機の斜視図
【図8】本発明の第4の実施例を示した要部部分縦断面
【図9】本発明の第4の実施例を示したたて形電気掃除
機の斜視図
【図10】本発明の第4の実施例を示した要部部分断面
【図11】本発明の第5の実施例を示した要部部分断面
【図12】従来の電気掃除機の全体の外観斜視図
【図13】同電気掃除機の床ノズルの裏面断面図
【図14】同電気掃除機の全体の縦断面図
【図15】同電気掃除機の全体の縦断面図
【符号の説明】
50 排気口 51 排気取入口 52 二次空気流通路 53 空気流通路 54 外気取入口

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前面に吸気口と床面のゴミをかき上げる
    回転ブラシを配置したブラシ室と、これに近接して前方
    床面を照射するランプを備えたランプ室を有するノズル
    部に、下方にモータを内蔵するモータ室、上方に集塵袋
    を内蔵する集塵室を配した本体部の下方を傾動自在に連
    結し、前記本体部のモータ室に配置した排気口に対向さ
    せてノズル部に排気取入口を設け、このランプ室に連結
    させる空気流通路を形成させるとともに、この空気流通
    路に空気流通路内を流れる排気風向に略鋭角にノズル部
    外気と連通させた外気取入口を連結することを特徴とす
    るたて形電気掃除機。
  2. 【請求項2】 前記外気取入口をノズル部の略下面に位
    置させることを特徴とする請求項1記載のたて形電気掃
    除機。
  3. 【請求項3】 前記外気取入口をノズル部の略側面に位
    置させることを特徴とする請求項1記載のたて形電気掃
    除機。
  4. 【請求項4】 温度により変色する塗料を塗布した板
    を、前記ランプ室と排気取入口とを連結した空気流通路
    上でかつ前記空気流通路が上記空気流通路と交わる位置
    と上記排気取入口との間に設け、かつノズルの外観から
    その色が見えるようにしたインジケータ機構を備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載のたて形電気掃除機。
  5. 【請求項5】 前記ブラシ室とランプ室との間に空気の
    流通するための穴を設け、かつその穴の開閉蓋は形状記
    憶合金でできていることを特徴とする請求項1記載のた
    て形電気掃除機。
JP18802093A 1993-07-29 1993-07-29 たて形電気掃除機 Pending JPH0739471A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100354391B1 (ko) * 2000-01-28 2002-09-28 삼성광주전자 주식회사 업라이트 진공청소기의 조명장치설치구조
KR101336985B1 (ko) * 2011-01-25 2013-12-04 (주) 사람과나눔 청소포 가열형 바닥 청소기

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