JPH0739372U - 植物栽培用具 - Google Patents

植物栽培用具

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JPH0739372U
JPH0739372U JP7487493U JP7487493U JPH0739372U JP H0739372 U JPH0739372 U JP H0739372U JP 7487493 U JP7487493 U JP 7487493U JP 7487493 U JP7487493 U JP 7487493U JP H0739372 U JPH0739372 U JP H0739372U
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尚 間宮
武史 河野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 付着根などで吸着するつる植物が植え付け時
の誘引をするだけで、以後、そのつる植物が自力ではい
上がることを可能とする植物栽培用具を提供する。 【構成】 植物栽培容器の上方に鉛直方向に沿って設置
されるネット部材1と、ネット部材を支持する支持具
2、3と、ネット部材1上に形成された帯状の吸湿部4
とからとから構成される植物栽培用具。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は植物の栽培用具に関し、特につる植物のつるの誘引に適した植物栽培 用具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来つる植物の栽培には、つるを誘引するために支柱を立てたり、あるいは支 柱を組み合わせて格子状にした栽培用具を用いており、それらを鉢やプランター と組み合わせて使用していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら前述した従来の植物栽培用具は、巻きづる系の植物に対しては適 しているものの、支柱自体に吸湿性の乏しい素材を使用していることが多いので 、湿り気のある壁面部分を付着根などではい上がるつる植物に対しては、支柱に 根が付着しづらく自力でつるをはい上がらせることができないため、不向きなも のとなっていた。 このため現状では、そうしたつる植物を人手により支柱や格子状の栽培用具に 誘引し、さらに植物の成長にあわせて紐や針金、あるいはホッチキスなどでつる を支柱に固定しなければならなかった。 また、従来の植物栽培用具の場合は、そのほとんどが円筒状に形成されている ため、植物が寄り添うには不適な面もあり、しかもはい上がったつるが外れ易い などの問題もあった。
【0004】 本考案は、上記問題を解決するためになされたもので、付着根などで吸着する つる植物が植え付け時の誘引をするだけで以後はそのつる植物が自力ではい上が ることを可能とする植物栽培用具を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案の植物栽培用具は、上記目的を達成するためになされたもので、植物栽 培容器の上方に鉛直方向に沿って設置されるネット部材と、前記ネット部材を支 持する支持具と、前記ネット部材上に形成された吸湿部とから構成されるものと する。
【0006】
【作用】
本考案の植物栽培用具においては、ネット部材上に形成した吸湿部に湿り気を 与えておくことで、吸湿部は植物のつるを誘引するように働く。それによりつる 植物、特に付着根などで吸着するつる植物は成長するにしたがって、ネット部材 の吸湿部に沿うようにネット部材をはい上がる。さらに、このネット部材に対し ては、誘引されたつる植物がからみ易く、その反面外れ難くなる。よって付着根 などで吸着するつる植物であっても、わざわざ人手をかけることもなく自力で植 物栽培用具に誘引されるようになる。
【0007】
【実施例】
本考案に係わる植物栽培用具の実施例を図を用いて説明する。 図1は本考案に係わる植物栽培用具の構成を示す斜視図である。植物栽培用具 Aは、植物栽培容器(図示せず)の上方に鉛直方向に沿って設置されるネット部 材1と、ネット部材1を支持する支持具2、3と、ネット部材1上に形成された 帯状の吸湿部4とからとから構成される。 ネット部材1は、例えば1組のネット1a、1bとから構成され、これらの両 端には支持具2、3がそれぞれネット1a、1bに挟み込まれるように設けられ ている。 ネット部材1としてはつる植物(図示せず)がからみ易いような目の粗さのも のを適宜選定する。またネット部材1は、その存在を目立たないようにするため に、主に、誘引するつる植物と同系色の緑系を用いるとよい。 さらにネット部材1は視覚的な良さを重視するのであれば目の粗いものを使用 し、植物の誘引のしやすさを重視するのであれば目の細かいものを使用するのが 好ましい。 吸湿部4は各支持具2、3と平行に配置され、かつネット部材1a、1bに挟 み込まれるように設けられている。吸湿部4としては、例えばスポンジ、不織布 、グラスウール、綿など、吸湿性に優れた素材を帯状に形成して用い、定期的に 水分を供給して湿り気を保持できるようにしておく。 また吸湿部4は、例えばネット部材1a、1bに貼設して設けることもでき、 さらにネット部材1上の配置状態(配置間隔、本数)を自由に変更することもで きる。
【0008】 図2は本考案に係わる植物栽培用具の使用状態を示す図である。図2(a)は 分岐数の多いつる植物Bに適した植物栽培用具を示す図であり、図2(b)は分 岐数の少ないつる植物Bに適した植物栽培用具を示す図である。また図2(c) は植物栽培用具を用いてつる植物を栽培する一例を示す図である。 図示したように本考案に係わる植物栽培用具Aは、例えば、つる植物Bを植え たプランターCの培養土(図示せず)に棒状の支持具2、3を埋めこみ、これら の支持具2、3で支持しつつ、ネット部材1をプランターCの上方に設置する。 これによりつる植物Bは、植物栽培用具Aの吸湿部4によって鉛直方向に誘引さ れる。
【0009】 ここで、つる植物Bの中でも小葉で分岐数の多いものを誘引するには、図2( a)に示すようにネット部材1上の吸湿部4の設置間隔を短くして吸湿部4の設 置数を多くする。それによりつるの誘引を分散させ、一本の吸湿部4につるが集 中することを防いでいる。 一方、大葉で分岐数の少ないものを誘引するには、図2(b)に示すようにネ ット部材1上の吸湿部4の設置間隔を、上記分岐数の多いものを誘引する場合よ りも長めにとって吸湿部4の設置数を少なくする。 このように本実施例の植物栽培用具Aでは、誘引されるつる植物Bの性質に合 わせてネット部材1上における吸湿部4の配置状態を変更することも可能である 。
【0010】 ところでプランター植物は、一般的にその成長などの観点から窓側やベランダ などの太陽光の得やすい場所に配置されることが多い。例えばプランター上に栽 培されたつる植物を従来の栽培用具に誘引させた状態で窓側に配置した場合には 、つる植物の葉は、そのほとんどが窓側を向き室内側からは葉の裏面しか見えな いなど鑑賞には不向きな点があった。 しかしながら、本考案の植物栽培用具Aにおいては、二枚のネット部材1a、 1bを有するので、例えば室内側に向いたネット部材1aには耐陰性の強い植物 、窓側に面したネット部材1bには強い光を好む植物を誘引するなどの工夫をす ることにより、屋外からだけでなく室内側からも植物鑑賞を楽しむことができる ようになる。 このように植物栽培用具Aにおいては、各ネット部材1a、1bに別々のつる 植物Bを誘引できるので、少なくとも二種類のつる植物Bを誘引でき、さらにネ ット部材1は視覚的な良さを重視するのであれば目の荒いものを、植物の誘引の しやすさを重視するのであれば目の細かいものを使用するなどの工夫をする事に より、より効果的な植物栽培ができるようになる。
【0011】 以上の構成に係わる植物栽培用具Aの作用を図2を用いて説明する。 本実施例の植物栽培用具Aにおいては、例えばプランターCに植えられたつる 植物Bがネット部材1の下部まで人手により誘引された状態において、吸湿部4 に湿り気を与えておくことで吸湿部4が植物Bのつるを誘引するように働く。そ れによりつる植物Bは成長するにしたがって吸湿部4に誘引される。さらに、本 実施例の植物栽培用具Aの場合は、ネット部材1に対して誘引されたつる植物B がからみ易く、かつ外れ難いようにネット状に構成されているため、誘引された つる植物Bはわざわざ人手にたよることもなく自力で植物栽培用具Aのネット部 材1の表面をはい上がることができるようになる。
【0012】 なお、上記実施例の構成においては、ネット部材1と別個にスポンジ等からな る吸湿部4を設けるようにしたが、本考案はこれに限らず、ネット部材1に吸湿 性の優れた素材を用いることにより、ネット部材1自体を吸湿部として構成する こともできる。
【0013】
【考案の効果】
以上、説明したように本考案の植物栽培用具によれば、植物栽培容器の上方に 鉛直方向に沿って設置されるネット部材と、このネット部材を支持する支持具と 、ネット部材上に形成された吸湿部とから構成したことにより、ネット部材上に 設けられた吸湿部が植物のつるを誘引するように働く。それによりつる植物、特 に付着根などで吸着するつる植物は、成長するにしたがって吸湿部に誘引され、 わざわざ人手をかけることもなく自力でネット部材上をはい上がることが可能と なる。さらに、ネット部材に対しては誘引されたつる植物がからみ易く、反面外 れ難くなるので、つる植物の栽培には最適のものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる植物栽培用具の構成を示す斜視
図である。
【図2】本考案に係わる植物栽培用具の使用状態を示す
図である。
【符号の説明】
1 ネット部材 1a ネット部
材 1b ネット部材 2 支持具 3 支持具 4 吸湿部 A 植物栽培用具 C プランター
(植物栽培容器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 間宮 尚 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内 (72)考案者 河野 武史 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)考案者 弘本 真一 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)考案者 稲沼 實 東京都調布市飛田給二丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物栽培容器の上方に鉛直方向に沿って
    設置されるネット部材と、 前記ネット部材を支持する支持具と、 前記ネット部材上に形成された吸湿部とからなることを
    特徴とする植物栽培用具。
JP1993074874U 1993-12-28 1993-12-28 植物栽培用具 Expired - Lifetime JP2595311Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993074874U JP2595311Y2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 植物栽培用具

Applications Claiming Priority (1)

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JP1993074874U JP2595311Y2 (ja) 1993-12-28 1993-12-28 植物栽培用具

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Publication Number Publication Date
JPH0739372U true JPH0739372U (ja) 1995-07-18
JP2595311Y2 JP2595311Y2 (ja) 1999-05-31

Family

ID=13559927

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