JPH0739319Y2 - 電動機 - Google Patents

電動機

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JPH0739319Y2
JPH0739319Y2 JP2238890U JP2238890U JPH0739319Y2 JP H0739319 Y2 JPH0739319 Y2 JP H0739319Y2 JP 2238890 U JP2238890 U JP 2238890U JP 2238890 U JP2238890 U JP 2238890U JP H0739319 Y2 JPH0739319 Y2 JP H0739319Y2
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JP
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stator core
end surface
core
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sensor
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友明 井上
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Nidec Sankyo Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ステータコアのコア板積層方向の両端面を一
対のカップ状ケースにより挾み込むとともに、回転軸の
反出力側に配置されたカップ状ケースに回転検出用のセ
ンサーを配設するようにした電動機に関する。
(従来の技術) 一般の各種電動機において採用されているステータコア
の一例が、第7図(a),(b)に示されている。この
第7図に示されるステータコア1は、所定形状の磁性材
からなるコア材を積層してなるものであり、当該ステー
タコア1に設けられている複数の各突極1aに対して図示
を省略したコイルがそれぞれ巻き付けられている。この
とき上記ステータコア1のスロット内部や端面に対して
樹脂による絶縁層2が形成され、この樹脂絶縁層2によ
ってステータコア1とコイルとの絶縁を得るようにして
いる。この場合の上記樹脂絶縁層2は、一体モールド法
によって形成されるものであり、ステータコア1が金型
内に装着された後に樹脂が充填され、ステータコア1の
コア板積層方向における両端面1b,1cおよび外周面1dが
上記樹脂絶縁層2で完全に包み込まれている。
一方第8図(a),(b),(c)に示されている絶縁
体3,4は所定の形状にそれぞれ形成された別部品からな
り、ステータコア1のコア板積層方向における両端面1
b,1cに対して上記絶縁体3,4がそれぞれ別々に組み込ま
れるようになっている。
このようなステータコア1を用いて例えば第6図に示さ
れているような電動機が構成される。すなわち上記ステ
ータコア1の内周面に対向するようにして、回転軸5を
一体に有するロータ6が装着されているとともに、上記
ステータコア1のコア板積層方向における両端面1b,1c
側に対して、一対のカップ状ケース7,8がそれぞれ当接
され固定されている。さらに上記両カップ状ケース7,8
のうち、前記回転軸6の反出力側(図示右側)に配置さ
れたカップ状ケース8の底部には回転検出用のセンサー
9が取り付けられており、このセンサー9の外側はセン
サーケース10により覆われている。
(考案が解決しようとする課題) ところがこのような構成を有する従来の電動機において
は以下のような問題がある。
まず第7図に示されるように、モールド化して形成され
るステータコアの場合には、当該ステータコア1のコア
板積層方向における両端面1b,1cが樹脂絶縁層2により
完全に覆われているため、軸方向の熱伝導が悪くなって
おり信頼性に問題がある。
また第8図に示されているように、ステータコア1のコ
ア板積層方向における両端面1b,1cにおいて、当該ステ
ータコア1を構成するコア板の一部がむき出しになされ
露出されている場合には、上述した熱伝導性の問題は解
消されることとなるが、センサー9側に対してコイル部
の熱が伝わり易くなってしまい、センサー9の温度上昇
を招いてセンサーが誤動作し易いという問題がある。ま
たこの場合には、ステータコア1を構成するコア板の積
層厚さのばらつきが、そのままステータコア1の形成寸
法のばらつきとなって現われてしまい、ステータコア作
成上の精度が不安定になっている。さらにこの場合に
は、ステータコア1の外周部分においてもコア板がむき
出しになっているため、そこに錆を生じるという問題も
ある。
そこで本考案は、反出力軸側への熱伝導を低減してセン
サーの温度上昇を防止することができるとともに、反対
方向である出力軸側への熱伝導を良好に維持することが
でき、しかもステータコア外周面における錆の発生を防
止することができるようにした電動機を提供することを
目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため本考案にかかる手段は、略円板
状の磁性材からなるコア板を複数枚積層してなるステー
タコアと、このステータコアの内周面に対向し回転軸を
一体に有するロータと、上記ステータコアの積層方向の
両端面に当接される一対のカップ状ケースとを備えてな
り、上記両カップ状ケースのうち、前記回転軸の反出力
側に配置されたカップ状ケースに回転検出用のセンサー
を配設してなる電動機において、上記ステータコアの積
層方向における両端面のうちの前記センサー側の端面お
よび該ステータコアの外周面には樹脂層が被覆されてい
るとともに、上記ステータコアの積層方向における両端
面のうちの前記センサー側の端面とは反対側の端面は、
被覆されることなく当該ステータコアのコア板が露出さ
れる構成になされている。
(作用) このような構成を有する手段においては、まずステータ
コアの出力側端面において、当該ステータコアを構成す
るコア板が露出されているため、回転軸の出力側へ向か
う方向の熱伝導が良好な状態に維持される。一方ステー
タコアのセンサー設置側端面である反出力側端面は、樹
脂層により完全に覆われているため、センサー側へ向か
う方向の熱伝導は低減される。またステータコアの外周
面も上記樹脂層により完全に覆われているため、当該ス
テータコアの外周面は外気と遮断されて錆の発生が防止
されるようになっている。
この場合、ステータコアのコア板が外部に露出される側
の出力側端面を基準面としてモールド形成を行なうこと
とすれば、コア板積層厚のばらつきが樹脂層の形成厚さ
により吸収されることとなり、ステータコアの寸法精度
が向上されるようになっている。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第4図に示されている電動機においては、略円板状の磁
性材からなるコア板を複数枚積層してなるステータコア
21の内周面に対向してロータ22が装着されている。上記
ロータ22の軸中心部分には回転軸23が固着されており両
者は一体化されている。
さらに上記ステータコア21のコア板積層方向における両
端面21a,21b側には、一対のカップ状ケース24,25がそれ
ぞれ当接状態にて装着されている。すなわち第4図示左
側に配置されているカップ状ケース24のフランジ部24a
がステータコア21の端面21a側に当接されているととも
に、第4図示右側に配置されているカップ状ケース25の
端板25aがステータコア21の端面21b側に当接されてい
る。
また上記カップ状ケース24の底板における軸中心部分に
は軸受26が設置されており、この軸受26に対して、前記
回転軸23の出力軸23aが回転自在に支承されているとと
もに、上記カップ状ケース25の底板における軸中心部分
には軸受27が設置されており、この軸受27に対して、上
記回転軸23の反出力軸23bが回転自在に支承されてい
る。
上記回転軸23の反出力軸23bは、カップ状ケース25から
軸方向外側(第4図右側)に向かって所定量突出されて
おり、この反出力軸23bの突出部分の外側を取り巻くよ
うにしてセンサー28が配設されている。このセンサー28
は、回転軸23すなわち上記ロータ22の回転角度及び回転
速度を検出するものであって、回転軸23に固定されたポ
ールマグネット29を検出する磁気感応素子から構成され
ており、カップ状ケース25の底板に取り付けられてい
る。さらに前記カップ状ケース25の底板には、上記セン
サー28の半径方向外側を覆う中空円筒状のセンサーケー
ス31が取り付けられている。
つぎに上記ステータコア21の詳細構造を説明する。特に
第1図,第2図および第3図に示されているように、ス
テータコア21には複数の突極21cが設けられており、こ
れらの各突極21cには図示を省略したコイルがそれぞれ
巻き付けられている。
上記ステータコア21のコア板積層方向における両端面21
a,21bのうち、カップ状ケース25が当接される側の反出
力端面21bには、ステータコア21とコイルとの絶縁を得
るための樹脂層32が被覆されている。この樹脂層32は、
上記ステータコア21の反出力側端面21bの全面を完全に
覆うように被着形成されている。さらにこの樹脂層32
は、ステータコア21の反出力側端面21bの全外周部から
軸方向に延びており、ステータコア21の外周面21cも当
該樹脂層32によって完全に覆われている。ステータコア
21の外周面21cを含む樹脂層32の肉厚は、所定の薄肉に
形成されている。
上記樹脂層32には、断面コの字状をなすコイルガイド33
が一体的に形成されている。コイルガイド33は、軸方向
に立ち上げられた一対の板状部材から構成されており、
両板材どうしの間に画成される空間部分に対して図示を
省略したコイルが巻き込まれるようになっている。
一方上記ステータコア21のコア板積層方向における両端
面21b,21cのうち、カップ状ケース24が当接される側の
出力側端面21aに対しては、上述したような樹脂層(3
2)は被覆されておらず、コイルが巻き込み案内用のコ
イルガイド34が組み付けられているのみである。したが
ってこの出力側端面21aにおいては、ステータコア21を
構成するコア板の一部がそのまま外部に露出されてい
る。なお上記コイルガイド34は、上述した反出力側端面
21bに対するコイルガイド33と対称的な形状および位置
にて設けられている。
第5図には、上述した構成のステータコア21をモールド
形成する場合に用いられる金型構造例が表されている。
ここに図示された金型では、ステータコア21の出力側端
面21aすなわちコア板が外部に露出される側の端面を基
準面としてステータコア21の金型セットが行なわれてい
る。そして上記基準面(21a)とは反対側の端面である
反出力側端面21b上に被覆形成される樹脂層32の肉厚部
分にて、ステータコア21のコア板積層方向における厚さ
寸法のばらつきが吸収されるようになっている。またこ
のときステータコア21の外周面21cを包む樹脂層32の肉
厚が、所定の薄肉状態となるように金型空間が調整され
ている。
このような実施例装置では、まずステータコア21の出力
側端面21aにおいて、該ステータコア21を構成するコア
板が外部に向かってそのまま露出されているため、回転
軸23の出力軸23a側へ向かう方向の軸方向熱伝導は良好
に維持されることとなる。一方ステータコア21のセンサ
ー設置側端面である反出力側端面21bは樹脂層32により
完全に覆われているため、回転軸23の反出力軸23b側す
なわちセンサー28側へ向かう方向の熱伝導は上記樹脂層
32により阻止されるようになっている。さらにステータ
コア21の外周面21cも樹脂層32により完全に覆われてい
るため、ステータコア21の外周面21cが外気と遮断さ
れ、これによって錆の発生が防止される。
また上述したように、上記実施例にかかるステータコア
21をモールド形成する場合には、ステータコア21のコア
板の積層厚さのばらつきが樹脂層32の厚さにより吸収さ
れ、これによりステータコア21の寸法精度が向上される
ようになっている。
(考案の効果) 以上述べたように本考案は、ステータコアのコア板積層
方向における両端面のうちのセンサー側端面および外周
面に対して、樹脂層を被覆するとともに、ステータコア
の積層方向における両端面のうちの出力軸側端面を、被
覆することなくそのまま露出させることとしたから、樹
脂層によってセンサー部への熱伝導を低減してセンサー
の誤動作を防止しつつ、出力軸側への熱伝導を良好に維
持することができる。しかもステータコア外周部におけ
る錆の発生を樹脂層によって防止することができ、電動
機の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図および第3図は本考案の一実施例におけ
る電動機のステータコアを表わした縦断面図,反出力側
平面図および出力側底面説明図、第4図は第1図ないし
第3図に表わされたステータコアを組み込んでなる電動
機の一例を表わした縦断面説明図、第5図は第1図ない
し第3図に表わされたステータコアをモールド形成する
ための金型構造の一例を表わした縦断面説明図、第6図
は従来のステータコアを組み込んでなる電動機の一例を
表わした縦断面説明図、第7図(a)および(b)は従
来のステータコアの一例を表わした縦断面説明図および
横断面説明図、第8図(a),(b)および(c)は従
来のステータコアの他の例を表わした縦断面説明図,横
断面説明図および第8図(b)中のA−B線に沿う断面
説明図である。 21…ステータコア、21a…出力側端面、21b…反出力側端
面、21c…外周面、23…回転軸、28…センサー、32…樹
脂層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】略円板状の磁性材からなるコア板を複数枚
    積層してなるステータコアと、このステータコアの内周
    面に対向し回転軸を一体に有するロータと、上記ステー
    タコアのコア板積層方向における両端面としての出力側
    端面および反出力側端面にそれぞれ当接された一対のカ
    ップ状ケースと、前記ステータコアの反出力側端面に当
    接されたカップ状ケースに配設されてなる回転検出用の
    センサーとを備えた電動機において、 上記ステータコアのセンサー側に臨む反出力側端面およ
    び外周面には、当該ステータコアの反出力側端面および
    外周面の全面を覆う樹脂層が被覆されているとともに、 上記ステータコアの出力側端面の少なくとも一部は、樹
    脂層が被覆されることなく当該ステータコアを構成する
    コア材が露出されていることを特徴とする電動機。
JP2238890U 1990-03-06 1990-03-06 電動機 Expired - Fee Related JPH0739319Y2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9467011B2 (en) 2012-10-19 2016-10-11 Mitsubishi Electric Corporation Mold stator, electric motor, and air-conditioner outdoor unit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9467011B2 (en) 2012-10-19 2016-10-11 Mitsubishi Electric Corporation Mold stator, electric motor, and air-conditioner outdoor unit

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