JPH0739179A - 振動波モータおよびこれを用いたプリンタ - Google Patents
振動波モータおよびこれを用いたプリンタInfo
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- JPH0739179A JPH0739179A JP5183005A JP18300593A JPH0739179A JP H0739179 A JPH0739179 A JP H0739179A JP 5183005 A JP5183005 A JP 5183005A JP 18300593 A JP18300593 A JP 18300593A JP H0739179 A JPH0739179 A JP H0739179A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 寸法誤差に影響せずに弾性部材とレール状固
定子とを面接触させるように弾性部材を支持する。 【構成】 底板10の上面に、底板10と平行かつ直線
移動自在に載置台4を支持するガイド部材9が設けら
れ、載置台4には、底板10側に突出した支持ピン4a
が一体に形成されている。支持ピン4aには板状補助支
持体7がその中央部付近に穿設された貫通孔7aを通し
て係合され、板状補助支持体7は長円環形状の弾性部材
1をその直線部が載置台4の移動方向と略平行になるよ
うに両持ち支持している。底板10の上面にはレール状
固定子8が載置台4の移動方向にそって固定され、レー
ル状固定子8の上面には弾性部材1の一方の直線部にお
ける凹凸面1aが、その反対面側からフエルト6および
加圧板5を介して載置台4に設けられた加圧ばね3にて
底板10側に加圧することによって面接触している。
定子とを面接触させるように弾性部材を支持する。 【構成】 底板10の上面に、底板10と平行かつ直線
移動自在に載置台4を支持するガイド部材9が設けら
れ、載置台4には、底板10側に突出した支持ピン4a
が一体に形成されている。支持ピン4aには板状補助支
持体7がその中央部付近に穿設された貫通孔7aを通し
て係合され、板状補助支持体7は長円環形状の弾性部材
1をその直線部が載置台4の移動方向と略平行になるよ
うに両持ち支持している。底板10の上面にはレール状
固定子8が載置台4の移動方向にそって固定され、レー
ル状固定子8の上面には弾性部材1の一方の直線部にお
ける凹凸面1aが、その反対面側からフエルト6および
加圧板5を介して載置台4に設けられた加圧ばね3にて
底板10側に加圧することによって面接触している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動波モータ、特に進行
波が形成される弾性部材をレール状固定子に圧接し、弾
性部材をレール状固定子に沿って移動させる方式の振動
波モータ、および振動波モータを用いたプリンタに関す
る。
波が形成される弾性部材をレール状固定子に圧接し、弾
性部材をレール状固定子に沿って移動させる方式の振動
波モータ、および振動波モータを用いたプリンタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の振動波モータとしては、
図9、図10に示すものがある。
図9、図10に示すものがある。
【0003】図9は、従来の振動波モータを示す平面
図、図10は、図9のA−A線断面図であり、図11お
よび図12は従来の振動波モータにおける弾性部材の実
際の支持状態を示す断面図である。
図、図10は、図9のA−A線断面図であり、図11お
よび図12は従来の振動波モータにおける弾性部材の実
際の支持状態を示す断面図である。
【0004】図9および図10に示す従来の振動波モー
タは、モータケースとしての底板110を有し、底板1
10の上面にはガイド部材109が設けられており。ガ
イド部材109の反底板110側となる端部には底板1
10と平行な溝が形成されている。ガイド部材109は
この溝により、載置台104を直線移動自在に支持して
いる。載置台104の下面中央部には底板110側に突
出する支持部104aが一体に形成され、支持部104
aに上面から見てH字形状の板状補助支持体107の中
央部がビス等により固定支持されている。板状補助支持
体107は直線部を含んだ長円環形状の弾性部材101
をその直線部が載置台104の移動方向と平行となるよ
うに両持ち支持している。
タは、モータケースとしての底板110を有し、底板1
10の上面にはガイド部材109が設けられており。ガ
イド部材109の反底板110側となる端部には底板1
10と平行な溝が形成されている。ガイド部材109は
この溝により、載置台104を直線移動自在に支持して
いる。載置台104の下面中央部には底板110側に突
出する支持部104aが一体に形成され、支持部104
aに上面から見てH字形状の板状補助支持体107の中
央部がビス等により固定支持されている。板状補助支持
体107は直線部を含んだ長円環形状の弾性部材101
をその直線部が載置台104の移動方向と平行となるよ
うに両持ち支持している。
【0005】一方、底板110の上面にはレール状固定
子108が載置台104の移動方向と略同一方向に固定
されており、このレール状固定子108の内周側面に弾
性部材101の一方の直線部における凹凸面101a
が、その反対面を振動絶縁材料106(例えばフェル
ト)を介して支持部104aに設けられた加圧ばね10
3により底板110側に加圧することによって接触して
いる。
子108が載置台104の移動方向と略同一方向に固定
されており、このレール状固定子108の内周側面に弾
性部材101の一方の直線部における凹凸面101a
が、その反対面を振動絶縁材料106(例えばフェル
ト)を介して支持部104aに設けられた加圧ばね10
3により底板110側に加圧することによって接触して
いる。
【0006】そして、弾性部材101は底板110側に
形成された櫛歯形状の凹凸面101aを有する金属材料
からなり、弾性部材101の上面に接合された圧電素子
102への交流電圧の印加により、凹凸面101aに進
行性振動波が形成され、載置台104が移動する。な
お、進行性振動波の発生原理及び圧電素子102の構造
は公知なので詳述しないが、圧電素子の位置的に90度
ずれた2群の駆動用圧電素子に、90度の時間的位相を
有する交流電圧を印加することにより進行性振動波が形
成される。
形成された櫛歯形状の凹凸面101aを有する金属材料
からなり、弾性部材101の上面に接合された圧電素子
102への交流電圧の印加により、凹凸面101aに進
行性振動波が形成され、載置台104が移動する。な
お、進行性振動波の発生原理及び圧電素子102の構造
は公知なので詳述しないが、圧電素子の位置的に90度
ずれた2群の駆動用圧電素子に、90度の時間的位相を
有する交流電圧を印加することにより進行性振動波が形
成される。
【0007】上記のように構成した従来の振動波モータ
は、例えばバブルジェット式のプリンタにおける印字ヘ
ッド駆動用として用いられ、載置台104に取付けた不
図示のキャリッジに印字ヘッドが装着され、該印字ヘッ
ドを直線往復移動させることができる。
は、例えばバブルジェット式のプリンタにおける印字ヘ
ッド駆動用として用いられ、載置台104に取付けた不
図示のキャリッジに印字ヘッドが装着され、該印字ヘッ
ドを直線往復移動させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、各部品の寸法誤差などによって弾性部材10
1の凹凸面101aとレール状固定子108とを厳密に
面と面で接触させることが重要であるが、このように構
成することはきわめて困難であり、実際には図11およ
び図12に示すように弾性部材101は傾いて接触する
可能性が高い。これは振動波モータの推力および速度の
向上を図るために弾性部材101の直線部の幅を広くし
ようとすると、その可能性はさらに高くなる。このた
め、弾性部材101とレール状の固定子108の接触状
態が線接触で不安定になり、しかも弾性部材101の移
動方向で接触状態が変化すると、弾性部材101を安定
して移動させることが困難であるという問題点があっ
た。
来例では、各部品の寸法誤差などによって弾性部材10
1の凹凸面101aとレール状固定子108とを厳密に
面と面で接触させることが重要であるが、このように構
成することはきわめて困難であり、実際には図11およ
び図12に示すように弾性部材101は傾いて接触する
可能性が高い。これは振動波モータの推力および速度の
向上を図るために弾性部材101の直線部の幅を広くし
ようとすると、その可能性はさらに高くなる。このた
め、弾性部材101とレール状の固定子108の接触状
態が線接触で不安定になり、しかも弾性部材101の移
動方向で接触状態が変化すると、弾性部材101を安定
して移動させることが困難であるという問題点があっ
た。
【0009】また、上記のような問題点により、プリン
タの印字精度の低下を招くという問題点があった。
タの印字精度の低下を招くという問題点があった。
【0010】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、寸法誤差に影響せずに弾性部材とレール状
固定子とを面接触させるように弾性部材を支持すること
ができる振動波モータの支持方法を提供することを目的
としている。
のであって、寸法誤差に影響せずに弾性部材とレール状
固定子とを面接触させるように弾性部材を支持すること
ができる振動波モータの支持方法を提供することを目的
としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、モータケースとしての底板と略平行に離間
され、直線移動自在に支持される載置台と、前記載置台
の底板側の面に突出した支持部と、前記支持部に板状補
助支持体を介して支持された、進行性振動波が形成され
る長円環形状の弾性部材と、前記底板に前記載置台の移
動方向と略同一に敷設され、前記弾性部材の一方の直線
部と接するレール状固定子と、前記弾性部材の一方の直
線部を前記レール状固定子に圧接させる加圧ばねとを備
えてなる振動波モータにおいて、前記板状補助支持体に
は少なくとも1つの貫通孔が設けられており、前記貫通
孔に前記支持部が係合された状態にて前記弾性部材の一
方の直線部が前記加圧ばねにより前記レール状固定子に
圧接されることを特徴とする。
の本発明は、モータケースとしての底板と略平行に離間
され、直線移動自在に支持される載置台と、前記載置台
の底板側の面に突出した支持部と、前記支持部に板状補
助支持体を介して支持された、進行性振動波が形成され
る長円環形状の弾性部材と、前記底板に前記載置台の移
動方向と略同一に敷設され、前記弾性部材の一方の直線
部と接するレール状固定子と、前記弾性部材の一方の直
線部を前記レール状固定子に圧接させる加圧ばねとを備
えてなる振動波モータにおいて、前記板状補助支持体に
は少なくとも1つの貫通孔が設けられており、前記貫通
孔に前記支持部が係合された状態にて前記弾性部材の一
方の直線部が前記加圧ばねにより前記レール状固定子に
圧接されることを特徴とする。
【0012】また、プリンタは、前記振動波モータを印
字手段の移動駆動手段として用いたものでよい。
字手段の移動駆動手段として用いたものでよい。
【0013】
【作用】上記構成のとおりの本発明では、モータケース
としての底板と略平行に離間され、かつ直線移動自在に
支持された載置台の底板側より支持部を突出させ、該支
持部に、進行性振動波が形成される長円環形状の弾性部
材を支持する板状補助支持体に設けた、少なくとも一つ
の貫通孔を係合させ、前記弾性部材の一方の直線部を加
圧ばねにより前記レール状固定子に圧接させることによ
り、モータケース内において、前記弾性部材は、その一
方の直線部が前記レール状固定子に接触するように支持
されている。このことにより、各構成部品の寸法精度が
悪く、前記載置台と弾性部材との位置が相対的にずれた
としても、前記弾性部材を支持する板状補助支持体の貫
通孔と前記載置台の底板側より突出した支持部が係合状
態となっているので、前記弾性部材の位置が動いてその
位置ずれは補正される。したがって、レール状固定子に
対して弾性部材が傾くことなく、面と面での接触が可能
となる。
としての底板と略平行に離間され、かつ直線移動自在に
支持された載置台の底板側より支持部を突出させ、該支
持部に、進行性振動波が形成される長円環形状の弾性部
材を支持する板状補助支持体に設けた、少なくとも一つ
の貫通孔を係合させ、前記弾性部材の一方の直線部を加
圧ばねにより前記レール状固定子に圧接させることによ
り、モータケース内において、前記弾性部材は、その一
方の直線部が前記レール状固定子に接触するように支持
されている。このことにより、各構成部品の寸法精度が
悪く、前記載置台と弾性部材との位置が相対的にずれた
としても、前記弾性部材を支持する板状補助支持体の貫
通孔と前記載置台の底板側より突出した支持部が係合状
態となっているので、前記弾性部材の位置が動いてその
位置ずれは補正される。したがって、レール状固定子に
対して弾性部材が傾くことなく、面と面での接触が可能
となる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0015】(第1の実施例)図1は本発明の振動波モ
ータの第1の実施例を示す断面図、図2は図1に示した
弾性部材の具体的な支持構造を示す斜視図である。この
実施例では特に断らない限り図1に基づいて説明する。
ータの第1の実施例を示す断面図、図2は図1に示した
弾性部材の具体的な支持構造を示す斜視図である。この
実施例では特に断らない限り図1に基づいて説明する。
【0016】本実施例における振動波モータは、モータ
ケースとしての底板10を備えており、底板10の上面
にはガイド部材9が設けられている。ガイド部材9の反
底板10側となる端部には底板10と平行な溝が形成さ
れている。ガイド部材9はこの溝により、載置台4を直
線移動自在に支持している。載置台4の下面中央には、
底板10側に突出した支持ピン4aが載置台4の移動方
向に2本並べて一体的に形成されている。この2本の支
持ピン4aには、図2に示すような上面から見てH字形
状の板状補助支持体7がその中央部付近に穿設された一
方は丸穴で、他方は丸長穴の2つの貫通孔7aを通して
係合されており、これにより、板状補助部材7は回転せ
ず、かつ、支持ピン4aと板状補助部材7とはそのピン
の軸方向に自由に動くようになっている。板状補助支持
体7は、直線部を含んだ長円環形状の弾性部材1をその
直線部が載置台4の移動方向と略平行にして両持ち支持
している。
ケースとしての底板10を備えており、底板10の上面
にはガイド部材9が設けられている。ガイド部材9の反
底板10側となる端部には底板10と平行な溝が形成さ
れている。ガイド部材9はこの溝により、載置台4を直
線移動自在に支持している。載置台4の下面中央には、
底板10側に突出した支持ピン4aが載置台4の移動方
向に2本並べて一体的に形成されている。この2本の支
持ピン4aには、図2に示すような上面から見てH字形
状の板状補助支持体7がその中央部付近に穿設された一
方は丸穴で、他方は丸長穴の2つの貫通孔7aを通して
係合されており、これにより、板状補助部材7は回転せ
ず、かつ、支持ピン4aと板状補助部材7とはそのピン
の軸方向に自由に動くようになっている。板状補助支持
体7は、直線部を含んだ長円環形状の弾性部材1をその
直線部が載置台4の移動方向と略平行にして両持ち支持
している。
【0017】一方、底板10の上面にはレール状固定子
8が載置台4の移動方向と略同一方向に固定されてお
り、このレール状固定子8の上面には弾性部材1の一方
の直線部における凹凸面1aが、その反対面側から載置
台4に設けられた加圧ばね3にて底板10側に加圧する
ことによって面接触している。なお、本実施例では、従
来例よりもさらに加圧分布を均一にするために、フェル
ト6と加圧ばね3との間には加圧板5が配設されてお
り、その中央部に加圧がかかるように加圧ばね3には突
起3aが形成されている。
8が載置台4の移動方向と略同一方向に固定されてお
り、このレール状固定子8の上面には弾性部材1の一方
の直線部における凹凸面1aが、その反対面側から載置
台4に設けられた加圧ばね3にて底板10側に加圧する
ことによって面接触している。なお、本実施例では、従
来例よりもさらに加圧分布を均一にするために、フェル
ト6と加圧ばね3との間には加圧板5が配設されてお
り、その中央部に加圧がかかるように加圧ばね3には突
起3aが形成されている。
【0018】そして、弾性部材1は底板10側に形成さ
れた櫛歯形状の凹凸面1a(図2参照)を有する金属材
料からなり、弾性部材1の上面に接合された圧電素子2
への交流電圧の印加により、凹凸面1aに進行性振動波
が形成され、載置台4が移動する。なお、進行性振動波
の発生原理及び圧電素子2の構造は公知であるので従来
技術の説明と同様に本発明では割愛する。
れた櫛歯形状の凹凸面1a(図2参照)を有する金属材
料からなり、弾性部材1の上面に接合された圧電素子2
への交流電圧の印加により、凹凸面1aに進行性振動波
が形成され、載置台4が移動する。なお、進行性振動波
の発生原理及び圧電素子2の構造は公知であるので従来
技術の説明と同様に本発明では割愛する。
【0019】上述のような構成にすることにより、各部
品の寸法精度が悪く、載置台4と弾性部材1との位置が
相対的にずれたとしても、支持ピン4aと貫通孔7aと
により位置ずれ誤差が補正されるので弾性部材1は常に
レール状固定子8に安定して接触させることが可能とな
る。
品の寸法精度が悪く、載置台4と弾性部材1との位置が
相対的にずれたとしても、支持ピン4aと貫通孔7aと
により位置ずれ誤差が補正されるので弾性部材1は常に
レール状固定子8に安定して接触させることが可能とな
る。
【0020】(第2の実施例)図3は本発明の振動波モ
ータの第2の実施例における弾性部材の具体的な支持構
造を示す斜視図、図4は図3に示した第2の実施例を示
す断面図である。
ータの第2の実施例における弾性部材の具体的な支持構
造を示す斜視図、図4は図3に示した第2の実施例を示
す断面図である。
【0021】図3に示すように第1の実施例のH形の板
状補助支持体7に代えてコの字形の板状補助支持体11
が、片持ちで弾性部材1に接合されることが考えられ
る。このように両持ち形から片持ち形にする事で板状補
助支持体11自体の剛性が低くなり、図4に示すように
板状補助支持体11が撓みやすくなる。
状補助支持体7に代えてコの字形の板状補助支持体11
が、片持ちで弾性部材1に接合されることが考えられ
る。このように両持ち形から片持ち形にする事で板状補
助支持体11自体の剛性が低くなり、図4に示すように
板状補助支持体11が撓みやすくなる。
【0022】このため、各部品の寸法精度のばらつきに
よる位置ずれを板状補助支持体11自身でも吸収するこ
とが可能となり、弾性部材1をレール状固定子により安
定して接触させることができる。
よる位置ずれを板状補助支持体11自身でも吸収するこ
とが可能となり、弾性部材1をレール状固定子により安
定して接触させることができる。
【0023】(第3の実施例)図5は本発明の振動波モ
ータの第3の実施例における弾性部材の具体的な支持構
造を示す斜視図である。
ータの第3の実施例における弾性部材の具体的な支持構
造を示す斜視図である。
【0024】図5に示すように、第1の実施例と同形状
の板状補助支持体12には載置台13と一体に形成され
た支持ピン13aに係合する一つの貫通孔12aが設け
られ、かつ、載置台には板状補助支持体12の外形に係
合する形の回転防止部材13bが、弾性部材1の回転を
防止するために突出されていてもよい。
の板状補助支持体12には載置台13と一体に形成され
た支持ピン13aに係合する一つの貫通孔12aが設け
られ、かつ、載置台には板状補助支持体12の外形に係
合する形の回転防止部材13bが、弾性部材1の回転を
防止するために突出されていてもよい。
【0025】(第4の実施例)図6は本発明の振動波モ
ータの第4の実施例における弾性部材の具体的な支持構
造を示す斜視図、図7は図6に示した第4の実施例を示
す断面図である。
ータの第4の実施例における弾性部材の具体的な支持構
造を示す斜視図、図7は図6に示した第4の実施例を示
す断面図である。
【0026】図6に示すように、載置台15には下方に
直方体の支柱15aを突出されており、支柱15aは両
側部にそれぞれ支持ピン16を備えている。そして、弾
性部材1を片持ち支持する板状補助支持体14の自由端
部が折り曲げられ、この折り曲げ部の内側に支柱15a
が支持ピン16により板状補助支持体14と係合されて
いる。
直方体の支柱15aを突出されており、支柱15aは両
側部にそれぞれ支持ピン16を備えている。そして、弾
性部材1を片持ち支持する板状補助支持体14の自由端
部が折り曲げられ、この折り曲げ部の内側に支柱15a
が支持ピン16により板状補助支持体14と係合されて
いる。
【0027】このような構成にすることにより、図7に
示すように板状補助支持体14が無理なく撓むので弾性
部材1をレール状固定子8に安定して接触させることが
可能となる。
示すように板状補助支持体14が無理なく撓むので弾性
部材1をレール状固定子8に安定して接触させることが
可能となる。
【0028】上述した実施例では、H字形状の板状補助
支持体7やそれに準ずる形状の板状補助支持体11、1
2、14を提示しているが、この形状に限定されるもの
ではなく、本発明における板状補助支持体は、例えば特
開平4−21374号公報に示すようなX形でもよい。
また、弾性部材1の凹凸面1aが直接レール状固定子に
接触しているが、これに限らず、弾性部材1の凹凸面1
aのうち凸面に摺動材として樹脂が装着されていてもよ
い。さらに、レール状固定子8上を弾性部材1が移動す
る場合を示しているが、逆に弾性部材1を固定して、そ
の上を移動体が移動する構造のものでもよい。
支持体7やそれに準ずる形状の板状補助支持体11、1
2、14を提示しているが、この形状に限定されるもの
ではなく、本発明における板状補助支持体は、例えば特
開平4−21374号公報に示すようなX形でもよい。
また、弾性部材1の凹凸面1aが直接レール状固定子に
接触しているが、これに限らず、弾性部材1の凹凸面1
aのうち凸面に摺動材として樹脂が装着されていてもよ
い。さらに、レール状固定子8上を弾性部材1が移動す
る場合を示しているが、逆に弾性部材1を固定して、そ
の上を移動体が移動する構造のものでもよい。
【0029】次に、上述した振動波モータを用いたバブ
ルジェット式のプリンタ装置について説明する。
ルジェット式のプリンタ装置について説明する。
【0030】図8は、本発明の振動波モータを使用した
バブルジェット式のプリンタ装置を示す斜視図である。
バブルジェット式のプリンタ装置を示す斜視図である。
【0031】上述した振動波モータの載置台4(キャリ
ッジ)上にはインクタンク17および印字ヘッド18が
載置されており、振動波モータの駆動により載置台4を
矢印方向に走査させながら印字ヘッド18からインクを
吐出することにより、プラテンローラ20から送られた
紙に印字がなされる。また、底板10の上面には載置台
4(キャリッジ)の送りの速度を制御するためのエンコ
ーダスリット板19が設けられている。
ッジ)上にはインクタンク17および印字ヘッド18が
載置されており、振動波モータの駆動により載置台4を
矢印方向に走査させながら印字ヘッド18からインクを
吐出することにより、プラテンローラ20から送られた
紙に印字がなされる。また、底板10の上面には載置台
4(キャリッジ)の送りの速度を制御するためのエンコ
ーダスリット板19が設けられている。
【0032】上記のようなプリンタ装置に本発明にかか
る支持方法により構成された振動波モータを印字ヘッド
の移動駆動手段とすることで、高精度な印字が達成され
る。
る支持方法により構成された振動波モータを印字ヘッド
の移動駆動手段とすることで、高精度な印字が達成され
る。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、載置台の
底板側より突出した支持部と、弾性部材を支持する板状
補助支持体の少なくとも一つの貫通孔とが係合した状態
にて、弾性部材の一方の直線部が加圧ばねにより前記レ
ール状固定子に圧接されるように構成しているので、各
部品の寸法精度が悪く、載置台と弾性部材との位置が相
対的にずれてもその位置ずれが補正され、この結果、進
行性振動波が形成される弾性部材はレール状固定子上を
安定して移動することが可能となる。
底板側より突出した支持部と、弾性部材を支持する板状
補助支持体の少なくとも一つの貫通孔とが係合した状態
にて、弾性部材の一方の直線部が加圧ばねにより前記レ
ール状固定子に圧接されるように構成しているので、各
部品の寸法精度が悪く、載置台と弾性部材との位置が相
対的にずれてもその位置ずれが補正され、この結果、進
行性振動波が形成される弾性部材はレール状固定子上を
安定して移動することが可能となる。
【0034】また、印字ヘッド等を移動駆動させる駆動
源として上記振動波モータを利用することで、高精度な
印字を行うことができる。
源として上記振動波モータを利用することで、高精度な
印字を行うことができる。
【図1】本発明の振動波モータの第1の実施例を示す断
面図である。
面図である。
【図2】図1に示した第1の実施例における弾性部材の
具体的な支持構造を示す斜視図である。
具体的な支持構造を示す斜視図である。
【図3】本発明の振動波モータの第2の実施例における
弾性部材の具体的な支持構造を示す斜視図である。
弾性部材の具体的な支持構造を示す斜視図である。
【図4】図3に示した第2実施例を示す断面図である。
【図5】本発明の振動波モータの第3の実施例における
弾性部材の具体的な支持構造を示す斜視図である。
弾性部材の具体的な支持構造を示す斜視図である。
【図6】本発明の振動波モータの第4の実施例における
弾性部材の具体的な支持構造を示す斜視図である。
弾性部材の具体的な支持構造を示す斜視図である。
【図7】図6に示した第4の実施例を示す断面図であ
る。
る。
【図8】本発明の振動波モータを使用したバブルジェッ
ト式のプリンタ装置を示す斜視図である。
ト式のプリンタ装置を示す斜視図である。
【図9】従来の振動波モータを示す平面図である。
【図10】図9のA−A線断面図である。
【図11】従来の振動波モータにおける弾性部材の支持
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
【図12】従来の振動波モータにおける弾性部材の支持
状態を示す断面図である。
状態を示す断面図である。
1 弾性部材 2 圧電素子 3 加圧ばね 3a 突起 4,13,15 載置台 4a,13a,16 支持ピン 5 加圧板 6 フエルト 7,11,12,14 板状補助支持体 7a,11a,12a,14a 貫通孔 8 レール状固定子 9 ガイド部材 10 底板 13b 回転防止部材 15a 支柱 17 インクタンク 18 印字ヘッド 19 エンコーダスリット板 20 プラテンローラ
フロントページの続き (72)発明者 西本 義文 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 関 裕之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 木村 篤史 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 山本 新治 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 モータケースとしての底板と略平行に離
間され、直線移動自在に支持される載置台と、 前記載置台の底板側の面に突出した支持部と、 前記支持部に板状補助支持体を介して支持された、進行
性振動波が形成される長円環形状の弾性部材と、 前記底板に前記載置台の移動方向と略同一に敷設され、
前記弾性部材の一方の直線部と接するレール状固定子
と、 前記弾性部材の一方の直線部を前記レール状固定子に圧
接させる加圧ばねとを備えてなる振動波モータにおい
て、 前記板状補助支持体には少なくとも1つの貫通孔が設け
られており、 前記貫通孔に前記支持部が係合された状態にて前記弾性
部材の一方の直線部が前記レール状固定子に前記加圧ば
ねにより圧接されることを特徴とする振動波モータ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の振動波モータを印字手
段の移動駆動手段として用いたことを特徴とするプリン
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5183005A JPH0739179A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 振動波モータおよびこれを用いたプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5183005A JPH0739179A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 振動波モータおよびこれを用いたプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0739179A true JPH0739179A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16128085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5183005A Pending JPH0739179A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 振動波モータおよびこれを用いたプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0739179A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009201191A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Nikon Corp | 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒、カメラ |
JP2014018027A (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-30 | Canon Inc | 振動型アクチュエータ、撮像装置、及びステージ |
US9800180B2 (en) | 2010-11-26 | 2017-10-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Control apparatus of vibration-type actuator |
JP2018108001A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | シンフォニアテクノロジー株式会社 | ワーク搬送装置 |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP5183005A patent/JPH0739179A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009201191A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Nikon Corp | 振動アクチュエータ、レンズ鏡筒、カメラ |
US9800180B2 (en) | 2010-11-26 | 2017-10-24 | Canon Kabushiki Kaisha | Control apparatus of vibration-type actuator |
JP2014018027A (ja) * | 2012-07-11 | 2014-01-30 | Canon Inc | 振動型アクチュエータ、撮像装置、及びステージ |
US9530953B2 (en) | 2012-07-11 | 2016-12-27 | Canon Kabushiki Kaisha | Vibration-type actuator, image pickup apparatus, and stage |
JP2018108001A (ja) * | 2016-12-28 | 2018-07-05 | シンフォニアテクノロジー株式会社 | ワーク搬送装置 |
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