JPH0739134B2 - 製管機 - Google Patents

製管機

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JPH0739134B2
JPH0739134B2 JP19337286A JP19337286A JPH0739134B2 JP H0739134 B2 JPH0739134 B2 JP H0739134B2 JP 19337286 A JP19337286 A JP 19337286A JP 19337286 A JP19337286 A JP 19337286A JP H0739134 B2 JPH0739134 B2 JP H0739134B2
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making
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rollers
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重樹 藤井
康雄 藤木
憲一 森川
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,例えば合成樹脂製の帯状体を螺旋状に巻回し
て,所定の口径の螺旋管を製造する製管機に関する。
(従来の技術) 合成樹脂製の管を製造する際に,帯状体を螺旋状に巻回
して,巻回された帯状体の相隣する幅方向の側部同士を
嵌合あるいは接着して,螺旋管を製造する製管機が,例
えば特開昭55-61434号公報に開示されている。このよう
な製管機は,狭いスペースにて管を連続的に製造し得る
ため,下水管の内周面をライニングする内挿管の製造に
用いて好適である。つまり,下水管内には長尺の内挿管
を搬入することができないため,このような場合に,下
水管の端部を連結するマンホール内に,このような製管
機を設置し,該製管機にて下水管内へ螺旋管を連続的に
製造すれば,下水管内に内挿管を装入し得る。
螺旋管用の製管機は,複数の製管ローラを円筒状に配列
し,各製管ローラにて形成される円筒状の空間内へ帯状
体を導入し,導入された帯状体を各製管ローラに転接さ
せて螺旋状に巻回する。各製管ローラは,帯状体を螺旋
状に巻回し得るように,それぞれ所定の螺旋角となるよ
うに配設され帯状体は各製管ローラとは直交するように
転接される。
前述の特開昭55-61434号公報の開示の製管機では,各製
管ローラは,例えば,フレームの長孔にナットにて固定
されている。このため,製造される螺旋管の径を変更す
る場合には,各製管ローラごとにナットを緩め,製管す
べき螺旋管の径に対応させて,全製管ローラにて形成さ
れる円筒状空間の径を変更すべく,各製管ローラの相対
位置を変更する必要がある。各製管ローラの螺旋角を変
更する必要がある場合には,この螺旋角の変更も同時に
行わなければならない。製管機に導入される帯状体の幅
寸法を変更する場合も同様の操作が必要である。帯状体
が,製管機にて螺旋状に巻回される際に幅方向の側部同
士を嵌合させるように構成されている場合に,帯状体の
寸法公差,外力等によりこの嵌合が行われないことがあ
れば,やはり同様の操作が必要になる。このような操作
は,各製管ローラが独立してフレームに取りつけられて
いることもあり,各製管ローラごとにそれぞれの端部位
置を決定しなければならず,非常に煩わしい。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は,上記従来の問題点を解決するものであり,そ
の目的は,導入される帯状体の幅寸法を変更する場合,
あるいは製造される螺旋管の径を変更する場合等におい
て,各製管ローラの螺旋角を容易に変更し得る製管機を
提供することにある。
本発明の他の目的は,螺旋管を製造すべく運転している
場合においても各製管ローラの螺旋角の変更ができ,従
って,螺旋状に巻回される帯状体の幅方向の側部同士を
係合させる場合において,その係合が製管中に外れてし
まうようなときにも,螺旋管の製造を中止することな
く,その係合が適切な位置で行なえる製管機を提供する
ことにある。
本発明のさらに他の目的は,各製管ローラの螺旋角が変
更された場合にも,各製管ローラに対して常に帯状体が
直交するように導入される製管機を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明の請求項1は,一対の環状フレームと,各環状フ
レームを回動可能に支持する枠体と,各端部が各環状フ
レームの径方向へ移動可能であり,かつそれぞれが回転
可能に各環状フレームに支持されて筒状に配列された複
数の製管ローラと,前記各環状フレームと前記枠体との
間に介装され,前記各製管ローラが所定の螺旋角となる
ように角環状フレームを周方向に回動するように進入退
出が可能な環状フレーム回動駆動手段と,前記製管ロー
ラの円筒状の空間内へ帯状体を導入する導入ローラと,
を具備し,両側縁に係合部を有する帯状体を各製管ロー
ラに転接させて螺旋状に巻回して相隣する係合部同士を
係合して螺旋管を製造するべくした製管機であり,本発
明の請求項2は,一対の環状フレームと,各環状フレー
ムを回動可能に支持する枠体と,各端部が各環状フレー
ムの径方向へ移動可能であり,かつそれぞれが回転可能
に各環状フレームに支持されて筒状に配列された複数の
製管ローラと,各環状フレームと枠体との間に介装さ
れ,前記各製管ローラが所定の螺旋角となるように各環
状フレームが周方向に回動するように進入退出が可能な
環状フレーム回動駆動手段と,いずれかの製管ローラ
と,該製管ローラの軸心とは直交する方向から導入する
ように連結され,全製管ローラが形成する円筒状の空間
内へ帯状体を導入する導入ローラが設けられた導入ガイ
ドと,を具備し,両側縁に係合部を有する帯状体を各製
管ローラに転接させて螺旋状に巻回して相隣する係合部
同士を係合して螺旋管を製造するべくした製管機であ
り,そのことにより上記目的が達成される。
(実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。
本発明の製管機は,例えば合成樹脂製の帯状体を,連続
的に螺旋状に巻回すると共に,螺旋状に巻回された帯状
体の相隣する幅方向の側部同士を係合させることによ
り,連続的に螺旋管を製造する。
該製管機は,例えば第1図および第2図に示すように,
直方体状の枠体10と,一対の環状フレーム21および22と
を有する。枠体10の対向する各面には,正方形枠11およ
び12が形成されており,各正方形枠11および12のそれぞ
れの隅部には,4つのブラケット13,13,・・・および14,1
4,・・・が配設されている。各ブラケット13および14に
は弧状の長孔13aおよび14aがそれぞれ開設されている。
環状フレーム21および22は,各正方形枠11および12の内
側面に,各正方形枠11および12とは同心状に配設されて
いる。各環状フレーム21および22の外側面には,4等配に
ピン23,23,・・・および24,24,・・・がそれぞれ植設さ
れており,各ピン23および24は,各ブラケット13および
14の長孔13aおよび14aにそれぞれ摺動可能に係合され,
抜け止めされている。従って,各環状フレーム21および
22は,各正方形枠11および12に,長孔13aおよび14aの長
さ分だけ回動し得るように枠体10に取りつけられてい
る。
一方の正方形枠11の上部外側面には,環状フレーム21の
回動駆動手段である油圧シリンダ41が傾斜して取りつけ
られている。該油圧シリンダ41のロッド41a先端は,該
正方形枠11に取りつけられる環状フレーム21の上部の一
方のピン23に取りつけられている。従って,該油圧シリ
ンダ41のロッド41aの進出および退入により,該環状フ
レーム21が回動される。他方の正方形枠12の上部外側面
にも,環状フレーム22の回動駆動手段である油圧シリン
ダ42が,前記油圧シリンダ41とは反対方向に傾斜して取
りつけられている。該油圧シリンダ42のロッド42a先端
は,該正方形枠12に取りつけられる環状フレーム22の上
部の一方のピン24に取りつけられている。該ピン24は,
前記油圧シリンダ41のロッド41a先端が取りつけられた
ピン23とは対角の位置にある。各油圧シリンダ41および
42は,例えば一つの油圧系により,等しく駆動される。
つまり,一方の油圧シリンダ41(または42)のロッド41
a(または42a)が進出(または退入)されると,その進
出分だけ他方の油圧シリンダ42(または41のロッド42a
(または41a)が進出(または退入)される。従って,
各環状フレーム21および22は,油圧シリンダ41および42
の駆動により,相反する方向へ等しい量だけ回動され
る。図示はしないが,油圧回路にバイパスを設けること
により一方の環状フレームのみの回動も可能である。各
油圧シリンダ41および42の駆動は,枠体10に取りつけら
れたハンドル43にて行われる 各環状フレーム21および22には,例えば20等配に,20本
の支持杆25,25,・・・および26,26,・・・が放射状に配
設されている。各支持杆25および26は,環状フレーム21
および22に対して,それぞれ径方向へ移動可能に取りつ
けられている。各支持杆25および26は,環状フレーム21
および22がその回動範囲の始点に位置する場合に,それ
ぞれが対向するように配設される。一方の環状フレーム
12に配列された各支持杆25の中心側端部には,自在軸受
27がそれぞれ取りつけられている。該自在軸受27は,支
持する軸が傾いた場合にも,その軸が回転し得るように
支持するものであり,例えば球面軸受が用いられる。他
方の環状フレーム22に配設された各支持杆26の中心側端
部にも,同様の自在軸受28がそれぞれ配設されている。
各自在軸受27には,製管ローラ30,30・・・および30′
・・・を支持するローラ軸の一方の端部がそれぞれ嵌合
されている。嵌合されたローラ軸の端部は軸方向への移
動が規制されている。各ローラ軸の他方の端部は,各自
在軸受27に対向して配設される自在軸受28に,直接,あ
るいは後述のクランク軸34を介して係合されている。従
って,各製管ローラ30および30′は円筒状に配列されて
いる。自在軸受28に嵌合される各ローラ軸の端部,ある
いはクランク軸34の端部は,該自在軸受28に対して軸方
向へ移動し得るようになっている。
従って,各油圧シリンダ41および42が駆動されると,環
状フレーム21および22は,それぞれ相反する方向に回動
され,各製管ローラ30および30′の螺旋角が変更され
る。
最下側に位置する製管ローラ30には,第3図および第4
図に示すように,導入ガイド50の一端部が取りつけられ
ている。該導入ガイド50は,その上面を帯状体が搬送さ
れるガイド板50aと,該ガイド板50aの幅方向の各側部に
それぞれ立設された側壁部50bおよび50eとを有する。一
方の側壁部50eは,ガイド板50aの製管ローラ30側の端部
には達していない。ガイド板50aのこの端部下側には,
先端側へ延出する平面視コの字状のブラケット50dが配
設されており最下側の製管ローラ30のローラ軸31が,該
ブラケット50d間に取付けられている。該導入ガイド50
全体は,その軸線が該ローラ軸31とは直交するように取
つけられている。従って,環状フレーム21および22の回
動により,該製管ローラ30の螺旋角が変更されても,導
入ガイド50の軸線は該製管ローラ30とは常に直交してい
る。従って,該製管ローラ30は,各側壁部50bおよび50e
間に,その上面ガイド板50aの上面と略等しい高さとな
るように配設されている。帯状体は,ガイド板50a上
を,一方の側壁部50eに摺接するように搬送される。
導入ガイド50のこの端部には,ブラケット50cが取りつ
けられている。該ブラケット50cは幅方向の外側方へ延
出して,その演出側端部が上方へ屈曲している。該ブラ
ケット50cには,例えば硬質の合成ゴムよりなる導入ロ
ーラ60が,最下側の製管ローラ30の上方位置にて,該製
管ローラ30とは平行となるように片持ち状態で配設され
ている。該導入ローラ60は,上下方向への移動が可能に
なっている。
該導入ローラ60のローラ軸60aにはスプロケット62が嵌
着されている。該スプロケット62は後述のチェーン63に
て回転駆動され,該スプロケット62と一体となって該導
入ローラ60は回転される。
該導入ローラ60と最下側の製管ローラ30とは所定の間隙
が形成され,両ローラ60および30にて帯状体は挟持され
てこの間隙内に帯状体は導入される。導入ローラ60と最
下側の製管ローラ30は,この帯状体を,各製管ローラ30
および30′にて形成される円筒状の空間内へ導入する。
一旦,該円筒状空間内へ導入された帯状体の先端部は,
該導入ローラ60と最下側の製管ローラ30との間隙内から
再び該円筒状空間内へ導入される。一旦,該円筒状空間
内へ導入された帯状体の先端部は,該導入ローラ60と最
下側の製管ローラ30との間隙内から再び該円筒状空間内
へ導入される。
最下側の製管ローラ30から,導入ガイドにて帯状体が導
入される方向とは反対側に隣接する3つの製管ローラ3
0′,30′,30′は,導入ガイド50に当接しないように,
他の製管ローラよりも短くなっている。各製管ローラ3
0′は,そのローラ軸31′の一端部を自在軸受27に直接
嵌合されているが,他方の端部には,クランク軸34,34,
34,の各一端部がそれぞれ取りつけられている。各クラ
ンク軸34は導入ガイド50の下方を通過し得るようにコの
字状に屈曲しており,他方の端部は,一端部が嵌合され
た各自在軸受27に対向する自在軸受28にそれぞれ嵌合し
ている。従って,各環状フレーム21および22が回動され
ることにより,各製管ローラ30′の螺旋角は,クランク
軸34を介して変更される。
導入ガイド50の外方へ延出した端部には,第5図および
第6図に示すように,駆動ローラ51およびピンチローラ
52が取付けられている。駆動ローラ51は,導入ガイド50
の上方に帯状体の移動方向とはその軸心が直交するよう
に配設されている。ピンチローラ52は,駆動ローラ51の
下方に該駆動ローラ51とは平行に,しかも上下方向への
移動可能に配設されている。駆動ローラ51とピンチロー
ラ52との間には所定の間隙が形成され,その間隙内に帯
状体が導入される。駆動ローラ51は,油圧モータ53によ
り回転される。駆動ローラ51とピンチローラ52との間隙
内に導入された帯状体は,両ローラ51および52にて挟持
され,油圧モータ53による駆動ローラ51の回転により,
帯状体は該駆動ローラ51の回転速度にて,ガイド板50a
上を製管ローラ30側へ搬送される。油圧モータ53は,枠
体10の下部に配設された油圧ポンプ54(第1図および第
2図参照)により駆動される。
駆動ローラ51の帯状体導入方向下流側には,導入される
帯状体の一方の幅方向側部に接着剤を塗布する接着剤塗
布装置70が配設されている。
駆動ローラ51のローラ軸51a端部には,スプロケット61
が取付けられており,駆動ローラ51は該スプロケット61
とは一体に回転する。該スプロケット61にはチェーンが
チェーン63が巻き掛けられており,該チェーン63は,前
述の導入ローラ60のローラ軸60aに取付けられたスプロ
ケット62にも巻き掛けられている。従って,油圧モータ
53により回転される駆動ローラ51の回転は,チェーン63
にて導入ローラ60に伝達されて該導入ローラ60は駆動ロ
ーラ51と等速にて回転駆動される。駆動ローラ51の回転
はチェーン63を介して導入ローラ60に伝達されるため,
導入ローラ60は駆動ローラ51と同調して回転する。
導入ガイド50に取付けられた駆動ローラ51およびピンチ
ローラ52は,連結杆55の下端部に取付けられている。該
連結杆55の上部は,第1図および第2図に示すように,
支持アーム56の一端部に取付けられている。該連結杆55
の上部には,該連結杆55を上下方向へ移動させる調整ハ
ンドル58が取付けられている。該支持アーム56は,この
連結杆55が取りつけられた端部が略水平になっており,
該端部に連設される部分は枠体10にそって上方へ屈曲
し,その上部はさらに枠体10の上面に沿うように略水平
に屈曲されている。該支持アーム56の他方の端部は,枠
体10の上面にピン59にて回動可能に支持されている。ま
た,該支持アーム56が枠体10の上面に沿って略水平とな
った部分の屈曲側端部には,一対のころ57,57が回転自
在に配設されており,各ころ57および57は,枠体10の上
面を転接する。
導入ガイド50は,環状フレーム21および22の回動による
全ての製管ローラ30の螺旋角の変更に伴い,最下側の製
管ローラ30とは常に直交するように回動するが,この導
入ガイド50の外方へ延出した端部は,このように支持ア
ーム56等にて水平面内にて回動自在に支持されているた
め,各製管ローラの螺旋角の変更に伴う導入ガイド50の
回動は円滑に行われる。
本発明の製管機は,例えば第7図に示すような断面構造
を有する帯状体90を用いて螺旋管が製造される。該帯状
体90は,円滑な表面を有するシート部91と,該シート部
91の背面に所定の間隙をあけて幅方向に並列させた突条
92,92,・・・とを有する。各突条92は断面T字状をして
いる。シート部91の幅方向の一方の側部背面には先端部
が球形状をした嵌合突条93が,各突条92とは平行に配設
されている。該嵌合突条93に相隣する突条92先端は,該
嵌合突条93側に屈曲した係止部92aを形成している。シ
ート部91の幅方向の他方の側部は,嵌合突条93が形成さ
れたシート部91の一方の側部91aを係合し得る係合段差9
4を形成すべく段落ちし,シート部91への厚み分だけ背
面側に位置している。この部分には,一方の側部に形成
された嵌合突条93が嵌合し得るように背面側に屈曲した
嵌合凹溝95が形成されている。嵌合凹溝95が形成された
屈曲部分には,背面側に突出する断面T字状の突条95a
が配設されている。該嵌合凹溝95を形成するシート部91
の幅方向の側縁部には,背面側へ傾斜しつつ延出した係
合リブ96を形成している。該係合リブ96の先端は,該帯
状体90を螺旋状に巻回して,相隣する嵌合突条93を嵌合
凹溝95へ嵌合した場合に,その嵌合突条93に相隣する係
合突状92の屈曲した係止部92aに係止し得る。
本発明の製管機の動作は次のとおりである。
帯状体を導入するに際し,製造すべき螺旋管の径および
帯状体の幅寸法に対応させて,各環状フレーム21および
22と,各環状フレーム21および22に配設された全支持杆
25および26を調整する。全支持杆25および26は,製造す
べき螺旋管の径に対応させてこれらを環状フレーム21お
よび22の径方向へ移動させる。そして,各支持杆25およ
び26の先端に支持される製管ローラ30および30′にて形
成される円筒状の空間の径が,製造すべき螺旋管の外径
に等しくなるように,各支持杆25および26の中心側先端
の軸受27および28を,環状フレーム21および22とは同心
状の円周上に位置せしめる。
このとき,最下側の支持杆25および26の調整により,最
下側の製管ローラ30が上下方向へ移動され,該最下側の
製管ローラ30の移動に伴って,導入ローラ60および導入
ガイド50も移動する。導入ガイド50は,調整ハンドル58
にてその外側端部が上下方向へ移動され,水平とされ
る。
次いで,帯状体90を螺旋状に巻回した場合に,巻回され
た該帯状体90の一方の側部の嵌合突条93と相隣する帯状
体の他方の側部の嵌合凹溝95および一方の側部の係合リ
ブ96と相隣する帯状体の他方の側部の係止部92aとが係
合するように,全製管ローラ30および30′を所定の螺旋
角とする。各製管ローラ30および30′の螺旋角は,枠体
10に取付けられたハンドル43を回転操作して環状フレー
ム21および22を回動させることにより行われる。ハンド
ル43の回転操作により油圧シリンダ41および42のロッド
41aおよび42aは進出し,従って両ロッド41aおよび42a
は,同量だけ進出する。これにより,各環状フレーム21
および22はそれぞれ相反する方向へ等しい量だけ回動す
る。全製管ローラ30および30′の各端部が相反する方向
へ回動されることにより,全製管ローラ30および30′
は、所定の螺旋角とされる。
最下側の製管ローラ30が所定の螺旋角になると,該製管
ローラ30に,その軸線が直交するように取付けられた導
入ガイド50は,水平面内にて左右に振れる。この振れ
は,支持アーム56と枠体10の上面との間に一対のころ57
および57が介装されているため,円滑になされる。
次に,導入ガイド50に例えば第7図に示す断面を有する
帯状体90を,平滑な表面を上方に向けて導入し,駆動ロ
ーラ51とピンチローラ52との間に該帯状体90を通過させ
る。さらに帯状体90の端部を最下側の製管ローラ30と導
入ローラ60との間に通す。このとき,ピンチローラ52お
よび導入ローラ60の上下方向位置を調整して,帯状体90
にかかる圧力を調整する。また,帯状体90の嵌合凹溝95
内に接着剤が塗布されるように接着剤塗布装置70を調整
しておく。
このような状態で油圧モータ53を駆動して,駆動ローラ
51を回転駆動させる。これにより,導入ローラ60にもチ
ェーン63を介して動力が伝達され,導入ローラ60も駆動
ローラ51と同調して回転駆動される。そして導入ローラ
60と最下側の製管ローラ30とにより,および駆動ローラ
51とピンチローラ52とにより挟持された帯状体は,所定
の速度で,全製管ローラ30および30′にて形成される円
筒状の空間内に導入される。導入される帯状体90の嵌合
凹溝95内には接着剤が塗布される。導入された帯状体90
は,各製管ローラ30および30′に転接して強制的に屈曲
され,各製管ローラ30および30′が形成する螺旋角にて
螺旋状に巻回される。
帯状体90の端部が一周すると,先端部の幅方向の一方の
側部は,全製管ローラ30にて形成された円筒状の空間内
へ新たに導入される後続の帯状体の幅方向の他方の側部
と係合される。つまり,先端部の一方の側部91aは,導
入される後続の帯状体90の係合段差94に係合し,また,
先端部の嵌合突条93は,接着剤が塗布された嵌合凹溝95
内に係合される。さらに,導入される後続の帯状体90の
先端部の係合リブ96先端は,一周した後続の帯状体90先
端部の側部の係止部92aに係合される。この場合,これ
らの係合が行われない場合には,油圧シリンダ41および
42の調整用ハンドル43を操作して,環状フレーム21およ
び22を回動させ,各製管ローラ30および30′の螺旋角を
微調整して,周回した帯状体先端部の各幅方向側部が,
導入される後続の帯状体と係合し得る位置にまで移動さ
せればよい。
周回した帯状体90の幅方向側部が,導入される後続の帯
状体の幅方向側部に係合された状態で,帯状体90を,全
製管ローラ30および30′にて形成される円筒状の空間内
に順次導入すると,以後帯状体は幅方向の側部同士が強
固に係合されて螺旋状に巻回され,所定の口径を有する
螺旋管とされる。
(発明の効果) 本発明の製管機は,このように,円筒状の空間を形成す
る全製管ローラの螺旋角の変更が,全製管ローラの端部
を取付けた環状フレームの回動により行われるため,全
製管ローラの螺旋角を容易に変更し得る。螺旋管を製造
すべく運転されている場合にも螺旋角が変更できるた
め,帯状体の幅方向の側部同士を係合させるに際し,こ
の係合が行われないときにも,運転を停止させることな
く,帯状体の螺旋角を変更することにより,容易にこの
係合を行わせることができる。
円筒状の空間を形成する製管ローラの一つに,該製管ロ
ーラに対して軸線が直交するように導入ガイドが取付け
られているため,螺旋角を変更しても導入ガイドの軸線
は,該製管ローラに対して常に直交し,該導入ガイドに
て導入される帯状体は,該製管ローラおよび他の製管ロ
ーラに対して常に直交するように転接し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一例を示す製管機の一部破断正面図,
第2図はその側面図,第3図は最下側のローラの周辺を
示す一部破断平面図,第4図はその側面図,第5図は駆
動ローラの周辺を示す一部破断平面図,第6図はその側
面図,第7図は帯状体の一例を示す断面図である。 10……枠体,21,22……環状フレーム,25,26……支持杆,2
7……自在軸受,28……軸受,30,30′……製管ローラ,41,
42……油圧シリンダ,50……導入ガイド,50a……ガイド
板,51……駆動ローラ,52……ピンチローラ,53……油圧
モータ,60……導入ローラ,90……帯状体。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一対の環状フレームと, 各環状フレームを回動可能に支持する枠体と, 各端部が各環状フレームの径方向へ移動可能であり,か
    つそれぞれが回転可能に各環状フレームに支持されて筒
    状に配列された複数の製管ローラと, 前記各環状フレームと前記枠体との間に介装され,前記
    各製管ローラが所定の螺旋角となるように各環状フレー
    ムを周方向に回動するように進入退出が可能な環状フレ
    ーム回動駆動手段と, 前記製管ローラの円筒状の空間内へ帯状体を導入する導
    入ローラと, を具備し, 両側縁に係合部を有する帯状体を各製管ローラに転接さ
    せて螺旋状に巻回して相隣する係合部同士を係合して螺
    旋管を製造するべくした 製管機。
  2. 【請求項2】一対の環状フレームと, 各環状フレームを回動可能に支持する枠体と, 各端部が各環状フレームの径方向へ移動可能であり,か
    つそれぞれが回転可能に各環状フレームに支持されて筒
    状に配列された複数の製管ローラと, 各環状フレームと枠体との間に介装され,前記各製管ロ
    ーラが所定の螺旋角となるように各環状フレームが周方
    向に回動するように進入退出が可能な環状フレーム回動
    駆動手段と, いずれかの製管ローラと,該製管ローラの軸心とは直交
    する方向から導入するように連結され,全製管ローラが
    形成する円筒状の空間内へ帯状体を導入する導入ローラ
    が設けられた導入ガイドと, を具備し, 両側縁に係合部を有する帯状体を各製管ローラに転接さ
    せて螺旋状に巻回して相隣する係合部同士を係合して螺
    旋管を製造するべくした 製管機。
JP19337286A 1986-08-18 1986-08-18 製管機 Expired - Lifetime JPH0739134B2 (ja)

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