JPH0739080B2 - テープ送出切断機 - Google Patents

テープ送出切断機

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JPH0739080B2
JPH0739080B2 JP63194831A JP19483188A JPH0739080B2 JP H0739080 B2 JPH0739080 B2 JP H0739080B2 JP 63194831 A JP63194831 A JP 63194831A JP 19483188 A JP19483188 A JP 19483188A JP H0739080 B2 JPH0739080 B2 JP H0739080B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、衣料用芯地テープ(接着芯テープ、インサイ
ド・ベルト・テープ)等のテープを所定の長さに切断す
るテープ送出切断機に関する。
(従来の技術) 衣料用芯地テープは、衣服類の型を整えたり、型くずれ
を防止したりするために、衣服の表地と裏地との間に介
在させるものである。この衣料用芯地テープ、特に、接
着芯テープは、衣服の種類に応じて使用箇所が異なり、
当該テープの長さが一定しないものである。そこで従来
から、作業者は、衣服の使用箇所に目分量の接着芯テー
プを置き、アイロンで加熱して接着した後に、不要部分
のテープを切断除去していた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このような作業工程によると、作業者の
熟練能力により製品にばらつき生じるばかりでなく、接
着芯テープの使用効率が低下するという問題点があり、
また、作業者の熟練能力に頼っているため、このような
接着作業の作業効率を高めることが困難であった。
さらに、衣料用芯地テープをあらかじめ設定された長さ
に切断して、一定長のテープを多量に製造する切断装置
(例えば、実開昭60-87696)は、従来から知られていて
はいるが、この種の切断装置は、インサイド・ベルト・
テープ等の所定長さのテープを連続的に量産するのみで
あって、上述のような所定の順序で異なった長さの接着
芯テープを繰り返し必要とする作業には適応できなかっ
た。
本発明は、以上のような実状に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、衣料用芯地テープ等のテープ
を使用箇所に応じて工程ごとに予め設定された数種類の
長さに所定の順序で繰り返し切断加工でき、また、ある
工程で切断されたテープを衣服に接着する際にその接着
作業に失敗した場合にも、再度その失敗した工程のテー
プを送出切断でき、さらに、この場合にテープ材の労費
をなくすことのできるテープ送出切断機を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) 以上のような問題点を解決するために、本発明が取った
手段は、 送出信号により駆動され該送出信号に対応した長さのテ
ープ(2)を送出する送出機構(5)と、 送出されたテープ(2)を切断信号によりテープ送出方
向に交叉して切断する切断機構(40)と、 切断されたテープ(2)の切断端部を保持して待機させ
る待機機構(50)と、 工程ごとにテープ送出長を設定できる送出長設定手段
と、 前記待機機構(50)から先の工程のテープ(2)が取り
去られたことを判断し、前記送出機構(5)に設定され
た次の工程のテープ送出長に対応した送出信号を投入し
た後、前記切断機構(40)に切断信号を投入し、前記次
の工程のテープ(2)が送出切断されて前記待機機構
(50)で保持された後に、前記先の工程のテープ(2)
を再度送出切断して待機させ、当該待機している先の工
程のテープ(2)が取り去られると、これを判断して前
記次の工程のテープ(2)の送出切断待機作動を省略し
て、次々の工程のテープ(2)の送出切断待機作動を続
行する演算手段とを備えたことを特徴とするテープ送出
切断機(300)。
をその要旨とするものである。
(発明の作用) 従って、本発明に係るテープ送出切断機(300)は、前
記の手段により、衣料用芯地テープ等のテープ(2)の
長さを使用箇所に応じて予め数種類の工程ごとに設定
し、先の工程のテープ(2)の接着作業を行っている間
に、次の工程の作業箇所に対応する長さの衣テープ
(2)を送出切断して待機させ、先の工程のテープ
(2)の接着作業が終了して作業者が待機している次の
工程のテープ(2)を取り去ると、さらに次々の工程の
テープ(2)を設定値に対応した長さに送出切断して待
機させて次の接着作業に備えるというように、予め工程
ごとに設定された数種類の長さにのテープ(2)を順次
送出切断して待機させるという動作を繰り返すものであ
る。
さらに、上記動作の中で次の工程のテープ(2)が送出
切断されて待機機構(50)で保持された後にも、再度、
先の工程で送出切断されたテープ(2)を送出切断して
待機させるようにすることにより、先の工程のテープ
(2)を衣服に接着する作業に失敗した場合でも、再
度、その工程のテープ(2)を送出切断できるようにす
ると共に、当該先の工程のテープ(2)が待機機構(5
0)から、取り去られたことを判断して、前に送出切断
されている次の工程のテープ(2)の送出切断待機作動
を省略し、つまり、次の工程のテープ(2)の送出切断
待機作動がスキップして、次々の工程のテープ(2)の
送出切断待機作動を続行させることにより、再度行われ
るべきであった次の工程のテープ(2)の送出切断待機
作動によるテープ材の労費をなくすよう作用するもので
ある。
(実施例) 以下に、本発明の一実施例を図面に従って説明する。
本実施例に係るテープ送出切断機(300)は、衣料用芯
地テープ(2)(以下、単に「テープ(2)」とい
う。)を所定の長さに切断加工する機械であって、第1
図に示すように、テープ送出切断装置(100)及び制御
装置(200)とから構成されている。
テープ送出切断装置(100)は、第2図〜第6図に示す
ように、送出機構(5)、切断機構(40)、待機機構
(50)及びタッチセンサー(49)等から構成されてお
り、送出機構(5)は、駆動ローラー(10)、パルス・
モーター(20)及び従動ローラー(30)などから構成さ
れている。
駆動ローラー(10)は、枠体(1)の内部に回転自在に
軸支されており、演算手段を構成する制御装置(200)
から信号線(202)を介して送られる送出信号のパルス
数に応じて回転するパルス・モーター(20)にスプロッ
ケト歯車(11)及びタイミング・ベルト(12)を介して
連結されている。
従動ローラー(30)は、前記駆動ローラー(10)と協働
してテープ(2)を送出するローラーであって、先端に
補強バー(32)を有する押圧ステー(31)の先端寄りに
回転自在に軸支されており、スプリング(33)の弾性力
により駆動ローラー(10)とに挟まれたテープ(2)を
送出するよう駆動ローラー(10)に対向して配設されて
いる。
切断機構(40)は、ガイド板(41)、板バネ(42)、上
刃取付体(43)、上刃(44)及び下刃(45)と、これら
を駆動する切断モーター(47)及び刃上下レバー(48)
などから構成されており、後述する演算手段たる制御装
置(200)から送られる切断信号によって駆動される切
断モーター(47)により、上刃(44)が待機機構(50)
と共に上下動して送出されたテープ(2)を送出方向に
交叉して切断する機構である。この機構は切断モーター
(47)の回転軸に偏心して回転自在に設けられた円盤状
のレバー・カム(47e)及び刃上下レバー(48)に回転
自在に設けられた円盤状の駆動カム(48c)からなる原
動節と上刃取付体(43)に凹設された長穴状の従動節
(43b)とからなるヨークカム機構により構成されてい
る。なお、刃上下レバー(48)は、枠体(1)の右側面
に設けられたリミット・スイッチ(80)(81)により、
前記上刃(44)の停止位置を検出し、停止信号を制御装
置(200)に送るようになっている。
待機機構(50)は、テープ押えガイド(51)、ガイド・
シャフト(52)及びテープ押え板(53)とから構成され
ており、上刃(44)が下動して最下点にきたときに、テ
ープ押え板(53)と切断機構(40)のガイド板(41)と
で切断されたテープ(2)の切断端部を挟持して待機さ
せるようになっている。
この待機機構(50)の近傍、即ち、前記切断機構(40)
のガイド板(41)の前面には圧力スイッチで構成された
タッチセンサー(49)が固着されており、このタッチセ
ンサー(49)に作業者が触れると接触信号が信号線(20
2)を介して制御装置(200)に送られるよう形成されて
いる。
その他、枠体(1)の左端面には、送りフレーム(60)
が設けられており、該送りフレーム(60)上端には、送
りローラ(61)を介してテープ巻(62)が装嵌されてい
る。
また、枠体(1)の上面の縁端、中央及び駆動ローラー
(10)寄りには、テープ(2)を前記駆動ローラー(1
0)に誘導する棒状のテープ・ガイド(71)(72)(7
5)が枠体(1)から僅かに浮かして固定されている。
さらに、枠体(1)の両側面には、カバー(4)が取着
されている。
次に、演算手段及び処理手段を構成する制御装置(20
0)について説明する。
制御装置(200)は、第1図に示すように、筺体(20
1)、操作パネル(210)及び制御回路(220)とから構
成されている。
操作パネル(210)は、筺体(201)の上面に取着されて
おり、当該操作パネル(210)には、第7図に示すよう
に、テープ(2)を切断して送出するテープ送出長を各
工程ごとに設定できるようにした設定スイッチ(21
1)、各工程スイッチ(212a〜212e)及びテン・キー(2
13)と、設定された各テープ送出長及び各切断工程が何
回終了したかを表示する7セグメントLEDからなる表示
ブロック(214)と、各種の操作を行なうスイッチ(215
a〜215f)が設けられている。
制御回路(220)は、筺体(201)内に装備されており、
第8図に示すように、ROM、RAM及びCPUが一体に形成さ
れた周知のワンチップ・マイクロ・コンピュータ(22
1)と、マイクロ・コンピュータ(221)とデータの授受
を行なう不揮発性RAM(223)と、マイクロ・コンピュー
タ(221)からの命令をパルス・モーター(20)及び切
断モーター(47)に伝達するモーター・ドライバー(22
5)と、リミット・スイッチ(80)(81)、タッチセン
サー(49)及び操作パネル(210)等との間で信号の授
受を行なうインターフェースI/Oポート(224)と、これ
らを電気的に連結又は処理するIC等から構成されてい
る。
不揮発性RAM(223)は、前記各スイッチの操作により入
力された各工程のテープ送出長データが記憶されるよう
になっている。ROMには、CPUを制御する第9図〜第11図
に示すようなプログラムが書込まれており、CPUはこの
プログラムに従ってインプット・ポート(224)より必
要とされる外部データを取り込んだり、あるいは不揮発
性RAM(223)との間でデータの授受を行なったりしなが
ら演算処理し、必要に応じて処理したデータをアウトプ
ット・ポート(224)へ出力する。アウトプット・ポー
ト(224)は、演算処理されたデータを必要な形に加工
処理して操作パネル(210)又はテープ送出切断装置(1
00)等に送出する。又、CPUからのモーター駆動命令
は、送出信号設定手段としてのモーター・ドライバー
(225)に送られ、該モーター・ドライバー(225)は、
切断モーター(47)に切断信号を送ったり、パルス・モ
ーター(20)に駆動用のパルス列を送ったりするよう機
能する。
次に、前記のように構成された本実施例に係るテープ送
出切断機(300)の使用方法を第3図〜第6図及び第9
図〜第11図に従って説明する。
先ず、装填作業について第9図を参照して説明する。電
源スイッチを入れ、操作パネル(210)のすべての表示
をクリアーする(STEP301)。作業者が、テープ巻(6
2)を送りローラー(61)に装嵌して、送りフレーム(6
0)に装着した後、テープ(2)の端部を引き出し、各
テープ・ガイド(71)(72)(75)を介して、駆動ロー
ラー(10)と従動ローラー(30)の間及びテープ送出口
(43a)という順序でテープ(2)を挿通する。
次に、作業者が制御装置(200)の自動/手動スイッチ
(215a)を押して手動に切り替えた後(STEP302)、手
動送りスイッチ(215b)を押すと、手動送りスイッチ
(215b)を押している間だげパルス・モーター(20)に
送出信号たるパルス列が投入されパルス・モーター(2
0)が回転してテープ(2)が送出される。その後、適
当な長さのテープ(2)が送出された所で手動切断スイ
ッチ(215c)を押す(STEP303)と、切断信号が切断モ
ーター(47)に送られ、当該切断モーター(47)が回転
してテープ(2)は切断される。この際、上刃(44)は
下方に降下した状態で停止しており、これに伴ない待機
機構(50)のテープ押え板(53)が切断されたテープ
(2)の切断端部を保持しているので、作業者が切断さ
れたテープ(2)を引き抜くようにして取り去っておく
(STEP304)。以上の操作により、テープ(2)の装填
作業が完了する。
次に、テープ(2)の送出切断長を設定するのである
が、その操作は、図10に示す、作業者が送出長設定手段
を構成する制御装置(200)の設定スイッチ(211)を押
す(第9図STEP305及び第10図STEP305)ことから始ま
る。設定スイッチ(211)を押した後、第1工程スイッ
チ(212a)を押し第1工程で切断すべきテープ送出長を
ミリ単位で10進数にて入力する(STEP306)。この作業
は、操作パネル(210)のテン・キー(213)操作して行
う。(STEP307)は修正工程で、入力した数字を修正し
てテープ送出長を所望の数字に設定する。この作業が完
了したら記憶スイッチ(215d)を押す(STEP308)こと
により、不揮発性RAM(223)に第1工程のテープ送出長
データが記憶され第1工程のテープ送出長の設定は完了
する(STEP309)。ついで、(STEP305)に戻り、第1の
工程と同様に、各工程スイッチ(212a〜212e)を押しテ
ン・キー(213)により各工程で切断すべきテープ送出
長を入力し、記憶スイッチ(215d)を押すことにより第
2工程〜第5工程のテープ送出長の設定をすることがで
きる。勿論、第1工程〜第5工程までの全てを設定する
必要はなく、必要に応じ各工程の設定を省略してもよ
く、この場合には、省略された工程のテープ送出切断作
動が行われないだけである。以上の各テープ送出長の設
定を終了した後、作業者が再度設定スイッチ(211)を
押すことにより、テープ送出長の設定操作は完了する。
次に第11図において、テープ送出長の設定操作が完了
し、作業者が自動/手動スイッチ(215a)を押して自動
に切り替えた後、工程開始スイッチ(215f)を押すと、
テープ送出切断装置(100)がテープ(2)の自動送出
切断作業を開始する(STEP310)。この作動について以
下に説明する。
作業者が工程開始スイッチ(215f)を押すと、不揮発性
RAM(223)内に記憶されている第1工程のテープ送出デ
ータに対応した送出信号たるパルス列がCPU(221)の命
令に従ってパスル・モーター(20)の投入され、そのパ
ルス列数に応じた分だけパルス・モーター(20)が回転
し駆動ローラー(10)と従動ローラー(30)との協働に
よって設定された長さのテープ(2)が送出される(ST
EP310)。テープ(2)が送出されると、CPU(221)の
命令によって切断信号が切断モーター(47)に送られて
該切断モーター(47)が回転し上刃(44)が下降し下刃
(45)と協働してテープ(2)を切断する(STEP32
0)。この時、下降した上刃(44)が最下部に来た時
に、刃上下レバー(48)の検出片(48a)が下限リミッ
ト・スイッチ(81)のカンチ・レバー(82)を押圧して
停止信号をCPU(221)に送り、CPU(221)は、切断モー
ター(47)への切断信号を遮断して上刃(44)の摺動を
停止させる。この時、上刃(44)と共に下降した待機機
構(50)の押え板が切断されたテープ(2)の切断端部
をガイド板(41)に押圧することとなり、切断されたテ
ープ(2)は挟持された状態でテープ送出切断装置(10
0)から垂れ下がるように待機している(STEP330)。
次に、作業者が待機しているテープ(2)を引き抜くよ
うに取り去った直後にタッチセンサー(49)に触れ、テ
ープ(2)を衣服の所定箇所にアイロンにて加熱して接
着する。この作業の間に、テープ送出切断装置(100)
は以下のように作動する。即ち、作業者がテープ(2)
を取り去った直後にタッチセンサー(49)に触れると
(STEP340)、その接触信号がCPU(221)に送られ、CPU
(221)は切断されたテープ(2)が取り去られたこと
を判断して切断モーター(47)へ切断信号を送り、切断
モーター(47)は回転を始めて上刃(44)を上昇させ
る。上刃(44)が上昇し最上部に来ると、前述と同様刃
上下レバー(48)の検出片(48a)が上限リミット・ス
イッチ(80)のカンチ・レバー(82)を押圧して停止信
号をCPU(221)に送り、CPU(221)が診断信号を遮断し
て上刃(44)を最上部て停止させる。上刃(44)が停止
すると、次の順序の送出信号が送出機構(5)に入力さ
れ、(STEP310)に戻り、CPU(221)は、不揮発性RAM
(223)内に記憶されている第2工程のテープ送出デー
タに対応した送出信号たるパルス列をパルス・モーター
(20)に投入し、そのパルス列数に応じた分だけパスル
・モーター(20)を回転させ設定された長さのテープ
(2)を送出する。第2工程のテープ(2)が送出され
ると、前述と同様にCPU(221)の命令によってテープ
(2)が切断され、それと同時に切断されたテープ
(2)は、テープ押え板(53)とガイド板(41)とに挟
持されて垂れ下がるように待機している。ここで、第2
工程の送出切断作業が終了すると、それまでの動作を1
サイクルとするサイクリング数をカウンターが、計数
し、その値を操作パネル(210)の表示ブロック(214)
に表示して、現在何サイクル目の作業をしているかを作
業者がモニターできるようになっている(STEP322)。
さて、第2工程のテープ接着作業をするために、作業者
が待機しているテープ(2)を取り去り、その直後にタ
ッチセンサー(49)に触れると、上刃(44)が上昇して
最上部で停止し、第3工程のテープ送出切断作業が開始
される。このように、順次第4及び第5工程のテープ送
出切断が完了すると、再度第1工程のテープ送出切断作
業が開始される。
以上のように、本実施例に係るテープ送出切断機(30
0)は、第1工程のテープの送出→切断→待機→第2第
5工程のテープの送出→切断→待機→第1工程のテープ
の送出→切断→待機というように、工程ごとに設定され
た順序で設定された長さのテープ(2)を切断して待機
させるという動作を繰り返えすものである。
そしてまた、本実施例は、前述のテープ(2)を各工程
ごとに順次送出切断して待機させるという動作を繰り返
す中で、ある工程で切断されたテープ(2)を衣服に接
着する際に、その接着作業に失敗した場合にも、再度そ
の失敗した工程のテープ(2)を送出切断できるように
したものである。
以下にこの機能について第1工程のテープ(2)の接着
作業に失敗した場合を例にとって説明する。
先ず、第1工程のテープ(2)の接着作業を行っている
間に、このテープ送出切断機(300)は、前述した如
く、第2工程のテープ(2)を送出切断して待機させて
いる。
今、作業者が第1工程のテープ(2)の接着作業に失敗
したとすると、再度その工程のテープ(2)が必要とな
る。その場合には、先ず、待機している第2工程のテー
プ(2)を取り去り、それを適当場所に保管する。待機
機構(50)から第2工程のテープ(2)を取り去ったこ
とにより、送出機構(5)に第3工程のテープ(2)の
送出信号が入力される。ここで、手動により制御装置
(200)の第1工程スイッチ(212a)を押す(STEP35
0)。
すると、割込手段により送出機構(5)が第1工程のテ
ープ(2)の長さを送出し、このテープ(2)は切断さ
れて待機機構(50)で保持されて待機する。
待機している第1工程のテープ(2)を作業者が取り去
った直後にタッチセンサー(49)に触れると、正常のサ
イクルに戻り、第2工程のテープ(2)の送出切断をス
キップして、第3工程のテープ(2)の送出切断作動が
行われ、その後は、前述と同様に、第4工程、第5工程
というように順次、送出切断作動が自動的に繰り返し行
われていき、各工程のテープ(2)の接着作業に用いら
れていく。
この場合、割込手段により切断された第1工程のテープ
(2)の送出枚数は、カウンタをスキップしてカウント
されない(STEP323)。
ここで、第2工程の送出切断作動がスキップするのは、
作業者が第1工程のテープ(2)を取り去った直後にタ
ッチセンサー(49)に触れており、この動作により第2
工程のテープ(2)が既に送出切断されて前述の如く適
当場所に保管されているため、再度、第2工程のテープ
(2)を送出切断する必要がないからである。従って、
この第2工程のテープ(2)を再度送出切断しないで済
む分だけ、テープ材の労費をなくすことができるのであ
る。なお、以上の説明は、第1工程のテープ(2)の接
着作業に失敗した場合を例によって説明したが、第2工
程のテープ(2)の接着作業に失敗した場合には、第3
工程のテープ(2)の送出切断作動がスキップし、同様
に第3工程の場合には第4工程がスキップするといった
様に、ある工程のテープ(2)の接着作業に失敗した場
合には、その工程の次の工程の送出切断作動が省略され
て、そのある工程の次々の工程からテープ(2)の送出
切断作動が続行されるよう作動するものである。
ところで、本発明の範囲は、本実施例の構成に限定され
るものではない。
例えば、本実施例においては、上刃(44)の位置を刃上
下レバー(48)の検出片(48a)を介してリミット・ス
イッチ(80)(81)で検出しているが、光センサーを用
いて上刃(44)の位置を直接検出するようにしてもよ
い。
また、本実施例にあっては、待機しているテープを作業
者が取り去った直後にタッチセンサー(49)に触れるこ
とにより、テープが取り去られたことをCPU(221)が判
断しているが、このタッチセンサー(49)をなくし、光
センサーを用いて、センサーに触れることなくテープ
(2)が取り去られたことを自動的に判断するようにし
た物であっても良い。
なお、以上の説明は、衣料用芯地テープ(2)を例にと
って説明したが、本発明は、これに限定されるものでな
く、工業用テープ、マスキング・テープ等の他の分野の
テープ(2)のにも利用できることは言うまでもない。
(発明の効果) 以上のように、本発明に係るテープ送出切断機は、衣料
用芯地テープ等のテープを使用箇所に応じて工程ごとに
予め設定された数種類の長さに順次送出切断して待機さ
せるという動作を繰り返すものである。
従って、このテープ送出切断機を用いて衣料用芯地テー
プ等の接着作業を行うことによって、製品の均一化、テ
ープの使用効率の向上及び接着作業の効率化を図ること
ができる。
また、ある工程で切断されたテープを衣服に接着する際
に、その接着作業に失敗した場合にも、再度その失敗し
た工程のテープを送出切断でき、さらに、この場合に、
失敗した工程の次の工程のテープの送出切断作動を省略
するよう作動するものである。
従って、失敗した工程の次の工程のテープを再度送出し
て切断しないで済む分だけ、テープ材の労費をなくすこ
とができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図は実施
例におけるテープ送出切断装置の分解斜視図、第3図は
実施例におけるテープ送出切断装置がテープを切断する
以前の状態を示す部分縦断面図、第4図は第3図の状態
における正面図、第5図は実施例におけるテープ送出切
断装置がテープを切断した時の状態を示す部分縦断面
図、第6図は第5図の状態における正面図、第7図は実
施例における操作パネルの平面図、第8図は実施例にお
ける制御装置の回路ブロック図、第9図〜第11図はプロ
グラムを示すフローチャート図である。 符号の説明 300……テープ送出切断機 2……テープ、5……送出機構 40……切断機構、50……待機機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送出信号により駆動され該送出信号に対応
    した長さのテープを送出する送出機構と、 送出されたテープを切断信号によりテープ送出方向に交
    叉して切断する切断機構と、 切断されたテープの切断端部を保持して待機させる待機
    機構と、 工程ごとにテープ送出長を設定できる送出長設定手段
    と、 前記待機機構から先の工程のテープが取り去られたこと
    を判断し、前記送出機構に設定された次の工程のテープ
    送出長に対応した送出信号を投入した後、前記切断機構
    に切断信号を投入し、前記次の工程のテープが送出切断
    されて前記待機機構で保持された後に、前記先の工程の
    テープを再度送出切断して待機させ、当該待機している
    先の工程のテープが取り去られるとこれを判断して前記
    次の工程のテープの送出切断待機作動を省略して、次々
    の工程のテープの送出切断待機作動を続行する演算手段
    とを備えたことを特徴とするテープ送出切断機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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