JPH0738939U - 漏水検査装置 - Google Patents
漏水検査装置Info
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- JPH0738939U JPH0738939U JP6936093U JP6936093U JPH0738939U JP H0738939 U JPH0738939 U JP H0738939U JP 6936093 U JP6936093 U JP 6936093U JP 6936093 U JP6936093 U JP 6936093U JP H0738939 U JPH0738939 U JP H0738939U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 土木構造物の維持管理を伴う漏水の検査装置
を提供することにある。 【構成】 筒状の陰極１１内に棒状の陽極１２を設ける
と共に、陰極１１と陽極１２との間に筒状の分離筒１３
を設ける。
を提供することにある。 【構成】 筒状の陰極１１内に棒状の陽極１２を設ける
と共に、陰極１１と陽極１２との間に筒状の分離筒１３
を設ける。
Description
【０００１】
本考案は、土木構造物の維持管理を伴う漏水の検査装置に関する。
【０００２】
人造貯水池を保守管理する上で止水壁のひび割れ等を小さい段階で発見・補修 することは非常に重要である。 従来、この漏水箇所を発見するためには、ダイバーが着色水を持ってその付近 に潜水し、着色水を少しずつ出してその流れの様子を観察することによって行っ ていた。
【０００３】 しかし、ダイバーによる潜水は、連続して行なえる作業時間が限られており、 危険も伴う。また、低い流速域で周囲の流れを乱さないためには、極めてゆっく り着色水を注出しなければならない。
【０００４】
上記の問題を解決するためには、ダイバーに代って点検を行う小型ロボット等 の利用が考えられるが、 (１) ロボットに搭載できるような装置の小型化 (２) 簡単な機構・制御で故障が少ないこと (３) 周囲の流れを乱さずに充分な量のトレーサーを出すこと (４) 長時間連続作業ができ、補給の必要が少ないこと 等が課題となる。
【０００５】
本考案は、上記の課題を解決するためになされたものであり、筒状の陰極内に 棒状の陽極を設けると共に、陰極と陽極との間に筒状の分離筒を設けたことを特 徴とするものである。 水中に入れた漏水検査装置に通電すると、陽極の表面からは電解沈澱物が発生 し、陰極からは水素気泡が発生する。発生したトレーサーは比重の違いにより極 めてゆっくりと極の表面を上下それぞれに移動する。両極が接近しているので水 素気泡の上昇により電解沈澱物の一部が気泡とともに上昇するが、分離筒の存在 で電解沈澱物は全て沈降する。分離筒は筒形電極 (陰極) と棒電極 (陽極) の中 間に同心円状に配されているので、物質の径方向の移動は阻止するが装置内の電 位の分布には大きな影響を与えない。
【０００６】
以下、図面により本考案の実施例を説明する。 図２において、１は周囲を止水壁２で囲まれた人造貯水池であり、この貯水池 １内には漏水検査装置１０を持った小型の水中ロボット３が漏水検査のために投 入されている。
【０００７】 水中ロボット３は、ＴＶカメラ４を有し、その画像はケーブル５を通ってモニ タテレビ６に映し出されるようになっている。また、水中ロボット３は、制御装 置７によって制御されるようになっている。 図１に示すように、漏水検査装置１０は、円筒状の陰極１１と、棒状の陽極１ ２と、円筒状の分離筒１３とから形成されており、銅製の円筒状の陰極１１の中 の鉛製の棒状の陽極１２が設けられ、更に、陰極１１と陽極１２との間に銅製の 分離筒１３が設けられている。陰極１１と陽極１２と分離筒１３は、同心円状に 配されており、その間には、絶縁材からなる支持体１４，１５により支持されて いる。
【０００８】 今、漏水検査装置１０に通電すると、棒状の陽極１２の表面から電解沈澱物ａ が発生し、円筒状の陰極１１から水素気泡ｂが発生する。 発生した水素気泡ｂは上昇し、電解沈澱物ａは沈澱して行くが、止水壁２のク ラックｃから漏水があると、電解沈澱物ａが漏水検査装置１０からクラッチｃに 向かって流れるからクラックｃの位置が検出できる。
【０００９】
上記のように、本考案は、筒状の陰極内に棒状の陽極を設けると共に、陰極と 陽極との間に筒状の分離筒を設けたので、次のような効果が得られた。すなわち 、 (１) 電極が接近し、電極面どうしが向かい合っているので大電流が得られ、小 型の装置で大量のトレーサーが得られる。
【００１０】 (２) 電極が近接していることで気泡と沈澱物が混合することを分離筒によって 防ぎ、上下それぞれの端から集中して生成したトレーサーを流出させられる。 (３) 電気分解によってトレーサーを発生させるので、周囲の流れを乱すことが ない。 (４) 電極・水がトレーサーの材料なので、補給 (電極の交換) を要するまでの 期間が極めて長い。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案に係る漏水検査装置の断面図である。
【図２】貯水池の漏水検査情況を示す説明図である。
１０ 漏水検査装置 １１ 陰極 １２ 陽極 １３ 分離筒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 岡田 和明 東京都千代田区内幸町１丁目１番３号 東 京電力株式会社内 (72)考案者 佐野 健一 東京都中央区築地５丁目６番４号 三井造 船株式会社内 (72)考案者 関本 敏彦 東京都中央区築地５丁目６番４号 三井造 船株式会社内 (72)考案者 鴻巣 真 東京都中央区築地５丁目６番４号 三井造 船株式会社内 (72)考案者 小川 和弘 東京都中央区築地５丁目６番４号 三井造 船株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 筒状の陰極内に棒状の陽極を設けると共
に、陰極と陽極との間に筒状の分離筒を設けてなる漏水
検査装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993069360U JP2601651Y2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 漏水検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993069360U JP2601651Y2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 漏水検査装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0738939U true JPH0738939U (ja) | 1995-07-14 |
| JP2601651Y2 JP2601651Y2 (ja) | 1999-11-29 |
Family
ID=13400321
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993069360U Expired - Fee Related JP2601651Y2 (ja) | 1993-12-24 | 1993-12-24 | 漏水検査装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2601651Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-24 JP JP1993069360U patent/JP2601651Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2601651Y2 (ja) | 1999-11-29 |
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