JPH073890Y2 - 魚釣り用リール - Google Patents
魚釣り用リールInfo
- Publication number
- JPH073890Y2 JPH073890Y2 JP9171089U JP9171089U JPH073890Y2 JP H073890 Y2 JPH073890 Y2 JP H073890Y2 JP 9171089 U JP9171089 U JP 9171089U JP 9171089 U JP9171089 U JP 9171089U JP H073890 Y2 JPH073890 Y2 JP H073890Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle shaft
- oil
- lubrication
- gap
- bearing cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、魚釣り用リールに関し、更に詳しくは、魚釣
り用リールにおけるハンドル軸の注油構造の改良に関す
る。
り用リールにおけるハンドル軸の注油構造の改良に関す
る。
(従来の技術) 従来、此種注油構造には例えば第5図に示すものがあ
る。
る。
この注油構造は、リール本体(A)の側板(1)に回動
不能に嵌挿した軸受筒(5)と、この軸受筒(5)に回
動可能に嵌挿したハンドル軸(2)との間に注油用の隙
間(6)を形成し、ハンドル軸(2)内部には一端を同
軸(2)の側端に開口し、他端を前記隙間(6)に連絡
する注油路(11)を設けてなり、この注油路(11)の開
口部(10a)から潤滑油を注入してハンドル軸(2)の
潤滑な回転を維持するようになっている。
不能に嵌挿した軸受筒(5)と、この軸受筒(5)に回
動可能に嵌挿したハンドル軸(2)との間に注油用の隙
間(6)を形成し、ハンドル軸(2)内部には一端を同
軸(2)の側端に開口し、他端を前記隙間(6)に連絡
する注油路(11)を設けてなり、この注油路(11)の開
口部(10a)から潤滑油を注入してハンドル軸(2)の
潤滑な回転を維持するようになっている。
(考案が解決しようとする課題) 上述した従来の注油構造によれば、ハンドル軸(2)内
に注油路(11)を形成してあるので、例えばクラッチ機
構の操作部等を同軸(2)内に形成しようとする場合、
この注油路(11)が邪魔になってしまうという不具合が
生じていた。
に注油路(11)を形成してあるので、例えばクラッチ機
構の操作部等を同軸(2)内に形成しようとする場合、
この注油路(11)が邪魔になってしまうという不具合が
生じていた。
本考案は上述したような従来事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的とする処は、潤滑油をハンドル軸の外
周方向から注入できるようにして、内部に別途機構部を
設けたハンドル軸にも潤滑油を供給することのできるハ
ンドル軸の注油構造を提供することにある。
であり、その目的とする処は、潤滑油をハンドル軸の外
周方向から注入できるようにして、内部に別途機構部を
設けたハンドル軸にも潤滑油を供給することのできるハ
ンドル軸の注油構造を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するために、本考案の注油構造は、リ
ール本体に固定した軸受筒を、該軸受筒に嵌挿するハン
ドル軸の間に注油用の隙間に設けると共に、前記軸受軸
には一端を前記隙間に連通し、他端を軸受筒外周に開口
する注油路を設けたことを特徴とする。
ール本体に固定した軸受筒を、該軸受筒に嵌挿するハン
ドル軸の間に注油用の隙間に設けると共に、前記軸受軸
には一端を前記隙間に連通し、他端を軸受筒外周に開口
する注油路を設けたことを特徴とする。
(作用) 以上の手段によれば、注油路の開口部から潤滑油を注入
し、この潤滑油が注油用の隙間に流入するをもってハン
ドル軸の潤滑な回動を維持する。同時に、注油路がハン
ドル軸の外側に形成され、ハンドル軸内に別途機構部を
形成することが可能となると共に、前記機構部を設ける
必要のない場合にはハンドル軸の外径(太さ)をより小
径(細く)とすることが出来る。
し、この潤滑油が注油用の隙間に流入するをもってハン
ドル軸の潤滑な回動を維持する。同時に、注油路がハン
ドル軸の外側に形成され、ハンドル軸内に別途機構部を
形成することが可能となると共に、前記機構部を設ける
必要のない場合にはハンドル軸の外径(太さ)をより小
径(細く)とすることが出来る。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
リール本体(A)は、第1図に示すように、側板(1)
の外面にハンドル軸(2)の取付部(3)を突設し、こ
の取付部(3)に側板(1)内側まで貫通する取付孔
(4)を設け、この取付孔(4)に軸受筒(5)を回動
不能に嵌挿すると共に、この軸受筒(5)にはハンドル
軸(2)を回動可能に嵌挿してある。
の外面にハンドル軸(2)の取付部(3)を突設し、こ
の取付部(3)に側板(1)内側まで貫通する取付孔
(4)を設け、この取付孔(4)に軸受筒(5)を回動
不能に嵌挿すると共に、この軸受筒(5)にはハンドル
軸(2)を回動可能に嵌挿してある。
また、ハンドル軸(2)の外周には環状の溝を凹設して
軸受筒(5)の内周との間に注油用の隙間(6)を形成
し、軸受筒(5)にはその外周に前記隙間(6)を囲む
環状の凹溝(7)を形成すると共に、周壁(5a)所望箇
所に該凹溝(7)と隙間(6)を連絡する連通孔(8)
を開穿してある。さらに、取付孔(4)の内周には前記
凹溝(7)に対向する溝(9)を形成すると共に、一端
を該溝(9)に連絡し他端を取付部(3)外周に開口す
る注油孔(10)を開穿してある。そうして、この注油孔
(10),溝(9)、凹溝(7),連通孔(8)によって
注油路(11)を構成し、注油孔(10)の開口部(10a)
には注油路(11)を開閉自在に被蓋する油栓(12)を設
けてある。
軸受筒(5)の内周との間に注油用の隙間(6)を形成
し、軸受筒(5)にはその外周に前記隙間(6)を囲む
環状の凹溝(7)を形成すると共に、周壁(5a)所望箇
所に該凹溝(7)と隙間(6)を連絡する連通孔(8)
を開穿してある。さらに、取付孔(4)の内周には前記
凹溝(7)に対向する溝(9)を形成すると共に、一端
を該溝(9)に連絡し他端を取付部(3)外周に開口す
る注油孔(10)を開穿してある。そうして、この注油孔
(10),溝(9)、凹溝(7),連通孔(8)によって
注油路(11)を構成し、注油孔(10)の開口部(10a)
には注油路(11)を開閉自在に被蓋する油栓(12)を設
けてある。
油線(12)は第2図に示すように、注油孔(10)に嵌挿
され、その基端側には開孔(12a)を開設し、先端側に
は基端側に向けて凹設され且つ前記開孔(12a)に連絡
する通孔(12b)を形成してある。そうして、この通孔
(12b)先端側に開孔子(13a)を嵌挿し、基端側に前記
開孔(12a)を被蓋可能な球体(12b)を挿入し、この球
体(12b)と開孔子(13a)との間には球体(12b)を開
孔(12a)方向に付勢するバネ(13c)を介在せしめてあ
る。
され、その基端側には開孔(12a)を開設し、先端側に
は基端側に向けて凹設され且つ前記開孔(12a)に連絡
する通孔(12b)を形成してある。そうして、この通孔
(12b)先端側に開孔子(13a)を嵌挿し、基端側に前記
開孔(12a)を被蓋可能な球体(12b)を挿入し、この球
体(12b)と開孔子(13a)との間には球体(12b)を開
孔(12a)方向に付勢するバネ(13c)を介在せしめてあ
る。
また、本実施例においては、上記ハンドル軸(2)を内
部中空に形成し、このハンドル軸(2)の側板(1)内
側に突出する端部には大小のメインギヤ(14a)(14b)
を回動自在に嵌装すると共に、両ギヤ(14a)(14b)間
にはハンドル軸()と一体に回転し且つ両ギヤ(14a)
(14b)に係脱自在に係合するクラッチ板(15)を摺動
可能に設け、ハンドル軸(2)内にはこのクラッチ板
(15)を摺動させる操作杆(16)を設けてある。さら
に、スプール軸(17)には前記メインギヤ(14a)(14
b)に異なる歯数比をもって嵌合する二つのピニオンギ
ヤ(18a)(18b)を設けてある。
部中空に形成し、このハンドル軸(2)の側板(1)内
側に突出する端部には大小のメインギヤ(14a)(14b)
を回動自在に嵌装すると共に、両ギヤ(14a)(14b)間
にはハンドル軸()と一体に回転し且つ両ギヤ(14a)
(14b)に係脱自在に係合するクラッチ板(15)を摺動
可能に設け、ハンドル軸(2)内にはこのクラッチ板
(15)を摺動させる操作杆(16)を設けてある。さら
に、スプール軸(17)には前記メインギヤ(14a)(14
b)に異なる歯数比をもって嵌合する二つのピニオンギ
ヤ(18a)(18b)を設けてある。
そうして、ハンドルアーム(19)に近接して設けた切換
レバー(20)を操作することにより、クラッチ板(15)
をいずれか一方のメインギヤ(14a)又は(14b)に係合
せしめ、ハンドルアーム(19)の回転をスプール軸(1
7)に伝達する際の回転比を二段階に切換えられるよう
になっている。
レバー(20)を操作することにより、クラッチ板(15)
をいずれか一方のメインギヤ(14a)又は(14b)に係合
せしめ、ハンドルアーム(19)の回転をスプール軸(1
7)に伝達する際の回転比を二段階に切換えられるよう
になっている。
以上の構成によれば、注油具(B)の針先(B1)を油栓
(12)の開孔(12a)に挿入して球体(12b)を押し下
げ、この注湯具(B)から供給される潤滑油を通孔(12
b),注油孔(10)を介して溝(9),凹溝(7)に流
入せしめる。さらに、この潤滑油を連通孔(8)を介し
て隙間(6)内に流入せしめ、ハンドル軸(2)の潤滑
な回転を維持する。また、注油路(11)がハンドル軸
(2)の外側に形成されることで、上述したクラッチ機
構の切換操作部をハンドル軸(2)内に形成することが
可能となる。
(12)の開孔(12a)に挿入して球体(12b)を押し下
げ、この注湯具(B)から供給される潤滑油を通孔(12
b),注油孔(10)を介して溝(9),凹溝(7)に流
入せしめる。さらに、この潤滑油を連通孔(8)を介し
て隙間(6)内に流入せしめ、ハンドル軸(2)の潤滑
な回転を維持する。また、注油路(11)がハンドル軸
(2)の外側に形成されることで、上述したクラッチ機
構の切換操作部をハンドル軸(2)内に形成することが
可能となる。
第4図においては、上述した注油孔(10)を取付部
(1)の上面に向けて形成してある。
(1)の上面に向けて形成してある。
上述した夫々の実施例においては、ハンドル軸(2)に
大小二つのメインギヤ(14a)(14b)を嵌装すると共
に、同軸(2)内にハンドル軸(2)の回転をいずれか
一方のメインギヤ(14a)(14b)に伝えるクラッチ機構
を設けているが、本考案はこれに限定されず、上記メイ
ンギヤ(14a)(14b)、クラッチ機構を設けていないリ
ール本体(A)にも適用できること勿論である。尚、そ
の場合にはハンドル軸(2)をより小径に形成してリー
ル本体(A)の軽量小型化を図ることができる。
大小二つのメインギヤ(14a)(14b)を嵌装すると共
に、同軸(2)内にハンドル軸(2)の回転をいずれか
一方のメインギヤ(14a)(14b)に伝えるクラッチ機構
を設けているが、本考案はこれに限定されず、上記メイ
ンギヤ(14a)(14b)、クラッチ機構を設けていないリ
ール本体(A)にも適用できること勿論である。尚、そ
の場合にはハンドル軸(2)をより小径に形成してリー
ル本体(A)の軽量小型化を図ることができる。
(考案の効果) 本考案は以上説明したように構成したので以下に記載さ
れる効果を有する。
れる効果を有する。
ハンドル軸の内部に潤滑油の注入路を形成する必要がな
いので、同軸内にクラッチ機構の操作部等の機構部を形
成する場合でも、前記注入路が邪魔になることなく、且
つ潤滑油を供給する際に何らの支障もない。
いので、同軸内にクラッチ機構の操作部等の機構部を形
成する場合でも、前記注入路が邪魔になることなく、且
つ潤滑油を供給する際に何らの支障もない。
また、ハンドル軸内に前記機構部を設ける必要のない場
合には、ハンドル軸をより小径に形成してリール本体の
小型軽量化を促進し得る。
合には、ハンドル軸をより小径に形成してリール本体の
小型軽量化を促進し得る。
図面は本考案魚釣り用リールの一実施例を示し、第1図
は要部断面図、第2図は注油口の拡大図、第3図は第2
図の(3)−(3)線断面図、第4図は他の実施例に係
る要部断面図である。また、第5図は従来リールの要部
断面図である。 尚、図中 (A):リール本体、(5):軸受筒 (2):ハンドル軸、(6):注油用の隙間 (11):注湯路
は要部断面図、第2図は注油口の拡大図、第3図は第2
図の(3)−(3)線断面図、第4図は他の実施例に係
る要部断面図である。また、第5図は従来リールの要部
断面図である。 尚、図中 (A):リール本体、(5):軸受筒 (2):ハンドル軸、(6):注油用の隙間 (11):注湯路
Claims (1)
- 【請求項1】リール本体に固定した軸受筒と、該軸受筒
に嵌挿するハンドル軸の間に注油用の隙間を設けると共
に、前記軸受筒には一端を前記隙間に連通し、他端を軸
受筒外周に開口する注油路を設けたことを特徴とする魚
釣り用リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9171089U JPH073890Y2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 魚釣り用リール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9171089U JPH073890Y2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 魚釣り用リール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0331862U JPH0331862U (ja) | 1991-03-28 |
JPH073890Y2 true JPH073890Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=31641180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9171089U Expired - Lifetime JPH073890Y2 (ja) | 1989-08-02 | 1989-08-02 | 魚釣り用リール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH073890Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5296657B2 (ja) * | 2009-10-28 | 2013-09-25 | 株式会社シマノ | スピニングリールの釣り糸案内機構 |
-
1989
- 1989-08-02 JP JP9171089U patent/JPH073890Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0331862U (ja) | 1991-03-28 |
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