JPH0738898Y2 - 顕微鏡の標本保持具 - Google Patents
顕微鏡の標本保持具Info
- Publication number
- JPH0738898Y2 JPH0738898Y2 JP1987113293U JP11329387U JPH0738898Y2 JP H0738898 Y2 JPH0738898 Y2 JP H0738898Y2 JP 1987113293 U JP1987113293 U JP 1987113293U JP 11329387 U JP11329387 U JP 11329387U JP H0738898 Y2 JPH0738898 Y2 JP H0738898Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- microscope
- replica
- holder
- reflecting mirror
- meter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Microscoopes, Condenser (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、美容診断に用いる顕微鏡に利用する。本考案
は肌および毛髪の表面のレプリカならびに皮脂を観察す
るリピッドメータを検鏡するときの標本の保持具の構造
に関する。
は肌および毛髪の表面のレプリカならびに皮脂を観察す
るリピッドメータを検鏡するときの標本の保持具の構造
に関する。
〔概要〕 本考案は、ステージに毛髪その他のレプリカを保持する
レプリカホルダと皮膚の脂肪分を転写したリピッドメー
タをそれぞれ取付ける顕微鏡の標本保持具おいて、 レプリカホルダとリピッドメータの被観察部とが切り換
え操作により同一の顕微鏡光軸上に現われる構造とする
ことにより、 操作が簡単であり、店頭で使用するに適する装置を提供
するものである。
レプリカホルダと皮膚の脂肪分を転写したリピッドメー
タをそれぞれ取付ける顕微鏡の標本保持具おいて、 レプリカホルダとリピッドメータの被観察部とが切り換
え操作により同一の顕微鏡光軸上に現われる構造とする
ことにより、 操作が簡単であり、店頭で使用するに適する装置を提供
するものである。
レプリカは毛髪や皮膚の表面の微細な凹凸形状をプラス
チック被膜に転写複製したもので、化粧品の販売に際し
て店頭の顧客から採取して標本を作り顕微鏡で観察す
る。またリピッドメータはケースの中に紙質のテープが
巻きとられていて、被観察部である観察窓に順に新しい
テープ部分を繰り出す構造になっていて、これを顧客の
肌に当てて脂肪を採取し、同じく顕微鏡で観察する。従
来、この種の装置は、顕微鏡を含む専用の観察装置を用
いるか、または一つの顕微鏡に対して、個々の標本に適
した保持装置を順次交換して装着するようになってい
た。
チック被膜に転写複製したもので、化粧品の販売に際し
て店頭の顧客から採取して標本を作り顕微鏡で観察す
る。またリピッドメータはケースの中に紙質のテープが
巻きとられていて、被観察部である観察窓に順に新しい
テープ部分を繰り出す構造になっていて、これを顧客の
肌に当てて脂肪を採取し、同じく顕微鏡で観察する。従
来、この種の装置は、顕微鏡を含む専用の観察装置を用
いるか、または一つの顕微鏡に対して、個々の標本に適
した保持装置を順次交換して装着するようになってい
た。
しかし、リピッドメータホルダの構造は、肌や毛髪のレ
プリカホルダとは一体化され難いので、１台の顕微鏡で
これらを続けて観察し肌の総合診断等を行うには、非常
に煩雑になり、時間がかかる欠点がある。
プリカホルダとは一体化され難いので、１台の顕微鏡で
これらを続けて観察し肌の総合診断等を行うには、非常
に煩雑になり、時間がかかる欠点がある。
また、これらを観察する装置を個別に用意すると、装置
が大型化し、大きなスペースが必要になる。
が大型化し、大きなスペースが必要になる。
本考案は、これらの欠点を解決して、異る種類の標本の
観察を簡単な操作で迅速に切り換えることのできる顕微
鏡の標本保持具を提供することを目的とする。
観察を簡単な操作で迅速に切り換えることのできる顕微
鏡の標本保持具を提供することを目的とする。
本考案による顕微鏡の標本保持具は、肌のレプリカおよ
び皮脂量を観察するリピッドメータのための低倍率対物
レンズと、毛髪のキューテクルを観察する高倍率対物レ
ンズとを備えた顕微鏡のステージに装着するものであ
り、肌のレプリカおよび毛髪の標本のそれぞれのホルダ
ーを保持するベース部と、リピッドメータとこのリピッ
ドメータの被観察部を顕微鏡の焦点距離をほとんど変更
せずに観察できるように光軸を変更する反射鏡とを保持
するスライド部とを備えたことを特徴とする。
び皮脂量を観察するリピッドメータのための低倍率対物
レンズと、毛髪のキューテクルを観察する高倍率対物レ
ンズとを備えた顕微鏡のステージに装着するものであ
り、肌のレプリカおよび毛髪の標本のそれぞれのホルダ
ーを保持するベース部と、リピッドメータとこのリピッ
ドメータの被観察部を顕微鏡の焦点距離をほとんど変更
せずに観察できるように光軸を変更する反射鏡とを保持
するスライド部とを備えたことを特徴とする。
レプリカホルダをベース部に載置して観察し、次にこの
レプリカホルダを取除き、スライド部にリピッドメータ
をはめて、スライド部を反射鏡が光軸上になるように動
かす。これによりほとんどの顕微鏡の焦点距離を変更す
ることなく同一の顕微鏡で、二種類の標本の観察を手早
く行うことができる。本装置は化粧品を販売する店頭で
使用し、顧客を待たせることなく対応できる。
レプリカホルダを取除き、スライド部にリピッドメータ
をはめて、スライド部を反射鏡が光軸上になるように動
かす。これによりほとんどの顕微鏡の焦点距離を変更す
ることなく同一の顕微鏡で、二種類の標本の観察を手早
く行うことができる。本装置は化粧品を販売する店頭で
使用し、顧客を待たせることなく対応できる。
次に本考案の実施例を図面を用いて説明する。
第１図は、本考案一実施例において、それぞれ破線で示
すレプリカホルダ５とリピッドメータ６とを載置した場
合の斜視図を示し、第２図は同じくリピッドメータ６の
みを載置した場合の斜視図を示す。
すレプリカホルダ５とリピッドメータ６とを載置した場
合の斜視図を示し、第２図は同じくリピッドメータ６の
みを載置した場合の斜視図を示す。
ここに本考案の特徴とするところは、ねじ穴２によって
図外の顕微鏡のステージに載置固定され、図外の光源か
らの入射光7Aを被観察部5Aで反転して図外の顕微鏡の対
物レンズの視野方向に反転光7Bとして向わせるようにレ
プリカホルダ５を止め部1Aで保持するベース部１と、こ
のベース部１に摺動自在に取付けられ、止め金3Aでリピ
ッドメータ６を保持するスライド部３と、このスライド
部３に取付けられた反射鏡４とを備える。この反射鏡４
の位置は、第２図に示すようにスライド部３をその端部
3Bが上記ベース部の止め部1Aに当接するまで変位したと
き、上記入射光7Aのリピッドメータ６の被観察部6Aで反
転された反転光7Cがこの反射鏡４で反射され、この反射
光7Dが第１図に示すレプリカホルダ５からの反転光7Bと
同一方向に向うような位置となることにある。
図外の顕微鏡のステージに載置固定され、図外の光源か
らの入射光7Aを被観察部5Aで反転して図外の顕微鏡の対
物レンズの視野方向に反転光7Bとして向わせるようにレ
プリカホルダ５を止め部1Aで保持するベース部１と、こ
のベース部１に摺動自在に取付けられ、止め金3Aでリピ
ッドメータ６を保持するスライド部３と、このスライド
部３に取付けられた反射鏡４とを備える。この反射鏡４
の位置は、第２図に示すようにスライド部３をその端部
3Bが上記ベース部の止め部1Aに当接するまで変位したと
き、上記入射光7Aのリピッドメータ６の被観察部6Aで反
転された反転光7Cがこの反射鏡４で反射され、この反射
光7Dが第１図に示すレプリカホルダ５からの反転光7Bと
同一方向に向うような位置となることにある。
第３図は第１図のベース部１の部分を正面側より見た説
明図を示し、第４図は第２図のベース部１に部分を正面
図側より見た説明図を示す。この両図でベース部１は顕
微鏡のステージ８に載置され、それぞれ一点鎖線で示す
対物レンズ部９は、第３図において、レプリカホルダ５
の反転光7Bが適正な焦点距離となる位置に設定されてい
る。第３図に示すレプリカホルダ５を取外し、スライド
部３の端部3Bをベース部１の止め部1Aに当接する位置ま
で摺動させる。このときリピッドメータ６の被観察部6A
の反転光7Cの反射鏡４による反射光7Dは、第３図の反転
光7Bと同一の視野となるように対物レンズ部９に入射さ
れる。また第３図に示す反転光7Bの距離ｌが、第４図に
示す反転光7Cの距離l1および反射光7Dの距離l2の和と等
しく ｌ＝l1＋l2 となるように、スライド部３の厚さ、反射鏡４の位置、
スライド部３のリピッドメータ６を保持する止め金3Aの
位置およびスライド部３の端部3Bと当接するベース部１
の止め部1Aの位置を選定してある。
明図を示し、第４図は第２図のベース部１に部分を正面
図側より見た説明図を示す。この両図でベース部１は顕
微鏡のステージ８に載置され、それぞれ一点鎖線で示す
対物レンズ部９は、第３図において、レプリカホルダ５
の反転光7Bが適正な焦点距離となる位置に設定されてい
る。第３図に示すレプリカホルダ５を取外し、スライド
部３の端部3Bをベース部１の止め部1Aに当接する位置ま
で摺動させる。このときリピッドメータ６の被観察部6A
の反転光7Cの反射鏡４による反射光7Dは、第３図の反転
光7Bと同一の視野となるように対物レンズ部９に入射さ
れる。また第３図に示す反転光7Bの距離ｌが、第４図に
示す反転光7Cの距離l1および反射光7Dの距離l2の和と等
しく ｌ＝l1＋l2 となるように、スライド部３の厚さ、反射鏡４の位置、
スライド部３のリピッドメータ６を保持する止め金3Aの
位置およびスライド部３の端部3Bと当接するベース部１
の止め部1Aの位置を選定してある。
したがって、レプリカホルダ５を取外して、リピッドメ
ータ６を変位させたとき、操作者は対物レンズ部９の位
置をほとんど調整する必要はない。
ータ６を変位させたとき、操作者は対物レンズ部９の位
置をほとんど調整する必要はない。
以上説明したように本考案によれば、肌、毛髪および皮
脂量の標本の交換および位置あわせを簡単な操作で行う
ことができる。本考案装置を用いて、化粧品の販売店頭
で顧客と対応しながら迅速な観察を行うことができる。
脂量の標本の交換および位置あわせを簡単な操作で行う
ことができる。本考案装置を用いて、化粧品の販売店頭
で顧客と対応しながら迅速な観察を行うことができる。
第１図は本考案の一実施例で、レプリカホルダを載置し
た場合の斜視図。 第２図は第１図からレプリカホルダを除去した場合の斜
視図。 第３図は上記第１図の説明図。 第４図は上記第２図の説明図。 １……ベース部、1A……止め部、２……ねじ穴、３……
スライド部、3A……止め金、3B……端部、４……反射
鏡、５……レプリカホルダ、5A、6A……被観察部、６…
…リピッドメータ、7A……入射光、7B、7C……反転光、
7D……反射光、８……顕微鏡のステージ、９……対物レ
ンズ部。
た場合の斜視図。 第２図は第１図からレプリカホルダを除去した場合の斜
視図。 第３図は上記第１図の説明図。 第４図は上記第２図の説明図。 １……ベース部、1A……止め部、２……ねじ穴、３……
スライド部、3A……止め金、3B……端部、４……反射
鏡、５……レプリカホルダ、5A、6A……被観察部、６…
…リピッドメータ、7A……入射光、7B、7C……反転光、
7D……反射光、８……顕微鏡のステージ、９……対物レ
ンズ部。
Claims (1)
- 【請求項１】顕微鏡のステージに載置され、この顕微鏡
の視野内にレプリカホルダ（５）を保持するベース部
（１）と、 このベース部に摺動自在に取付けられリピッドメータ
（６）を保持するスライド部（３）と、 このスライド部に取付けられた反射鏡（４）と を備え、 上記ベース部にはレプリカを観察するときには上記レプ
リカホルダを上記スライド部の端部との間で保持し、上
記リピッドメータを観察するために上記スライド部を顕
微鏡の視野内に変位させたときにそのスライド部の端部
が当接する止め部（1A）が設けられ、 上記スライド部には上記リピッドメータを上記反射鏡か
ら一定の距離の位置に固定するための止め金（3A）が設
けられ、 上記反射鏡の位置は、上記スライド部を変位させて反射
鏡を上記顕微鏡の光軸上に移動させることができる位置
であり、かつその光軸を上記リピッドメータの被観察部
に転換させて上記リピッドメータの被観察部と顕微鏡の
対物レンズ部との距離が上記レプリカと対物レンズ部と
の距離とほぼ等しくなる構造である ことを特徴とする顕微鏡の標本保持具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987113293U JPH0738898Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | 顕微鏡の標本保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987113293U JPH0738898Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | 顕微鏡の標本保持具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6419911U JPS6419911U (ja) | 1989-01-31 |
| JPH0738898Y2 true JPH0738898Y2 (ja) | 1995-09-06 |
Family
ID=31352998
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987113293U Expired - Lifetime JPH0738898Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | 顕微鏡の標本保持具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0738898Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2584684Y2 (ja) * | 1991-11-06 | 1998-11-05 | オリンパス光学工業株式会社 | 顕微鏡用ステージ |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS48107053U (ja) * | 1972-03-17 | 1973-12-12 |
-
1987
- 1987-07-23 JP JP1987113293U patent/JPH0738898Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6419911U (ja) | 1989-01-31 |
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