JPH0738853A - 映像伝送方法および映像伝送装置 - Google Patents

映像伝送方法および映像伝送装置

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JPH0738853A
JPH0738853A JP5177792A JP17779293A JPH0738853A JP H0738853 A JPH0738853 A JP H0738853A JP 5177792 A JP5177792 A JP 5177792A JP 17779293 A JP17779293 A JP 17779293A JP H0738853 A JPH0738853 A JP H0738853A
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JP
Japan
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video
transmission
video signal
block
speed
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Application number
JP5177792A
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English (en)
Inventor
Kojiro Matsumoto
光二郎 松本
Kiyoshi Uchimura
潔 内村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数位相の映像再生機能を維持するため蓄積
メディアからの読みだし速度を変えることなく、あらゆ
る伝送速度の伝送路による映像伝送を可能とする。 【構成】 映像信号をブロック単位に所定のフォーマッ
トに並べ換えて記録した蓄積メディアの磁気ディスク1
00から、ディスクI/F101を介して前記映像信号
を順次走査再生により当該映像信号特有の伝送速度のh
倍の転送速度で巡回的に繰り返し読みだし(hは2以上
の数)、読みだされたh倍速の前記映像信号から、前記
映像信号を伝送する伝送路の伝送速度に応じてブロック
抽出回路102〜111でブロック単位に所定順序で映
像信号を抜き取り、伝送速度の異なる複数の伝送路11
5〜119を介して一定期間で当該映像信号の全ブロッ
クを伝送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯域圧縮された映像、
音声等を磁気ディスク、光ディスク等の蓄積メディアか
ら読みだし、加入者へ伝送サービスする映像伝送方法お
よびその装置に関し、特に各種伝送路の伝送速度に応じ
て映像、音声の伝送速度を選択可能な方法および装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、映像信号、音声信号の圧縮技術
(高能率符号化技術)の急速な進歩と国際標準化の進展
(MPEG等)、蓄積メディアの蓄積容量の向上および
ISDNに代表されるディジタル通信の普及に伴い、デ
ィジタル通信ネットワークによる動画像情報のデータベ
ースサービスが実現可能となってきている。この動画像
データベースサービスでは、従来の地上放送、衛星放送
等に代表される放送型サービスでは実現が困難な、リク
エスト型のサービス、インタラクティブなサービス等が
実現可能となるため研究開発が盛んに進められている。
【0003】しかし、動画像情報では1番組が数十秒か
ら数時間の長さとなり、サービス中は1ユーザがこの時
間蓄積メディアを占有してしまう。データベースとして
コスト的に成立するためには、複数のユーザが同時に蓄
積メディアを共用でき、しかも各リクエストに対してリ
アルタイムに応答するものでなければならない。そのた
めには、蓄積メディアへの多重アクセスの技術が必要と
なる。
【0004】そこで、多重アクセスを実現するために、
映像信号等からなる動画像情報を、複数のブロックに分
割し、所定のフォーマットで巡回的に並び換えて蓄積メ
ディアへ記録し、前記映像信号本来の伝送速度Sv(伝
送速度Sv:当該映像信号をリアルタイムに再生するの
に特有の伝送速度)のh倍の転送速度Shで巡回的に順
次走査して再生することにより(転送速度比h=Sh/
Sv)、時間的位相の異なる複数の映像信号を再生可能
とする方法が提案されている(例えば、特願平5−97
36号「記録再生方法」、特願平5−9738号「記録
再生方法」)。
【0005】以下図7と図8及び図9を用いて、上述し
た記録再生方法を簡単に説明する。図7は上記記録再生
方法による多重アクセスタイミングの概念図である。
【0006】図7において、(a)は番組長Tpの入力
映像信号、(b)は蓄積メディアへの記録再生信号、
(c)はアクセスポイント、(d)は複数ユーザへの出
力映像信号である。本タイミング図においては、入力映
像信号(a)の映像ブロック分割数を11としている。
図8は上記記録再生方法による蓄積メディアである磁気
ディスク800の記録再生ヘッド801のトラッキング
動作図である。
【0007】ここで、まず蓄積メディアへの記録動作に
ついて説明する。11個の映像ブロックからなる番組時
間長Tpの映像信号を、まず、図7(b)の斜線部に示
す間隔で、4(一般的には2以上の整数n)倍の転送速
度で記録再生可能な蓄積メディア(例えば磁気ディスク
装置とする)に前記映像ブロック単位に1/4倍に時間
軸圧縮して高速記録する。
【0008】このとき、図8に示すように、磁気ディス
ク装置の記録再生ヘッドのトラッキングは、基本的に順
次隣接トラックへ移動して走査し、Tp/4周期(アク
セス周期)で記録ディスクの同一エリアの全記録データ
に対して巡回的に走査を行う(以下この動作を順次走査
と呼ぶ)。この順次走査を4回繰り返す過程で、前記映
像信号全体を所定のフォーマットに変換して記録する。
【0009】次に、図7を用いて、以上のようなフォー
マットで記録された信号の再生方法について説明する。
前述の記録動作で既に記録済みの映像ブロックを4倍の
速度で再生しつつ、引き続き巡回的に順次走査して読み
だすことにより、図7(b)に示す記録再生信号が得ら
れる。この信号は4倍速で高速再生しているため、Tp
/4周期で映像信号の先頭情報(図中”1”で示した映
像ブロック)が読みだされる。さらに、前述の独特のフ
ォーマットで映像信号が読みだされるので、前記先頭情
報から所定の間隔で連続的に映像信号を抜き出すことに
より、図7(d)に示した時間的位相の異なる複数の映
像信号を得ることができる。
【0010】図9は、映像信号の映像ブロックを多重す
るパケットの構成を示す図である。記録時に、番組内容
を示す番組番号等の識別子(番組識別子)と前述の映像
ブロックの番号等からなる識別子(ブロック識別子)を
前記パケットのオーバヘッドに多重することにより、再
生時この識別子を使って前記記録再生信号からそれぞれ
の位相の映像信号列を抜き取ることもできる。
【0011】この複数位相の映像信号を複数のユーザの
リクエストタイミングに応じて交換・分配することによ
り、各ユーザはアクセス周期Tp/4以内の待ち時間で
アクセスが可能となる。また、前述の順次走査により記
録データを再生するため、磁気ディスク等の最大転送速
度を引き出すことができ、前記アクセス周期を極力短く
(nを大きく)することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の記録再
生方法により再生された特定位相の時系列信号を伝送路
を介してユーザへ伝送する際に、蓄積メディアからの映
像信号の読みだし速度を原理的に所定の転送速度としな
ければならない。このため、伝送路の伝送速度が再生さ
れた映像信号の伝送速度よりもはるかに高い場合には大
幅な無駄が生じ、逆に伝送路の伝送速度が低い場合に
は、映像信号の伝送ができないという問題点を有してい
た。
【0013】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、蓄積メディアからの読みだし速度を変えることな
く、高速の伝送路では伝送帯域を有効に利用して短時間
で映像信号を伝送し、低速の伝送路においてはゆっくり
と時間をかけて低速で映像信号を伝送する映像伝送方法
およびその装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の映像伝送方法は、映像信号をブロック単位に
所定のフォーマットに並べ換えて記録した蓄積メディア
から、前記映像信号を順次走査再生により当該映像信号
特有の伝送速度のh倍の転送速度で巡回的に繰り返し読
みだし(hは2以上の数)、読みだされたh倍速の前記
映像信号から、前記映像信号を伝送する伝送路の伝送速
度に応じて前記ブロックを単位に所定の順序で映像信号
を抜き取り、一定期間で当該映像信号の全ブロックを伝
送するものである。
【0015】さらに、本発明のディスク記録再生装置
は、送信側に、伝送路の伝送速度を設定する伝送速度設
定手段と、前記伝送速度設定手段の出力に応じて前記h
倍速の時系列信号から間欠的にブロックを抽出するブロ
ック抽出手段とを備え、受信側に、受信した時系列信号
のブロックを識別するブロック識別子判定手段と、ブロ
ック識別子判定手段の出力に応じて受信した時系列信号
を前記ブロックを単位に並び換えるブロック並び換え手
段と、時系列信号を一時記憶する記憶手段とを備えた構
成を有している。
【0016】
【作用】この伝送方法および構成によって、送信側で
は、映像信号本来の伝送速度Svのh倍の転送速度Sh
で蓄積メディアから映像信号を読みだした後、伝送する
映像信号の伝送速度が伝送路の伝送速度より低くなるよ
うに、読みだされた映像信号からブロックを単位に信号
を間引いて伝送する。このとき、蓄積メディアでは巡回
的にh倍速の映像信号を繰り返し再生しているので、繰
り返し再生されている中で間引いたブロックは順次全て
転送される。また、受信側では、受信した映像信号の映
像ブロック識別子によりブロックを並べ変えて本来の映
像信号の序列に復元することとなる。
【0017】
【実施例】以下本発明の第1の実施例の映像伝送方法お
よびその装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の映像伝送方法による映像伝送装置のブロ
ック構成図である。
【0018】図1において、100は従来例で説明した
ように映像信号が映像ブロックを単位に所定のフォーマ
ットでインタリーブされて記録された磁気ディスク、1
01はディスクインタフェース(I/F)、102〜1
06はブロック抽出回路、107〜111は時間軸伸張
回路、112は伝送速度設定回路、113はリクエスト
処理回路、114は交換・伝送回路、115、116は
伝送速度1.536Mbpsの伝送路、117は伝送速
度384kbpsの伝送路、118は伝送速度64kbp
sの伝送路、119は伝送速度6.144Mbpsの伝
送路、120は映像信号と音声信号のデコーダ、121
は映像と音声のモニター、122、123は受信機A、
124〜126は受信機B、127は複数位相複数速度
映像再生処理部であり、100〜114は本装置の送信
側、115〜119は伝送路、120〜126は受信側
を構成している。
【0019】図2は図1の各ブロック抽出回路102〜
106の詳細なブロック構成を示すものであり、200
は記録再生映像信号の入力端子、201は抜き取られた
映像信号の出力端子、202は伝送速度設定端子、20
3は番組情報入力端子、204はパケット抜き取り回
路、205はブロック識別子判定回路、206は抜き取
りシーケンス発生回路、207は番組識別子判定回路で
ある。
【0020】また、図3は図1の受信回路B124〜1
26の詳細なブロック構成を示すものであり、300は
伝送路117〜119を介して伝送される映像信号の入
力端子、301は伝送路117〜119を介して受信機
から送信側へ出力されるリクエスト信号の出力端子、3
02はブロック並び変え回路、303はブロック識別子
判定回路、304は受信した映像信号と音声信号とを一
時記憶する磁気ディスク、305は映像信号と音声信号
のデコーダ、306は映像と音声のモニター、307は
リクエスト発生回路、308はユーザのリクエストを入
力するキーパットである。
【0021】図4は本発明の映像伝送方法による信号処
理タイミング図であり、図1および図3のブロック構成
図中の各信号ラインの映像ブロックのタイミングを示す
ものである。以下、図2、図3、図4を用いて図1のデ
ィスク記録再生装置の動作について説明する。
【0022】図1において、ディスクインタフェース1
01を介して磁気ディスク100より、図4の(a)に
示すフォーマットで記録再生信号が再生される。各ブロ
ック抽出回路102〜106においては、リクエスト処
理回路113から供給されるリクエスト番組情報に従っ
て、記録再生信号中の(図9の構造からなる)映像パケ
ットから該当番組の映像パケットのみを抜き出す。さら
に、各ブロック抽出回路102〜106では伝送速度設
定回路112から供給される伝送路の伝送速度情報によ
り、前記番組の映像パケット列から間欠的にパケットを
抜き出し、それぞれの出力を時間軸伸張回路107〜1
11へ供給する。
【0023】時間軸伸張回路107〜111において
は、各パケット毎に時間軸伸張して連続信号を得る。時
間軸伸張回路107〜111において時間軸伸張された
映像信号は、図4(b)〜(e)に示すように、各々接
続される伝送路の伝送速度よりも低い伝送速度となり、
交換・伝送回路114を介して伝送路115〜119へ
供給される。以下、図2の各ブロック抽出回路の詳細な
ブロック構成図と図4の信号処理タイミング図とを用い
て、各種伝送速度の映像信号生成方法について詳しく説
明する。
【0024】図2のブロック抽出回路において、リクエ
スト番組情報が番組情報入力端子203より番組識別子
判定回路207および抜き取りシーケンス発生回路20
6へ供給される。番組識別子判定回路207では、入力
端子200から供給される記録再生信号中の映像パケッ
トの番組識別子と前記リクエスト番組情報により指定さ
れた番組番号との比較を行い、判定結果をパケット抜き
取り回路204とブロック識別子判定回路205へ供給
する。
【0025】また、抜き取りシーケンス発生回路206
は、リクエスト処理回路113から入力端子203経由
で供給されるリクエストされた番組の構造情報(映像ブ
ロック構造、映像信号本来の伝送速度Sv等)と、伝送
速度設定端子202から供給される伝送路の伝送速度情
報と、ブロック識別子判定回路205からのタイミング
信号とにより、実際に抜き取る映像ブロック番号列(図
4(b)〜(e)に示す映像ブロック列の番号にあたる
数列)を生成しブロック識別子判定回路205へ供給す
る。
【0026】ブロック識別子判定回路205において
は、番組識別子の判定結果に従って前記映像ブロック番
号列と入力端子200から供給される映像パケットのブ
ロック識別子(図4(a)中の映像ブロック番号)とを
比較し、判定結果をパケット抜き取り回路204へ供給
する。このとき、映像ブロック番号列で示される映像ブ
ロック番号と入力の映像パケットのブロック識別子で示
される映像ブロック番号とを比較し、一致した映像ブロ
ック番号を順次消去していき、全ブロック一通り一致し
た時点で映像ブロック番号の判定を終了する。パケット
抜き取り回路204においては、前記番組識別子判定結
果とブロック識別子判定結果に従って、両者が一致して
いる映像パケットのみを抜き取り端子201より出力す
る。
【0027】以下、伝送路の伝送速度を具体的に設定し
て、説明する。図4において、記録された映像信号をリ
アルタイムに再生するのに必要とされる当該映像信号に
特有の伝送速度Svを1.5Mbpsとすると、図4
(a)記録再生信号は転送速度比hが4であるから転送
速度Shは6Mbpsとなる。従って、1.53Mbp
sの伝送路115、116に接続するには、図4(b)
(c)に示すように、(a)記録再生信号(6Mbp
s)から3個置きに映像ブロックを抜き出すことにより
伝送速度を1/4の1.5Mbpsとすることができ
る。
【0028】このとき伝送する映像信号は受信機A12
2、123でリアルタイムに再生できる。また、384
kbpsの伝送路117へ接続するときには、図4
(a)記録再生信号(6Mbps)から15個置き(図
中斜線ブロック)に抜き取ることにより伝送速度を1/
16の375kbpsとすることができる。このとき一
番組の全映像信号を伝送するのに、同図(a)に示す順
次走査再生周期iから(i+15)までの16区間を要
することになる。同様にして、127個置きに抜き取る
ことにより約47kbpsとなり、64kbpsの伝送
路118を介しても伝送することができる。
【0029】記録再生信号の転送速度よりも高い6.1
44Mbpsの伝送路119を介して映像信号を伝送す
るときには、図4(e)に示すように伝送速度6Mbp
sの記録再生信号をそのまま1順次走査再生周期分だけ
抜き取り、伝送路へ供給することができる。このときに
は、時間軸伸張回路111はそのまま入力信号を出力す
ることになる。
【0030】映像信号をリアルタイムに伝送できる伝送
路115、116に接続される受信機は、図1の12
2、123に示すようにデコーダ120とモニター12
1を持つことにより映像信号の再生が可能である。映像
信号を本来の伝送速度と異なる伝送速度で伝送する伝送
路117から119に接続される受信機は図3に示すよ
うに、一時蓄積用の磁気ディスク等の大容量メモリを持
つ。
【0031】図3の入力端子300から入力される映像
信号は、ブロック並び変え回路302を介して、一旦磁
気ディスク304に記録された後、逐次読みだされてデ
コーダ305でデコードされモニター306に映しださ
れる。このときブロック並び変え回路302では、映像
信号中のブロック識別子をブロック識別子判定回路30
3に出力し、その判定結果に従って映像ブロックを本来
の序列に並び変えて順次デコーダ305へ転送する(図
4(f)の網点を施した映像ブロック1,2,3・・
・)。
【0032】リクエスト発生回路307は、キーパット
308より入力されるリクエスト情報等を出力端子30
1を介してリクエスト信号として伝送路へ出力する。こ
の各受信機からのリクエスト信号は送信側のリクエスト
処理回路113において処理され、リクエスト処理回路
113からブロック抽出回路102から106へ、リク
エスト番組番号とそれに付随する情報を付加しリクエス
ト番組情報として出力する。
【0033】以上のように本実施例によれば、磁気ディ
スクからの読みだし速度を変えることなく所定の転送速
度のままにすることで従来の記録再生方法の利点を活か
しつつ、複数位相の映像信号をh倍以下の任意の速度で
伝送可能となる。従って、伝送路の伝送速度が映像信号
本来の伝送速度より速いときには、短時間で全映像信号
を受信機へ伝送でき、また、伝送速度の低い伝送路を介
して映像信号の伝送サービスも可能となる。
【0034】なお、本実施例では、転送速度比hを整数
4としたが、映像ブロックのインタリーブフォーマット
のパラメータを変えることにより任意の整数nとするこ
とができ、さらに特願平5−9736号の「記録再生方
法」を用いる場合には、転送速度比hを同号出願明細書
中の大ブロック分割数n(nは2以上の整数)と小ブロ
ック分割数m(mは2以上の整数)で表される(n+1
/m)とすることができる。
【0035】以下本発明の第二の実施例の映像伝送方法
およびその装置について、図面を参照しながら説明す
る。図5は、本発明の伝送方法による映像伝送装置の第
2の実施例である。
【0036】図5において、500、504は図1の磁
気ディスク100に相当する磁気ディスク、501、5
05は図1のディスクインタフェース101に相当する
ディスクインタフェース(I/F)、509、510は
中継伝送路、502、506は図1の複数位相複数速度
映像再生処理部127に相当する複数位相複数速度映像
再生処理部、503は映像記録処理部である。図5の5
07は送信局、508は中継局であり、それぞれ異なる
地域の受信機への映像伝送を担っている。
【0037】送信局は図1の映像伝送装置と同様な構成
からなり、前述の動作により磁気ディスク500から複
数の位相、複数の速度の映像信号を同時に再生し、受信
機へ伝送する。このとき、送信局からの出力される映像
信号の一つを中継伝送路509を介して中継局508の
映像記録処理部503へ供給する。記録処理部503に
おいては、受信した前記映像信号をディスクインタフェ
ース505を介して磁気ディスク504へ記録する。複
数位相複数速度映像再生処理部506では、送信局と同
様に磁気ディスク504に記録された映像信号から複数
の位相、複数の速度の映像信号を同時に再生し、受信機
へ伝送する。
【0038】このときのタイミング図を図6に示す。図
6における送信局と中継局それぞれの映像信号タイミン
グは図4と同様であり、特に図4(e)に当たる信号を
上述のように、中継伝送路509、510を介して次の
中継局へ伝送して行くこととなる。中継局では、受信し
たh倍速(6Mbps)の映像信号とそれを磁気ディス
ク504に記録し、再生した信号とにより記録再生映像
信号(a’)を得ることになる。この記録再生映像信号
から第1の実施例と同様にして、中継局に接続された受
信機も送信局に接続された受信機と同等のサービスを受
けることができる。
【0039】以上のように本実施例によれば、異なる地
域への映像伝送がユーザへのサービス機能を落とすこと
なく実現でき、また、送信局と中継局を結ぶ中継回線の
負担を極小に押さえることができる。さらに、多数の中
継局を多段、並列に接続してネットワークを構築するこ
とにより、比較的低コストでサービスエリアの拡大がで
きる。
【0040】尚、本実施例では中継局508に磁気ディ
スク504を配置して説明したが、前記中継伝送路が固
定的に接続されている場合には、送信局から記録再生信
号を継続的に中継局508へ伝送することにより、中継
局508においては磁気ディスク504がなくて同等の
伝送サービスが実現できる。
【0041】また、以上の実施例では映像信号の伝送例
として説明したが、本発明は音声信号等の時系列信号全
般に適用可能である。
【0042】また、複数番組サービスへの拡張も、本構
成の装置を並列化する方法、あるいは同一記録メディア
内へ複数番組を配置する方法等により容易に実現でき
る。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明は、蓄積メディアか
ら読みだされたh倍速の前記映像信号から、前記映像信
号を伝送する伝送路の伝送速度に応じて前記ブロックを
単位に所定の順序で映像信号を抜き取り、一定期間で当
該映像信号の全ブロックを伝送することにより、同一の
記録メディアから、伝送路の伝送速度の異なる複数のユ
ーザのリクエストに応じた映像伝送が可能となり、経済
性の高い映像データベースサービスが実現できる。
【0044】さらに本発明を中継伝送に適用することに
より、映像伝送サービスエリアを効率的に拡大すること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における映像伝送装置の
ブロック構成図
【図2】図1の各ブロック抽出回路の詳細なブロック構
成図
【図3】図1の受信回路Bの詳細なブロック構成図
【図4】本発明の第1の実施例における映像伝送方法に
よる信号処理タイミング図
【図5】本発明の第2の実施例における映像伝送装置の
ブロック構成図
【図6】図5の映像伝送装置の動作を説明するためのタ
イミング図
【図7】従来の映像記録再生方法による多重アクセスタ
イミングの概念図
【図8】従来の映像記録再生方法による磁気ディスク装
置のトラッキング動作図
【図9】映像ブロックを多重する映像パケットの構成を
示す図
【符号の説明】
100 磁気ディスク 101 ディスクインタフェース 102〜106 ブロック抽出回路 107〜111 時間軸伸張回路 112 伝送速度設定回路 113 リクエスト処理回路 114 交換・伝送回路 115〜119 伝送路 120 映像信号と音声信号のデコーダ 121 映像と音声のモニター 122、123 受信機A 124〜126 受信機B 127 複数位相複数速度映像再生処理部 200 記録再生信号の入力端子 201 抜き取られた映像信号の出力端子 202 伝送速度設定端子 203 番組情報入力端子 204 パケット抜き取り回路 205 ブロック識別子判定回路 206 抜き取りシーケンス発生回路 207 番組識別子判定回路 300 映像信号の入力端子 301 リクエスト信号の出力端子 302 ブロック並び変え回路 303 ブロック識別子判定回路 304 磁気ディスク 305 映像信号と音声信号のデコーダ 306 映像と音声のモニター 307 リクエスト発生回路 308 キーパット 500、504 磁気ディスク 501、505 ディスクインタフェース 502、506 複数位相複数速度映像再生処理部 503 映像記録処理部 507 送信局 508 中継局 509、510 中継伝送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/24

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像信号をブロック単位に所定のフォーマ
    ットに並べ換えて記録した蓄積メディアから、前記映像
    信号を順次走査再生により当該映像信号特有の伝送速度
    のh倍の転送速度で巡回的に繰り返し読みだし(hは2
    以上の数)、読みだされたh倍速の前記映像信号から、
    前記映像信号を伝送する伝送路の伝送速度に応じて前記
    ブロックを単位に所定の順序で映像信号を抜き取り、一
    定期間で当該映像信号の全ブロックを伝送することを特
    徴とする映像伝送方法。
  2. 【請求項2】蓄積メディアに記録した映像信号のフォー
    マットがh倍速で順次走査再生して巡回的に読みだすこ
    とにより、位相の異なる複数の映像信号が再生可能なフ
    ォーマットであることを特徴とする請求項1記載の映像
    伝送方法。
  3. 【請求項3】送信側で伝送する映像信号の前記ブロック
    を単位にブロック識別子を付加して伝送し、受信側で前
    記ブロック識別子をもとに時系列信号を復元することを
    特徴とする請求項1記載の映像伝送方法。
  4. 【請求項4】映像信号をブロック単位に所定のフォーマ
    ットに並び換えて記録した蓄積メディアと、前記蓄積メ
    ディアから巡回的に順次走査再生により読みだされるh
    倍速の映像信号から複数の位相の映像信号を同時に再生
    し伝送する映像伝送装置において(hは2以上の数)、
    送信側に、伝送路の伝送速度を設定する伝送速度設定手
    段と、前記伝送速度設定手段の出力に応じて前記h倍速
    の映像信号から間欠的にブロックを抽出するブロック抽
    出手段とを備え、受信側に、受信した映像信号のブロッ
    クを識別するブロック識別子判定手段と、ブロック識別
    子判定手段の出力に応じて受信した時系列信号を前記ブ
    ロックを単位に並び換えるブロック並び換え手段と、映
    像信号を一時記憶する記憶手段とを備えたことを特徴と
    する映像伝送装置。
  5. 【請求項5】ブロック抽出手段は、抜き取る映像ブロッ
    ク番号列を生成する抜き取りシーケンス発生手段と、前
    記映像ブロック番号列と映像パケットのブロック識別子
    との比較を行なうブロック識別子判定手段と、前記ブロ
    ック識別子判定手段の判定結果に基づいて該当の映像パ
    ケットを抜き取るパケット抜き取り手段とを具備するこ
    とを特徴とする請求項4記載の映像伝送装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100718091B1 (ko) * 2004-12-30 2007-05-14 베어코리아 주식회사 수온조절기 및 그 설치구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100718091B1 (ko) * 2004-12-30 2007-05-14 베어코리아 주식회사 수온조절기 및 그 설치구조

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