JP3401978B2 - オーディオ・ビデオ信号提供装置 - Google Patents
オーディオ・ビデオ信号提供装置Info
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- JP3401978B2 JP3401978B2 JP05080295A JP5080295A JP3401978B2 JP 3401978 B2 JP3401978 B2 JP 3401978B2 JP 05080295 A JP05080295 A JP 05080295A JP 5080295 A JP5080295 A JP 5080295A JP 3401978 B2 JP3401978 B2 JP 3401978B2
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- Japan
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- audio
- nvod
- video
- video signal
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- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ニアビデオオンデマン
ド(NVOD)システムにおいて、所定の時間差をそれ
ぞれ有するアナログまたはディジタルのオーディオ・ビ
デオ信号を生成するオーディオ・ビデオ信号提供装置に
関する。
ド(NVOD)システムにおいて、所定の時間差をそれ
ぞれ有するアナログまたはディジタルのオーディオ・ビ
デオ信号を生成するオーディオ・ビデオ信号提供装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】最近、ケーブルテレビジョン(CAT
V)サービス等において、1つのオーディオ・ビデオデ
ータ(AVデータ)を所定数に等分し、等分したAVデ
ータをそれぞれ異なった通信回線で視聴者に配信するニ
アビデオオンデマンド(NVOD;Near Video On Dema
nd)システムが提案されている。NVODシステムは、
例えば、同一のAVデータを記録した複数の光磁気ディ
スク(MOディスク)等の記録媒体を、複数の再生装置
により所望の時間差で再生し、それぞれの再生装置から
のAVデータをそのまま、あるいは、アナログ形式のA
Vデータに変換して、それぞれ異なった通信回線を介し
て視聴者に配信することによっても実現可能である。ま
た、予め記録媒体にNVOD用のAVデータ(NVOD
データ)を生成するために適した配列でAVデータを記
録した1つの記録媒体からAVデータを読み出してバッ
ファリングし、所定の時間差を有するNVODデータを
配信時に生成して配信する方法も考えられる。
V)サービス等において、1つのオーディオ・ビデオデ
ータ(AVデータ)を所定数に等分し、等分したAVデ
ータをそれぞれ異なった通信回線で視聴者に配信するニ
アビデオオンデマンド(NVOD;Near Video On Dema
nd)システムが提案されている。NVODシステムは、
例えば、同一のAVデータを記録した複数の光磁気ディ
スク(MOディスク)等の記録媒体を、複数の再生装置
により所望の時間差で再生し、それぞれの再生装置から
のAVデータをそのまま、あるいは、アナログ形式のA
Vデータに変換して、それぞれ異なった通信回線を介し
て視聴者に配信することによっても実現可能である。ま
た、予め記録媒体にNVOD用のAVデータ(NVOD
データ)を生成するために適した配列でAVデータを記
録した1つの記録媒体からAVデータを読み出してバッ
ファリングし、所定の時間差を有するNVODデータを
配信時に生成して配信する方法も考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように複数の記録媒体と複数の再生装置とによりNVO
Dシステムを実現すると、装置規模が大きくなってコス
ト高になる上、配信のための作業や手間が増えてしま
う。また、上述した1つの記録媒体と1つの再生装置と
によりNVODデータを生成する方法においては、再生
したAVデータをバッファリングするためのメモリの制
御方法が難しく、メモリ管理を適切に行わないとメモリ
がオーバフローあるいはアンダーフローしてしまうとい
う問題がある。
ように複数の記録媒体と複数の再生装置とによりNVO
Dシステムを実現すると、装置規模が大きくなってコス
ト高になる上、配信のための作業や手間が増えてしま
う。また、上述した1つの記録媒体と1つの再生装置と
によりNVODデータを生成する方法においては、再生
したAVデータをバッファリングするためのメモリの制
御方法が難しく、メモリ管理を適切に行わないとメモリ
がオーバフローあるいはアンダーフローしてしまうとい
う問題がある。
【0004】本発明は、以上述べた従来技術の問題点に
鑑みてなされたものであり、1つの記録媒体と1つの再
生装置とによりNVODデータを生成することができ、
回路規模が小さく低コストなオーディオ・ビデオ信号提
供装置を提供することを目的とする。また、本発明は、
再生したAVデータをメモリにバッファリング際に書き
込む順番が不変であり、メモリにオーバーフローあるい
はアンダーフローといった処理上の破綻が生じないオー
ディオ・ビデオ信号提供装置を提供することを目的とす
る。また、本発明は、再生したAVデータをバッファリ
ングするメモリ容量の削減を可能とするオーディオ・ビ
デオ信号提供装置を提供することを目的とする。
鑑みてなされたものであり、1つの記録媒体と1つの再
生装置とによりNVODデータを生成することができ、
回路規模が小さく低コストなオーディオ・ビデオ信号提
供装置を提供することを目的とする。また、本発明は、
再生したAVデータをメモリにバッファリング際に書き
込む順番が不変であり、メモリにオーバーフローあるい
はアンダーフローといった処理上の破綻が生じないオー
ディオ・ビデオ信号提供装置を提供することを目的とす
る。また、本発明は、再生したAVデータをバッファリ
ングするメモリ容量の削減を可能とするオーディオ・ビ
デオ信号提供装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るオーディオ・ビデオ信号提供装置は、
ディジタル形式のオーディオ・ビデオデータを所定の時
間差の複数の分割データに分割し、前記所定の時間差を
有するアナログ形式の複数のオーディオ・ビデオ信号を
生成するために適した配列に変換した変換データが記録
された所定の記録媒体から、前記変換データを再生する
再生手段と、再生された前記変換データの内、前記複数
の分割データそれぞれに対応する部分を順次、バッファ
リングし、前記分割データそれぞれを再生する複数のバ
ッファ手段と、再生された前記分割データそれぞれを、
アナログ形式のオーディオ・ビデオ信号にそれぞれ変換
する複数の変換手段と、前記時間差に対応する時刻で前
記オーディオ・ビデオデータと同じ順番になるように前
記複数のオーディオ・ビデオ信号を切り替え、前記複数
のオーディオ・ビデオ信号それぞれを生成するオーディ
オ・ビデオ信号生成手段とを有する。
に、本発明に係るオーディオ・ビデオ信号提供装置は、
ディジタル形式のオーディオ・ビデオデータを所定の時
間差の複数の分割データに分割し、前記所定の時間差を
有するアナログ形式の複数のオーディオ・ビデオ信号を
生成するために適した配列に変換した変換データが記録
された所定の記録媒体から、前記変換データを再生する
再生手段と、再生された前記変換データの内、前記複数
の分割データそれぞれに対応する部分を順次、バッファ
リングし、前記分割データそれぞれを再生する複数のバ
ッファ手段と、再生された前記分割データそれぞれを、
アナログ形式のオーディオ・ビデオ信号にそれぞれ変換
する複数の変換手段と、前記時間差に対応する時刻で前
記オーディオ・ビデオデータと同じ順番になるように前
記複数のオーディオ・ビデオ信号を切り替え、前記複数
のオーディオ・ビデオ信号それぞれを生成するオーディ
オ・ビデオ信号生成手段とを有する。
【0006】好適には、前記オーディオ・ビデオ信号生
成手段は、複数の入力端子と複数の出力端子とを有する
クロスポイントスイッチを有し、前記クロスポイントス
イッチは、前記複数の入力端子それぞれから入力された
前記オーディオ・ビデオ信号を、前記時間差に対応する
時刻で、前記オーディオ・ビデオデータと同じ順番にな
るように、前記入力端子それぞれと前記出力端子それぞ
れとの間の接続を変更して前記オーディオ・ビデオ信号
それぞれを生成する。
成手段は、複数の入力端子と複数の出力端子とを有する
クロスポイントスイッチを有し、前記クロスポイントス
イッチは、前記複数の入力端子それぞれから入力された
前記オーディオ・ビデオ信号を、前記時間差に対応する
時刻で、前記オーディオ・ビデオデータと同じ順番にな
るように、前記入力端子それぞれと前記出力端子それぞ
れとの間の接続を変更して前記オーディオ・ビデオ信号
それぞれを生成する。
【0007】また、本発明に係る他のオーディオ・ビデ
オ信号提供装置は、ディジタル形式のオーディオ・ビデ
オデータを所定の時間差の複数の分割データに分割し、
前記所定の時間差を有する複数のディジタル形式のオー
ディオ・ビデオ信号を生成するために適した配列に変換
した変換データが記録された所定の記録媒体から、前記
変換データを再生する再生手段と、再生された前記変換
データの内、前記複数の分割データそれぞれに対応する
部分を順次、バッファリングし、前記分割データそれぞ
れを再生する複数のバッファ手段と、前記時間差に対応
する時刻で、前記オーディオ・ビデオデータと同じ順番
になるように、前記分割データを切り替えて前記複数の
オーディオ・ビデオ信号それぞれを生成するオーディオ
・ビデオ信号生成手段とを有する。
オ信号提供装置は、ディジタル形式のオーディオ・ビデ
オデータを所定の時間差の複数の分割データに分割し、
前記所定の時間差を有する複数のディジタル形式のオー
ディオ・ビデオ信号を生成するために適した配列に変換
した変換データが記録された所定の記録媒体から、前記
変換データを再生する再生手段と、再生された前記変換
データの内、前記複数の分割データそれぞれに対応する
部分を順次、バッファリングし、前記分割データそれぞ
れを再生する複数のバッファ手段と、前記時間差に対応
する時刻で、前記オーディオ・ビデオデータと同じ順番
になるように、前記分割データを切り替えて前記複数の
オーディオ・ビデオ信号それぞれを生成するオーディオ
・ビデオ信号生成手段とを有する。
【0008】好適には、前記オーディオ・ビデオ信号生
成手段は、複数の入力端子と複数の出力端子とを有する
クロスポイントスイッチを有し、前記クロスポイントス
イッチは、前記複数の入力端子それぞれから入力された
前記オーディオ・ビデオデータを、前記時間差に対応す
る時刻で、前記オーディオ・ビデオデータと同じ順番に
なるように、前記入力端子それぞれと前記出力端子それ
ぞれとの間の接続を変更して前記オーディオ・ビデオ信
号それぞれを生成する。
成手段は、複数の入力端子と複数の出力端子とを有する
クロスポイントスイッチを有し、前記クロスポイントス
イッチは、前記複数の入力端子それぞれから入力された
前記オーディオ・ビデオデータを、前記時間差に対応す
る時刻で、前記オーディオ・ビデオデータと同じ順番に
なるように、前記入力端子それぞれと前記出力端子それ
ぞれとの間の接続を変更して前記オーディオ・ビデオ信
号それぞれを生成する。
【0009】好適には、生成されたディジタル形式の前
記オーディオ・ビデオ信号それぞれをアナログ形式のオ
ーディオ・ビデオ信号に変換する手段をさらに有する。
記オーディオ・ビデオ信号それぞれをアナログ形式のオ
ーディオ・ビデオ信号に変換する手段をさらに有する。
【0010】
【作用】ハードディスク(HD)あるいは光磁気ディス
ク(MO)の記録媒体には、例えば、時間長Tのディジ
タル形式のオーディオ・ビデオデータ(AVデータ)を
それぞれ時間差T/m(m=1,2,…)のm個の分割
データD1〜Dmに分割し、分割データD1〜Dmそれ
ぞれをさらにn個に分割したデータD11 〜D1 n ,D
21 〜D2n ,…,Dm1 〜Dmn を、それぞれ時間差
T/mを有するアナログ形式の複数(第1〜第m)のオ
ーディオ・ビデオ信号(NVOD信号)を生成するため
に適した配列(例えば、D11 ,D21 ,…,Dm1 ,
D12 ,D22 ,…,Dm2 ,…,D1n ,…,D
mn )に変換した変換データが記録されている。再生手
段は、このような記録媒体から上記変換データを再生し
て出力する。
ク(MO)の記録媒体には、例えば、時間長Tのディジ
タル形式のオーディオ・ビデオデータ(AVデータ)を
それぞれ時間差T/m(m=1,2,…)のm個の分割
データD1〜Dmに分割し、分割データD1〜Dmそれ
ぞれをさらにn個に分割したデータD11 〜D1 n ,D
21 〜D2n ,…,Dm1 〜Dmn を、それぞれ時間差
T/mを有するアナログ形式の複数(第1〜第m)のオ
ーディオ・ビデオ信号(NVOD信号)を生成するため
に適した配列(例えば、D11 ,D21 ,…,Dm1 ,
D12 ,D22 ,…,Dm2 ,…,D1n ,…,D
mn )に変換した変換データが記録されている。再生手
段は、このような記録媒体から上記変換データを再生し
て出力する。
【0011】複数(第1〜第m)のバッファ手段は、そ
れぞれ再生された変換データの内、複数の分割データD
1〜Dmそれぞれに対応する部分をバッファリングして
分割データD1〜Dmそれぞれを再生する。つまり、第
1のバッファ手段は上述のデータD11 〜D1n をバッ
ファリングして分割データD1を再生し、同様に第2〜
第mのバッファ手段は、それぞれ分割データD2〜Dm
を再生する。複数(第1〜第m)の変換手段は、それぞ
れ再生された分割データD1〜Dmをアナログ形式のA
V信号に変換する。
れぞれ再生された変換データの内、複数の分割データD
1〜Dmそれぞれに対応する部分をバッファリングして
分割データD1〜Dmそれぞれを再生する。つまり、第
1のバッファ手段は上述のデータD11 〜D1n をバッ
ファリングして分割データD1を再生し、同様に第2〜
第mのバッファ手段は、それぞれ分割データD2〜Dm
を再生する。複数(第1〜第m)の変換手段は、それぞ
れ再生された分割データD1〜Dmをアナログ形式のA
V信号に変換する。
【0012】オーディオ・ビデオ信号生成手段は、例え
ば上記時間差(T/m)、再生手段の再生開始時間およ
びデータ処理遅延等とに基づいたタイミングで、上記時
間差に対応する時刻でAVデータと同じ順番になるよう
に複数のAV信号を切り替て、例えば通信回線CH1〜
CHmそれぞれに送出する第1〜第mのオーディオ・ビ
デオ信号を生成する。つまり、オーディオ・ビデオ信号
生成手段は、まず分割データD1〜Dmにそれぞれ対応
するAV信号をそれぞれ通信回線CH1〜CHmに出力
し、上記時間差(T/m)経過後に、分割データD1〜
Dmにそれぞれ対応するAV信号を通信回線CH2〜C
Hm,CH1にそれぞれ出力するといったように、上記
時間差(T/m)が経過するごとに順次、入出力間の接
続を変更し、第1〜第mのオーディオ・ビデオ信号を生
成して通信回線CH1〜CHmに対して出力する。
ば上記時間差(T/m)、再生手段の再生開始時間およ
びデータ処理遅延等とに基づいたタイミングで、上記時
間差に対応する時刻でAVデータと同じ順番になるよう
に複数のAV信号を切り替て、例えば通信回線CH1〜
CHmそれぞれに送出する第1〜第mのオーディオ・ビ
デオ信号を生成する。つまり、オーディオ・ビデオ信号
生成手段は、まず分割データD1〜Dmにそれぞれ対応
するAV信号をそれぞれ通信回線CH1〜CHmに出力
し、上記時間差(T/m)経過後に、分割データD1〜
Dmにそれぞれ対応するAV信号を通信回線CH2〜C
Hm,CH1にそれぞれ出力するといったように、上記
時間差(T/m)が経過するごとに順次、入出力間の接
続を変更し、第1〜第mのオーディオ・ビデオ信号を生
成して通信回線CH1〜CHmに対して出力する。
【0013】
【実施例1】以下、本発明の第1の実施例を説明する。
NVOD方式は一般に、ケーブルテレビジョン(CAT
V)サービス等に用いられるAVデータ配信方法であっ
て、時間長TのAVデータを所望の分割数mに等分して
時間差T/mをそれぞれ有するNVODデータを生成
し、これらのNVODデータをそれぞれ異なった通信回
線を介して視聴者に配信する。従って、NVOD方式に
よれば、視聴者はCATVの通信回線を選択することに
より、時間差T/mごとの同一内容のAVデータを視聴
することができる。
NVOD方式は一般に、ケーブルテレビジョン(CAT
V)サービス等に用いられるAVデータ配信方法であっ
て、時間長TのAVデータを所望の分割数mに等分して
時間差T/mをそれぞれ有するNVODデータを生成
し、これらのNVODデータをそれぞれ異なった通信回
線を介して視聴者に配信する。従って、NVOD方式に
よれば、視聴者はCATVの通信回線を選択することに
より、時間差T/mごとの同一内容のAVデータを視聴
することができる。
【0014】図1は、第1の実施例における本発明に係
るニアビデオオンデマンド装置(NVOD装置)8の構
成を示す図である。図2は、NVOD信号を生成するた
めに適した配列に変換される前のAVデータを示す図で
ある。図3は、図2に示したAVデータをNVOD信号
を生成するために適した配列に変換した後の変換デー
タ、および、変換データを再生してNVODデータを生
成する方法を示す図である。
るニアビデオオンデマンド装置(NVOD装置)8の構
成を示す図である。図2は、NVOD信号を生成するた
めに適した配列に変換される前のAVデータを示す図で
ある。図3は、図2に示したAVデータをNVOD信号
を生成するために適した配列に変換した後の変換デー
タ、および、変換データを再生してNVODデータを生
成する方法を示す図である。
【0015】図1に示すように、NVOD装置8は、再
生装置10、インターフェース回路(SPC)12、単
位NVOD信号生成回路841 〜84m 、制御回路(C
PU)80および同期信号発生回路20から構成され、
単位NVOD信号生成回路841 〜84m は、それぞれ
FIFO8401 〜840m 、FIFO制御回路(F
C)8421 〜842m および復号回路1441 〜14
4m から構成されている。
生装置10、インターフェース回路(SPC)12、単
位NVOD信号生成回路841 〜84m 、制御回路(C
PU)80および同期信号発生回路20から構成され、
単位NVOD信号生成回路841 〜84m は、それぞれ
FIFO8401 〜840m 、FIFO制御回路(F
C)8421 〜842m および復号回路1441 〜14
4m から構成されている。
【0016】NVOD装置8に用いられる記録媒体10
0には、図2に示すオーディオ・ビデオデータ(AVデ
ータ)がニアビデオオンデマンド用の信号(NVOD信
号)を生成するために適した、図3(A)に示す配列に
変換された変換データが記録されている。NVOD装置
8は、記録媒体100から変換データを再生し、再生し
た変換データから図3(B)に示すような方法でNVO
D信号を生成し、通信回線CH1〜CHmを介して視聴
者に配信する。なお、NVOD装置8が記録媒体100
に記録されたデータを読み出してディジタル形式のNV
ODデータS8401 〜S840n を生成する処理を
「コンパイル」と呼ぶこともある。
0には、図2に示すオーディオ・ビデオデータ(AVデ
ータ)がニアビデオオンデマンド用の信号(NVOD信
号)を生成するために適した、図3(A)に示す配列に
変換された変換データが記録されている。NVOD装置
8は、記録媒体100から変換データを再生し、再生し
た変換データから図3(B)に示すような方法でNVO
D信号を生成し、通信回線CH1〜CHmを介して視聴
者に配信する。なお、NVOD装置8が記録媒体100
に記録されたデータを読み出してディジタル形式のNV
ODデータS8401 〜S840n を生成する処理を
「コンパイル」と呼ぶこともある。
【0017】記録媒体100に記録された変換データの
配列 記録媒体100に記録する変換データを生成するには、
まず、図2に示した圧縮符号化された元のAVデータ
を、所望の分割数m(m=1,2,…、図2、図3およ
び図5はm=4の場合につき例示する。)で分割し、分
割データD1〜Dmとする。例えば、元のAVデータを
記録媒体に記憶し、必要なデータを順次、ランダムアク
セスにより飛び飛びに記録媒体から読み出して、分割デ
ータD1〜Dmをアナログ形式のAV信号として通信回
線CH1に出力し、同時に分割データDm,D1〜D
(m−1)を通信回線CH2に出力し、他の通信回線に
も同様の順番でAV信号を出力する方法でもNVOD信
号を生成することができる。しかし、図2に示す配列で
AVデータを記録媒体100に記録した場合、再生装置
10の記録媒体100に対するアクセスタイムがかかり
すぎて、現在の所、リアルタイム(実時間的)にNVO
D信号を発生することができない。
配列 記録媒体100に記録する変換データを生成するには、
まず、図2に示した圧縮符号化された元のAVデータ
を、所望の分割数m(m=1,2,…、図2、図3およ
び図5はm=4の場合につき例示する。)で分割し、分
割データD1〜Dmとする。例えば、元のAVデータを
記録媒体に記憶し、必要なデータを順次、ランダムアク
セスにより飛び飛びに記録媒体から読み出して、分割デ
ータD1〜Dmをアナログ形式のAV信号として通信回
線CH1に出力し、同時に分割データDm,D1〜D
(m−1)を通信回線CH2に出力し、他の通信回線に
も同様の順番でAV信号を出力する方法でもNVOD信
号を生成することができる。しかし、図2に示す配列で
AVデータを記録媒体100に記録した場合、再生装置
10の記録媒体100に対するアクセスタイムがかかり
すぎて、現在の所、リアルタイム(実時間的)にNVO
D信号を発生することができない。
【0018】そこで、NVOD装置8における再生装置
10の記録媒体100に対するアクセス時間およびコン
パイル処理時間等を考慮して、分割データD1〜Dmを
さらにn個に等分してデータD11 〜D1n ,D21 〜
D2n ,…,Dm1 〜Dmnを生成し、さらに図3に示
す配列(D11 ,D21 ,…,Dm1 ,D12 ,D
2 2 ,…,Dm2 ,…,D1n ,D2n ,…,Dmn )
に予め変換した変換データとして記録媒体100に記録
する。このような配列の変換データを記録媒体100に
記録することにより、NVOD装置8が実時間的にNV
OD信号を生成することが可能になる。
10の記録媒体100に対するアクセス時間およびコン
パイル処理時間等を考慮して、分割データD1〜Dmを
さらにn個に等分してデータD11 〜D1n ,D21 〜
D2n ,…,Dm1 〜Dmnを生成し、さらに図3に示
す配列(D11 ,D21 ,…,Dm1 ,D12 ,D
2 2 ,…,Dm2 ,…,D1n ,D2n ,…,Dmn )
に予め変換した変換データとして記録媒体100に記録
する。このような配列の変換データを記録媒体100に
記録することにより、NVOD装置8が実時間的にNV
OD信号を生成することが可能になる。
【0019】NVOD装置8の構成
再び図1を参照してNVOD装置8の構成を説明する。
図1において、記録媒体100は、図3に示した配列の
変換データが記録されているHDあるいはMOディスク
等の記録媒体である。再生装置10は、記録媒体100
から変換データを、図3に示した順(1,2,…4n)
に読み出して変換データS10としてインターフェース
回路12に対して出力する。インターフェース回路12
は、例えばSCSIプロトコル制御回路であって、双方
向の制御信号C12を介した制御回路80の制御に従っ
て、所定のプロトコルに従って再生装置10から変換デ
ータS10を受け入れ、SCSIインターフェース回路
140に対して出力する。
図1において、記録媒体100は、図3に示した配列の
変換データが記録されているHDあるいはMOディスク
等の記録媒体である。再生装置10は、記録媒体100
から変換データを、図3に示した順(1,2,…4n)
に読み出して変換データS10としてインターフェース
回路12に対して出力する。インターフェース回路12
は、例えばSCSIプロトコル制御回路であって、双方
向の制御信号C12を介した制御回路80の制御に従っ
て、所定のプロトコルに従って再生装置10から変換デ
ータS10を受け入れ、SCSIインターフェース回路
140に対して出力する。
【0020】同期信号発生回路20は、AVデータの伸
長復号に用いられる同期信号T144を生成して復号回
路1441 〜144m に対して出力し、FIFO840
1 〜840m への制御のタイミングを規定する同期信号
T80を生成して制御回路80に対して出力する。制御
回路80は、同期信号発生回路20から入力された同期
信号T80等に基づいて、制御信号C12,C8421
〜C842m を生成してインターフェース回路12およ
びFIFO制御回路8421 〜842m に対して出力
し、NVOD装置8の各構成部分を制御する。
長復号に用いられる同期信号T144を生成して復号回
路1441 〜144m に対して出力し、FIFO840
1 〜840m への制御のタイミングを規定する同期信号
T80を生成して制御回路80に対して出力する。制御
回路80は、同期信号発生回路20から入力された同期
信号T80等に基づいて、制御信号C12,C8421
〜C842m を生成してインターフェース回路12およ
びFIFO制御回路8421 〜842m に対して出力
し、NVOD装置8の各構成部分を制御する。
【0021】FIFO制御回路8421 〜842m は、
制御信号C8421 〜842n を介した制御回路80の
制御に従って、FIFO8401 〜840m が変換デー
タS12を入力し、NVODデータS8401 〜840
m として出力するタイミングを制御する。FIFO84
01 〜840m は、それぞれFIFO制御回路8421
〜842 m の制御に従って、図3(B)に示すように、
変換データS12(D11 ,D2 1 ,…,Dm1 ,D1
2 ,D22 ,…,Dm2 ,…,D1n ,D2n ,…,D
m n )から、通信回線CH1〜CHmそれぞれに出力す
べき分割データD1〜Dmに含まれる変換データを順番
(CH1;D1,D2,…,Dm、CH2;D2,…,
Dm,D1、…、CHm;Dm,D1,…,D(m−
1))に順次、先入れ・先出し方式でバッファリング
し、NVODデータS8401 〜S840m として復号
回路1441 〜144m に対して出力する。
制御信号C8421 〜842n を介した制御回路80の
制御に従って、FIFO8401 〜840m が変換デー
タS12を入力し、NVODデータS8401 〜840
m として出力するタイミングを制御する。FIFO84
01 〜840m は、それぞれFIFO制御回路8421
〜842 m の制御に従って、図3(B)に示すように、
変換データS12(D11 ,D2 1 ,…,Dm1 ,D1
2 ,D22 ,…,Dm2 ,…,D1n ,D2n ,…,D
m n )から、通信回線CH1〜CHmそれぞれに出力す
べき分割データD1〜Dmに含まれる変換データを順番
(CH1;D1,D2,…,Dm、CH2;D2,…,
Dm,D1、…、CHm;Dm,D1,…,D(m−
1))に順次、先入れ・先出し方式でバッファリング
し、NVODデータS8401 〜S840m として復号
回路1441 〜144m に対して出力する。
【0022】復号回路1441 〜144m は、同期信号
T144に同期してNVODデータS8401 〜S84
0m を伸長復号し、NVOD信号S1441 〜S144
m を生成して通信回線CH1〜CHmに対して出力す
る。
T144に同期してNVODデータS8401 〜S84
0m を伸長復号し、NVOD信号S1441 〜S144
m を生成して通信回線CH1〜CHmに対して出力す
る。
【0023】NVOD装置8の動作
以下、NVOD装置8の動作を説明する。再生装置10
は記録媒体100から図3(A)に示した変換データの
全てを時間差(T/m)ごとに読み出し、図3(A)に
示す順番でインターフェース回路12が受け入れた変換
データS12は、FIFO8401 〜840m に入力さ
れる。FIFO8401 〜840m は、変換データS1
2から、通信回線CH1〜CHmそれぞれに出力するデ
ータを、図3(B)に示したように取り出し、NVOD
データS8401 〜S840m を生成して復号回路14
41 〜144m に対して出力する。復号回路1441 〜
144m は、NVODデータS8401 〜S840m を
伸長復号してNVOD信号S1441 〜S144n とし
て通信回線CH1〜CHmに出力する。
は記録媒体100から図3(A)に示した変換データの
全てを時間差(T/m)ごとに読み出し、図3(A)に
示す順番でインターフェース回路12が受け入れた変換
データS12は、FIFO8401 〜840m に入力さ
れる。FIFO8401 〜840m は、変換データS1
2から、通信回線CH1〜CHmそれぞれに出力するデ
ータを、図3(B)に示したように取り出し、NVOD
データS8401 〜S840m を生成して復号回路14
41 〜144m に対して出力する。復号回路1441 〜
144m は、NVODデータS8401 〜S840m を
伸長復号してNVOD信号S1441 〜S144n とし
て通信回線CH1〜CHmに出力する。
【0024】以上述べたようにNVOD装置8を構成
し、予めデータをNVOD信号を生成するために適した
配列に変換して記録媒体100に記録することにより、
1枚の記録媒体100から再生したデータからm個のN
VODデータを実時間的に生成することができる。な
お、単位NVOD信号生成回路841 〜84m の数は、
必ずしも分割データD1〜Dmと同数でなくてもよい。
つまり、単位NVOD信号生成回路84の数をm以上と
した場合はもちろん、m以下とした場合にもNVOD装
置8の運用方法を変更して対応することができる。ま
た、通信回線CH1〜CHmがディジタル回線である場
合、復号回路144 1 〜144m を除き、ディジタル形
式のままNVODデータを視聴者に配信するように構成
してもよい。
し、予めデータをNVOD信号を生成するために適した
配列に変換して記録媒体100に記録することにより、
1枚の記録媒体100から再生したデータからm個のN
VODデータを実時間的に生成することができる。な
お、単位NVOD信号生成回路841 〜84m の数は、
必ずしも分割データD1〜Dmと同数でなくてもよい。
つまり、単位NVOD信号生成回路84の数をm以上と
した場合はもちろん、m以下とした場合にもNVOD装
置8の運用方法を変更して対応することができる。ま
た、通信回線CH1〜CHmがディジタル回線である場
合、復号回路144 1 〜144m を除き、ディジタル形
式のままNVODデータを視聴者に配信するように構成
してもよい。
【0025】
【実施例2】以下、本発明の第2の実施例を説明する。
図4は、第2の実施例における本発明に係るNVOD装
置1の構成を示す図である。図5は、図4に示したクロ
スポイントスイッチ16の動作を説明する図である。た
だし、図5においては、m=4の場合について例示して
ある。第1の実施例に示したNVOD装置8(図1)に
おいて、FIFO8401 〜840m にオーバーフロー
等の不具合が発生することがある。具体的には、例えば
図3(B)に示すように、FIFO8401 がデータD
1n をバッファリングした後、次にバッファリングする
データはデータD21 であり、次のデータの入力が時間
的に遅れる。一方、復号回路1441 に対する出力デー
タレートは一定なので、FIFO8401 にアンダーフ
ローが生じる得ることになる。これと逆のことがFIF
O840m がデータD4n をバッファリングした後、次
のデータD11 をバッファリングする際に生じ、FIF
O840m にオーバーフローが生じ得る。ここで説明し
たアンダーフローおよびオーバーフローは、他のFIF
Oにも生じうる。
図4は、第2の実施例における本発明に係るNVOD装
置1の構成を示す図である。図5は、図4に示したクロ
スポイントスイッチ16の動作を説明する図である。た
だし、図5においては、m=4の場合について例示して
ある。第1の実施例に示したNVOD装置8(図1)に
おいて、FIFO8401 〜840m にオーバーフロー
等の不具合が発生することがある。具体的には、例えば
図3(B)に示すように、FIFO8401 がデータD
1n をバッファリングした後、次にバッファリングする
データはデータD21 であり、次のデータの入力が時間
的に遅れる。一方、復号回路1441 に対する出力デー
タレートは一定なので、FIFO8401 にアンダーフ
ローが生じる得ることになる。これと逆のことがFIF
O840m がデータD4n をバッファリングした後、次
のデータD11 をバッファリングする際に生じ、FIF
O840m にオーバーフローが生じ得る。ここで説明し
たアンダーフローおよびオーバーフローは、他のFIF
Oにも生じうる。
【0026】NVOD装置8において、このようなFI
FO8401 〜840m の不具合を防止するために、制
御回路80がFIFO8401 〜840m の残量等を管
理し、これらを制御しようとすると処理が複雑になる問
題がある。第2の実施例において示す本発明に係るNV
OD装置1は、このようなNVOD装置8における問題
を解決しようとするものである。
FO8401 〜840m の不具合を防止するために、制
御回路80がFIFO8401 〜840m の残量等を管
理し、これらを制御しようとすると処理が複雑になる問
題がある。第2の実施例において示す本発明に係るNV
OD装置1は、このようなNVOD装置8における問題
を解決しようとするものである。
【0027】NVOD装置1の概要
図4に示す通り、NVOD装置1は、再生装置10、イ
ンターフェース回路12、クロスポイントスイッチ1
6、復号回路1441 〜144m 、単位NVODデータ
生成回路141 〜14m 、制御回路18および同期信号
発生回路20から構成されており、単位NVODデータ
生成回路141 〜14m は、FIFO1401 〜140
m 、FIFO制御回路1421 〜142m および復号回
路1441〜144m から構成される。
ンターフェース回路12、クロスポイントスイッチ1
6、復号回路1441 〜144m 、単位NVODデータ
生成回路141 〜14m 、制御回路18および同期信号
発生回路20から構成されており、単位NVODデータ
生成回路141 〜14m は、FIFO1401 〜140
m 、FIFO制御回路1421 〜142m および復号回
路1441〜144m から構成される。
【0028】NVOD装置1は、図3(A)に示した配
列で記録媒体100に記録された変換データを再生して
m個のNVOD信号を生成する点でNVOD装置8と一
致するが、FIFO1401 〜140m のアンダーフロ
ー等の不都合の発生を防止するために、これらがそれぞ
れ時間差(T/m)に対応した時刻ごとに図2に示した
分割データD1〜Dmのみをバッファリングして再生
し、分割データD1〜Dmそれぞれを伸長復号して得ら
れたAVデータを、時間差(T/m)に対応した時刻ご
とにクロスポイントスイッチ16の入出力間の接続を変
更して通信回線CH1〜CHmに出力することによりN
VOD信号を生成する点でNVOD装置8と異なってい
る。
列で記録媒体100に記録された変換データを再生して
m個のNVOD信号を生成する点でNVOD装置8と一
致するが、FIFO1401 〜140m のアンダーフロ
ー等の不都合の発生を防止するために、これらがそれぞ
れ時間差(T/m)に対応した時刻ごとに図2に示した
分割データD1〜Dmのみをバッファリングして再生
し、分割データD1〜Dmそれぞれを伸長復号して得ら
れたAVデータを、時間差(T/m)に対応した時刻ご
とにクロスポイントスイッチ16の入出力間の接続を変
更して通信回線CH1〜CHmに出力することによりN
VOD信号を生成する点でNVOD装置8と異なってい
る。
【0029】NVOD装置1の構成
図4に示すように、NVOD装置1は、第1の実施例に
示したNVOD装置8(図1)のFIFO8401 〜8
40m とFIFO制御回路8421 〜842mとの間に
クロスポイントスイッチ16を配置した構成になってお
り、NVOD装置8の各構成部分と同一符号を付したN
VOD装置1の各構成部分は同一である。制御回路18
は、同期信号発生回路20から入力された同期信号T1
8等に基づいて、制御信号C12,C16,C1421
〜C142m を生成してインターフェース回路12、ク
ロスポイントスイッチ16およびFIFO制御回路14
2 1 〜142m に対して出力し、NVOD装置1の各構
成部分の動作を制御し、同期させる。
示したNVOD装置8(図1)のFIFO8401 〜8
40m とFIFO制御回路8421 〜842mとの間に
クロスポイントスイッチ16を配置した構成になってお
り、NVOD装置8の各構成部分と同一符号を付したN
VOD装置1の各構成部分は同一である。制御回路18
は、同期信号発生回路20から入力された同期信号T1
8等に基づいて、制御信号C12,C16,C1421
〜C142m を生成してインターフェース回路12、ク
ロスポイントスイッチ16およびFIFO制御回路14
2 1 〜142m に対して出力し、NVOD装置1の各構
成部分の動作を制御し、同期させる。
【0030】FIFO制御回路1421 〜142m は、
制御信号C1421 〜142n を介した制御回路18の
制御に従って、FIFO1401 〜140m が変換デー
タS12を入力し、データS1401 〜S140m とし
て出力するタイミングを制御する。FIFO1401 〜
140m は、それぞれFIFO制御回路1421 〜14
2 m の制御に従って、時間差(T/m)間隔で、変換デ
ータS12(D11 ,D2 1 ,…,Dm1 ,D12 ,D
22 ,…,Dm2 ,…,D1n ,D2n ,…,Dm n )
から、分割データD1〜Dm(図2)のデータ(D1;
D11 〜D1n 、D2;D21 〜D2n 、…、Dm;D
m1 〜Dmn )のみを順次、先入れ・先出し方式でバッ
ファリングし、分割データD1〜Dmを再生して復号回
路1441 〜144m に対して出力する。従って、復号
回路1441 〜144m は、それぞれ分割データD1〜
Dmのみを繰り返して復調することになる。そこで、以
下、NVOD装置1における復号回路1441 〜144
m の出力信号をAV信号S1441 〜S144m と記
し、NVOD装置8におけるNVOD信号S1441 〜
S144m と区別する。
制御信号C1421 〜142n を介した制御回路18の
制御に従って、FIFO1401 〜140m が変換デー
タS12を入力し、データS1401 〜S140m とし
て出力するタイミングを制御する。FIFO1401 〜
140m は、それぞれFIFO制御回路1421 〜14
2 m の制御に従って、時間差(T/m)間隔で、変換デ
ータS12(D11 ,D2 1 ,…,Dm1 ,D12 ,D
22 ,…,Dm2 ,…,D1n ,D2n ,…,Dm n )
から、分割データD1〜Dm(図2)のデータ(D1;
D11 〜D1n 、D2;D21 〜D2n 、…、Dm;D
m1 〜Dmn )のみを順次、先入れ・先出し方式でバッ
ファリングし、分割データD1〜Dmを再生して復号回
路1441 〜144m に対して出力する。従って、復号
回路1441 〜144m は、それぞれ分割データD1〜
Dmのみを繰り返して復調することになる。そこで、以
下、NVOD装置1における復号回路1441 〜144
m の出力信号をAV信号S1441 〜S144m と記
し、NVOD装置8におけるNVOD信号S1441 〜
S144m と区別する。
【0031】クロスポイントスイッチ16の動作
図5を参照してクロスポイントスイッチ16の動作を説
明する。図4および図5に示すように、クロスポイント
スイッチ16はm個の入力端子とm個の出力端子を有す
るアナログクロスポイントスイッチであって、クロスポ
イントスイッチ16は、制御信号C16を介した制御回
路18の制御に従って、AV信号S1441 〜S144
m の繰り返しの境界で図5(A)〜図5(D)に示すよ
うに入力端子と出力端子間の接続を変更し、入力端子か
ら入力されたAV信号S1441 〜S144m を任意の
出力端子からNVOD信号S161 〜S16m として通
信回線CH1〜CHmからそれぞれ出力する。
明する。図4および図5に示すように、クロスポイント
スイッチ16はm個の入力端子とm個の出力端子を有す
るアナログクロスポイントスイッチであって、クロスポ
イントスイッチ16は、制御信号C16を介した制御回
路18の制御に従って、AV信号S1441 〜S144
m の繰り返しの境界で図5(A)〜図5(D)に示すよ
うに入力端子と出力端子間の接続を変更し、入力端子か
ら入力されたAV信号S1441 〜S144m を任意の
出力端子からNVOD信号S161 〜S16m として通
信回線CH1〜CHmからそれぞれ出力する。
【0032】つまり、制御回路18は、同期信号発生回
路20から入力された同期信号T18およびFIFO1
401 〜140m および復号回路1441 〜144m に
おける処理遅延等を考慮してしたタイミングでクロスポ
イントスイッチ16を制御し、復号回路1441 〜14
4m が所定の周期の分割データD1〜Dmの復調を終了
し、その次の周期の分割データD1〜Dmの復調を開始
する境目のタイミングで、クロスポイントスイッチ16
の入出力間の接続を図5(A)〜(D)の順番に変更さ
せる。
路20から入力された同期信号T18およびFIFO1
401 〜140m および復号回路1441 〜144m に
おける処理遅延等を考慮してしたタイミングでクロスポ
イントスイッチ16を制御し、復号回路1441 〜14
4m が所定の周期の分割データD1〜Dmの復調を終了
し、その次の周期の分割データD1〜Dmの復調を開始
する境目のタイミングで、クロスポイントスイッチ16
の入出力間の接続を図5(A)〜(D)の順番に変更さ
せる。
【0033】具体的にm=4の場合には、ある周期にお
いて、制御回路18は、図5(A)に例示するようにク
ロスポイントスイッチ16をAVデータS1441 〜S
1444 をそれぞれNVOD信号S121 〜S124 に
出力するように制御する。次の周期において、制御回路
18は、図5(B)に例示するようにクロスポイントス
イッチ16をAVデータS1441 〜S1444 をそれ
ぞれNVOD信号S164 ,S161 〜S163 に出力
するように制御する。
いて、制御回路18は、図5(A)に例示するようにク
ロスポイントスイッチ16をAVデータS1441 〜S
1444 をそれぞれNVOD信号S121 〜S124 に
出力するように制御する。次の周期において、制御回路
18は、図5(B)に例示するようにクロスポイントス
イッチ16をAVデータS1441 〜S1444 をそれ
ぞれNVOD信号S164 ,S161 〜S163 に出力
するように制御する。
【0034】その次の周期において、制御回路18は、
図5(C)に例示するようにクロスポイントスイッチ1
6をAVデータS1441 〜S1444 をそれぞれNV
OD信号S163 ,S164 ,S161 ,S162 に出
力するように制御する。その次の周期において、制御回
路18は、図5(D)に例示するようにクロスポイント
スイッチ16をAVデータS1441 〜S1444 をそ
れぞれNVOD信号S164 ,S163 ,S161 ,S
162 に出力するように制御する。
図5(C)に例示するようにクロスポイントスイッチ1
6をAVデータS1441 〜S1444 をそれぞれNV
OD信号S163 ,S164 ,S161 ,S162 に出
力するように制御する。その次の周期において、制御回
路18は、図5(D)に例示するようにクロスポイント
スイッチ16をAVデータS1441 〜S1444 をそ
れぞれNVOD信号S164 ,S163 ,S161 ,S
162 に出力するように制御する。
【0035】この結果、NVOD信号S161 には分割
データD1〜D4に対応するAVデータが、NVOD信
号S162 には分割データD2〜D4,D1に対応する
AVデータが、NVOD信号S163 には分割データD
3,D4,D1,D2に対応するAVデータが、NVO
D信号S164 には分割データD4,D1,D2,D3
に対応するAVデータが順次、出力され、それぞれ時間
差T/mを有するNVOD信号S161 〜S16m が生
成されて通信回線CH1〜CH4に対して出力される。
なお、このクロスポイントスイッチ16の動作は、m=
4以外の場合でも同様である。
データD1〜D4に対応するAVデータが、NVOD信
号S162 には分割データD2〜D4,D1に対応する
AVデータが、NVOD信号S163 には分割データD
3,D4,D1,D2に対応するAVデータが、NVO
D信号S164 には分割データD4,D1,D2,D3
に対応するAVデータが順次、出力され、それぞれ時間
差T/mを有するNVOD信号S161 〜S16m が生
成されて通信回線CH1〜CH4に対して出力される。
なお、このクロスポイントスイッチ16の動作は、m=
4以外の場合でも同様である。
【0036】NVOD装置1の動作
以下、NVOD装置1の動作を説明する。再生装置10
は記録媒体100から図3(A)に示した変換データの
全てを時間差(T/m)ごとに読み出し、図3(A)に
示す順番でインターフェース回路12が受け入れた変換
データS12は、FIFO1401 〜140m に入力さ
れ、分割データD1〜Dm(図2)が順次、時間差(T
/m)間隔で繰り返して再生される。
は記録媒体100から図3(A)に示した変換データの
全てを時間差(T/m)ごとに読み出し、図3(A)に
示す順番でインターフェース回路12が受け入れた変換
データS12は、FIFO1401 〜140m に入力さ
れ、分割データD1〜Dm(図2)が順次、時間差(T
/m)間隔で繰り返して再生される。
【0037】復号回路1441 〜144m は、再生され
た分割データD1〜Dmを、時間差(T/m)間隔で繰
り返して伸長復号してAV信号S1441 〜S144m
を生成し、クロスポイントスイッチ16に対して出力す
る。クロスポイントスイッチ16は、それぞれ入力端子
に入力されたAV信号S1441 〜S144m を、時間
差(T/m)間隔で切り替えて出力端子から出力し、N
VOD信号S161 〜S16m を生成して通信回線CH
1〜CHmに出力する。
た分割データD1〜Dmを、時間差(T/m)間隔で繰
り返して伸長復号してAV信号S1441 〜S144m
を生成し、クロスポイントスイッチ16に対して出力す
る。クロスポイントスイッチ16は、それぞれ入力端子
に入力されたAV信号S1441 〜S144m を、時間
差(T/m)間隔で切り替えて出力端子から出力し、N
VOD信号S161 〜S16m を生成して通信回線CH
1〜CHmに出力する。
【0038】NVOD装置1においては、FIFO14
01 〜140m は、それぞれ常に同じ分割データD1〜
Dmに含まれる変換データをバッファリングする。従っ
て、NVOD装置8におけるFIFO8401 〜840
m と異なり、復号回路144 1 〜144m におけるバッ
ファリングのタイミングは変動しないので、オーバーフ
ローあるいはアンダフローが生じない。
01 〜140m は、それぞれ常に同じ分割データD1〜
Dmに含まれる変換データをバッファリングする。従っ
て、NVOD装置8におけるFIFO8401 〜840
m と異なり、復号回路144 1 〜144m におけるバッ
ファリングのタイミングは変動しないので、オーバーフ
ローあるいはアンダフローが生じない。
【0039】また、FIFO1401 〜140m にデー
タが入力されるタイミングが狭くならないので、バッフ
ァリングしているデータ量が大きく増加することはな
く、復号回路1441 〜144m の記憶容量は、FIF
O8401 〜840m と比較して非常に小さくて済む。
一方、NVOD装置1はNVOD装置8と比べてクロス
ポイントスイッチ16が付加されているだけであり、N
VOD装置1はNVOD装置8に比べて全体として装置
規模を小さくすることができる。
タが入力されるタイミングが狭くならないので、バッフ
ァリングしているデータ量が大きく増加することはな
く、復号回路1441 〜144m の記憶容量は、FIF
O8401 〜840m と比較して非常に小さくて済む。
一方、NVOD装置1はNVOD装置8と比べてクロス
ポイントスイッチ16が付加されているだけであり、N
VOD装置1はNVOD装置8に比べて全体として装置
規模を小さくすることができる。
【0040】なお、NVOD装置1の各構成部分は、ハ
ードウェア的に構成されても、これと同等の機能および
性能を有するソフトウェアにより構成されてもよい。ま
た、NVOD装置1の構成によっては、制御回路18が
外部の同期信号に基づいて動作するように構成してもよ
い。第2の実施例に示した他、NVOD装置1に対して
は、例えば第1の実施例に示したNVOD装置8に対す
る変形例と同様な変形をする等、種々の構成をとること
ができる。
ードウェア的に構成されても、これと同等の機能および
性能を有するソフトウェアにより構成されてもよい。ま
た、NVOD装置1の構成によっては、制御回路18が
外部の同期信号に基づいて動作するように構成してもよ
い。第2の実施例に示した他、NVOD装置1に対して
は、例えば第1の実施例に示したNVOD装置8に対す
る変形例と同様な変形をする等、種々の構成をとること
ができる。
【0041】
【実施例3】以下、本発明の第3の実施例を説明する。
第2の実施例に示したNVOD装置1(図4)は、復号
回路1441 〜144 m から出力されたアナログ形式の
AV信号S1441 〜S144m をクロスポイントスイ
ッチ22により切り替えて出力するので、ディジタル通
信回線を介したNVODサービスに適合しにくい。以下
に説明する第3の実施例におけるNVOD装置2は、N
VOD装置1と同様にFIFOにオーバーフロー等が生
じず、しかもFIFOに対する制御が簡単でありなが
ら、ディジタル通信回線を介したNVODサービスにも
適合するように構成されたものである。
第2の実施例に示したNVOD装置1(図4)は、復号
回路1441 〜144 m から出力されたアナログ形式の
AV信号S1441 〜S144m をクロスポイントスイ
ッチ22により切り替えて出力するので、ディジタル通
信回線を介したNVODサービスに適合しにくい。以下
に説明する第3の実施例におけるNVOD装置2は、N
VOD装置1と同様にFIFOにオーバーフロー等が生
じず、しかもFIFOに対する制御が簡単でありなが
ら、ディジタル通信回線を介したNVODサービスにも
適合するように構成されたものである。
【0042】NVOD装置2の概要
図6は、第3の実施例における本発明に係るNVOD装
置2の構成を示す図である。図6に示す通り、NVOD
装置2は、再生装置10、インターフェース回路12、
クロスポイントスイッチ22、復号回路1441 〜14
4m 、単位NVODデータ生成回路241 〜24m 、制
御回路28および同期信号発生回路20から構成されて
おり、単位NVODデータ生成回路241 〜24m は、
FIFO1401 〜140m およびFIFO制御回路1
421 〜142m から構成される。
置2の構成を示す図である。図6に示す通り、NVOD
装置2は、再生装置10、インターフェース回路12、
クロスポイントスイッチ22、復号回路1441 〜14
4m 、単位NVODデータ生成回路241 〜24m 、制
御回路28および同期信号発生回路20から構成されて
おり、単位NVODデータ生成回路241 〜24m は、
FIFO1401 〜140m およびFIFO制御回路1
421 〜142m から構成される。
【0043】NVOD装置2は、FIFO1401 〜1
40m により分割データD1〜Dmを時間差(T/m)
周期で繰り返して再生し、クロスポイントスイッチによ
り切り替えてNVOD信号を生成する点で第2の実施例
に示したNVOD装置1(図4)と一致するが、分割デ
ータD1〜Dmを伸長復号する前にクロスポイントスイ
ッチにより切り替える点で異なっている。
40m により分割データD1〜Dmを時間差(T/m)
周期で繰り返して再生し、クロスポイントスイッチによ
り切り替えてNVOD信号を生成する点で第2の実施例
に示したNVOD装置1(図4)と一致するが、分割デ
ータD1〜Dmを伸長復号する前にクロスポイントスイ
ッチにより切り替える点で異なっている。
【0044】NVOD装置2の構成
図6に示すように、NVOD装置2は、第2の実施例に
示したNVOD装置1のFIFO1401 〜140m と
復号回路1441 〜144m との間にクロスポイントス
イッチ22を配置した構成になっており、第1の実施例
と第2の実施例とにそれぞれ示したNVOD装置8,2
の構成部分と同一符号を付したNVOD装置2の各構成
部分は同一である。
示したNVOD装置1のFIFO1401 〜140m と
復号回路1441 〜144m との間にクロスポイントス
イッチ22を配置した構成になっており、第1の実施例
と第2の実施例とにそれぞれ示したNVOD装置8,2
の構成部分と同一符号を付したNVOD装置2の各構成
部分は同一である。
【0045】制御回路28は、同期信号発生回路20か
ら入力された同期信号T18等に基づいて、制御信号C
12,C22,C1421 〜C142m を生成してイン
ターフェース回路12、クロスポイントスイッチ22お
よびFIFO制御回路142 1 〜142m に対して出力
し、NVOD装置2の各構成部分の動作を制御し、同期
させる。クロスポイントスイッチ22は、m個の入力端
子とm個の出力端子を有し、NVOD装置1のクロスポ
イントスイッチ16(図4)と同様の動作を行うディジ
タルクロスポイントスイッチであって、制御信号C22
を介した制御回路18の制御に従って、AV信号S14
41 〜S144m の繰り返しの境界で、第2の実施例に
おいて図5(A)〜図5(D)に示したように入力端子
と出力端子間の接続を変更し、入力端子から入力された
AV信号S1441 〜S144m を任意の出力端子から
NVOD信号S161 〜S16m として通信回線CH1
〜CHmからそれぞれ出力する。
ら入力された同期信号T18等に基づいて、制御信号C
12,C22,C1421 〜C142m を生成してイン
ターフェース回路12、クロスポイントスイッチ22お
よびFIFO制御回路142 1 〜142m に対して出力
し、NVOD装置2の各構成部分の動作を制御し、同期
させる。クロスポイントスイッチ22は、m個の入力端
子とm個の出力端子を有し、NVOD装置1のクロスポ
イントスイッチ16(図4)と同様の動作を行うディジ
タルクロスポイントスイッチであって、制御信号C22
を介した制御回路18の制御に従って、AV信号S14
41 〜S144m の繰り返しの境界で、第2の実施例に
おいて図5(A)〜図5(D)に示したように入力端子
と出力端子間の接続を変更し、入力端子から入力された
AV信号S1441 〜S144m を任意の出力端子から
NVOD信号S161 〜S16m として通信回線CH1
〜CHmからそれぞれ出力する。
【0046】また、クロスポイントスイッチ22は、制
御回路28の制御に従って、入力端子と出力端子との間
の接続を変更する期間中はFIFO1401 〜140m
からの分割データの読み出しを中止し、接続変更の終了
後、読み出しを再開して接続変更の際のデータの欠落を
防止する。読み出しを中止する場合の時間的な条件は、
FIFO1401 〜140m および復号回路1441 〜
144m にアンダーフローが生じないことであるが、ク
ロスポイントスイッチ22の接続変更に要する時間はご
く短い(数十ナノ秒程度)ので特に問題とはならない。
御回路28の制御に従って、入力端子と出力端子との間
の接続を変更する期間中はFIFO1401 〜140m
からの分割データの読み出しを中止し、接続変更の終了
後、読み出しを再開して接続変更の際のデータの欠落を
防止する。読み出しを中止する場合の時間的な条件は、
FIFO1401 〜140m および復号回路1441 〜
144m にアンダーフローが生じないことであるが、ク
ロスポイントスイッチ22の接続変更に要する時間はご
く短い(数十ナノ秒程度)ので特に問題とはならない。
【0047】回路20から入力された同期信号T18お
よびFIFO1401 〜140m および復号回路144
1 〜144m における処理遅延等を考慮してしたタイミ
ングでクロスポイントスイッチ22を制御し、復号回路
1441 〜144m が所定の周期の分割データD1〜D
mの復調を終了し、その次の周期の分割データD1〜D
mの復調を開始する境目のタイミングで、クロスポイン
トスイッチ22の入出力間の接続を図5(A)〜(D)
の順番に変更させる。
よびFIFO1401 〜140m および復号回路144
1 〜144m における処理遅延等を考慮してしたタイミ
ングでクロスポイントスイッチ22を制御し、復号回路
1441 〜144m が所定の周期の分割データD1〜D
mの復調を終了し、その次の周期の分割データD1〜D
mの復調を開始する境目のタイミングで、クロスポイン
トスイッチ22の入出力間の接続を図5(A)〜(D)
の順番に変更させる。
【0048】NVOD装置2の動作
以下、NVOD装置2の動作を説明する。再生装置10
は記録媒体100から図3(A)に示した変換データの
全てを時間差(T/m)ごとに読み出し、図3(A)に
示す順番でインターフェース回路12が受け入れた変換
データS12は、FIFO1401 〜140m に入力さ
れ、分割データD1〜Dm(図2)が順次、時間差(T
/m)間隔で繰り返して再生される。
は記録媒体100から図3(A)に示した変換データの
全てを時間差(T/m)ごとに読み出し、図3(A)に
示す順番でインターフェース回路12が受け入れた変換
データS12は、FIFO1401 〜140m に入力さ
れ、分割データD1〜Dm(図2)が順次、時間差(T
/m)間隔で繰り返して再生される。
【0049】クロスポイントスイッチ22は、それぞれ
入力端子に入力された分割データD1〜Dmを、時間差
(T/m)間隔で切り替えて出力端子から出力し、NV
ODデータS221 〜S22n を生成して復号回路14
41 〜144m に対して出力する。復号回路1441 〜
144m は、クロスポイントスイッチ22から入力され
たNVOD信号S221 〜S22n を伸長復号してNV
OD信号S1441 〜S144n を生成し、通信回線C
H1〜CHmにそれぞれ出力する。
入力端子に入力された分割データD1〜Dmを、時間差
(T/m)間隔で切り替えて出力端子から出力し、NV
ODデータS221 〜S22n を生成して復号回路14
41 〜144m に対して出力する。復号回路1441 〜
144m は、クロスポイントスイッチ22から入力され
たNVOD信号S221 〜S22n を伸長復号してNV
OD信号S1441 〜S144n を生成し、通信回線C
H1〜CHmにそれぞれ出力する。
【0050】以上述べたように、NVOD装置2によれ
ば、第2の実施例に示したNVOD装置1と同様にFI
FO1401 〜140m にオーバーフロー等の不具合が
発生しにくい。また、NVOD装置2は、復号回路14
41 〜144m を削除して直接、クロスポイントスイッ
チ22の出力信号を通信回線CH1〜CHmに出力する
ように構成することにより、容易にディジタル通信回線
に適合する。以上説明した第3の実施例に示した他、本
発明に係るNVOD装置2は、例えば第1の実施例およ
び第2の実施例に示したNVOD装置8,1と同様の変
形を加えることにより、種々の構成をとることができ
る。
ば、第2の実施例に示したNVOD装置1と同様にFI
FO1401 〜140m にオーバーフロー等の不具合が
発生しにくい。また、NVOD装置2は、復号回路14
41 〜144m を削除して直接、クロスポイントスイッ
チ22の出力信号を通信回線CH1〜CHmに出力する
ように構成することにより、容易にディジタル通信回線
に適合する。以上説明した第3の実施例に示した他、本
発明に係るNVOD装置2は、例えば第1の実施例およ
び第2の実施例に示したNVOD装置8,1と同様の変
形を加えることにより、種々の構成をとることができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係るオーディ
オ・ビデオ信号提供装置によれば、1つの記録媒体と1
つの再生装置とによりNVODデータを生成することが
でき、しかも回路規模を小さく低コストである。また、
本発明に係るオーディオ・ビデオ信号提供装置によれ
ば、再生したAVデータをメモリにバッファリングする
際に、書き込む順番が不変とすることができるのでオー
バーフローあるいはアンダーフローといった処理上の破
綻が生じない。また、本発明に係るオーディオ・ビデオ
信号提供装置によれば、記録媒体から再生したAVデー
タをバッファリングするメモリ容量の削減が可能とな
る。
オ・ビデオ信号提供装置によれば、1つの記録媒体と1
つの再生装置とによりNVODデータを生成することが
でき、しかも回路規模を小さく低コストである。また、
本発明に係るオーディオ・ビデオ信号提供装置によれ
ば、再生したAVデータをメモリにバッファリングする
際に、書き込む順番が不変とすることができるのでオー
バーフローあるいはアンダーフローといった処理上の破
綻が生じない。また、本発明に係るオーディオ・ビデオ
信号提供装置によれば、記録媒体から再生したAVデー
タをバッファリングするメモリ容量の削減が可能とな
る。
【図1】第1の実施例における本発明に係るNVOD装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
【図2】NVOD信号を生成するために適した配列に変
換される前のAVデータを示す図である。
換される前のAVデータを示す図である。
【図3】図2に示したAVデータをNVOD信号を生成
するために適した配列に変換した後の変換データ、およ
び、変換データを再生してNVODデータを生成する方
法を示す図である。
するために適した配列に変換した後の変換データ、およ
び、変換データを再生してNVODデータを生成する方
法を示す図である。
【図4】第2の実施例における本発明に係るNVOD装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
【図5】図4に示したクロスポイントスイッチの動作を
説明する図である。
説明する図である。
【図6】第3の実施例における本発明に係るNVOD装
置の構成を示す図である。
置の構成を示す図である。
8,1,2…NVOD装置、10…再生装置、100…
記録媒体、12…インターフェース回路、84,14,
24…単位NVODデータ生成回路、8401 〜840
m ,1401 〜140m …FIFO、8421 〜842
m ,142〜142m …FIFO制御回路、1441 〜
144m …復号回路、16,22…クロスポイントスイ
ッチ、80,18,28…制御回路、20…同期信号発
生回路
記録媒体、12…インターフェース回路、84,14,
24…単位NVODデータ生成回路、8401 〜840
m ,1401 〜140m …FIFO、8421 〜842
m ,142〜142m …FIFO制御回路、1441 〜
144m …復号回路、16,22…クロスポイントスイ
ッチ、80,18,28…制御回路、20…同期信号発
生回路
Claims (5)
- 【請求項1】ディジタル形式のオーディオ・ビデオデー
タを所定の時間差の複数の分割データに分割し、前記所
定の時間差を有するアナログ形式の複数のオーディオ・
ビデオ信号を生成するために適した配列に変換した変換
データが記録された所定の記録媒体から、前記変換デー
タを再生する再生手段と、 再生された前記変換データの内、前記複数の分割データ
それぞれに対応する部分を順次、バッファリングし、前
記分割データそれぞれを再生する複数のバッファ手段
と、 再生された前記分割データそれぞれを、アナログ形式の
オーディオ・ビデオ信号にそれぞれ変換する複数の変換
手段と、 前記時間差に対応する時刻で前記オーディオ・ビデオデ
ータと同じ順番になるように前記複数のオーディオ・ビ
デオ信号を切り替え、前記複数のオーディオ・ビデオ信
号それぞれを生成するオーディオ・ビデオ信号生成手段
とを有するオーディオ・ビデオ信号提供装置。 - 【請求項2】前記オーディオ・ビデオ信号生成手段は、 複数の入力端子と複数の出力端子とを有するクロスポイ
ントスイッチを有し、 前記クロスポイントスイッチは、 前記複数の入力端子それぞれから入力された前記オーデ
ィオ・ビデオ信号を、前記時間差に対応する時刻で、前
記オーディオ・ビデオデータと同じ順番になるように、
前記入力端子それぞれと前記出力端子それぞれとの間の
接続を変更して前記オーディオ・ビデオ信号それぞれを
生成する請求項1に記載のオーディオ・ビデオ信号提供
装置。 - 【請求項3】ディジタル形式のオーディオ・ビデオデー
タを所定の時間差の複数の分割データに分割し、前記所
定の時間差を有する複数のディジタル形式のオーディオ
・ビデオ信号を生成するために適した配列に変換した変
換データが記録された所定の記録媒体から、前記変換デ
ータを再生する再生手段と、 再生された前記変換データの内、前記複数の分割データ
それぞれに対応する部分を順次、バッファリングし、前
記分割データそれぞれを再生する複数のバッファ手段
と、 前記時間差に対応する時刻で、前記オーディオ・ビデオ
データと同じ順番になるように、前記分割データを切り
替えて前記複数のオーディオ・ビデオ信号それぞれを生
成するオーディオ・ビデオ信号生成手段とを有するオー
ディオ・ビデオ信号提供装置。 - 【請求項4】前記オーディオ・ビデオ信号生成手段は、 複数の入力端子と複数の出力端子とを有するクロスポイ
ントスイッチを有し、 前記クロスポイントスイッチは、 前記複数の入力端子それぞれから入力された前記オーデ
ィオ・ビデオデータを、前記時間差に対応する時刻で、
前記オーディオ・ビデオデータと同じ順番になるよう
に、前記入力端子それぞれと前記出力端子それぞれとの
間の接続を変更して前記オーディオ・ビデオ信号それぞ
れを生成する請求項3に記載のオーディオ・ビデオ信号
提供装置。 - 【請求項5】生成されたディジタル形式の前記オーディ
オ・ビデオ信号それぞれをアナログ形式のオーディオ・
ビデオ信号に変換する手段をさらに有する請求項3に記
載のオーディオ・ビデオ信号提供装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05080295A JP3401978B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | オーディオ・ビデオ信号提供装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05080295A JP3401978B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | オーディオ・ビデオ信号提供装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08251126A JPH08251126A (ja) | 1996-09-27 |
JP3401978B2 true JP3401978B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=12868916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05080295A Expired - Fee Related JP3401978B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | オーディオ・ビデオ信号提供装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3401978B2 (ja) |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP05080295A patent/JP3401978B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08251126A (ja) | 1996-09-27 |
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Date | Code | Title | Description |
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Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080229 Year of fee payment: 5 |
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