JPH0738767B2 - 動物マーク植え込み装置用ニードルアセンブリ - Google Patents
動物マーク植え込み装置用ニードルアセンブリInfo
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- JPH0738767B2 JPH0738767B2 JP3159562A JP15956291A JPH0738767B2 JP H0738767 B2 JPH0738767 B2 JP H0738767B2 JP 3159562 A JP3159562 A JP 3159562A JP 15956291 A JP15956291 A JP 15956291A JP H0738767 B2 JPH0738767 B2 JP H0738767B2
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M37/00—Other apparatus for introducing media into the body; Percutany, i.e. introducing medicines into the body by diffusion through the skin
- A61M37/0069—Devices for implanting pellets, e.g. markers or solid medicaments
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01K—ANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
- A01K11/00—Marking of animals
- A01K11/006—Automatic identification systems for animals, e.g. electronic devices, transponders for animals
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動物に識別マーク(i
dentification marker)を植え込
む(implanting)ための動物マーク(ani
mal marker)植え込み装置用のニードルアセ
ンブリに関する。
dentification marker)を植え込
む(implanting)ための動物マーク(ani
mal marker)植え込み装置用のニードルアセ
ンブリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、追跡及び試験を目的として行なわ
れる動物へのマーク付け(marking)は、動物の
外部へのマーク付け、即ち、入れ墨み、焼印、または、
たれ付け(tagging)によるものであった。かか
る外部マークは、動物を識別する場合に読取りが困難で
あり、外部マークによって担持される動物についての情
報の量が著しく制限される。
れる動物へのマーク付け(marking)は、動物の
外部へのマーク付け、即ち、入れ墨み、焼印、または、
たれ付け(tagging)によるものであった。かか
る外部マークは、動物を識別する場合に読取りが困難で
あり、外部マークによって担持される動物についての情
報の量が著しく制限される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】外部マークに関する上
記した欠点を克服するために、外部検出器が読取ること
ができる情報を担持するマークを、実験用動物に植え込
むことができる装置が提案されている。
記した欠点を克服するために、外部検出器が読取ること
ができる情報を担持するマークを、実験用動物に植え込
むことができる装置が提案されている。
【0004】しかしながら、かかる装置を適正に作動さ
せるためには、マークを動物の中に容易に送り込むこと
ができる手段を必要とする。
せるためには、マークを動物の中に容易に送り込むこと
ができる手段を必要とする。
【0005】従って、本発明の目的は、動物マークを動
物に容易に送り込むことができる動物マーク植え込み装
置用ニードルアセンブリを提供することにある。本発明
の別の目的は、不使用の際に動物マークがニードルから
抜け出るのを防止することができる動物マーク植え込み
装置用ニードルアセンブリを提供することにある。
物に容易に送り込むことができる動物マーク植え込み装
置用ニードルアセンブリを提供することにある。本発明
の別の目的は、不使用の際に動物マークがニードルから
抜け出るのを防止することができる動物マーク植え込み
装置用ニードルアセンブリを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の動物マーク植え
込み装置用ニードルアセンブリは、出口開口および入口
開口を有する中空のチューブと、前記出口開口に近接し
て前記チューブ内に配置された動物マークと、該動物マ
ークを前記チューブ内に位置決めするように前記動物マ
ークと前記入口開口との間で前記チューブ内に配設され
た駆動ピンとを備え、前記動物マークはガラスカプセル
からなり、前記動物マークには前記動物マークを前記チ
ューブ内に締り嵌めするコーティングが設けられ、前記
コーティングは非ガラス材料から形成されていることを
特徴とする構成を備えている。
込み装置用ニードルアセンブリは、出口開口および入口
開口を有する中空のチューブと、前記出口開口に近接し
て前記チューブ内に配置された動物マークと、該動物マ
ークを前記チューブ内に位置決めするように前記動物マ
ークと前記入口開口との間で前記チューブ内に配設され
た駆動ピンとを備え、前記動物マークはガラスカプセル
からなり、前記動物マークには前記動物マークを前記チ
ューブ内に締り嵌めするコーティングが設けられ、前記
コーティングは非ガラス材料から形成されていることを
特徴とする構成を備えている。
【0007】
【作用】上記構成の本発明のニードルアセンブリにおい
ては、動物マークと入口開口との間に配設された駆動ピ
ン手段は、出口開口および入口開口を有する中空のチュ
ーブの前記入口開口に近接して前記チューブ内に配置さ
れたマークをチューブ内に位置決めするように作用す
る。従って、動物マークを動物に確実かつ容易に送り込
むことができる。しかも、ガラスカプセルに配設され
た、非ガラス材料からなるコーティングはチューブの内
面と締り嵌めして、ガラスカプセルが、アセンブリの不
使用の際即ち輸送または保管中に、チューブ即ちニード
ルから抜け出るのを防止する作用を行なう。
ては、動物マークと入口開口との間に配設された駆動ピ
ン手段は、出口開口および入口開口を有する中空のチュ
ーブの前記入口開口に近接して前記チューブ内に配置さ
れたマークをチューブ内に位置決めするように作用す
る。従って、動物マークを動物に確実かつ容易に送り込
むことができる。しかも、ガラスカプセルに配設され
た、非ガラス材料からなるコーティングはチューブの内
面と締り嵌めして、ガラスカプセルが、アセンブリの不
使用の際即ち輸送または保管中に、チューブ即ちニード
ルから抜け出るのを防止する作用を行なう。
【0008】
【実施例】図1乃至図15について説明すると、これら
の図には、本発明に係るニードルアセンブリを包含即ち
組み込むことができる動物マーク植え込み装置が示され
ているが、この装置は、全体が参照番号10で示されて
いる植え込み機構体(図1)と、全体が参照番号19で
示される本発明のニードルアセンブリ(図13)と、全
体が参照番号30で示される動物マーク(図11、図1
2および図14)を備えている。
の図には、本発明に係るニードルアセンブリを包含即ち
組み込むことができる動物マーク植え込み装置が示され
ているが、この装置は、全体が参照番号10で示されて
いる植え込み機構体(図1)と、全体が参照番号19で
示される本発明のニードルアセンブリ(図13)と、全
体が参照番号30で示される動物マーク(図11、図1
2および図14)を備えている。
【0009】図示の装置は、詳細に後述するように、ニ
ードルアセンブリ、マーク及び植え込み機構体の協働に
より、マークを実験用動物に容易に植え込むことができ
るとともに、実験室での長い監視及び試験期間にわたっ
てマークを動物内に保持しておくことができる。
ードルアセンブリ、マーク及び植え込み機構体の協働に
より、マークを実験用動物に容易に植え込むことができ
るとともに、実験室での長い監視及び試験期間にわたっ
てマークを動物内に保持しておくことができる。
【0010】先づ、図1乃至図5について詳細に説明す
ると、これらの図には、植え込み機構体10が詳細に示
されている。機構体10は、2つの対向する半分部分の
壁体27を備えており、該半分部分は、対称に形成さ
れ、互いに連結されてハンドル31の形態をなす一体的
なハウジングを形成するようになっている。各半分部分
の壁体27は、略平行四辺形をなし、対をなす(mat
ing)長手方向の壁部27aと対をなす側方向の壁部
27b及び27cとを備えている。
ると、これらの図には、植え込み機構体10が詳細に示
されている。機構体10は、2つの対向する半分部分の
壁体27を備えており、該半分部分は、対称に形成さ
れ、互いに連結されてハンドル31の形態をなす一体的
なハウジングを形成するようになっている。各半分部分
の壁体27は、略平行四辺形をなし、対をなす(mat
ing)長手方向の壁部27aと対をなす側方向の壁部
27b及び27cとを備えている。
【0011】詳細に後述するように、対をなす壁部27
aは、側方の対をなす壁部27bに対して傾斜して形成
され、ハンドル31を形成するとともに、複数のニード
ルアセンブリを内部に収容することができるようにして
いる。キャップ34が、対向する壁体27によって画定
されるハウジングに摺動自在に取付けられている。図示
の装置においては、対向する壁体の少なくとも一方を透
明または半透明にして、使用者がハンドル内に配設され
ている本発明のニードルアセンブリをながめることがで
きるようにすることができる。
aは、側方の対をなす壁部27bに対して傾斜して形成
され、ハンドル31を形成するとともに、複数のニード
ルアセンブリを内部に収容することができるようにして
いる。キャップ34が、対向する壁体27によって画定
されるハウジングに摺動自在に取付けられている。図示
の装置においては、対向する壁体の少なくとも一方を透
明または半透明にして、使用者がハンドル内に配設され
ている本発明のニードルアセンブリをながめることがで
きるようにすることができる。
【0012】キャップ34は、通常は、閉止位置に配置
されており、閉止位置(図2における実線の位置)から
開放位置(図2における仮想線で示す位置)へ矢印Aの
方向(図2)へ変位することができるようになってい
る。図7に示すように、キャップ34は、側壁34a
と、対向する壁体27に形成されている細長いスロット
27’内に配置される係止壁34bとを備えている。キ
ャップ34には更に、側部にキャップを容易につかむこ
とができるリブ35(図1、図7)が設けられていて、
キャップを開放位置と閉止位置との間で変位することが
できるようになっている。キャップ34には、正しい摺
動方向を示すように、矢印その他の表示37(図1、図
9)を付すことができる。
されており、閉止位置(図2における実線の位置)から
開放位置(図2における仮想線で示す位置)へ矢印Aの
方向(図2)へ変位することができるようになってい
る。図7に示すように、キャップ34は、側壁34a
と、対向する壁体27に形成されている細長いスロット
27’内に配置される係止壁34bとを備えている。キ
ャップ34には更に、側部にキャップを容易につかむこ
とができるリブ35(図1、図7)が設けられていて、
キャップを開放位置と閉止位置との間で変位することが
できるようになっている。キャップ34には、正しい摺
動方向を示すように、矢印その他の表示37(図1、図
9)を付すことができる。
【0013】互いに対向する壁体27の互いに対向する
側壁部27bは、キャップ34が閉止位置にあるときに
は、キャップ34によって覆われる。これらの対向する
側壁部27bは、図2に示すように、互いに対向する凹
壁部38aと、開口を有する、全体が参照番号38で示
される室とを画定するように形成されており、室38
は、ニードルアセンブリを収容することができ、かつ、
キャップ34が開放位置に変位したときに各ニードルア
センブリをハウジングの内部から開口を介して繰出すこ
とができるようになっている。
側壁部27bは、キャップ34が閉止位置にあるときに
は、キャップ34によって覆われる。これらの対向する
側壁部27bは、図2に示すように、互いに対向する凹
壁部38aと、開口を有する、全体が参照番号38で示
される室とを画定するように形成されており、室38
は、ニードルアセンブリを収容することができ、かつ、
キャップ34が開放位置に変位したときに各ニードルア
センブリをハウジングの内部から開口を介して繰出すこ
とができるようになっている。
【0014】対向する側壁部27bは、更に、ニードル
アセンブリが室内に配置されたときに、ニードルアセン
ブリを配向するチャンネル49を有するように形成され
ている。
アセンブリが室内に配置されたときに、ニードルアセン
ブリを配向するチャンネル49を有するように形成され
ている。
【0015】次に、図10乃至図15について説明する
と、これらの図には、本発明に係るニードルアセンブリ
の一実施例が、参照番号19で図示されている。ニード
ルアセンブリ19は、出口開口21と入口開口23とを
有する、ステンレス鋼製の中空のチューブ20から形成
されている。出口開口21は、チューブが動物の皮膚を
容易に突通ることができるように、鋭い点即ち先端を形
成する傾斜したエッジ即ち縁22の形状に形成されてい
る。入口開口23を有するチューブ20の側部は、プラ
グ24内にモールドされている。
と、これらの図には、本発明に係るニードルアセンブリ
の一実施例が、参照番号19で図示されている。ニード
ルアセンブリ19は、出口開口21と入口開口23とを
有する、ステンレス鋼製の中空のチューブ20から形成
されている。出口開口21は、チューブが動物の皮膚を
容易に突通ることができるように、鋭い点即ち先端を形
成する傾斜したエッジ即ち縁22の形状に形成されてい
る。入口開口23を有するチューブ20の側部は、プラ
グ24内にモールドされている。
【0016】プラグ24は、一体的に形成され、かつ、
チューブの長手方向の一部に沿って延びるようにチュー
ブの周囲に配設されたスリーブ25を備えている。プラ
グ24は、弧状の端部壁24aを有し、詳細に後述する
態様で行なわれる室38内へのプラグの配置を容易にす
るようにしている。図15に詳細に示されているよう
に、マーク30は、チューブ20の出口開口21の近傍
でチューブ20内に配置されている。
チューブの長手方向の一部に沿って延びるようにチュー
ブの周囲に配設されたスリーブ25を備えている。プラ
グ24は、弧状の端部壁24aを有し、詳細に後述する
態様で行なわれる室38内へのプラグの配置を容易にす
るようにしている。図15に詳細に示されているよう
に、マーク30は、チューブ20の出口開口21の近傍
でチューブ20内に配置されている。
【0017】駆動ピン16が、マークをチューブ内に配
置するのに使用される。駆動ピン16は、一体的に成形
されたシールディスク(sealing disc)1
7を備えている。シールディスク17は、チューブ20
の内面と締り嵌めされ、かつ、ニードルアセンブリの通
常の収納及び取扱いの際の駆動ピンの変位を防止するの
に十分な外径を有している。駆動ピン16は、チューブ
内でのマークの位置決めを容易にする。しかしながら、
マークがガラスのカプセルである場合にマークのチュー
ブ20内での位置決めを容易にして、マークがチューブ
の出口開口から抜け出るのを防止することが必要である
ことがわかった。
置するのに使用される。駆動ピン16は、一体的に成形
されたシールディスク(sealing disc)1
7を備えている。シールディスク17は、チューブ20
の内面と締り嵌めされ、かつ、ニードルアセンブリの通
常の収納及び取扱いの際の駆動ピンの変位を防止するの
に十分な外径を有している。駆動ピン16は、チューブ
内でのマークの位置決めを容易にする。しかしながら、
マークがガラスのカプセルである場合にマークのチュー
ブ20内での位置決めを容易にして、マークがチューブ
の出口開口から抜け出るのを防止することが必要である
ことがわかった。
【0018】即ち、図11および図12について説明す
ると、これらの図では、スリーブ25と一体となった突
起29が、動物にマークを植え込む前に、マークがチュ
ーブ20内で動くのを防止するように、チューブ20に
形成された開口即ち孔28を介してチューブ内へ径方向
に延びている。この突起は、プラグをチューブの周囲に
モールド成形し、かつ、プラグを形成するのに使用され
る樹脂を孔28に入れることにより、プラグ24内に中
空のチューブを組立てる際に容易に形成することができ
る。
ると、これらの図では、スリーブ25と一体となった突
起29が、動物にマークを植え込む前に、マークがチュ
ーブ20内で動くのを防止するように、チューブ20に
形成された開口即ち孔28を介してチューブ内へ径方向
に延びている。この突起は、プラグをチューブの周囲に
モールド成形し、かつ、プラグを形成するのに使用され
る樹脂を孔28に入れることにより、プラグ24内に中
空のチューブを組立てる際に容易に形成することができ
る。
【0019】突起29は、マークがチューブ20に配置
されるときにマークと摩擦係合して、マークがチューブ
内で摺動するのを防止するようにしている。突起29
は、マーク30をチューブを介して押すのに十分な力が
プランジャ、次いで、マークに加わるまで、マークを所
定の位置に保持する。
されるときにマークと摩擦係合して、マークがチューブ
内で摺動するのを防止するようにしている。突起29
は、マーク30をチューブを介して押すのに十分な力が
プランジャ、次いで、マークに加わるまで、マークを所
定の位置に保持する。
【0020】図示の実施例においては、チューブ20
は、ステンレス鋼から形成されている。しかしながら、
チューブ20はゼネラル・エレクトリック(Gener
alElectric)社製のユールテム[Ultem
(登録商標)]のような、他の剛性のある、アメリカ合
衆国保健教育福祉省食品医薬品局(FDA)合格材料か
らつくることもできる。更にまた、上記したように、ス
リーブ25とプラグ24は、チューブ20の入口開口の
周囲にプラスチック樹脂を射出成形することにより、一
体的に形成することもできる。あるいは、スリーブとプ
ラグは、プラスチック以外の剛性材料から形成すること
もできる。
は、ステンレス鋼から形成されている。しかしながら、
チューブ20はゼネラル・エレクトリック(Gener
alElectric)社製のユールテム[Ultem
(登録商標)]のような、他の剛性のある、アメリカ合
衆国保健教育福祉省食品医薬品局(FDA)合格材料か
らつくることもできる。更にまた、上記したように、ス
リーブ25とプラグ24は、チューブ20の入口開口の
周囲にプラスチック樹脂を射出成形することにより、一
体的に形成することもできる。あるいは、スリーブとプ
ラグは、プラスチック以外の剛性材料から形成すること
もできる。
【0021】本実施例のニードルアセンブリ19は、上
記した植え込み機構体10のキャップ34が開放位置に
変位されると、室38内に容易に配置される。更に、ニ
ードルアセンブリ19は、キャップ34を閉止位置に復
帰させることにより、室38内にしっかりと固定され
る。これにより、使用中のニードルアセンブリ19のぐ
らつきを有効に防止することができる。
記した植え込み機構体10のキャップ34が開放位置に
変位されると、室38内に容易に配置される。更に、ニ
ードルアセンブリ19は、キャップ34を閉止位置に復
帰させることにより、室38内にしっかりと固定され
る。これにより、使用中のニードルアセンブリ19のぐ
らつきを有効に防止することができる。
【0022】プランジャ18は、図6に示すように、ロ
ッド41と、該ロッド41の一端に一体的に形成された
刻み付き面43とを備えている。プランジャ18は、ハ
ウジングの頂部の側壁27bに形成される細長いチャン
ネル39内に摺動自在に取付けられている。刻み付き面
43は、キャップ34の細長い開口44(図9)を介し
て突出し、プランジャが始動位置と植え込み位置との間
で変位することができるようにしている。チャンネル3
9は、本実施例のニードルアセンブリ19のチューブ2
0の入口開口23及び整合チャンネル49(図2)と共
軸的に整合しており、ニードルアセンブリ19が室38
に保持されたときにロッド41の連続通路を形成するよ
うにしている。
ッド41と、該ロッド41の一端に一体的に形成された
刻み付き面43とを備えている。プランジャ18は、ハ
ウジングの頂部の側壁27bに形成される細長いチャン
ネル39内に摺動自在に取付けられている。刻み付き面
43は、キャップ34の細長い開口44(図9)を介し
て突出し、プランジャが始動位置と植え込み位置との間
で変位することができるようにしている。チャンネル3
9は、本実施例のニードルアセンブリ19のチューブ2
0の入口開口23及び整合チャンネル49(図2)と共
軸的に整合しており、ニードルアセンブリ19が室38
に保持されたときにロッド41の連続通路を形成するよ
うにしている。
【0023】刻み付き面43は、キャップ34内の細長
い開口44(図9)を貫通し、刻み付き面43を始動位
置から植え込み位置まで押すことによりプランジャ18
を変位させることができるようにしている。プランジャ
18はまた、対向する半分部分の壁体27に形成された
係止片27eと係合するように突出して設けられたシー
ト(seat)18aを備えている。係止片27eとシ
ート18aは協働して、プランジャを図6に示す始動位
置に通常は保持するように作用する。
い開口44(図9)を貫通し、刻み付き面43を始動位
置から植え込み位置まで押すことによりプランジャ18
を変位させることができるようにしている。プランジャ
18はまた、対向する半分部分の壁体27に形成された
係止片27eと係合するように突出して設けられたシー
ト(seat)18aを備えている。係止片27eとシ
ート18aは協働して、プランジャを図6に示す始動位
置に通常は保持するように作用する。
【0024】チューブ内のマークの出口開口からの変位
の距離と細長い開口44の長さは、相対的に定められ
る。キャップ34が開放位置へA方向へ変位されると、
刻み付き面43が始動位置にない場合にはキャップは刻
み付き面43を捕えてプランジャを始動位置へ変位さ
せ、ロッド41を、ニードルアセンブリ19の入口開口
23の外へ完全に変位させる。
の距離と細長い開口44の長さは、相対的に定められ
る。キャップ34が開放位置へA方向へ変位されると、
刻み付き面43が始動位置にない場合にはキャップは刻
み付き面43を捕えてプランジャを始動位置へ変位さ
せ、ロッド41を、ニードルアセンブリ19の入口開口
23の外へ完全に変位させる。
【0025】また、マークの出口開口からの変位の距離
により、ロッドが変位する距離、従って、細長い開口4
4の好ましい距離が定められる。更に、この距離によ
り、プランジャ18が始動位置にあるときにチューブの
入口開口の外に(without)ロッド41が完全に
変位することができる。このようにして、ニードルアセ
ンブリ19を室38に配置することができる。
により、ロッドが変位する距離、従って、細長い開口4
4の好ましい距離が定められる。更に、この距離によ
り、プランジャ18が始動位置にあるときにチューブの
入口開口の外に(without)ロッド41が完全に
変位することができる。このようにして、ニードルアセ
ンブリ19を室38に配置することができる。
【0026】キャップ34が閉止位置に戻されると、係
止片27eがプランジャ18を始動位置に保持し、プラ
ンジャが誤って前方へ押されることがないようにしてい
る。摺動自在のキャップ34は完全に閉止位置まで押さ
れないと、プランジャ18がマーク30をニードルアセ
ンブリ19から突き出すのに十分な程度までに刻み付き
面43を前方へ押すことがないようにしている。
止片27eがプランジャ18を始動位置に保持し、プラ
ンジャが誤って前方へ押されることがないようにしてい
る。摺動自在のキャップ34は完全に閉止位置まで押さ
れないと、プランジャ18がマーク30をニードルアセ
ンブリ19から突き出すのに十分な程度までに刻み付き
面43を前方へ押すことがないようにしている。
【0027】このように構成することにより、ニードル
アセンブリ19が室38内に十分に固定されかつ閉止位
置へ変位されるキャップ34によってしっかりと捕えら
れない限り、植え込み機構体を使用することができない
ようにしている。更に、プランジャ18の刻み付き面4
3は、細長い開口44の限度においてキャップと接触す
るので、プランジャ18は、キャップを操作することに
より自動的に位置決めされる。
アセンブリ19が室38内に十分に固定されかつ閉止位
置へ変位されるキャップ34によってしっかりと捕えら
れない限り、植え込み機構体を使用することができない
ようにしている。更に、プランジャ18の刻み付き面4
3は、細長い開口44の限度においてキャップと接触す
るので、プランジャ18は、キャップを操作することに
より自動的に位置決めされる。
【0028】次に、図8について説明すると、図8に
は、本実施例に係るニードルアセンブリを含む上記した
装置の操作の態様が示されている。先づ、マーク30は
チューブ20に収容され、突起29(図11)によりチ
ューブ内に保持されている。キャップ34は、次に、開
放位置へ摺動される。次に、ニードルアセンブリ19が
回動されて、室38内に配置される。更に、キャップ3
4が閉止位置へ前方に移動され、ニードルアセンブリ1
9を室38とチャンネル49の所定の位置に固定支持す
る。
は、本実施例に係るニードルアセンブリを含む上記した
装置の操作の態様が示されている。先づ、マーク30は
チューブ20に収容され、突起29(図11)によりチ
ューブ内に保持されている。キャップ34は、次に、開
放位置へ摺動される。次に、ニードルアセンブリ19が
回動されて、室38内に配置される。更に、キャップ3
4が閉止位置へ前方に移動され、ニードルアセンブリ1
9を室38とチャンネル49の所定の位置に固定支持す
る。
【0029】次に、マウス46のような試験用動物を安
定にしなければならない。図8に示すように、マウスを
装置の使用者の一方の手に持ち、植え込み機構体を使用
者のもう一方の手に保持する。しかしながら、図16に
示すように、図示の装置においては、両端部が開口した
シリンダ80を利用してマウスの頭部を動かないように
することができる。マウスの頭をシリンダに挿入するこ
とにより、マウスは頭を曲げたり、使用者の手を噛んだ
り、あるいは操作を妨害するのを防止することができ
る。
定にしなければならない。図8に示すように、マウスを
装置の使用者の一方の手に持ち、植え込み機構体を使用
者のもう一方の手に保持する。しかしながら、図16に
示すように、図示の装置においては、両端部が開口した
シリンダ80を利用してマウスの頭部を動かないように
することができる。マウスの頭をシリンダに挿入するこ
とにより、マウスは頭を曲げたり、使用者の手を噛んだ
り、あるいは操作を妨害するのを防止することができ
る。
【0030】更に、マウスの頭部をシリンダの中で動か
ないようにすると、使用者の手を動物の皮膚を拡張する
のに使用することができ、皮下植え込みに際し、マウス
の取扱いを容易にすることができる。また、図示されて
いる例示の動物マーク植え込み装置は、異なるサイズの
シリンダを使用することにより、実験用動物のサイズに
明らかな差があっても対処することができる。動物を不
動にした後に、使用者はチューブ20を実験用動物に挿
入することができる。
ないようにすると、使用者の手を動物の皮膚を拡張する
のに使用することができ、皮下植え込みに際し、マウス
の取扱いを容易にすることができる。また、図示されて
いる例示の動物マーク植え込み装置は、異なるサイズの
シリンダを使用することにより、実験用動物のサイズに
明らかな差があっても対処することができる。動物を不
動にした後に、使用者はチューブ20を実験用動物に挿
入することができる。
【0031】チューブ20の出口端部21は、図9に示
すように、動物の皮膚48がスリーブ25の縁部に達す
るまでマウス46の皮下に挿通する。これにより、マー
クは皮膚の下の所望の場所に自動的に置かれる。次に、
プランジャ18の刻み付き面43を、好ましくは使用者
の親指50で、プランジャ18が駆動ピン16と係合す
るように十分な力で、前方へ押す。刻み付き面43は、
ロッド41がキャップ34の開口44の端部と接触する
ように刻み付き面43が植え込み位置に配置されるま
で、変位される。
すように、動物の皮膚48がスリーブ25の縁部に達す
るまでマウス46の皮下に挿通する。これにより、マー
クは皮膚の下の所望の場所に自動的に置かれる。次に、
プランジャ18の刻み付き面43を、好ましくは使用者
の親指50で、プランジャ18が駆動ピン16と係合す
るように十分な力で、前方へ押す。刻み付き面43は、
ロッド41がキャップ34の開口44の端部と接触する
ように刻み付き面43が植え込み位置に配置されるま
で、変位される。
【0032】このとき、プランジャ18のプランジャロ
ッド41は、駆動ピンと係合しており、付勢された駆動
ピン16がマーク30をチューブ20から動物の皮下へ
突き出すのに十分な程度までチューブ20内において延
びる。次に、植え込み機構体を動物の皮膚48から取外
し、キャップ34を引戻し、本実施例のニードルアセン
ブリ19を取出して廃棄する。別の動物に対してもこの
操作が繰返される。
ッド41は、駆動ピンと係合しており、付勢された駆動
ピン16がマーク30をチューブ20から動物の皮下へ
突き出すのに十分な程度までチューブ20内において延
びる。次に、植え込み機構体を動物の皮膚48から取外
し、キャップ34を引戻し、本実施例のニードルアセン
ブリ19を取出して廃棄する。別の動物に対してもこの
操作が繰返される。
【0033】図示の実施例においては取り扱われるマー
ク30は、動物についての識別情報を含む電子応答器を
備えたガラスカプセルである。しかしながら、これは、
単なる使用例に過ぎない。この方法は、任意のタイプの
マークの植え込みに適用することができる。マーク30
は、ガラスのカプセルに電子応答器(図示せず)を埋め
込むことにより形成することができる。電子応答器を使
用することにより、応答器の情報を更に別の情報と処理
ソフトウェアとを含むコンピュータシステムに直接結合
することができる場合には特に、記憶することができる
情報の量を大幅に増やすことができる。
ク30は、動物についての識別情報を含む電子応答器を
備えたガラスカプセルである。しかしながら、これは、
単なる使用例に過ぎない。この方法は、任意のタイプの
マークの植え込みに適用することができる。マーク30
は、ガラスのカプセルに電子応答器(図示せず)を埋め
込むことにより形成することができる。電子応答器を使
用することにより、応答器の情報を更に別の情報と処理
ソフトウェアとを含むコンピュータシステムに直接結合
することができる場合には特に、記憶することができる
情報の量を大幅に増やすことができる。
【0034】カプセルはガラスであるので、ステンレス
チューブ20内で動き易くなる。これが、カプセルをチ
ューブに締り嵌めさせて、ニードルアセンブリの収容及
び取扱い中にカプセルがチューブ内で動くのを防止する
のに、突起29が使用される理由である。
チューブ20内で動き易くなる。これが、カプセルをチ
ューブに締り嵌めさせて、ニードルアセンブリの収容及
び取扱い中にカプセルがチューブ内で動くのを防止する
のに、突起29が使用される理由である。
【0035】本実施例の各ニードルアセンブリ19は、
ニードルアセンブリが上記した態様での使用のために室
38内に配置されるときに、容易に取外すことができる
衛生スリーブ33内に封止される。更に、衛生スリーブ
33を使用してチューブの出口開口を覆った後に、殺菌
ガス(sterilant gas)を、チューブ2
0、駆動ピン16、シールディスク17及びスリーブ3
3とによって画定される室に注入する。殺菌ガスを導入
することにより、マークを殺菌することができ、かつ、
ニードルアセンブリを使用に供するまで殺菌状態に保持
することができる。
ニードルアセンブリが上記した態様での使用のために室
38内に配置されるときに、容易に取外すことができる
衛生スリーブ33内に封止される。更に、衛生スリーブ
33を使用してチューブの出口開口を覆った後に、殺菌
ガス(sterilant gas)を、チューブ2
0、駆動ピン16、シールディスク17及びスリーブ3
3とによって画定される室に注入する。殺菌ガスを導入
することにより、マークを殺菌することができ、かつ、
ニードルアセンブリを使用に供するまで殺菌状態に保持
することができる。
【0036】更にまた、図2乃至図5及び図13に詳細
に示すように、ハウジングの対向する側壁体27と各ニ
ードルアセンブリのプラグ24は、各ニードルアセンブ
リがハンドル内に収納され、かつ、ハンドルから取出し
て簡単に使用することができるように、後述する態様で
形成されている。
に示すように、ハウジングの対向する側壁体27と各ニ
ードルアセンブリのプラグ24は、各ニードルアセンブ
リがハンドル内に収納され、かつ、ハンドルから取出し
て簡単に使用することができるように、後述する態様で
形成されている。
【0037】即ち、一対の対向するランプ(ramp)
45が、各壁体27に形成されている。ランプ45は、
壁体27を互いに組合せてハウジングを画定するハンド
ル31を形成するときに、互いに整合するように各壁に
対称に形成されている。更に、各ランプは、側壁部27
cと平行にかつハンドルの長手方向に対して角度をなし
て配設されている。ランプ45は、2列のニードルアセ
ンブリがハンドル内に収容することができるように、十
分な距離だけ離隔して形成されている。
45が、各壁体27に形成されている。ランプ45は、
壁体27を互いに組合せてハウジングを画定するハンド
ル31を形成するときに、互いに整合するように各壁に
対称に形成されている。更に、各ランプは、側壁部27
cと平行にかつハンドルの長手方向に対して角度をなし
て配設されている。ランプ45は、2列のニードルアセ
ンブリがハンドル内に収容することができるように、十
分な距離だけ離隔して形成されている。
【0038】各ニードルアセンブリのプラグは、対向面
に位置決め用の溝26を備えており、この溝は、プラグ
の長手方向に対して角度をなし、かつ、図示の装置の組
立てに際し各ニードルアセンブリをハウジングに容易に
配置することができるように互いに斜めに対向して配設
されている。図3乃至図5に幾分詳細に示されているよ
うに、各ニードルアセンブリは、第1のランプが位置決
め溝26内に位置決めされるように第1のランプにプラ
グを係合することにより、ハンドル内に配置することが
できる。
に位置決め用の溝26を備えており、この溝は、プラグ
の長手方向に対して角度をなし、かつ、図示の装置の組
立てに際し各ニードルアセンブリをハウジングに容易に
配置することができるように互いに斜めに対向して配設
されている。図3乃至図5に幾分詳細に示されているよ
うに、各ニードルアセンブリは、第1のランプが位置決
め溝26内に位置決めされるように第1のランプにプラ
グを係合することにより、ハンドル内に配置することが
できる。
【0039】溝26とランプ45とにより、植え込み機
構体の保存及び使用の際に、各ニードルアセンブリが長
手方向へ変位するのを防止することができる。対向する
ランプは、プラグに対して押圧することにより、プラグ
を位置決めし易くなる。各ランプ45は、ハンドル31
の長手方向の側壁27aと平行をなす位置決めランプ4
5aを備えている。
構体の保存及び使用の際に、各ニードルアセンブリが長
手方向へ変位するのを防止することができる。対向する
ランプは、プラグに対して押圧することにより、プラグ
を位置決めし易くなる。各ランプ45は、ハンドル31
の長手方向の側壁27aと平行をなす位置決めランプ4
5aを備えている。
【0040】位置決めランプ45aは、ランプ45と同
じようには突出しておらず、ニードルアセンブリをハン
ドルから取外そうとする場合に、プラグが側方へ摺動す
るのを防止しかつニードルアセンブリを室38の開口を
介して案内するのを促進するように設けられている。
じようには突出しておらず、ニードルアセンブリをハン
ドルから取外そうとする場合に、プラグが側方へ摺動す
るのを防止しかつニードルアセンブリを室38の開口を
介して案内するのを促進するように設けられている。
【0041】図示の実施例のニードルアセンブリは、各
ランプ45に収納されている。上記したように、壁部2
7aとランプ45aにより、各ニードルアセンブリをオ
ペレータに容易に供給することができる。
ランプ45に収納されている。上記したように、壁部2
7aとランプ45aにより、各ニードルアセンブリをオ
ペレータに容易に供給することができる。
【0042】図2に示すように、室38の開口は、ニー
ドルアセンブリを該開口を介して取出すことができるよ
うに十分大きく形成されている。従って、ニードルアセ
ンブリを必要とするときには、キャップ34は閉止位置
から開放位置へ変位される。ハウジングの配向を操作す
ることにより、室38に最も接近して位置するニードル
アセンブリは、ハウジングから開口を介して摺動排出さ
れる。
ドルアセンブリを該開口を介して取出すことができるよ
うに十分大きく形成されている。従って、ニードルアセ
ンブリを必要とするときには、キャップ34は閉止位置
から開放位置へ変位される。ハウジングの配向を操作す
ることにより、室38に最も接近して位置するニードル
アセンブリは、ハウジングから開口を介して摺動排出さ
れる。
【0043】上記したように、かかる操作は、ハンドル
を形成する対向壁体27の一方を透明または半透明の材
料から形成することにより容易に行なうことができる。
次に、ニードルアセンブリのプラグ24を室38に配置
し、キャップ34を閉止位置へ摺動し、衛生スリーブ3
3を取外すことにより、使用者は、マークを上記した態
様で容易に植え込むことができる。
を形成する対向壁体27の一方を透明または半透明の材
料から形成することにより容易に行なうことができる。
次に、ニードルアセンブリのプラグ24を室38に配置
し、キャップ34を閉止位置へ摺動し、衛生スリーブ3
3を取外すことにより、使用者は、マークを上記した態
様で容易に植え込むことができる。
【0044】図14について説明すると、本実施例のニ
ードルアセンブリのマーク30は、ガラスのような滑ら
かな材料81から形成されている。上記したように、ガ
ラスマークの使用は問題のあるところである。先づ、ニ
ードルアセンブリが突起29を備えない場合には、マー
ク30をチューブ内で安定にすることはできず、従っ
て、マークは、ニードルアセンブリのチューブから滑り
出ることがある。更に、ガラスに封入された応答器を実
験用動物に植え込むと、応答器が動物の傷の部分から出
るという事態が生ずることがある。
ードルアセンブリのマーク30は、ガラスのような滑ら
かな材料81から形成されている。上記したように、ガ
ラスマークの使用は問題のあるところである。先づ、ニ
ードルアセンブリが突起29を備えない場合には、マー
ク30をチューブ内で安定にすることはできず、従っ
て、マークは、ニードルアセンブリのチューブから滑り
出ることがある。更に、ガラスに封入された応答器を実
験用動物に植え込むと、応答器が動物の傷の部分から出
るという事態が生ずることがある。
【0045】従って、好ましい実施例においては、マー
ク30の半分に、大きい摩擦係数の層83をコーティン
グしている。例えば、ダウ・コーニング(Dow Co
rning)社の製造に係るシラスティック(Sila
stic)(商標)を、首尾よく使用することができ
た。更に、ポリプロピレンも、コーティングとして使用
された。層をコーティングしたマーク30を使用するこ
とにより、突起29を省略することができ、これによ
り、突起29を備える実施例のものよりも、一層大きな
内径を有する薄肉のチューブ20とすることができる。
ク30の半分に、大きい摩擦係数の層83をコーティン
グしている。例えば、ダウ・コーニング(Dow Co
rning)社の製造に係るシラスティック(Sila
stic)(商標)を、首尾よく使用することができ
た。更に、ポリプロピレンも、コーティングとして使用
された。層をコーティングしたマーク30を使用するこ
とにより、突起29を省略することができ、これによ
り、突起29を備える実施例のものよりも、一層大きな
内径を有する薄肉のチューブ20とすることができる。
【0046】ガラスマークの周囲に層83を形成するこ
ともできる。即ち、マークは、金型のキャビティに一部
分が挿入される。次に、ポリプロピレン樹脂を金型のキ
ャビティに注入し、マークの周囲で硬化させて適宜の滑
り止め表面を形成する。
ともできる。即ち、マークは、金型のキャビティに一部
分が挿入される。次に、ポリプロピレン樹脂を金型のキ
ャビティに注入し、マークの周囲で硬化させて適宜の滑
り止め表面を形成する。
【0047】あるいは、マーク30のガラスの外面に、
エッチングを施こすこともできる。外側のガラスコーテ
ィングのエッチングは、動物内での移動を防止するが、
マーク30をチューブ20の所定の場所に保持するの
に、突起29が依然として必要となる。しかも、エッチ
ングはマークを弱めることがわかった。従って、実験的
には可能であっても、ガラスのカプセルにコーティング
を施す場合と同じ効果を奏するとは考えられない。
エッチングを施こすこともできる。外側のガラスコーテ
ィングのエッチングは、動物内での移動を防止するが、
マーク30をチューブ20の所定の場所に保持するの
に、突起29が依然として必要となる。しかも、エッチ
ングはマークを弱めることがわかった。従って、実験的
には可能であっても、ガラスのカプセルにコーティング
を施す場合と同じ効果を奏するとは考えられない。
【0048】本発明の上記目的が達成されることは、上
記説明から明らかである。また、本発明の精神と範囲と
から逸脱することなく上記構成に変更を加えることがで
きるので、上記説明は全て、単なる例示であって、何ら
限定的な意味に解されるべきではない。
記説明から明らかである。また、本発明の精神と範囲と
から逸脱することなく上記構成に変更を加えることがで
きるので、上記説明は全て、単なる例示であって、何ら
限定的な意味に解されるべきではない。
【0049】上記特許請求の範囲は、本発明のあらゆる
特徴及び言語上の問題として脱落しているかもしれない
本発明の範囲の全ての事項を包含するものである。
特徴及び言語上の問題として脱落しているかもしれない
本発明の範囲の全ての事項を包含するものである。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明の動物マーク植え
込み装置用ニードルアセンブリにおいては、出口開口お
よび入口開口を有する中空のチューブの前記入口開口に
近接して前記チューブ内に配置されたマークをチューブ
内に位置決めするように前記マークと前記入口開口との
間で前記チューブ内に駆動ピン手段が配設されているの
で、動物マークを動物に確実かつ容易に送り込むことが
できる。更に、ガラスカプセルには非ガラス材料からな
るコーティングが形成されているので、アセンブリの不
使用の際に、ガラスカプセルがチューブ即ちニードルか
ら抜け出るのを有効に阻止することができる。
込み装置用ニードルアセンブリにおいては、出口開口お
よび入口開口を有する中空のチューブの前記入口開口に
近接して前記チューブ内に配置されたマークをチューブ
内に位置決めするように前記マークと前記入口開口との
間で前記チューブ内に駆動ピン手段が配設されているの
で、動物マークを動物に確実かつ容易に送り込むことが
できる。更に、ガラスカプセルには非ガラス材料からな
るコーティングが形成されているので、アセンブリの不
使用の際に、ガラスカプセルがチューブ即ちニードルか
ら抜け出るのを有効に阻止することができる。
【図1】この図は、本発明のニードルアセンブリを組み
込むことができる動物マーク植え込み装置を示す斜視図
である。
込むことができる動物マーク植え込み装置を示す斜視図
である。
【図2】この図は、図1の2−2線部分断面図である。
【図3】この図は、図1の2−2線部分断面図である。
【図4】この図は、図3の4−4線部分断面図である。
【図5】この図は、図3の5−5線部分断面図である。
【図6】この図は、本発明のニードルアセンブリが挿入
された場合の図1の2−2線部分断面図である。
された場合の図1の2−2線部分断面図である。
【図7】この図は、図6の7−7線断面図である。
【図8】この図は、図1に示す動物マーク植え込み装置
の使用の態様を示す斜視図である。
の使用の態様を示す斜視図である。
【図9】この図は、図1に示す植え込み装置の使用の態
様を示す平面図である。
様を示す平面図である。
【図10】この図は、図9の10−10線断面図であ
る。
る。
【図11】この図は、図10に示す植え込み装置の拡大
部分断面図である。
部分断面図である。
【図12】この図は、図11の12−12線断面図であ
る。
る。
【図13】この図は、本発明に係るニードルアセンブリ
の一実施例の全体を示す斜視図である。
の一実施例の全体を示す斜視図である。
【図14】この図は、図11に示すマークの断面図であ
る。
る。
【図15】この図は、図13の15−15線断面図であ
る。
る。
【図16】この図は、動物マーク植え込み装置を実施す
る場合に使用することができるシリングを示す斜視図で
ある。
る場合に使用することができるシリングを示す斜視図で
ある。
10 植え込み機構体 16 駆動ピン 17 シールディスク 19 ニードルアセンブリ 20 中空チューブ 21 出口開口 22 傾斜縁部 23 入口開口 24 プラグ 24a 端部壁 25 スリーブ 26 溝 27 壁体 27’ スロット 27a、27b、27c 壁部 27e 係止片 28 開口 29 突起 30 マーク 31 ハンドル 34 キャップ 34a 側壁 37c 側壁 38 室 38a 凹壁 39 チャンネル 41 ロッド 43 刻み付き面 44 細長い開口 45 ランプ 45a 位置決めランプ 81 材料 83 コーティング層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チンスウ・パーク アメリカ合衆国、ニユージヤージイ州 07070、ルーザーフオード、ウイートン・ プレス 201 (56)参考文献 特開 昭60−129057(JP,A)
Claims (2)
- 【請求項1】出口開口および入口開口を有する中空のチ
ューブと、前記出口開口に近接して前記チューブ内に配
置された動物マークと、該動物マークを前記チューブ内
に位置決めするように前記動物マークと前記入口開口と
の間で前記チューブ内に配設された駆動ピンとを備え、
前記動物マークはガラスカプセルからなり、前記動物マ
ークには前記動物マークを前記チューブ内に締り嵌めす
るコーティングが設けられ、更に前記コーティングは非
ガラス材料から形成されていることを特徴とする動物マ
ーク植え込み装置用ニードルアセンブリ。 - 【請求項2】前記チューブを適宜の動物マーク植え込み
装置に挿入することができるように前記入口開口におい
て前記チューブの周囲に形成されたプラグ手段を備える
ことを特徴とする請求項1に記載のニードルアセンブ
リ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/919,152 | 1986-10-06 | ||
US06/919,152 US4787384A (en) | 1986-10-06 | 1986-10-06 | Animal marker implanting system |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62249121A Division JPS6391023A (ja) | 1986-10-06 | 1987-10-03 | 動物へのマーク植え込み装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05236840A JPH05236840A (ja) | 1993-09-17 |
JPH0738767B2 true JPH0738767B2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=25441597
Family Applications (5)
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